JPH1194015A - ダイナミックダンパー - Google Patents
ダイナミックダンパーInfo
- Publication number
- JPH1194015A JPH1194015A JP27382297A JP27382297A JPH1194015A JP H1194015 A JPH1194015 A JP H1194015A JP 27382297 A JP27382297 A JP 27382297A JP 27382297 A JP27382297 A JP 27382297A JP H1194015 A JPH1194015 A JP H1194015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting member
- mass
- dynamic damper
- mounting member
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストダウンを図り、取付部材自身の共振も
なく軽量化を実現し、2方向以上の共振防止のものでも
1つの取付部材に2以上のマスを取付けることができ
る。 【解決手段】 取付部材1にマス2をゴム状弾性体3で
支持した防振用のダイナミックダンパーにおいて、取付
部材1をアルミ合金の押出し型材から成形した。
なく軽量化を実現し、2方向以上の共振防止のものでも
1つの取付部材に2以上のマスを取付けることができ
る。 【解決手段】 取付部材1にマス2をゴム状弾性体3で
支持した防振用のダイナミックダンパーにおいて、取付
部材1をアルミ合金の押出し型材から成形した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のエンジ
ンマウント、サスメンバー等の防振用のダイナミックダ
ンパーに関する。
ンマウント、サスメンバー等の防振用のダイナミックダ
ンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のダイナミックダンパーは、エン
ジンマウントのブラケット共振、ボディやセンターメン
バーあるいはサスメンバー等の共振を防ぐために用いら
れ、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持している。取
付部材としては、板状の鋼材を折曲加工や穴あけ加工し
て用いていた。
ジンマウントのブラケット共振、ボディやセンターメン
バーあるいはサスメンバー等の共振を防ぐために用いら
れ、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持している。取
付部材としては、板状の鋼材を折曲加工や穴あけ加工し
て用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、鋼材を
折り曲げたり、穴をあけたりするなどして取付部材を製
作し、これをゴムの加硫金型内にマスとともにセット
し、取付部材とマスとにゴムを加硫接着するので、取付
部材の加工コストが嵩み、全体の重量も重くなってい
た。また、取付部材を軽くするために厚みを薄くすると
取付部材自身の共振が発生し、ダイナミックダンパーの
効果が低下する。この取付部材の剛性を上げるとさらに
重量が増加するという問題があった。さらに、上述の共
振方向が異なる方向に2つ以上ある場合、例えば自動車
の前後方向と上下方向の2方向にあった場合、2種類の
ダイナミックダンパーを夫々別個に取付けるが、取付部
材を共用するには夫々の取付部材を溶接する手間も必要
であった。
折り曲げたり、穴をあけたりするなどして取付部材を製
作し、これをゴムの加硫金型内にマスとともにセット
し、取付部材とマスとにゴムを加硫接着するので、取付
部材の加工コストが嵩み、全体の重量も重くなってい
た。また、取付部材を軽くするために厚みを薄くすると
取付部材自身の共振が発生し、ダイナミックダンパーの
効果が低下する。この取付部材の剛性を上げるとさらに
重量が増加するという問題があった。さらに、上述の共
振方向が異なる方向に2つ以上ある場合、例えば自動車
の前後方向と上下方向の2方向にあった場合、2種類の
ダイナミックダンパーを夫々別個に取付けるが、取付部
材を共用するには夫々の取付部材を溶接する手間も必要
であった。
【0004】そこで、この発明は、コストダウンを図
り、取付部材自身の共振の心配もなく軽量化を実現し、
2方向以上の共振防止のものでも取付部材を共用するこ
とのできるダイナミックダンパーを提供することを目的
とする。
り、取付部材自身の共振の心配もなく軽量化を実現し、
2方向以上の共振防止のものでも取付部材を共用するこ
とのできるダイナミックダンパーを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持
した防振用のダイナミックダンパーにおいて、取付部材
をアルミ合金の押出し型材から成形したものである。
め、この発明は、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持
した防振用のダイナミックダンパーにおいて、取付部材
をアルミ合金の押出し型材から成形したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す第1の実施例では、取付部材1
にマス2をゴム状弾性体3で支持してあり、取付部材1
はベース板11とこのベース板11から立上った一対の
立上り板12とから成る。この取付部材1はアルミ合金
の押出し型材から成形したものである。押出し成形は、
金属の塑性加工の1つであり、穴型ダイスを工夫するこ
とにより様々の形の断面のものを成形することができ
る。建築用に広く使われるアルミサッシと同様に押出し
型材でこの取付部材1を成形してある。アルミ合金の長
所は型押しで一度に複雑な断面の型材を作れることにあ
る。ベース板11には取付用の穴13を形成してある。
取付部材1とマス2とをゴムの加硫成形金型内の所定の
位置にセットし、立上り板12とマス2との間にゴム材
料を注入して加硫成形することにより図1に示すダイナ
ミックダンパーを製造することができる。
にマス2をゴム状弾性体3で支持してあり、取付部材1
はベース板11とこのベース板11から立上った一対の
立上り板12とから成る。この取付部材1はアルミ合金
の押出し型材から成形したものである。押出し成形は、
金属の塑性加工の1つであり、穴型ダイスを工夫するこ
とにより様々の形の断面のものを成形することができ
る。建築用に広く使われるアルミサッシと同様に押出し
型材でこの取付部材1を成形してある。アルミ合金の長
所は型押しで一度に複雑な断面の型材を作れることにあ
る。ベース板11には取付用の穴13を形成してある。
取付部材1とマス2とをゴムの加硫成形金型内の所定の
位置にセットし、立上り板12とマス2との間にゴム材
料を注入して加硫成形することにより図1に示すダイナ
ミックダンパーを製造することができる。
【0008】図2に示す第2実施例では、共振方向が前
後方向と上下方向にある場合に、2つのマス2A,2B
を1つの取付部材1に取付けた例を示すものである。こ
の取付部材1は、対向する一対の立上り板12の一方は
その上端がベース板11と平行に延びるように折り曲げ
られて成形されている。この部分は折り曲げ部14とし
て示す。この折り曲げ部14とベース板11の個所とで
マス2A,2Bをゴム状弾性体3を介して取付けてあ
る。このような形状の取付部材1もアルミ合金の押出し
型材で簡単に成形することができる。
後方向と上下方向にある場合に、2つのマス2A,2B
を1つの取付部材1に取付けた例を示すものである。こ
の取付部材1は、対向する一対の立上り板12の一方は
その上端がベース板11と平行に延びるように折り曲げ
られて成形されている。この部分は折り曲げ部14とし
て示す。この折り曲げ部14とベース板11の個所とで
マス2A,2Bをゴム状弾性体3を介して取付けてあ
る。このような形状の取付部材1もアルミ合金の押出し
型材で簡単に成形することができる。
【0009】図3は図2の平面図を示し、帯状のベース
板11の左半分に上下の振動を抑えるマス2Aを、右半
分に前後の振動を抑えるマス2Bを設け、取付用の穴1
3を利用して例えば自動車のボディにボルト締めする。
板11の左半分に上下の振動を抑えるマス2Aを、右半
分に前後の振動を抑えるマス2Bを設け、取付用の穴1
3を利用して例えば自動車のボディにボルト締めする。
【0010】図4はこの発明の第3実施例を示し、一方
の立上り板12のベース板11側を延長して下方に延ば
し、この延ばした部分を延出部15とし、この延出部1
5から直角に折り曲げ部14に対向するように水平部1
6を設けてある。このような形状の取付部材1もアルミ
合金の型押し型材から容易に成形できる。延出部15に
は取付穴13が形成してある。この実施例は、取付く相
手側がコーナーである場合に対応するものである。
の立上り板12のベース板11側を延長して下方に延ば
し、この延ばした部分を延出部15とし、この延出部1
5から直角に折り曲げ部14に対向するように水平部1
6を設けてある。このような形状の取付部材1もアルミ
合金の型押し型材から容易に成形できる。延出部15に
は取付穴13が形成してある。この実施例は、取付く相
手側がコーナーである場合に対応するものである。
【0011】上述したいずれの実施例でも、取付部材1
はアルミ合金の型押し型材から成形し、図示しない形状
の取付部材1も押出し成形できることは勿論である。取
付個所や目的に応じた種々の形状の取付部材1とマス2
(2A,2B)とを加硫金型内にセットし、取付部材1
とマス2(2A,2B)との間でゴムを加硫成形し、取
付部材1にゴム状弾性体3を介してマス2(2A,2
B)を取付けるのは従来と同様である。
はアルミ合金の型押し型材から成形し、図示しない形状
の取付部材1も押出し成形できることは勿論である。取
付個所や目的に応じた種々の形状の取付部材1とマス2
(2A,2B)とを加硫金型内にセットし、取付部材1
とマス2(2A,2B)との間でゴムを加硫成形し、取
付部材1にゴム状弾性体3を介してマス2(2A,2
B)を取付けるのは従来と同様である。
【0012】第2及び第3実施例のように異なる方向に
共振方向があるときに2つのダイナミックダンパーの取
付部材1を共用することができ、2つのダイナミックダ
ンパーを夫々の取付部材を溶接して用いたものに比較
し、大幅なコストダウンが可能である。
共振方向があるときに2つのダイナミックダンパーの取
付部材1を共用することができ、2つのダイナミックダ
ンパーを夫々の取付部材を溶接して用いたものに比較
し、大幅なコストダウンが可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持した防振用の
ダイナミックダンパーにおいて、取付部材をアルミ合金
の押出し型材から成形したので、取付部材自身の共振も
なく軽量化を図れるとともに、複雑な形の取付部材を成
形することが可能となり、例えば自動車の前後方向と上
下方向の共振を防止するために2つのマスを用いる場合
でも、1つの取付部材で共用することができ、コストダ
ウンを図ることが可能となる。
ば、取付部材にマスをゴム状弾性体で支持した防振用の
ダイナミックダンパーにおいて、取付部材をアルミ合金
の押出し型材から成形したので、取付部材自身の共振も
なく軽量化を図れるとともに、複雑な形の取付部材を成
形することが可能となり、例えば自動車の前後方向と上
下方向の共振を防止するために2つのマスを用いる場合
でも、1つの取付部材で共用することができ、コストダ
ウンを図ることが可能となる。
【図1】この発明の第1実施例を示す正面図。
【図2】第2実施例を示す正面図。
【図3】第2実施例の平面図。
【図4】第3実施例を示す正面図。
1 取付部材 2,2A,2B マス 3 ゴム状弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】 取付部材にマスをゴム状弾性体で支持し
た防振用のダイナミックダンパーにおいて、 取付部材をアルミ合金の押出し型材から成形したことを
特徴とするダイナミックダンパー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27382297A JPH1194015A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ダイナミックダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27382297A JPH1194015A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ダイナミックダンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1194015A true JPH1194015A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17533050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27382297A Pending JPH1194015A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ダイナミックダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1194015A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7341243B2 (en) * | 2002-11-29 | 2008-03-11 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Liquid-sealed vibration control device |
WO2010084842A1 (ja) * | 2009-01-20 | 2010-07-29 | 本田技研工業株式会社 | 車載用能動型振動低減装置 |
CN110285183A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-27 | 西北工业大学 | 一种分布式低频吸振周期结构 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP27382297A patent/JPH1194015A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7341243B2 (en) * | 2002-11-29 | 2008-03-11 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Liquid-sealed vibration control device |
WO2010084842A1 (ja) * | 2009-01-20 | 2010-07-29 | 本田技研工業株式会社 | 車載用能動型振動低減装置 |
JP5479371B2 (ja) * | 2009-01-20 | 2014-04-23 | 本田技研工業株式会社 | 車載用能動型振動低減装置 |
US8960390B2 (en) | 2009-01-20 | 2015-02-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle-mounted active vibration reducing device |
CN110285183A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-27 | 西北工业大学 | 一种分布式低频吸振周期结构 |
CN110285183B (zh) * | 2019-06-03 | 2021-05-07 | 西北工业大学 | 一种分布式低频吸振周期结构 |
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