JPS63270845A - 無杼織機における緯糸処理方法 - Google Patents

無杼織機における緯糸処理方法

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JPS63270845A
JPS63270845A JP10266887A JP10266887A JPS63270845A JP S63270845 A JPS63270845 A JP S63270845A JP 10266887 A JP10266887 A JP 10266887A JP 10266887 A JP10266887 A JP 10266887A JP S63270845 A JPS63270845 A JP S63270845A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、ジェットルーム、レピア織機あるいはグリッ
パ織機等の無杼織機において機台停止直前に緯入れされ
る緯糸の処理方法に関するものである。
(従来の技術) ジェットルーム等の無杼織機における緯入れミス発生の
場合の機台停止は緯糸検出器からの緯入れミス検出信号
に基づいて行われるが、無杼織機のような高速織機では
各部の破損防止を考慮して機台1回転以上慣性作動した
後に機台停止が行われるため、緯入れミスの緯糸(以下
、ミス糸という)が機台停止直前に筬打ちされて織布に
織りこまれる。
織布の織りきずとなる前記ミス糸を織布から取り除く緯
糸処理装置が特開昭62−62965号公報に開示され
ており、この従来装置では反緯入れ側にミス糸引き出し
用吸引装置が設置されているが、引き出し途中での緯糸
切れ発生に対しては例えば特開昭61−245339号
公報に開示されるような警報手段の設置が必要となる。
この従来装置では、緯入れミス発生に伴う機台停止時に
後続する緯糸の緯入れが阻止されると共に、緯入れ用メ
インノズル側の緯糸切断用カッターが不作動状態におか
れ、織布の織前に織りこまれたミス糸が緯入れ用メイン
ノズルから織布に連なる緯糸を手掛りとして側方へ引き
出し除去されるようになっている。そして、緯糸処理時
間が通常よりも速く完了した場合にはミス糸が引き出し
途中に切断したものと見なし、パイロットランプ等の点
灯といった警報対策が行われるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、緯糸処理装置では処理し得ない原因とし
ては引き出し途中の緯糸切断以外にも緯糸供給ミス、経
糸への緯糸絡み等があり、このような緯糸処理ミスに繋
がる緯入れミスあるいは緯糸供給ミスの発生に際しては
作業者自身によるミス状況の把握が必要となるが、この
ミス状況の把握には比較的時間が掛かり、高速稼動する
無杼織機の高生産性という利点が阻害される。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明では、機台停止直前に緯入れされる緯糸の
有無を緯糸処理装置の緯糸引き出し動作前に確認し、緯
糸有りの検出結果の場合には前記緯糸処理装置を作動さ
せて緯糸引き出し動作を遂行すると共に、この引き出さ
れる緯糸の長さ、緯糸引き出し時間等を測定し、予め設
定された引き出し長さ、引き出し時間等と前記測定結果
との比較に基づいて緯糸引き出し処理結果の良否及び引
き出し状況を把握し、少なくともこの把握結果及び緯糸
有無の確認における緯糸無結果を個々に表示するように
した。
(作用) 即ち、まず緯糸処理装置による緯糸処理動作に先立って
緯糸の有無が確認され、緯糸をの場合には緯糸処理装置
による経糸開口内からの緯糸引き出しが行われる。この
引き出しが正常に行われた場合には、適宜の測長手段に
より測長された緯糸長さが予め設定された範囲内に入り
、これにより緯糸引き出し処理に成功したと判定され、
機台再起動が選択される。#!X入れ最中あるいは引き
出し途中に緯糸切れが生じた場合には前記測定量が設定
範囲から外れ、緯糸が経糸に絡んでいる場合には測定時
間が設定時間を越える。又、緯糸処理装置の緯糸処理動
作に先立って行われる緯糸有無の検出結果が緯糸無の場
合には緯糸供給ミスと判断され、緯糸処理装置の動作遂
行は行われない、これら緯糸引き出し処理結果の良否及
び引き出し状況の把握に基づき、少なくともこれら把握
結果及び緯糸有無の確認における緯糸無結果が個々に表
示され、緯糸処理装置では対処し得ないミスを処理する
作業者の処理効率が向上する。
(実施例) 以下、本発明をジェットルームに具体化した一実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図に示すようにスレイ1の一端側には緯入れ用メイ
ンノズル2が装着されており、緯糸測長貯留装置3の糸
巻付面を形成するドラム4上に糸巻付管5から供給され
て巻付測長貯留された緯糸Yが緯入れ用メインノズル2
内に導かれ、スレイ1上に立設された変形筬6の緯糸案
内通路6a内に緯入れ用メインノズル2から緯入れタイ
ミングに同期して射出緯入れされる。緯入れ用メインノ
ズル2への流体供給は′gL磁バルブ7の開閉Gこより
制御され、同バルブ7の開閉は機台に同期して行われる
糸巻付管5はドラム4を相対回転可能に静止保持する回
転支持管8に取付けられており、図示しない緯糸チーズ
から回転支持管8内に導入された緯糸Yが糸巻付管5に
案内されている。ドラム4からの緯糸引き出しは、揺動
可能に支持されたカムレバー9の先端に止着された緯糸
係止体10とドラム4上の糸巻付面との交差及び離間に
より制御され、カムレバー9の揺動は機台に同期して回
転駆動される駆動軸(図示力)上のカム(図示略)との
作用により行われる。この駆動軸の回転はタイミングプ
ーリ11、タイミングベルト12及びタイミングプーリ
13を介して回転支持管8に伝達され、糸巻付管5がド
ラム4の周囲を公転することにより緯糸Yが糸巻付管5
からドラム4上に供給される。
カムレバ−9先端部の上方近傍には電磁ソレノイド14
が設置されており、その駆動ロッド14aがカムレバー
9に向けて配設されている。
駆動−ロソド14aの突出状態においては、同ロッド1
4aの先端がカムレバー9の先端部に当接して押圧し、
緯糸係止体10を前記糸巻付面と交差する状態に保持し
得るようになっている。即ち、緯糸測長貯留袋W3と電
磁ソレノイド14とにより緯入れ阻止装置が構成されて
いる。
緯入れ用メインノズル2から射出された緯糸Yが正常に
緯入れされ、織布Wの反メインノズル側の端部まで到達
した場合には、同緯糸が変形流6により筬打ちされて織
布Wに織りこまれる。そして、筬打ちされた緯糸が緯入
れ用メインノズル2側の緯糸切断装置15により切断さ
れ、以後の織成動作が継続される。
緯糸が反メインノズル側の端部まで到達しないといった
緯入れミスが発生した場合には、同端部に対応配置され
たフィーラFが緯入れミスを検出し、同フィーラFから
の緯入れミス検出信号に基づいて機台駆動用モータMの
作動が停止されるようになっている。
前記緯入れミス検出信号(機台停止信号でもある)が発
せられた後、機台は1回はど慣性で回転して停止する。
即ち、緯入れミスが発生した場合には、スレイ1が第1
図において実線で示す最後退位置から織布W側へ前進す
る間に緯入れミス検出信号が発せられ、ミス糸Y°が織
布Wに筬打ちされた後、スレイ1がさらに往復動じ、第
1図に鎖線で示す筬打ち慎重直前に停止する。第2図に
示すように緯糸切断装置15は支軸16に装着された固
定刃17及び可動刃18からなり、機台に同期して回転
するカム19により揺動されるカムレバー20と可動刃
18とがリンク21を介して作動連結されており、緯入
れ毎に緯糸切断動作を行なう。カムレバー20の近傍に
は電磁ソレノイド22が配設されており、その駆動ロッ
ド22aがカムレバー20に当接し、緯糸切断装置15
を開放状態に維持可能である。電磁ソレノイド22は前
記緯入れミス検出信号に基づいて作動され、緯糸切断装
置15によるミス糸Y“の切断動作を阻止するようにな
っている。
緯入れ用メインノズル2の最後退位置近傍には緯糸引き
出し装置23が配設されており、前記機台慣性作動中に
ミス糸Y′に後続する緯糸Ylが緯入れ用メインノズル
2に設置されたカッター24により切断されて吸引除去
されるようになっている。カッター24は図示しない電
磁ソレノイドで駆動されるようになっている。
緯糸引き出し装置23について説明すると、緯入れミス
検出信号に基づいて作動される吸引装置25には第1の
吸引バイブ26が接続されており、吸引バイブ26に後
続配設された第2の吸引バイブ27が吸引装置25に接
続されている。第1の吸引バイブ26内には投光素子4
5及び受光素子46からなる緯糸検出器が設置されてお
り、吸引バイブ26内の緯糸の有無を検出し得るように
なっている。スレイ1の最後退位置にてブローバイブ4
2が緯入れ用メインノズル2前方の緯入れ経路を挟んで
第1のバイブz6と対抗設置されており、ブロー装置4
3に接続されている。
両吸引パイプ26.27間の下方にはモータ28が配設
されており、モータ28の駆動軸に止着された駆動ロー
ラ29が両吸引バイ126゜27間において吸引バイブ
27側に近接配置されている。又、両吸引パイプ26.
27間において吸引バイブ26側には測長ローラ30が
回転可能に近接配置されており、測長ローラ30のロー
ラ軸30a上端にはアーム31が直交状態に止着されて
いると共に、アーム31の先端部上面には磁性体32が
止着されている。そして、磁性体32の回転軌跡直上に
は磁気変位検出器33が配設されている。
両吸引パイプ26.27間の側方にはエアシリンダ34
が配設されている。エアシリンダ34の駆動ロッド34
aには支持板35がスライド可能に支持されており、押
圧ばね36により駆動ロッド34aの突出方向に押圧付
勢されている。支持板35の前面の一側には被動ローラ
37が駆動口−ラ29と対向して回転可能に支持されて
おり、エアシリンダ34の駆動ロッド34aの突出によ
り駆動ローラ29と接合し得るようになっている。
支持板35の他側には支軸38がスライド可能に支持さ
れており、押圧ばね39によりエアシリンダ34の駆動
ロッド34aの突出方向に押圧付勢されている。支軸3
8の先端部には測長ローラ40が前記測長ローラ30と
対向して回転可能に支持されており、エアシリンダ34
の駆動ロッド34aの突出により測長ローラ30と接合
し得るようになっている。
前述した電磁バルブ7、緯入れ阻止装置、緯糸切断装置
15、緯糸引き出し装置23、ブロー装置43及び機台
駆動用モータMは第5図に示す制御装置Cからの指令に
基づいて作動を制御されるようになっており、制御装置
Cは、入出力インターフェースと、CPU (中央演算
処理部)と、第5図のフローチャートに示す緯糸処理プ
ログラムを記憶する記憶部とからなり、フィーラド10
−タリエンコーダ44、緯糸検出器45.46及び磁気
変位検出器33からの信号に基づいて前記指令を発する
。又、制御装置Cは前記緯糸処理プログラムに基づいて
表示装置、41に表示指令を発し、表示装置41の表示
ランプ41a、41b。
41cが処理ミス原因に応じて個々に点灯表示されると
共に、それらの積算値が表示部41d。
41e、41fに個々に表示されるようになっている。
さて、本実施例では機台停止直前に緯入れされる緯糸の
処理は第5図のフローチャートで示す緯糸処理プログラ
ムに基づいて遂行されるようになっており、以下にその
作用を説明する。
緯入れミスが発生すると、ミス糸Y゛が織布Wの織前w
1に織りこまれると共に、フィーラFから緯入れミス検
出信号が発せられ、同信号に基づいて制御装置Cから機
台駆動用モータMに対して作動停止指令が発せられる。
これと同時に緯糸切断装置15の電磁ソレノイド22及
び緯入れ阻止装置の電磁ソレノイド14に制御装置Cか
ら作動指令が送られる。電磁ソレノイド22の作動によ
り緯糸切断装置15の切断機能が解消され、ミス糸Y°
は切断されることなく緯入れ用メインノズル2側に接続
維持される。又、電磁ソレノイド14の作動により緯糸
係止体10がドラム4上の糸巻付面と交差状態に維持さ
れ、機台慣性作動中にミス糸Y1に続いて緯入れ用メイ
ンノズル2から射出されようとする緯糸Y1の緯入れが
阻止される。緯入れミス検出信号発信後、機台は慣性で
ほぼ1回転し、スレイ1が第1図に示す鎖線位置に到達
する直前で機台が停止する0機台停止後、制御装置Cか
ら機台駆動用モータMに逆転作動指令が送られ、機台が
最後退位置に停止して経糸の最大開口状態が形成される
機台逆転後、吸引装置25の作動、電磁ソレノイド14
の作動解除、電磁バルブ7の所定時間の開放及びブロー
装置43が作動され、ドラム4上の緯糸Y1が緯入れ用
メインノズル2から射出される。この場合、緯入れ用メ
インノズルは通常機台の停止時に微風を噴射しているも
のと、全く流体を噴射していないものとがあり、前者の
場合は電磁ソレノイド14の作動を解除すると微風によ
り緯糸Y1が射出され、後者の場合は緯入れ用メインノ
ズルに流体を供給することにより緯糸Y1が射出される
ことになる。これにより緯糸Y1がブローバイブ42か
らの噴射流及び吸引バイブ26における吸引流により吸
引バイブ26,27内に吸引導入される。吸引バイブ2
6内の緯糸Y1は緯糸検出器45.46により検出され
、この検出結果に基づいてカッター24が作動される。
この吸引導入状態では緯糸Y1がカッター24の切断領
域内を通過しており、カッター24の切断動作により緯
糸Y1が緯入れ用メインノズル2から切断分離される。
その後、エアシリンダ34が作動され、第3図に示すよ
うに駆動ローラ29と被動ローラ37、及び測長ローラ
30と測長ローラ40とが緯糸Y1を挟んで圧接される
。引き出しローラ対29゜37及び測長ローラ対30.
40が緯糸Y1を圧接挾持した後、モータ28が作動さ
れ、引き出しローラ対29.37の引き出し作用により
ミス糸Y′が引き出し開始される。緯糸Y1の移行に伴
い、緯糸Y1を圧接挾持している測長ローラ対30.4
0が追随回転する。測長ローラ3oの回転により磁性体
32がローラ軸30aを中心に回転軌跡をえかき、磁性
体32と磁気変位検出器33とが近接する毎にパルス信
号が制御装置Cに入力され、このパルス信号数が制御装
置Cにおいてカウントされる。ミス糸Y′が切断するこ
となく経糸開口内からすべて引き出された場合、ミス糸
Y′の末端が測長ローラ対30.40を通過する。ミス
糸Y′の末端が測長ローラ対30.40を通過すると、
測長ローラ対30.40の回転が止まるが、測長ローラ
3oの回転量は前記パルス信号のカウント数nとして制
御装置Cで把握される。ミス糸Y゛の長さとしては緯糸
検出器45゜46の設置位置からミス糸Y′の末端まで
をとっており、ミス糸Y゛の長さに対応するパルス信号
数Nを含む範囲(nl、n2)(nl<N<n2)が予
め設定されて制御袋Wcに記憶されている。前記パルス
信号のカウント数nは前記範囲(nl、n2)内に含ま
れ、制御装置Cはこの確認結果に基づいてミス糸Y°の
引き出しを成功と判定する。そして、この確認結果に基
づいて機台が再起動に最も適した位置まで自動的に逆転
され、機台が同逆転位置から自動的に再起動に入る。
ミス糸Y′の引き出し途中において切断事故が発生した
場合、ミス糸Y1の切断端が測長ローラ対30.40を
通過すると測長ローラ対30゜40の回転が停止し、測
長ローラ対30.40の回転量はパルス信号数mとして
制御装置cにて把握される。このカウント数mはnl>
mとなって前記範囲(nl、n2)から外れ、制御装置
Cはこの確認結果に基づいてミス糸Y”の引き出しを失
敗と判定する。この判定により制御装置Cは糸切れ警報
用の表示ランプ41aを点灯させると共に、既に表示さ
れている表示部41dの表示数に1を積算した値の表示
を指令する。緯入れ最中にミス糸Y’が吹き切れを起こ
し、その長さが本来より短い場合にも表示ランプ41a
の点灯及び表示部41dの積算表示が行われる。この糸
切れ表示により作業者は織前Wl上のミス糸Y′の一部
を直ちに確認することができ、ミス糸Y°の除去が滞り
なく行われる。
ミス糸Y°が経糸Tに絡んでいる場合、緯糸検出器45
.46による緯糸有の検出結果に基づいて引き出しロー
ラ対29.37の引き出し動作が遂行されるが、ミス糸
Y”の切断に至らない程度に引き出しローラ対29.3
7間の圧接力を設定しておくことにより、前記絡みによ
りミス糸Y゛の引き出し不能となり、カウント数nはn
2<nとなって設定範囲(nl、n2)から外れる。即
ち、カウント数nが引き出し時間を表し、制御装置cは
このタイムオーバーに基づいてミス糸Y′の経糸Tへの
絡みを判定し、糸絡み警報用の表示ランプ41bを点灯
させると共に、既に表示されている表示部41eの表示
数に1を積算した値の表示を指令する。この糸絡み表示
により作業者は経糸Tに絡むミス糸Y°を直ちに確認す
ることができ、ミス糸Y°の除去が滞りなく行われる。
フィーラFからの信号に基づいて機台停止が行われはし
たが、吸引パイプ26内に緯糸が存在しない場合、制御
装置Cは緯糸供給ミスと判定し、緯糸供給ミス警報用表
示ランプ41cを点灯させると共に、既に表示されてい
る表示部41fの表示数に1を積算した値の表示を指令
する。この緯糸供給ミス表示により作業者は緯糸消長貯
留装置3上での緯糸絡み、緯入れ用メインノズル2に至
る供給経路上での緯糸切れ等を直ちに確認することがで
き、適切な処置を迅速に施すことができる。
緯入れ阻止装置、緯糸切断装置15及び緯糸引き出し装
W、23からなる緯糸処理装置の緯糸処理動作では対処
し得ない前記のようなミス原因の除去を個々に表示する
ことにより、作業者による原因確認作業という面倒な作
業工程を省略することができる。そして、以後の原因除
去処理、機台逆転及び再起動が手動に移される。
緯糸処理装置では対処し得ないミス原因の分類積算は各
ミス原因の発生傾向の把握を可能とし、この傾向把握の
もとに緯糸処理装置が対処し得る緯入れミスの発生増加
を容認しつつこれらミス原因の発生頻度を抑制し得る調
整の実施が可能である。即ち、緯糸処理装置では処理し
得ない比較的処理時間の掛かるミスを緯糸処理装置によ
り短時間で処理し得るミスに置き替え、織機の稼動効率
を向上することができる。又、各織機における分類積算
を集中管理し、全織機単位での効率管理を行なったり、
あるいは緯糸強度に関する欠点を探り出して精紡工程で
の品質管理に使用することもできる。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではなく
、例えば経糸開口内から経糸間を経由して上方へミス糸
を引き出す緯糸処理装置を備えた無杼織機に本発明を適
用することも可能である。
発明の効果 以上詳述したように本発明は、予め設定された引き出し
長さ、引き出し時間等と測定結果との比較に基づいて緯
糸引き出し処理結果の良否及び引き出し状況を把握し、
少なくともこの把握結果及び緯糸有無の確認における緯
糸無結果を個々に表示するようにしたので、緯糸処理装
置では対処し得ないミスを処理する作業者の処理効率が
向上し、高生産性を要求される無杼織機の稼動効率低下
を回避し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図はス
レイ付近の路体平面図、第2図は緯糸引き出し装置及び
緯糸切断装置の側面図、第3図はミス糸の引き出し状態
を示す路体平面図、第4図はブロック図、第5図は緯糸
処理プログラムを示すフローチャートである。 緯糸処理装置を構成する緯糸測長貯留装置3、同じく緯
糸切断装置15、同じく緯糸引き出し装置23、表示装
置41、制御装置C、ミス糸Y′。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 機台停止直前に緯入れされた緯糸を経糸開口内から
    経糸開口外へ引き出す緯糸処理装置を備えた無杼織機に
    おいて、前記緯糸処理装置の緯糸引き出し動作前に前記
    緯糸の有無を確認し、緯糸有りの検出結果の場合には前
    記緯糸処理装置を作動させて緯糸引き出し動作を遂行す
    ると共に、この引き出される緯糸の長さ、引き出し時間
    等を測定し、予め設定された引き出し長さ、引き出し時
    間等と前記測定結果との比較に基づいて緯糸引き出し処
    理結果の良否及び引き出し状況を把握し、少なくともこ
    の把握結果及び前記緯糸有無確認における緯糸無結果を
    個々に表示する無杼織機における緯糸処理方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241083U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPS6262973A (ja) * 1985-09-11 1987-03-19 日産テクシス株式会社 流体噴射式織機の緯糸除去装置

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