JPS63265872A - 繊維強化セラミツクスの製法 - Google Patents

繊維強化セラミツクスの製法

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JPS63265872A
JPS63265872A JP62102788A JP10278887A JPS63265872A JP S63265872 A JPS63265872 A JP S63265872A JP 62102788 A JP62102788 A JP 62102788A JP 10278887 A JP10278887 A JP 10278887A JP S63265872 A JPS63265872 A JP S63265872A
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JP
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fibers
fiber
diameter
powder
short fibers
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JP62102788A
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English (en)
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Shigeru Iida
茂 飯田
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は強度および靭性が向上された繊維強化セラミッ
クスの製法に関する。詳しくは、特定範囲の繊維長、繊
維径およびアスペクト比を有する短繊維を特定範囲の量
で添加することにより、強度および靭性を著しく向上さ
せた繊維強化セラミックス焼結体の製法に関する。
[従来の技術およびその問題点] 繊維強化セラミックスの研究は広く行われており、その
目的はセラミックスの強度の向上と、特に靭性の向上で
ある。そのような研究の中でも、短繊維やウィスカーを
セラミックスの粉体と混合して焼結させる方法が一般的
である。しかし強度としてはむしろ低下するか向上して
もわずかであって、靭性も大きくは向上しない場合が多
い。即ち、入手した繊維やウィスカーをそのまま粉体と
混合した場合、通常は繊維やウィスカーの特に長いもの
が中心的な原因となって混合時にからまってしまうか、
あるいは人手段階からからまりを形成している事も多い
。このようなからまりを含んだ状態では、繊維やウィス
カーの分散は不均一となり、また焼結体中では欠陥とし
て働くために、得られる製品の強度を低下させる。一方
、繊維又はウィスカーによる靭性の向上は、クラックの
屈曲や繊維の引き抜きによって達成されると言われてい
るが、そのためには繊維はある大きさ以上のアスペクト
比を有する事が必要である。また強度の向上のためにも
、当然ながらある程度以上のアスペクト比が必要となる
。一般に入手したままの繊維はある程度の繊維分布を有
しており、その中の特に長い繊維成分は強度低下の原因
となり、特に短い繊維成分は強度、靭性の向上には寄与
していないと言える。
炭素繊維強化アパタイトを製造する場合について例示す
ると、入手した炭素繊維には長過ぎる繊維や短か過ぎる
繊維が含まれており、それをそのまま使用した場合、繊
維強化していないアノくタイト単味よりも強度はむしろ
低下し、靭性も大きくは向上しない。
従って本発明の目的は、従来の繊維強化セラミックスの
強度、特に曲げ強度、および靭性の両者を改良した、繊
維強化セラミックスの製法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によって、耐熱性繊維および/またはウィスカー
を分級して得られた、繊維径が約004〜約20ミクロ
ンで該径の分布がその平均値の約115〜約5倍の範囲
にあり、繊維長が約02〜約500ミクロンで繊維のア
スペクト比が約5〜約50の範囲にある短繊維を、焼結
性セラミックス粉体に該粉体の約1〜約60重量%添加
混合し、得られた混合物を成形および焼結することを特
徴とする、繊維強化セラミックスの製法が提供される。
なお、ホットプレスによる焼結のように金型内にて成形
および焼結を一工程にて達成することも当然可能で・あ
り、この態様も上記の「成形および焼結」に含まれる。
上記のセラミックスとしては、アパタイト、リン酸カル
シウム〔好ましくはリン酸三カルシウム(TCP))、
前記二番の混合物、バイオガラス。
結晶化ガラス、アルミナ(A I 、O3) 、ジルコ
ニア(ZrOt)、チッ化ケイ素(SisN+)、カー
ボン、ケイ酸塩、およびその他の焼結性金属酸化物等が
例示される。なお本発明の方法は、アパタイト焼結体の
ような靭性が相対的に低いセラミックスに特に有用であ
る。
上記の耐熱性繊維とは、セラミックス焼結のための焼成
によって変性しない程度の耐熱性を有する繊維またはウ
ィスカーを意味し、例えば炭素、炭化珪素、アルミナ、
ムライト、チッ化珪素、金属の繊維またはウィスカーお
よびこれらの混合物等の鉱物質繊維またはウィスカーが
例示される。
なお、上記のような繊維およびウィスカーの中で、繊維
長がある程度長い(例えば50ミクロン以上)方が望ま
しい場合には、アスペクト比の関係からウィスカーでな
く繊維を使用することになる。
該短繊維の実用的な繊維長は通常的0.2〜約500ミ
クロン、好ましくは約0.2〜約300ミクロンである
。その実用的な繊維径は通常的0゜04〜約20ミクロ
ン、好ましくは約0.1〜約15ミクロンであり、該繊
維径の分布が実質的にその平均値の約115以上から約
5倍以内でありそして約173倍以上から約3倍以下の
範囲内にあるのか好ましい。同様に繊維長の分布もその
平均値の約1/3〜約3倍の範囲にあるのが好ましい。
該短繊維のアスペクト比は通常約5〜約50、好ましく
は約10〜約40、更に好ましくは約12〜約30の範
囲にある。上記の範囲の繊維径およびアスペクト比を有
する短繊維が、使用した繊維全体量の約80%以上存在
することが必要であり、そして約90%以上存在するの
が好ましい。該短繊維の使用量は、セラミック粉体の約
1〜約60重1%、好ましくは約2〜約50重量%であ
る。
セラミックスが水酸アパタイトの場合は、該短繊維量は
特に好ましくは約2〜約IO重9%である。
上記の特定範囲の長さ、径およびアスペクト比を有する
短繊維は、通常市販の繊維またはウィスカーをボールミ
ル等を用いて粉砕または磨細しで細分し、そして分級す
ることにより得ることができる。繊維の分級法としては
、乾式法および湿式法があるが、湿式法が繊維のからま
りを生じないため好ましい。また分級に篩、サイクロン
等の従来の装置が使用でき、溶媒中での沈降法も適用で
きる。
上記の短繊維は、セラミックス粉体に分散混合しそして
湿式または乾式混練し、必要に応じて粘剤、可塑剤、潤
滑剤等の添加剤を加えて成形用の材料とする。
成形は、短繊維が一次元または二次元方向に配向するよ
うに成形するのが好ましい。長袖方向に一次元配向させ
る方法としては、押出成形法、射出成形法、ドクターブ
レード法等が挙げられる。
二次元方向に配向させる方法としては、粉体と短繊維の
混合スラリーをろ過して、繊維を平面上に配向させる方
法、あるいは混合粉体をそのままホットプレスして、加
圧方向と直角な面上に繊維を配向させる方法などがある
繊維セラミックス成形体の焼結は、セラミックスが焼結
する温度で且つ繊維が変性する温度未満の温度で行われ
る。一般にHIP法(等圧圧縮加熱法)により、相対的
に低温度で焼結を行うこともできる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例により更に具体的に説明する。
実施例I: Ca / P比=1.60の水酸アパタイト粉末に、ボ
ールミルを用いて細磨しそして篩を通して分級した、繊
維長約200〜100ミクロン、視的7ミクロンの炭素
繊維(アスペクト比的14.3〜28.6)を該アパタ
イト粉末の5.0重量%の量で添加混合した。混合粉末
を該繊維が長袖方向に配向するように、直径8.5mm
、長さ55mmの円柱状に300MPilLでCIP成
形し、乾燥後、金パイプに封入して静水圧加圧焼結を行
った。
加圧焼結にはオートクレーブを使用した。焼結温度は3
00℃、圧力は140MPa、そして保持時間は3時間
とした。得られた繊維強化水酸アパタイト焼結体はアル
キメデス法により密度測定を行った。また焼結体を3X
4mmの断面を有する角柱に加工し、表面をダイヤモン
ド砥石#1000で仕上げIこ後、スパン30mm、ク
ロスヘッド速度0.5mm/分で3点曲げ強度測定を行
った。
また、3点曲げ試験における荷重−変位曲線の下部の面
積を実際上の曲げ試験における破壊エネルギーとみなし
、該焼結体の破壊エネルギーを計算した。その結果は下
記の通りであった。
相対密度:91%。
曲げ強度:l30MPa。
破壊エネルギー: 1.42KJ/m”。
比較例1: 実施例1で使用した水酸アパタイト粉末(Ca/P比−
1,60)のみを、実施例1と同様に成形し、そして同
条件で焼結させた。得られた水酸アパタイト焼結体につ
いて、実施例Iと同様の試験を行った。その結果は下記
の通りであった。
相対密度=91%。
曲げ強度:110MPa。
破壊エネルギー: 0.25KJ/m”。
比較例2: 実施例1で使用した水酸アパタイト粉末(CaZP比=
1)に、細磨しそして600ミクロン以下に篩分けした
径7ミクロンの炭素繊維(繊維長600ミクロン以下で
微細な破砕繊維を多量に含有する)を該アパタイト粉末
の50重層%の量で添加混合し、実施例1と同様に成形
しそして同条件で焼結させて、繊維強化水酸アパタイト
焼結体を得た。該焼結体について、実施例1と同様に試
験を行った。その結果は下□記の通りであった。
相対密度・91%。
曲げ強度: 93 M P a 。
破壊エネルギー+0.70KJ/m”。
上記の実施例および比較例から、水酸アパタイトに特定
範囲の繊維径、繊維長およびアスペクト □比を有する
短繊維を添加した焼結体は、曲げ強度、および靭性の尺
度である破壊エネルギーが太き(増大することがわかる
。特に破壊エネルギー(従って靭性)は約5.7倍とな
る(実施例1と比較例1参照)。一方、水酸アパタイト
に、単に600ミクロン以下に分級した繊維を添加した
場合は、曲げ強度が低下している(比較例1と比較例2
参照)。また、破壊エネルギーもあまり増加しない。
[作用および効果コ セラミックスに、特定範囲の繊維長およびアスペクト比
になるように分級した耐熱性短繊維を添加することによ
り、強度および靭性の両者が向上された焼結体を得るこ
とができる。市販の繊維やウィスカーをそのままセラミ
ックスに混合した場合、得られる焼結体の強度がむしろ
低下する傾向と比較して、予想外の効果が達成される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性繊維および/またはウィスカーを分級して
    得られた、繊維径が0.04〜20ミクロンで該径の分
    布がその平均値の1/5〜5倍の範囲にあり、繊維長が
    0.2〜500ミクロンで繊維のアスペクト比が5〜5
    0の範囲にある短繊維を、焼結性セラミックス粉体に該
    粉体の1〜60重量%添加混合し、得られた混合物を成
    形および焼結することを特徴とする、繊維強化セラミッ
    クスの製法。
  2. (2)該繊維径の分布が該径の平均値の実質的に1/3
    〜3倍の範囲にある、特許請求の範囲第1項の製法。
  3. (3)該繊維のアスペクト比が10〜40の範囲にある
    、特許請求の範囲第1または2項の製法。
  4. (4)短繊維添加セラミックス粉体混合物の成形時に該
    短繊維を配向させる、特許請求の範囲第1、2または3
    項の製法。
  5. (5)該セラミックス粉体がアパタイトである、特許請
    求の範囲第1、2、3または4項の製法。
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