JPS63264312A - 反応射出成型法 - Google Patents

反応射出成型法

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JPS63264312A
JPS63264312A JP9751987A JP9751987A JPS63264312A JP S63264312 A JPS63264312 A JP S63264312A JP 9751987 A JP9751987 A JP 9751987A JP 9751987 A JP9751987 A JP 9751987A JP S63264312 A JPS63264312 A JP S63264312A
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JP
Japan
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mold
molded product
injection molding
core side
reaction injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9751987A
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English (en)
Inventor
Shigeyoshi Hara
原 重義
Katsuichi Henmi
逸見 勝一
Yuuji Kou
恰 祐次
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/005Compensating volume or shape change during moulding, in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • B29C67/24Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 characterised by the choice of material
    • B29C67/246Moulding high reactive monomers or prepolymers, e.g. by reaction injection moulding [RIM], liquid injection moulding [LIM]

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合
触媒系の存在下反応射出成型法において、重合体成型物
を得る場合の改良方法に関する。さらに詳しくは、メタ
セシス重合性モノマーをメタセシス重合触媒系の存在下
反応射出成型法において重合体成型物を得るに当り、成
型鋳型内のコアサイド面に硬化反応をリタードさせる有
機液状ルイスベース性化合物を塗布することにより、シ
ョウサイド面側の硬化成型物表面に陥没部分が発生しな
いようにした改良方法に関する。
b、従来技術 環状オレフィンが、メタセシス重合触媒系によって、開
環重合体を与えることは公知である。
そこで、ジシクロペンタジェン(DCP)の如く安価に
得られる液状のメタセシス重合性環状オレフ゛インをメ
タセシス重合触媒系によって鋳型内で重合と成型を一段
階でおこなって重合体成形物を得る方法が提案された。
すなわち、メタセシス重合触媒系が、塩化タングステン
の如き主触媒成分と、アルキルアルミニウムの如き活性
化剤成分との二成分よりなることを1り用し、各二成分
とモノマーとからなる二種類の液を用いて、衝突混合に
よる反応射出成型法により硬化成型物を得る方法が提案
された(例えば特開昭58−129013号公報参照)
かかる方法によれば、安価な低圧鋳型を用いて、良好な
性能を有する大型成型物が得られるため、工業的に非常
に魅力ある方法といえるが、実際の成型に適用すると、
いくつかの改良を必要とする点があることがわかってき
た。
その一つとして、成型品の表面に発生するひけやレーク
などと呼ばれる陥没部分が発生することがあげられる。
これによって成型物表面の美観が損われ、用途によって
は致命的な問題になる場合が判った。こういった陥没部
分が発生する原因はメタセシス重合性モノマーは、メタ
セシス重合を主とする硬化反応によって硬化物となった
時必ず重合収縮を起こすため型内に充填されていたモノ
マーが収縮して陥没部分が発生ずるためで、この現象は
、かかる重合形式においては不可否なものである。この
現象の影響を小さくするために例えばポリウレタンや不
飽和ポリエステルの場合では発泡させたり、ミルド・グ
ラスの如き、団体充填剤を加える方法が採られ゛ている
しかし、DCPなどからのメタセシス重合体の場合、そ
の良好な機械的性質を、最大限に利用するために、無発
泡かつ無充填で使用する場合が多い、そこで、成型物に
おいて、人目にふれ、美粧性が要求される鋳型のショウ
サイド面から生じる面にはかかる陥没が発生しないよう
に、逆側のコアサイド面から生じる面に、収縮がすべて
生じるようにする方法が採られることになる。
かかる如く、一方の面のみに収縮が生じるようにする方
法としては、鋳型のショウサイド面とコアサイド面の温
度差を大きくする、即ち、ショウサイド面を高温にして
、そちらの側から固化が、始まるようにする方法をあげ
ることが出来る。かかる方法によって先に固化した面は
、そのまま、型のレプリカ通りの表面が残り、全体とし
ての収縮はすべてまだ固まってない面に逃がされること
になる。
ところが、かかる如く温度差を大きくすると、成型物に
成型ひずみがより残ることになり、成型物の焼付表面塗
装や使用中に高温に暴露された時などにかかるひずみが
リリーフされて、成型物に変形が生じるなどの不都合が
起ることが判ってきた。即ち、得られた成型物の熱的性
質の見地からは、型の量サイドの温度は、出来るだけ近
い温度で成型するのが好ましいことになる。
かかる矛盾を解決し、コアサイド面とショウサイド面の
温度差が小さくても、ショウサイド面側の硬化成型物表
面に陥没部分が発生しない方法を鋭意研究の結果本発明
に到達したものである。
C1発明の構成 すなわち、本発明はメタセシス重合性モノマーをメタセ
シス重合触媒系の存在下成型鋳型内に流し込み、硬化重
合体成型物を反射射出成型法で得るに当り、成型鋳型内
のコアサイド面に有機液状ルイスベース性化合物を塗布
することを特徴とする反応射出成型法であり、かくすこ
とにより、コアサイド面とショウサイド面の温度差が小
さくてもショウサイド面側の硬化重合体成型物表面に陥
没部分の発生が殆ど認められなくなる。
かかる本発明は、両面の温度差が殆どなくてもモノマー
表面部分での硬化反応性に差をもたせることが、出来れ
ば、収縮は硬化反応が遅くなった側のみに逃げる可能性
があると考えそうする手段としてコアサイド側に重合を
阻害するのみではなく、遅延する物質を塗布することに
より達成されたものである。
即ち、重合を遅延する物質と接触することによりそれと
混和し極くうすい表面のみが重合が遅くなり、コアサイ
ド面に接する側に樹脂面が形成されるのが防げられ、こ
の側に収縮が逃げる筈と予測した。そこでかかる作用を
有し、好適に使用出来る物質を研究の結果液状有機ルイ
スベース性化含物がその目的に合うものであることを見
出したものである。
かかる液状有機ルイスベース性化合物は成型液型が用い
られる範囲で液状であって、がっ、ルイスベース性の極
性基を有しているものであればよい。
かかるルイスベース性基としては、三級アミノ基、N−
置換イミド基、シアノ基、エステル基。
エーテル基などの、プロトン受容性基を有しがっ、易動
性のプロトンを有していない基をあげることが出来る。
かかる基を有する液状物としては、ポリビニルピリジン
オリゴマーやジアリルアルキルアミンの環化低重合物、
アクリロニトリル含有オリゴマーとして、液状ニトリル
ゴムなどもあげることが出来るが、特にエーテル基含有
化合物としてのポリアルキレンオキサイド化合物と、可
塑剤に用いられる液状高沸点エステル系化合物が、本目
的に、その効果、及び入手性、取扱い性からみて好まし
いものといえる。ここでのポリアルキレンオキサイドと
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリトリメチレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールの如く、炭素数が一般に5以下の低級アルキ
レンエーテルの重合体で、重合度はオリゴマーの程度か
ら分子量で数10万となる高重合ポリマーのいずれでも
差支えないが、一般には、常温で液状或は、ワックス状
のものが塗布しやすく好適である。
かかる、ポリアルキレングリコール含有化合物の具体例
としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリトリメチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、或はそれらの共重合体、それも末端
のしドロキシル基をエステル化やエーテル化でシュツツ
したものが好適に用いられる。さらに使用しやすい形態
のものとしては、ポリエチレングリコール類を含有する
ノニオン系界面活性剤が好適である。即ち、ノニルフェ
ノールの如き、高級アルキル化フェノールのOH基とポ
リアルキレングリコール、それも低重合度のそれをエー
テル結合によって結合したポリアルキレングリコールノ
ニルフェニールエーテル類を好適に用いることが出来る
。また、阻水性部分としてフッ化炭化水素結合を有して
いるノニオン系フッ素含有界面活性剤も用いることが出
来る。
一方、エステル系化合物として好適に用いるエステル系
可塑剤は多官能カルボン酸と高級アルコールのエステル
或は脂肪族ジカルボン酸とグリコールからのポリエステ
ルなどが用いられる。
これらの具体例としては、フタル酸ジオクチル。
フタル酸ジブチル、トリメチル酸トリオクチル。
マレイン酸ジオクチル、セパチン酸ジオクチル。
アゼライン酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチルなどの
市販されている工”ステル系可塑剤が好適に使用出来る
上述の如ト液状物は、成型鋳型内のコアサイド表面うず
く塗布して用いられる。塗布社あたっては、液状物をそ
のまま薄く塗布すればよいが、他の溶媒との溶液のかた
ち、逆に、他の成分との液状混合物の形でも用いること
が出来る。
塗布法としては、曲面にも均一に塗布出来る方法が好ま
しく布尋刷毛になるエア・スプレィなどが好適であり、
一般に、ポリウレタンRIM等で用いられる離形荊塗布
に類似した方法でよい、かかる物質はモノマー液と単に
表面を接するだけでなく、モノマー液中にわずかに溶は
込むことによって効果を発揮することになるので、一度
の塗布で、何回も有効ということは難しく、1回数回毎
に塗布することが必要な場合が多い。
本発明の反応射出成型法は、鋳型或は金型め表面材料は
それがRIM成型用として用いられるものであればいか
なるものでも使用出来る。一般には、鋼鉄性、鋼鉄性さ
らにそのニッケルまたはメッキ表面のもの、アルミニウ
ム製(切削りまたはキャスティング)、カークサイド製
、ニッケルシェル製(電鋳またはCUD)、すずなどの
金属溶射型エポキシ等、vA脂金型などをあげることが
出来る。一つの金型で、ショウサイドとコアサイドの材
質が異なっていても差支えない。
金型温度は、硬化反応をスムースにおこなわせるために
一般に昇温して用いられる。
本発明におけるメタセシス重合触媒系による硬化の場合
型温は一般に50〜10℃特にショウサイドとしては9
0℃±10℃の範囲が多く用いられる。型表面の温度差
のみで、ショウサイド面に陥没部のない成型物表面を得
るためには成型物の形態や゛多きさ厚さなどによって異
なるが一般に少なくとも20℃以上、好ましくは25℃
〜40℃の温度差が必要であり、これぐらいの温度差が
あれば熱歪みが大きく残り前記の如く、加熱されると熱
変形が大きくあられれることになる。
本発明によれば、温度差20〜O℃でも、レークやひけ
などと称されている陥没部は殆どないショウサイド面側
の表面が得られ効果は顕著である。
本発明の反応射出成型法に用いられるメタセシス重合性
モノマーの具体例としては、ジシクロペンタジェン、ト
リシクロペンタジェン、シクロペンタジェン−メチルシ
クロペンタジェン共二量体。
5−エチリデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボル
ナジェン、5−シクロへキセニルノルボルネン。
1.4,5.8−ジメタノ−1,4,4a、5,6,7
,8.8a−オクタしドロナフタレン。
1・、4−メタノ−1,4,4a、5,6.7,8,8
a−オクタしドロナフタレン。
6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1、4,
4a。
5、7.8.8a−ヘプタヒドロナフタレン。
1.4,5.8−ジメタノ−1,4,4a、5,8.8
a−へキサヒドロナフタレン。
エチレンビス(5−ノルボルネン)などをあげることが
出来る。特にジシクロペンタジェンまたはそれを50モ
ル%以上含有する混合物が好適に用いられる。
また、必要に応じて、酸素窒素などのn種元累を有する
極性基を含むメタセシス重合性モノマーを共重合モノマ
ーとして用いるなどが出来る。かかる共重合モノマーも
、ノルボルネン構造単位を有するものが好ましく、かつ
、極性基としては、エステル基、エーテル基、シアノ基
、N−1換イミド基、ハロゲンなどが好ましい。
かかる共重合モノマーの具体例としては、5−メトキシ
カルボニルノルボルネン、5−(2−エチルへキシロキ
シ)カルボニル−5−メチルノルボルネン、5−フェニ
ロキメチルノルボルネン。
5−シアノノルボルネン、6−ジアツー1.4,5.8
−ジメタノ−1,4,4a、5.6,7,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、N−ブチルナディック酸イミド
、5−クロルノルボルネンなどをあげることが出来る。
上述した如き、共重合用メタセシス重合性モノマーはメ
タセシス重合触蝶系を不活性化する如き、不純物の含有
量が極力少ないものであることが要求される。
本発明における反応射出成型法は、前述の如く、メタセ
シス重合触媒系の触媒成分を含むモノマー溶液(A>と
、活性死刑成分を含むモノマー溶液(B)との2つの溶
液を用い、衝突混合の後鋳型内に圧入する方法がとられ
る。
かかる成型におけるメタセシス重合触媒系における触媒
成分としてはタングステン、レニウム。
タンタルモリブデン等のハライドなどの塩類が用いられ
るが、特にタングステン化合物が好ましい。
かかるタングステン化合物としては、タングステンハラ
イド、タングステンオキシハライドなどが好ましくより
具体的には、タングステンへキサクロライド、タングス
テオキシクロライドなどが好ましい、また、有機アンモ
ニウムタングステン酸塩なども用いることが出来る。か
かるタングステン化合物は、直接モノマーに添加すると
、直ちにカチオン重合を開始することが判っており好ま
しくない、従ってかかるタングステン化合物は不活性溶
媒例えはベンゼン、トルエン、クロロベンゼンなどに予
め懸濁し、少量のアルコール系化合物及び/またはフェ
ノール系化合物を添加することによって可溶化させて使
用するのが好ましい。
さらに、上述した如き、好ましくない重合を予防するた
めにタングステン化合物1モルに対し、約1〜5モルの
ルイス塩基又はキレート化剤を添加することが好ましい
、かかる添加剤としてはアセチルアセトン、アセト酪酸
アルキルエステル類。
テトラヒドロフラン、ベンゾニトリルなどをあげること
ができる。極性モノマーを用いる場合には、前述の如く
、そのものがルイス塩基である場合があり、上記の如き
化合物を特に加えなくてもその作用を有している場合も
ある。
かくして、触媒成分を含むモノマー溶液(溶液A)は、
実用上充分な安定性を有することになる。
一方メタセシス重合触媒系における活性死刑成分は、周
期律表第1〜第■族の金属のアルキル化物を中心とする
有機金属化合物、特にテトラアルキルスズ、アルキルア
ルミニウム化合物、アルキルアルモニウムハライド化合
物が好ましく、具体的には、塩化ジエチルアルミニウム
、ジ塩化エチルアルミニウム、トリオキチルアルミニウ
ム、ジオクチルアルミニウムアイオダイド、テトラブチ
ル錫などをあげることができる。これら活性止剤成分と
しての有機金属化合物を、混合単量体に溶解することに
より、もう一方の溶液(溶液Bに相当する)が形成され
る。
本発明においては、基本的に前記溶iA及び溶液Bを混
合することによって、架橋重合体成形物を得ることがで
きるが、上記組成のままでは、重合反応が非常に速く開
始されるので、成型用鋳型に充分流れ込まない間に硬化
が起ることがあり、度々問題となる場合が多く、前述の
如くそのために活性調節剤を用いることがこのましい。
かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一般に用いられ
、就中エーテル類、エステル類、ニトリル類などが用い
られる。具体例としては安息香酸エチル、ブチルエーテ
ル、ジグライムなどをあげることが出来る、かかる調節
剤は一般的に、有機金属化合物の活性化剤の成分の溶液
の側に添加して用いられる。前述と同様にルイスベース
基を有するモノマーを使用する場合には、それに調節剤
の役目をかねさせることが出来る。
メタセシス重合触媒系内使用量は例えば触媒成分として
タングステン化合物を用いる場合は、上記原料単量体に
対するタングステン化合物の比率は、モル基準で、約1
000対1〜1sooo対1、好ましくは2000対1
の付近でありまた、活性止剤成分はアルキルアルミニウ
ム類を用いる場合には、上記原料単量体に対するアルミ
ニウム化合物の比率は、モル基準で約1ooht〜約2
000対1、好ましくは約200対1〜約500対1の
付近が用いられる。
更に上述の如き、マスク剤や調節剤については、実験に
よって上記触媒系の使用量に応じて、適宜、調節して用
いることが出来る。
本発明による反応射出成型法によって得られる架橋重合
体成形物には、実用に当って、その特性を改良または維
持するために、さらに各種添加剤を配合することができ
る。かかる添加剤としては、充填剤、顔料2酸化防止剤
、光安定剤、難燃化剤。
高分子改良剤などがある。このような添加剤は、本発明
の架橋重合体が成形されて後は添加することが不可能で
あるから、添加する場合には予め前記した原料溶液に添
加しておく必要がある。
その最も容易な方法としては、前記溶液Aおよび溶液B
のいずれか又は両方に前もって添加しておく方法をあげ
ることが出来るが、その場合、その液中の反応性の強い
触媒成分や、活性止剤成分と実用上さしつかえある程度
には反応せず、かつ重合を阻害しないものでなくては、
ならな°い、どうしても、その反応がさけえないが共存
しても、重合は実質的に阻害しないものの場合は、単量
体と混合して、第三液を調整し、重合直前に、混合使用
することも出来る。また、固体の充填剤の場合であって
、両成分が混合されて、重合反応を開始する直前あるい
は重合をしながら、その空隙を充分にうずめ得る形状の
ものについては、成型用鋳型内申に、充填しておくこと
も、可能である。
添加剤としての補強材又は充填剤は、曲げモジュラスを
向上するのに効果がある。かかるものとしてはガラス繊
維、雲母、カーボンブラック、ウオラストナイトなどを
あげることが出来る。これらを、いわゆるシランガプラ
ーなどによって表面処理したものも好適に使用できる。
また、本発明の反応射出成型法によって得られた架橋重
合体成形物は、酸化防止剤を添加しておくことが好まし
く、そのなめフェノール系又はアミン系の酸化防止剤を
予め溶液中に加えておくことが望ましい、これら酸化防
止剤の具体例としては、2.(3−t−ブチル−P−ク
レゾール、N。
N′−ジフェニル−P−フェニレンジアミン、テトラキ
ス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シシンナメート)]メタンなどがあげられる。
また、本発明による反応射出成型法により得られた架橋
重合体成形物は、他の重合体を単量体溶液状態の時に添
加しておくことが出来る。かかる重合体添加剤としては
エラストマーの添加が成形物の耐衝撃性を強めること及
び溶液の粘度を調節する上で効果がある。かかる目的に
用いられるエラストマーとしては、スチレン−ブタジェ
ン−スチレントリブロックゴム、スチレンーイソプレン
−スチレントリブロックゴム、ポリブタジェン。
ポリイソプレン、ブチルゴム、エチレンプロピレンージ
エンターポリマー、ニトリルゴムなどを広範なエラスト
マーをあげることが出来る。
本発明の反応射出成型法は、一旦型内で重合反応が開始
されると反応熱によってモノマーの温度は急激に上昇し
た短時間に重合反応が終了する。
反応射出成型法によるポリウレタンの場合と異なり、収
縮や陥没が集中しており、かつ本発明においてポリアル
キレングリコールの如き有機液状ルイスベース性化合物
を塗布したコアサイドは勿論のこと、正確なレプリカと
なっているショウサイド面からでさえも、一般にモール
ドからの離脱は容器であり、特に離型剤を必要としない
場合が多い。
また、成型物、メタセシス重合の場合、二重結合が残っ
ており、そのため表面に酸化層が出来ることによって、
エポキシやポリウレタンなどの一般に使用される塗料へ
の付着性は良好である。
本発明の反応射出成型法によって得られるメタセシス重
合体成型物は、一方の表面に欠陥が極めて少なく高品質
であり、美粧性にすぐれ、がっ、熱歪みが少なく、熱変
形が起り難くなっている所から自動車、二輪車などを含
めた各種運搬機器の部材、電気、電子機器のハウジング
など大型の成型物を中心に広範な用途に使用出来る。
以下に実施例をあげて本発明を詳述する。なお実施例は
説明のなめであってそれに限定するものではない。
実施例1 [触媒成分溶液の調製] 六塩化タングステン20重量部を乾燥トルエン70容量
部に窒素気流中下で添加し、次いでノニルフェノール2
1重量部及びトルエン16容量部よりなる溶液を添加し
て0,5Mのタングステン含有触媒溶液を調製し、この
溶液に対し、窒素ガスを一晩パージして、六塩化タング
ステンとノニルフェノールとの反応によって生成された
塩化水素ガスを除去して、重合用触媒溶液とした。
かかる重合用触媒溶液10容量部、アセチルアセトン1
容量部に精製ジシクロペンタジエン500容量部を混合
して、タングステン含量0.001 M溶液Aを調製と
した。
[活性死刑成分溶液の調製] トリオクチルアルミニウムとジオクチルアルミニウムア
イオダイドをモル比で85:15で用い精製ジシクロペ
ンタジェンを混合して、アルミ分として0.003 M
の溶液Bを調製した。
(なお、以上における容量部と重量部は1 mlと1g
、11と1 kgが対応するものとする)かかる溶MA
及びBを用いて、新潟鉄工製反応射出成型機にかけて成
型物を得るためにあたって、表面の陥没部分の有無が明
確に観測出来、かつ、ショウサイドもコアサイドの区別
が明確な平板型のモールドを用いた。
平板の大きさは50■×50■で厚さ8關、ショウサイ
ド、コアサイドでもスチールよりなる型で、この型のシ
ョウサイドを90°Cコアサイドを90℃にて成型した
所、ショウサイド側とコアサイド側に多数のひけやレー
クが生しな。
そこで、このコアサイド面にポリエチレングリコールノ
ニルフェニルエーテルをうずく塗布し、再び、同じ条件
で成型をおこなった所、ショウサイド側はひけやレーク
のない光沢表面が得られた。
なお、コアサイド面は、細かくリップルした面で得られ
たが全体として、大きなひけは生じていなかった。
実施例2 ジシクロペンタジェンの代りにジシクロペンタジェン9
5モル%S−エチリデンノルボルネン5モル%を用いる
他は全く同じ条件で板状物を得た。
両方が90℃で成型した場合は、両側にひけやレークが
出たが、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテ
ルをコアサイド側に塗布した場合、ショウサイドは陥没
のない光沢面が得られた。
実施例3 ポリエチレンクリコールノニルフェニルエーテルの代り
に末端ヒドロキシル基をアセチル基で封鎖したポリエチ
レングリコールを用いて同様の結果を得た。
実施例4 ポリエチレングリコールフェニルエーテルの代りに末端
ヒドロキシル基をアセチル基で封鎖したポリプロピレン
グリコールを用いて同様の結果を得た。
実施例5 ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテルの代り
にポリテトラメチレングリコールを用いた同様の結果を
得た。
実施例6 ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテルの代り
にポリプロピレングリコールとアジピン酸からのポリエ
ステルを用いて同様の結果を得な。
実施例7 [触媒成分溶液の調製] 六塩化タングステン20重量部を乾燥トルエン70容量
部に窒素気流中下で添加し、次いでノニルフェノール2
1重量部及びトルエン16容量部よりなる溶液を添加し
て0.5Mのタングステン含有触媒溶液を調製し、この
溶液に対し、窒素ガスを一晩パージして、六塩化タング
ステンとノニルフェノールとの反応によって生成された
塩化水素ガスを除去して、重合用触媒溶液とした。
かかる重合用触媒溶液10容量部、アセチルアセトン1
容五部に精製ジシクロペンタジエン500容量部を混合
して、タングステン含量0.001 M溶液Aを調製と
した。
[活性止剤成分1@液の調製] トリオクチルアルミニウムとジオクチルアルミニウムア
イオダイドをモル比で85:15で用い精製ジシクロペ
ンタジェンを混合して、アルミ分として0.003 M
の溶液Bを調製した。
(なお、以上における容量部と重量部は1mlとLf、
12とl h((が対応するものとする)かかる溶液A
及びBを用いて、新潟鉄工社製反応射出成型機にかけて
成型物を得るためにあたって、表面の陥没部分の有無が
明確に観測出来、かつ、ショウサイドもコアサイドの区
別が明確な平板型のモールドを用いた。
平板の大きさは50■x50■で厚さ9 ll1m 、
ショウサイド、コアサイドでもスチールよりなる型で、
この型のショウサイドを90℃コアサイドを90℃にて
成型した所、ショウサイド側とコアサイド側に多数のひ
けやレークが生じた。
そこで、このコアサイド面にジオクチルフタレートエー
テルをうずく塗布し、再び、同じ条件で成型をおこなっ
た所、ショウサイド側はひけやレークのない光沢表面が
得られた。なお、コアサイド面は、細かくリヅグルした
面で得られたが全体として、大きなひけは生じていなか
った。
実施例8 ジシクロペンタジェンの代りにジシクロペンタジェン9
5モル%およびS−エチリデンノルボルネン5モル%の
混合物を用いる他は全く同じ条件で板状物を得た。
両方が90℃で成型した場合は、両側にひけやレークが
出たが、ジオクチルフタレートをコアサイド側に塗布し
た場合、ショウサイドは陥没のない光沢面が得られた。
実施例9−15 以下のエステル系液状物を、ジオクチルフタレートの代
りに用い、実施例7と同じ条件で成型をおこなった結果
ショウサイドは陥没のない光沢面が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合触媒系の存
    在下成型鋳型内に流し込み、硬化重合体成型物を反射射
    出成型法で得るに当り、成型鋳型内のコアサイド面に有
    機液状ルイスベース性化合物を塗布することを特徴とす
    る反応射出成型法。
JP9751987A 1987-04-22 1987-04-22 反応射出成型法 Pending JPS63264312A (ja)

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