JPS63260921A - 耐衝撃性架橋重合体成型物の製造方法 - Google Patents

耐衝撃性架橋重合体成型物の製造方法

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JPS63260921A
JPS63260921A JP9536987A JP9536987A JPS63260921A JP S63260921 A JPS63260921 A JP S63260921A JP 9536987 A JP9536987 A JP 9536987A JP 9536987 A JP9536987 A JP 9536987A JP S63260921 A JPS63260921 A JP S63260921A
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crosslinked polymer
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原 重義
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合
触媒系の存在下成型鋳型内に流し込み、該型内でバルク
重合と同時に成型を行う方法、それによって19られた
架41合体成型物およびそのための反応性溶液の組合せ
に関するものである。
更に詳しくは、前記重合の際に特定の液状ゴムを共存さ
せることによって架橋重合体成型物の耐衝撃性および耐
熱性を改良せしめることに関°するものである。
b、従来技術 環状Aレフインがメタセシス重合触媒系によって開環し
架(n重合体を与えることは公知である。
そこでジシクロペンタジェンのように安価に得られかつ
メタセシス重合性の基を2個有するモノマーを液状の状
態で鋳型に流し込み、その型内でバルク重合せしめ、重
合と同時に成型を一段で行う方法が提案されたく例えば
特開昭58−129013号公報参照)。
かかる方法によれば、安価な鋳型を用いて、大型の成型
物が1qられるため広範な用途に使用出来る可能性を有
する。ただ、かかる大型の成形品には耐衝撃性が良好で
あることが要求される用途が多い。しかしながら、一般
に前記の如きメタヒシス重合性モノマー特に架橋性モノ
マーでは、この耐衝撃性が不足することが多い。その改
善法として、モノマーに可溶性のゴムの共存下に、重合
体成型物を形成させる方法や、可塑剤を加える方法が提
案されている。可塑剤を加える方法は一般に加えた可塑
剤のブルーミングの問題などがあり、充分な方法とは言
い難い。一方、ゴムを添加Jる方法は生母の添加でしか
なり大きな効果が認められ有効な方法と言える。しかし
ながら、かかるゴムの添加は、モノマーの反応性溶液の
粘度を大巾にあげることになる。。一方、モノマーの反
応性溶液を鋳型中に混合しながら効率よく、流し込むた
めには低粘度である必要がある。かかる方法において、
R’b粘度の高い七ツマー液を扱える高圧衝突混合を用
いる反応射出成型法においても一般に数ポワズの粘度の
ものを扱うに止まっており、カラス繊維などにモノマー
のプレミックスを含浸固化さぜるレジン・トランスファ
ー・モールディングなどの方法ではもっと低粘度のもの
が要求され、ゴム成分を溶解出来る量が非常に限られて
くることが判った。即ち、一般のゴムを添加ターる方法
では、七ツマー液の粘度の関係から添加■が制限され、
ある種の用途に対して、充分対応出来ないという問題が
あることが判った。
そこで、本発明者はかかる低粘度を必要とする用途にお
いても耐衝撃性を有するメタセシス重合による重合体成
型物を得る方法について鋭意研究の結果、本発明に到達
したものである。
C8発明の構成 すなわち、本発明者は、液状ゴムに着目した。
一般のゴムは加硫前数十万以上の数平均分子間を有する
常温では固体の高分子物質である。これに対し液状ゴム
は、構造単位は基本的には同じであるが、分子量はその
構造によって一定ではないが一般には約1000〜数十
万の常温で液状を呈するものである。かかる液状ゴムは
、一般には分子量末端にヒドロキシル基、カルボキシル などの官能性基を有しており、テレケリツクポリ? −
 ( telechelic polymer)と称さ
れその官能基を利用して架橋および鎖延長を行って固体
ゴムとなすものである。
しかしながら、かかる官能基は、メタセシス重合触媒系
に対し強い被毒作用を有しているのでこの重合触媒系を
用いる場合には、かかるテレケリツクポリマーを使用す
ることは出来ない。そこで末端にかかる官能基を含まず
かつ鎖中に成る程度の不飽和結合を有する液状ゴムを使
用したところ、重合が阻害されずしかも不飽和結合の一
部がメタセシス重合反応に関与し架橋構造のなかに取り
込まれることによると考えられる効果、つまり耐衝撃性
の付与のみならず、耐熱性が向上した架橋重合体成型物
が得られることがわかった。
本発明はかかる知見に基いて到達されたものであって下
記発明を包含している。
(1)メタセシス重合性モノマーをメタセシスm合触媒
系の存在下2〜40重量%の不飽和結合を有するノン・
テレケリック液状ゴムの共存下バルク重合せしめること
によって得られた耐衝撃性架橋重合体成型物。
(2)メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合触媒
系の存在下バルク重含せしめて架橋重合体成型物を得る
方法において、該重合を2〜40重量%の不飽和結合を
有するノン・テレケリック液状ゴムの共存下に行うこと
を特徴とする耐衝撃性架橋重合体成型物の製造方法。
(3) a)メタセシス重合触媒系の触媒成分を含むメ
タセシス車台性モノマー反応性溶液(溶液A)および b)メタセシス重合触媒系の活性化剤成分を含むメタセ
シス重合性モノマーの反応性溶液(溶液B) より少なくともなる反応性溶液の組合Vにおいて、これ
ら溶液Aおよび溶液Bを合せたメタセシス重合性モノマ
ーは、全体の2〜40市量%の不飽和結合を有するノン
・テレケリック液性ゴムを含イ1していることを特徴と
する反応性溶液の組合「。
本発明で用いられる液状ゴムは、前jボの如く、常温で
液体でおり、従って通常のゴムにおいて行われる加工工
程、例えばカレンダーリング、ミリングなどの加工は不
可能なものである。従って、液状である範囲はその構成
単位によって異なるため、用いられる液状ゴムの分子量
を位置がいに規定は出来ないが、通常約1000以上で
必って特別な例を除いて一般に10万以下の分子量のも
のが用いられる。ポリ−シス−1,4−イソプレンの場
合は、般に枚方以上、ポリ−シス−1,4−ブタジェン
の場合は約1,000〜約10,000の範囲のものが
用いられる。
また、本発明で用いられる液状ゴムは、不飽和結合を必
る程度以上含有していることが必要であり、そのため一
般には、ジエン系のゴムそのものが好適に用いられる。
これらのジエン系のゴムを水添したもの或いはイソブチ
レン−ジエン系、エチレンープロピレンージエンターポ
リマーも用いることが出来るが、成る程度以上の不飽和
結合の含有は必要で1つ、一般にはヨウ素価で10以上
、殊に25以上でおるのが好ましい。
これら液状ゴムの具体例としては、例えばポリシス−1
,4−イソプレン、ポリシス−1,4−ブタジェン、ポ
リ−1,2−ブタジェン、ポリスチレン−ブタジェン、
これらのゴムの部分水添加物、ポリエチレン−ブタジェ
ン、ポリプロピレン−ブタジェン、ポリエチレンープロ
ピレンージエンーターポリマー、ポリアクリロニ1ヘリ
ルブタジエン。
ボリイソブヂレンージエンなどをあげることが出来る。
本発明におけるこれらの液状ゴムはノン・テレケリック
(non −telechelic)であることが必要
でおり、ノン・テレケリックなる言葉は、末端のみなら
ず末端以外にも、例えばヒドロキシル基。
カルボキシル基、アミノ基などの如き官能基であってメ
タセシス重合触媒系の活性を阻害する極性のプロトン含
有基などを含有しないという意味に解するものとする。
液状ゴムは、その合成法がイオン重合、ラジカル工合な
どの車台方式の如何に拘らず使用可能であるが、ラジカ
ル車台による場合、度々行なわれる乳化重合の場合組合
体中に混入する乳化剤がメタセシス重合触媒系の活性を
阻害するため好ましくない。
前述した液状ゴムのうち、ポリシス−1,4−イソプレ
ン、ポリシス−1,4−ブタジェン、ポリ−1,2−ブ
タジェンが特に好適である。
本発明にお()る前記液状ゴムは、メタセシス重合性モ
ノマーとの合it ffiに対して2〜401 ft1
%の範囲で使用される。更に好適な使用範囲としては3
〜30重量%、特に5〜20重量%が好適である。
但し、これはあくまでも一般的な見地からのものであっ
て、用いられる七ツマー9液状ゴム、および要求される
耐衝撃性の程度などによって左右され、実験によってそ
の最適添加量は定めるべきである。
従来メタセシス重合性モノマーの重合において固形ゴム
の使用割合は、前述の如く成型時の使用可能粘度などの
制約から粘度の比較的低いゴムを用い且つ高粘度の液が
許容できる反応削出成型においても10重伍%以下、一
般には7重量%以下であったが、液状ゴムは前記の広い
範囲で加えることが可能である。
一方、上述した如き液状ゴムとともに、成型物を形成す
るために用いられるメタセシス重合性モノマーとしては
、メタセシス重合によってバルク重合して成型物を与え
1ワるものなど、いかなるものでも差支えないが一般に
メタセシス重合性シクロアルケン基を1〜4個含有する
ものが用いられる。特にノルボルネン型の結合を有する
ものが好ましい。特に炭化水素系のものが好ましく、具
体例としては、ジシクロペンタジェン、ジヒドロジシク
ロペンタジェン、シクロペンタジェン−メチルシクロペ
ンタジェン共二吊体、5−エチリデンノルボルネン、5
−ビニルノルボルネン、ノルボルネン、5−シクロヘキ
セニルノルボルネン、1゜4−メタノ−1,4,4a、
 5.6.7.8.8a−オクタヒドロナフタレン、 
1,4,5.8−ジメタノ−1,4,4a、5,6,7
.8.8a−−Aフタヒドロナフタレン、6−ニチリデ
ンニ1,4,5.8−ジメタノ−1,4,4a、5,7
,8.8a−ヘプタヒドロナフタレンl 1+41J1
8−ジメタノ−1゜4、4a、 5.8.8a−へキサ
ヒドロナフタレン、1〜リシクロ[8,2,1,Olト
リデカ−5,11−ジエン、ノルボルナジェン、5−フ
ェニルノルボルネン、エチレンビス(5−ノルボルネン
)などをあげることができる。就中特にジシクロペンタ
ジェン或いはそれを50%以上含有する七ツマー混合物
が好ましい。
また必要に応じて酸素、窒素などの異種元素を右する極
性基を含むメタセシス重合性モノマーも用いることがで
きる。かようなメタセシス重合性モノマーもノルボルネ
ン4mm単位を有するものが好ましくかつ極性基として
は、エステル基、エーテル基、シアノ基或いはN−置換
イミド基などが好ましい。
かかる極性基はルイスペースとして、メタセシス重合反
応の開始を調節する作用を右しており、また生成した重
合体成型物中に極性基を導入しうる効果らあるので、そ
れらの作用の必要性に応じて好適に用いられる。
かかる極性上ツマ−としては、(5−ノルボルネニル)
メヂルーフェニルエーテル、ビス[(5−ノルボルネニ
ル)メチル]エーテル、5−メトキシカルボニルノルボ
ルネン、5−メトキシカルボニル−5−メチル−ノルボ
ルネン、5[(2−エチルへキシロキシ)カルボニル]
ノルボルネン。
エチレン−ビス(5−ノルボルネンカルボニ1;シレー
ト)、5−シアノノルボルネン、6−ジアツー1.4,
5.8−ジメタノ−1,4,4a、 5. G、 7.
8.8a−オクタヒドロナフタレン、N−プチルナデイ
ク酸イミド、5−(4−ピリジル)−ノルボルネンなど
を挙げることが出来る。
また、難燃性ヤ軟化温度の向上のために含ハロゲン・メ
タセシス重合性モノマーも用いることが出来る。かかる
モノマーの具体例としては、5−クロロノルボルネン、
5−ブロモノルボルネン。
5.5.6−1〜リクロロノルボルネン、 5,5,6
.6−チトラクロルノルボルネン、5.6−ジブロモノ
ルボルネン、5− (2,4−ジブロモフェニル)ノル
ボルネンなどを挙げることが出来る。
上述した如きメタセシス重合性モノマーは1べてメタセ
シス重合触媒を阻害する不純物の含有量は極力小さいも
のが好ましい。
本発明で重合体成型物を得るのに用いられるメタセシス
重合触媒系は、知られているように一般に触媒成分と活
性化剤成分の二成分からなる。
しかしながら、メタセシス重合反応は、一般に発熱反応
であり、一旦重合が開始されると、系がざらに加熱され
反応が加速されることになる。
そこで前述の如く、モノマーと触媒成分より主としてな
る溶液(溶液A)と、モノマーと活1生化剤成分より主
としてなる溶液(溶液B)との二つの溶液を予め調製し
ておき、衝突混合(RIM方式)やスタディツクミキサ
ーなどの手段によって急速混合し直ちに鋳型に注入し、
賦形した後、型内で硬化させる方法が好適に使用出来る
。その場合、モノマーの組成は、両液で同じであること
は必要でなく、モノマーの機能によって任意に変更する
ことが出来る。また液状ゴムの添加間を両液によって変
えることもできるが、一般に反応割出成型法においては
、両液の粘度が等しい方がミキシングが効果的に行われ
るのでその方がより好ましい。
もう一つの重合体成型物を196方法として、前述の如
くメタセシス重合の開始を遅延する調節剤として働くル
イスペース、或いはかかるフイスペースを有するメタセ
シス重合モノマーを加えて、重合開始を遅延し、予め生
成したプレミックスを型内に流入する方法、即ち、レジ
ン・インジェクションの方式もとることが出来る。この
場合は型内にカラス繊維マツ1〜などを予め布置してお
くことにより、繊維強化成型物を(qるのに右利である
メタセシス重合触媒系における触媒成分としてはタング
ステン、レニウム、タンタル、モリブデンなどのハライ
ドなどの塩類か用いられるが、特にタングステン化合物
が好ましい。かかるタングステン化合物としては、タン
グステンハライド。
タングスデンオキシハライドなどが好ましりにり具体的
には、タングステンへキザクロライト、タングステンオ
キシクロライドなどが好ましい。また、有機アンモニウ
ムタングスデン酸塩など’b Illいることが出来る
。かかるタングステン化合物は、直接モノマーに添加す
ると、直らにカチオン重合を開始することがfljつて
dシリ好ましくない。従ってかかるタングステン化合物
は不活性溶媒例えばベンゼン、1〜ルエン、クロロベン
ピン等に予めL’Q濁し、少量のアルコール系化合物ま
たはフェノール系化合物を添加J′ることによって可溶
化させて使用するのが好ましい。
さらに、上述した如き、好ましくない重合を予防ダるた
めにタングステン化合物1 ’Eルに対し、約1〜5モ
ルのルイス塩基またはキレ−1−止剤を添加することが
好ましい。かかる添加剤としてはアレデルアセ1〜ン、
アセト酢酸アルキルエステル類、テトラヒドロフラン、
ベンゾニトリルなどを挙げることができる。本発明で用
いられる共千合用極性モノマーは、前jボの如く、その
ものがルイス塩基である場合が必り、上記の如き化合物
を特に加えなくて・しぞの作用を有している場合もある
かくして、触媒成分を含むモノマー溶液(溶液へ)は、
実用上充分な安定性を有J−ることになる。
一方メタセシス車台触媒系における活性化剤成分は、周
期律表第■〜第■族の金属のアルキル化物を中心とづる
有機金属化合物、特にテl−ラアルキルスズ、アルキル
アルミニウム化合物、アルキルアルミニウムハライド化
合物が好ましく、具体的には、塩化ジエチルアルミニウ
ム、ジ塩化エチルアルミニウム、1〜リコクチルアルミ
ニウム、ジオクヂルアルミニウムアイΔタイド、テ(〜
ラブチル錫などを挙げることができる。これら活性化剤
成分としての有機金属化合物を、原料単量体に溶解する
ことにより、もう一方の溶液(溶液Bに相当する)が形
成される。
本発明にd3いては、基本的に前記溶液へおよび溶液B
を混合することによって、架橋重合体成型物を得ること
ができるが、上記組成のままでは、重合反応が非常に速
く開始されるので、成形用鋳型に充分流れ込まない間に
硬化が起ることがあり、度々問題となる場合が多く、そ
のために前述の如く活性調節剤を用いることが好ましい
かかる調節剤としては、ルイス塩基類が一般に用いられ
、就中エーテル類、エステル類、ニトリル類などが用い
られる。具体例としては安息香酸エチル、ブチルエーテ
ル、ジグライムなどを挙げることが出来る。かかる調節
剤は一般的に、有機金属化合物の活性化剤の成分の溶液
の側に添加して用いられる。前述と同様にルイスペース
基を有する共重合モノマーを使用する場合には、それに
調節剤の役目をかねさIることが出来る。
メタセシス千合m(媒系の使用量は例えば触媒成分とし
てタングステン化合物を用いる場合は、上記原料単量体
に対するタングステン化合物の比率は、モル基準で、約
1000対1〜15000対1、好ましくは2000i
J 1のイ」近てありまた、活性化剤成分はアルキルア
ルミニウム類を用いる場合には°、上記原料単量体に対
するアルミニウム化合物の比率は、モル基準で約100
λ11〜約2000対1、好ましくは約200対1〜約
500対1の付近が用いられる。
更に上述した如き、マスク剤や調節剤については、実験
によって上記触媒系の使用■に応じて、適宜、調節して
用いることが出来る。
本発明による架4・! ff1合体成型物には、実用に
当って、その特性を改良または維持するために、さらに
各種添加剤を配合することができる。かかる添加剤とし
ては、充UA、含1.m化防止剤、光安定剤、難燃化剤
、高分子改良剤などがおる。このような添加剤は、本弁
明の架]n重合体が形成されて後は添加することが不可
能であるから、添加する場合には予め前記した原料溶液
に添加してd′3く必要がある。
その最・し容易な方法としては、前記溶液Aおにび溶液
Bのいずれか又は両方に前もって添加しておく方法をあ
げることが出来るが、その場合、その液中の反応性の強
い触媒成分や、活性他剤成分と実用上さしつかえある程
度には反応Uず、かつ重合を阻害しないものでなくては
ならない。どうしても、その反応がさけえないが共存し
ても、重合は実質的に阻害しないものの場合は、単量体
と混合して、第三液を調整し、重合直前に、混合使用す
ることも出来る。また、固体の充填剤の場合であって、
両成分が混合されて、重合反応を開始する直前あるいは
重合をしながら、その空隙を充分にうずめ19る形状の
ものについては、成形用モールド中に、充填してあくこ
とも可能である。
添加剤としての補強材又は充填剤は、曲げモジュラスを
向上するのに効果がある。かかるものとしてはガラス繊
維、雲母、カーボンブラック、つΔラストナイト等をあ
げることが出来る。これらを、いわゆるシランガプラー
などによって表面処理したものも好適に使用できる。
また、本発明の架橋重合体成型物は、酸化防止剤を添加
しておくことが好ましく、そのためフェノール系又はア
ミン系の酸化防止剤を予め溶液中に加えておくことが望
ましい。これら酸化防止剤の具体例としては、2.6−
t−ブチル−p−クレゾール、N、N’−ジフェニル−
p−フ■ニレンジアミン、テトラキス[メチレン(3,
5−ジー[−ブチル−4−ヒドロキシシンナメ−1・)
]メタンなどがあげられる。
本発明の重合体成型物は、液状ゴムを添加uしめること
によって、可撓性をまし耐衝撃性と、場合によって耐熱
性を改善したことを特徴とする。
かかる液状ゴムの形で用いることにより通常の固型ゴム
の場合よりも、広い範囲の添加mを可能としたものであ
るが、固型エラス(〜マーも、本凭明の特徴を損なわな
い範囲で少量、一般に5重量%以下の長、ざらに一般に
は3重量%以下を11を用して用いることが出来る。か
かる目的に用いられるエラストマーとしては、スチレン
−ブタジェン−スチレントリブロックゴム、スチレンー
イソプレンースチレンゴリブロックゴム、ポリブタジェ
ン。
ポリイソプレン、ブチルゴム、エチレンプロピレン−ジ
ェンターポリマー、ニトリルゴムなどをめげることが出
来る。
本発明の重合体成型物は、前記した如く、重合と成型と
を同時に行うことによって製造される。
かかる成型法としては前述の如く、触媒系とモノマー混
合物を前もって、混合したプレミックスを型の中に流入
せしめるレジンインジェクション方式、触媒系を2つに
分けた溶液Aと溶液Bをヘッド部で衝突混合せしめてそ
のまま型に流し込むRIM方式をとることが出来る。い
ずれの場合も異型←E−ルド)への注入圧力は化較的低
圧であることができ、従って安価な鋳型を使用すること
が可1走である。
また、型内の重合反応が開始されると反応熱によって型
内の温度は急速に上昇し、短時間に重合反応が終了する
。ポリウレタン−RIMの場合と異なり、モールドから
離脱は容易であり、特別の離型剤を必要としない場合が
多い。
成型物は、表面に酸化層が出来ることかつシアノ基の極
性によってエポキシやポリウレタン等の一般に使用され
る塗料への何首性は良好でおる。
かくして得られた成型物は、従来のものに比して、耐性
i撃性及び耐熱性が改良されており、自動車等を含めた
各種運搬機器の部祠、電気、電子機器のハウジングなど
、大型の成型物を含めて広範な用途に使用出来る。
以下に実施例を掲げて本発明を詳述する。なお実施例は
説明のためであってそれに限定するものではない。
実施例1〜10 市販のジシクロペンタジェン(DCP>を減圧下、窒素
気流中で蒸留精製した。精製ジシクロペンタジェンは融
点33.6℃、ガスクロマ1〜グラフによる純度測定で
は99%以上の純度を示した。
液状ゴムは下記表1のものを使用した。
[触媒成分溶液の調製1 六塩化タングステン20(]を乾燥トルエン70dに窒
素気流中下で添加し、次いでノニルフェノール21(]
及びトトシルエン16〃よりなる溶液を添加して0、5
Hのタングステン含有触媒溶液を署製糸、この溶液に対
し、窒素ガスを一晩パージして、六塩化タングステンと
ノニルフェノールとの反応によって精製された塩化水素
ガスを除去して、重合用触媒とした。
かかる溶液10m1.アセチルアL!トン1.O+1単
吊体混合物500rnll@混合し、タングステン含量
0、001)f溶液Aを調製した。
[活性化剤成分溶液の調装] トリオクチルアルミニウム85に対しジオクチルアルミ
ニウムアイ間ダイト15.ジグライム300のモルυj
合で調製し、混合単但体500rnl@混合してアルミ
ニウム分0.0038の溶液Bを調製した。
かかる上記の溶液を触媒成分溶液(溶液A>10〃認、
活性化剤成分溶液(溶液B)lhfを所定の温度としだ
後充分窒素で置き換えたシリンジ内に取り出した。
かかるシジンジ空液を一定速度で両方を同時に押出しノ
ズル内に導き、そこで衝突混合して型内に流し込める超
小型RIMtXlにかけて成型した所、褐色のタフな板
状物が成型出来た。
成型したり゛ノズルからノッヂ付アイゾツト用1ナンプ
ルとT〜IA用サンプルを切り出し軟化点と耐衝撃性を
測定した。HMAは窒素気流中、Z1侵入モードで軟化
点を測定し、また溶液粘度を回転粘度h1で測定し表3
に示した。
その結果から判る通り、低粘度の溶液によって耐衝撃性
と軟化点という、一般に相矛盾する両方の性?1か向上
しているのが判る。かかる効果は、不飽和結合を多く有
するもの即ち、ポリブタジェン、ポリイソプレン等がそ
の部分水添加物よりも大きく、不飽和結合が大きな効果
を有していることが判る。
実施例11〜14 jl i−m 体混合物として下記表4のものを用いる
他は実施例1と同様にして溶液へ、及び溶液Bを冑だ。
これらの各10威づつを窒素気流下ビーカ中で急速に攪
拌、それを60°Cに加熱した板状成型物の得られる型
内に流し込み、大きな板状成型物を19Iこ 。
かかる成型物の耐衝撃性及び熱軟化点(T M Aにに
る)を測定し、表5にまとめた。
イの結果から判る通り、シアノ基置換単母体や、メトキ
シカルボニル基簀の極性官能基を有する単量体を共重合
さUることにより、軟化点が低下し一果軟でタフな成型
物が1!Iられ、耐衝撃1iがより向上されることが判
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合触媒
    系の存在下2〜40重量%の不飽和結合を有するノン・
    テレケリック液状ゴムの共存下バルク重合せしめること
    によって得られた耐衝撃性架橋重合体成型物。
  2. (2)メタセシス重合性モノマーをメタセシス重合触媒
    系の存在下バルク重合せしめて架橋重合体成型物を得る
    方法において、該重合を2〜40重量%の不飽和結合を
    有するノン・テレケリック液状ゴムの共存下に行うこと
    を特徴とする耐衝撃性架橋重合体成型物の製造方法。
  3. (3)a)メタセシス重合触媒系の触媒成分を含むメタ
    セシス重合性モノマー反応性溶液(溶液A)および b)メタセシス重合触媒系の活性化剤成分を含むメタセ
    シス重合性モノマーの反応性溶液(溶液B) より少なくともなる反応性溶液の組合比において、これ
    ら溶液Aおよび溶液Bを合せたメタセシス重合性モノマ
    ーは、全体の2〜40重量%の不飽和結合を有するノン
    ・テレケリック液性ゴムを含有していることを特徴とす
    る反応性溶液の組合せ。
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