JPS6325741Y2 - - Google Patents

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JPS6325741Y2
JPS6325741Y2 JP7876983U JP7876983U JPS6325741Y2 JP S6325741 Y2 JPS6325741 Y2 JP S6325741Y2 JP 7876983 U JP7876983 U JP 7876983U JP 7876983 U JP7876983 U JP 7876983U JP S6325741 Y2 JPS6325741 Y2 JP S6325741Y2
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JP
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heat sink
circuit board
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plate
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JP7876983U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電子回路部品を実装したプリント回
路基板を底部に配置したケースの開口部に、一個
またはそれ以上の個数の半導体素子を装着した放
熱板を配置し、該放熱板を接地するようにした電
子装置に関する。
従来技術 従来のこの種の電子装置としては、第1図に示
すような構造のものが知られている。第1図にお
いて、1は例えばプラスチツク等の絶縁材料によ
つて形成されたケース、2は該ケース1の底部1
01側に配置されるプリント回路基板である。該
プリント回路基板2の一面側には、一点鎖線で示
すような領域に電子回路部品3を実装してあるも
のとする。4は一個またはそれ以上の個数の半導
体素子、例えばトランジスタ等を装着した放熱板
であつて、前記ケース1の上面側の開口部の一部
を閉塞するように、ケース1の上面側に装着され
る。5は放熱板4をケース1の側面板102の一
部に突設した取付部103にネジ止めするネジで
ある。
6は前記プリント回路基板2の裏面側に形成さ
れた接地導体パターンに導通接続させた接地端子
である。該接地端子6は適当な金属板で構成さ
れ、両端縁に折曲げ片61を折曲げ形成した構造
となつている。プリント回路基板2をケース1の
底部101側に配置した場合、接地端子6の折曲
げ片61が、ケース1の外側に突出して設けた台
板部104の挿入孔105に挿入される。そして
この接地端子6の上からネジ7を通して、ケース
1、電子回路部品3を実装したプリント回路基板
2及び放熱板4の組立体を、図示しない筐体に締
付け固定することにより、全体の固定と同時にフ
レーム接地がとられる。
第2図は放熱板4に対する半導体素子の取付構
造及び設置構造の具体例を示している。8は半導
体素子を構成するトランジスタである。トランジ
スタ8は一面側にコレクタ放熱金属面81を露出
させ、他の残りの部分を樹脂モールドした構造と
なつている。この種のトランジスタ8はコレクタ
放熱金属面81があることから、放熱特性が良好
で大出力を取り出すのに好適なものであるが、そ
の放熱特性を更に向上させるため、図示する如
く、コレクタ放熱金属面81側を、例えばシリコ
ンシート等の耐熱性のある電気絶縁シート9を間
に挾んで、放熱板4の側面板41の内面に対面さ
せる。この場合、放熱板4に対するコレクタ放熱
金属面81の密着性が高い程、両者間の熱結合度
及び熱伝導度が高くなり、放熱特性が向上する。
そこで、コレクタ放熱金属面81のある一面側と
は反対側の面82側に押え板10を対接させ、該
押え板10をネジ等の結合具11によつて締め付
け、その締付力によつてトランジスタ8のコレク
タ放熱金属面81を放熱板4の側面板41側に密
着させてあつた。
上記の構造では、放熱板4がトランジスタ8に
対して一種のアンテナ的な作用をなし、外部から
のノイズを拾う欠点がある。この欠点を解消する
手段として、放熱板4を接地する必要がある。そ
の接地構造として、従来はリード線12を用い、
該リード線12の一端をプリント回路基板2上の
接地導体パターン21に半田付けすると共に、他
端を放熱板4に取付けたラグ端子13等に半田付
けすることにより、放熱板4を接地する構造を取
つていた。従つて、放熱板4はリード線12→接
地導体パターン21→接地端子6を通してフレー
ム接地される。
従来技術の欠点 しかしながら、かかる接地構造では作業工数が
非常に多くなり、組立が面倒になる。しかも放熱
板4とプリント回路基板2とは別々の工程で製作
されるものであつて、放熱板4を組付ける段階で
は、プリント回路基板2に対する電子回路部品3
の実装は既に完了しているのであり、この段階で
リード線12を用いて放熱板4を回路基板2上の
接地導体パターン21に接続する従来構造では、
放熱板4の組付け段階で新たに半田付け作業等が
必要になり、組立作業が非常に煩わしくなる。ま
た、筐体に対して直接接地される接地端子6は、
プリント回路基板2をケース1内部に組込む前
に、その接地導体パターン21に予め半田付け等
の手段によつて固定し、プリント回路基板2の一
端部側に突出させておく必要があるため、プリン
ト回路基板2をケース1の内部に組込むときに、
該接地端子6が邪魔になり、組立作業が面倒にな
る難点もあつた。
本考案の目的 そこで本考案は上述する従来の欠点を解消し、
放熱板及びプリント回路基板の接地を、全体の組
立と同時に、簡単かつ確実に行なうことができる
ようにして、組立及び接地処理の容易化を図つた
電子装置を提供することを目的とする。
本考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、電子回路
部品を実装したプリント回路基板を底部に配置し
たケースの開口部に、一個またはそれ以上の個数
の半導体素子を装着した放熱板を配置し、該放熱
板を接地するようにした電子装置において、前記
ケースの内部で前記放熱板を前記プリント回路基
板上の接地導体に導通接続させ、該放熱板に前記
ケースの外側に配置される金属接地端子を連結
し、該接地端子を通して前記放熱板及び前記プリ
ント回路基板の接地導体を接地することを特徴と
する。
実施例 第3図は本考案に係る電子装置の分解斜視図、
第4図は同じく側面図、第5図は同じく要部の部
分断面図である。図において、第1図及び第2図
と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示して
いる。図において、14は金属薄板等によつて構
成された接地端子板である。該接地板14は従来
はプリント回路基板2に一体的に結合されていた
が、本考案においては、一つの独立した部品とな
つていて、ケース1の側面板102に沿つて、台
板部104から上端縁に突設した取付部103に
向つて配設し、取付部103の上でネジ15によ
り放熱板4に電気的、機械的に結合させてある。
従つて、放熱板4はプリント回路基板2上の接地
導体パターンを経由することなく、接地端子14
を通して直接的に接地される。
前記ケース1の側面板102側には、その略半
分を切欠いた開口部106を設けてある。該開口
部106の大部分は、ケース1に対して前記放熱
板4及び接地端子14を組付けた場合、放熱板4
に折曲げ形成した側面板42及び前記接地端子1
4によつて閉塞される。
次に放熱板4とプリント回路基板2上の導体パ
ターンとの間の接地構造について、第5図を参照
して説明する。第5図の実施例では、回路基板2
上のトラジスタ8の実装位置付近に、適当な金属
板材で成る接地板16を、トランジスタ8のコレ
クタ放熱金属面81とは反対側の面82に対向す
る如く立設してある。この接地板16は、その下
端部161をプリント回路基板2に設けた孔に挿
着し、かつ接地導体パターン21に半田付け固定
してある。この半田付け作業は回路基板2に対す
るトランジスタ8等の部品実装と同時に行なうこ
とができる。そして、この接地板16の上にアル
ミニユウーム等の金属板材で成る押え板17を対
接させ、該押え板17を放熱板4の側面板41を
貫通させたネジ等の結合具11によつて締付ける
ことにより、接地板16の上からトランジスタ8
に対して放熱板4の面41に密着させる密着力を
加えて組立てる。放熱板4の側面板41から略直
角方向に折曲げられた上面板43には、孔44を
設けてあり、該孔44内に押え板17の上端部1
71を嵌合させて組立ててある。
上述のような構造であると、放熱板4に対する
トランジスタ8の押え完了と同時に、プリント回
路基板2上の接地導体パターン21→接地板16
→押え板17→放熱板4の接地回路が形成され、
更に前述の如く、放熱板4→接地端子14の接地
回路が形成される。従つて、全体の組立完了と同
時に、プリント回路基板2上の接地導体パターン
21の接地及び放熱板4の接地処理が完了するか
ら、従来と異なつて、改めて接地処理を施す必要
がない。このため、接地処理作業が非常に簡単に
なり、組立作業性が向上する。
また、接地板16及び押え板17により、トラ
ンジスタ8のもう一つの面82側にも放熱経路が
形成されるので、放熱性も向上する。
更に、従来と異なつて、プリント回路基板2に
対して組立の邪魔になる接地端子を取付ける必要
がないから、ケース1に対するプリント回路基板
2の組込み作業が非常に容易になる。
本考案の効果 以上述べたように、本考案は、電子回路部品を
実装したプリント回路基板を底部に配置したケー
スの開口部に、一個またはそれ以上の個数の半導
体素子を装着した放熱板を配置し、該放熱板を接
地するようにした電子装置において、前記ケース
の内部で前記放熱板を前記プリント回路基板上の
接地導体に導通接続させ、該放熱板に前記ケース
の外側に配置される金属接地端子を連結し、該接
地端子を通して前記放熱板及び前記プリント回路
基板の接地導体を接地することを特徴とするか
ら、放熱板及びプリント回路基板の接地を、全体
の組立と同時に、簡単かつ確実に行なうことがで
きるようにして、組立及び接地処理の容易化を図
つた電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子装置の分解斜視図、第2図
は同じく要部の部分断面図、第3図は本考案に係
る電子装置の分解斜視図、第4図は同じく側面
図、第5図は同じく要部の部分断面図である。 1……ケース、2……プリント回路基板、3…
…電子回路部品、4……放熱板、14……接地端
子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電子回路部品を実装したプリント回路基板を
    底部に配置したケースの開口部に、一個または
    それ以上の個数の半導体素子を装着した放熱板
    を配置し、該放熱板を接地するようにした電子
    装置において、前記ケースの内部で前記放熱板
    を前記プリント回路基板上の接地導体に導通接
    続させ、該放熱板に前記ケースの外側に配置さ
    れる金属接地端子を連結し、該接地端子を通し
    て前記放熱板及び前記プリント回路基板の接地
    導体を接地することを特徴とする電子装置。 (2) 前記半導体素子は一面側にコレクタ放熱金属
    面を露出させたトランジスタで構成され、該ト
    ランジスタの前記コレクタ放熱金属面を、電気
    絶縁シートを間に挾んで、前記放熱板の内面側
    に対面させ、前記トランジスタの前記コレクタ
    放熱金属面側とは反対側の面には前記プリント
    回路基板上の接地導体に導通させた金属板を対
    向させ、該金属板を前記放熱板に着脱自在に組
    付けられる金属押え板により前記放熱板側に密
    着させることにより、前記放熱板と前記プリン
    ト回路基板の接地導体とを電気的に導通させた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の電子装置。
JP7876983U 1983-05-25 1983-05-25 電子装置 Granted JPS59185840U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7876983U JPS59185840U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 電子装置

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JP7876983U JPS59185840U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 電子装置

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Publication Number Publication Date
JPS59185840U JPS59185840U (ja) 1984-12-10
JPS6325741Y2 true JPS6325741Y2 (ja) 1988-07-13

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JP7876983U Granted JPS59185840U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 電子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0751828Y2 (ja) * 1988-09-27 1995-11-22 松下電工株式会社 電子回路の放熱・アース構造
JP4773395B2 (ja) * 2007-04-05 2011-09-14 春日電機株式会社 除電性能検知器

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JPS59185840U (ja) 1984-12-10

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