JPH0969584A - 集積回路のパッケージ - Google Patents

集積回路のパッケージ

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JPH0969584A
JPH0969584A JP22439295A JP22439295A JPH0969584A JP H0969584 A JPH0969584 A JP H0969584A JP 22439295 A JP22439295 A JP 22439295A JP 22439295 A JP22439295 A JP 22439295A JP H0969584 A JPH0969584 A JP H0969584A
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cap
pedestal
substrate
integrated circuit
package
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Koichi Nakayama
康一 中山
Shinichi Yamamoto
眞一 山本
Toshio Sakurai
敏夫 桜井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストに製造でき、且つ十分なシールド性
が得られる集積回路のパッケージを提供する。 【解決手段】 金属製の台座10と、台座10に接合さ
れ、表面には集積回路が形成される基板20と、基板2
0を覆うようにして台座10と組み合わされるキャップ
30とを備えた集積回路のパッケージにおいて、薄肉金
属板を素材とする板金加工によりキャップ30を構成
し、かしめ加工によりキャップ30と台座10とを接合
し、基板20には、基板20から突出してキャップ30
と電気的に接触する導通部23を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド集積
回路が形成された基板を台座とキャップにて覆うように
した集積回路のパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】CRTのビデオ信号の最終段のアンプに
用いる集積回路は高周波回路であるため、外部環境に対
するシールドが必須である。このようなシールド性を付
与した集積回路のパッケージとしては、例えば図4に示
すように、金属製の台座1の上面にハイブリッド集積回
路を搭載したセラミックス基板2が接着され、その基板
2の上方からキャップ3が被せられて台座1に接合され
たものがある。台座1及びキャップ3はいずれも金属ダ
イキャスト製であり、両者の接合には樹脂が用いられ
る。台座1には、L字型に屈曲した複数のリード4が樹
脂5にて固定される。基板2を台座1に接合する際に、
リード4の上端部4aが基板2の貫通孔2aに差し込ま
れ、その後に、リード4と回路基板2とがはんだ付けさ
れる。なお、符号1a、3aはパッケージを他の部材に
取り付けるためのビス穴である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したパッケージで
は、台座1及びキャップ3を接合する際に、まず両者の
接合面に樹脂を配置してこれを加熱溶融させ、その後に
台座1とキャップ3とを組み合わせて両者を樹脂で接着
する必要がある。このため、接合に手間がかかり、組立
コストが嵩む。また、キャップ3は基板2を覆うだけで
足り、さほど剛性が要求されないにも拘わらず堅牢かつ
高価な金属ダイキャスト製であり、材料コストや製造コ
ストが高価となっていた。
【0004】本発明は係る従来技術の問題点に鑑みて為
されたもであり、組立が容易で且つ低コストに製造でき
る集積回路のパッケージを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の台座
と、前記台座に接合され、表面にはハイブッリド集積回
路が形成される絶縁基板と、前記基板を覆うようにして
前記台座と組み合わされるキャップとを備えた集積回路
のパッケージにおいて、薄肉金属板を素材とする板金加
工により前記キャップが構成され、かしめ加工により前
記キャップと前記台座とが接合され、前記基板には、該
基板から突出して前記キャップと電気的に接触する導通
部が設けられたことを特徴するものである。
【0006】本発明では、キャップを薄肉金属製とした
ため、キャップをかしめて台座に固定することが可能と
なる。かしめ加工は、キャップを締め付けて塑性変形さ
せるだけなので、樹脂を用いた接合よりも遙かに簡単に
作業を行える。かしめ加工によりキャップと台座とが電
気的に導通し、キャップと基板とが基板の導通部を介し
て電気的に接触するから、パッケージの全体を同電位に
保つことができ、集積回路部分をシールドできる。薄肉
金属製のキャップはダイキャスト製のものに比べて剛性
が低いものの、基板をシールドするには必要にして十分
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を添
付図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0008】図1は、本形態のパッケージの分解斜視図
であり、符号10は台座、符号20は基板、符号30は
キャップである。台座10はアルミニウム等の金属を平
板状に形成したもので、集積回路部分の放熱作用を果た
す。台座10のみでは放熱作用が十分でないときは、台
座10に放熱フィン等の放熱板が連結される。11は前
記の放熱板との連結用のビス穴である。台座10の両側
には、キャップ30を接合するための切欠12が設けら
れる。
【0009】基板20は、セラミック製の板材の表裏面
に、高周波(例えば数十〜数百MHz程度)の集積回路
を構成するチップコンデンサ、チップ抵抗、トランジス
タ、ダイオード等の各種の回路部品が設けられた、いわ
ゆるハイブリッドICである。基板20上の回路の詳細
は図示を省略しているが、例えばCRTのビデオ信号の
最終段の増幅回路が搭載されている。基板20は、絶縁
性の樹脂を用いて台座10に接着される。従って、図2
及び図3に示したように基板20の裏面と台座10との
間には樹脂による絶縁層40で接合されている。
【0010】基板20上の各種の回路部品のうち、特に
保護が必要な部分(例えばトランジスタ等の半導体チッ
プ等からなる主要回路部分)には、セラミック製又はプ
ラスチック製の保護ブロック21が被せられる。この保
護ブロック21は、基板20に接着剤を用いて接合され
る。基板20の表面の四隅には、キャップ30との電気
的導通を確保するために導電部23が設けられる。この
導電部23は、例えばはんだをバンプ状に盛り上げて形
成される。
【0011】リード22は、それぞれの端部が基板20
に差し込まれてはんだ付けされることにより基板20上
のハイブリッド集積回路と接続される。上述した図4の
例と異なってリード22を基板20に直接実装するよう
にしたので、台座10と基板20との接合後にリード接
続作業を行う必要がなくなり、作業性が向上する。
【0012】キャップ30は、ステンレス材等の薄肉金
属板を箱状に板金加工したものである。キャップ30の
両側には一対の差込部31が設けられる。キャップ30
を基板20に被せる際に、差込部31は台座10の切欠
12に挿入される。この後、図2に矢印で示したように
切欠12の内側の突部13に巻き付くように差込部31
が折り曲げられてかしめられ、これによりキャップ30
が台座10に接合される。なお、図2では、折り曲げ前
の差込部31を二点鎖線で、かしめ後の差込部31を実
線でそれぞれ示した。
【0013】図3に示したように、キャップ30の四隅
には、キャップ30の内側に向かって折れ曲がる爪32
が設けられている。なお、図2及び図3では一箇所の爪
32のみを示したが、他の箇所の爪32の形状も同じで
ある。キャップ30を台座10に固定すると、爪32が
基板20の導通部23と接触し、基板20とキャップ3
0との導通が確保される。台座10とキャップ30とは
かしめ加工により確実に接触する。従って、台座10、
基板20及びキャップ30の三者が電気的に導通し、こ
のため、台座10とキャップ30の電位を例えば集積回
路の接地電位に一致させることができる。なお、本形態
によれば、爪32を導通部23によって上方に弾性変形
させ、それに伴う復元力で両者の接触をより確実なもの
とすることができる。ちなみに、図4のようなダイキャ
スト製のキャップ3では素材の弾性が僅かなため、その
ような弾性を利用した接触機構は採用できない。
【0014】以上の形態では、導通部23を基板20の
四隅に設けたが、本発明はそのような例に限らず、導通
部の箇所は適宜変更してよい。爪32と導通部23とを
接触させる例に限らず、キャップ30の天井や側壁に導
通部23を押し付けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、金
属ダイキャスト製のキャップを樹脂で接合する構成に代
え、薄肉金属板を板金加工して製造したキャップをかし
め加工により台座に接合して基板をシールドするように
したものである。従って、キャップの材料コストや製造
コストを抑えるとともに、パッケージの組立に要する手
間を軽減して大幅なコストダウンを達成できる。また、
台座、基板及びキャップを相互に電気的に導通させるよ
うにしたので、パッケージ全体を同電位に保ち、シール
ドすることができる。従って、基板と台座やキャップと
の電位差、或いはシールド不良に起因する動作不良等の
おそれがない信頼性の高い集積回路のパッケージを提供
できる。特にキャップが薄肉金属製なので、素材の弾性
を利用してキャップと基板とを確実に接触させて導通を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパッケージの分解斜
視図。
【図2】図1のキャップと台座のかしめ部分を図1のII
−II線に沿って示した断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図。
【図4】従来のパッケージの分解斜視図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の台座と、前記台座に接合され表
    面にはハイブリッド集積回路が形成される絶縁基板と、
    前記基板を覆うようにして前記台座と組み合わされるキ
    ャップとを備えた集積回路のパッケージにおいて、薄肉
    金属板を素材とする板金加工により前記キャップが構成
    され、かしめ加工により前記キャップと前記台座とが接
    合され、前記基板には、該基板から突出して前記キャッ
    プと電気的に接触する導通部が設けられたことを特徴と
    する集積回路のパッケージ。
JP22439295A 1995-08-31 1995-08-31 集積回路のパッケージ Expired - Lifetime JP2951243B2 (ja)

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