JPS63248871A - 高級仕上げ用中塗塗料 - Google Patents

高級仕上げ用中塗塗料

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JPS63248871A
JPS63248871A JP8265287A JP8265287A JPS63248871A JP S63248871 A JPS63248871 A JP S63248871A JP 8265287 A JP8265287 A JP 8265287A JP 8265287 A JP8265287 A JP 8265287A JP S63248871 A JPS63248871 A JP S63248871A
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Akinobu Takagi
高木 偵聿
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杉浦 新治
Kyoichi Horibe
堀部 恭一
Ichiro Tabuchi
田渕 一郎
Akimasa Nakahata
顕雅 中畑
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 U上辺上」±! 本発明は、ダル鋼板に電着塗料、中塗塗料および上塗塗
料を順次塗装することからなる塗装系において、特に、
平滑性ならびに鮮映性にすぐれた塗膜に仕上げることに
有用な中塗塗料に関する。
従】じΣ皮術 従来、例えば自動車外板などの塗装系は、主として、外
板基材として多く用いられているダル鋼板をリン酸亜鉛
系などで表面処理してから、電着塗装(カチオン系、ア
ニオン系)、中塗塗装および上塗塗装を順次行なうこと
からなっている。
かかる塗装系に基いて形成された複合塗膜の性能に関し
、物理的および化学的性能と同様に仕上がり塗面の平滑
性や鮮映性などがすぐれていることも重要である。特に
自動車外板、なかでも高級乗用車などでは鏡面仕上げの
ごとく平滑性や鮮映性が顕著にすぐれていることが強く
要求される。
しかし、現在の上記塗装系による複合塗膜の平滑性や鮮
映性などは欧州の高級車と比べてまだ不十分であり、こ
れらを改善することが当業界において懸案事項であった
すなわち、上記ダル鋼板は鋼板を車体などにプレス加工
するさい、プレス加工作業性を容易にし、プレス加工部
位の鋼板のヒズミを防止する目的で、鋼板の圧延製造時
に表面に細かい凹凸をつけたものであって、その表面は
極めて粗面である。このダル鋼板の表面を化成処理し、
硬化塗膜にもとすいて20〜30ルの膜厚に電着塗装す
ることによって上記凹凸は若干解消されるが依然として
明確に残存している。具体的には、これらの表面粗さを
JIS−B−0651に記載の触針式表面粗さ測定器で
測定し、10点平均粗さRZ(J I 5−B−060
1−1982表面粗さ規格に記載)で表示すると、ダル
鋼板自体ではRZが5〜8ミクロン、表面処理してもR
Zは5〜8ミクロン、電着塗装するとRZは1.5〜5
ミクロンの範囲内にほぼ包含される。
上記塗装系による複合塗膜の仕上がり塗面の平滑性およ
び鮮映性を向上させるために、上塗塗料の特性が関与し
ていることは勿論であるが、それよりも重要なことは中
塗塗膜が平滑性にすぐれていることである。
従来の中塗塗料は、主としてポリエステル樹脂およびメ
ラミン樹脂、さらに必要に応じてエポキシ樹脂などを適
宜配合してなる樹脂組成物に無機質顔料、またはさらに
有機顔料などを配合してなっている。かかる従来の中塗
塗料を上記電着塗膜面に静電塗装、エアスプレーなどで
噴霧塗装(膜厚30〜45IL)して硬化せしめた塗面
の粗度はRZが0.8〜1.2ミクロンの範囲内に含ま
れるのが殆どである。
一般に、上塗塗膜の平滑性および鮮映性を格別顕著に向
上させるには、それに先立って塗装した中塗塗膜の表面
粗度RZを0.6ミクロン以下、さらに好ましくは0.
5ミクロン以下にすることが不可欠とされており、上記
中塗塗料のそのままの塗膜では平滑性、鮮映性を向上さ
せることは困難である。そして、該中塗塗面を研磨する
と表面粗度RZを0.6ミクロン以下にすることは可能
であるが、研磨作業が著しく煩雑でコストアップとなり
、生産性も低下するので好ましくない、また、上記ポリ
エステル樹脂を低分子量化して塗膜の流動性を向とさせ
ることも行なわれているが、該中塗塗面の表面粗度を0
.6ミクロン以下にすることは困難で、しかも耐チッピ
ング性、耐湿性などが低下し、タレやすいという欠陥が
生ずる。
さらに、上記顔料の分散性を改良し、あるいは吸油量の
小さい顔料を用いて中塗塗面の平滑性を向上させること
も検討されているが、いずれも平滑性を顕著に改良する
ことは困難であった。
、 が  じょうと る、 へ 本発明は、ダル鋼板に電着塗料、中塗塗料および上”l
料を順次塗装することからなる塗装系に用いることが有
用な中塗塗料に関し、さらに詳しくは、前記の欠陥をす
べて解決し、塗装作業性(ワキやタレが発生せず、造膜
性がすぐれている)が良好で、しかも該塗装系により耐
チッピング性、耐湿性、耐候性、硬度1層間密着性など
のすぐれた複合塗膜を形成し、かつ、電着塗膜の粗面(
凹凸)を隠ぺい(吸収)して平滑性や鮮映性を大幅に向
とさせることが可能な中塗塗料に関する。
。     るため  一 本発明の中塗塗料は、塗面が粗い電着塗膜面に塗装して
も平滑性のすぐれた中塗塗面(RZ=o、sg以下)を
形成することが可能であり、その特徴として、特定のア
ルコールと酸とからなる線状低分子量ポリエステルポリ
オール[(A)成分]を他のポリエステル[(B)成分
]とメラミンホルムアルデヒド樹脂[(C)成分]とか
らなる系に併用したところにある。
すなわち、本発明は、 (A)シクロヘキサリンメタノールと脂肪族飽和二塩基
酸とからなり両末端に1級水酸基を含有する数平均分子
量が300〜800の線状低分子量ポリエステルジオー
ル、 (B)多塩基酸と多価アルコールとからなる数平均分子
量が1,000〜5,000の水酸基含有ポリエステル
樹脂および (C)平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジン核
1個当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロール基を
0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基であるメラミン
樹脂 を主成分とし、(A)、(B)および(C)成分の固形
分合計重陽にもとづいて、(A)成分がIO〜3Q!I
f竜%、(C)成分が25〜40重脣%、残りが(B)
成分であることを特徴とする中塗塗料組成物に関する。
本発明の中塗塗料を構成する各成分について説明する。
(A)成分ニジクロへキサンジメタツールと脂肪族飽和
二塩基酸とからなり、両末端に1級水酸基を含有する数
平均分子量が300〜800の線状低分子量ポリエステ
ルジオールである。
該ポリエステルジオールの構造式は、例えばで示され、
ここで、n=1または2、m=2〜4であって、二塩基
酸対シクロヘキサリンメタノールはモル比で1:1.7
〜2.3の比率であることが好ましい、脂肪族飽和二塩
基酸としてはコハク酸、グルタル酸、アジピン酸および
これらの無水物などが挙げられる。
この(A)成分は、本発明において重要な成分であり、
(A)、(B)および(C)の合計重量にもとすいて、
10〜30重量%、好ましくは15〜25重量%配合さ
れる。この(A)成分を併用すると中塗塗料の塗装後の
ウェット塗膜の流展性が向上し、かつ加熱硬化中でも熱
フローするので、下層の電着表面の凹部にすみやかに浸
透し、かつ該電着塗面の凹凸形状に影響されることなく
表面粗さを隠ぺいし、平滑性にすぐれた中塗塗膜面を形
成するのに著効がある。しかも、該(A)成分を上記範
囲内で用いると中塗塗膜として必須の性能である、塗装
作業性(ワキ、タレ)、硬さ、たわみ性、耐チー2ピン
グ性、耐湿(水)性、密着性、耐候性などをそこなうこ
とは全くない、かかる技術的効果は(A)成分を構成す
る脂環構造と2個以上のメチレン基(CH2)との特性
に由来するものと推定される。
例えば、(A)成分と同等の分子量で1両末端に1級水
酸基を含有し、かつ、分子中に環構造をもたない、脂肪
族炭化水素鎖のみよりなる線状低分子ポリエステルジオ
ール化合物を本発明の中塗塗料の(A)成分と置換した
場合、中塗塗料は、下地粗度の隠ぺい性は良好であるが
、塗膜が軟質になり、ヒ塗塗膜の鮮映性が低下する。ま
た(A)成分と同等の分子量で、かつ両末端に1級水酸
基を含有し、芳香族環を含有するジオール化合物を用い
てなるポリエステルでは、中塗塗料の下地粗度隠ぺい性
が小さく不十分であり、しかも塗膜が硬く脆くなって耐
チッピング性(ハガレ)が低下する。
(A )虚A Lj M l  6 mカA竿131−
) ’I n (’1〜800、好ましくは350〜6
00の範囲内であって、300よりも小さくなると該中
塗塗膜の強度を低下させ、800より大きくなると下地
粗度の隠ぺい性が低下するので好ましくない。
(B)成分:多塩基酸と多価アルコールよりなる数平均
分子量がt、ooo〜5,000の水酸基含有ポリエス
テル樹脂。
これは、既存のハイソリッド形中塗塗料に用いられてい
る、ポリエステル樹脂が好ましい。
具体的には、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有
する多塩基酸と1分子中に2個以上の水酸基を有する多
価アルコールとを、通常の方法でエステル化せしめるこ
とによって得られる。
多塩基酸および多価アルコールとしては通常のものが使
用でき、前者として例えば無水フタル酸、インフタル酸
、テレフタル酸、無水トリメリット酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水ハイミッ
ク酸などの芳香族もしくは脂環族系が好ましく、更に無
水コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、
ドデカンジカルボン酸、無水マレイン酸なども併用でき
、後者として例えばエチレンゲルコール、プロピレング
リコール、1.6ヘキサンジオール、ジエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコー
ル、ビスフェノールジヒドロキシプロビルエーテル、シ
クロヘキサリンメタノール、グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパンなどがあげられる。
CB)成分に関し、数モ均分子量は1,000〜5,0
00、好マシくは1,000〜3.000であって、1
,000より小さいと塗膜強度が低下し、また、塗装時
に垂直部分でタレ易くなり、一方5.000より大きい
と平滑性が十分でなく、(A)成分の前記効果を十分に
発現できない、また、水酸基の含有量は、水酸基価にも
とすいて80〜1・0の範囲が好ましく、ざらに樹脂酸
価は5〜20が好適である。
(C)成分:平均縮合度が2.5以下で、かつトリアジ
ン核1個当りイミノ基を平均1.0〜1.5個、メチロ
ール基を平均0.5〜1.2個、残りがアルコキシ(炭
素数1〜5個)基であるメラミン樹脂。
(C)成分は(A)、(B)成分の架橋剤として作用し
、平均縮合度が2.5より大きいメラミン樹脂を用いる
と、該中塗塗料の塗装後の塗膜の流展性が低下し、平滑
性が劣るので好ましくない。
またメチロール基がトリアジン核1個当り1.2個より
多く有するメラミン樹脂を用いると塗装焼付時にいわゆ
る“ワキ” (塗膜から気泡が抜けたあとにできるピン
ホール状の塗膜欠陥)が発生し易くなったり、耐チッピ
ング性が低下する。ざらにイミノ基とメチロール基が前
記した範囲より少ないモノメリックなメラミン樹脂を用
いると中塗塗膜と電着塗膜または上塗塗膜との層間密着
性が低下する。
本発明の中塗塗料は、上記の(A)、(B)および(C
)成分を主成分とし、これらの構成比率は、該3成分の
固形分合計重量にもとづいて、(A)成分が10〜30
重量%、好ましくは15〜25重量%、(C)成分が2
5〜40重量%。
好ましくは30〜35重量%、残りが(B)成分である
(A)成分が10重量%より少なくなると平滑性が低下
し、30重量%より多くなると塗装時に垂直部でタレ易
く、塗膜凝集力の不足等の欠陥がみられる。
(C)成分が25重量%より少ないと中塗塗膜としての
硬度が不足し、かつ上塗塗料の鮮映性が低下し、また(
C)成分が40重量%より多くなると中塗塗膜の架橋密
度過多になって、硬く、脆くなり、耐チッピング性及び
上塗との居間密着性の低下がおこる。
本発明の中塗塗料は、上記(A)、(B)、(C)成分
を主成分とするが、さらにエポキシ樹脂、レベリング剤
、たれ防止剤、硬化促進剤(酸触媒)などの各種、変性
剤、助剤を必要に応じて添加することができる。
また、中塗塗膜の膜厚保持性、塗装作業性及び塗膜の物
理強度向上等のため、酸化チタン、硫酸バリウム、タン
カル、クレー等の無機顔料や、これに加えて着彩のため
の有機顔料を上記(A)。
(B)および(C)成分の合計樹脂固形分100重量部
に対して、50〜100重量部配合することが好ましい
本塗料は有機溶剤で、塗装適正粘度に調整し、スプレー
塗装、静電塗装によって塗装される。塗装膜厚は硬化塗
膜にもとづいて30〜45ミクロンが適している。該塗
膜は120℃以上の加熱によって架橋反応して硬化塗膜
を形成する。また、上記塗装系で用いる電着塗料(アニ
オン型、カチオン型)および上塗塗料は特に制限される
ことなくすでに一般に使用されているものでよい。
1里二カ」 本発明の中塗塗料を電着塗膜上に塗装することで、ダル
鋼板の凹凸面に起因する電着塗膜表面の粗さを隠ぺい(
吸収)して、極めて平滑な塗面の中塗塗膜が形成される
。従って、その上に塗装した上塗塗料の塗膜は平滑で、
かつ鮮映性の優れたものになる。
すなわち、ダル鋼板に電着塗装し、次いで中塗塗料およ
び上塗塗料を塗装する工程において、上塗塗膜を平滑に
しかもすぐれた鮮映性に仕上げるためには、中塗塗膜の
前記十点平均粗さRZが0.6JL以下であることが必
要である。ところが、従来の中塗塗料では、他の塗膜性
能などを低下させることなく、粗さRZを0.6終以下
に調整することは極めて困難であった(電着塗膜や中塗
塗膜を研磨しないことが前提)、それに対して、本発明
の中塗塗料を、塗膜表面の粗さRZが8牌程度(これは
、表面が最も粗いとされているダル鋼板の粗度RZとほ
ぼ同程度である)の電着塗面に塗装しても、その形成さ
れる中塗塗面の粗さRZを0.6L以下に容易に調整す
ることが可能である。これは、本発明の中塗塗料は電着
塗膜面の凹部にすみゃかに流展し、かつ該電着塗膜表面
の凹凸形状にかかわりなく該中塗塗膜表面が平滑に仕上
がる流動性を有していることによると思われ、かかる技
術的効果は前記(A)成分を特定量の比率で併用したこ
とによって得られたのである。
さらに、本発明の中塗塗料を上記塗装系で用いて形成し
た複合塗膜に関し、従来の中塗塗料を用いたものと比べ
て、耐チッピング性、耐湿性1層間材着性、耐候性、硬
度、屈曲性、塗装作業性(ワキ、タレ)などの性能は同
等もしくはそれ以上である。
次に本発明に関する実施例および比較例について説明す
る。なお、部および%はいずれも重量にもとづく。
(B−1):フラスコ中に、トリメチロールプロパン2
74部、1.6ヘキサンジオ一ル944部、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸462部およびアジピン酸876部を加
えて、160℃から230℃まで3時間かけて昇温し、
230℃で1.5時間保持したのち、キシレン114部
を加えて還流脱水しながら酸価lOになるまで反応し、
キシレン485部を加えて希釈し固形分80%のポリエ
ステル樹脂ワニス(B−1)を得た。このポリエステル
ワニスはガードナー粘度(20℃)x、酸価io、数平
均分子量1550 、水酸基価108であった。
2     B     の  7 (B−2):  (1)と同様にしてトリメチロールプ
ロパン273部、ネオペンチルグリコール840部、無
水フタル酸740部、ヘキサヒドロフタル酸308部、
アジピン酸292部を160℃から230℃まで3時間
かけて昇温し、230℃で1.5時間保持したのち、キ
シレン113部を加えて酸価10まで反応しキシレン5
15部で希釈して70%のポリエステル樹脂ワニスを得
た。
このポリエステル樹脂ワニスの粘度はY、酸価は10.
数平均分子量1600.水酸基価110であった。
(3)   (C)成分の製造例 フラスコ中に、メラミン126部、80%パラホルマリ
ン(三井東圧製)262.5部およびn−ブタノール5
92部を入れ、さらに10%苛性ソーダ水溶液でPHを
8〜9に調整したあと、80℃で1時間、反応させた。
その後、n−ブタノールを296部加え、5%硫酸水溶
液でpHを5.5〜6.0に調整し、80℃で3時間、
反応させた0反応終了後、10%苛性ソーダ水溶液でp
)1を7〜7.5に中和した。中和液を60〜70℃で
真空度5 ms+Hgで減圧儂縮し、未反応のn−ブタ
ノールを除き、加熱残分を70%にした。濃縮物は濾過
して中和塩を除去した。
こうして得られたメラミン樹脂(C−2) ワニスは気
泡粘度計(20℃)でUVの透明な粘稠液で、GPC(
ゲルパーミュレーションクロマトグラフィー)によって
ポリスチレン換算でのピーク分子量を求めると重量平均
分子1i2000.平均縮合度は4.5.)リアジン核
1個あたり、イミノ基0.1個、メチロール基1.5個
、アルコキシル基2.7個であった。
II 、実施例および比較例 第1表に示した組成により中塗塗料(実施例)を製造し
た。顔料として、(A)、(B)および(C)成分の合
計固形分100重量部あたり、酸化チタン70重量部、
硫酸バリウム20重量部およびカーボンブラック0.3
重量部になるよう配合した。これらの顔料は(B)成分
及び溶剤と一緒にペブルボールミルに仕込み、24時間
かけて分散した。
第1表 (月):  (A)成分 (A−1)ニジクロヘキサンジメタツールとコハク酸、
グルタル酸、アジピン酸の二塩基酸ジエステル混合物と
を用いてな り、両末端に1級水酸基を有するポリ エステルジオールで、数平均分子量が 435、水酸基価が230゜ (A−2)ニジクロヘキサンジメタツールとアジピン酸
とを用いてなり、両末端に1級水酸基を有するポリエス
テルジオールで、数平均分子量が440、水酸基価が2
35゜ (22) :配合量は樹脂固形分量で示す。
(寡3):(B−1)および(B−2)は前記製造例で
得たもの。
(束4):(C)JA分 (C−1)  :Cymel 327 (アメリカン 
サイアナミド カンパニー製、商品名)、平均縮合度1
.8.)リアジン核1個あたり、イミノ基1.5個、メ
チロール基0.7個およびメトキシ基3個有するメラミ
ン樹脂。
(C−2):前掲 (本5) : 7’イスパロンL−t 9 a o (
楠本化成■製、商品名)アクリル系界面活性剤 媒) 第2表に比較用の中塗塗料の組成を示した。
第2表 (准7):(A)成分 (A−3):前記(A−1)のシクロへ牛サンジメタツ
ールをビスフ?メールAに 代えた両末端に1級水酸基を有するポ リエステルジオール。重量平均分子1 540、水酸基価280゜ (A−4):前記(A−1)のシクロヘキサリンメタノ
ールをベンタンジオールに代えてなる両末端に1級水酸
基を有するポリエステルジオール、重量平均分子駿 540、水酸基価210゜ 第3表において、 (家1)表面粗さくRZ) ダル鋼板、電着塗膜および中塗塗膜の各々の表面を触針
式表面粗さ測定器(JIS−B−0651)を用いて測
定し十点平 均粗さ:RZ (JIS−B−0601−1982)で
表示した。
(攻2)電着塗装し、次いで中塗塗料を塗装し。
140℃で30分間焼付硬化した中塗塗膜について試験
した結果である。
(零3)上記(攻2)の中塗塗膜にアミノアルキド樹脂
系上塗り塗料(白)を塗装し140℃で30分間、焼付
硬化した上塗塗膜について試験した結果である。
(零4)上記(零2)の中塗塗膜の表面を、三菱ユニ鉛
筆の芯でひっかいて、塗面に傷がつかない最高の芯の硬
さ記号で表示。
(求5)飛石試験機(スガ試験機■、JA−400型)
を使用、同試験機の試料ホルダーに塗装試験板[(13
)で作成したもの]を垂直にとりつけ50gの7号砕石
を、同試験機の圧力計で4 kg/ ctm2の空気圧
で噴射し、砕石を試験板に対し直角に衝突させる。その
時のハガレ傷の程度を良好(0)〜劣る(×)の5段階
で判定した。
(零〇)写像性測定器[IMAGE CLARITY 
METER:スガ試験機■製]で測定0表中の数字はI
CM値でo−too%の範囲の値をとり、数値の大きい
方が鮮映性(写像性)がよく。
ICM値が80以上であれば鮮映性が極めてすぐれてい
ることを示す。
(零7)ゴバン目(IXlmm  100個)セロハン
粘着テープテスト。
(零8)デュポン式衝撃試験機、撃芯径局インチ。
分銅500 g、塗膜にワレを生じない最高の分銅落下
高さで表示。
(求8)中塗塗料をフォードカップ#4/20℃で25
±1秒にキシレンで希釈し、直径lO■の穴をあけた電
着塗装鋼板を垂直に保持した被塗物に、乾燥膜厚にして
40〜45終になるよう塗装し7分間室温放置、140
℃で30分間焼付硬化させる。この間、塗板は垂直に保
持する。穴の下の塗料のタレ具合を良好(O)〜劣る(
×)の5段階で判定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)シクロヘキサリンメタノールと脂肪族飽和二塩基
    酸とからなり両末端に1級水酸基を含有する数平均分子
    量が300〜800の線状低分子量ポリエステルジオー
    ル、 (B)多塩基酸と多価アルコールとからなる数平均分子
    量が1,000〜5,000の水酸基含有ポリエステル
    樹脂および (C)平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジン核
    1個当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロール基を
    0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基であるメラミン
    樹脂を主成分とし、(A)、(B)および(C)成分の
    固形分合計重量にもとづいて、(A)成分が10〜30
    重量%、(C)成分が25〜40重量%、残りが(B)
    成分であることを特徴とする中塗塗料。
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JPH07103345B2 (ja) 1995-11-08

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