JPH02228382A - 中塗塗料組成物 - Google Patents

中塗塗料組成物

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JPH02228382A
JPH02228382A JP5068489A JP5068489A JPH02228382A JP H02228382 A JPH02228382 A JP H02228382A JP 5068489 A JP5068489 A JP 5068489A JP 5068489 A JP5068489 A JP 5068489A JP H02228382 A JPH02228382 A JP H02228382A
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polyester resin
resin
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butyl
pigment
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JP5068489A
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Atsushi Takao
高尾 淳
Shuhei Otake
大竹 修平
Yutaka Takeuchi
豊 竹内
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の積層塗膜を構成する中塗塗料成分
、とくに良好な上塗り外観を与えるとともにチッピング
防止性に優れる中塗塗料組成物に関する。
〔従来の技術] 自動車等の塗膜は、通常、前処理(化成処理)皮膜、下
塗り塗III(電着プライマー塗膜)、中塗り塗膜およ
び上塗り塗膜からなる積層塗膜により構成されている。
これら積N塗膜にはそれぞれに異なった性能が必要とな
るが、中塗り塗膜に要求される機能としては、石跳ね等
の衝撃損傷を防ぐ耐チンピング性と鋼板の粗さあるいは
下塗り塗膜の肌などいわゆる下地肌を隠蔽する良好な上
塗り外観を付与することが重要な要素となる。
このうちチッピングを防止するための技術については多
くの提案がなされており、例えば塗料中の全固形分に対
し特定性状の超微粒子組雲母を配合した自動車用中塗塗
料組成物(特公昭54−43657号公報)、中塗り塗
料として平均粒子径約10〜20Mのタルク粉を含有お
よび含有しない樹脂成分による2段階塗装を施すチッピ
ング性塗装方法(特公昭53−45813号公報)、ま
た最近では、固形分重量比で0.5〜20%の焼成カオ
リンを含有した中塗り塗料組成物(特開昭63−218
774号公報)、重量比が90/10〜60/40の高
分子量ポリヒドロキシエーテルとポリエステル樹脂を主
成分とするビヒクルと無機顔料とを含有するチッピング
防止用中塗り塗料(特開昭63−256662号公報)
、全固形分に対し平均粒径が0.1〜20−のファイン
セラミックスを含有させた中塗塗料組成物(特願昭63
−49168号)、ポリエステル樹脂/ウレタン樹脂変
性ポリエステル樹脂に有機溶媒に不溶な二層構造樹脂粒
子、触媒および顔料成分を含む中塗塗料組成物(特願昭
62−266564号)等が本出願人等により開発され
ている。
一方、上塗り外観を改善するための技術としては、硬化
した下塗り塗膜を研磨したのち中塗り塗膜および上塗り
塗膜を形成する積I!塗膜の形成方法(特開昭60−1
39366号公報)、塗装用鋼板をレーザーのような高
密度エネルギー源を用いて特定の表面性状に処理する塗
装用鋼板及びその製造方法(特開昭62−230402
号公報)などが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のチッピング防止技術において
は、耐チッピング性の改善効果は大きいものの上塗り外
観を向上させる機能の面では十分ではない、また、上塗
り外観を改良する上記の従来技術は、いずれも塗装面の
処理を主体とするものであって中塗塗料そのものに外観
向上性能を付与したものではない。
近時、自動車等の塗膜には一層の高級化が要求されてお
り、このため耐チッピング性ならびに良好な上塗り外観
を同時に付与しえる中塗塗料の開発が強く望まれている
が、上記の理由からこの課題に対して満足できる解決手
段は未だ開発されていない。
本発明は従来技術の問題点を解消するためになされたも
ので、その目的とするところは優れた耐チッピング性を
有し、かつ上塗りの艶を阻害せずに鋼板の粗さおよび電
着塗膜の肌を十分に隠蔽して良好な外観を付与すること
ができる中塗塗料組成物を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明による中塗塗料組成
物は、下記の樹脂(A)、硬化剤(B)および顔料(C
)を主要成分とすることを構成上の特徴とする。
(A)数平均分子量が500〜1500、水酸基価が1
00〜200、酸価が5〜20のポリエステル樹脂また
はウレタン変性ポリエステル樹脂の1種以上からなる固
形分中20〜50重量%の樹脂。
(B)メチル/ブチル混合アルキル化メチロールメラミ
ンまたはブチルエーテル化メラミン樹脂の1種以上から
なる固形分中5〜30重量%の硬化剤。
(C)平均粒径0.6〜2μの硫酸バリウムを固形分中
3〜20重量%を含み、総量が固形分中25〜60重量
%の顔料。
本発明の樹脂成分(A)を構成するポリエステル樹脂は
耐チンピング性と下地の隠蔽ならびに表面平滑性などの
付与に機能する基本樹脂成分で、数平均分子l 500
〜1500.水酸基価100〜200゜酸価5〜20の
特性範囲を有するものを選択使用する。このうち数平均
分子量が500〜1500の範囲は、従来の中塗塗料に
用いられているポリエステル樹脂に比べ低分子量の領域
に属する点に特長づけられ、該低分子量に基づくハイソ
リッド化作用が収縮率の低減と表面フロー性の増大をも
たらして表面平滑化を実現するために寄与する。したが
って、数平均分子量が1500を越える場合には、下地
の隠蔽機能が後退して良好な表面平滑性を得ることが困
難となる。他方、数平均分子量が500を下履ると耐チ
ッピング等の物性が劣化する。より望ましいポリエステ
ル樹脂の数平均分子量の範囲は、700〜1000であ
る。また、水酸基価が100未満であると硬化性が不良
となり、200を越えると弾性が低下して耐チッピング
性が劣化する傾向を招く。
同様に酸価が5より低くなると硬化性が不良となり、2
0を下履る場合には耐水性が後退する。最適な範囲は、
水酸基価が120〜160、酸価が8〜15である。
上記のポリエステル樹脂は、例えば、多価アルコールと
してはエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、l、2−1l、3−12,3−11
,4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1
.6−ヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサンジメ
タツール、2.2−ジメチル−3−ヒドロキンプロピル
−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネート、
2,2.4− )ジメチル−1,3−ベンタンジオール
、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリカプロ
ラクトンポリオール、グリセリン、ソルビトール、アン
ドニール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールブタン、ヘキサントリオール、ペ
ンタエリスリトール及びジペンタエリスリトール等の1
種又はそれ以上の多価アルコールを用い、また多塩基酸
としては、例えばフタル酸、無水フタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水
ハイミック酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸、
ピロメリット酸、無水ピロメリット酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、コハク酸、無水コハク酸、ドデセニルコハク酸、ドデ
セニル無水コハク酸等の1種又はそれ以上の多塩基酸を
用いて一般的な方法で製造することができる。
ポリエステル樹脂に必要に応じて配合されるウレタン変
性ポリエステル樹脂は、より高度なチッピング防止機能
を付与するための樹脂成分(数平均分子量2000−1
0000)である、好適にウレタン変性ポリエステル樹
脂を使用する場合にはポリエステル樹脂の60重量%ま
で、好ましくは45重量%までを置換配合する。
ウレタン変性ポリエステル樹脂は、たとえば、比較的低
分子量(例えば500〜2000 )のポリエステル樹
脂中の水酸基にヘキサメチレンジイソシアネートなどの
ポリイソシアネート化合物を反応せしめて樹脂中にウレ
タン結合を導入したポリエステル樹脂である。
前記ウレタン変性ポリエステル樹脂を製造するのに使用
されるポリイソシア2−ト化合物は分子中に2個以上の
mMのイソシアネート基を有する化合物であって、具体
的には、トリレンジイソシアネート、4.4° −ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、水素
化4゜4′ −ジフェニルメタンジイソシアネート、水
素化トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート、
ダイマー酸ジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト(3モル)とトリメチロールプロパン(1モル)との
付加物、トリレンジイソシアネートの重合体、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、ヘキサメチレンジイソシ
アネートと水との反応物、キシリレンジイソシアネート
(3モル)とトリメチロールプロパン(1モル)との付
加物、トリレンジイソシアネート(3モル)とへキサメ
チレンジイソシアネート(2モル)との付加物などから
選ばれた1種もしくは2種以上が使用でき、このうち耐
候性などのすぐれたヘキサメチレンジイソシアネートと
水との反応物、キシリレンジイソシアネートとトリメチ
ロールプロパンとの付加物、トリレンジイソシアネート
とへキサメチレンジイソシアネートとの付加物、イソホ
ロジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、リジンイソシアネートなどの無黄変タイプが好ましい
上記のポリエステル樹脂と必要に応じて配合された高弾
性樹脂からなる樹脂成分(A)は、固形分中20〜50
重量%の比率で配合する。この配合比率が20重世%未
満であると分散が悪くなって光沢性が低下し、50重量
%を越えると下地の隠蔽性が不十分となる。好ましい配
合量は、30〜40重世%である。
硬化剤(B)としては、メラミン核1個当り平均5個未
満の結合ホルムアルデヒド、平均1.0〜3.5個のメ
チルエーテル基、平均0.5〜3.0個のブチルエーテ
ル基、平均0.5〜3.0個のイミノ基、平均0.5未
満のメチロール基を有し、かつメラミン核の平均重合度
が1.5〜3.5のメチル/ブチル混合アルキルエーテ
ル化メチロールメラミンが効果的に使用される。この理
由は、該硬化剤成分が低縮合度であるためハイソリッド
化性を向上させ、反応開始速度が遅いにも拘らず自己縮
合率が低く塗膜性能的に優れていること、反応開始速度
が遅いため加熱時のフロー度合が大きくなり表面平滑性
を高めること等による。しかし、低温で焼付の可能性が
ある場合には、前記メチル/ブチル混合アルキルエーテ
ル化メチロールメラミンのみでは十分な塗膜性能が得ら
れないことがある。このようなときには、メチル/ブチ
ル混合アルキルエーテル化メチロールメラミンにブチル
エーテル化メラミン樹脂を一部配合して用いることがで
きる。
メチル/ブチル混合アルキルエーテル化メチロールメラ
ミンのメラミン核1個当たり、結合ホルムアルデヒドが
平均5個を越え、メチルエーテル基が平均1.0個未満
、ブチルエーテル基が平均0.5個未満、イミノ基が平
均0.5個未満でメラミン核の平均重合度が1.5未満
の場合は、塗膜の硬化性が不良となり、メチルエーテル
基が平均3.5個を越え、ブチルエーテル基が平均3.
0個を越え、イミノ基が平均3.0個を越え、メチロー
ル基が平均0.5以上で、メラミン核の平均重合度が3
.5を越えると塗膜が硬くもろくなり、耐チッピング性
が低下する。
これら硬化剤(B)の固形分に対する配合比率は、5〜
30重量%、より好ましくは10〜20重量%とする。
この配合比率が5重量%を下廻ると硬化性能が不十分と
なり、30重量%を越えると形成される塗膜が硬く脆弱
となる。
顔料成分(C)としては、二酸化チタン、カーボンブラ
ンクなどの着色顔料のほかに、微粒子状の硫酸バリウム
を配合する。この硫酸バリウムは電着肌の粗面を穴埋め
して平滑面に矯正するために有効機能する顔料成分で、
平均粒径0.6〜2p11、好ましくは0.8〜1.5
μ−の微粉末を固形分中3〜20重量%、好ましくは5
〜15重量%の範囲内で配合される。平均粒径が0.6
μm、配合量が固形分中3重量%をそれぞれ下廻ると中
塗塗料の下地隠蔽性を阻害し、他方、平均粒径が2py
a、配合量が固形分中20重量%をそれぞれ越える場合
には分散性がtiわれで光沢の低下を招く。
顔料成分としては、このほかにタルク、焼成カオリン、
炭酸カルシウム、珪酸マグネシウム等の体質顔料を配合
することができ、顔料成分の総量として固形成分に対し
25〜60重量%配合される。
この配合量が25重四%未満であると下地l!!蔽性が
十分に確保されず、60重量%を下廻ると分散性が低下
して光沢が後退する。好適な配合量は、固形成分中30
〜50重量%の範囲である。
本発明の中塗塗料組成物は上記の樹脂成分(A)、硬化
剤(B)および顔料成分(C)を主要成分とするもので
あるが、以下のような増粘剤、有機溶媒、添加剤などが
配合されて中塗塗料となる。
増粘剤−:例えば特開昭58−129066号公報に開
示される各種アクリルモノマーを主成分とし、エマルジ
ョン重合したもの、特開昭56−90819号公報に開
示されるエチレン性不飽和モノマーからなる架橋重合体
のコアーを有するもの、特開昭5676447号公報に
開示される多官能価架橋剤で架橋されたアクリル樹脂の
水性ミクロゲルエマルジョン、特公昭60−27702
号公報に開示される(メタ)アクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステル、(メタ)アクリル酸を含むコポリマー
、特開昭56−5802号公報に開示されるヒドロキシ
メチルアミノ基、アルコキシメチルアミノ基、及びこれ
らと共重合しうる官能基を有する架橋性重合体微粒子等
、有機ベントナイト、脂肪酸ポリアマイド、ポリエチレ
ンワックス等の1種又はそれ以上の増粘剤。
有機溶媒−二塗料において慣用的に使用されている任意
の有機液体または、液体混合物、例えばトルエンまたは
キシレンのような芳香族炭化水素、n−ヘキサンやヘプ
タノのような脂肪族炭化水素、主として脂肪族炭化水素
よりなり若干の芳香族炭化水素を含有する種々の沸点範
囲の石油留分、酢酸ブチル、エチレングリコールジアセ
テート、2エトキシエチルアセテートのようなエステル
、アセテート及びメチルイソブチルケトンのようなケト
ン類及びブチルアルコールのようなアルコール類等。
添加剤−:常用の酸触媒、紫外線吸収剤、表面調整剤、
レベリング剤、顔料分散剤、可塑剤、消泡剤等。
本発明による中塗塗料組成物を用いて自動車を塗装する
際のプロセスは次のようになる。
(1)前処理:例えばリン酸亜鉛、リン酸鉄などによる
化成皮膜処理。
(2)下塗;防錆を目的とする電着ブライマー塗料によ
る塗装。
(3)焼付:下塗の焼付。
(4)中塗;本発明の中塗塗料による塗装、更に必要に
より上塗りを美麗に仕上げるため、本発明の中塗塗料あ
るいは通常の自動車用゛中塗塗料による二次中塗処理を
付加。
(5)焼付:中塗の焼付。
(6)上塗:メタリック塗料およびクリヤー塗料又はメ
タリックを除く着色塗料の塗装など普通の自動車用上塗
塗料による美麗仕上。
(7)焼付:上塗の焼付。
〔作 用〕
上述のとおり本発明を構成する中塗塗料組成物によれば
、樹脂成分(A)がもたらすチッピング防止作用とハイ
ソリノド化に基づく下地隠蔽ならびに表面平滑作用、硬
化剤成分CB)のハイソリッド性による表面平滑作用、
および顔料成分(C)による穴埋め平滑化作用が総合的
に機能して、常に耐チッピング性と良好な上塗り外観を
同時に付与する中塗り塗膜の形成化を実現することが可
能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1〜8、比較例1〜2 (樹脂成分(A)) (1)ポリエステル樹脂A−1 イソフタル酸360部、アジピン酸80部、トリメチロ
ールプロパン50Lネオペンチルグリコール400部を
混合し、ジブチル錫オキサイド触媒0.5部の存在下に
210〜230’Cで酸価が10になるまで加熱脱水反
応をおこなわせた。反応物を冷却後、ソルヘッソ100
(エクソンケミカル社製)340部で希釈し、数平均分
子量800、粘度T(ガードナーホルト気泡粘度計)、
不揮発分70%、色数1の樹脂を得た。この樹脂成分を
、ポリエステル樹脂A−1とした。
(2)ポリエステル樹脂A−2 イソフタル酸300部、アジピン酸100部、トリメチ
ロールプロパン70部、1、6−ヘキサンジオール80
部、ネオペンチルグリコール270部を混合し、ジブチ
ル錫オキサイド触媒0.5部の存在下に210〜230
°Cの温度で酸価が12になるまで加熱脱水反応をおこ
なわせた。冷却後、ツルペッツ100 (エクソンケミ
カル社製)320部で希釈し、数平均分子ii 800
、粘度Q(ガードナーホルト気泡粘度計)、不揮発分7
0%、色数1の樹脂を得た。この樹脂成分を、ポリエス
テル樹脂A−2とした。
(3)ポリエステル樹脂A−3 数平均分子、91800、不揮発分70%のポリエステ
ル樹脂(日本ペイント■製R4220ワニス〕をポリエ
ステル樹脂A−3とした。
(4)ウレタン変性ポリエステル樹脂 適当な反応器に、エステルジオール−204(ユニオン
・カーバイド社製)  720g、トリメチロールプロ
パン216g、ジブチル錫オキサイド2g1およびアジ
ピンfa504gを入れ、温度を149°Cに上昇させ
て酸価が10に低下するまで保持した。この時点でキシ
レン150gを添加し、温度を177°Cに上昇させて
酸価が2になるまで保った。ついで反応混合物93゛C
に冷却し、デスモズールW〔モベイ・ケミカル社製〕を
、1時間を要して添加した。
この添加の終了後に混合物を93°Cに、NGO基がも
はや検出されなくなるまで保った(NGO基の検出は赤
外線スペクトル分析によって行った)0次いで反応混合
物をメチルアミルケトンで希釈して、不揮発分70%、
粘度Zlのウレタン変性ポリエステル樹脂を得た。
(硬化剤(B)) (1)メラミンB−1 不揮発分80%のメチル/ブチル混合アルキルエーテル
化メチロールメラミン〔三井すイアナミツド■製、サイ
メル202〕を、メラミンB−1とした。
(2)メラミンB−2 不揮発分60%のブチルエーテル化メラミン(三井東圧
化学■製、ニーパン20 N 60 )を、メラミンB
−2とした。
(顔料成分(C)) (1)硫酸バリウムC−1 平均粒径1.0−の硫酸バリウム〔堺化学工業■製、バ
リエースB−54)を、硫酸バリウムC−1として他の
顔料成分に配合した。
(2)硫酸バリウムC−2 平均粒径o、3amの硫酸バリウム(堺化学工業■製、
バリエースB−30)を、硫酸バリウムC−2として他
の顔料成分に配合した。
上記の樹脂(A)、硬化剤(B)および顔料(C)を主
要成分とし、表1のような配合組成を設定した。
表1の配合成分を混合してサンドグライダ−ミルに入れ
、均一に撹拌混合することにより中塗塗料液を調製した
このようにして調製した中塗塗料液を用い、次の工程に
より積N塗膜を形成した。
(+)下地サンプル上への電着塗装と焼付S P C−
1ダル鋼板にリン酸亜鉛系前処理をおこない、ユニプラ
イムU−600(日本ペイント■製、カチオン型電着塗
料〕を乾燥膜*(以下、同様)で約3On塗装したのち
170°Cで30分間焼付けした。
(n)中塗塗装と焼付 中塗塗料液をシンナー〔酢酸ブチル/キシレン−1/4
(重量比)〕で23〜25秒/20°C(#4フォード
カップ)に希釈し、エアスプレーガンにて膜厚35±5
−に塗装した。7〜10分セツティングしたのち、14
0°Cで30分間焼付けた。なお、表2の実施例3は表
1の3−1の成分組成による一次中塗と3−2の成分組
成による二次中塗を施した。
(I[[)上塗塗装と焼付 オルガ5−20ホワイト〔日本ペイント■製ポリエステ
ル樹脂系上塗塗料〕を25秒/20’C(#4フォード
カップ)に調整し、膜厚40〜50μlに塗装して14
0°Cで30分間焼付けした。
得られた積層塗膜の各種性能を下記のようにして測定評
価し、その結果を表2に示した。
(ア)低温チッピング製(−20°C)グラヘロメータ
ー(米国Qパネル社製)を用いて7号砕石x50g X
 4 kg/cj (空気圧)の条件で吹付けた。吹付
は後における試験片塗膜のf7.lI M面積の大小を
観察し、剥離状態の評価(判定−:◎剥離なし、○代車
の剥離あり、へ所々に剥離あり、×目立った剥離あり)
として示した。また、吹付は試験片に5%濃度の塩水を
72時間に亘ってスプレーした後の錆の発生状態を観察
し、発情テストの評価(判定−:O錆なし、6部分的に
発錆、×全面発錆)として示した。
(イ)外観 上塗塗装後のN5IC値を写像鮮明度測定器ICN−1
(スガ試験機■)を用いて求めた。
(つ)下地隠蔽性 上塗塗料を塗装焼付後の塗膜外観を目視判定し、下地肌
の波長0.5〜2.0++oにおけるうねりの評価(判
定−二〇全く見えない、Δやや見える、×かなり目立つ
)として示した。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明の中塗塗料組成物は優れた耐チッ
ピング性と良好な下地隠蔽性ならびに上塗外観を併せて
付与することができる。したがって、高級塗装が要求さ
れる自動車用積層塗膜の中塗塗料として極めて有用であ
る。
特許出願人  日本ペイント株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の樹脂(A)、硬化剤(B)および顔料(C)
    を主要成分とすることを特徴とする中塗塗料組成物。 (A)数平均分子量が500〜1500、水酸基価が1
    00〜200、酸価が5〜20のポリエステル樹脂また
    はウレタン変性ポリエステル樹脂の1種以上からなる固
    形分中20〜50重量%の樹脂。 (B)メチル/ブチル混合アルキルエーテル化メチロー
    ルメラミンまたはブチルエーテル化メラミン樹脂の1種
    以上からなる固形分中5〜30重量%の硬化剤。 (C)平均粒子径0.6〜2μmの硫酸バリウムを固形
    分中3〜20重量を含み、総量が固形分中25〜60重
    量%の顔料。
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Cited By (6)

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