JPS6324323Y2 - - Google Patents

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JPS6324323Y2
JPS6324323Y2 JP2437883U JP2437883U JPS6324323Y2 JP S6324323 Y2 JPS6324323 Y2 JP S6324323Y2 JP 2437883 U JP2437883 U JP 2437883U JP 2437883 U JP2437883 U JP 2437883U JP S6324323 Y2 JPS6324323 Y2 JP S6324323Y2
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pipes
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JP2437883U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボイラ、熱交換器その他関連機器の
荷重支持梁構造に係るものである。
従来の技術 従来のボイラ及び熱交換器の荷重支持梁構造の
一例として、ボイラの場合について、第3〜5図
に基づいて説明する。
まず、第3及び4図に示すように、ボイラ01
における蒸気ドラム02より延びた多数の吊下管
03は、吊ボルト04に吊された吊梁05の支持
により適当な間隔を置いて配列されて、炉内06
に配置されている1〜3次過熱器管07a,07
b,07c等を支持している。
そして、特に第4図のaに詳細に示すように、
吊下管03の管列間には下降管等の大口径配管0
8が貫通するため、その貫通部に配列された吊下
管03には曲がり部を持つ吊下管03aを配設す
る必要があつた。
しかし、このような曲がり部を持つ吊下管03
aを使用する場合は、その荷重Wを何らかの形で
支持しないと、管曲がり部を破壊する恐れがあつ
た。
即ち、第5図aに示すように、吊下管03は本
来、それによつて支持されるものの、各器管07
a〜07c等の荷重Wを引張力Tで支持するもの
であり、荷重と反対方向に真直であるべきもので
ある。
しかし第5図bに示すように、吊下管03がそ
の途中で曲がつている場合には、局所的にM=
W・lなるモーメントを受け、この吊下管03a
が塑性変形を起こす恐れがある。また、荷重によ
つては、吊下管03aが破壊に至ることも十分予
想される。
従つて、第5図cに示すように、吊下管03a
を曲げる必要のある場合は、その曲がり部より下
側に荷重支持点を設けてやる必要がある。
しかしながら、簡単に支持点を設けるとして
も、ボイラの様に限られたスペースに多数の構成
要素が配置されている様な製品にあつては、制限
を受けることとなる。
そこで、従来は、第5図dに示すように、途中
に曲がり部を有する吊下管(以下第1の吊下管と
称する)03aの両側に配置されて、上端部が該
曲がり部よりも上方で吊梁05に支持されている
直線部分からなる吊下管03b,03c(以下第
2及び3の吊下管と称する)に第1の吊下管03
aの荷重Wを肩代りさせるよう、これら両側の第
2及び3の吊下管03b,03cに夫々スリーブ
09b,09cを取付け、これらのスリーブ上に
荷重支持梁010を渡してこの梁の荷重支持点と
し、更に第1の吊下管03aにもスリーブ09a
を取付けて、このスリーブ09aを梁010の中
央に乗せることによつて、スリーブ09aを介し
て第1の吊下管03aの荷重Wを梁010に伝え
て両側の第2及び3の吊下管03b,03cに
夫々0.5Wずつの荷重を分配するようにしている。
この場合、第2及び3の吊下管03b,03c
も夫々Wずつの荷重を既に支持しているので、こ
れらの吊下管03b,03cの荷重支持点(梁0
10の下面)における荷重はW+0.5Wで1.5倍と
なり、両側の各吊下管03b,03cは、1.5倍
の荷重に耐えられる引張り強度Tを有している必
要がある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、ボイラの吊下管の様に熱を有す
る部品の支持構造にあつては、熱膨張を十分に考
慮しておく必要があり、そうしないと天井貫通部
等の他の部分を損傷する場合があり得る。
今、第6図に示すように、従来の荷重支持梁構
造の熱膨張による影響について説明すると、吊下
管03下方に設置した多数の水平管からなり、そ
の上面を被覆して各吊下管03に溶接付けされた
薄板011を有する天井貫通部012を基準面に
とり、この面から荷重支持梁010に至る熱膨張
による各吊下管03a〜03cの伸び率をαとす
ると、図中に示す如く、第1の吊下管03aのス
リーブ09a下面(荷重支持点)ではl2・αmmだ
け上方に伸び、これに対して両側の第2及び3の
吊下管03b,03cの夫々スリーブ09b,0
9c上面ではl1・αmmだけ上方に伸びることとな
る。
従つて、中央のスリーブ09a下面と荷重支持
梁010とに相対的な間隙δが生じ、 δ=l2α−l1α=(l2−l1)αとなる。
ここで、明らかにl2>l1なので、δは必ず正の
数となり、このことは、運転停止中には最初0で
あつた間隙が、運転時には熱膨張により開き勝手
になることを示している。
ところが、前述の如く荷重の分配は、第1の吊
下管03a及びその両側の第2及び3の吊下管0
3b,03cの3個のスリーブ09a〜09cが
全て荷重支持梁010の上下面に当接しているか
らこそ、その支持荷重1.5W(=T)が吊梁05に
伝達されて成り立つのであつて、間隙δが熱膨張
により生じると成り立たなくなる。
即ち、中央の第1の吊下管03aの梁010に
より支持されていた荷重Wは、梁010には伝え
られずに直接、天井貫通部012の薄板011溶
接部に働いてしまうこととなる。
この天井貫通部は前述の如く水平管上面に薄板
011を溶接しているが、これは元々炉内のガス
をシールするのが目的であり、荷重を支持する程
の強度を有しておらず、従つて第1の吊下管03
aの荷重Wがこの部分に働くと、まずシール溶接
部分を破壊した後、全体にδmmだけ下がつてスリ
ーブ09aが両側の第2及び3の吊下管09b,
09cで担持する荷重支持梁010の上面に当
り、初めて安定することとなる。
そうなると、この部分はもはやガスシールの働
きを為さなくなり、ガスは漏れ放題となつてしま
う不都合があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、このような従来の問題点を解決する
ために、ボイラ及び熱交換器における多数の器管
を支持する多数の吊下管の中で、途中に曲がり部
を持つ第1の吊下管と、その両側に配置されて上
端部が該第1の吊下管の曲がり部より上方で支持
されている直線部分からなる第2及び3の吊下管
との3本の吊下管に平行に取付られる荷重支持梁
の構造において、前記第1の吊下管の荷重をその
両側の第2及び3の吊下管で前記荷重支持梁を介
して支持すると共に、これら3本の吊下管の上方
向への熱伸び量を同一とするよう前記荷重支持梁
をその中央部に溝部を設けて略V字形に形成し、
この溝部の底面と両側端部の各下面とが同一の水
平面内にあるようにして、前記第1の吊下管の荷
重支持点を前記荷重支持梁の溝部の底面に、かつ
前記第2及び3の吊下管の各荷重支持点を前記荷
重支持梁の両側端部の各下面にそれぞれ設定した
ものである。
作 用 このような手段によれば、略V字形に形成され
た荷重支持梁の溝部底面及び両側端部の各下面に
設定する第1〜3吊下管の各スリーブと、荷重支
持梁とが接する荷重支持点の高さを同一に揃える
ため、これらの吊下管間の相互の熱伸び差による
間隙δを無くすことができる。
実施例 以下第1及び2図を参照して、本考案の一実施
例について詳述する。
これらの図において荷重支持梁1は、特に第1
図aに詳細に示されているように、その中央部に
一段低く溝部2aが形成されて略V字形の形状と
され、該溝部の底面とこの溝部を挟む両側端部2
b,2cの各下面とが同一水平面内にあるように
されている。
そして、第1〜3の吊下管3a〜3c夫々に取
付けられたスリーブ4a〜4cと、荷重支持梁1
の溝部2aの底面及び両側端部2b,2cの各下
面とがそれぞれ当接する面を各荷重支持点として
設定する。
なお、第1図においては、荷重支持梁を3本の
吊下管に平行に取付け易いようにするために、前
述の如きV字形形状の一対の荷重支持梁(鋼板)
1を吊下管3a〜3cの所定の位置に組付けた2
分割鋼板溶接構造にし、それからボルト・ナツト
5により締付け、これらのボルト部のゆるみ防止
のため、部分的に溶接にて固着した構成としてい
る。また、第1図a中において、符号6は薄板及
び7は天井貫通部をそれぞれ示す。更に、第2図
a,bにおいて、符号8は蒸気ドラム及び9は大
口径配管をそれぞれ示す。
以上述べたような構成により、ボイラ(図示せ
ず)の運転により第1〜3の吊下管3a〜3cが
熱膨張により熱伸び差を生じたときにも、それら
の熱伸び量を同一にして、殊に第1の吊下管3a
のスリーブ4aと荷重支持梁1との間に前述の如
き間隙δ(第6図参照)が発生しない、換言すれ
ば常に0とすることができる。
しかして、この場合にδを0にするには、δ=
(l2−l1)・αであるから(l2−L1)を0にするか
αを0にすると良いことになり、αは物理常数で
α≠0であり、そこで(l2−l1)を0にすること
となる。
しかし、(l2−l1)は取りも直さず梁背h〔第1
図a及び第6図参照〕であるから、梁背0の荷重
支持梁を製作することは不可能なため、荷重支持
梁1の中央部にその両側端部2b,2cより一段
低くした溝部2aを設けた形状とすることによ
り、ただし、条件として第1〜3の吊下管3a〜
3cの各スリーブ4a〜4cと荷重支持梁1とが
接する荷重支持点の高さ(レベル)が同一面に揃
えられることにより、薄板6を被覆した天井貫通
部7を基準面にした各第1の吊下管3a、第2及
び3の吊下管3b,3cの距離l1,l2は、l1=l2
なり、(l2−l1)=0、即ち間隙δを常に0にする
ことができる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば、略V字
形形状の荷重支持梁を第1の吊下管、及びその両
側の第2及び3の吊下管に取付けるので、これら
の吊下管間相互の熱伸び量を同一にして、第1の
吊下管側の間隙をなくすことが可能である。そし
て、これにより、第1の吊下管、第2及び3の吊
下管に取付けられている3個のスリーブ全てが荷
重支持梁の上下面に一定して当接するので中央の
第1の吊下管の荷重Wを荷重支持梁を介して両側
の第2及び3の吊下管に容易に分散させることが
できる。
しかも、間隙が第1の吊下管に一切発生しない
ため、この吊下管自体が荷重Wで下方にずれるこ
ともなく、したがつて、下方に設置されている天
井貫通部を被覆する薄板によるシール溶接部を破
壊することがなくなり、ガスシールの漏洩を来す
不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案によるボイラ及び熱交換器の
荷重支持梁構造の一例を示す要部の正面図、bは
その平面図、cはその側面図、第2図aは本考案
による荷重支持梁を取付けた吊下管まわりの構造
を示す正面図、bはその側面図である。第3図は
ボイラの概略構造を示す縦断面図、第4図aは第
3図の部を拡大して従来のボイラ及び熱交換器
の荷重支持梁構造を示す断面図、bはその側面図
である。第5図aは一般の吊下管に加わる荷重W
を示す図、bは曲がり部を持つ吊下管に加わる荷
重Wを示す図、cはbで示した吊下管の下方に設
けた支持構造を示す図、dは第1〜3の吊下管を
荷重支持梁を介して組合せた構造を示す図であ
る。第6図は従来のボイラ及び熱交換器の荷重支
持梁構造を示す要部の正面図である。 1……荷重支持梁、2a……溝部、2b,2c
……両側端部、3a……第1の吊下管、3b……
第2の吊下管、3c……第3の吊下管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボイラ及び熱交換器における多数の器管を支持
    する多数の吊下管の中で、途中に曲がり部を持つ
    第1の吊下管と、その両側に配置されて上端部が
    該第1の吊下管の曲がり部より上方で支持されて
    いる直線部分からなる第2及び3の吊下管との3
    本の吊下管に平行に取付られる荷重支持梁の構造
    において、前記第1の吊下管の荷重をその両側の
    第2及び3の吊下管で前記荷重支持梁を介して支
    持すると共に、これら3本の吊下管の上方向への
    熱伸び量を同一とするよう前記荷重支持梁をその
    中央部に溝部を設けて略V字形に形成し、この溝
    部の底面と両側端部の各下面とが同一の水平面内
    にあるようにして、前記第1の吊下管の荷重支持
    点を前記荷重支持梁の溝部の底面に、かつ前記第
    2及び3の吊下管の各荷重支持点を前記荷重支持
    梁の両側端部の各下面にそれぞれ設定したことを
    特徴とするボイラ及び熱交換器の荷重支持梁構
    造。
JP2437883U 1983-02-23 1983-02-23 ボイラ及び熱交換器の荷重支持梁構造 Granted JPS59130984U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS59130984U JPS59130984U (ja) 1984-09-03
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