JPS6319684Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6319684Y2
JPS6319684Y2 JP4896283U JP4896283U JPS6319684Y2 JP S6319684 Y2 JPS6319684 Y2 JP S6319684Y2 JP 4896283 U JP4896283 U JP 4896283U JP 4896283 U JP4896283 U JP 4896283U JP S6319684 Y2 JPS6319684 Y2 JP S6319684Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace wall
tube group
wall portion
tension strip
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4896283U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59158858U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4896283U priority Critical patent/JPS59158858U/ja
Publication of JPS59158858U publication Critical patent/JPS59158858U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6319684Y2 publication Critical patent/JPS6319684Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、傾斜管群の炉壁部分と、これに連続
して上方に延びる垂直管群の炉壁部分とからなる
ボイラの炉壁の外側に、それの下方にかかる炉底
ガス圧力や自重による垂直荷重を支持すべく前記
傾斜管群の炉壁部分から垂直管群の炉壁部分に亘
つて垂直方向にテンシヨンストリツプを固定する
炉壁支持金具の改良に関する。
従来のこの種のボイラの炉壁aは第1図におい
て、管とフインで構成され、その傾斜管群の炉壁
部分1は垂直方向の剛性が弱いので、炉底ガス圧
力Pや自重Wによる荷重P+Wを該炉壁部分1だ
けで支持しようとすると管に無理をかけることに
なる。これを避けるために炉壁部分1の外面にテ
ンシヨンストリツプ2と呼ばれる補強梁をボイラ
の大きさに応じて必要枚数だけ炉幅方向に一定間
隔で取り付けて、その荷重P+Wをテンシヨンス
トリツプ2に分担させている。
第2図は、従来のテンシヨンストリツプ2の取
り付け方法を示しているが、従来は、平板状のテ
ンシヨンストリツプ2aを用い、炉壁部分1の外
面に取り付けられた鞍角の長方形ラグ3aを該テ
ンシヨンストリツプ2aと溶着している。wは溶
着部分である。
しかし、この方法ではテンシヨンストリツプ2
a及び長方形ラグ3aはフレキシビリテイ(可撓
性)が小さいため、ボイラの起動、停止時に生じ
る炉壁部分1とテンシヨンストリツプ2aの温度
差により、溶着部分wに過大な拘束応力を生じる
不具合があつた。
また、近年の原子力発電の発展により、従来ベ
ースロード用として運転されていた大容量火力発
電プラントも頻繁な発停を伴う中間負荷運用が行
われるため、応力の繰り返しによる疲労破損に対
する対策を十分検討する必要を生じた。
本考案は、このような必要に応じて、前述した
問題を解決するためになされたもので、ボイラの
炉壁のうち傾斜管群の炉壁部分とテンシヨンスト
リツプの取り付けにおいて、垂直方向及び水平方
向のいずれに対してもフレキシビリテイを確保
し、温度差による熱応力が軽減できる炉壁支持金
具を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は傾斜管群
の炉壁部分と、これに連続して上方に延びる垂直
管群の炉壁部分とからなるボイラの炉壁の外側
に、それの下方にかかる炉底ガス圧力や自重によ
る垂直荷重を支持すべく前記傾斜管群の炉壁部分
から垂直管群の炉壁部分に亘つて垂直方向に背面
を当接させるチヤンネル形のテンシヨンストリツ
プを固定する炉壁において、一端部が前記テンシ
ヨンストリツプのフランジ部の外側面に溶接され
前記傾斜管とほぼ平行して延びる内方部分とこの
内方部分の他端部からふたつにわかれて直角に延
び、相隣る二本の傾斜管にそれぞれ溶接されたふ
たつの脚部分とを有する炉壁支持ラグで、前記テ
ンシヨンストリツプを前記傾斜管群の炉壁部分に
固定したことを特徴とする炉壁を提供するもので
ある。
以下、本考案の詳細を図示する一実施例に従つ
て説明する。なお、従来のものと共通する構成部
分については、同一の符号を使用するものとす
る。
第5図は本考案による炉壁支持ラグを取付け
た、傾斜管群の炉壁部分の一部分の斜視図であ
り、その矢視を第3図に、矢視を第4図に示
してある。
第3図において、傾斜管群の炉壁部分1は、傾
斜管10とフイン11とが鎖状に連結してなり、
該炉壁部分1の外側にチヤンネル形のテンシヨン
ストリツプ2bがその背面20bを垂直方向に当
接させた状態で炉壁支持ラグ3bで固定されてい
る。炉壁支持ラグ3bは、一端部すなわち内端3
1b(第4図)がテンシヨンストリツプ2bのフ
ランジ部21bの外側面に溶接され傾斜管10と
ほぼ平行して延びる内方部分3b−1と、この内
方部分の他端部(内端31bと反対側の端部)か
らふたつにわかれて直角に延び、相隣る二本の傾
斜管10,10にそれぞれ溶接されたふたつの脚
部分3b−2とを有する。すなわちテンシヨンス
トリツプ2bのフランジ部21bの外側面、及
び、該炉壁部分1の二本の傾斜管10,10とに
側面視コ字形の炉壁支持ラグ3bの内端31b
(第4図)及び脚端32b,32bをそれぞれ当
接させ、その当接部を溶着している(第5図)。
wはその溶着部分である。
該炉壁支持ラグ3bは、第4図に示すように、
底面視においては、アングル枠形をなし、その枠
端が、即ち、内端31b及び脚端32bが傾斜管
10及びフランジ部21bの外側面に当接し、そ
の当接部を溶着部分wとしている。なお、第1図
で4は垂直管群の炉壁部分で、前記傾斜管群の炉
壁部分1に連続している。
このような構成であるので、第3図および第5
図に示すように炉壁部分1の垂直方向の延びイに
対しては、炉壁支持ラグ3bの内方部分3b−1
とこれから直角に延びる脚部分3b−2,3b−
2は全体としてコ字形をなすので、これら脚部分
の開きによつて応力の逃がしが計られる。また第
4図および第5図に示すように炉壁部分1の水平
方向の延びロに対しては、テンシヨンストリツプ
2bの両側の炉壁支持ラグ3b,3bがアングル
状をなしてテンシヨンストリツプ2bと傾斜管1
0とに溶接されているので、このアングル部のた
わみによつて応力が逃される。このように、炉壁
支持ラグ3bは、第3図の矢印イに示すように垂
直方向、及び第4図の矢印ロに示すように水平方
向のいずれに対してもフレキシビリテイを確保し
ているため、ボイラの起動、停止時に生じる炉壁
部分1とテンシヨンストリツプ2bの温度差によ
る熱応力が軽減されるのである。
従つて、本考案に係わる炉壁支持ラグを火力発
電プラントのボイラ炉壁に採用した場合、そのボ
イラの炉壁は火力発電プラントの頻繁な発停にも
十分耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はボイラ炉壁の全体構造を示す斜視図、
第2図は第1図−線断面における従来の炉壁
支持金具部分の拡大斜視図、第3図は第1図−
線断面における本考案の炉壁支持金具部分の側
面図、第4図は第1図−線断面における本考
案の炉壁支持金具部分の底面図、第5図は本考案
の炉壁支持金具部分の斜視図である。 a……ボイラ炉壁、1……傾斜管群の炉壁部
分、10……傾斜管、11……フイン、2b……
テンシヨンストリツプ、20b……背面、21b
……フランジ部、3b……炉壁支持ラグ、3b−
1……内方部分、3b−2……脚部分、31b…
…炉壁支持ラグ内端、32b……脚端、4……垂
直管群の炉壁部分、w……溶着部分、P……炉底
ガス圧力、W……自重、P+W……垂直荷重。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜管群の炉壁部分と、これに連続して上方に
    延びる垂直管群の炉壁部分とからなるボイラの炉
    壁の外側に、それの下方にかかる炉底ガス圧力や
    自重による垂直荷重を支持すべく前記傾斜管群の
    炉壁部分から垂直管群の炉壁部分に亘つて垂直方
    向に背面を当接させるチヤンネル形のテンシヨン
    ストリツプを固定する炉壁において、一端部が前
    記テンシヨンストリツプのフランジ部の外側面に
    溶接され前記傾斜管とほぼ平行して延びる内方部
    分とこの内方部分の他端部からふたつにわかれて
    直角に延び、相隣る二本の傾斜管にそれぞれ溶接
    されたふたつの脚部分とを有する炉壁支持ラグ
    で、前記テンシヨンストリツプを前記傾斜管群の
    炉壁部分に固定したことを特徴とする炉壁。
JP4896283U 1983-04-04 1983-04-04 炉壁 Granted JPS59158858U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4896283U JPS59158858U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 炉壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4896283U JPS59158858U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 炉壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59158858U JPS59158858U (ja) 1984-10-24
JPS6319684Y2 true JPS6319684Y2 (ja) 1988-06-01

Family

ID=30179479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4896283U Granted JPS59158858U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 炉壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59158858U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59158858U (ja) 1984-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2670962B2 (ja) ボイラーに於ける板状溶接チューブ壁の端部を連結するための控えステーシステム
US5557901A (en) Boiler buckstay system
JPS6319684Y2 (ja)
US3799123A (en) Device for connecting a boiler to a penthouse
JPS5939642B2 (ja) 排ガス供給室を有するボイラの支持装置
JPH0548074Y2 (ja)
JPH0253682B2 (ja)
JPS6335881B2 (ja)
JP4076014B2 (ja) 排熱回収ボイラ及びその据付方法
JPS5847345Y2 (ja) 板型スペ−サ
JPS6226646Y2 (ja)
US3209734A (en) Vapor generator wall construction
JP7465792B2 (ja) 排熱回収ボイラのサポート機構
JPS636595Y2 (ja)
JPH0631286Y2 (ja) ボイラ炉壁
JP2753176B2 (ja) 伝熱管パネル
JP3774301B2 (ja) ボイラ
JPH0579186U (ja) 高温配管のノズル補強構造
JPS6330003Y2 (ja)
EP0146940B1 (fr) Carneau metallique soumis a des gradients thermiques pour chaudiere
JPS6115006A (ja) ボイラの伝熱管支持構造
JP3150539B2 (ja) ボイラ炉内圧支持装置
JPH0127386Y2 (ja)
JPH0440601B2 (ja)
JP3620004B2 (ja) 外囲体