JP3150539B2 - ボイラ炉内圧支持装置 - Google Patents

ボイラ炉内圧支持装置

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JP3150539B2 JP19410194A JP19410194A JP3150539B2 JP 3150539 B2 JP3150539 B2 JP 3150539B2 JP 19410194 A JP19410194 A JP 19410194A JP 19410194 A JP19410194 A JP 19410194A JP 3150539 B2 JP3150539 B2 JP 3150539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平断面形状が方形の
ボイラ火炉の燃焼用風箱がボイラ火炉各壁の水平断面中
心部に設置された場合の有効的な炉内圧支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6はボイラ火炉のコーナー部に燃焼用
風箱が設けられた従来のボイラ炉内圧支持装置の一例を
示す正面図、図7は図6のVII −VII 矢視水平断面図で
ある。
【0003】これらの図において、ボイラ火炉壁(0
1)の各コーナー部に設けられた風箱(02)の上方お
よび下方で、ボイラ火炉壁(01)の四周に火炉内圧を
受ける水平な主バックステイ(04)がそれぞれ設けら
れており、それら上下の主バックステイ(04)の間に
鉛直な竪バックステイ(05)が設けられている。また
風箱(02)の上下端の間の複数の高さ位置で上記竪バ
ックステイ(05)を水平に連結するローカルバックス
テイ(06)が設けられている。このようにして、ボイ
ラ火炉壁(01)に作用する炉内圧をローカルバックス
テイ(06)により容易に支持することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発電事業用ボイラの燃
焼用風箱は、従来その燃焼性から炉壁面のコーナーに設
けられることが多く、炉内圧を支持するローカルバック
ステイもコーナーで風箱または竪バックステイを利用し
て比較的簡単に支持することができた。ところが最近で
は、公害規制値などの制約を回避するために、各壁の水
平断面中央部附近に風箱が設置される例があり、ボイラ
壁面の炉内圧支持方法に改善が必要となった。すなわち
燃焼用風箱が各壁の比較的中央部に位置して設けられる
場合は、ボイラ各壁の炉内圧を支持するローカルバック
ステイは風箱によって左右に分断されるので、ローカル
バックステイで支持した反力を有効に伝達することがで
きなくなった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来の
課題を解決するために、角筒状のボイラ火炉の各壁水平
断面中央部に上下方向に長い燃焼用の風箱が設けられる
ボイラにおいて、上記風箱の上方および下方で上記ボイ
ラ火炉の四周にそれぞれ水平に設けられた主バックステ
イと、上記風箱の上端および下端を上記主バックステイ
にそれぞれ鉛直に連結する補助バックステイと、上記風
箱の上下端の間の複数の高さ位置で上記風箱の両側面板
に取合い金物で連結され上記ボイラ火炉壁外面の上記風
箱のない部分を囲んでそれぞれ水平に設けられたローカ
ルバックステイとを備えたことを特徴とするボイラ炉内
圧支持装置を提案するものである。
【0006】
【作用】本発明は前記構成を有するので、火炉内の圧力
は、火炉壁を通じ、複数の高さ位置に水平に設けられた
ローカルバックステイによって支持され、更に取合い金
物を介して火炉壁水平断面中央部に上下方向に設けられ
た風箱に伝達される。そして風箱の上下端に取付けられ
た補助バックステイを介して、風箱の上方および下方で
上記ボイラ火炉の四周にそれぞれ水平に設けられた主バ
ックステイに集約される。したがって、従来のような竪
バックステイ等を必要とせず、簡単な構造で安定的に荷
重を支持することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す正面図、図2
は図1のII−II矢視水平断面図、図3は図1のIII 部を
拡大して示す図、図4は図2のIV部を拡大して示す図、
図5は図4のV−V矢視縦断側面図である。
【0008】図中(1)は角筒状のボイラ火炉の炉壁で
あって、多数の炉壁管(1a)によって構成されてお
り、その各炉壁(1)の水平断面中央部に上下方向に長
い燃焼用の風箱(2)が設けられている。すなわちボイ
ラの火炉に導入される燃焼用空気を溜めて炉内に噴出さ
せる個所では炉壁管(1a)が図4、図5に示されるよ
うに管曲げされて開口部が設けられ、その開口部で高温
の空気が外部に洩れないように、4周が完全にシールさ
れた風箱と呼ぶダクト状構造物(2)がはめ込まれて、
その側面は鋼板にL型鋼などで補強されている。そし
て、その風箱(2)内に燃焼用バーナー(3)が設置さ
れる。風箱(2)と火炉壁(1)とは溶接で接続され
る。火炉壁(1)はすべてメンブレーンウオールになっ
ていて、高温の燃焼用空気が洩れないようになってい
る。また風箱(2)は火炉壁(1)との取合部で溶接し
て取付られるので、取合点からの高温の燃焼用空気が洩
れることはない。
【0009】(4)は上記風箱(2)の上方および下方
で上記ボイラ火炉壁(1)の四周にステイラップ(9)
を介してそれぞれ水平に取付けられた主バックステイ、
(8)は上記風箱(2)の上端および下端を上記主バッ
クステイ(4)にそれぞれ鉛直に連結する補助バックス
テイである。また上記風箱(2)の上下端の間の複数の
高さ位置で(例えば4,5段)上記ボイラ火炉壁(1)
外面の上記風箱(2)のない部分を囲んで、水平なロー
カルバックステイ(6)がステイラップ(10)を介し
て取付けられ、上記風箱(2)の両側面板に溶接された
取合い金物(7)に連結されている。すなわち本実施例
のローカルバックステイ(6)は風箱(2)によって分
断されている。
【0010】火炉内の圧力は火炉壁(1)を通じステイ
ラップ(10)を介して、ローカルバックステイ(6)
に集約される。ローカルバックステイ(6)で受けた炉
内圧反力は、取合い金物(7)を通して風箱(2)の側
面板に負荷される。こうして複数のローカルバックステ
イ(6)の全ての反力が風箱(2)の強固な側面板に集
約され、風箱(2)の上下端に溶接された補助バックス
テイ(8)を通して、風箱(2)の上方および下方のボ
イラ4周壁に強固に取付けられた主バックステイ(4)
に集約される。したがって、安定した荷重支持が簡単に
できる。すなわち、火炉壁(1)の水平断面中央付近に
設置された風箱(2)によって分断されたローカルバッ
クステイ(6)の反力を、荷重伝達のために従来のよう
な竪バックステイ(図6、図7中の符号(05))を特
別に設置することなく、さらに余分な鋼材を使用するこ
となく比較的簡単に、鋼板をL型鋼などで補強した風箱
(2)の側面板を強度部材として利用し、主バックステ
イ(4)に伝達することができる。
【0011】なお補助バックステイ(8)と主バックス
テイ(4)との結合部およびローカルバックステイ
(6)と取合い金物(7)との結合部は、取合ボルト・
ナットと長穴を利用することにより、熱膨張差を吸収で
きるようになっている。
【0012】
【発明の効果】本発明においては、風箱の側板を強度構
造物として利用することができるので、風箱の両側に特
別に設置した竪型のバックステイに風箱で分断されたロ
ーカルバックステイの反力を負荷する従来の構造と比較
して、竪バックステイが不要となるばかりでなく、風箱
にかかる風圧反力までも上方下方に設置された主バック
ステイで安定的に支持する、簡単な構造が得られる。し
たがって、ボイラ据付時の組立工数や物量の減少など、
ボイラ全体のコストダウンに大きく寄与するのみなら
ず、運転時の安定操業に対する信頼性が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図2は図1のII−II矢視水平断面図である。
【図3】図3は図1のIII 部を拡大して示す図である。
【図4】図4は図2のIV部を拡大して示す図である。
【図5】図5は図4のV−V矢視縦断側面図である。
【図6】図6はボイラ火炉のコーナー部に燃焼用風箱が
設けられた従来のボイラ風箱支持装置の一例を示す正面
図である。
【図7】図7は図6のVII −VII 矢視水平断面図であ
る。
【符号の説明】
(01),(1) ボイラ火炉壁 (1a) 炉壁管 (02),(2) (燃焼用)風箱 (3) 燃焼用バーナ (04),(4) 主バックステイ (05) 竪バックステイ (06),(6) ローカルバックステイ (7) 取合い金物 (8) 補助バックステイ (9),(10) ステイラップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒状のボイラ火炉の各壁水平断面中央
    部に上下方向に長い燃焼用の風箱が設けられるボイラに
    おいて、上記風箱の上方および下方で上記ボイラ火炉の
    四周にそれぞれ水平に設けられた主バックステイと、上
    記風箱の上端および下端を上記主バックステイにそれぞ
    れ鉛直に連結する補助バックステイと、上記風箱の上下
    端の間の複数の高さ位置で上記風箱の両側面板に取合い
    金物で連結され上記ボイラ火炉壁外面の上記風箱のない
    部分を囲んでそれぞれ水平に設けられたローカルバック
    ステイとを備えたことを特徴とするボイラ炉内圧支持装
    置。
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