JPS63240721A - 脱穀装置の選別制御装置 - Google Patents

脱穀装置の選別制御装置

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JPS63240721A
JPS63240721A JP7768687A JP7768687A JPS63240721A JP S63240721 A JPS63240721 A JP S63240721A JP 7768687 A JP7768687 A JP 7768687A JP 7768687 A JP7768687 A JP 7768687A JP S63240721 A JPS63240721 A JP S63240721A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扱室からの漏下処理物を選別処理する揺動選
別板に、処理物移送方向に並置される帯板状部材にて構
成されるチャフシーブを備えさせ、前記帯板状部材の隣
り合うものの間に形成される間隙を変更調節すべく、前
記帯板状部材を移動操作するアクチュエータが設けられ
、前記扱室に穀稈が供給されている状態であるか否かを
検出する穀稈供給検出手段が設けられ、その穀稈供給検
出手段が穀稈非供給を検出した時点から設定時間経過す
る間、前記間隙が最小値よりも大で且つ最小値に近い設
定値となるようにすべく、前記アクチュエータを作動さ
せる残存物用の閉じ制御手段、及び、前記設定時間が経
過するに伴って、前記間隙が最小値となるようにすべく
、前記アクチュエータを作動させる最小用の閉じ制御手
段が設けられた脱穀装置の選別制御装置に関する。
〔従来の技術〕
かかる脱穀装置の選別制御装置は、扱室への穀稈供給が
停止されると、チャフシーブの間隙を最小値よりも大で
且つ最小値に近い設定値に調節することにより、扱室内
に残存する処理物に対する扱処理に伴って、扱室が漏下
する処理物に対する選別処理を、選別回収される穀粒中
にワラ屑が混入することを抑制しながら行なわせる。し
かも、その後、チャフシーブの間隙を最小値にすること
によって、選別回収される穀粒中にワラ屑が混入するこ
とを回避させると同時に、ワラ屑を装置外に迅速に排出
させるようにしたものである。
ところで、残存物用の閉じ制御手段によって、間隙を調
整する設定時間を、一定時間に決めることが考えられる
。(従来文献を記載することができない。) 〔発明が解決しようとする問題点〕 扱室内に残存する処理物が多いほど、それの扱処理並び
に選別処理に要する時間が長くなる傾向にある。このた
め、残存物用の閉じ制御手段を作動させる時間を、残存
する処理物量の多少に拘らず一定にすると、選別回収さ
れる穀粒中に多量のワラ屑が混入したり、あるいは、穀
粒が選別回収されずに装置外に排出されてしまう虞れが
あった。
すなわち、残存する処理物が少量であるにも拘らず時間
が長すぎると、チャフシーブを通してワラ屑が漏下して
、選別回収される穀粒中にワラ屑が混入するものとなり
、これとは逆に、残存する処理物が多量であるにも拘ら
ず時間が短すぎると、穀粒が充分に選別回収されていな
い状態で間隙が最小値に閉じられる結果、選別回収され
るべき穀粒が無駄に装置外に排出されるものとなった。
本発明は、上記実状に漏みて為されたものであって、そ
の目的は、扱室への穀稈供給が停止された状態での選別
を適切に行なえるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による脱穀装置の選別制御装置の特徴構成は、脱
穀負荷を検出する負荷検出手段が設けられると共に、扱
室に穀稈が供給されている状態であるか否かを検出する
穀稈供給検出手段が穀稈供給を検出している状態での脱
穀負荷検出情報に基づいて、残存物用の閉じ制御手段を
作動させる設定時間を脱穀負荷が大なるほど長くするよ
うに設定する時間設定手段が設けられている点にあり、
その作用及び効果は次の通りである。
〔作 用〕
すなわち、扱室に穀稈が供給されている状態での脱穀負
荷が大であるほど、扱室内に残存する処理物量が大にな
る傾向にあることを有効利用して、扱室に穀稈が供給さ
れている状態での脱穀負荷に基づいて、残存物用の閉じ
制御手段を作動させる設定時間を脱穀負荷が大になるほ
ど長くするように設定させることによって、残存物用の
閉じ制御手段が、残存する処理物の量に応じた時間だけ
作動するようにしである。
〔発明の効果〕
従って、扱室への穀稈供給が停止されてからの選別処理
を、残存する処理物の量に応じた適正時間だけ残存物用
の閉じ制御手段を作動させながら、選別回収される穀粒
中へのワラ屑の混入を抑制し、且つ、穀粒が無駄に装置
外に排出されることを抑制した状態で適正に行えるよう
になった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第9図に示すように、コンバインは、クロ−ラ走行装置
(1)を備えた車体(V)と、その車体(V)の上部に
搭載される脱穀装置(2)と、前記車体(V)の前部に
付設される刈取部(3)とを備えている。
第10図に示すように、前記車体(V)に搭載されたエ
ンジン(E)の出力が、脱穀装置(2)にベルトテンシ
ョン式の脱穀クラッチ(4)を介して、且つ、走行用変
速装置(5)にベルトテンション式の走行うラッチ(6
)を介して夫々伝動されると共に、走行用変速装置(5
)に伝動された出力の一部が、ベルトテンション式の刈
取りラッチ(7)を介して刈取部(3)に伝動されるよ
うになっている。
前記刈取部(3)は、穀稈引起し装置(8)、引起され
た穀稈の株元を切断する刈刃(9)、及び、刈取られた
穀稈を横倒れ姿勢に変更して脱穀装置(2)に搬送する
穀稈搬送装置(10)の夫々を備えている。
前記脱穀装置(2)は、第11図に示すように、扱胴(
11)を収納する扱室(A)、横倒れ姿勢の穀稈を挟持
搬送するフィードチェーン(12)、排塵用の横断流フ
ァン(13)、及び、唐箕(14)と揺動選別板(15
)からなる選別部(B)の夫々を備え、さらには、穀粒
回収用の1番口(16)及び2番物回収用の2番口(1
7)を備えている。
前記扱室(Δ)の下部には、穀粒選別用の受精(18)
が設けられると共に、扱室(^)の終端部には、扱室(
A)内に残存する処理物を排出する排出口(19)が開
口されている。但し、前記受網(18)を漏下する処理
物及び前記排出口(19)を通して排出される処理物を
、扱室(八)からの漏下処理物と総称する。
前記揺動選別板(15)は、唐箕(14)の上方に位置
するグレンパン(20) 、そのグレンパン(20)に
引続いて位置するチャフシーブ(21)、そのチャフシ
ーブ(21)に引続いて位置するストロ−ランク(22
)、前記チャフシーブ(21)の始端側の下方に位置す
る補助グレンパン(23)、及びその補助グレンパン(
23)に引続いて位置するグレンシーブ(25)の夫々
を備えており、それらが左右一対の側板(26)の間に
取付けられることによって、全体として板状を呈してい
る。
尚、図中(27)は、前記排出口(19)に対向して配
置される排出口用のグレンパン、(2日)は、そのグレ
ンパン(27)に引続いて位置し、且つ、横方向に並ぶ
複数本の杆材であり、それらは、前記揺動選別板(15
)とともに揺動されるようになっている。又、(29)
は、杆材(28)上の処理物に作用する刃付き回転体で
ある。
前記チャフシーブ(21)は、処理物移送方向に並置さ
れる帯板状部材(a) 、 (a’ )にて構成され、
そして、帯板状部材(a) 、 (a’ )の隣り合う
ものの間に形成される間隙(S)が変更調節できるよう
に構成されている。
すなわち、第12図及び第13図に示すように、複数個
の帯板状部材(a)のうちの1つの帯板状部材(a゛)
の上端部が、前記左右一対の側板(26)を貫通する支
点軸(30)に外嵌され、且つ、その帯板状部材(a゛
)の下端側の両端部夫々に、側板(26)に形成された
長孔(b)を貫通する連結ピン(31)が止着されてい
る。支点軸(30)及び連結ピン(31)の夫々に外嵌
者される左右一対のリンク(32)が設けられると共に
、一対のリンク(32)の一方に、操作アーム(33)
が付着されている。
前記1つの帯板状部−材(a゛)を除いた他の帯板状部
材(a)は、コの字状の取付金具(34)を用いて側板
(26)に取付けられている。つまり、コの字状の取付
金具(34)は、上端側の軸部分(34a)が側板(2
6)に貫通止着され、且つ、下端側の軸部分(34b)
が側板(26)に形成された長孔(b)に貫通するよう
になっている。そして、帯板状部材(a)の上端側の両
端部公人々が、取付金具(34)の上端側の軸部分(3
4a)に外嵌者されると共に、帯板状部材(a)の下端
側の両端部夫々が、取付金具(34)の下端側の軸部分
(34b)に外嵌者されている。
前記連結ピン(31)及び複数個の取付金具(34)の
下端側の軸部分(34b)が、連係板(35)にて接続
され、もって、各帯板状部材(a)、(a’)が、上端
側を支点にして一体揺動することにより、前記間隙(S
)が変更調節されるようになっている。
又、間隙(S)の調節のために帯状板部材(a)。
(a”)を揺動操作するアクチュエータとしての電動モ
ータ(M1)が、脱穀装置(2)の固定枠側に付設され
、この電動モータ(M1)によって前記間隙(S)を調
節するようになっている。つまり、間隙(S)が小とな
る閉じ側に付勢するスプリング(36)が、前記12作
アーム(33)に連結されると共に、操作アーム(33
)を間隙(S)が大となる開き側に揺動させるレリーズ
ワイヤ(37)の一端部が、操作アーム(33)に連結
され、さらに、レリーズワイヤ(37)の他端部が、前
記電動モータ(M1)にて正逆転される螺軸(38)に
嵌合するコマ部材(39)に連結されている。
但し、図中(40)は、間隙(S)の調節状態をコマ部
材(39)の位置変化により検出するボリュームであっ
て、その操作レバー(40^)の遊端部が、前記コマ部
材(39)に接続されている。又、(41a) 、 (
41b)は、間隙(S)の調節限度に達すると、前記操
作レバー(40A)にて押圧操作されるリミットスイッ
チであって、電動モータ(M1)を自動停止させるため
に設けられている。
前記唐箕(14)は、選別風量の調節のために、回転数
が変更調節されるようになっている。すなわち、第14
図乃至第16図に示すように、唐箕(14)の回転軸(
14A)に付設する入カブーリ(42)が、左右のプー
リ部分(42a) 、 (42b)の間隔を変更調節自
在に構成されていて、ベルト式の変速装置(43)が構
成されている。但し、図中、(44)は伝動ベルト、(
45)はテンションプーリである。
前記入カブーリ(42)について説明を加えると、前記
両プーリ部分(42a) 、 (42b)の一方のプー
リ部分(42a)が、回転軸(14八)に止着され、他
方のプーリ部分(42b)が、回転軸(14A)に摺動
自在に外嵌されている。但し、摺動側のプーリ部分(4
2b)に、固定側のプーリ部分(42a)に付設の連結
ヒン(46)が挿通されており、両プーリ部分(42a
) 、 (42b)は一体回転するようになっている。
前記摺動側のプーリ部分(42b)のボス部にベアリン
グ(47)を用いて取付けた第1カム形成部材(48)
と、脱穀装置(2)の固定枠側に取付けた第2カム形成
部材(49)との夫々に、第1カム形成部材(48)の
回転にともなって両プーリ部分(42a) 、 (42
b)を遠近移動させるためのカム突起(48a) 、 
(49a)が形成されている。
又、変速操作のために第1カム形成部材(4日)を回転
操作する電動モータ0+z)が、脱穀装置(2)の固定
枠側に付設されている。つまり、第1カム形成部材(4
8)に、操作アーム(50)が付設され、その操作アー
ム(50)に、レリーズワイヤ(51)の一端部が接続
されると共に、レリーズワイヤ(51)の他端部が、前
記電動モータ(M1)にて正逆転される螺軸(52)に
嵌合するコマ部材(53)に連結されている。
但し、図中(54)は、変速状態をコマ部材(53)の
位置変化により検出するボリュームであって、その操作
レバー(54A)の遊端部が、前記コマ部材(53)に
接続されている。又、(55a) 、 (55b)は、
変速範囲の限度に達すると、前記操作レバー(54A)
にて押圧操作されるリミットスイッチであって、電動モ
ータ(M2)を自動停止するために設けられている。
次に、前記チャフシーブ(21)の間隙調節用の電動モ
ータ(M1)や、前記唐箕(14)の選別風量調節用の
電動モータ(M2)を作動させて、選別状態を適正に保
つための制御構成について説明する。
第1図に示すように、マイクロコンピュータを用いて構
成される制御装置(H)が設けられ、その制御装置()
1)に、選別風量を自動変更調節するか否かを設定する
唐箕用の自動スイッチ(56)、チャフシーブ(21)
の間隙(S)を自動変更調節するか否かを設定するチャ
フシーブ用の自動スイッチ(57)、選別風量を手動で
変更調節するための唐箕用の手動スイッチ(58)、チ
ャフシーブ(21)の間隙を手動で変更調節するための
チャフシーブ用の手動スイッチ(59)、乾いた稲、湿
った稲、乾いた麦、湿った麦の4段階に穀稈の条件を設
定する条件スイッチ(60)、前記脱穀クラッチ(4)
が入り操作されるに伴って入り操作される脱穀スイッチ
(61)、扱室(A)に穀稈が供給されている状態であ
るか否かを検出する穀稈供給検出手段としての、穀稈搬
送装置(10)の搬送通路内の穀稈存否を検出する株元
スイッチ(62)、エンジン(E)の回転数を検出する
回転数センサ(63)、前記走行用変速装置(5)にお
ける変速後の回転数を走行速度として検出する車速セン
サ(64)、選別風量の変更調節状態を検出するための
前記唐箕用ボリューム(54)、及び、チャフシーブ(
21)の間隙調節状態を検出するための前記チャフシー
ブ用ボリューム(40)の夫々が接続されている。そし
て、前記制御装置(II)は、予め記憶された情報及び
人力される情報に基づいて、選別風量調節用の電動モー
タ(M2)及びチャフシーブ(21)の間隙調節用電動
モータ(M1)を作動させるように構成されている。
すなわち、前記制御装置(l()を利用して、脱穀負荷
を検出する負荷検出手段(100)、走行速度が大なる
ほど前記間隙(S)を大にすべく、車速センサ(64)
の検出情報に基づいて前記チャフシーブ用の電動モータ
(M1)を作動させるチャフシーブ用の第1制御手段(
101)、脱穀負荷が大なるほど前記間隙(S)を大に
すべく、負荷検出手段(100)の検出情報に基づいて
前記チャフシーブ用電動モータ(M1)を作動させるチ
ャフシーブ用の第2制御手段(102)、走行速度が大
なるほど選別風量を大にすべく、前記車速センサ(64
)の検出情報に基づいて唐箕用の電動モータ(M2)を
作動させる唐箕用の第1制御手段(103)、脱穀負荷
が大なるほど選別風量を大にすべく負荷検出手段(10
0)の検出情報に基づいて唐箕用の電動モータ(M2)
を作動させる唐箕用の第2制御手段(104)、及び、
前記株元スイッチ(62)が穀稈が供給されていること
を検出するに伴って、チャフシーブ用や唐箕用の第1制
御手段(101)。
(103)を設定時間(t2)の開作動させ、その後、
チャフシーブ用や唐箕用の第2制御手段(102) 。
(104)を作動させる制御状態切換手段(105)、
前記株元スイッチ(62)が穀稈非供給を検出した時点
から設定時間(t3)経過するまでの間、前記間隙(S
)が最小値(C2)よりも大で且つ最小値(C2)に近
い設定値(CI)となるようにすべく、チャフシーブ用
の電動モータ(M1)を作動させる残存物用の閉じ制御
手段(106)、及び、前記設定時間(t3)が経過す
るに伴って、前記間隙(S)が最小値(C2)となるよ
うにすべく、チャフシーブ用の電動モータ(M1)を作
動させる最小用の閉じ制御手段 (107)、及び、前
記株元スイッチ(62)が穀稈供給を検出している状態
での脱穀負荷検出情報に基づいて、前記残存物用の閉じ
制御手段(106)を作動させる設定時間(t1)を脱
穀負荷が大なるほど長くするよに設定する時間設定手段
(108)等の各種制御手段が構成されている。
以下、前記制御装置(11)の作動を説明しながら、上
述の各種制御手段について説明を加える。
先ず、概略的に説明すれば、制御装置(H)は、第5図
に示すように、株元スイッチ(62)がONになってか
ら第1設定時間(1+)が経過するまでの第1時間帯(
T1)、その後、第2設定時間(tz)が経過するまで
の第2時間帯(T2)、その後株元スイッチ(62)が
OFFになるまでの第3時間帯(T3)、その後第3設
定時間(t1)経過するまでの第4時間帯(T4)、そ
の後、第4設定時間(t1)経過するまでの第5時間帯
(T1)、その後、株元スイッチ(62)がONするま
での第6時間帯(T1)のいずれであるかを判別しなが
ら、各時間帯(T。
乃至T6)に応じて予め設定された制御を行なうように
構成されるものである。
尚、前記第6時間帯(T1)は、手動で扱室(八)に穀
稈を供給する、いわゆる枕脱穀を行なうことがある時間
帯である。
すなわち、第2時間帯(T2)においては、チャフシー
ブ用や唐箕用の第1制御手段(101) 、 (103
)の処理を実行し、第3時間帯(T1)においては、チ
ャフシーブ用や唐箕用の第2制御手段(102) 。
(104)の処理を実行し、そして、第1.第4、第5
、第6時間帯(Tl−、T4乃至’rh)の夫々におい
ては、予め設定記憶された目標間隙(C+〜C1)及び
目標風量(W、−w3)となるように間隙(S)や選別
風it (W)を調節する処理を実行するように構成さ
れている。
第8図(A) 、 (B)に、各時間帯(TいT4乃至
T6)の夫々における目標間隙(C+〜C3)や目標風
量(−1〜も)を示しである。
前記両筒1制御手段(101) 、 (103)におけ
る走行速度(Z)に対応する目標間隙(S)や目標風量
(W)が、第6図(A) 、 (B)に示すように、穀
稈条件(f10〜13、f20〜23)をも加えながら
、予め設定記憶されており、その記憶された目標間隙(
S)や目標風量開)にすべく、制御作動が行なわれるこ
とになる。
同様に、前記画策2制御手段(102) 、 (104
)における選別処理物量に対応する目標間隙(S)や目
標量(−)が、第7図(A) 、 (B)に示すように
、穀稈条件(g10〜13、g20〜23)をも加えな
がら、予め設定記憶されており、その記憶された目標間
隙(S)や目標風量(−)にすべく、制御作動が行なわ
れることになる。
但し、本実施例においては、負荷検出手段(100)が
、次に述べる如く、脱穀負荷に伴うエンジン回転数のダ
ウン化を検出するように構成されている。
すなわち、負荷検出手段(100)は、基本的には、エ
ンジン回転数のダウン化(Ed)を、下記式にて求める
ことになる。
E d = E o   (E n + S d )但
し、(En)は、現時点のエンジン回転数である。
(Sd)は、走行ダウン化であって、走行速度(車速セ
ンサ(64)の 検出値)と設定係数との積 によってもとめられる。
(Eo)は、基準回転数であって、株元メイン(62)
がOFFから ONになった時点のエンジ ン回転数と走行ダウン化と の和によって求められる。
尚、自動制御中において、設定された基準回転数(I!
。)よりも高い回転数が検出された場合には、その高い
回転数を基準回転数に置き換えて、以降の制御作動を行
なわせるようにしである。
又、前記第1及び第2設定時間(t+)、 (tz)が
、予め一定値に設定記憶されるのに対し、第3設定時間
(T3)及び第4設定時間(T4)は、前記回転数ダウ
ン化(Ed)と設定係数との積とによって求められるよ
うにしである。つまり、扱室(A)に穀稈が供給されて
いる状態での脱穀負荷が大なるほど、第3、第4設定時
間(b、L)が長く設定されるようにしである。
次に、第2図乃至第4図に示すフローチャートを参照し
ながら詳述する。
第2図に示すように、制御装置(11)は、起動される
と初期化の処理(Il1)を実行し、その後、出力処理
(12)を実行する。
次に、カウント値(i)を順次加算する処理(#3)を
実行すると共に、カウント値(i)が設定値(^)に達
すると(+14)、つまり、設定時間遅する毎に、条件
設定処理(#5)やカウント値(i)を零に初期化する
処理(I6)を実行する。
その後、プログラムを所定周期で繰返すための時間待ち
をチェック(17) Lながら、上述の処理を繰返すこ
とになる。
第3図に示すように、前記出力処理(#2)は、先ず、
スイッチ類の操作状態を読み込む処理(I8)を実行す
る。次に、その読み込まれた結果が前回の読取結果と一
致した時にのみ、その読取られた結果を各スイッチ類の
操作状態として設定し、且つ、不一致の時には以前に設
定された操作状態を各スイッチ類の操作状態として設定
し続ける、ノイズ処理(19)を実行する。
その後、各センサ類の検出情報を読み込む処理(#10
)を実行し、次に、複数回の読み取り結果の平均値を各
センサ類の検出情報として設定する平均化処理(#11
)を実行する。
次に、エンジン回転数がアイドリング回転数以上である
かをチェック(+112) して、未満である場合には
、唐箕用やチャフシーブ用の電動モータ(M+)、 (
1’h)を停止させる処理(+113)を実行し、メイ
ンルーチンに復帰する。
上記チェック(#12)にて以上であることが判別され
た場合には、脱穀スイッチ(62)の操作状態をチェッ
ク(1114)  L、OFFの場合には、上記停止処
理(#13)に移行する。
脱穀スイッチ(62)がONの場合には、唐箕(14)
の選別風量の調節処理(#15〜122)を行ない、次
に、チャフシーブ(21)の間隙(S)の調節処理(#
23〜#30)を行ない、その後、メインルーチンに復
帰する。
前記選別風量の調節処理(#15〜#22)は、唐箕用
の手動スイッチ(5日)の操作状態に基づいて、風量増
大側に操作する必要がある場合には、唐箕用の電動モー
タ(M2)を風量増大側に作動させる強出力を行ない、
且つ、風量減少側に操作する必要がある場合には、唐箕
用の電動モータ(M□)を風減少側に作動させる弱出力
を行なう。
そして、手動スイッチ(58)の操作情報に基づく風量
調節を行なう必要が無い場合には、唐箕用の自動スイッ
チ(56)の操作状態をチェックする。
自動スイッチ(56)がOFFの場合には、電動モータ
(M2)を停止させる処理を実行すると共に、自動スイ
ッチ(56)がONの場合には、目標値と現在値との減
算により偏差を求める処理を実行する。
次に、上記偏差に基づいて、風量を増大させる必要があ
るか、風量を減少させる必要があるか、及び、風量調節
の必要はないかの夫々をチェックし、その判別結果に基
づいて、電動モータ(M2)を風量増大側に作動させる
強出力、電動モータ(M2)を風量減少側に作動させる
弱出力、及び、電動モータ(L)を停止させる夫々の処
理を実行する。
前記チャフシーブ(21)の間隙(S)の調節処理(1
123〜+130)は、チャフシーブ用の手動スイッチ
(59)の操作状態に基づいて、開き側に操作する必要
がある場合には、チャフシーブ用の電動モータ(M1)
を開き側に作動させる弱出力を行ない、且つ、閉じ側に
操作する必要がある場合には、チャフシーブ用の電動モ
ータ(M1)を閉じ側に作動させる閉じ出力を行なう。
そして、手動スイッチ(59)の操作情報に基づく間隙
調節を行なう必要が無い場合には、チャフシーブ用の自
動スイッチ(57)の操作状態をチェックする。
自動スイッチ(57)がOFFの場合には、電動モータ
0+z)を停止させる処理を実行すると共に、自動スイ
ッチ(57)がONの場合には、目標値と現在値との減
算により偏差を求める処理を実行する。
次に、上記偏差に基づいて、間隙(S)を開く必要があ
るか、間隙(S)を閉じる必要があるか、間隙調節の必
要はないかの夫々をチェックし、その判別結果に基づい
て、電動モータ(M1)を開き側に作動させる弱出力、
電動モータ(MZ)を閉じ側に作動させる閉じ出力、及
び、電動モー(M1)を停止させる夫々の処理を実行す
る。
第4図に示すよに、条件設定処理(#5)は、先ず、株
元スイッチ(62)の状態をチェック(#31)する。
株元スイッチ(62)がOFFである場合には、OFF
後の時間に基づいて、第4乃至第6時間帯(T4乃至T
6)のいずれであるかをチェック(#32)し、判別さ
れた各時間帯(T4乃至T6)の夫々に応じて、間隙(
S)の目標値(C,乃至C3)及び風量(匈)の目標値
(W+乃至6)を設定(#33〜1135) したのち
、メインルーチンに復帰する。
株元スイッチ(62)がONである場合には、制御装置
Z (H)が起動されてから初めてONであるか否かを
チェック(1136)する。
初めてONである場合には、エンジン(E)の基準回転
数(EO)を演算する処理(137)を実行する。初め
てONでない場合には、基準回転数(Eo)が現回転数
(Un)よりも大であるか否かをチェック(#3B) 
L、大でない場合には、現回転数(En)を基準回転数
(Eo)に置き換える処理(1139)を実行する。
その後、条件スイッチ(60)の操作状態に基づいて、
画筆1制御手段(101) 、 (103)や両筒2制
御手段(102) 、 (104)における目標値の判
別に必要となる条件フラグ(Dを設定する(1140)
次に、株元スイッチ(62)のON後の時間に基づいて
、第1乃至第3時間帯(TI乃至Ts)のいずれである
かをチェック(+141)する。
第1時間帯(TI)である場合には、予め記憶された情
報に基づいて、間隙(s)の目標値(C1)及び風量(
−)の目標値(W3)を設定(+142) して、メイ
ンルーチンに復帰する。
第2時間帯(T2)である場合には、画策1制御手段(
101) 、 (103)を行なわせるために、走行速
度検出情報、条件フラグ(j)、及び、予め記憶された
情報に基づいて、間隙(S)の目標値や風1(W)の目
標値を設定(+143) して、メインルーチンに復帰
する。
第3時間(T1)である場合には、エンジン(E)の回
転数ダウン化(Ed)を演算する処理(144)を実行
したのち、その演算結果、条件フラグ(j)、及び、予
め記憶された情報に基づいて、間隙(S)の目標値や風
! (W)の目標値を設定(145) して、メインル
ーチンに復帰する。
又、上述の株元スイッチ(62)のチェック(#31)
にてOFFが判別された場合には、初めてOFFか否か
をチェック(#46) L、初めてOFFの場合には、
上記第3時間帯(T1)において演算処理(+144)
にて求められた回転ダウン化([!d)に基づいて、第
3及び第4設定時間(h、T4)を設定する処理(i+
47)を実行する。
〔別実施例〕
本発明は、チャフシーブ(21)の配置が異なる各種構
成の揺動選別板(15)を対象にできる。そして、チャ
フシーブ(21)の間隙(S)を調節するに、帯板状部
材(a)、(a’)を)3動させるに代えて、平行スラ
イド移動させてもよい。さらに、帯板状部材(a) 、
 (a’ )を間隙(S)の調節のために移動操作する
具体構成は各種変更できる。
穀稈供給検出手段(62)としては、脱穀装置(2)の
フィードチェーン(12)において搬送される穀稈の存
否を検出させる等、各種変更できる。
負荷検出手段(100)としては、扱胴(11)の駆動
トルクを検出させたり、穀粒の選別回収量を検出さ・せ
るようにする等、各種変更できる。
上記実施例では、扱室(八)への穀稈が供給されている
状態において、間隙(S)や選別風量を自動調節するも
のを示したが、所定値に維持させるようにしたり、手動
調節させるようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、マイクロコンピュータを用い
て実施する場合を例示したが、各種手段を電子回路を用
いて構成して実施してもよい。
その他、本発明を実施する上で必要となる各部の構成は
、使用対象等に応じて各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は制御構成を示す概略図、第2図乃至第4図は制
御作動を示すフローチャート、第5図は制御作動を示す
タイムチャート、第6図(A) ; (B)乃至第8図
(A) 、 (B)は制御の設定条件を示す図面、第9
図はコンバインの側面図、第10図は伝動系統図、第1
1図は脱穀装置の切欠き側面図、第12図(A) 、 
(B)はチャフシーブを示す切欠き側面図、第13図は
帯板状部材の取付構造を示す展開平面図、第14図は唐
箕の変速構造を示す図、第15図は唐箕の入力プーリを
示す切欠き正面図、第16図はカム形成部材の展開平面
図である。 (15)・・・・・・揺動選別板、(21)・・・・・
・チャフシーブ、(62)・・・・・・穀稈供給検出手
段、(100)・・・・・・負荷検出手段、(106)
・・・・・・残存物用の閉じ制御手段、(107)・・
・・・・最小用の閉じ制御手段、(A)・・・・・・扱
室、(a)、(a’)・・・・・・帯状板部材、(−)
・・・・・・設定値、(C2)・・・・・・最小値、 
(M1)・・・・・・アクチュエータ、(S)・・・・
・・間隙、(t3)・・・・・・設定時間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 扱室(A)からの漏下処理物を選別処理する揺動選別板
    (15)に、処理物移送方向に並置される帯板状部材(
    a)、(a′)にて構成されるチャフシーブ(21)を
    備えさせ、前記帯板状部材(a)、(a′)の隣り合う
    ものの間に形成される間隙(S)を変更調節すべく、前
    記帯板状部材(a)、(a′)を移動操作するアクチュ
    エータ(M_1)が設けられ、前記扱室(A)に穀稈が
    供給されている状態であるか否かを検出する穀稈供給検
    出手段(62)が設けられ、その穀稈供給検出手段(6
    2)が穀稈非供給を検出した時点から設定時間(t_3
    )経過する間、前記間隙(S)が最小値(C_2)より
    も大で且つ最小値(C_2)に近い設定値(C_1)と
    なるようにすべく、前記アクチュエータ(M_1)を作
    動させる残存物用の閉じ制御手段(106)、及び、前
    記設定時間(t_3)が経過するに伴って、前記間隙(
    S)が最小値(C_2)となるようにすべく、前記アク
    チュエータ(M_1)を作動させる最小用の閉じ制御手
    段(107)が設けられた脱穀装置の選別制御装置であ
    って、脱穀負荷を検出する負荷検出手段(100)が設
    けられると共に、前記穀稈供給検出手段(62)が穀稈
    供給を検出している状態での脱穀負荷検出情報に基づい
    て、前記設定時間(t_3)を脱穀負荷が大なるほど長
    くするよに設定する時間設定手段(108)が設けられ
    ている脱穀装置の選別制御装置。
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JPS60199318A (ja) * 1984-03-23 1985-10-08 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置

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