JP3292668B2 - 穀粒選別装置のチャフシーブ構造 - Google Patents

穀粒選別装置のチャフシーブ構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンバイン
の脱穀装置に備えられる穀粒選別装置のチャフシーブ構
造に関するものであって、揺動選別枠に多数のチャフ板
を前後に間隔を隔てて並設する状態で架設してある穀粒
選別装置のチャフシーブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の穀粒選別装置のチャフシ
ーブ構造にあっては、例えば特開平8‐275659号
公報に開示されているように、各チャフ板を前後に長い
一連のリンク部材に軸支して、リンク部材の前後動によ
って各チャフ板の傾きの調節を行い、それによって、チ
ャフ板同士の前後間隔の調整、ひいては処理物の漏下度
合いの調節を行うようにしたものが知られている。従っ
て、上記従来構造のものでは、前後に所定設置幅を有す
るチャフシーブの全体的な漏下処理能力が一律に変更調
節される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チャフシー
ブ上を移送される処理物の層厚は一様と限らないのであ
って、処理物が比較的集まって厚みのあるところや、比
較的層厚が薄いところとかに偏った状態で処理物が移送
され易いものである。従って、上記従来構造のもので
は、チャフシーブの全体的な漏下処理能力が一律に変更
調節されることから、処理物量が部分的に偏った状態で
チャフシーブ上を移送されるときに、一部の処理物搬送
部位においてはチャフシーブの漏下処理が良好になされ
ても、他の部分においてはチャフシーブの漏下処理が処
理物量に対応しない場合があって、漏下処理が不十分と
なり、刺さり籾として藁等に穀粒が混入したまま機体外
方へ排出される虞れがあるとともに、又精選処理物中に
藁等が混じる虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、チャフシーブ上での処理物の存否状態が一様
でなく部分的な偏りがあっても良好に漏下選別できるよ
うにする穀粒選別装置のチャフシーブ構造の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる穀粒選別装置のチ
ャフシーブ構造は、揺動選別枠に多数のチャフ板を前後
に間隔を隔てて並設する状態で横架するとともに、前記
各チャフ板を各別に独立して揺動自在に支持して、各チ
ャフ板上の処理物の荷重が大きくなると開度が大きくな
るように、処理物荷重の変動に応じて開閉自在に構成
し、かつ、脱穀流量を検出する流量検出手段を設けると
ともに、該流量検出手段による検出流量に基づいて前記
各チャフ板の開閉揺動における基準となる最小開度を流
量が大きくなるほど大きくなるように変更自在に構成し
てあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、各チャフ板上の処理物の荷重が大きくなると
開度が大きくなるように、各チャフ板上の処理物の荷重
の変動に応じて各別にチャフ板が処理物の漏下経路を開
閉揺動することになって、部分的な処理物量の偏りに良
好に対応してその処理物の漏下処理を適正に行えること
になるとともに、チャフシーブの全体的な開閉揺動の基
準となる各チャフ板の傾き姿勢の基準姿勢を一律に変更
自在に構成してあるから、例えば籾の乾湿状況や穀稈刈
取速度等に対応して単位時間当たりの脱穀流量、すなわ
ち選別処理するべき処理量に応じたチャフシーブの基本
漏下姿勢を適宜に設定することができる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、チャフシーブ上を移送されていく処
理物量に部分的な偏りがあってもその偏った部分におい
て良好に漏下処理されるようにチャフ板の傾きを個別に
変更調節できるから、全体として漏下選別処理が最適な
状態になり、精選処理物中に藁等が混入することや、機
外へ排出する塵埃や藁等に穀粒が混入することを抑制で
きるとともに、脱穀条件等に応じて最も適正なチャフシ
ーブでの漏下処理を行えるようチャフ板の基本漏下姿勢
を流量に対応して適宜に設定できることで、脱穀選別作
業が効率良く行える。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる穀粒
選別装置のチャフシーブ構造は、請求項1記載のものに
おいて、前記各チャフ板毎にスプリングで弾性支持して
処理物の荷重を支えるように構成してあることを特徴構
成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、各チャフ板毎にスプリングで弾性支持して処
理物の荷重を支えるように構成してあるから、チャフ板
上の処理物の荷重に基づいて開閉揺動作動するチャフ板
の姿勢を保持する機構はきわめて簡易なものとなる。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、単にスプリングを設けてそのスプリ
ングでチャフ板を処理物の荷重を受ける状態で支持する
だけの簡易な構造でチャフ板の処理物の荷重に基づく開
閉作動及び姿勢保持が行えるので、安価でかつメンテナ
ンス等も簡易に行えるチャフシーブ構造を得ることがで
きるに至った。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、コンバインに搭載される
脱穀装置を示している。この脱穀装置には、図示しない
刈取前処理装置から受け渡された刈取穀稈をフィードチ
ェーン1で搬送しながら脱穀処理する脱穀部Aと、脱穀
処理された処理物を選別処理する選別部Bと、精選別処
理物を回収し、粗選別処理物を選別部Bへ還元する回収
部Cとで構成している。
【0012】選別部Bは、脱穀部Aの扱胴2で扱処理さ
れて受網3から漏下した処理物を受け止めて後方へ移送
する比重選別用のグレンパン4と、グレンパン4からの
処理物をさらに後方へ移送しながら主に穀粒分を漏下し
藁等を後方へ移送するチャフシーブ5と、チャフシーブ
5等からの漏下物を精選別するグレンシーブ6と、藁等
から小枝梗を漏下選別するストローラック7とを、揺動
選別枠としてのシーブケース8に左右に架設し、選別風
をグレンシーブ6やチャフシーブ5等へ送風する唐箕フ
ァン9を設けて構成している。
【0013】チャフシーブ5について詳述する。図2乃
至図5に示すように、シーブケース8の左右の横側壁8
A,8Aにそれぞれ固定した前後に長い長板部材10を
設けるとともに、その長板部材10に、前後に所定間隔
おきにアーム部材11を横軸芯X1周りで揺動自在に枢
支するとともに、横長板材からなる横架板材12を左右
一対の前記アーム部材11,11間に架設している。そ
して、アーム部材11における横架板材12を連設して
いる箇所より少し下位となる所に、合成樹脂材からなる
チャフ板13を横軸芯X2周りで揺動自在に軸支してい
る。すなわち、チャフ板13の横縁部より横外方に突出
する支軸14をアーム部材11に軸支しているのであ
る。さらに、左右の各支軸14の外周周りに外套させた
状態のスプリングとしての巻きバネ15をアーム部材1
1とチャフ板13とに端部を係止している。巻きバネ1
5及びストッパーSによって、チャフ板13はアーム部
材11に対して前下がりの傾斜姿勢で保持され、かつ巻
きバネ15はチャフ板13を図2において揺動中心軸X
2周りで右回りに弾性付勢している。尚、巻きバネ15
は左右一対設けているものを説明したが、左右の片方の
みに設ける構造でも良い。さらに、各アーム部材11‥
はその下端部で、前後に長い長板部材からなるリンク板
16に横軸芯X3周りで揺動自在に軸支されている。左
右のリンク板16,16は、電動アクチュエータ17に
よってロッド18等からなる操作機構19を介して、前
後方向に出退自在に変位操作されるように構成してい
る。そして、電動アクチュエータ17は、図2に示すよ
うに、チャフシーブ5上の処理物の層厚検出、ひいては
チャフシーブ5上の処理物量検出を行うために受網3の
下面箇所に設置した流量検出手段としての処理物量検出
センサ20からの検出信号に基づく制御装置21からの
駆動信号により駆動操作されるようにしている。すなわ
ち、制御装置21は、処理物量が多い場合には、チャフ
シーブ5から処理物が漏下し易くなるように、リンク板
16,16を後方に引いてチャフ板13,13間の間隔
の基準値を広めに設定する。逆に処理物量が少ない場合
には、チャフシーブ5が漏下しにくくなるように、リン
ク板19,19を前寄りに位置させてチャフ板13,1
3間の間隔の基準値を狭めに設定する。そして、各チャ
フ板13は、その設定された基準値に対応する傾き姿勢
を基準として各別に処理物のそのチャフ板13に対する
荷重に応じて姿勢変更調節するのである。尚、流量検出
を行う手段としては、刈取穀稈量を例えばフィードチェ
ーンの穀稈挾持幅の検出で行うものを利用しても良い。
【0014】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態の構造に加えて、チャフシーブ5の
前半部の各チャフ板13を弾性付勢する巻きバネ15の
弾性付勢力を高めに設定しているとともに、チャフシー
ブ5の後半部の各チャフ板13を弾性付勢する巻きバネ
15の弾性付勢力を前半部に設けられる巻きバネ15よ
り低く設定している。これにより、チャフシーブ5上に
前方から供給される処理物量が量的に多く後半部へ移行
するに従い処理物量が減少するものであるから、そのチ
ャフシーブ5の前半部での処理物の荷重と巻きバネ15
Aの弾性付勢力との釣り合いの状態と、後半部での処理
物の荷重と巻きバネ15Bの弾性付勢力との釣り合いの
状態とがほぼ一定になるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの脱穀装置を示す縦断側面図
【図2】チャフシーブ構造を示す縦断側面図
【図3】チャフシーブ構造を示す側面図
【図4】チャフシーブ構造等を示す縦断正面図
【図5】チャフ板の軸支箇所を示す横断平面図
【符号の説明】
8 揺動選別枠 13 チャフ板 15 スプリング 20 流量検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動選別枠に多数のチャフ板を前後に間
    隔を隔てて並設する状態で横架するとともに、前記各チ
    ャフ板を各別に独立して揺動自在に支持して、各チャフ
    板上の処理物の荷重が大きくなると開度が大きくなるよ
    うに、処理物荷重の変動に応じて開閉自在に構成し、か
    つ、脱穀流量を検出する流量検出手段を設けるととも
    に、該流量検出手段による検出流量に基づいて前記各チ
    ャフ板の開閉揺動における基準となる最小開度を流量が
    大きくなるほど大きくなるように変更自在に構成してあ
    る穀粒選別装置のチャフシーブ構造。
  2. 【請求項2】 前記各チャフ板毎にスプリングで弾性支
    持して処理物の荷重を支えるように構成してある請求項
    1記載の穀粒選別装置のチャフシーブ構造。
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