JP3555897B2 - 脱穀選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、脱穀選別装置に関し、コンバインの脱穀装置として有効に利用しうる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
脱穀選別装置として揺動選別棚を備える形態では、この揺動選別棚の下方から上方へ噴風する唐箕を設けて、揺動移送選別される穀粒を風選するが、脱穀量が多いときや漏れ扱ぎ等では、風量を多くし、脱穀量が少いときは、風量を少なくして選別物の飛散を防ぐ必要がある。このような脱穀物の量によって幅広く唐箕の風量を変更調節することは、難しいものであるから、この発明は、主選別唐箕の他に、特に少脱穀時でも有効に働く、揺動選別棚の下面に沿って噴風する副唐箕を設けて、これら主、副唐箕間の回転比、乃至風量比を変更することによって、脱穀状態に応じて、幅広い適切な選別を行わせようとするものである。
【0003】
又、被脱穀処理対象が稲・麦に切り替わっても適切な選別性能を維持しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、脱穀室の脱穀物を受けて揺動移送しながら穀粒を漏下選別する揺動選別棚1の下方に、この揺動選別棚1上方下手側へ向う主選別風路2を噴風する主唐箕3と、該揺動選別棚1のチャフシーブ19の下方に沿って下手側へ向けて噴風する副唐箕4とを設け、前記主唐箕3及び副唐箕4の風量を脱穀センサAによる検出脱穀物量の多少に応じて大小変更すべく設けるにあたり、稲脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくするように構成するとともに、流量が所定量以下のときは主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大にして構成し、流量が所定量を越えると副唐箕4の風量よりも主唐箕3の風量が大になるように構成し、麦脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくするように構成するとともに、流量にかかわらず主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大となるように構成したことを特徴とする脱穀選別装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】
脱穀室で脱穀される脱穀物が揺動選別棚1上面に受けられて、揺動移送されながら、穀粒とわら屑等とに選別されて、穀粒はこの揺動選別棚1から漏下され、副唐箕4から噴風される選別風と、主唐箕3から噴風される選別風とを受けて風選される。副唐箕4からの選別風は、揺動選別棚1のチャフシーブ19の下方に沿って揺動移送方向の下手側へ向けて噴風されるものであるから、主として揺動選別棚1のチャフシーブ19から漏下中、乃至漏下される穀粒の風選を行い、主唐箕3から主選別風路2を噴風される選別風は、これら副選別風によって風選された穀粒等はもとより、この揺動選別棚1終端部を上方下手側へ噴上しながら、揺動選別棚1上面のわら屑等を浮上させるようにして、揺動選別と移送を補助する。
【0006】
脱穀センサAが、脱穀状態を検出していて、例えば、脱穀量が多いことを検出すると主唐箕3及び副唐箕4の回転数を高くし、逆に脱穀量が少いことを検出すると主唐箕3及び副唐箕4の回転数を低くするように制御する。このように、脱穀量によって、副唐箕4による風量を変えることによって、脱穀量の少いときの揺動選別棚1上から機外への穀粒飛散を少くし、脱穀量の多いときは、主唐箕から選別風路2を経て揺動選別棚1の終端部側を噴き上げる風量を多くして、わら屑等の浮上、移送を促進し、脱穀量の多少に拘らず良好な安定した選別を維持できる。
稲脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくする。そして、脱穀センサAによる検出流量が所定量以下を検出しているときは、主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大にする。検出流量が所定量を越えると副唐箕4の風量よりも主唐箕3の風量が大になるようにする。
麦脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくする。そして、脱穀センサAによる検出流量にかかわらず主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大とする。
【0007】
稲脱穀時と麦脱穀時のいずれの場合においても、副唐箕4による揺動選別棚1下面に沿う風量は大きく変化させないので、特に流量の少ないときの揺動選別棚1上から機外への穀粒飛散を少なくすることができる。
特に、麦の場合は、稲に比較して揺動選別棚1上のわら屑量が多くなるが、穀粒量はそれほど多くならない。従って、副唐箕4の回転を高くして、チャフシーブ19からのわら屑を落下させないようにしながら、主唐箕3の回転数はさほど上げないで揺動選別棚1上面からの穀粒の飛散を少なくすることができる。
【0008】
【実施例】
コンバインに使用される脱穀装置は、上部に、扱胴5を回転自在に軸装6して、フィードチエン7と挟扼杆8とによって株元部を挟持搬送しながら脱穀する脱穀室9、処理胴10を内装する処理室11、吸引排塵機12を有する排塵室13、及び脱穀済排稈を排送する排稈装置14等を設ける。15は脱穀室9の下側に張設した脱穀網である。
【0009】
又、これら脱穀室9及び排塵室13等の下部に揺動選別棚1、主、副唐箕3,4、選別風路2、及び一番受樋16、二番受樋17等を設けている。揺動選別棚1は、脱穀網15の終端部下方から、脱穀室9終端の排出口18下方を経て、吸引排塵機12の下方に亘り、ラック桟を適宜間隔に配設した形態のチャフシーブ19と、終端部のストローラック20と、該チャフシーブ19の下方に沿うグレンシーブ21、及び傾斜板22,23等より成り、後端部の偏心軸24の回転によって、前後揺動させて、上面に受ける脱穀物をストローラック20終端の排わら口25側へ移送しながら、穀粒をチャフシーブ19やストローラック20等の間隙部から漏下させながら選別する。
【0010】
この揺動選別棚1の上手側には、脱穀網15の供給口26側部から漏下した脱穀物を受ける移送棚27を設け、この移送棚27上には切刃28を配設せるオーガ29を並設し、移送棚27上に漏下される脱穀物を揺動選別棚1の始端部上面に移送する構成としている。主唐箕3は、揺動選別棚1の上手側下方にあって、一番受樋16上からグレンシーブ21を下手側上方へ噴き抜けて、チャフシーブ19の終端部を下手側上方へ噴き抜ける選別風路2に連通し、これらチャフシーブ19やグレンシーブ21を漏下される脱穀物を風選すると共に、チャフシーブ19やストローラック20上のわら屑等を浮上させて、選別を行うものである。これによって一番物である整粒は一番受樋16に流下させ、二番物を二番受樋17に流下させて、一番物はそのまゝ揚穀機で取出すが、二番物は揚穀機26によって脱穀室9へ還元させて処理する。
【0011】
主唐箕3の軸30と、副唐箕4の軸31とは、駆動軸32から、ベルト33,34,35等で連動し、主唐箕3は、軸30の無段変速プーリ36に巻き掛けられたベルト34のテンションプーリ37による張圧力によって伝動され、この無段変速プーリ36を変速カム38の回動で拡縮することによって無段変速する。又、副唐箕4は、軸30から31上の無段変速プーリ39に巻き掛けられたベルト35のテンションプーリ40による張圧力によって伝動され、この無段変速プーリ39を変速カム41の回転で拡縮することによって無段変速する。前記各オーガ29は、駆動軸32からベルト42、及び横方向の軸43等を介して伝動される。
【0012】
各テンションプーリ37,40を張圧することにより、駆動軸32を回転すると、ベルト33,34を経て主唐箕3軸30が回転され、更に、この軸30からベルト35を介して副唐箕4軸31が回転される。これらの上記各無段変速プーリ36,39の変速カム38,41の操作は、変速モータMによって行わせるもので、この変速モータMの正逆転駆動によって、クランク軸42、及びリンク43を介して、変速カム38を軸30回りに回動させて、無段変速プーリ36の割プーリ径を変更しうる。又、クランク軸42からリンク44を介して、変速カム41を軸31回りに回動させて、無段変速プーリ39の割プーリ径を変更しうる。
【0013】
変速モータMの回転角に対する各変速カム38,41による無段変速プーリ36,39の変速比の関係は、特定の関係に設定しておく。
脱穀センサAは、脱穀物の量を直接または間接的に検出しうるもので、脱穀網15から漏下する脱穀物の量を赤外線センサによる流量センサA1として設けるが、オーガ29による移送棚27から揺動選別棚1へ供給される流量を検出する流量センサA2として設けるもよく、又、このオーガ29に働く駆動負荷を検出する負荷センサA3として設けるもよい。又、このような複数個所の脱穀センサAによる検出をもってマイクロコンピュータを有するコントローラCPUへの入力値としてもよい。
【0014】
穀粒流量Qと風量Vとの関係を図4、図5に例示すると、稲の脱穀では、図4のように、主唐箕3の風量変化線B1と副唐箕4の風量変化線C1とを設定しておき、脱穀センサAの流量Q検出によって変速し風量Vを制御する。又、麦の脱穀では、図5のような各風量変化線B2,C2に設定する。麦の場合は、稲に比較して、揺動選別棚1上のわら屑量が多くなるが、穀粒量はそれほど多くならない。従って、副唐箕4の回転を高くして、チャフシーブ19やグレンシーブ21等からのわら屑を落下させないようにしながら、主唐箕3の回転数はさほど上げないで揺動選別棚1上面からの穀粒の飛散を少なくすることができる。
【0015】
なお、稲と麦とでは、脱穀センサAの位置を選択し、適切な位置で検出するように切換えてもよい。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】側断面図。
【図2】正断面図。
【図3】一部の平面図。
【図4】稲脱穀時の穀粒流量Qー風量V線グラフ。
【図5】麦脱穀時の穀粒流量Qー風量V線グラフ。
【図6】制御ブロック図。
【符号の説明】
1 揺動選別棚
2 主選別風路
3 主唐箕
4 副唐箕
19 チャフシーブ
A 脱穀センサ

Claims (1)

  1. 脱穀室の脱穀物を受けて揺動移送しながら穀粒を漏下選別する揺動選別棚1の下方に、この揺動選別棚1上方下手側へ向う主選別風路2を噴風する主唐箕3と、該揺動選別棚1のチャフシーブ19の下方に沿って下手側へ向けて噴風する副唐箕4とを設け、前記主唐箕3及び副唐箕4の風量を脱穀センサAによる検出脱穀物量の多少に応じて大小変更すべく設けるにあたり、稲脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくするように構成するとともに、流量が所定量以下のときは主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大にして構成し、流量が所定量を越えると副唐箕4の風量よりも主唐箕3の風量が大になるように構成し、麦脱穀時においては、副唐箕4の風量上昇比は主唐箕3の風量上昇比よりも小さくするように構成するとともに、流量にかかわらず主唐箕3の風量よりも副唐箕4の風量を大となるように構成したことを特徴とする脱穀選別装置。
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