JP3814210B2 - コンバインの二番処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの選別装置により選別した二番物の枝梗除去処理を行なう二番処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来コンバインにおいては、揺動選別装置より選別した後の二番物を、二番コンベア、二番還元コンベアを介して二番処理装置へ送り、該二番処理装置により枝梗等を取り除いた後に、再び選別装置へ戻す二番物還元サイクルが採用されている。この二番還元サイクルは、二番物に付着した枝梗を適切に除去することにより、再度の選別により、品質のよい籾を回収することを目的とするものである。
【0003】
このような二番還元サイクルにおいて、二番処理装置では、回転軸に複数の枝梗除去羽根を備える二番処理胴を、筒状のケース内で回転駆動させることにより、枝梗除去羽根によって籾に付着した枝梗を除去するものであり、この枝梗の除去が適切に行なわれるか否かは、二番処理装置に投入される二番物の量、即ち、二番還元量や、二番処理胴の回転速度、更には、ケース内を二番処理胴の軸方向に移動する二番物の移動速度が関与することになる。
従来の二番処理装置においては、上述の二番処理胴の回転速度は一定であり、また、二番物の移動速度についての調整機構を備えたものは公知技術としては見当たらない。
【0004】
また、ケースにおいて投入口が構成される側、即ち、二番処理胴の始端側においては、排出口側と比較して、二番物が滞留しやすいという現象が発生している。これは、二番物は、絶えず投入口から供給されるため、当然発生し得る現象であるといえる。
【0005】
一方、揺動選別装置の選別板上においては、揺動によって、穀粒が選別板の一方に偏る傾向があり、揺動選別装置を正面視において左右一側に傾ける等して、選別板上での偏りを防止する措置が取られている。この偏りは、チャフシーブからの一番物の漏下不良を誘発し、選別ロスに伴う穀粒量の減少といった不具合を生じさせる。
また、二番処理装置の二番物の排出口が、揺動選別装置の左右中心線上(正面視)に配置されない場合においては、排出された二番物は、排出口の下側で留まってしまい、処理後の二番物が広範囲に拡散されないという傾向があり、二番処理装置とは別体の拡散装置を設置することも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の二番還元サイクルにおける二番還元量は、扱胴における脱粒量、二番コンベアの回収量、更には、刈取る稲や麦の穀粒の状態により変動するものである。
このような二番還元量の変動に対し、上述したごとく、二番処理胴の回転数を一定とし、また、ケース内での二番物の移動速度が調整できない構成では、多量の二番物に対しては、全体的に枝梗除去処理を施すことができず、未処理のままで選別装置へ拡散されてしまうという不具合が生じる一方、少量の二番物に対しては、枝梗処理羽根が二番物に作用しすぎてしまい、籾までも傷めてしまうという不具合が生じることになる。
このことから、二番還元量に応じて、二番処理胴の回転速度、及び、ケース内の送り速度が調整される機構が必要となる。
【0007】
また、ケース内における二番処理胴の始端側での二番物の滞留についても、二番物を均等に枝梗除去すべく、滞留を防止する手段を講じる必要がある。
【0008】
また、揺動選別装置を傾斜させるのは、組立精度・取付精度により、所定の角度に設置すると言ったことが難しく、長期間の揺動運動により、角度が変更してしまうという問題も生じうる。一方、新たに、別体の拡散装置を構成することは、設置スペースの問題や、装置構成の複雑化といったデメリットをもたらすことにもなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【0010】
請求項1においては、選別後の二番物の枝梗除去処理を行なうコンバインの二番処理装置10であって、該二番処理装置10は、ケース45内に、扱胴と直交する二番処理胴11を回転駆動可能に軸支してなる構成とし、二番コンベア23の他端部より、二番還元コンベア14を駆動し、該二番還元コンベア14の他端は二番処理装置10へ連通されるとともに、二番還元コンベア14のコンベア軸14aの動力を、変速機構154を介して二番処理装置10へ伝達する構成とし、該変速機構154は、駆動入力部155と駆動出力部156とから構成し、両部は回転軸に左右一対の割プーリーを軸支する構成とすると共に、駆動ベルト157を巻回するベルト式無段変速装置により構成し、該二番処理胴11の回転数を変更可能に構成したものである。
【0011】
請求項2においては、請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記変速機構154による回転数は、前記ケース45内に投入される二番物の量に応じて制御すべく構成したものである。
【0012】
請求項3においては、請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記二番処理胴11は、その始端側に投入された二番物を攪拌するスクレーパー74を具備したものである。
【0013】
請求項4においては、請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記二番処理胴11の終端側に、該二番処理胴11と一体的に回転する拡散コンベアであるスパイラ81を具備したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1はコンバインの全体側面図、図2は同じく平面図、図3は選別装置の構成を示す側面図、図4は選別装置の動力伝達構成の一実施例を示すスケルトン図、図5は二番処理装置の構成を示す正面図、図6は同じく内部構成を示す正面図、図7は同じく右側面図、図8は拡散コンベアを備えた構成の二番処理装置の正面図、図9は同じく拡散コンベアを備える構成の二番処理装置の他の実施例を示す正面図、図10はスクレーパーの構成を示す斜視図、図11は変速機構の構成を示す正面断面図、図12は制御機器のブロック図、図13は制御に関わる装置の構成図である。
【0015】
また、以下の説明中において、前後方向は、機体進行方向及び反機体進行方向を基準とし、左右方向は、機体進行方向における左右方向を基準とする。さらに、上下方向は、機体の上下方向を基準とする。
【0016】
まず、図1及び図2を用いて、コンバインの全体構成から説明する。
本実施例におけるコンバインでは、機体フレーム29に架設したトラックフレーム27にクローラ式走行装置2を装設し、該機体フレーム29上方に脱穀装置9を配設している。該脱穀装置9では、フィードチェーン7を機体進行方向左側に張架し、扱胴20及び送塵口二番処理胴21(図2)を内蔵している。
そして、油圧シリンダ38(図1)によって刈取フレーム12を介して昇降できるように構成された刈取装置8では、前端に分草板3を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース26を立設して該引起しケース26より突出したタイン24の回転により穀稈を引き起こして、分草板3後部に配設した刈刃5にて株元を刈り取り、刈り取られた穀稈を、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置6等の穀稈搬送機構28にて後部へ搬送し、フィードチェーン7に受け継ぐようにしている。前記脱穀装置9後方に位置する排藁処理部16には、上部に排藁チェン67が、下部に排藁カッター装置17が配置される。
また、選別後の精粒は後述する一番コンベア22より揚穀コンベア46を介してグレンタンク13に搬入し、排出オーガ15によって前記グレンタンク13内の穀粒を機外に排出できるようにしている。そして、グレンタンク13の前方に位置する運転部19内には、運転操作部18及び運転席4(図2)を備え、エンジン32(図2)を運転部19下方に設けて、該エンジンから動力を取り出して連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0017】
次に、選別装置1及び脱穀装置9について説明する。
図3に示すごとく、脱穀装置9に形成された扱室34に機体の前後方向に軸架する扱胴20を内設させ、扱口35より扱室34に穀稈を挿入するように構成している。前記扱室34下方にはクリンプ網31を張架し、また、該クリンプ網31の下方には、揺動選別装置36をその前端を臨ませて前後方向揺動自在に支持させている。前記クリンプ網31の下方に揺動選別装置36の前・後フィード板52・53を上下二段に配設し、フルイ線54を前フィード板52の後端側に配している。また、チャフシーブ55を後フィード板53後端後方に連設し、該チャフシーブ55の下方にグレンシーブ49を配設している。
また、チャフシーブ55後部と揺動本体50後部との間には、固定チャフ部57が配設されている。また、正面視において、扱胴20の右側には、送塵口二番処理胴21を並設し、側面視において、その前部を扱胴20の後部にラップさせ、扱胴20で処理しきれなかった穂切粒・枝梗付着等を処理し、送塵口二番処理胴21の下方に配するクリンプ網21aより脱粒された穀粒を固定チャフ部57上に落下させるようにしている。また、揺動本体50後部下面は、クランク軸等の揺動駆動機構48によって揺動駆動可能に連結されている。
【0018】
また、両フィード板52・53の上下間に選別風を送給するプレファンである送塵ファン47と、チャフシーブ55とグレンシーブ49間及びグレンシーブ49下方に選別風を送給するメインの送風装置である唐箕25からの送風により、クリンプ網31・21aを漏下した穀粒の拡散を行うように構成している。そして、「穀粒」と「穀粒藁」とが比重選別と風選別により「一番物」「二番物」「藁屑」等に選別される。
【0019】
前記グレンシーブ49下方に横設される一番コンベア22は、揚穀コンベア46に連通して前記グレンタンク13に穀粒を取り出す構成としている。また、一番コンベア22の後方には、二番コンベア23が横設され、該二番コンベア23に回収される二番物を、二番還元コンベア14に搬送する。そして、該二番還元コンベア14により、二番物は、該二番還元コンベア14の前方側端部に連結した二番処理装置10まで搬送され、該二番処理装置10内の二番処理胴により枝梗を除去された後、揺動本体50の選別開始部に再投入される。
【0020】
また、前記揺動選別装置36の後端上方には、吸引ファン30が配設され、該吸引ファン30により、藁屑を吸引し、機体後部より排出するようにしている。
【0021】
このような構成において、前記フィードチェーン7(図1)により挟持された穀稈は、後方へ搬送されながら前記脱穀装置9の扱室34に備えられた扱胴20の回転によって脱粒され、排藁等は後方の排藁カッター装置17に送られて切断後に後方より圃場に放出される。
一方、クリンプ網31を漏下した穀粒・藁屑等は、揺動選別装置36上に落ち、そこで揺動選別されながら後方へ送られる。そして、この穀粒・藁屑等は、前記チャフシーブ55やグレンシーブ49等を通過して流穀板等にガイドされながら一番樋上に落下し、その落下途中において、送塵ファン47及び唐箕25から供給された選別風によって風選別が施される。
【0022】
次に、図4に示すスケルトン図を用いて、選別装置の動力伝達構成について説明する。
コンバインのエンジン32の左右方向に駆動軸68を突出し、該駆動軸68の一端(左側)をギアケース59に入力して、該ギアケース59より、クローラ式走行装置2(走行ミッションケース)・引起し・刈取装置8・選別装置1・脱穀装置9(扱胴20・送塵口二番処理胴21)へ駆動を分配する構成としている。
【0023】
一方、前記駆動軸68の他端(右側)より、プーリーやベルトや連動軸やベベルギアを介して排出コンベア93に動力を伝達し、更に、縦コンベア94、排出オーガ15を駆動する構成として、グレンタンク13(図1)内に貯留した穀粒を排出可能としている。
【0024】
また、選別装置1への駆動伝達は、前記ギアケース59より側方に駆動軸69を突出し、該駆動軸69の端部のベベルギア66を、機体の左側部に配する動力伝達部に入力して、プーリー、ベルトを介し、唐箕25・一番コンベア22といった順に動力を伝達する構成としている。
【0025】
また、前記一番コンベア22のコンベア軸96の左端よりプーリー・ベルトを介して、二番コンベア23・揺動駆動機構48・吸引ファン30・排藁カッター装置17へ駆動を伝達する構成としている。また、前記一番コンベア22の他側にベベルギアを介して揚穀コンベア46を駆動しており、一番コンベア22によって搬送された穀粒が揚穀コンベア46を介して前記グレンタンク13(図1)に搬送される。
また、前記二番コンベア23の他端部より、ベベルギアを介して二番還元コンベア14を駆動する。この二番還元コンベア14の他端は二番処理装置10へ連通されるとともに、コンベア軸の動力を変速機構154を介して二番処理装置10へ伝達する構成としている。この二番処理装置10への動力の伝達構成の詳細については後述する。
【0026】
次に、二番処理装置10について説明する。
図5乃至図7に示すごとく、二番処理装置10は、筒状のケース45内に、扱胴と直交する駆動軸160(図6)より半径方向に突設したステー43・43・・に枝梗処理羽根44a・44bを取り付けた二番処理胴11を回転駆動可能に軸支してなる構成とするのである。該二番処理装置10は脱穀装置の側壁から揺動選別装置の前上方であって、扱胴の受網(クリンプ網)下方まで左右側方に延出して配設されている。
【0027】
ケース45は、正面視左上方に投入口41を開口し、二番還元コンベア14の終端と連通して、二番還元コンベア14により搬送される二番物が投入される構成としている。また、投入口41の反対側、即ち、正面視右下方には排出口42を開口して、枝梗を除去した二番物を再び揺動選別装置に落下させることで、再度の選別を行なうようにしている。
また、該ケース45の内側面には、板状のツースバー51・51・・・(図6)が突設され、第一枝梗処理羽根44a・44aとともに、その板面で二番物を擦るようにして、籾に付着した枝梗の除去が行なわれる。
【0028】
また、ケース45には、側面視略「く」字形の立設面63を構成する複数の制御弁63・63・63(図7)が枢支されている。この制御弁63・63・63は、立設面63aを駆動軸160の軸方向に対して直交させるとともに、その立設面63aの角度を変化自在に構成することにより、ケース45内に二番物を搬送する流れを発生させるものである。各制御弁63・63・63は、その下部においてケース45と回動自在(回動支点76)に枢結されるとともに(図5)、上下方向中途部よりケース45外部へ作用軸75を突設させることで、作用軸75の操作により、制御弁63・63・63を回動支点76を中心としての角度調整が可能となっている。
この作用軸75は、ケース45に形成された円弧状の長孔45a・45aを貫通して突設されるものであり、また、各制御弁63・63・63からの作用軸75を連杵64で連結することで、長孔45a・45aにより制御弁63・63・63の角度調整の範囲が規制されるともに、連杵64aにより全ての制御弁63・63・63が同時に角度調整される構成となっている。
また、連杵64は、引張りバネ33(図5)により制御弁63・63・63を起てる方向(傾き角度を小さくする方向)へ付勢されているとともに、制御弁角度調整ワイヤ65により引っ張られて、引張りバネ33の弾性力に抗して右方向へ移動するように構成されている。
【0029】
また、前記制御弁の立設面の傾き角度の制御は、ケース45内の二番還元量の量に応じて行なわれるものである。尚、この角度調整の制御については後述するものとする。また、この二番還元量は、二番還元コンベア14の終端に配する二番還元量センサ83(図7)により検出可能とするものであるが、該センサの配置位置は特に限定されるものでなく、二番処理装置10のケースに備える構成であってもよいものとする。
【0030】
二番処理胴11は、図6に示すごとく、駆動軸160より複数の枝梗処理羽根を突設して構成されるものである。この二番処理胴11は、投入された二番物を、図6において左から右の方向へ搬送するものであり(機体正面視において左から右の方向)、枝梗除去が開始される側、即ち、ケース45の投入口41側を始端側とする一方、排出口42側を終端側とするものである。前記枝梗処理羽根には、駆動軸160の軸方向に対し直交する面を形成する第一枝梗処理羽根44a・44a・・・と、駆動軸160の軸方向に対し平行の面を形成する第二枝梗処理羽根44b・44bの二種類があり、これらは駆動軸160より側面視90度間隔で突設した板体のステー43・43・・に着脱自在に固設されている。
第一枝梗処理羽根44a・44a・・・は、前記ツースバー51・51・・・とともに、その表面で二番物を擦るようにして籾に付着した枝梗を除去するものであり、第二枝梗処理羽根44b・44b・・・は、排出口42まで送られた二番物を掻き揚げるようにして攪拌し、処理後の二番物を揉み解すことで、枝梗と籾とを分離して風選別の精度を向上させるものである。
【0031】
また、図8のように、前記二番処理胴11の終端部に、該二番処理胴11と一体的に回転する拡散コンベア(スパイラ81)を設けて、該拡散コンベア(スパイラ81)を揺動選別装置36の上方に位置するように配置して、これらをケース45で覆い、二番物の排出口42を揺動選別装置36の上に対向して配置する構成とすることもできる。
本実施例では、上記拡散コンベアを、駆動軸160に、スパイラ81を固設してなる構成としている。尚、スパイラ81に限定するものではなく、回転を行なうことで同等の搬送機能を有する板体であればよいものである。
該構成により、スパイラ81によって、枝梗処理後の二番物がケース45内を搬送されるとともに、搬送過程において、ケース45に開口した排出口42より枝梗処理後の二番物が、揺動選別装置36上の左右方向に拡散して排出されて広範囲にわたって落下することになり、揺動選別装置36の左右方向における二番物の落下量の偏りを防ぐ、即ち、落下量の均一化を図ることができる。この均一化により、チャフシーブ55(図3)からの一番物の漏下不良を防止し、選別ロスに伴う穀粒量の減少といった不具合を防ぐことができる。
また、このスパイラ81による構成では、上述した枝梗処理羽根とは異なり、二番物の枝梗除去を行なうことなく搬送する(処理羽根が作用しない)ものであり、二番処理装置10全体の延長に伴って籾の品質を劣化させてしまうという不具合が生じない。
【0032】
また、図9に示すごとく、ケース45を延設することなく、スパイラ81のみの構成としてもよい。
本構成は、コンバインの揺動選別装置36上方に配される二番処理装置10であって、該二番処理装置10に内装される二番処理胴11の終端部に、該二番処理胴11と一体的に回転する拡散コンベア(本実施例では、スパイラ81)を設けるとともに、該拡散コンベアを揺動選別装置36のフィード板(前フィード板52)上面に近接して配する構成とするものである。
本構成では、上述した図8に示す構成とは異なり、ケース45でスパイラ81を覆わずに、スパイラ81をフィード板(前フィード板52)上にて露出して回転する構成とすることで、二番処理胴11の回転駆動をスパイラ81の回転に有効利用するとともに、該スパイラ81によってフィード板上の堆積物を直接拡散することできるものである。
本構成は、「二番処理装置10を備えるコンバインにおいては、二番処理装置10の排出口より二番物が排出されるとともに、扱胴20からも主流の漏下物が漏下するため、二番処理装置10が配される側の選別板上に穀粒が二番物・漏下物が堆積しやすい」という問題点に鑑みた構成であり、スパイラ81で堆積した二番物・漏下物を拡散させることにより、選別板状での二番物・漏下物の均一化を図るものである。この均一化により、チャフシーブ55(図3)からの一番物の漏下不良が防止され、選別ロスに伴う穀粒量の減少といった不具合の発生を防ぐことができる。
【0033】
次に、スクレーパー74について説明する。
図6に示すごとく、前記二番処理胴11の始端側には、ケース45の内側壁面80の近傍に、該内側壁面80へ向けて屈曲させた攪拌羽根74b・74bを有するスクレーパー74が配設されている。該スクレーパー74は、図6、図7及び図10に示すごとく、複数枚のフィン74a・74aより円盤状の板体を構成し、駆動軸160に固設されることで、駆動軸160の回転とともに回転するものである。そして、フィン74a・74aの先端を図6における左方向、即ち、ケース45の筒形状における二番処理胴11の始端側の開口を塞ぐ内側壁面80の方向に屈曲させて攪拌羽根74b・74bを構成し、該攪拌羽根74b・74bにより投入された二番物を攪拌するものである。
この攪拌により、ケース45に投入された二番物を、二番処理胴11の始端側において滞留させることなく、全ての二番物を均等に枝梗除去処理をかけることができるようになり、更には、ケース45の内側壁面80に付着しようとする二番物を掻き取る(刷き取る)ようにして、ケース45の内側壁面80二番物の付着が防がれる。
【0034】
次に、二番処理装置10への変速機構154について説明する。
図7及び図11に示すごとく、二番還元コンベア14のコンベア軸14aの前側終端に、ベベルギア151を配し、該ベベルギア151と動力入力軸150のべベルギア153を噛合させることで、二番還元コンベア14の回転駆動を変速機構154(図11)に入力する構成としている。
そして、二番処理胴11は、変速機構154により回転数の増減を制御可能に構成されるものである。図11に示すごとく、該変速機構154は、駆動入力部155と駆動出力部156とから構成し、両部を回転軸に左右一対の割プーリーを軸支する構成とするとともに、駆動入力部155では、一の割プーリーをコントローラにより制御されるアクチュエータ(本実施例では、油圧機構)の動作で軸方向に摺動可能とし、駆動出力部156では、一の割プーリーを弾性体で付勢しつつ軸方向に摺動可能とする構成とし、両部のプーリーを、駆動ベルト157で巻回するベルト式無段変速装置により変速可能とする構成である。
【0035】
以下、変速機構154について詳述すると、先ず、駆動入力部155には、動力入力軸150に左右一対の割プーリー158a・158bを装着して構成されるものであり、一の割プーリー158aは、動力入力軸150に対しスプライン嵌合によって摺動自在とするとともに、シリンダーケース161に摺動自在に枢着する構成している。このシリンダーケース161には、他の一の割プーリー158b側に備えた油ケース162より、動力入力軸150に穿設された油路163を通して圧油が供給(排出)されるものであり、油圧よって割プーリー158aを押圧する構成として、両割プーリー158a・158bにより駆動ベルト157を挟持する構成としている。
駆動出力部156は、駆動軸160に左右一対の割プーリー159a・159bを装着して構成されるものであり、一の割プーリー159aは、駆動軸160に対しスプライン嵌合によって摺動自在とするとともに、駆動軸160に軸支されたスプリング164で一側へ付勢される構造とする一方、他の割プーリー159bを駆動軸160に固定する構造とすることで、両割プーリー159a・159bにより駆動ベルト157を挟持する構成としている。
以上の構成により、動力入力軸150の動力が、駆動軸160に伝達され、該駆動軸160の回転により、二番処理装置10において前記処理羽根44a・44bによる枝梗除去処理が行なわれるものである。
【0036】
また、上記変速機構154の構成により、駆動軸160の変速が行なえるものである。この駆動軸160の変速は、前記駆動入力部56における割プーリー158aの軸方向への摺動、即ち、シリンダーケース161への油の給排により行なわれるものである。このシリンダーケース161への圧油の給排は、後述する油圧給排制御電磁弁85の動作により制御されるものである。
先ず、駆動軸160の増速を行なう場合であるが、駆動入力部155では、シリンダーケース161への圧油の供給により、割プーリー158aが押し出されるようにして、割プーリー158bとの間隔が狭められ、駆動ベルト157を巻回する両割プーリー158a・158bの呼び径が大きくなり、駆動出力部156では、駆動ベルト157が駆動入力部155側へ引っ張られることから、割プーリー159aがスプリング164の弾性力に抗して摺動し、割プーリー159a・159bの間隔が広げられ、駆動ベルト157を巻回する両割プーリー159a・159bの呼び径が小さくなる。このようにして、割プーリー159a・159bを取り付ける駆動軸160の回転数を増加させることができる。
一方、駆動軸160の減速を行なう場合は、増速の逆の動作、即ち、駆動入力部155では、シリンダーケース161からの圧油の排出を行なうことで、駆動ベルト157を巻回する割プーリー158a・158bの呼び径が小さくなり、これに伴ってスプリング164の弾性力により駆動ベルト157を巻回する割プーリー159a・159bの呼び径が大きくなる。このようにして、割プーリー159a・159bを取り付ける駆動軸160の回転数を減少させることができる。
以上のような油圧制御により、駆動軸160の変速を行なうものである。また、この駆動軸160の回転数は、二番処理胴回転速度センサ84により検出可能としており、回転数が常時モニターされている。尚、該回転数の増減は、上記二番還元量に応じて制御されるものであり、この制御については後述するものとする。
【0037】
次に、二番還元量に応じて行なう二番処理装置10の制御について説明する。
この制御は、図12の制御機器のブロック図、図13の制御に関わる装置の構成図に示される構成により行なわれるものである。
図12及び図13に示すごとく、二番還元量を算出するに当たり必要な値を検出する手段として、チャフシーブ55の上方(図3)に備えられ扱胴20での脱穀後の穀粒量を検出する選別流量センサ72、脱穀後の藁の流量を検出する排藁流量センサ82、二番還元コンベア14における二番還元物の搬送量を検出する二番還元量センサ83が備えられている。また、二番処理装置10の駆動軸160の回転数を検出する二番処理胴回転速度センサ84が備えられている。
そして、これらのセンサの検出結果をコントローラ86に入力し、コントローラ86が各センサの検出結果を元に、二番処理装置10に還元される二番還元量を算出する。この二番還元量の算出においては、複数のセンサの検出結果をパラメータとして使用して算出する方法、例えば、二番還元センサ83による検出結果を基準値として、他のセンサの検出結果を補正値として用いて行なう方法や、特定の一のセンサの検出結果を元にして算出する方法、例えば、選別流量センサ72の検出値を二番還元量とみなす方法、といったように、いずれの方法でもよく、特に、限定されるものではない。
尚、本明細書中の記載において、「二番還元量」は、直接的には、二番処理装置10のケース45に実際に投入された二番物の量をいうものであるが、上述した、選別流量センサ72の検出値を二番還元量とみなす方法も可能であり、広くコンバインが処理を行なう「処理量」を含めた概念をいうものである。
【0038】
また、コントローラ86は、二番還元量の算出結果を元に、油圧給排制御電磁弁85、制御弁角度調整モータ88、チャフ開度調整モータ39、前記ファンシャッタ開度調整モータ40の動作制御を行なうものである。この油圧給排制御電磁弁85は、油圧回路の制御により二番処理胴11の回転数の制御を行なうものであり、制御弁角度調整モータ88は、二番処理装置10に備える連杵64に接続した制御弁角度調整ワイヤ65を操作して、連杵64の運動により制御弁63・63・63の角度を調整するものである。
【0039】
尚、図13に示すごとく、チャフ開度調整モータ39の調整での開度調整機構58によるチャフシーブ55の開度の調整や、前記ファンシャッタ開度調整モータ40の調整でのシャッター37の動作による唐箕25等の風量の調整により、二番還元量の増減を変更可能としており、上記油圧給排制御電磁弁85、制御弁角度調整モータ88による制御と同時に実行可能とするものである。
さらに、図13に示すごとく、チャフ開度調整モータ39、ファンシャッタ開度調整モータ40を備える構成の他、排藁チェン67の下部に備えるガイド60の上下動をワイヤ70・71を介して、ワイヤ70・71の引張りにより、チャフシーブ55やシャッター37の開閉を行なう構成としても良い。
【0040】
以下二番処理装置10に係る制御の詳細について説明する。
まず、二番処理胴11の回転数の制御について説明する。
この制御は、前記二番還元量センサ83による二番還元量の検出等、各種センサの検出結果に基づいてコントローラ86が二番還元量を算出し、変速機構154の変速動作をさせることにより行なうものである。即ち、図13に示される構成で、コントローラ86は、二番還元量に応じた二番処理胴11の回転数の目標値を設定し、二番処理胴回転速度センサ84による回転数の検出結果をモニターしながら、前記油圧給排制御電磁弁85をコントロールして、変速機構154への油の給排を行ない、二番処理胴11の回転数を目標値に到達させるものである。
この目標値の設定において、二番還元量が多い場合には、高い回転数となる目標値を設定して、変速機構154の無段変速装置を高速側に変速することで、二番処理胴11の回転数を増加させ多量の二番物の枝梗除去処理を確実に行なうものである。
一方、二番還元量が少ない場合には、低い回転数となる目標値を設置することで、二番処理胴11の回転数を減少させ、二番物に含まれる籾を傷つけることなく、確実に二番物の枝梗除去を行なうものである。
以上のようにして、二番還元量に応じた二番処理胴11の回転数の制御を行なうものである。
【0041】
次に、制御弁63・63・63の傾き角度制御について説明する。
この制御弁63・63・63の傾き角度制御は、制御弁角度調整モータ88の動作により、連杵64を制御弁角度調整ワイヤ65で移動させることで行なわれるものである。即ち、図13に示す構成で、前記制御弁63・63・63(図5)は、アクチュエータとしての制御弁角度調整モータ88により、二番還元量に応じて傾き角度を調整可能に構成したものであり、前記角度調整機構は、制御弁63・63・63の作用軸を連杵で接続するとともに、該連杵と制御弁角度調整モータ88とを制御弁角度調整ワイヤ65で接続してなるものである。
この制御では、前記二番還元量センサ83による二番還元量の検出等、各種センサの検出結果に基づいたコントローラ86による二番還元量の算出により行なわれるものである。
そして、コントローラ86が、算出結果に応じた制御弁63・63・63の傾き角度を決定するとともに、該決定結果に応じて制御弁角度調整モータ88を動作させ、制御弁角度調整ワイヤ65を張る又は緩めることにより制御弁63・63・63の傾き角度を調整するものである。
【0042】
この制御弁63・63・63の傾き角度の決定においては、各種パラメータ設定による計算式に基づくものとし、複数のセンサの検出結果を元に演算することにより行なうものである。
この傾き角度の決定の基準としては、二番還元量が多い場合には、二番コンベア23へ回収される二番物の量が多くなり、二番処理装置10への二番物の還元量が増加することから、制御弁63・63・63の傾き角度を大きくする制御、即ち、制御弁角度調整ワイヤ65の引張り量を多くして、二番物の送り速度を大きくすることで、二番処理装置10への多量な二番物の還元に対してもオーバーフローをすることなく、上述した二番処理胴11の回転数の増加と相まって、確実な枝梗除去処理を可能とするものである。
一方、二番還元量が少ない場合には、制御弁63・63・63の傾き角度を小さくする制御、即ち、制御弁角度調整ワイヤ65の引張り量を少なくし、二番物の送り速度を小さくすることで、上述した二番処理胴11の回転数の減少と相まって、二番物を傷つけることのない丁寧な枝梗除去処理を可能とするものである。
以上のようにして、二番還元量に応じた制御弁63・63・63の角度調整の制御を行なうものである。
【0043】
【発明の効果】
本発明は以上のごとく構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1に記載のごとく、選別後の二番物の枝梗除去処理を行なうコンバインの二番処理装置10であって、該二番処理装置10は、ケース45内に、扱胴と直交する二番処理胴11を回転駆動可能に軸支してなる構成とし、二番コンベア23の他端部より、二番還元コンベア14を駆動し、該二番還元コンベア14の他端は二番処理装置10へ連通されるとともに、二番還元コンベア14のコンベア軸14aの動力を、変速機構154を介して二番処理装置10へ伝達する構成とし、該変速機構154は、駆動入力部155と駆動出力部156とから構成し、両部は回転軸に左右一対の割プーリーを軸支する構成とすると共に、駆動ベルト157を巻回するベルト式無段変速装置により構成し、該二番処理胴11の回転数を変更可能に構成したので、二番還元処理胴の回転数が二番還元量の変動に応じた制御を行なうことが可能となり、二番物の枝梗除去処理を適切に行なうことができる。
【0044】
請求項2に記載のごとく、前記変速機構154による回転数は、前記ケース45内に投入される二番物の量に応じて制御すべく構成したので、二番還元処理胴の回転数が二番還元量の変動に応じて制御され、二番物の枝梗除去処理を適切に行なうことができ、扱き残しを減少して選別効率を向上することができる。
【0045】
請求項3に記載のごとく、前記二番処理胴11は、その始端側に投入された二番物を攪拌するスクレーパー74を具備したので、ケースに投入された二番物を、二番処理胴の始端側において滞留させることなく、全ての二番物を均等に枝梗除去処理をかけることができる。
更には、ケースの内側壁面に付着しようとする二番物を掻き取る(刷き取る)ようにして、ケースの内側壁面への二番物の付着を防ぐことができる。
【0048】
請求項4に記載のごとく、前記二番処理胴11の終端側に、該二番処理胴11と一体的に回転する拡散コンベアであるスパイラ81を具備したので、枝梗処理後の二番物がケース内を搬送されるとともに、搬送過程において、ケースに開口した排出口より枝梗処理後の二番物が随時排出されることから、揺動選別装置の左右方向における広範囲にわたって落下することになり、揺動選別装置の左右方向における二番物の落下量の偏りを防ぐことができる。即ち、揺動選別装置の選別板上での二番物・漏下物の均一化が図られ、この均一化により、チャフシーブからの一番物の漏下不良を防止し、選別ロスに伴う穀粒量の減少といった不具合を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 選別装置の構成を示す側面図である。
【図4】 選別装置の動力伝達構成の一実施例を示すスケルトン図である。
【図5】 二番処理装置の構成を示す正面図である。
【図6】 同じく内部構成を示す正面図である。
【図7】 同じく右側面図である。
【図8】 拡散コンベアを備えた構成の二番処理装置の正面図である。
【図9】 同じく拡散コンベアを備える構成の二番処理装置の他の実施例を示す正面図である。
【図10】 スクレーパーの構成を示す斜視図である。
【図11】 変速機構の構成を示す正面断面図である。
【図12】 制御機器のブロック図である。
【図13】 制御に関わる装置の構成図である。
【符号の説明】
10 二番処理装置
11 二番処理胴
45 ケース
63 制御弁
Claims (4)
- 選別後の二番物の枝梗除去処理を行なうコンバインの二番処理装置10であって、該二番処理装置10は、ケース45内に、扱胴と直交する二番処理胴11を回転駆動可能に軸支してなる構成とし、二番コンベア23の他端部より、二番還元コンベア14を駆動し、該二番還元コンベア14の他端は二番処理装置10へ連通されるとともに、二番還元コンベア14のコンベア軸14aの動力を、変速機構154を介して二番処理装置10へ伝達する構成とし、該変速機構154は、駆動入力部155と駆動出力部156とから構成し、両部は回転軸に左右一対の割プーリーを軸支する構成とすると共に、駆動ベルト157を巻回するベルト式無段変速装置により構成し、該二番処理胴11の回転数を変更可能に構成したことを特徴とするコンバインの二番処理装置。
- 請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記変速機構154による回転数は、前記ケース45内に投入される二番物の量に応じて制御すべく構成したことを特徴とするコンバインの二番処理装置。
- 請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記二番処理胴11は、その始端側に投入された二番物を攪拌するスクレーパー74を具備したことを特徴とするコンバインの二番処理装置。
- 請求項1記載のコンバインの二番処理装置において、前記二番処理胴11の終端側に、該二番処理胴11と一体的に回転する拡散コンベアであるスパイラ81を具備したことを特徴とするコンバインの二番処理装置。
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