JP2009000038A - 脱穀部の拡散装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】穀稈の株元を挟扼して搬送するフィードチェン7と、フィードチェン7により搬送される穀稈を脱穀する扱胴8と、を具備するコンバイン1の脱穀部5内に設けられ、扱胴8によって脱穀された後の排藁を拡散する脱穀部の拡散装置40であって、扱胴8の扱胴入力軸8bと水平方向に略直交する拡散装置入力軸40aを有し、拡散装置入力軸40aより放射状に延びる羽根体42・42・42・42・42・42を有する拡散胴41を具備するとともに、拡散胴41は、搬送される穀稈に対して羽根体42が搬送下流側から衝突する方向に回転する。
【選択図】図7
Description
しかし、上記の如き構成のコンバインの脱穀部において、穀稈を脱穀した扱歯が、穀粒を持ち回って、その後搬送されてくる穀稈上に乗る又は穀稈にささり、いわゆる「ささり粒」となって排藁と一緒に排出されて穀粒の回収率が低下する場合がある。
また、扱胴の扱口を形成する上下の扱口板と、両扱口板の間に、穀稈に対応して上下移動可能に支持され、かつ下方に向かって付勢され、該穀稈の間に入り込む「ささり粒」を除去するささり粒防止体と、を設けた脱穀装置において、前記ささり粒防止体を、最下降時に先端が下方側の扱口板の扱胴回転軌跡の近傍位置に当接又は近接するように設けたささり粒防止体の構成技術は公知となっている(特許文献2参照)。
また、上述した特許文献2に開示された構成では、ささり粒防止体が穀稈をガードして扱室内を回転飛散して穀稈の上に降りかかる穀粒を除去し、ささり粒を防止できる。しかし、扱胴の扱歯の回転軌跡より外側にささり粒防止体が配設されるため、扱胴外周面近傍から落下するささり粒を除去できない点で不利がある。
なお、以下において、図中における矢印Aの指す方向を前とし、前後方向を規定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を左右方向と規定する。
図3に示す如く、二番処理室22の下部は、二番処理胴23の搬送方向上流側(コンバイン1後方側)より、無孔式のケーシング22a、クリンプ網22b、放出部22cから構成される。すなわち、二番処理胴23による二番処理の前半は、網等による濾過が行なわれず、二番処理中途部よりクリンプ網22bによる濾過が行なわれ、二番処理終了後は放出羽根23b下方の放出部22cから下方へ落下される構成である。図4に示す如く、放出部22cの開口部は、揺動選別装置6の左右略中央部まで延設され、二番処理胴23により処理された後の二番物は、該開口部より篩線26の左右略中央部に放出される。
プーリ111、二番コンベヤ入力軸32aを経て、二番コンベヤ32にエンジン13からの動力が伝達可能に構成され、二番コンベヤ入力軸32aの他端側よりプーリ122、プーリ123、ベベルギア124、ベベルギア125、ベベルギア126を介して、還元コンベヤ36、二番処理胴23、拡散装置40にエンジン13からの動力が伝達可能に構成される。
また、図4に示す如く、拡散装置40の上下位置は、二番処理胴23と略同じであり、フィードチェン7に株元を挟扼されて搬送される穀稈(排藁)は拡散装置40の上部(羽根体42)に接触しながら排藁チェーン17へと受け継がれる構成であり、拡散胴41の回転方向は、図7及び図8(a)中矢印Bの指す方向(図7中における反時計回り)である。この場合排藁を戻す方向となり、排藁を大きく曲げてささり粒を落とすことが可能となる。但し、前記穀稈(排藁)が拡散装置40の下部に接触しながら排藁チェーン17へと受け継がれる構成でもよく、係る場合には拡散胴41の回転方向は上述の場合と反対方向(図7中における時計回り)とする。この場合、拡散胴41の回転数がフィードチェン7による送り速度よりも速くすることで、排藁を排藁チェーン17側へ送りながらささり粒を落とす構成となり、詰まりを防止でき、拡散胴41の回転数がフィードチェンによる送り速度よりも遅くすることで、排藁に抵抗を与えながらささり粒を落とすことになる。また、この拡散胴41の回転数は無段変速装置を介して駆動するように構成することで、任意に変更可能に構成することもできる。この場合、穀稈量や作物の種類や作業速度等に合わせて変更でき、収穫効率を向上できる。
なお、本実施例に係る拡散装置において、拡散装置40を回転駆動する回転軸である拡散装置入力軸40aは、扱胴入力軸8bと水平方向に直交する構成であるが、例えば拡散装置40をフィードチェン7により搬送される穀稈の株元側より穂先側が先に接触するように、又は穂先側より株元側が先に接触するように、拡散装置入力軸40aを水平方向で前後に傾ける構成としてもよい。
また、図9(a)に示す如く、羽根体42の先端部を波型に形成してもよい。
なお、拡散装置50の上下位置は、上述の拡散装置と同じ位置であり、拡散胴51の回転方向についても上述と同様である。
また、図11に示す如く、二番処理胴23を水平外方(右方)に回動可能に構成することも可能である。この場合回動支軸は、二番処理胴入力軸23aと拡散装置入力軸40aとの延長線の交点(図11中における点C)に配置される。この場合も前記同様に、二番処理胴23を回動支軸を中心に右方に回動することで、二番処理胴23、及び二番処理胴23下方に配設されるクリンプ網のメンテナンスが容易になる。
また、図12に示す如く、排藁量を検出する手段である排藁量検出機構70は、排藁チェーン17に沿って設けられる排藁挟扼ガイド71と、排藁挟扼ガイド71に垂設される検出棒72と、検出棒72の下端に当接可能、かつ、支持部73を中心として回動可能に設けられる検出片74、支持部73近傍に設けられ検出片74の回動角度を検出する手段となるポテンショメータ75、等で構成される。そして、排藁チェーン17と排藁挟扼ガイド71との間に挟持される排藁の層厚に応じて、排藁挟扼ガイド71が上下方向に作動し、それに従動して検出棒72が上下方向に作動して検出片74を回動させる。この回動角をポテンショメータ75により検出することで、排藁の層厚(つまり排藁量)を検出する構成である。
また、図12に示す如く、運転部10には収穫物の種類及びチャフシーブ27の設定開度を入力する選別操作ダイヤル81が設けられる。選別操作ダイヤル81はコントローラ80と接続され、その設定値がコントローラ80に出力される。
5 脱穀部
13 エンジン
32 二番コンベヤ
38 排稈ラック
40 拡散装置
40a 拡散装置入力軸(回転軸)
41 拡散胴(回転体)
42 羽根体
Claims (5)
- 穀稈の株元を挟扼して搬送するフィードチェンと、該フィードチェンにより搬送される穀稈を脱穀する扱胴と、を具備するコンバインの脱穀部内に設けられ、該扱胴によって脱穀された後の排藁を拡散する脱穀部の拡散装置であって、
該扱胴の回転軸と水平方向に略直交する回転軸を有し、該回転軸より放射状に延びる羽根体を複数有する回転体を具備するとともに、該回転体は、搬送される穀稈に対して該羽根体が搬送下流側から衝突する方向に回転する、
ことを特徴とする脱穀部の拡散装置。 - 前記回転体は、前記扱胴の終端部下方に具備される排稈ラックの上方に配設される、
ことを特徴とする請求項1に記載の脱穀部の拡散装置。 - 前記羽根体は、該回転体の外周面上に、放射状に延び、かつ、該回転体の長手方向全域に亘る板状の部材である、
ことを特徴とする請求項2に記載の脱穀部の拡散装置。 - 前記羽根体は、該回転体の外周面上に、放射状に延び、かつ、排藁の穂先側に具備される棒状の部材である、
ことを特徴とする請求項2に記載の脱穀部の拡散装置。 - 前記回転体は、エンジンからの動力を二番コンベヤに伝達する伝達機構により駆動される、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の脱穀部の拡散装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007162940A JP2009000038A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 脱穀部の拡散装置 |
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JP2007162940A JP2009000038A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 脱穀部の拡散装置 |
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JP2009000038A true JP2009000038A (ja) | 2009-01-08 |
Family
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JP2007162940A Pending JP2009000038A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 脱穀部の拡散装置 |
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JP (1) | JP2009000038A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015181437A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
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2007
- 2007-06-20 JP JP2007162940A patent/JP2009000038A/ja active Pending
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