JPH10262449A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH10262449A
JPH10262449A JP7197097A JP7197097A JPH10262449A JP H10262449 A JPH10262449 A JP H10262449A JP 7197097 A JP7197097 A JP 7197097A JP 7197097 A JP7197097 A JP 7197097A JP H10262449 A JPH10262449 A JP H10262449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
processing cylinder
cylinder
processing
straw
Prior art date
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Pending
Application number
JP7197097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nakaya
正美 仲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7197097A priority Critical patent/JPH10262449A/ja
Publication of JPH10262449A publication Critical patent/JPH10262449A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺さり籾を回収部により多く回収できるよう
にして穀粒回収率を上げる。 【解決手段】 扱室8の送塵口28から排出される処理
物を再処理する処理胴29を、扱胴7の回転軸芯Oと直
交する軸芯P周りに回転する状態に配備するとともに、
処理胴29の後方に、塵埃を吸引して機外に排出する排
塵ファン16を設けて脱穀装置4を構成し、この脱穀装
置4のフィードチェーン6から受け取った排ワラの株元
側を挾持搬送する株元挟持搬送機構21と、排ワラの穂
先側を上方側から係止搬送する穂先係止搬送機構22と
から成る排ワラ搬送装置23を扱室8の後方に設け、フ
ィードチェーン6の終端部を処理胴29を越える状態に
後方に延出し、穂先係止搬送機構22の始端部を処理胴
29と排塵ファン16との間のほぼ直上方位置に位置さ
せてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱室の送塵口から
排出される処理物を再処理する処理胴を、扱胴の回転軸
芯と直交する横軸芯周りに回転する状態に配備するとと
もに、前記処理胴の後方に、塵埃を吸引して機外に排出
する排塵ファンを設けて脱穀装置を構成し、この脱穀装
置のフィードチェーンから排ワラを受け取ってその株元
側を挾持搬送する株元挟持搬送機構と、前記排ワラの穂
先側を上方側から係止搬送する穂先係止搬送機構とから
成る排ワラ搬送装置を前記扱室の後方に設けてあるコン
バインに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンバインでは、送塵口から排
出される処理物に前記処理胴でほぐし作用を与え、これ
により生じる細かいワラ屑や塵埃等を、選別風で吹き上
げられた細かいワラ屑や塵埃等とともに前記排塵ファン
で吸引して機外に排出するようにしている。また前記処
理胴は、扱室から出てきた排ワラにある程度ほぐし作用
を与えて、排ワラ間に刺さり込んでいる刺さり籾を回収
部側に落下させる働きもしている。
【0003】従来、上記のコンバインにおいては、側面
視でフィードチェーンの終端部を前記処理胴の直上方位
置に位置させるとともに、穂先係止搬送機構の始端部を
扱胴終端部近くに位置させてあった(フィードチェーン
の終端部の位置については特開平7‐255259号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱穀装置においてはフ
ィードチェーンで穀稈の株元側だけを挟持して穀稈を搬
送し、その搬送中に穀稈の穂先側が扱き処理を受けるの
で、穂先側が株元側に引きずられる状態になり、扱室か
ら出てくる排ワラは穂先遅れ姿勢になる傾向にある。
【0005】上記従来の構成によれば、側面視でフィー
ドチェーンの終端部を前記処理胴の直上方位置に位置さ
せるとともに、穂先係止搬送機構の始端部を扱胴終端部
近くに位置させてあったために、扱室から出てきた穂先
遅れ姿勢の排ワラは、穂先側が扱室から出きっていない
うちに穂先係止搬送機構の始端部に係止されやすかっ
た。
【0006】扱室から出てきた排ワラ間には前述のよう
に籾が刺さり込んでいることが多く、前記処理胴により
排ワラにほぐし作用を与えて刺さり籾を回収部側に落下
させてはいるが、処理胴は送塵口から排出される処理物
にほぐし作用を与えるのを主な目的として構成されてい
るために、排ワラが十分ほぐされることがなく、処理胴
によるほぐし作用で回収できる刺さり籾は多くはない。
排ワラが扱室から出てきたときに、穂先係止搬送機構の
係止によって排ワラが掻き分けられると、ささり籾が落
下して回収部に回収できるのであるが、上記従来の構成
では、排ワラが穂先係止搬送機構の始端部が係止したと
きに、排ワラの穂先側が扱室から出きっていなくて扱室
側に支持された状態にあることから、排ワラには前記係
止による掻き分け作用があまり加わらず、排ワラは纏ま
った状態でフィードチェーン側から排ワラ搬送装置に受
渡され、そのまま後方に搬送されて、刺さり籾が回収部
に落下回収されにくかった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、刺さり籾を回収部により多く回収でき
るようにして穀粒回収率を上げることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕本発明にかかる特徴構成は、冒頭に記載したコ
ンバインにおいて、前記フィードチェーンの終端部を側
面視で前記処理胴を越える状態に後方に延出し、前記穂
先係止搬送機構の始端部を前記処理胴と排塵ファンとの
間のほぼ直上方位置に位置させてあることにある。
【0009】〔作用〕フィードチェーンの終端部を処理
胴を越える状態に後方に延出して、従来よりも扱室の排
ワラ出口から後方に遠ざけ、穂先係止搬送機構の始端部
を、同様に扱室の排ワラ出口から後方に遠ざけて、処理
胴と排塵ファンとの間のほぼ直上方位置に位置させてあ
るから、扱室から出てきた排ワラは、たとえ穂先遅れ姿
勢になっていても、穂先側が扱室から出きってから穂先
係止搬送機構の始端部に係止され、また株元挟持搬送機
構に挟持される。
【0010】つまり排ワラは、穂先側が扱室側に支持さ
れていない自由状態のときに穂先係止搬送機構の始端部
から係止作用を受けるので、その係止に伴って掻き分け
られて、刺さり籾が落下しやすくなる。
【0011】そして、例えば穂先係止搬送機構の始端部
を処理胴の直上方位置に位置させると、前記刺さり籾が
処理胴側に落下し、処理胴によって排塵ファン側に跳ね
飛ばされて機外に排出されることがあるが、本発明にか
かる上記構成では穂先係止搬送機構の始端部は、処理胴
と排塵ファンとの間のほぼ直上方位置に位置させてある
から、上記のような不具合がなく、刺さり籾は処理胴と
排塵ファンとの間を落下して回収部に回収される。
【0012】〔効果〕従って本発明によれば、刺さり籾
を回収部により多く回収して穀粒回収率を上げることが
できた。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、クローラ式走
行装置1が装備された走行機体2と、走行機体2の前部
に横軸芯周りに昇降自在に装備した刈取前処理部3と、
走行機体2の左側部に搭載した脱穀装置4とを設け、こ
の脱穀装置4の後部に排ワラ処理部5を設けてコンバイ
ンを構成してある。
【0014】図2に示すように前記脱穀装置4は、刈取
前処理部3で刈り取られた穀稈を、フィードチェーン6
で後方に搬送される途中で扱処理するように、上部に前
後軸心周りに回転駆動される扱胴7を軸支した扱室8を
設けて脱穀部を構成するとともに、扱胴7の下方に張設
された受網9から漏下してくる処理物を選別処理する選
別部10を配設した構造となっている。
【0015】前記選別部10は、漏下処理物を後方に揺
動移送しながら篩い選別してワラ屑類を装置後端の排塵
口11から機外に排出する揺動選別装置12と、この揺
動選別装置12に後方に向かう選別風を供給する唐箕1
3と、選別漏下される穀粒を回収してタンク(図示せ
ず)に貯溜するスクリュー搬送式一番物回収部14と、
下方に落下する二番物を回収して揺動選別装置12の移
送方向上手側に還元させる二番物回収部15とを設け、
扱室8の送塵口28から排出される処理物を再処理する
処理胴29を、扱胴7の回転軸芯Oと直交する横軸芯P
周りに回転する状態に配備するとともに(図3参照)、
処理胴29の後方に、塵埃を吸引して機外に排出する排
塵ファン16を設けて構成してある。なお、前記フィー
ドチェーン6の終端部は側面視で処理胴29を越える状
態に後方に延出してある。
【0016】前記処理胴29は、送塵口28から排出さ
れる処理物にほぐし作用を与えるもので、これにより生
じる細かいワラ屑や塵埃等を、唐箕13による選別風で
吹き上げられた細かいワラ屑や塵埃等とともに前記排塵
ファン16で吸引して機外に排出するようにしている。
また処理胴29は、扱室8から出てきた排ワラにある程
度ほぐし作用を与えて、排ワラ間に刺さり込んでいる刺
さり籾を二番物回収部15に落下させる働きもしてい
る。
【0017】前記揺動選別装置12は、扱室8から漏下
した処理物を開度調節自在なチャフシーブ17で受け止
めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別部18と、こ
の粗選別部18から漏下した選別処理物を揺動移送しな
がら穀粒と二番物とに選別する精選別部19を揺動選別
ケース26に設けて構成してある。
【0018】前記唐箕13の後ろ上方には粗選別部18
に選別風を供給する第1横断流ファン31を設け、一番
物回収部14と二番物回収部15との間には、チャフシ
ーブ17の後端側から後方に延びる状態に配設したスト
ローラック40に選別風を送る第2横断流ファン39を
設けてある。
【0019】図2,図3に示すように前記排ワラ処理部
5は、排ワラの株元側を挾持搬送する株元挟持搬送機構
21と、穂先側を上方から係止搬送する穂先係止搬送機
構22とにより、脱穀装置4からの排ワラを穂先側に斜
め搬送する排ワラ搬送装置23を設け、脱穀装置4の後
部に円板形の排ワラカッタ24を横架し、この排ワラカ
ッタ24の受入れ口を覆うカバー(共に図示外)を後ろ
支点周りに揺動開閉自在に設け、前記排ワラカッタ24
の後側に排ワラ放出装置(図示外)を設け、前記カバー
を開放して排ワラを排ワラカッタ24により細断し放出
する状態と、前記カバーを閉じて排ワラ放出装置により
所定量づつ長ワラ状態で放出する状態とに切換え可能に
構成してある。
【0020】前記穂先係止搬送機構22は、第1駆動ス
プロケット30と第1遊転輪37とにわたって係止爪付
きのチェーン38を巻回し、その始端部を処理胴29と
排塵ファン16との間のほぼ直上方位置に位置させ、排
ワラが穂先側に斜め搬送されるように、平面視でフィー
ドチェーン6の搬送作用経路Rに対し傾斜姿勢に設定し
た状態で、搬送フレーム33を支持フレーム20で支持
してある。
【0021】前記株元挟持搬送機構21はアッパーチェ
ーン型で、搬送チェーンとしての突起付きのチェーン2
7を、第2駆動スプロケット36と第2遊転輪35とに
わたって巻回して排ワラチェーンを構成し、伸縮式の挟
持レール32を排ワラチェーンに下側から対向配置し、
前記排ワラチェーン及び挟持レール32を、前記穂先係
止搬送機構22に平面視で平行になる状態に支持フレー
ム(図示外)により支持して構成してある。
【0022】上記構成によれば、フィードチェーン6の
終端部を処理胴29を越える状態に後方に延出して、扱
室8の排ワラ出口から後方に遠ざけ、穂先係止搬送機構
22の始端部を、同様に扱室8の排ワラ出口から後方に
遠ざけて、処理胴29と排塵ファン16との間のほぼ直
上方位置に位置させてあるから、扱室8から出てきた排
ワラは、たとえ穂先遅れ姿勢になっていても、穂先側が
扱室8から出きってから穂先係止搬送機構22の始端部
に係止され、また株元挟持搬送機構21に挟持される。
つまり排ワラは、穂先側が扱室8側に支持されていない
自由状態のときに穂先係止搬送機構22の始端部から係
止作用を受けるので、その係止に伴って掻き分けられ
て、刺さり籾が落下しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】脱穀装置の縦断側面図
【図3】排ワラ処理部の横断平面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 7 扱胴 6 フィードチェーン 8 扱室 16 排塵ファン 21 株元挟持搬送機構 22 穂先係止搬送機構 23 排ワラ搬送装置 28 送塵口 29 処理胴 O 扱胴の回転軸芯 P 扱胴の回転軸芯Oと直交する軸芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室の送塵口から排出される処理物を再
    処理する処理胴を、扱胴の回転軸芯と直交する横軸芯周
    りに回転する状態に配備するとともに、前記処理胴の後
    方に、塵埃を吸引して機外に排出する排塵ファンを設け
    て脱穀装置を構成し、この脱穀装置のフィードチェーン
    から排ワラを受け取ってその株元側を挾持搬送する株元
    挟持搬送機構と、前記排ワラの穂先側を上方側から係止
    搬送する穂先係止搬送機構とから成る排ワラ搬送装置を
    前記扱室の後方に設けてあるコンバインであって、 前記フィードチェーンの終端部を側面視で前記処理胴を
    越える状態に後方に延出し、前記穂先係止搬送機構の始
    端部を前記処理胴と排塵ファンとの間のほぼ直上方位置
    に位置させてあるコンバイン。
JP7197097A 1997-03-25 1997-03-25 コンバイン Pending JPH10262449A (ja)

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JP7197097A JPH10262449A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 コンバイン

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JP7197097A JPH10262449A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 コンバイン

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JP7197097A Pending JPH10262449A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 コンバイン

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JP (1) JPH10262449A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000038A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Yanmar Co Ltd 脱穀部の拡散装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009000038A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Yanmar Co Ltd 脱穀部の拡散装置

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