JPH11332367A - 脱穀選別装置 - Google Patents

脱穀選別装置

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JPH11332367A
JPH11332367A JP14339899A JP14339899A JPH11332367A JP H11332367 A JPH11332367 A JP H11332367A JP 14339899 A JP14339899 A JP 14339899A JP 14339899 A JP14339899 A JP 14339899A JP H11332367 A JPH11332367 A JP H11332367A
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JP
Japan
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threshing
grading
main
chamber
shelf
Prior art date
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Pending
Application number
JP14339899A
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English (en)
Inventor
Junji Doihara
純二 土居原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】圃場にある穀稈は、気象条件、品種条件等の影
響を受けてわら屑を多発しあるいは湿度の多い濡れ扱ぎ
を行なうことがあるので、単一の唐箕では選別作業を十
分に行い得ず、そのため、選別不良や穀粒損失を生じ
る。 【解決手段】扱胴5を回転自在に設けた脱穀室9と、扱
胴5と同方向に軸芯を有する処理胴10を内装する処理
室11とを前後に配置して脱穀室9の処理終端部と処理
室11の処理始端部とを連通し、該脱穀室9と処理室1
1と機体後部に設配置した吸引排塵機12との下方位置
に脱穀物を受けて揺動移送しながら穀粒を漏下選別する
揺動選別棚1を設け、該揺動選別棚1の下方に、この揺
動選別棚1上方下手側へ向かう主選別風路2を噴風する
主唐箕3と、揺動選別棚1の下側に沿い且つ主唐箕3の
上方を通って主選別風路2と鋭角になるように下手側へ
向けて噴風する副唐箕4とを設け、該主唐箕3及び副唐
箕4の回転数を高・低に変速し風量を調節し得ることを
特徴とする脱穀選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱穀選別装置に
関し、コンバインの脱穀装置として有効に利用しうる。
【0002】
【従来の技術】脱穀選別装置として揺動選別棚を備える
形態では、この揺動選別棚の下方から上方へ噴風する唐
箕を設けて、揺動移送選別される穀粒を風選する構成で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圃場にある穀
稈は、気象条件、品種条件等の影響を受けてわら屑を多
発しあるいは湿度の多い濡れ扱ぎを行なうことがあるの
で、単一の唐箕では選別作業を十分に行い得ず、そのた
め、選別不良や穀粒損失を生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
問題を解決するために、つぎのような技術的手段を講じ
た。すなわち、脱穀装置の側面視において、左右方向に
軸芯を有する扱胴5を回転自在に設けた脱穀室9と、扱
胴5と同方向に軸芯を有する処理胴10を内装する処理
室11とを前後に配置して脱穀室9の処理終端部と処理
室11の処理始端部とを連通し、該脱穀室9と処理室1
1と機体後部に設配置して前後方向に軸芯を有するシロ
ッコ型の吸引排塵機12との下方位置に脱穀物を受けて
揺動移送しながら穀粒を漏下選別する揺動選別棚1を設
け、該揺動選別棚1の下方に、この揺動選別棚1上方下
手側へ向かう主選別風路2を噴風する主唐箕3と、揺動
選別棚1の下側に沿い且つ主唐箕3の上方を通って主選
別風路2と鋭角になるように下手側へ向けて噴風する副
唐箕4とを設け、該主唐箕3及び副唐箕4の回転数を変
速し得ることを特徴とする脱穀選別装置とする。
【0005】
【作用】脱穀室で脱穀される脱穀物が揺動選別棚1上面
に受けられて、揺動移送されながら、穀粒とわら屑等と
に選別されて、穀粒はこの揺動選別棚1から漏下され、
副唐箕4から噴風される選別風と、主唐箕3から噴風さ
れる選別風とを受けて風選される。副唐箕4からの選別
風は、主唐箕3の上方を通って揺動選別棚1の下面にほ
ぼ沿った状態で揺動移送方向の下手側に向けて噴風され
る。主として揺動選別棚1から漏下中、乃至漏下される
穀粒の風選を行い、主唐箕3から主選別風路2を噴風さ
れる選別風は、これら副選別風によって風選された穀粒
等はもとより、この揺動選別棚1終端部を上方下手側へ
噴き上げながら、揺動選別棚1上面のわら屑を浮上させ
るようにして、揺動選別と移送を補助する。
【0006】
【効果】揺動選別棚1の下方に、この揺動選別棚1上方
下手側へ向かう主選別風路2を噴風する主唐箕3と、揺
動選別棚1の下側に沿い且つ主唐箕3の上方を通って主
選別風路2と鋭角になるように下手側へ向けて噴風する
副唐箕4とを設け、該主唐箕3及び副唐箕4の回転数を
変速し得るであるから、噴風の風量と揺動作用とが相俟
って脱穀物の条件が不良である場合でも漏下したわら屑
や穀粒等の移送・選別作業が良くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例について
説明する。まず、その構成について説明すると、コンバ
インに使用される脱穀装置は、上部に、扱胴5を回転自
在に軸装6して、フィ−ドチェン7と挟扼杆8とによっ
て株元部を挟持搬送しながら脱穀する脱穀室9、処理胴
10を内装する処理室11、吸引排塵機12を有する排
塵室13、及び脱穀済排稈を移送する排稈装置14等を
設ける。15は脱穀室9の下側に張設した脱穀網であ
る。
【0008】また、これら脱穀室9及び排塵室13等の
下部に揺動選別棚1、主、副唐箕3,4、選別風路2、
及び一番受け樋16、二番受け樋17等を設けている。
揺動選別棚1は、脱穀網15の終端部下方から、脱穀室
9終端の排出口18下方を経て、吸引排塵機12の下方
に亘り、ラック桟を適宜間隔に配設した形態のチャフシ
−ブ19と、終端部のストロ−ラック20と、該チャフ
シ−ブ19の下方に沿うグレンシ−ブ21、及び傾斜板
22,23等より成り、後端部の偏心軸24の排藁口2
5側へ移送しながら、穀粒をチャフシ−ブ19やストロ
−ラック20等の間隙部から漏下させながら選別する。
【0009】この揺動選別棚1の上手側には、脱穀網1
5の供給口26側から漏下した脱穀物を受ける移送棚2
7を設け、この移送棚27上には切刃28を配設せるオ
−ガ29を併設し、移送棚27上に漏下される脱穀物を
様同選別棚1の始端部上面に移送する構成としている。
主唐箕3は、揺動選別棚1の上手側下方にあって、一番
受け樋16からグレンシ−ブ29を下手側上方へ噴き抜
けて、チャフシ−ブ19の終端部を下手側上方へ噴き抜
ける選別風路2に連通し、これらチャフシ−ブ19やグ
レンシ−ブ21を漏下される脱穀物を風選すると共に、
チャフシ−ブ19やストロ−ラック20上のわら屑等を
浮上させて、選別を行なうものである。これによって、
一番物である穀粒は一番受け樋16に流下させ、二番物
を二番受け樋17に流下させて、一番物はそのまま揚穀
機で取り出すが、二番物は揚穀機26によって脱穀室9
へ還元させて処理する。
【0010】主唐箕3の軸30と、副唐箕4の軸31と
は、駆動軸32から、ベルト33,34,35等で連動
し、主唐箕3は、軸30の無段変速プ−リ36に巻き掛
けられたベルト34のテンションプ−リ37による張圧
力によって伝動され、この無段変速プ−リ36を変速カ
ム38の回動で拡縮することによって無段変速する。ま
た、副唐箕4は、軸30から31上の無段変速プ−リ3
9に巻き掛けられたベルト35のテンションプ−リ40
による張圧力によって伝動され、この無段変速プ−リ3
9を変速カム41の回動で拡縮することによって無段変
速する。前記各オ−ガ29は、駆動軸32からベルト4
2、及び横方向の軸43等を介して伝動される。
【0011】各テンションプ−リ37,40を張圧する
ことにより、駆動軸32を回転すると、ベルト33,3
4を経て主唐箕3軸30が回転され、さらに、この軸3
0からベルト35を介して副唐箕4軸31が回転され
る。これらの上記各無段変速プ−リ36,39の変速モ
−タMの正逆転駆動によって、クランク軸42、及びリ
ンク43を介して、変速カム38を軸30回りに回動さ
せて、無段変速プ−リ36の割プ−リ径を変更しうる。
また、クランク軸42からリンク44を介して、変速カ
ム41を軸31回りに回動させて、無段変速プ−リ39
の割プ−リ径を変更しうる。
【0012】変速モ−タMの回転角に対する各変速カム
38,41による無段変速プ−リ36,39の変速比の
関係は、特定の関係に設定しておく。脱穀センサAは、
脱穀網15から漏下する脱穀物の量を赤外線センサによ
る流量センサA1として設けるが、オ−ガ29による移
送棚27から揺動選別棚1へ供給される流量を検出する
流量センサA2として設けるもよく、また、このオ−ガ
29に働く駆動負荷を検出する負荷センサA3として設
けるもよい。また、このような複数個所の脱穀センサA
による検出をもってマイクロコンピュ−タを有するコン
トロ−ラCPUへの入力値としてもよい。
【0013】穀粒流量Qと風量Vとの関係を図4、図5
に例示すると、稲の脱穀では、図4のように、主唐箕3
の風量変化線B1と副唐箕4の風量変化線C1とを設定
しておき、脱穀センサAの流量Q検出によって変速し風
量Vを制御する。また、麦の脱穀では、図5のような各
風量変化線B2,C2に設定する。麦の場合は、稲に比
較して、揺動選別棚1上のわら屑量が多くなるが、穀粒
量はそれほど多くならない。したがって、副唐箕4の回
転を高くして、チャフシ−ブ19やグレンシ−ブ21等
からのわら屑を落下させないようにしながら、主唐箕3
の回転数はさほど上げないで揺動選別棚1上面からの穀
粒の飛散を少なくすることができる。
【0014】なお、稲と麦とでは、脱穀センサAの位置
を選択し、適切な位置で検出するように切り換えてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】側断面図。
【図2】正断面図。
【図3】一部の平面図。
【図4】稲脱穀時の穀粒流量Q−風量V線グラフ 。
【図5】麦脱穀時の穀粒流量Q−風量V線グラフ。
【図6】制御ブロック図。
【符号の説明】
1 揺動選別棚 2 主選別風路 3 主唐箕 4 副唐箕 A 脱穀センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置の側面視において、左右方向に
    軸芯を有する扱胴5を回転自在に設けた脱穀室9と、扱
    胴5と同方向に軸芯を有する処理胴10を内装する処理
    室11とを前後に配置して脱穀室9の処理終端部と処理
    室11の処理始端部とを連通し、該脱穀室9と処理室1
    1と機体後部に設配置して前後方向に軸芯を有するシロ
    ッコ型の吸引排塵機12との下方位置に脱穀物を受けて
    揺動移送しながら穀粒を漏下選別する揺動選別棚1を設
    け、該揺動選別棚1の下方に、この揺動選別棚1上方下
    手側へ向かう主選別風路2を噴風する主唐箕3と、揺動
    選別棚1の下側に沿い且つ主唐箕3の上方を通って主選
    別風路2と鋭角になるように下手側へ向けて噴風する副
    唐箕4とを設け、該主唐箕3及び副唐箕4の回転数を変
    速し得ることを特徴とする脱穀選別装置。
JP14339899A 1999-05-24 1999-05-24 脱穀選別装置 Pending JPH11332367A (ja)

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