JPS6323290B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6323290B2
JPS6323290B2 JP54112712A JP11271279A JPS6323290B2 JP S6323290 B2 JPS6323290 B2 JP S6323290B2 JP 54112712 A JP54112712 A JP 54112712A JP 11271279 A JP11271279 A JP 11271279A JP S6323290 B2 JPS6323290 B2 JP S6323290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
stretching
knitting
wound
stretched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54112712A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5637325A (en
Inventor
Masakazu Honda
Katsuhiko Katayama
Katsunori Kuroda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP11271279A priority Critical patent/JPS5637325A/ja
Publication of JPS5637325A publication Critical patent/JPS5637325A/ja
Publication of JPS6323290B2 publication Critical patent/JPS6323290B2/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は長手方向に沿つて捲縮差と繊度差とを
有するポリエステル特殊捲縮糸の製造方法に関す
るものであつて、その第1発明の要旨とするとこ
ろは、複屈折率が18×10-3〜39×10-3であるポリ
エステル未延伸糸を延伸工程での最大延伸比の
0.35〜0.75倍延伸して、長手方向に沿つて繊度差
を有するマルチフイラメント糸となし、次いで熱
処理することなく巻取つた後、編成−弛緩熱セツ
ト−解編することを特徴とする特殊捲縮糸の製法
にあり、又第2発明の要旨とするところは複屈折
率が18×10-3〜39×10-3であるポリエステル未延
伸糸を延伸工程での最大延伸比の0.35〜0.75倍延
伸して、長手方向に沿つて繊度差を有するマルチ
フイラメント糸となし、次いで熱処理することな
く巻取つた後、編成−弛緩熱セツト−解編し、該
解編と同時に又は該解編の後、解編糸の破断伸度
の3〜12%再延伸することを特徴とする特殊捲縮
糸の製法にある。 以下図面に従つて本発明を詳細に説明すると、
第1図はシツク部1とシン部2が付与されたポリ
エステルマルチフイラメント糸の側面図で、この
様なマルチフイラメント糸は延撚時の延伸倍率を
低く設定することにより容易に得られるが、より
詳細にこの挙動を見るために紡速を変化させた未
延伸糸に関し、第2図に示した如き延伸装置、す
なわち供給ロール6と延伸ロール9との間に延伸
ピン3を設けた延伸装置によりピン3温度を変化
させて得た延伸糸4につきカバーフアクター
(「メリヤス技術必携(よこ編篇)」日本繊維機械
学会発行,P18参照)を0.10とし針本数18本/イ
ンチの丸編機にて編立後、沸水にて弛緩熱セツト
し、解編したヤーンについての外観等につき検討
した。その結果を第1表に示す。
【表】 なお、このときの延伸倍率は各条件の最大延伸
比の0.50掛けとした。また延伸速度は350m/min
とした。 第1表の結果より複屈折率が18.0×10-3未満で
は延撚時の未延伸糸経時変化によるものと思われ
るシツク部とシン部の発生状態が変した。また同
時に解編時に毛羽の発生が多くなつた。複屈折率
が42.0×10-3以上ではシツク部とシン部の構造差
が少くなり、本発明の目的を達し得なかつた。こ
の複屈折率42.0×10-3の未延伸糸に関し、第1表
のピン温度内で最大延伸比を変化させたが結果は
同様であつた。また複屈折率18.0×10-3〜39.0×
10-3に関し、同様に延伸比を変化させた結果最大
延伸比の0.35倍未満であるとシツク部の発生が多
くなり、0.75倍を越えるとシツク部の発生が少く
なり、いずれにしても本発明の目的である糸長さ
方向への変化の程度が少くなることが判明した。
また延撚時に糸を熱セツトしない理由は後述する
ごとくシツク部とシン部の収縮率差を利用するか
らである。 この様にしてシツク部とシン部を付与したポリ
エステルマルチフイラメント糸を編成−弛緩熱セ
ツト工程を通しチーズ又はコーンに巻取る。 この編成−弛緩熱セツト工程中にシツク部はシ
ン部に比して相対的に大きな収縮率を示すこと、
及び第1図に示したごとくシツク部はマルチフイ
ラメント糸の長さ方向、断面方向に存在が分布を
もつため単一フイラメント間に収縮率の差が生じ
る。従つてチーズ、コーンに巻取る際単一フイラ
メント間に張力の差が生じ、マルチフイラメント
に付与された編地のループ形態の位相にずれが生
じる。第3図−イはこの状態を示す糸の側面図で
あり、第3図−ロは通常の延伸糸のループ形態を
示し、位相のずれが生じていないことを示してい
る。 またシツク部が多く存在する部分はシツク部が
高収縮率を示すためより太デニールとなり、それ
と同時にその付近の収縮挙動が異るため第4図の
5に示すごとく嵩高性が増大する。この様にして
得られた糸は全体が嵩高糸であり、その中に特に
嵩高性に富んだ部分5を有した捲縮糸となる。 また熱セツト後の編地を解編後又は解編と同時
に破断伸度(解編後の糸を20℃、65%RHで定速
引張り型試験機を用い初荷重0.2g/d,試長20
cm,引張り速度20cm/min,測定回数10回で測定
した値の平均値)の3〜12%の範囲内で再延伸し
巻取ると第5図に示すごとく編成−熱セツト時に
付与されたループ(捲縮)が残存した部分7と消
滅した部分8とを有した糸となる。この理由は未
延伸状態のシツク部5が再延伸により優先的に延
伸されて該シツク部の捲縮が消滅する為である。 この時の延伸倍率の適正範囲に糸中のシツク
部、シン部の性質(複屈折率,数等)により変化
するものと思われるが、第1表の複屈折率18.0×
10-3〜39.0×10-3,最大延伸比の0.35〜0.75の範
囲では破断伸度の3%〜12%が適正であつた。 即ち破断伸度の3%未満では捲縮の消滅が少
く、また12%を越えるとマルチフイラメント糸全
体の捲縮が消滅したり、毛羽の発生が顕著となり
好ましい結果は得られない。 以下実施例にて本発明を更に詳細に説明する。 実施例 1 紡糸速度1800m/minにて得た複屈折率18.0×
10-3,繊度385d/30fのポリエステル未延伸糸を
第2図に示した方式にて、ピン温度70℃,糸速
530m/min,倍率1.831(最大延伸比の69%)にて
延伸後パーンに巻取つた。この延伸糸を針本数16
本/インチの編機を用い、天竺に編立て後、沸水
中にて弛緩熱セツトを行ない、次いで編地をコー
ンワインダーにて解編し、巻取つた。得られた糸
は若干の毛羽が発生したが、第4図に示す如く糸
の長手方向に編地で付与されたループの位置がず
れた嵩高糸となり、またその中にスラブ状の糸斑
5が付与された糸となつた。 またこのコーン巻きされた糸の破断伸度は75%
であり、延伸時の伸度5%(破断伸度の略7%)
にて再延伸処理した。得られた糸は部分的に捲縮
が消滅した糸となつた。 実施例 2 紡糸速度2700m/minにて得た複屈折率32.7×
10-3,繊度260d/30fのポリエステル未延伸糸を
延伸倍率1.433(最大延伸比の55%),以外は実施
例1と同一条件で延伸後、パーンに巻取つた。 この延伸糸を針本数18本/インチの編機を用い
天竺に編立て後、沸水にて弛緩熱セツトを行つ
た。 この編地をコーンワインダーにて解編し、コー
ンに巻取つた。 得られた糸に毛羽の発生も無く、第4図に示す
如く糸の長手方向に編地で付与されたループの位
置がずれた嵩高糸でなり、またその中にスラブ状
の糸斑5が付与された糸となつた。 またこのコーン巻きされた糸の破断伸度は83%
であり、実施例1と同様に延伸時の伸度4%(破
断伸度の略5%)にて再延伸処理をした。得られ
た糸は部分的に捲縮が消滅した糸となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における延伸後の糸のモデル側
面図、第2図は本発明の実施に使用する延伸装置
の一例を示す斜視図、第3図イは本発明にて得ら
れた糸のループの位相のずれを示す側面図、第3
図ロは通常の編成−熱固定−解編法にて得られた
糸の側面図、第4図は本第1発明にて得られた糸
の側面図、第5図は本第2発明にて得られた糸の
モデル側面図で、第1図〜第5図において1はシ
ツク部、2はシン部、3は延伸ピン、4は延伸
糸、5は嵩高なシツク部、6は供給ロール、7は
捲縮の残存した部分、8は捲縮の消滅した部分、
9は延伸ロールである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複屈折率が18×10-3〜39×10-3であるポリエ
    ステル未延伸糸を延伸工程での最大延伸比の0.35
    〜0.75倍延伸して、長手方向に沿つて繊度差を有
    するマルチフイラメント糸となし、次いで熱処理
    することなく巻取つた後、編成−弛緩熱セツト−
    解編することを特徴とする特殊捲縮糸の製法。 2 複屈折率が18×10-3〜39×10-3であるポリエ
    ステル未延伸糸を延伸工程での最大延伸比の0.35
    〜0.75倍延伸して、長手方向に沿つて繊度差を有
    するマルチフイラメント糸となし、次いで熱処理
    することなく巻取つた後、編成−弛緩熱セツト−
    解編し、該解編と同時又は該解編の後、解編糸の
    破断伸度の3〜12%再延伸することを特徴とする
    特殊捲縮糸の製法。
JP11271279A 1979-09-03 1979-09-03 Production of special crimped yarn Granted JPS5637325A (en)

Priority Applications (1)

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JP11271279A JPS5637325A (en) 1979-09-03 1979-09-03 Production of special crimped yarn

Applications Claiming Priority (1)

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JP11271279A JPS5637325A (en) 1979-09-03 1979-09-03 Production of special crimped yarn

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5637325A JPS5637325A (en) 1981-04-11
JPS6323290B2 true JPS6323290B2 (ja) 1988-05-16

Family

ID=14593608

Family Applications (1)

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JP11271279A Granted JPS5637325A (en) 1979-09-03 1979-09-03 Production of special crimped yarn

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179808A (ja) * 1983-03-24 1984-10-12 Unitika Ltd ポリエステルスラブヤ−ン
JPS59179809A (ja) * 1983-03-24 1984-10-12 Unitika Ltd ポリエステルスラブヤ−ンの製造法
DE3733632C2 (de) * 1987-10-05 1998-04-23 Truetzschler Gmbh & Co Kg Vorrichtung bei einer Karde oder Krempel zur Vergleichmäßigung des Faserbandes oder -vlieses
DE3913997A1 (de) * 1989-02-14 1990-08-23 Rieter Ag Maschf Dosierverfahren und -vorrichtung zur abgabe vorgebbarer mengen von faserflocken
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Citations (1)

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JPS49100356A (ja) * 1973-01-27 1974-09-21

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JPS5637325A (en) 1981-04-11

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