JPS6320754Y2 - - Google Patents

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JPS6320754Y2
JPS6320754Y2 JP2385283U JP2385283U JPS6320754Y2 JP S6320754 Y2 JPS6320754 Y2 JP S6320754Y2 JP 2385283 U JP2385283 U JP 2385283U JP 2385283 U JP2385283 U JP 2385283U JP S6320754 Y2 JPS6320754 Y2 JP S6320754Y2
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JP
Japan
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metal fitting
rising
mounting
fitting bodies
brake
Prior art date
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JP2385283U
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JPS59131438U (ja
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上部に馳締部を設けた折版状屋根の
馳締部に強固に取付けることができる雪止取付金
具に関する。
従来より、雪止杆用の取付金具としては実公昭
51−10590号公報を始めとして種々のものが存在
している。しかしながら、従来の多くは金具本体
を折版状屋根の馳締部に左右側から挾持したりし
てこの馳締部の上側からボルト・ナツトにて固着
するという構成が採られているため、挾持力が弱
いことが多くその金具本体に積雪荷重が大きく加
わると馳締部を挾持した滑り耐力の限度を越えて
金具本体が馳締部から水下側にずれたり、或いは
外れたりする欠点があつた。このようになるとそ
の積雪が落下する等の危険な状態であつた。ここ
においてその馳締部自体にボルト孔をあけて取付
けるとそこから雨水等が浸入する不都合があるた
め、その馳締部を抱持するようにして固着するの
が一般であつた。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点等を改
善するため、取付部の一側より立上り部を設け、
該立上り部の上端より頂部を形成した一対の金具
本体を左右略対称に設け、少なくとも一方の金具
本体の立上り部の中間を弧状部として形成し、そ
の一対の金具本体をボルトとナツトにて固着する
ようにし、前記立上り部と取付部との隅角部付近
に長孔を穿設し、該長孔部分を通じて馳締部の立
上り部分を締めつけるブレーキ機構を前記一対の
金具本体の取付部上に装備したことにより、馳締
部を挾持する挾持力をボルトとナツトとの固着力
とブレーキ機構による締付力とにより雪止取付金
具の滑り耐力が著しく増大し強固な取付ができ前
記の欠点を解消したものである。
その構造を図面にて説明する。
Aは金具本体であつて、全体を支持する略水平
状の取付部1の一側に立上り部2が形成され、該
立上り部2の上端より前記取付部1側に略水平状
の頂部3が屈曲形成され、全体的には断面略コ字
状をなしてプレス加工等で一体形成されている。
このような一対の金具本体A,Aは、金属製の帯
板等を素材とし、その取付部1,1が各々が外方
を向くようにして左右略対称にした別々の部材で
構成されている。これら各金具本体A,Aは、少
なくとも一方の立上り部2の中間に弧状部2aが
形成されている。該弧状部2aはその取付部1側
に断面略半円状のものとなつている。即ち、第1
図,第2図に示すような金具本体A,Aでは、折
版状屋根Rの上部の馳締部Hの断面形状に合せて
略同一形状の弧状部2a,2aが形成され、又、
第5図に示すように馳締部Hが逆L形状に形成さ
れるものについては一方(同図において左側)の
突出部側に位置する金具本体Aのみに弧状部2a
が形成されている。この弧状部2a,2aが馳締
部Hを抱持するようにして前記一対の金具本体
A,Aが装備されて図面に示す如く馳締部Hを抱
持しつゝ立上り部2,2がボルト4ナツト5止め
されるようになつている。前記金具本体A,Aの
立上り部2と取付部1との隅角部箇所に長孔6,
6が穿設されている。該長孔6,6部分から前記
馳締部Hの下部の立上りh,h部分を締めつける
ブレーキ機構B,Bが前記各金具本体A,Aの取
付部1,1上に装備され、第3図に示すように左
右対称に配置されている。
そのブレーキ機構Bは、カム型のブレーキ板7
と該ブレーキ板7を前記金具本体Aの取付部1上
に回転自在に軸支するブレーキ用軸杆8とにより
構成され、前述したよように配設装備されてい
る。9は戻り止め用のピンで、金具本体Aを馳締
部Hに取付後はそのブレーキ板7の回動を規制す
るものであり、上下動可能となつている。又、前
記ブレーキ板7の先端側裏面が一部削りとられ、
この箇所の存在にてそのピン9を下げた状態でブ
レーキ板7の回転が自在となる。さらに該ブレー
キ板7をブレーキ用軸杆8に軸支する取付孔10
は、実施例においては第3図に示すようにその押
圧方向に沿つた長孔となつており、これによつて
当該長孔はブレーキ板7が当接した後のカミ込用
ルーズホールとして機能している。
図中11は前記金具本体Aを補強するための力
骨板、12は雪止杆S(第1図及び第2図点線参
照)を装着するための取付孔、13はクツシヨン
材であつて前記馳締部Hの立上りh部分の両側面
に貼着等され、これによつてブレーキ板7との間
のブレーキ効果が増強される。
次に作用効果について説明する。
先ず、ブレーキ機構B,Bを装備した金具本体
A,Aを第1図,第2図に示すように馳締部Hを
左右側から挾持し、ボルト4ナツト5により所定
箇所に固着する。これによつて金具本体A,Aは
馳締部Hに比較的堅牢に取付けられる。この場
合、前記ブレーキ機構B,Bの各ブレーキ板7
は、第3図に示すようにその馳締部Hに対する当
接側の先端が、ブレーキ用軸杆8位置よりも下方
に位置して同図において平面的にみて傾斜するよ
うに配置される。このため、金具本体A,A上に
装備された雪止杆Sが積雪荷重によつて金具本体
A,Aを下方(第3図のx方向)へ押圧する状態
が生ずると、ブレーキ機構B,Bの各ブレーキ板
7,7が矢印方向に回動して馳締部Hの立上りh
部分のクツシヨン材13に食い込み、雪止杆S及
び金具本体A,Aの水下側に滑り動作を効果的に
押し留めることができる。
以上のように、本考案においては、取付部1の
一側より立上り部2を設け、該立上り部2の上端
より頂部3を形成した一対の金具本体A,Aを左
右略対称に設け、少なくとも一方の金具本体Aの
立上り部2の中間を弧状部2aとして形成し、そ
の一対の金具本体A,Aをボルト4とナツト5に
て固着するようにし、前記立上り部2と取付部1
との隅角部付近に長孔6を穿設し、該長孔6部分
を通じて馳締部Hの立上りh,h部分を締めつけ
るブレーキ機構B,Bを前記一対の金具本体A,
Aの取付部1,1上に装備したことにより、馳締
部Hへの着脱が比較的容易であるばかりでなく、
馳締部H箇所等に必要以上の加工を施すことなく
装着後は十分な強度を維持することができる。即
ち、ブレーキ機構Bの締付力によつて、従来のボ
ルト4ナツト5による締付力に新たな締付力が付
加したものとなつているため、より強固に装備す
ることができる。しかも本考案では積雪量(積雪
荷重)が増加する程ブレーキ効果が増加し、馳締
部Hの挾持力(滑り耐力)が格段と大きくなり、
馳締部Hに極めて強固に取付けることができると
いう従来にない勝れた雪止取付金具を提供でき
る。ひいては金具本体A,Aが馳締部Hから水下
側にずれたり、或いは外れたりすることもなく、
積雪が落下する等の危険な状態を確実に防止でき
る。
前述したように前記金具本体A,Aを馳締部H
に装着する手間はボルト4とナツト5の一組を一
箇所で固着したにもかかわらず実質的にはブレー
キ機構B箇所とで二箇所で挾持固着ができること
となり、強度性及び雪止め信頼性が著しく向上す
るという利点がある。
さらに、折版状屋根R上に給水設備、空調設備
等の機器を設置する場合にも、本考案の雪止取付
金具を台受として利用できるものである。
第6図に示したものは、他の実施例を示し、こ
の第6図の実施例では、ボルト4及びナツト5の
取付部分の金具本体A,A相互間に、図示するよ
うに間隙Pを形成するように当該金具本体A,A
の立上り部2,2の下方を屈曲形成すると共に、
その上方部分は従来と同様に当接するようにした
ものである。
このようにすると、前述の利点の外に、その両
立上り部2,2の当接点Qを支点として馳締部H
全体をより強固に締めつけることができるので、
金具本体A,Aをより堅牢に装備できる。
なお、前記ブレーキ板7の先端側裏面を一部削
りとり、戻り止め用のピン9を上下動可能してお
けば、このピン9を下げた状態でブレーキ板7の
回転が自在となるし、馳締部Hに装着すると、そ
のピン9が回転規制用のストツパーとしての働き
をなし、ブレーキ板7が逆方向への回動が不能と
なり、確実にブレーキ機構Bを作動させることが
できるし、馳締部Hへの装備及び保守が容易にで
きる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を折版状屋根の馳締部に取付け
た状態の斜視図、第2図は第1図の縦断正面図、
第3図はブレーキ機構の動作状態を示す横断平面
図、第4図はブレーキ機構の要部縦断面図、第5
図は本考案を別の折板状屋根の馳締部に取付けた
状態の縦断正面図、第6図は他の実施例を示す縦
断正面図である。 A……金具本体、B……ブレーキ機構、1……
取付部、2……立上り部、2a……弧状部、3…
…頂部、4……ボルト、5……ナツト、6……長
孔、H……馳締部、h……立上り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付部の一側より立上り部を設け、該立上り部
    の上端より頂部を形成した一対の金具本体を左右
    略対称に設け、少なくとも一方の金具本体の立上
    り部の中間を弧状部として形成し、その一対の金
    具本体をボルトとナツトにて固着するようにし、
    前記立上り部と取付部との隅角部付近に長孔を穿
    設し、該長孔部分を通じて馳締部の立上り部分を
    締めつけるブレーキ機構を前記一対の金具本体の
    取付部上に装備したことを特徴とした雪止取付金
    具。
JP2385283U 1983-02-22 1983-02-22 雪止取付金具 Granted JPS59131438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2385283U JPS59131438U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 雪止取付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2385283U JPS59131438U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 雪止取付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131438U JPS59131438U (ja) 1984-09-03
JPS6320754Y2 true JPS6320754Y2 (ja) 1988-06-08

Family

ID=30154922

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2385283U Granted JPS59131438U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 雪止取付金具

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JP (1) JPS59131438U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5640115B1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-10 株式会社オーティス 屋根上物品取付具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59131438U (ja) 1984-09-03

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