JPS6320419Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6320419Y2 JPS6320419Y2 JP1982119568U JP11956882U JPS6320419Y2 JP S6320419 Y2 JPS6320419 Y2 JP S6320419Y2 JP 1982119568 U JP1982119568 U JP 1982119568U JP 11956882 U JP11956882 U JP 11956882U JP S6320419 Y2 JPS6320419 Y2 JP S6320419Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scrap
- blade
- cutting edge
- lower mold
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 61
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、主として自動車のフエンダーパネル
やドアパネル等のプレス製品の製造に使用される
プレスにおけるスクラツプカツタに関する。
やドアパネル等のプレス製品の製造に使用される
プレスにおけるスクラツプカツタに関する。
一般に、上記のようなプレス製品の製造におい
ては、絞り加工に続いてトリミング加工が行われ
る。これは、絞り加工において形成されたプレス
ワークから周縁部を切断して所定の周縁形状を有
するプレス製品とするもので、その際に、製品部
を打抜いた残りのスクラツプを分割する作業が同
時に行われる。
ては、絞り加工に続いてトリミング加工が行われ
る。これは、絞り加工において形成されたプレス
ワークから周縁部を切断して所定の周縁形状を有
するプレス製品とするもので、その際に、製品部
を打抜いた残りのスクラツプを分割する作業が同
時に行われる。
然して、従来における上記のトリミング及びス
クラツプの分割は、例えば第1,2図に示す如き
プレスを用いて行われている。即ち、製造すべき
製品の周縁形状に対応した切刃1aを有する固定
下型1の側方に上記切刃1aに交叉する向きにス
クラツプカツタ2を配備すると共に、上記下型1
の切刃1aと対をなす切刃3aを有する上型3に
は凹部4を形成して、該凹部4の切刃3aに交叉
する一方の角部と、上記スクラツプカツタ2の上
端における角部とを互いに対をなすスクラツプ分
割刃4a,2aとする。そして、第2図aに示す
ように、上型3の下動により、先づプレスワーク
Aの製品部A′とその周縁のスクラツプ部A″とを
下型1及び上型3の切刃1a,3aによつて上型
の凹部4に相当する部分を除いて切断すると共
に、上記スクラツプ部A″をカツタ2と上記凹部
4におけるスクラツプ分割刃2a,4aによつて
分割する。然る後、第2図bに示すように、上型
3が更に下動して、上記プレスワークAの製品部
A′とスクラツプ部A″との間の未切断部を、凹部
4の切刃3aに平行な角部に設けた補助切刃3b
と下型1の切刃1aとによつて切断する。
クラツプの分割は、例えば第1,2図に示す如き
プレスを用いて行われている。即ち、製造すべき
製品の周縁形状に対応した切刃1aを有する固定
下型1の側方に上記切刃1aに交叉する向きにス
クラツプカツタ2を配備すると共に、上記下型1
の切刃1aと対をなす切刃3aを有する上型3に
は凹部4を形成して、該凹部4の切刃3aに交叉
する一方の角部と、上記スクラツプカツタ2の上
端における角部とを互いに対をなすスクラツプ分
割刃4a,2aとする。そして、第2図aに示す
ように、上型3の下動により、先づプレスワーク
Aの製品部A′とその周縁のスクラツプ部A″とを
下型1及び上型3の切刃1a,3aによつて上型
の凹部4に相当する部分を除いて切断すると共
に、上記スクラツプ部A″をカツタ2と上記凹部
4におけるスクラツプ分割刃2a,4aによつて
分割する。然る後、第2図bに示すように、上型
3が更に下動して、上記プレスワークAの製品部
A′とスクラツプ部A″との間の未切断部を、凹部
4の切刃3aに平行な角部に設けた補助切刃3b
と下型1の切刃1aとによつて切断する。
然るに、上記のようなプレスによると、上型3
の切刃3a,3bが不連続であつて、プレスワー
クAにおける製品部A′の全周囲が同時に切断さ
れないため、先づ下型1の切刃1aと上型3の切
刃3aによる切断時に、切刃3aの不連続な端部
3a′,3a′によつてプレスワークAにクラツクが
発生する。また、プレスワークAの未切断部を切
刃1aと補助切刃3bによつて切断する際には、
上記のクラツク発生部から切粉が生じ、これが次
の圧造工程において製品部の表面に圧痕を生じさ
せる等、不良品製出の原因となる。しかも、上記
切刃3aの端部3a′,3a′が摩耗し易い欠点があ
る。
の切刃3a,3bが不連続であつて、プレスワー
クAにおける製品部A′の全周囲が同時に切断さ
れないため、先づ下型1の切刃1aと上型3の切
刃3aによる切断時に、切刃3aの不連続な端部
3a′,3a′によつてプレスワークAにクラツクが
発生する。また、プレスワークAの未切断部を切
刃1aと補助切刃3bによつて切断する際には、
上記のクラツク発生部から切粉が生じ、これが次
の圧造工程において製品部の表面に圧痕を生じさ
せる等、不良品製出の原因となる。しかも、上記
切刃3aの端部3a′,3a′が摩耗し易い欠点があ
る。
一方、実公昭56−6254号公報によれば、プレス
ワークにおける製品部の全周囲を同時に切断する
ように構成したスクラツプカツタが提案されてい
る。これは、第3図に示すように、製造すべき製
品の周縁形状に対応した切刃11aを備えた下刃
ホルダ(下型)11の側面から一定間隔Lを隔て
て下部スクラツプ分割刃12を配置すると共に、
上記下刃ホルダ11の切刃11aと対をなす連続
した切刃13aを有する上刃ホルダ(上型)13
に、上記下部スクラツプ分割刃12に対応する上
部スクラツプ分割刃14を設けたものである。こ
のスクラツプカツタによれば、上刃ホルダ13の
下動により、プレスワークAの製品部A′とスク
ラツプ部A″とが連続した切刃11a,13aに
よつて一度に切断される。しかし、スクラツプ分
割刃12,14が下刃ホルダ11の側面から間隔
Lを隔てて設けられているため、スクラツプ部
A″の分割が完全に行われず、該スクラツプ部
A″における上記間隔Lに相当する部分について
は、上刃ホルダ13を更に下動させて引きちぎら
なければならない。そのため、上刃ホルダ13の
ストロークを長くしなければならず、また、スク
ラツプの分割が不確実であり、或は引きちぎつた
部分の形状が一定しない等のため、爾後のスクラ
ツプ処理作業の作業性や安全性が悪化する惧れが
ある。また、実公昭55−12976号公報においては、
プレス上型を上型固定部と該上型固定部に摺動自
在に装着された上型可動部とから構成し、該上型
固定部と上型可動部とで連続したプレスワーク切
刃を形成すると共に、上型固定部にスクラツプ切
刃を設けて、上型固定部及び上型可動部が一体的
に下降してプレスワークを切断した後、上記上型
可動部がスクラツプを下型との間に挟持して停止
し、その後、上型固持部のみが下降してスクラツ
プを切断するようにしたスクラツプカツタが提案
されている。
ワークにおける製品部の全周囲を同時に切断する
ように構成したスクラツプカツタが提案されてい
る。これは、第3図に示すように、製造すべき製
品の周縁形状に対応した切刃11aを備えた下刃
ホルダ(下型)11の側面から一定間隔Lを隔て
て下部スクラツプ分割刃12を配置すると共に、
上記下刃ホルダ11の切刃11aと対をなす連続
した切刃13aを有する上刃ホルダ(上型)13
に、上記下部スクラツプ分割刃12に対応する上
部スクラツプ分割刃14を設けたものである。こ
のスクラツプカツタによれば、上刃ホルダ13の
下動により、プレスワークAの製品部A′とスク
ラツプ部A″とが連続した切刃11a,13aに
よつて一度に切断される。しかし、スクラツプ分
割刃12,14が下刃ホルダ11の側面から間隔
Lを隔てて設けられているため、スクラツプ部
A″の分割が完全に行われず、該スクラツプ部
A″における上記間隔Lに相当する部分について
は、上刃ホルダ13を更に下動させて引きちぎら
なければならない。そのため、上刃ホルダ13の
ストロークを長くしなければならず、また、スク
ラツプの分割が不確実であり、或は引きちぎつた
部分の形状が一定しない等のため、爾後のスクラ
ツプ処理作業の作業性や安全性が悪化する惧れが
ある。また、実公昭55−12976号公報においては、
プレス上型を上型固定部と該上型固定部に摺動自
在に装着された上型可動部とから構成し、該上型
固定部と上型可動部とで連続したプレスワーク切
刃を形成すると共に、上型固定部にスクラツプ切
刃を設けて、上型固定部及び上型可動部が一体的
に下降してプレスワークを切断した後、上記上型
可動部がスクラツプを下型との間に挟持して停止
し、その後、上型固持部のみが下降してスクラツ
プを切断するようにしたスクラツプカツタが提案
されている。
しかしながら、このスクラツプカツタにおいて
は、プレス上型のプレスワーク切刃が形成される
部分を上記のように上型固定部と上型可動部とか
らなる分割構造にしなければならず、型構造が複
雑化するという問題がある。また、上記上型可動
部を上型固定部との係合方向に押圧する弾性体に
はへたり等の経年変化に起因する押圧力の低下が
起る可能性があり、トリミング加工を製品部の全
周囲にわたり同時に行えないおそれがあると共
に、スクラツプ切断面が傾斜しているような場
合、上型可動部がスラスト力を受けて上型固定部
との摺動面方向に強く押圧され、両者の摺動がス
ムーズに行われなかつたり、両者摺動面部が焼付
いたりして、長期間に安定してトリミング加工お
よびスクラツプ切断加工を行ない得ないおそれも
ある。
は、プレス上型のプレスワーク切刃が形成される
部分を上記のように上型固定部と上型可動部とか
らなる分割構造にしなければならず、型構造が複
雑化するという問題がある。また、上記上型可動
部を上型固定部との係合方向に押圧する弾性体に
はへたり等の経年変化に起因する押圧力の低下が
起る可能性があり、トリミング加工を製品部の全
周囲にわたり同時に行えないおそれがあると共
に、スクラツプ切断面が傾斜しているような場
合、上型可動部がスラスト力を受けて上型固定部
との摺動面方向に強く押圧され、両者の摺動がス
ムーズに行われなかつたり、両者摺動面部が焼付
いたりして、長期間に安定してトリミング加工お
よびスクラツプ切断加工を行ない得ないおそれも
ある。
本考案は、従来のスクラツプカツタにおける上
記のような問題点を解消するもので、連続した切
刃により、プレスワークにおける製品部の全周囲
を同時に切断し、且つスクラツプ分割刃を主切刃
部と傾斜切刃部とから形成して、上型の比較的短
いストロークによつてスクラツプを完全に分割し
得るように構成したものである。これにより、簡
単な構造で且つ長期にわたり安定してクラツクや
切紛の発生等による不良品の製出を防止すると共
に、爾後のスクラツプ処理の作業性や安全性の向
上を図るものである。
記のような問題点を解消するもので、連続した切
刃により、プレスワークにおける製品部の全周囲
を同時に切断し、且つスクラツプ分割刃を主切刃
部と傾斜切刃部とから形成して、上型の比較的短
いストロークによつてスクラツプを完全に分割し
得るように構成したものである。これにより、簡
単な構造で且つ長期にわたり安定してクラツクや
切紛の発生等による不良品の製出を防止すると共
に、爾後のスクラツプ処理の作業性や安全性の向
上を図るものである。
即ち、本考案においては、固定下型と、これに
対して上下動する上型に、製造すべき製品の周縁
形状に対応した連続した切刃を設ける一方、上記
下型の側面から一定間隔を隔てて且つ該下型の切
刃に交叉する向きに、下型側の刃と上型側の刃と
からなるスクラツプ分割刃を備え、且つ該スクラ
ツプ分割刃を、スクラツプにおける上記一定間隔
に相当する部分を除いて切断する主切刃部と、該
主切刃部の下型側の端部から斜め下方に傾斜し
て、上型の下動によつて下方に折曲されたスクラ
ツプの上記一定間隔に相当する部分を切断する傾
斜切刃部とから構成する。これにより、簡単な構
造で且つ長期にわたり安定してプレスワークの製
品部とスクラツプ部が一度に切断され、しかもス
クラツプが完全に分割されることになる。
対して上下動する上型に、製造すべき製品の周縁
形状に対応した連続した切刃を設ける一方、上記
下型の側面から一定間隔を隔てて且つ該下型の切
刃に交叉する向きに、下型側の刃と上型側の刃と
からなるスクラツプ分割刃を備え、且つ該スクラ
ツプ分割刃を、スクラツプにおける上記一定間隔
に相当する部分を除いて切断する主切刃部と、該
主切刃部の下型側の端部から斜め下方に傾斜し
て、上型の下動によつて下方に折曲されたスクラ
ツプの上記一定間隔に相当する部分を切断する傾
斜切刃部とから構成する。これにより、簡単な構
造で且つ長期にわたり安定してプレスワークの製
品部とスクラツプ部が一度に切断され、しかもス
クラツプが完全に分割されることになる。
以下、本考案を図面に示す実施例に基いて説明
する。
する。
第4図に示すように、プレスを構成する固定下
型21の上面外周囲と、該下型21に対して上下
動する上型22の下面内周囲とには、製造すべき
プレス製品の周縁形状に対応する互いに対をなす
連続した切刃21a,22aが設けられている。
型21の上面外周囲と、該下型21に対して上下
動する上型22の下面内周囲とには、製造すべき
プレス製品の周縁形状に対応する互いに対をなす
連続した切刃21a,22aが設けられている。
一方、上記下型21の側方には、該下型21の
側面21bから一定間隔Lを隔てて、且つ下型2
1の切刃21aに交叉する方向に下部スクラツプ
分割刃23が固設されている。また、上記上型2
2の下面における下部スクラツプ分割刃23の上
方位置には上部スクラツプ分割刃24が設けられ
ているが、該分割刃24は、第5,6図に示すよ
うに、上型22の下面における上記一定間隔Lに
相当する部分22bを除いて設けた内部に段部を
有する凹溝によつて形成されている。そして、下
部スクラツプ分割刃23の上端における角部と、
上部スクラツプ分割刃24における段部とが互い
に対をなす切刃23a,24aとされているが、
これらの切刃23a,24aは、水平な主切刃部
23a′,24a′と、その下型21側の端部に連続
する斜め下方に傾斜した傾斜切刃部23a″,24
a″とによつて構成されている。ここで、スクラツ
プ分割刃23,24は下型21の周囲に適宜間隔
を隔てて複数個設けられている。また、図示の実
施例においては、第4図に示すように案内部材2
5により上型22に対して相対的に上下動可能に
支持され、且つスプリング部材26によつて下方
に付勢された板押え27が具備されている。
側面21bから一定間隔Lを隔てて、且つ下型2
1の切刃21aに交叉する方向に下部スクラツプ
分割刃23が固設されている。また、上記上型2
2の下面における下部スクラツプ分割刃23の上
方位置には上部スクラツプ分割刃24が設けられ
ているが、該分割刃24は、第5,6図に示すよ
うに、上型22の下面における上記一定間隔Lに
相当する部分22bを除いて設けた内部に段部を
有する凹溝によつて形成されている。そして、下
部スクラツプ分割刃23の上端における角部と、
上部スクラツプ分割刃24における段部とが互い
に対をなす切刃23a,24aとされているが、
これらの切刃23a,24aは、水平な主切刃部
23a′,24a′と、その下型21側の端部に連続
する斜め下方に傾斜した傾斜切刃部23a″,24
a″とによつて構成されている。ここで、スクラツ
プ分割刃23,24は下型21の周囲に適宜間隔
を隔てて複数個設けられている。また、図示の実
施例においては、第4図に示すように案内部材2
5により上型22に対して相対的に上下動可能に
支持され、且つスプリング部材26によつて下方
に付勢された板押え27が具備されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
第4図に鎖線で示すように、下型21の上にプ
レスワークAを載置し、図外のプレス装置によつ
て上型22を下動させると、第7図aに示すよう
に上記プレスワークAにおける下型21の周囲か
ら外方に突出した部分が該下型21の切刃21a
と上型22の切刃22aとによつて切断される。
これにより、プレスワークAが所定の周縁形状を
有する製品A′とスクラツプA″とに切断される。
その場合に、上記切刃21a,22aには不連続
な部分がないから、製品部の全周囲が同時に切断
される。
レスワークAを載置し、図外のプレス装置によつ
て上型22を下動させると、第7図aに示すよう
に上記プレスワークAにおける下型21の周囲か
ら外方に突出した部分が該下型21の切刃21a
と上型22の切刃22aとによつて切断される。
これにより、プレスワークAが所定の周縁形状を
有する製品A′とスクラツプA″とに切断される。
その場合に、上記切刃21a,22aには不連続
な部分がないから、製品部の全周囲が同時に切断
される。
然る後、上記上型22が更に下動すると、プレ
スワークAから分離されたスクラツプA″は下型
21の側方に配置された下部スクラツプ分割刃2
3と上型22の下面との間に挟まれるのである
が、下部スクラツプ分割刃23が下型21の側面
21bから一定間隔Lを隔てて設けられているた
め、スクラツプA″における該間隔Lに相当する
部分が、上型22の下面における同じく間隔Lに
相当する部分22bの下動によつて下方に押圧さ
れて、スクラツプ分割刃23,24の傾斜切刃部
23a″,24a″に沿うように折曲されることにな
る。そのため、第7図bに示すように上型22が
更に下動すれば、スクラツプA″が分割刃23,
24の水平な主切刃部23a′,24a′と上記傾斜
切刃部23a″,24a″とによつて、その全幅にわ
たつて切断される。このようにして、プレスワー
クAにおける製品部の全周囲が同時に切断され、
しかも、その際に生じるスクラツプA″が完全に
分割されることになる。
スワークAから分離されたスクラツプA″は下型
21の側方に配置された下部スクラツプ分割刃2
3と上型22の下面との間に挟まれるのである
が、下部スクラツプ分割刃23が下型21の側面
21bから一定間隔Lを隔てて設けられているた
め、スクラツプA″における該間隔Lに相当する
部分が、上型22の下面における同じく間隔Lに
相当する部分22bの下動によつて下方に押圧さ
れて、スクラツプ分割刃23,24の傾斜切刃部
23a″,24a″に沿うように折曲されることにな
る。そのため、第7図bに示すように上型22が
更に下動すれば、スクラツプA″が分割刃23,
24の水平な主切刃部23a′,24a′と上記傾斜
切刃部23a″,24a″とによつて、その全幅にわ
たつて切断される。このようにして、プレスワー
クAにおける製品部の全周囲が同時に切断され、
しかも、その際に生じるスクラツプA″が完全に
分割されることになる。
以上のように本考案によれば、プレスワークの
トリミングと、その際に生じるスクラツプの分割
を連続的に行う場合に、簡単な構造で且つ長期に
わたり安定して上記プレスワークから製品部の全
周囲が同時に切断され、且つスクラツプが完全に
分割される。これにより、製品部の周囲を二段階
にわたつて切断する場合のようなクラツクの発生
や、切粉による製品表面の圧痕の発生等が防止さ
れ、従つて常に仕上りの良好なプレス製品が得ら
れると共に、スクラツプが完全に分割されるか
ら、爾後のスクラツプ処理作業を能率良く且つ安
全に行い得ることになる。更に、本考案によれ
ば、第1,2図に示す従来例のような切刃の端部
における摩耗がなく、また、第3図に示す従来例
に比較して上型のストロークを短くできる等の利
点がある。
トリミングと、その際に生じるスクラツプの分割
を連続的に行う場合に、簡単な構造で且つ長期に
わたり安定して上記プレスワークから製品部の全
周囲が同時に切断され、且つスクラツプが完全に
分割される。これにより、製品部の周囲を二段階
にわたつて切断する場合のようなクラツクの発生
や、切粉による製品表面の圧痕の発生等が防止さ
れ、従つて常に仕上りの良好なプレス製品が得ら
れると共に、スクラツプが完全に分割されるか
ら、爾後のスクラツプ処理作業を能率良く且つ安
全に行い得ることになる。更に、本考案によれ
ば、第1,2図に示す従来例のような切刃の端部
における摩耗がなく、また、第3図に示す従来例
に比較して上型のストロークを短くできる等の利
点がある。
第1図はスクラツプカツタの従来例を示す要部
斜視図、第2図a,bは該従来例の作用を示す要
部縦断面図、第3図は他の従来例を示す要部縦断
面図、第4図は本考案スクラツプカツタの実施例
を示す縦断正面図、第5図は第4図矢視による
要部拡大斜視図、第6図は第4図−線による
要部拡大縦断側面図、第7図a,bは該実施例の
作用を示す要部拡大縦断正面図である。 21……下型、22……上型、21a,22a
……切刃、23,24……スクラツプ分割刃、2
3a′,24a′……主切刃部、23a″,24a″……
傾斜切刃部、A……プレスワーク、A′……製品
部、A″……スクラツプ。
斜視図、第2図a,bは該従来例の作用を示す要
部縦断面図、第3図は他の従来例を示す要部縦断
面図、第4図は本考案スクラツプカツタの実施例
を示す縦断正面図、第5図は第4図矢視による
要部拡大斜視図、第6図は第4図−線による
要部拡大縦断側面図、第7図a,bは該実施例の
作用を示す要部拡大縦断正面図である。 21……下型、22……上型、21a,22a
……切刃、23,24……スクラツプ分割刃、2
3a′,24a′……主切刃部、23a″,24a″……
傾斜切刃部、A……プレスワーク、A′……製品
部、A″……スクラツプ。
Claims (1)
- プレスワークから製品部の周縁を切断した際に
生じるスクラツプの分割用カツタであつて、上記
製品部の周縁形状に対応する連続した切刃を有す
る固定下型と、該下型の切刃と対をなす連続した
切刃を有し且つ該下型に対して上下動する上型と
が備えられている一方、上記下型の側面から一定
間隔を隔てて且つ該下型の切刃に交叉する向き
に、下型側の刃と上型側の刃とから成るスクラツ
プ分割刃が備えられ、且つ該スクラツプ分割刃
が、スクラツプにおける上記一定間隔に相当する
部分を除いて切断する主切刃部と、該主切刃部の
下型側の端部から斜め下方に傾斜して、上記上型
の下動によつて下方に折曲されたスクラツプの上
記一定間隔に相当する部分を切断する傾斜切刃部
とから構成されていることを特徴とするプレスに
おけるスクラツプカツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11956882U JPS5925319U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | プレスにおけるスクラツプカツタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11956882U JPS5925319U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | プレスにおけるスクラツプカツタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925319U JPS5925319U (ja) | 1984-02-16 |
JPS6320419Y2 true JPS6320419Y2 (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=30274364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11956882U Granted JPS5925319U (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | プレスにおけるスクラツプカツタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925319U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5934744U (ja) * | 1982-08-28 | 1984-03-03 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体容器 |
JP2539572Y2 (ja) * | 1990-07-25 | 1997-06-25 | 富士重工業株式会社 | スクラップカッタを有するプレス型 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223781B2 (ja) * | 1973-05-09 | 1977-06-27 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512976Y2 (ja) * | 1975-08-11 | 1980-03-24 | ||
JPS6025321Y2 (ja) * | 1980-05-26 | 1985-07-30 | アイダエンジニアリング株式会社 | スクラップ処理装置 |
-
1982
- 1982-08-05 JP JP11956882U patent/JPS5925319U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223781B2 (ja) * | 1973-05-09 | 1977-06-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5925319U (ja) | 1984-02-16 |
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