JPS6331781Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、プレス型に係り、特に、曲げ加工後
にめ加工を行なう製品に、好適な複合プレス型
に関する。

〔従来技術〕

従来、第１図のような製品を加工する方法は、
箱形に曲げ加工を行ない、別工程で矢印方向か
ら、め加工を行なつていた。

したがつて、２工程を要すため、単価も高くな
り、プレス機械も、延べ２台必要であつた。

〔考案の目的〕

本考案の目的は、１工程で、箱形曲げと、め
加工が出来るプレス型を提供することにある。

〔考案の概要〕

箱形曲げと、め加工を、同一工程で行なえる
ような、金型構造を特徴とするものである。

〔考案の実施例〕

以下、本考案の一実施例を説明する。

第３図、第４図、第５図は、本考案の構成を示
す。箱形に曲げる曲パンチ２、めを行なう可動
カム３がプレート４上にあり、このプレート４
は、ガイドピン５と記してないボルトにより支え
てある。また、スプリング６により、可動出来る
ようになつている。上型本体は、ベース７に固定
カム８を固定するプレート９が、固定してある。

可動カム３には、め刃１０が、着脱出来るよ
うに固定してあり、可動カム３は、ガイド１１に
より落下しないようになつている。

次に動作は、上型が降下してくると、第８図に
示された被プレス部材が箱形に曲げ加工され、第
６図のような状態になる。この時の下型は、公知
の形状である。

尚も、上型が降下すると、固定カム８の斜辺Ａ
１２により、可動カム３の斜辺Ａ１３を内側に押
し出し、め刃１０により箱形に曲げられた耳部
１４をめる。

めを終了すると、上型が上昇し、固定カム８
の斜辺Ｂ１５により、可動カム３の斜辺Ｂ１６を
外側に押し元の状態になる。

このように、１ストロークで箱形曲げとめを
加工することが出来製品単価を下げる効果があ
る。また、この構造は順送型等に組込んで使用す
ることも出来る。

〔考案の効果〕

本考案によれば、箱形曲げとめ加工が１工程
で出来るので、製品単価が安くなると共に、プレ
ス機械も１台で加工が出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は製品の見取り図、第２図は耳部め状
態図、第３図は本考案の一実施例の上型側面図、
第４図は同じく上型平断面図、第５図は同じく上
型正面図、第６図は同じく箱形曲げ完了断面図、
第７図は同じくめ完了（下死点）断面図、第８
図は被プレス部材の平面図である。 ２……曲パンチ、３……可動カム、８……固定
カム、１０……め刃。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレートと、 前記プレートに固定され、前記プレートの移動
   に伴つて、被プレス品方向に移動し、被プレス品
   を曲げながら被プレス品の一辺に設けられた角穴
   に他の一辺に設けられた凸部を挿入する曲げパン
   チ部材と、 前記曲げパンチ部材の側方に設けられ、斜辺を
   有するカム面を備え前記被プレス品方向に移動可
   能に保持された可動カムと、 前記可動カムのカム面と前記曲げパンチ部材の
   移動後に接合するカム面を備え、前記可動カムを
   前記曲げパンチ部材の移動後に前記曲げパンチ方
   向へ移動させる固定カムと、 前記可動カムの前記凸部と対向する位置に設け
   られ前記可動カムの移動に伴つて前記凸部を変形
   させる絞め部材と、 を備えた複合プレス型。