JP4375693B2 - モールの脚部切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モールの脚部切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等には種々の樹脂製モールが用いられている。例えば、自動車のルーフにおいては、ルーフの車幅方向中央部を構成するルーフパネルと、その両側のアウターサイドパネルが一体に接合された構造のものがあり、その両パネルの接合線を隠すため、前記両パネルの接合部に溝を形成し、該溝にルーフモールを取り付けるようにしている。
【0003】
前記ルーフモールは、図6から理解されるように、前記ルーフの溝に被さって意匠面を構成する装飾部81と、その裏側に形成されてルーフの溝に挿入される脚部83と、該脚部83の底面側の側面に形成されて溝への固定を確実にするリップ85とよりなる長尺の押出成形品を、所定長に切断したモール80が多用されている。前記脚部83には、補強用の金属製芯材84が適宜埋設される。
【0004】
ところで、前記ルーフの接合部の溝は、車両前後方向両端近くで浅くされ、それによってルーフパネルのプレス時に溝の両端で破れを生じないようにされている。そのため、前記ルーフモールにあっては、図7に示すように、前記溝の両端と対応するモール80の長手方向端末部86で脚部83の底部側を溝の深さに応じて切除することが行われている。
【0005】
前記モールの脚部の切断方法として、押出成形されたモールを切断装置へ導き、該切断装置でモールの脚部を切断することが行われている。その切断装置においては、モールの脚部両側に配置された切断刃を脚部に向けて水平方向へ前進させ、該脚部を切断刃で挟んで切断する構造となっている。なお、作業の効率を高めるため、前記水平方向の切断に加え、前記脚部切断部におけるモールの長さ方向中央部を、正寸切断刃でモール上方から垂直に切断してモールを所定長に分断し、該分断部両側のモールに前記切断脚部が形成されるようにすることも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記切断方法においては、切断刃が脚部を両側から挟んで切断する際に、脚部が完全に切断されず、刃先間に薄いフィルム状樹脂が残って脚部が装飾部側とつながった状態となることがある。そのため、従来では、前記脚部を両側から挟んで切断した後、該切断部を下方へ押して強引に分離させるシリンダ装置を設け、それによって分離した切断部を切断装置から払い出すようにしている。
【0007】
しかし、前記シリンダ装置を設けることによって、切断装置の構造が複雑になり、装置が高価になるとともにメンテナンスが難しくなる問題がある。また、シリンダ装置による押圧のタイミングが悪いと、シリンダ装置が切断刃とぶつかって切断刃が損傷し、その修理費が嵩むことがある。さらに、前記モールを構成する樹脂の材質等によっては、刃先間のフィルム状樹脂が伸びるだけで、切断部が完全に分離しないこともある。
【0008】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、構造を複雑にすることなくモールの脚部を確実に切断でき、メンテナンスも容易な切断装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、第一切断刃及び第二切断刃が、互いの刃先を対向させてほぼ水平方向へ前進後退可能に基台上に設けられ、前記第一切断刃及び第二切断刃の上方には、モールの脚部両側で該モールの装飾部裏面を支持し脚部を両刃先間に垂下させるモール受け部が設けられた切断刃側型と、前記第一切断刃の後部被押圧面と接触する第一接触面の形成された第一カムと、前記第二切断刃の後部被押圧面と接触する第二接触面の形成された第二カムとを備え、前記第一及び第二切断刃の移動方向とは直交する方向へ前記第一及び第二カムと共に移動可能とされた作動側型とで構成され、前記作動側型の移動にしたがい第一及び第二接触面の形状に応じて第一及び第二切断刃が押されて移動し、前記モールの脚部を挟んで切断する装置において、前記第一接触面には第二カム側への突出量が作動側型の一移動方向に沿って増大する凸面を設け、前記第二接触面には第一カム側への突出量が前記作動側型の一移動方向に沿って増大する凸面と該凸面に続いて前記突出量が減少する凹面を設け、前記作動側型の一方向への移動時、まず前記第一及び第二切断刃が第一及び第二接触面の凸面により押されて互いに前進して近接し、さらなる作動型の移動にしたがい、前記第一及び第二切断刃の刃先が互いに近接した状態で、前記第一接触面の凸面及び第二接触面の凹面により第一切断刃及び第二切断刃が共に第二切断刃側へ移動するようにされたことを特徴とするモール脚部の切断装置に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態について図を用いて説明する。図1はこの発明の一実施例における切断装置の縦断面図、図2は図1の2−2拡大断面図、図3は図2の両切断刃の対向前進途中を示す断面図、図4は両切断刃の対向前進終了時を示す断面図、図5は両切断刃同一方向スライド時を示す断面図である。
【0011】
この発明の切断装置を用いるモールの脚部切断方法は、図6に示したような、装飾部81の裏面に、該装飾部81よりも幅を狭くして形成された脚部83を有する押出成形品からなる樹脂製モール80に対し、図7のように、脚部83を所定位置で所要量切断除去する方法である。以下の実施例では、脚部83内に金属製芯材84が埋設され、また脚部83の底部側面にリップ85の形成されたルーフモール用のものについて示すが、本発明は、ルーフモールに限られず、さらにはリップや芯材の存在しないモールに対しても適用することができる。
【0012】
前記モール80は、図1及びその2−2断面を示す図2のように、押出成形装置(図示せず)から連続的に押し出され、該モール80の進行方向前方に配置された本発明の切断装置10によって、脚部83の切断が行われる。なお、この実施例では、押出成形ライン上に切断装置10が配置され、作業の効率化が図られているが、押出成形ラインとは別の作業場に切断装置10を配置して脚部83の切断を行うようにしてもよい。
【0013】
切断装置10は、切断刃側型11と作動側型51とで構成される。切断刃側型11は、切断装置10の下型を構成し、基台12と、該基台12上面に配置された第一切断刃20及び第二切断刃30と、該第一及び第二切断刃20,30上方に設けられたモール受け部38とを有する。
【0014】
前記基台12は、第一及び第二切断刃20,30とモール受け部38を支持できる大きさの板状または台状からなり、モールの幅方向と対応する両縁に壁状の第一及び第二位置決めガイド部13,14が上方へ向けて立設されている。基台12上面15の位置決めガイド部13,14間は、第一及び第二切断刃のスライド面16,17とされる。なお、前記第一及び第二切断刃が配置されるスライド面16、17には、第一及び第二切断刃の前進後退方向に沿うガイド溝(図示せず)を形成し、該ガイド溝に第一及び第二切断刃20,30の底面がスライド可能にはまるようにしてもよい。
【0015】
第一切断刃20及び第二切断刃30は、第一スライド部材21及び第二スライド部材31と、対応するスライド部材上に固定された第一切断刃本体27と第二切断刃本体37とよりなる。この例の第一及び第二スライド部材21,31は、ブロック状のものからなって前記基台12上面のスライド面16,17に前進後退可能に対向配置され、前記前進後退により互いの対向部位22,32が接近及び遠ざかるようにされ、遠ざかった際には対向部位22,32間にモールの切断分離された脚部が落下できる隙間を生じるようになっている。
【0016】
また、前記第一スライド部材21及び第二スライド部材31の後面23,33には、それぞれのスライド部材の前進後退方向に沿って長い軸部材24,34が、それぞれ固定されている。この軸部材24,34は、前記基台12のガイド部13,14に形成された挿通孔13a,14aにスライド可能に通され、該ガイド部13,14の外面13b,14bと軸部材24,34の拡大頭部24a,34a間に、第一及び第二スライド部材21,31を互いに離れる後退方向へ付勢するスプリングSが設けられている。前記軸部材24が固定された第一スライド部材21の後面23は、軸部材24より上部が第一スライド部材21の前進方向へ傾斜した前方傾斜面よりなる第一後部被押圧面25となっている。それに対し、第二スライド部材31における前記軸部材34の固定された後面33は、その軸部34より上部が第二後部被押圧面35となっている。この第二後部被押圧面35は、上側が第二スライド部材31の前進方向へ傾斜した前方傾斜面35a、下側が第二スライド部材31の後退方向へ傾斜した後方傾斜面35bからなる側面視略「>」形状とされて第二スライド部材31の後退方向へ突出している。
【0017】
前記第一切断刃本体27と第二切断刃本体37は、所定形状の刃先27a,37aを有し、それぞれ対応する第一、第二スライド部材21,31における第一後部被押圧面25及び第二後部被押圧面35の前方(対応するスライド部材の前進方向)上部に、互いの刃先27a,37aを対向させて固定される。この例の第一及び第二スライド部材21,31は、それぞれ第一後部被押圧面25及び第二後部被押圧面35よりも前方上部が窪んだ部分26,36とされ、その窪んだ部分26,36に第一切断刃本体27、第二切断刃本体37が固定される。
【0018】
前記第一及び第二切断刃本体27,37の刃先27a,37aは、モール80の脚部83を挟んで該脚部83を所要形状に食いきり切断するものであって、該脚部83の切断形状に応じた形状になっている。この例では、モールの脚部83を切断した後、該脚部切断後の部分でモール80をその長さ方向に対し直交方向に切断することにより、二つのモールの端部に一度に脚部の切断部が形成されるようにしているため、第一及び第二切断刃本体27,37の刃先形状は、図7に示す切断後の脚部形状をモールの長さ方向に沿って対称に有する形状とされ、具体的には、図1に示す第一切断刃本体27の刃先27a正面形状のように、長さ方向中央部位を最高部とする対称な階段形状となっている。なお、前記第一及び第二切断刃20,30が最後退した際の第一及び第二切断刃本体27,37の刃先27a,37a間距離は、モールの脚部83が挿入可能な距離とされる。
【0019】
モール受け部38は、モールの脚部83両側で装飾部81裏面を支持し、装飾部81の位置を固定するものであり、前記基台12上面に支持脚部39を介して第一及び第二切断刃20,30の上方に設けられている。この例では、前記第一切断刃本体27の上面にほぼ接するように位置する第一保持部40と、第二切断刃本体37の上面にほぼ接するように位置する第二保持部45とよりなり、モール80の長さ方向と平行になっている。第一及び第二保持部40,45は、対向して突出する水平受け部41,46と、該水平受け部41,46の後端から上方へ立ち上がった起立面42,47とを有する断面略「L」形のものである。前記水平受け部41、46は、モール80の長さ方向に沿って一様な厚みとする必要はなく、脚部83の切断高さに応じて受け部41,46の裏側で厚みを変化させたり、部分的に水平受け部41,46を無くしてもよい。すなわち、脚部83をその基部から完全に切除する部位では前記水平受け部41,46を無くしたり、あるいはモール受け部38自体が存在しないようにして、第一及び第二切断刃本体27,37の刃先27a,37aがモールの装飾部81裏面にほぼ接触しながら前進後退できるようにしたり、脚部83の切断位置が高い部位では水平受け部41,46の裏側を薄くして、第一及び第二切断刃本体27,37の刃先27a,37aが脚部83を高い位置で切断できるようにしてもよい。
【0020】
作動側型51は、前記切断刃側型11の上方に位置して図示しない昇降装置により上下動可能となっている。この例では作動基板52の下面に、第一カム53と第二カム63が互いに所定間隔離れて下向きに突出形成されている。
【0021】
第一カム53は、前記スプリングSに抗して第一切断刃20を前進させたり、前記スプリングSの働きにより後退可能にするためのものであって、第二カム63との対向面54下部が、第一切断刃20の第一後部被押圧面25と接触して第一切断刃20を前進及び後退させる第一接触面55となっている。この第一接触面55には、下から上へ向けて第二カム63側へ傾斜する下側傾斜面56aと上側傾斜面56bとその間の垂直面56cとで構成される凸面56が形成されている。前記第一カム53における第一接触面55の反対側外面59は、前記切断刃側型11の第一ガイド部13の内面と当接して作動側型51の水平方向位置決めを行うようになっている。
【0022】
第二カム63は、前記第二切断刃30を前進させ、かつ前記スプリングSの働きにより後退可能にするもので、前記第一カム53との対向面64下部が、第二切断刃の第二後部被押圧面35と接触して第二切断刃30を前進及び後退させる第二接触面65となっている。前記第二接触面65は、前記第一カム53の下側傾斜面56aと対向する部位に下から上へ向けて第一カム53側へ傾斜した傾斜面67a、該傾斜面67aに続き前記第一接触面55の垂直面56cと対応する部位の垂直面67cとからなる凸面67が形成され、さらにその凸面67上方が前記第一接触面の上側傾斜面56bとほぼ平行な傾斜面で窪んだ凹面68となっている。この凹面68の形状は前記第二後部被押圧面35がはまる大きさとされる。前記第二接触面65とは反対側の第二カム外面69は、前記切断刃側型11の第二ガイド部14内面と接触して作動側型51の水平方向位置決めを行うようになっている。
【0023】
さらにこの実施例の作動側型51には、前記作動基板52の下面中央位置にモール80の長さ方向と直交する垂直な刃先71を有する正寸切断刃70が、シリンダ装置75で昇降可能に下向きに設けられている。この正寸切断刃70は、モールの脚部切断後、シリンダ装置75の作動によって下降し、前記モール受け部38の第一受け部40と第二受け部45間を通ってモール80を長さ方向と直交するように切断し、2つのモールに分断するものである。
【0024】
次に前記モールの脚部を切断する方法について説明する。まず、モールの脚部配置工程を行う。その際、図1及び図2に示すように、前記第一及び第二切断刃20,30の第一及び第二後部被押圧面25,35に対し、第一及び第二カム53,63の第一及び第二接触面55,65が離れた状態となるように、切断刃側型11の上方に作動側型51を位置させる。そのとき、第一切断刃及び第二切断刃20,30は、それぞれスプリングSの作用によって後退し、最も刃先27a,37a間隔が拡がった状態となる。その状態で、前記押出成形されたモール80を、装飾部81が上向きとなるようにして図1の鎖線で示すように、モール受け部38に導入し、図2のように、第一受け部40及び第二受け部45の水平受け部41,46間でモール80の脚部83両側の装飾部81裏面を支持し、該水平受け部41,46間から脚部83を第一及び第二切断刃27,37の刃先27a,37a間に位置させる。図1の符号Cは、モール80を運ぶコンベア装置である。
【0025】
続いて、両切断刃対向前進工程を行う。この工程では、図3及び図4のように、前記作動側型51を下降させることにより、第一カム53の凸面56の下側傾斜面56aを第一切断刃20の第一後部被押圧面25に接触させ該第一後部被押圧面25を前方へ押圧するとともに、第二カム63の凸面67の傾斜面67aを第二切断刃30の第二後部被押圧面35に接触させて該第二後部被押圧面35を前方へ押圧し、両切断刃20,30を脚部83に向かって前進させる。その際、前記両切断刃20,30は、前記第一カム53の凸面56及び第二カム63の凸面67の傾斜面56a,67aによって作動側型51の下降にしたがい前進し、脚部83両側を挟むようにして該脚部83両側に食い込む。そして、第一カム53の垂直面56cと第一後部被押圧面25とが接触し、また第二カム63の垂直面67cと第二後部被押圧面35とが接触するまで作動側型51が下降した時点で、両切断刃20,30の前進が一旦停止する。その際の両切断刃20,30の刃先27a,37aは、脚部83内でほとんど接触する状態まで接近しているのが好ましい。
【0026】
その後両切断刃同一方向スライド工程を行う。この工程では、図5のように、さらに前記作動側型51を下降させることにより、前記第一カム53の上側傾斜面56bと第一後部被押圧面25とを接触させて第一切断刃20を再び前進させるとともに、第二カム63の凹面68と第二後部被押圧面35を接触させて第二切断刃30を後退させる。それによって、前記モール80は装飾部81がモール受け部38で位置固定され、第一切断刃20及び第二切断刃30が脚部83を挟んだ状態でモール80の幅方向(脚部83の厚み方向)に沿って第二切断刃30側へ移動することになるため、前記両切断刃の刃先27a,37aで挟まれたモールの脚部83部分が引き千切られるようにして切断され、その切断された脚部83aが装飾部81側から分離し、両切断刃20,30間の隙間を下降する。なお、この例では、前記第一カム53の上側傾斜面56bと第二カム63の凹面68は、第一切断刃20及び第二切断刃30を第二切断刃30側へ同一速度で同一距離だけ移動させるように傾斜角度等が定められている。
【0027】
その後、前記作動側型51を上昇させ、それによって再び第一及び第二切断刃20,30が後退して刃先27a,37a間が開く。次いで、この実施例では、前記正寸切断刃70がシリンダ装置75の作動によって下降し、前記モール受け部38で支持されているモール80を、前記脚部切断部位における長さ方向中間位置で垂直に二分し、前記脚部切断後の端末を有する所要長のモールを形成する。この後、正寸切断刃70が上昇し、再びモール80が前進して前記と同様にモールの脚部配置工程、両切断刃対向前進工程、両切断刃同一方向スライド工程が繰り返される。
【0028】
なお、前記第一カム53及び第二カム63の移動方向は、第一及び第二切断刃20,30の移動方向と直交する方向であればよいため、前記実施例のように上下方向のみに限られず、水平方向であってもよい。また、モールの脚部80を切断後、その切断部位でモール80を垂直に二分する場合に限られず、垂直に二分しないものであってもよい。また、前記第一切断刃20と第二切断刃30等の位置を入れ替えて、第一切断刃20及び第二切断刃30の移動時の向きを前記実施例とは逆になるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明によれば、モールの脚部両側から切断刃が脚部を挟むようにして脚部内に食い込み、その状態で両切断刃を一方の切断刃側へ移動させるため、両切断刃で挟まれた部分を確実に切断し、装飾部側から分離させることができる。そのため、従来のような切断不良を生じず、切断後の脚部を装飾部側から分離させるための払い出し装置等、余分な装置及び工程が不要となり、コストの削減、装置のメンテナンス性向上、及び作業の簡略化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における切断装置の縦断面図である。
【図2】 図1の2−2位置における拡大断面図である。
【図3】 両切断刃の対向前進途中を示す断面図である。
【図4】 両切断刃の対向前進終了時を示す断面図である。
【図5】 両切断刃同一方向スライド時を示す断面図である。
【図6】 脚部切断前のモールの斜視図である。
【図7】 脚部切断後のモールの端末部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 切断装置
11 切断刃側型
12 基台
20 第一切断刃
25 第一後部被押圧面
27a 刃先
30 第二切断刃
35 第二後部被押圧面
37a 刃先
51 作動側型
53 第一カム
56 凸面
63 第二カム
67 凸面
68 凹面
80 モール
81 装飾部
83 脚部

Claims (1)

  1. 第一切断刃(20)及び第二切断刃(30)が、互いの刃先(27a,37a)を対向させてほぼ水平方向へ前進後退可能に基台(12)上に設けられ、前記第一切断刃(20)及び第二切断刃(30)の上方には、モールの脚部(83)両側で該モールの装飾部(81)裏面を支持し脚部(83)を両刃先(27a,37a)間に垂下させるモール受け部(38)が設けられた切断刃側型(11)と、
    前記第一切断刃(20)の第一後部被押圧面(25)と接触する第一接触面(55)の形成された第一カム(53)と、前記第二切断刃(30)の第二後部被押圧面(35)と接触する第二接触面(65)の形成された第二カム(63)とを備え、前記第一及び第二切断刃(20,30)の移動方向とは直交する方向へ前記第一及び第二カム(53,63)と共に移動可能とされた作動側型(51)とで構成され、
    前記作動側型(51)の移動にしたがい第一及び第二接触面(55,65)の形状に応じて第一及び第二切断刃(20,30)が押されて移動し、前記モールの脚部(83)を挟んで切断する装置において、
    前記第一接触面(55)には第二カム(63)側への突出量が作動側型(51)の一移動方向に沿って増大する凸面(56)を設け、前記第二接触面(65)には第一カム(53)側への突出量が前記作動側型(51)の一移動方向に沿って増大する凸面(67)と該凸面(67)に続いて前記突出量が減少する凹面(68)を設け、
    前記作動側型(51)の一方向への移動時、まず前記第一及び第二切断刃(20,30)が第一及び第二接触面の凸面(56,67)により押されて互いに前進して近接し、
    さらなる作動型(51)の移動にしたがい、前記第一及び第二切断刃の刃先(27a,37a)が互いに近接した状態で、前記第一接触面(55)の凸面(56)及び第二接触面(65)の凹面(68)により第一切断刃(20)及び第二切断刃(30)が共に第二切断刃(30)側へ移動するようにされたことを特徴とするモール脚部の切断装置。
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