JPS62148029A - トリミング金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ９発明の目的 （１１産業上の利用分野 本発明は、金属薄板を協働してトリミングするためのト
リミング刃をそれぞれ有する上、下金型と、トリミング
に応じて切除されるスクラップを協働して切断すべく前
記両トリミング刃と角度をなす切刃を有して上、下金型
に付設される上、下スクラップカッタとを備えるトリミ
ング金型装置に関する。

（２）従来の技術 従来、かかるトリミング金型装置では、上スクラップカ
ッタの上切刃を上金型のトリミング刃にほぼ直角に連設
するとともに下方に突出させ、下スクラップカッタを下
金型のトリミング刃よりも下方に位置させている。

（３）発明が解決しようとする問題点 上記従来のものの作用を、上金型および上スクラップカ
ッタを省略した第９図ｔａ＋〜（Ｃ１で説明すると、先
ず上金型の降下に応じて薄板鋼板１のスクラップとなる
べき部分１ａは、第９図ｔａ＋で示すように上スクラッ
プカンタで押圧されるとともに、上スクラップカッタに
対応する部分をトリミングされる。この際、下スクラッ
プカッタ８′に対応する部分で薄板鋼板ｌには、破断部
１５が生じ、上金型の降下に応してその破断部１５は第
９図（ｂｌで示すようにさらに大きくなる。しかる後、
第９図で（Ｃ１で示すように破断部１５が上金型のトリ
ミング刃と、下金型２′のトリミング刃とでトリミング
される。

このような従来のトリミングによれば、破断部１５にば
りが生し、そのばりをトリミングすることにより切粉１
６が発生する。この切粉１６は、上金型および下金型２
′上に残ってしまうばかりか、製品面上に飛散し、ピア
シングなどの次工程で、表面傷が発生する原因となる。

また、上金型および下金型２′は、一定回数の作動後に
洗浄されるが、その際、切粉１６が摺動部分に侵入した
り、上金型および下金型２′に付着したりするので、除
去作業が面倒であった。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、切
粉の発生を回避してスクラップを切断するようにしたト
リミング金型装置を提供することを目的とする。

Ｂ０発明の構成 ｆｌｌ　　問題点を解決するための手段本発明によれば
、上金型のトリミング刃には、両スクラップ力フタに対
応する部分を他の部分に先んじてトリミングすべく両ス
クラップカッタに対応する部分で下方に突出した突出刃
部が設けられ、上金型には両スクラップカッタによる切
断方向に沿う突き切り刃が前記吐出刃部の最先端に連接
して設けられるとともに下スクラップカッタを収容し得
る収容凹部が設けられ、下スクラップカッタおよび下金
型間には、上金型のトリミング刃および突き切り刃を収
容し得る空隙が設けられる。

（２）作　用 突出刃部により、スクラップカッタに対応する部分から
先ずトリミングが開始されるとともに、突き切り刃でス
クラップとなるべき部分が突き切られ、しかる後に両ス
クラップカッタによる切断が行なわれる。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１図および第２図において、金属薄板としての
薄板鋼板１を協働してトリミングするために、固定の下
金型２と、図示しない駆動手段により昇降駆動される上
金型３とが配設される。下金型２の上端外周縁には、薄
板鋼板ｌをトリミングすべきラインに沿って下トリミン
グ刃４が設けられる。一方、上金型３の下端内周縁には
、下トリミング刃４に対応する上トリミング刃５が設け
られる。

上金型３には、薄板鋼板１を下金型２上に押付けて位置
決め固定するためのパッド６が、上下に相対移動自在に
して支承されており、このパッド６は上金型３との間に
介装した図示しないばねにより下方に向けて付勢される
。したがって、上金型３が降下していない状態では、パ
ッド６が上金型３から下方に向けて突出している。

薄板鋼板１のスクラップとなるべき部分１ａを切断する
ために、上金型３には上スクラップカッタ７が付設され
、下金型２には下スクラップカッタ８が付設される。し
かも両スクラップカッタ７゜８に対応する部分で上トリ
ミング刃５には、下方に突出した突出刃部５ａが設けら
れる。

上金型３には、両スクラップカフタフ、８による切断方
向に沿う突き切り刃９が突出刃部５ａの最先端に連接し
て設けられる。すなわち、突き切り刃９は両スクラップ
カフタフ、８の切刃１Ｏ９１１による切断ラインを含む
平面内で両スクラップカッタ７．８側に向かうにつれて
上方となるように傾斜して上金型３に設けられる。

上金型３には、下限まで降下したときに下スクラップカ
ッタ８を収容するための収容凹部１２が設けられる。ま
た下スクラップカッタ８は、下金型２との間に上トリミ
ング刃５を収容し得る空隙１３を形成するようにして下
金型２の側方に配設される。

次にこの実施例の作用について説明すると、薄板鋼板１
のトリミングにあたっては、薄板鋼板ｌを下金型２に載
置した後、上金型３を降下させる。

この際、パッド６が先ず薄板鋼板ｌに当接し、上金型３
の降下に応じてばね力を強くして、パッド６が薄板鋼板
１を下金型２に押付け、薄板鋼板１が位置決め固定され
る。

次いで、上トリミング刃５の突出刃部５ａが、第３図お
よび第４図で示すように薄板鋼板１に食い込み、両スク
ラップカッタ７．８に対応する部分でのトリミングが開
始されるとともに、突き切り刃９により突き切りが開始
される。

上金型３がさらに降下すると、第５図および第６図で示
すように、薄板鋼板１のスクラップとなるべき部分１ａ
は、突出刃部５ａでトリミングされた部分が下方に押下
げられるとともに突き切り刃９により突き切られる。し
たがって、突出刃部５ａによりトリミングされた部分の
両端に無理な剪断力が加わることはなく、破断部は生じ
ない。

上金型３のさらなる降下により、スクラップとなるべき
部分１ａは、第７図および第８図で示すように、両トリ
ミング刃４．５で切除され、両スクラップカッタ７．８
の切刃９，１０で切断される。

Ｃ０発明の効果 以上のように、本発明によれば、上金型のトリミング刃
には、両スクラソプ力フタに対応する部分を他の部分に
先んじてトリミングすべく両スクラップカッタに対応す
る部分で下方に突出した突出刃部が設けられ、上金型に
は両スクラソプ力フタによる切断方向に沿う突き切り刃
が前記突出刃部の最先端に連接して設けられるとともに
下スクラップカッタを収容し得る収容凹部が設けられ、
下スクラップカッタおよび下金型間には、上金型のトリ
ミング刃および突き切り刃を収容し得る空隙が設けられ
るので、スクラップとなるべき部分が両スクラソプ力フ
タに対応する部分からトリミングされるとともに突き切
り刃で突き切られ、その後両スクラノプ力フタで切断さ
れる。したがって、破断部を生じることなくスクラップ
の切断が行なわれ、切粉が生じることを防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図は本発明の一実施例を示すものであり、
第１図は突出刃部の食い込み直前を示す要部縦断側面図
、第２図は第１図の■−■線断面図、第３回は食い込み
開始時の第１図に対応した縦断側面図、第４図は第３図
のＩＶ−ｒＶ線断面図、第５図は突き切り時の第１図に
対応した縦断側面図、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線断
面図、第７図はスクラップ切断時の第１図に対応した縦
断側面図、第８図は第７図の■−■線断面図、第９図は
従来の作動状態を順次示すための斜視図である。 ｌ・・・金属薄板としての薄板鋼板、２・・・下金型、
３・・・上金型、４，５・・・トリミング刃、５ａ・・
・突出刃部、７・・・上スクラップカッタ、８・・・下
スクラップカッタ、９・・・突き切り刃、１０，１１・
・・切刃、１２・・・収容凹部、１３・・・空隙 時　許　出　願　人　本田技研工業株式会社第１図 Ｉｉ 第３図 第２図 第４図 第５図 ■ｉ 第７図 □Ｌ− 第６図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属薄板を協働してトリミングするためのトリミング刃
   をそれぞれ有する上、下金型と、トリミングに応じて切
   除されるスクラップを協働して切断すべく前記両トリミ
   ング刃と角度をなす切刃を有して上、下金型に付設され
   る上、下スクラップカッタとを備えるトリミング金型装
   置において、上金型のトリミング刃には、両スクラップ
   カッタに対応する部分を他の部分に先んじてトリミング
   すべく両スクラップカッタに対応する部分で下方に突出
   した突出刃部が設けられ、上金型には両スクラップカッ
   タによる切断方向に沿う突き切り刃が前記吐出刃部の最
   先端に連接して設けられるとともに下スクラップカッタ
   を収容し得る収容凹部が設けられ、下スクラップカッタ
   および下金型間には、上金型のトリミング刃および突き
   切り刃を収容し得る空隙が設けられることを特徴とする
   トリミング金型装置。