JPS63195041A - 電動格納型ドアミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のドアに取付けられ運転席からの遠隔操
作によって自動的にドア表面に沿って格納される電動格
納型ドアミラーに関する。

〔従来の技術〕

自動車のドアに取付けられ車体の側部後方視界をｍ俣子
ヌ、ト０了タラ−＆＋−害仝、■鮭の堺饋忽九ちミラー
の角度！ｌｌｅを運転席においても自由に行なえるよう
にした所謂リモートコントロールフェンダ−ミラーが種
々提案されている。また、この種のドアミラーは車体側
方に著しく突出して設けられているため、ミラーハウジ
ングに人、構造物等が衝突した際、その衝撃を緩和し、
衝突したものが損傷したりドアミラー自体が破損するの
金防止するため、可倒自在に設けられ、不使用時にはド
ア表面に沿って格納し得るように構成されている。

このうち特にミラーと同様に運転席における遠隔操作に
より格納し得るようにした電動格納型ドアミラーとして
は通常第６図に示す如く構成されたものがよく知られて
いる。すなわち、１は車体のドア（図示せず）に固定さ
れたベース、２はベース１に立設されたシャフト３に前
後方向に可倒自在に配設されたミラーハウジング、４は
ミラーハウジング２の開口部５に無方向、換言すれば上
下、左右方向に傾動自在に配設されたミラー、６はミラ
ーハウジング２の下面に凹設された嵌合凹部７に通常嵌
合することにより該ハウジング２をセツト位置に係止す
る突起、８はミラーハウジング２内に配設されたミラー
格納用駆動モータ、９は駆動モータ８の出力軸１０に取
付けられたウオーム１１と噛合するウオームホイール１
２および６段程度のスパーギヤ（図示せず）を内蔵する
減速歯車機構で、この減速歯車機構９によって減速され
た出力軸１０の回転が歯車１３に伝達されるように構成
されている。また、歯車１３は前記シャフト３に嵌合固
定された伝達ギヤ１４と噛合し、モータ８の駆動による
格納時および過負荷がミラーハウジング２に作用した時
、伝達ギヤ１４の周シを公転する。したがって、ミラー
ハウジング２はシャフト３を回動中心として回動し、車
体の前後方向に傾動する。この時、突起６は嵌合凹部Ｔ
から抜は出し、ミラーハウジング２をスプリング１６に
抗して押し上げる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来のこの種のドアミラーはいずれもミラー
ハウジング２を車体後方に開放する横長箱形に形成し、
その内部にシャフト３を挿入し、該シャフト３の上方近
傍位置にミラー格納用駆動モータ８および減速歯車機構
９を配置しているだめ、ミラーハウジング２の格納機溝
部分の高さが高く、大型化するという問題があった。ま
た、近年空力特性および車体デザインの多様化に伴いミ
ラーハウジング２をドアから離して設け、その間に該ハ
ウジングの軸承部を、高さを低くして設けるようにした
デザインのドアミラーが要求されるに至っているが、上
述の如き従来構造では、このような要求に十分対応し得
ないものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る電動格納型ドアミラーは上述したような問
題点を解決すべくなされたもので、ミラーハウジングの
一側面に取付部を一体に突設し、この取付部をペースに
設けたシャフトによって回動自在に軸支し、ミラーハウ
ジング内に配設したミラー格納用駆動モータの回転を前
記シャフト部に設けた伝達ギヤに伝達することによりミ
ラーハウジングを前後方向に傾動させるようにしたもの
である。

〔作用〕

本発明においてはミラーハウジングの一側面にシャフト
によって軸支される取付部を一体に設け、ミラー格納用
駆動モータをミラーハウジング内に配置しているので、
軸承部分の高さを低くすることができ、空力Ｗ性、車体
デザインの多様化等の要求に対応し得る。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係る電動格納型ドアミラーの一実施例
を示す要部の破断正面図、第２図は要部横断面図、第３
図は同ミラーの正面図、第４図は伝達ギヤの要部断面図
、第５図は同ギヤの斜視図でらる。なお、図中第６図に
示した従来のドアミラーと同一構成部品に対しては同一
符号を以って示し、その説明を省略する。これらの図に
おいて、ミラーハウジング２の車体２０側側面の下部に
は、下面が開放する箱形の取付部２１が一体に突設され
ておシ、この取付部２１の内部にシャフト３が下方より
挿入されている。また、前記ミラーハウジング２の内部
にはブラケット２２が配設固定されておシ、このブラケ
ット２２にはミラー４を無方向に傾動させる。例えば特
公昭６１−２５３３号公報等に示される周知のミラー駆
動装置２３と、ミラー格納用駆動モータ８および減速歯
車機構９等が配設されている。前記ブラケット２２の一
端部２２ｍは前記取付部２１内に挿入されて、前記シャ
フト３が貫通する貫通孔２４と、該ブラケット２２を下
方に付勢するスプリング１６の下端部を収納する筒状盲
孔２５を有している。この盲孔２５は前記一端部２２１
の表面側に前記貫通孔２４と同軸形成されている。一方
、前記一端部２２＆の下面には前記貫通孔２４の下端側
開口部を堆シ囲むリング状突部２７が一体に突設されて
お広この突部２７の外周に、該一端部２２ｍの下面とペ
ース１の上面との間に介在される伝達ギヤ１４が回転自
在に嵌合され、ギヤ１３と噛合している。

前記伝達ギヤ１４は第４図および第５図に示すように前
記突部２Ｔに嵌合する中央孔２８と、この孔２８の周囲
で該ギヤ１４の表裏面にそれぞれ同一円周上に突設され
た複数個、例えば６つの嵌合突起２９．３０を備えてい
る。嵌合突起２９゜３０はそれぞれ断面形状が台形で、
その高さり。

Ｈが異なシ（Ｈ＞ｈ）　、これらの突起２９．３０に対
応して前記ブラケット２２の一端部２２＆下面およびベ
ース１の上面に嵌合凹部３１．３２がそれぞれ形成され
、これらによってクラッチ機構を構成している。

なお、３３はミラーハウジング２の回動角を検出するリ
ミットスイッチ、３４はミラー格納用駆動ミラー８およ
びミラー駆動装置２３を電源に接続するコード、３５は
スプリング１６の上端を係止するワッシャ、３６は１１
輪である。

次に、このような構成からなる電動格納型ドアミラーの
動作について説明する。

先ず駆動モータ８によりドアミラーを格納する場合、該
モータ８を駆動すると、その出力軸１０の回転は、ウオ
ーム１１およびウオームホイール（図示せず）を介して
減速歯車機構９に伝達されることによシ減速され、最終
的にギヤ１３を経て伝達ギヤ１４に伝達される。この時
、伝達ギヤ１４は、クラッチ機構を構成する嵌合突起２
９　、３０および嵌合凹部３１，３２との嵌合によ逆回
転を阻止されているため、ギヤ１３は伝達ギヤ１４の周
シを公転し、この時の回転力でミラーハウジング２を傾
倒させようとする。すると、突出高さＨｌｈの相違によ
り結合力の小さい上側の嵌合突起２９が嵌合凹部３１か
ら抜は出すことでミラーハウジング２をスプリング１６
に抗して押し上げ回動可能な状態にする。この結果、ミ
ラーハウジング２は前記ギヤ１３の回転力によって第２
図時計方向に回動され、２点ａｍで示すように車体２０
に沿って格納される。

この格納途中において何らかの原因で過負荷が加わった
場合（例えば電動格納途中にて手で制止した時等）、前
記回転力によシ嵌合突起２９　、３０が共に嵌合凹部３
１，３２から抜は出し、伝達ギヤ１４をベース１および
ミラーハウジング２に対して回転自在にする。したがっ
て、モータ８は伝達ギヤ１４を回転させ、該モータの過
熱、焼付き笠を防止し得る。

格納状態からミラーハウジング２を使用状態にセットす
る場合は、モータ８が格納時とは逆方向に回転し、その
回転がギヤ１３に減速伝達され、該ギヤ１３が伝達ギヤ
１４の周りを格納時とは逆の方向に公頓することで可能
とされる。この場合も、嵌合突起２９が嵌合凹部３１か
ら抜は出し、ミラーハウジング２を回動可能にする。−
万、嵌合突起３０は格納時と同様、嵌合凹部３２から抜
は出さず、伝達ギヤ１４をベース１に対して固定状態に
維持する。

次に、手動操作にてミラーハウジング２を格納する場合
、該ハウジング２に第２図矢印入方向の外力Ｆを作用さ
せる。すると、ミラーハウジング２はシャフト３を中心
として第２図時計方向に回動しようとするため、ギヤ１
３と伝達ギヤ１４との間に回転トルクが生じる。この時
、ギヤ１３側は減速歯車機構９によ逆回転不能な状態に
保持されるため、嵌合突起２９と嵌合凹部３１との嵌合
状態を維持する。一方、伝達ギヤ１４も嵌合突起３０と
嵌合凹部３２との嵌合により回転を阻止されてはいるが
、この嵌合は外力Ｆが前記嵌合突起３０と嵌合凹部３２
との結合力以上になると外れ、ミラーハウジング２をス
プリング１６に抗して押し上げる。この結果、伝達ギヤ
１４はベース１に対してフリーとなシ、ギヤ１３は伝達
ギヤ１４を回転させながら該ギヤ１４の周シを公転し、
ミラーハウジング２を傾倒させる。したがって、この場
合も、ミラーハウジング２を過負荷から保護し、駆動モ
ータ８．減速歯車機＃１ｔ９等の破損を防止する。

上記構成からなる電動格納型ドアミラーにおいては、ミ
ラーハウジング２の本体内にミラー格納用駆動モータ８
および減速歯車機構９ｔ−収納配置し、該ハウジングｉ
の一側に突設した取付部２１をシャフト３で軸支するよ
うに構成したので、該取付部２１の高さＨｏを十分小さ
くでき、また該取付部２１を設けることで、ミラーノ）
ウジング２を車体２０から離して設けることができ、空
力特性、車体デザイン等の要請に対処し得るドアミラー
を提供することが可能である。また、シャフト３の上方
に駆動モータ８および減速歯車機構９が存在しないため
、ミラ−ハウジング２自体の高さも小さくでき、コンパ
クト化が可能である。

なお、上記実施例はミラーハウジング２をセット位置か
ら傾倒（格納）位置を制御する方法として、リミットス
イッチ３３をベース１に設け、ブラケット２２（又はミ
ラーハウジング２）を利用して該スイッチ３３をＯＮ、
ＯＦＦ’　−ｇせる構成とし、駆動モータａを正逆回転
させるようにしたが、これに限らずブラケット２２に設
けてもよいことは勿論である。また、スイッチ３３が１
つのためセット位置から格納位置への制御しかできない
が、スイッチ３３を２個設ければ格納位置からセット位
置への制御も可能である。

さらに、本発明は上記構成に何ら特定葛れるものではな
く、減速−車機構９としてノーーモニツクドライブギャ
を用いたり、クラッチ機構として鋼球を用いるなど、種
々の変更が可能でろる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る電動格納型ドアミラー
においては、ミラーハウジングの一側面にシャフトによ
って軸支される取付部を一体に設け、このシャフト部に
配設した伝達ギヤに、ミラーハウジング内に配設した駆
動モータの回転を伝達するように構成したので、取付部
を細くすることができ、空気抵抗係数の小さいドアミラ
ーを提出することができる。また、ミラーハウジング自
体の高さも低くすることができ、コンパクトでデザイン
の多様化にも対応し得るなど、その効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電動格納型ドアミラーの一実施例
を示す要部破断正面図、第２図は同ミラーの要部横断面
図、第３図は同ミラーの正面図、第４図は要部拡大断面
図、第５図は伝達ギヤの斜視図、第６図は従来装置の一
例を示す要部断面図でめる。 １・・・・ベース、２・・・・ミラーハウジング、３・
・・・シャフト、４・・・・ミラー、８・・・・ミラー
格納用電動モータ、９・・・・減速歯車機構、１３・・
・・ギヤ、１４・・・・伝達ギヤ、２０・・・・車体、
２１・・・・取付部。 特許出願人　　株式会社小糸製作所 ′代理人　山川政樹（ｆυ４名） 第４図 第６図 特許庁長官殿　　　　　　　　　　　６２．５．８１、
事件の表示 昭和６Ｚ年特　　許願第２ｑ２２５号 ３、補正をする者 事件との関係　　　　特　　　　許出願人名称（氏名）
と１１３．）ａ犬舎と小糸製作所（１ン委　任　状

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミラー格納用駆動モータを収納するミラーハウジングの
   一側面に取付部を一体に突設し、この取付部をベースに
   設けたシヤフトによつて回動自在に軸支し、かつ該シヤ
   フト部に配設した伝達ギヤに前記駆動モータの回転を伝
   達することにより前記ミラーハウジングを車体の前後方
   向に傾動させるようにしたことを特徴とする電動格納型
   ドアミラー。