JPS63190643A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JPS63190643A
JPS63190643A JP62018219A JP1821987A JPS63190643A JP S63190643 A JPS63190643 A JP S63190643A JP 62018219 A JP62018219 A JP 62018219A JP 1821987 A JP1821987 A JP 1821987A JP S63190643 A JPS63190643 A JP S63190643A
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Tomohisa Ohata
知久 大幡
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一雄 土谷
Shinya Kitaguchi
真也 北口
Eiichi Shiraishi
英市 白石
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、排気ガス浄化用゛触媒に関するものである。
詳しく述べると、本発明は、自動車等の内燃機関からの
排気ガス中に含まれる有害成分である炭化水素(HC)
、−酸化炭素<Go)および窒素酸化物<N0x)を同
時に除去する排気ガス浄化用触媒に関するものであり、
特に高温酸化雰囲気のような厳しい条件下で使用されて
も優れた耐久性を有し、かつ上記有害成分に対し、低湿
での高い浄化性能を有する排気ガス浄化用触媒に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、排気ガス浄化用触媒においては、使用量が微岱に
限定された貴金属を有効に使用するため、例えば高表面
積の活性アルミナ等に貴金属を出来るだけ高分散に担持
する努力がなされてきた。しかしながら、貴金属を高分
散に担持した触媒は、初期活性は高いが、高温酸化雰囲
気のような厳しい条件に曝されると、貴金属の粒子成長
や貴金属と担体物質との反応が起こりやすく、貴金属が
高分散に担持されているが故に、却って活性劣化が大き
いという問題があった。
ジルコニアは、本分野においては、触媒の比表面積等の
物性の安定を目的として使用されることが多いが、貴金
属の担持基材として使用した例としては、特公昭57−
29215号および特開昭57−153737Mにおい
て、アルミナおよびジルコニアを含有する被覆層を担体
に形成せしめた後に、貴金属を担持する方法が提案され
ている。
しかし、これらの方法では、大部分の貴金属が実質的に
はアルミナに高分散されるため、上記と同様な原因によ
る活性劣化が起こる。
米国特許第4233189号では、ジルコニアの被覆層
を担体に形成せしめた後に、ジルコニアに対して低い担
持率のロジウムを担持する触媒が開示されているが、本
発明に開示する貴金属を高い担持率で担持した少量のジ
ルコニアを他の多聞の耐火性無機酸化物に分散させた触
媒と比較して、触媒の耐久性能が大幅に劣るものであっ
た。
「問題点を解決するための手段J 本発明者らは、鋭意研究の結果、使用mが微量に限定さ
れた貴金属は、多聞の高表面積の耐火性態Ia酸化物に
低い担持率で担持し、出来るだけ貴金属の分散度を高め
るべきとする従来の知見とは全く逆に、貴金属を物性を
特定された少伍のジルコニアに高い担持率で担持した貴
台ぷ含有ジルコニアを、その平均粒径0.5〜20μの
比較的大きい凝集粒子に調整し、これを触媒コーティン
グ層に分散させることにより触媒の耐久性能が飛躍的に
向上することを見出し、本発明を完成するに至ったので
ある。
さらに本発明者らは、白金および/またはパラジウムと
ロジウムを共に本発明に開示する高い担持率で耐火性無
機酸化物上に共存させると、白金および/またはパラジ
ウムとロジウムの相互作用によって各々の貴金属が不活
性な状態へ化学変化することが抑制されることも見出し
た。
このことも、排気ガス浄化用触媒においては、白金、パ
ラジウム、ロジウムが密接に存在すると、合金化するな
どして活性が失われるという従来の知見からは全く予見
しえなかったことである。
[発明の構成] 本発明の構成を以下に詳細に説明する。
まず、貴金属のジルコニアへの高い担持率の範囲は、白
金および/またはパラジウムについては5〜30重量%
、好ましくは10〜20市m%、ロジウムについては1
〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。白金
および/またはパラジウムが5重足%未満、またはロジ
ウムが1重間%未満では通常の高分散の状態に近くなり
活性劣化が大きくなる。また、白金および/またはパラ
ジウムが30重M%を超えたり、ロジウムが20虫聞%
を超える場合は、反応に有効に寄与する負金属の活性点
が増加せず、むしろ初期から少なくなるため、触媒の初
期性能が低く、また本発明の担持率の範囲にある場合に
は見られない貴金属の粒子成長が起こり、粒子が巨大化
して触媒の活性は大幅に低下してしまう。
また、白金および/またはパラジウムとロジウムを共に
高い担持率で担持することにより更に耐久性能が向上す
る。これは各々の貴金属の相互作用によって、例えば、
ロジウムが還元され難い酸化ロジウムを形成するといっ
た、不活性な状態への不可逆的な化学変化が抑制される
ためと考えられる。そして、本発明の担持率の範囲では
、驚くべきことに白金、パラジウム、ロジウムの合金化
による失活は見られなかった。
次に、貴金属が高い担持率で担持されたジルコニアを0
.5〜20μの比較的大きい平均粒子径をもつ凝集粒子
に調整された形で、他の多量の耐火性無機酸化物に分散
させることが本発明の特徴である。この範囲の平均粒子
径とすることによって、排気ガス浄化反応の効率を阻害
することなく、貴金属と耐火性無機酸化物との相互作用
や反応を緩和することが出来る。
本発明に使用されるジルコニアは、少なくとも10rr
L2/り、好ましくは60〜7007727gの比表面
積を有し、かつ2000Å以下、好ましくは500Å以
下の平均−次粒子径を有するものが好適である。
上記物性を有するジルコニアは、市販のものを使用して
も良く、またジルコニウム塩の水溶液をアンモニア等で
中和し、水洗後、乾燥、焼成する方法等によっても調製
されうるちのである。さらに、10重量%以下のイツト
リウムまたはカルシウム等のアルカリ土類金属によって
安定化されたジルコニアも使用可能である。
こうしたジルコニアは、高い担持率で貴金属を担持した
際、良好な担持状態を与える。貴金属の担持は、貴金属
溶液をジルコニアと混合後、乾燥し焼成、必要により還
元して行なわれるが、この操作においては、複数の貴金
属溶液の混合溶液を用いてもよいし、または貴金属溶液
を一梯類ずつジルコニアと混合し乾燥する操作を繰り返
しても良い。この際ジルコニアは凝集粒子として粒径が
大きくなるのでこれをミル等で粉砕して平均粒子径を0
.5〜20μとする。
このようにして得られる粒子径を調整された代金属含有
ジルコニアを含むスラリーを一体構造を有するハニカム
担体にウォッシュコートし、乾燥し、必要により焼成し
て完li触媒を得る。
本発明に使用されるセリウム酸化物源としては、触媒中
で二酸化セリウム(ceO2)として存在しうるちので
あれば、出発物質は特に限定されない。例えば市販のC
eO2、炭酸セリウム、水酸化セリウム等が使用可能で
ある。また、セリウム塩の溶液例えば硝酸セリウム溶液
を耐火性無機酸化物に含浸担持してもよい。しかしなが
ら、水不溶性のセリウム化合物に水溶性アルミニウム化
合物およびアルミナ水和物よりなる群から選ばれた少な
くとも1種のものを含浸し、焼成して得られるアルミナ
変性セリウム酸化物をセリアとして使用することにより
、本発明による触媒は一層すぐれた性能を示す。
水不溶性セリウム化合物としては、酸化セリウム、水酸
化セリウム、炭酸セリウム等が挙げられ、特に炭酸セリ
ウムが好ましい。この水不溶性セリウム化合物は微粉末
状で使用され、その粒径は0.1〜100μである。ま
た、水溶性アルミニウム化合物および/またはアルミナ
水和物としては、FiJ酸アルミニウム、塩化アルミニ
ウム、硫酸アルミニラム、ジブサイト、バイヤライト、
ベーマイト、アルミナゲル、アルミナゾル等が挙げられ
、特に硝酸アルミニウムが好ましい。
かかる水不溶性セリウム化合物と水溶性アルミニウム化
合物および/またはアルミナ水和物の使用割合はとくに
限定はされず、有効にアルミナ変性されたセリウム酸化
物がえられるが、好適にはセリウムとアルミニウムの原
子比で、Ce/Al−1〜20、とくに好ましくはCe
/Al!=2〜10である。水不溶性セリ、ラム化合物
に水溶性アルミニウム化合物および/またはアルミナ水
和物を含浸漬は、通常100〜300℃で乾燥し、空気
中300〜700℃で焼成して、アルミナ変性セリウム
酸化物がえられる。
このようにしてえられる粒子径を調整された員金腐含有
ジルコニアおよびセリウム酸化物を含有するスラリーを
一体構造を有するハニカム担体にウォッシュコートし、
乾燥し必要により焼成して完成触媒とする。
一体構造を有するハニカム担体とは、コージェライト、
ムライト、α−アルミナ等のセラミック担体およびステ
ンレスまたはFe−Cr−△!合金等の酸化抵抗性の耐
熱金属を用いたメタルモノリス担体のことをいう。
本発明に使用される貴台腐源としては、塩化白金酸、ジ
ニトロジアンミン白金、塩化パラジウム、硝酸パラジウ
ム、塩化ロジウム、硝酸ロジウム、Ia酸ロジウム等が
好ましい。
本発明に使用される耐火性無機酸化物としては、アルミ
ナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、マグネシアなどが
挙げられるが、アルミナ特に活性アルミナの使用が好ま
しい。アルミナの結晶形としては、γ、δ、θ、α、χ
、に、ηのいずれの形でも使用可能である。また、カル
シウム、バリウム等のアルカリ土類元素、ランタン、セ
リウム等の希土類元素、さらにクロム、マンガン、鉄、
コバルト、ニッケル、ジルコニウムなどの金属元素のう
ちの少なくとも一種を酸化物の形で0.1〜30重量%
担持された活性アルミナも使用可能である。
以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではないことは
言うまでもない。
実施例 1 市販コージェライト質モノリス担体(日本碍子株式会社
製)を用いて触媒を調製した。用いられたモノリス担体
は、横断面が1インチ平方当り約400個のガス流通セ
ルを有する外径33mφ、長さ76 tax Lの円柱
状のもので、約65dの体積を有した。
白金(Pt)1.5aを含有するジニトロジアンミン白
金の硝酸水溶液と、ロジウム(Rh)0.39を含有す
る硝酸ロジウム水溶液の混合溶液と、比表面g160T
rL 7g、平均粒径200人を有するジルコニア(第
−稀元素化学製)7.!Mを混合し、120℃で一晩乾
燥した。その後、空気中400℃で2時間焼成して16
.1重量%Ptおよび3.2重量%Rh含有ジルコニア
粉体を調製した。
上記PtおよびRh含有ジルコニア粉体を乳鉢で凝集粒
子の平均粒子径が約20μとなるよう粉砕した後、比表
面積100m  7gの活性アルミナ139gおよび市
販の酸化セリウム粉体(日産希元素株式会社製)75g
と混合し、ボールミルで20時時間式粉砕することによ
ってコーティング用水性スラリーを調製した。
このコーティング用水性スラリーに前記モノリス担体を
浸漬し、取り出した後セル内の過剰スラリーを圧縮空気
でブローして全ての目詰りを除去した。次いで130℃
で3時間乾燥して完成触媒を得た。
コノ触媒+7):]−ティング層をElectron 
ProbeMicro Analysis  (E P
VA)によって3000倍の倍率のPt 、Rhの分布
写真を無作為に30ケ所撮影し分析したところ、ptお
よびRh含有ジルコニアが平均粒子径7μで分散してい
た。
また、この触媒は一個当り、Pt0.06517、Rh
0.013g含有していた。
実施例 2 パラジウム(Pd)1.5(Jを含有する硝酸パラジウ
ム水溶液と、ロジウム0.3 aを含有する硝酸ロジウ
ム水溶液の混合溶液と、実施例1で用いたジルコニア7
.5gを混合し、120℃で一晩乾燥した。その優、空
気中400℃で2時間焼成して、16.1重量%Pdお
よび3.2重み%Rh含有ジルコニア粉体を調製した。
実施例1において、PtおよびRh含有ジルコニア粉体
の代わりに上記PdおよびRh含有ジルコニア粉体を用
いる以外は実施例1と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、PdおよびRh含有ジルコニアが平均粒子径3μで分
散していた。
またこの触媒は、−個当りPd0.065(J、RhO
,013Ω含有していた。
実施例 3 Pt0.9!IIを含有する塩化白金酸水溶液とPd0
.6gを含有する塩化パラジウム水溶液およびRho、
3gを含有する硝酸ロジウム水溶液の混合溶液と、実施
例1で用いたジルコニア7.5gを混合し、120℃で
一晩乾燥した。その後、空気中400℃で2時間焼成し
て9.7重量%Pt、6.5重量%Pdおよび3.2重
fi%Rh含有ジルコニア粉体を調製した。
実施例1において、PtおよびRh含有ジルコニア粉体
の代わりに上記Pt 、PdおよびRh含有ジルコニア
粉体を用いる以外は実施例1と同様な方法で完成触媒を
得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、Pt 、PdおよびRh含有ジルコニアは平均粒子径
13μで分散していた。
この触媒は、−個当りPt O,039(J 、PdO
,026a 、Rh O,013σ含有していた。
実施例 4 ルコニア(第−稀元素化学製)を用いる以外は、実施例
1と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、PtおよびRh含有ジルコニアは平均粒子径2μで分
散していた。
この触媒は、−個当りPt 0.065a 1RhO,
013(]含有していた。
実施例 5 厚さ60μでアルミニウムを5重量%含有するフェライ
トステンレススチールの薄板と、この薄板をピッチ2.
5 mの波形に成形した波板とを交互に重ねて積層し、
外径331m+1φ、長さ76#Iの円柱状の金属製モ
ノリス担体を成形した。この担体は横断面が1インチ平
方当り約475個のガス流通セルを有していた。
実施例1において、コージェライト質モノリス担体の代
わりに上記金属製モノリス担体を用いる以外は実施例1
と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、PtおよびRh含有ジルコニアは平均粒子径6μで分
散していた。
この触媒は、−個当りPt O,0651l1、Rh0
.013(l含有していた。
実施例 6 硝酸セリウム(ce (NO3)3−6H20)25、
2 Qと硝酸鉄(Fe (NO3)3−9H20)10
.1oを純水100(]1.:溶解し、比表面積1゜0
TrL2/gの活性アルミナ127gと混合して、12
0℃で一晩乾燥した。その後、空気中700℃で1時間
焼成してCeO2およびFe2o3含有アルミナ粉体を
得た。
実施例1において、139gの活性アルミナの代わりに
上記CeO2およびFe2O3含有アルミナを用いる以
外は、実施例1と同様にして完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、P【およびRh含有ジルコニアが平均粒子径5μで分
散していた。
また、この触媒は一個当り、Pt0.0651j、Rh
0.013(]含有していた。
実施例 7 硝酸アルミニウム(Aj! (NO3) s ・9 H
20)65、30を溶解した150d水溶液と、炭酸セ
リウム粉末(ce含有吊:CeO2として47重間%)
3190とを充分に混合し、130℃で5時間乾燥した
後、空気中500℃で1時間焼成して、アルミナ変性酸
化セリウ、ム(ce/Aj!=5原子比)を調製した。
実施例1において市販の酸化セリウム粉体の代わりに、
上記で得られたアルミナ変性酸化セリウム75gを用い
る以外は、実施例1と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、Pt含有ジルコニアおよびRh含有ジルコニアがそれ
ぞれ平均粒子径3μで分散していた。
この触媒は、−個当りPt O,065(7、Rh0.
013(l含有していた。
実施例 8 硝酸アルミニウム(Aj!(NO3)3 ・9 H20
)54、4 (Jを溶解した220d水溶液と、炭酸セ
リウム粉末(ce含有ffi:CeO2として47重量
%)426(]とを充分に混合し、130℃で5時間乾
燥した後、空気中500℃で1時間焼成して、アルミナ
変性酸化セリウム(ce/Al−8原子比)を調製した
実施例1において市販の酸化セリウム粉体の代わりに、
上記でえられたアルミナ変性酸化セリウム75gを用い
る以外は、実施例1と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、pt含有ジルコニアおよびRh含有ジルコニアが共に
平均粒子径6μで分散していた。
この触媒は、−個当りPt O,065g、Rh0.0
13(l含有していた。
実施例 9 アルミナゾル(10重量%アルミナ含有)94゜7gと
、炭酸セリウム(ce含ffi二CeO2として47重
邑%)340gと水、100M1とを混合し、130℃
で5時間乾燥した後、空気中500℃で1時間焼成して
、アルミナ変性酸化セリウム(ce/Aj!=5原子比
)を調製した。
実施例1において市販の酸化セリウム粉体の代わりに、
上記でえられたアルミナ変性酸化セリウム75Qを用い
る以外は1.実施例1と同様な方法で完成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、Pt含有ジルコニアおよびRh含有ジルコニアが共に
平均粒子径1μで分散していた。
この触媒は、−個当りPt O,065(] 、Rh0
.013+7含有していた。
比較例 1 実施例1で用いた比表面積100m  /(]の活性ア
ルミナ150りと、市販の酸化セリウム粉体75gをボ
ールミルで20時時間式粉砕することにより、コーティ
ング用水性スラリーを調製した。
このコーティング用水性スラリーを実施例1と同様な方
法でコージェライト質モノリス担体にコーティングした
。この活性アルミナと酸化セリウムをコーティングした
担体を、ジニトロジアンミン白金の硝酸水溶液と硝酸ロ
ジウム水溶液との混合溶液に浸漬し、引き出した後、圧
縮空気で余分な水溶液を除いた後、130℃で3時間乾
燥し、空気中400℃で2時間焼成して完成触媒を得た
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、Pt 、Rh共に0.5μ以上の粒子としては検出さ
れなかった。
この触媒は、−個当りPt O,065g、Rh0.0
13(l含有していた。
比較例 2 実施例1で用いた比表面積60m  /Q、平均粒径2
00人のジルコニア150gと、市販の酸化セリウム粉
体75gをボールミルで20時間湿式粉砕することによ
り、コーティング用水性スラリーを調製した。
このコーティング用水性スラリーを実施例1と同様な方
法でコージェライト質モノリス担体にコーティングした
。このジルコニアと酸化セリウムをコーティングした担
体に比較例1と同様な方法で、PtとRhを担持し、完
成触媒を得た。
この触媒のコーティング層をEPMAで分析したところ
、Pt 、Rh共に0.5μ以上の粒子としては検出さ
れなかった。
この触媒は、−個・当りPt O,065!II 、 
Rh0.013(It金含有ていた。
[発明の効果コ 実施例1から実施例9までの触媒と、比較例1から比較
例2までの触媒の電気炉エージング後における触媒性能
を調べた。
雰囲気で行なった。
エージング後の触媒性能の評価は、市販の電子制御方式
のエンジン(4気ff1l800cc)を使用し、各触
媒を充填したマルチコンバーターを、エンジンの排気系
に連設して行なった。触媒の三元性能は触媒入口ガス温
度450℃、空間速度90゜000hr−1の条件で評
価した。この際、外部発振器より1Hzサイン波型シグ
ナルをエンジンのコントロールユニットに導入して、空
燃比(A/F)を±0.5A/F、1Hzで振動させな
がら平均空燃比を連続的に変化させ、この時の触媒入口
及び出口ガス組成を同時に分析して、平均空燃比がA 
/ F = 15.1から14.1までのGo、HC及
びNOの浄化率を求めた。
上記のようにして求めたCO,HC及びNoの浄化率対
人口空燃比をグラフにプロットして、三元特性曲線を作
成し、Co、No浄化率曲線の交点(クロスオーバーポ
イントと呼ぶ)の浄化率と、その交点のA/Ffill
IにおけるHC浄化率を求めて、触媒の三元性能の評価
基準とした。
また、触媒の低温での浄化性能は、空燃比を±0、5 
A / F、1Hzの条件で振動させながら、平均空燃
比をA/F−14,6に固定してエンジンを運転し、エ
ンジン排気系の触媒コンバーターの前に熱交換器を取り
付けて、触媒入口ガス温度を200℃から、500℃ま
で連続的に変化させた時の触媒入口及び出口ガス組成を
分析して、C01HC及びNOの浄化率を求めることに
より評価した。
上記のようにして求めたC01HC及びNOの浄化率対
触媒入ロガス温度、をグラフにプロットし、浄化率が5
0%を示す触媒入口ガスif!!(T5o)を求めて、
触媒の低温での浄化性能を評価する基準とした。
以上の触媒性能評価方法により得られた結果を第1表に
示す。
次に、実施例1から実施例9までの触媒と、比較例1か
ら比較例2までの触媒のエンジン耐久走行後における触
媒活性を調べた。
市販の電子制御方式のエンジン(8気@ 4400cC
)を使用し、各触媒を充填したマルチコンバーターをエ
ンジンの排気系に連設して耐久テストを行なった。エン
ジンは、定常運転60秒、減速6秒(減速時に燃料がカ
ットされて、触媒は、高温酸化雰囲気の厳しい条件に曝
される)というモード運転で運転し触媒入口ガス温度が
定常運転時800℃となる条件で50R間触媒をエージ
ングした。
エンジン耐久走行後の触媒性能評価は、前記電気炉エー
ジング後の評価と全く同じ方法で行ない、触媒の三元性
能及び、低温での浄化性能を比較した。その結果を第2
表に示す。
第1表および第2表より明らかなように、本発明に開示
する白金、パラジウムおよびロジウムを高い担持率で担
持したジルコニアを0.5〜20μの範囲の平均粒子径
を有する凝集粒子としてコーティング層に分散させた実
施例1から実施例9の触媒は、いずれも貴金属を従来の
担持状態とした比較例1および比較例2の触媒よりも非
常にすぐれた触媒性能を示した。
また、セリウム酸化物としてアルミナ変性セリウム酸化
物を使用した実施例7から実1)InI3の触媒はさら
に高い性能を示した。
以上の結果から、本発明に開示する触媒は、通常のエン
ジン走行条件下はもちろん、高温酸化雰囲気のような厳
しい条件下でも劣化の少ない優れた耐久性をもつ触媒で
あることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)白金および/またはパラジウムを5〜30重量%
    の範囲およびロジウムを1〜2 0重量%の範囲担持せしめてなるジルコニ ア(a)を0.5〜20μの平均粒子径の凝集粒子の形
    で含有し、さらにセリウム酸化物 (b)を含有してなる触媒組成物を一体構造を有するハ
    ニカム担体に被覆担持せしめて なることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。 (2)当該触媒組成物が当該ジルコニア(a)、当該セ
    リウム酸化物(b)、さらに耐火性無機酸化物(c)か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の触
    媒。 (3)当該担体1lあたり、当該ジルコニア(a)を1
    〜20g、当該セリウム酸化物 (c)をCeO_2として1〜150g、さらに当該耐
    火性無機酸化物(c)を50〜200gをそれぞれ担持
    せしめてなることを特 徴とする特許請求の範囲(2)記載の触媒。 (4)用いられるジルコニアが少なくとも10m^2/
    gの比表面積を有し、かつその一次粒子の平均粒径が2
    000Å以下であるこ とを特徴とする特許請求の範囲(1)、(2)または(
    3)記載の触媒。 (5)用いられる耐火性無機酸化物(c)が、活性アル
    ミナであることを特徴とする特許請 求の範囲(2)、(3)または(4)記載の触媒。 (6)当該セリウム酸化物(b)が、水不溶性のセリウ
    ム化合物に水溶性アルミニウム化合 物およびアルミナ水和物よりなる群から 選ばれた少なくとも1種のものを含浸し焼 成して得られるアルミナ変性セリウム酸化 物であることを特徴とする特許請求の範囲 (1)、(2)、(3)、(4)または(5)記載の触
    媒。 (7)当該水不溶性セリウム化合物が、炭酸セリウム、
    酸化セリウムおよび水酸化セリウ ムよりなる群から選ばれたものであり、か つ、当該水溶性アルミニウム化合物が硝酸 アルミニウム、塩化アルミニウムおよび硫 酸アルミニウムよりなる群から選ばれたも のであることを特徴とする特許請求の範囲 (6)記載の触媒。 (8)当該アルミナ変性セリウム酸化物がその組成とし
    てセリウムのアルミニウムに対す る原子比Ce/Alで1〜20であること を特徴とする特許請求の範囲(6)または (7)記載の触媒。
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