JPS6318235B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動入出金装置、窓口入出金機、出納
方用入出金機などの異種の現金取扱い装置を混合
して有する現金取扱いシステムに関する。

（従来の技術） 従来自動入出金装置や窓口入出金機では、各金
種別に現金収納箱を備え、始業時の現金準備、終
業時の現金回収はこれら金種別の現金収納箱ごと
に人手により行なつていた。

そこでこの煩わしい作業を軽減するため、上記
金種別の現金収納箱とは別に各金種の現金を一括
して収納する現金収納箱を備え、始業時にはこの
一括現金収納箱から各金種別現金収納箱へ金種毎
に分配供給して現金を準備し、終業時には各金種
別現金収納箱から一括現金収納箱へ各金種の現金
を一括して回収する入出金装置が開発されるよう
になつてきた。

このような入出金装置の現金取扱いにおいて、
一括現金収納箱内の現金は始業時には出納方にて
装填され、終業時にはまた出納方にて取り出され
る。そして出納方と入出金装置間の運搬時は保安
のため中の現金に手を触れることができないよう
に出納方にて施錠、解錠され、また入出金装置は
前記一括現金収納箱が所定位置に装着されるとそ
の現金出入口の蓋を解錠して開き、反対に前記所
定位置から取外される場合は蓋を閉じて施錠する
構成になつている。

一方出納方では上記の如く一括現金収納箱に現
金を装填する場合また一括現金収納箱から現金を
回収する場合、装填現金や回収現金の数量、金額
を計数しなければならない。出納方ではこの現金
の分類計数を人手によらず機械化することが従来
より進められており、現金の自動分類計数機を使
用して行なわれているのが一般的である。

しかしながら上記のような現金自動分類計数機
を使用して装填現金や回収現金の計数を行なうに
しても、入出金装置の現金収納箱とこの現金自動
分類計数機間で現金の移しかえが必要である。

また最近の金融機関では現金の効率的運用をは
かるため、たとえば業中窓口入出金機の現金収納
箱に貯留された現金を業後自動入出金装置に移し
かえて運用することが提案されている。この場合
窓口入出金機と自動入出金装置の各々の現金収納
箱は形状、構造、寸法などが異なるためやはり現
金の移しかえが必要になる。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来金融機関で運用されている現金
取扱い装置では、取扱い現金の準備時や回収時あ
るいは他装置への流用時に現金収納箱間の現金移
しかえが必要であり、この移しかえ作業が面倒で
手間がかかる欠点があつた。

またこのような現金の移しかえは、保安上及び
現金管理上出納係などの責任をもたせることがで
きる特定の者のみが行ない得るようにするのが一
般的であるが、このような特定の者が現金の移し
かえ作業に時間をとられることは人員の効率的活
用の面から好ましくない。一方現金収納箱の運搬
係にも鍵を持たせ、中の現金を出り出せるように
することも考えられるが、保安対策上鍵の管理を
厳重に行なう必要があるとともに現金の移しかえ
にあたつては現金を渡す側と受取る側とで相互に
枚数・金額などをチエツクして確認し合いこれを
記録に残すなどの作業が必要となり、煩わしい欠
点がある。

この発明は上記のように自動入出金装置、窓口
入出金機及び出納方現金処理機などの異種の現金
取扱い装置相互間で現金の移動を行なう場合、現
金収納箱内の現金の移しかえをなくし、人員の効
率的活用をはかるとともに従来これに関連して必
要とした業務をなくして省力化を進めることを目
的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明は自動入出金装置、窓口入出金機及び
出納方用現金処理機などの複数種の現金取扱い装
置からなる現金取扱いシステムにおいて、前記複
数種の現金取扱い装置に着脱自在に設着され、必
要に応じ装置内の現金を一括して収納する施錠可
能な一括現金収納箱の現金出入口とこの現金出入
口の開閉及び施錠解錠機構を含む一括現金収納箱
と現金取扱い装置間のインターフエース機構部と
を共通の構成とし、前記一括現金収納箱を異種の
現金取扱い装置にも装着可能であるように互換性
をもたせたものである。

（作 用） この発明では、上記の如く一括現金収納箱の現
金出入口及びこの現金出入口の蓋を閉じて施錠し
また解錠して蓋を開く機構が自動入出金装置、窓
口入出金機、出納方用現金処理機などの各種現金
取扱い装置用の一括現金収納庫全てについて共通
の構成となつており、これを受け入れる各種現金
取扱い装置側も一括現金収納箱の施錠解錠及びそ
の現金出入口を介して現金授受などを行なうイン
タフエース部が共通の構成となつているため、例
えば窓口入出金機用一括現金収納箱を自動入出金
装置や出納方用現金処理機に装着して使用するこ
とができる。

このため始業時の場合、出納方用現金処理機に
一括現金収納箱を装着し、この中に始業用の準備
現金を計数して収納させ、出納方用現金処理機か
ら取外すことによりその現金出入口の蓋を閉じて
施錠し、そのまま窓口入出金機や自動入出金機に
運搬して装着するだけで現金の準備が可能とな
る。また終業時には、窓口入出金機や自動入出金
装置の現金を一括現金収納箱に収納した後これら
装置から取外すことにより施錠し、そのまま出納
方現金処理機に運搬して装着するだけで現金の回
収が行なえる。

そして自動入出金装置などの各種現金取扱い装
置は、一括現金収納箱の装着後、夫々の機能や指
示に応じて現金の分配供給、分類計数、収納など
を行なう。

したがつて現金が異種の現金取扱い装置間を移
動する間は一括現金収納箱の現金を移しかえる必
要がなく、現金の準備、回収作業が簡単化され、
現金取扱い業務の省力化が促進される。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示すもので、金融
店舗内の各種現金取扱い装置の配置図である。

１は顧客と行員を区切るカウンターであつて、
特に顧客が腰をおろして、相談などをするため
に、低く構成されたローカウンター２は、顧客が
立つたままで取引を行なうようにしたハイカウン
ターである。３は顧客自身が操作して取引処理を
行う自動取引装置であつてたとえば、現金自動支
払い機、自動預金機、自動入出金機、自動振込機
などの取引において行員は関与しない現金取扱い
装置である。ローカウンター１及びハイカウンタ
ー２の内側には各窓口を担当する窓口担当行員が
操作する機器が配置されるが、特に現金を取り扱
う窓口入出金機４が本実施例では各窓口担当に１
台ずつ計７台配置されている。窓口カウンターの
後方には、現金の出入を管理する担当である出納
方５が操作する機器が配設され、特に現金を取り
扱う出納方用現金処理機６が具備されている。該
出納方用現金処理機６は、前述の各窓口に設置さ
れる窓口入出金機４と同等の性能を有すれば、機
能するものであるが、該営業店で取り扱う現金を
全てここで計数あるいは整理する必要から、処理
容量の大なるものが一般に設置される。即ち設置
スペースの制限及び取扱い現金の量の関係で小型
に構成された窓口入出金機４に比べて、出納方用
現金処理機６は大型、高速現金処理機である。

営業店舗内にはこのように大きくわけて、自動
取引装置３と、窓口用現金処理機４と、出納方用
大型現金処理機６の３種類の現金を処理する機器
が存在する。

これら現金取扱い機にはそれぞれ現金を装填あ
るいは回収するための一括現金収納箱３１，４
１，６１が着脱自在に装着されている。該一括現
金収納箱３１，４１，６１は、後述するように装
着されている現金取扱い装置本体内部に収容され
ている現金の全てを、その中に収納して回収する
ことができ、回収に当つては一括現金収納箱が装
置本体より取りはずされることにより施錠され、
鍵を保有するもの以外は外部より現金をとり出す
ことができない。現金を装填するときは逆に、該
一括現金収納箱が装置本体に装着されることによ
り自動的に錠が解除されかつ蓋が開いて、自由に
内蔵現金の出し入れが可能となる。

なお現金収納箱を施錠可能とし、この現金収納
箱を自動取引装置に装着したり、自動取引装置か
ら取り外したりする動作に応じて現金収納箱の蓋
を施錠、解錠する機構は従来よりよく知られてい
るので、その詳細な説明は省略する。

これら３種の一括現金収納箱３１，４１，６１
はその収容量においてそれが装着される本体装置
の性格上、大小の差がある。即ち、大量に現金を
処理する出納方現金処理機６用の一括現金収納箱
６１は、最も大型に構成され、窓口入出金機４用
の一括現金収納箱４１はたとえば低い構造のロー
カウンター１の内部にも設置されるため、スペー
ス上から特に小型に構成される。又、常に窓口行
員が操作者として存在するため容易に現金の補
充、回収が行なえる点からも小型となつている。
一方、自動取引装置３用一括現金収納箱３１は、
無人にて運用されるのですくなくとも１営業日内
の予想取扱い現金を行員による補充、回収作業を
要することなく処理できるように比較的大型に構
成されている。

第２図は第１図における窓口入出金機の概略構
成図である。

７１は現金の投入及び受取りを行なう入出金
口、７２，７３，７４はそれぞれ万円券、五千円
券、千円券の紙幣を金種別に収納する収納箱、７
５は異常紙幣を収納するリジエクト箱、７６は始
業準備紙幣あるいは正常紙幣を収納する正券収納
箱である。一括収納箱７６及びリジエクト箱７５
は一体となつて一括現金収納箱４１として構成さ
れこの一括現金収納箱４１は図示の場所に装着さ
れることによりその蓋４２を矢印Ａ方向へ引き落
すように移動してその正券収納箱７５に装填され
た紙幣を取り出し可能な状態にする。７７，７８
は搬送される紙幣の真偽判別、金種判別、二重送
り検出等を行なう紙幣鑑別部で特に、紙幣鑑別部
７８は始業現金を金種別の収納庫７２，７３，７
４に分配供給する時にまた反対にこれら収納庫か
ら現金を回収する時に用いる簡易型のものであ
る。７９は装着された一括現金収納箱４１の蓋を
解錠して開ける状態としたり、また一括現金収納
箱４１を取り外す際は蓋を閉めて施錠しない限り
取り出せないようにする機構を含み、一括現金収
納箱４１から現金を繰り出したり、反対に装置本
体側からの現金を収納する現金繰出し・収納機構
と対面するインタフエース部である。

上記一括現金収納箱４１の外観を第５図に示
す。この一括現金収納箱４１はその上部の現金出
入口に蓋４２を備え、この蓋４２には錠４３が設
けられて施錠可能であり、出納方などの現金管理
責任者が所持する鍵で解除することにより矢印Ｂ
方向に蓋４２を引き出して内蔵現金の回収及び始
業準備現金の装填を行なうことができる。特に図
示はしないが、該一括現金収納箱４１を窓口入出
金機４よりはずす場合は、蓋４２を矢印Ｂと逆の
方向に押し込んで一括現金収納箱４１に蓋をし、
これを引き出すことにより窓口入出金機本体より
取り出すことができる。この動作過程において、
蓋４２は自動的に施錠され鍵を保有するもの以外
は、外部より収納現金を取り出すことはできな
い。

第３図は第１図中で示した出納方用現金処理機
６の概略構成を示している。基本的には上記窓口
入出金機と同様の構成となつている。８１は分類
計数すべき現金を投入したり、指定金種、枚数の
現金を放出する入出金口、８２，８３，８４は金
種別に現金を収納する収納箱、８５，８６は一括
現金収納箱６１の中を二つに区切つて形成したリ
ジエクト箱と正券収納箱、８７，８８は紙幣鑑別
機、８９は一括現金収納箱６１とのインタフエー
ス部、６２は一括現金収納箱６１から取り外した
蓋である。

上記構成において、窓口入出金機用の一括現金
収納箱４１及び自動取引装置用の一括現金収納箱
３１は出納方用現金処理機６の一括現金収納箱装
着部に装着可能な構造、形状、寸法及び同一の現
金出入口を有し、かつこれら一括現金収納箱３
１，４１と出納方用現金処理機６の一括現金収納
箱６１とは、これらが装置本体に装着されたとき
蓋が解錠されて引き出し可能となり、また蓋が完
全に閉められると自動的に施錠される構成は全て
共通であり、同一の機構、構造をもつている。

一方自動取引装置３、窓口入出金機４及び出納
方用現金処理機６の各々の一括現金収納箱装着部
は、一括現金収納箱が装着されるとその蓋を自動
的に解錠し、蓋が完全に閉められないうちは一括
現金収納箱の取り出しを不能とするように共通に
構成されており、また一括現金収納箱とのインタ
フエース部も共通に構成されている。そしてこれ
ら一括現金収納箱装着部は、前記インタフエース
部に一括現金収納箱を正しく位置決めするための
案内位置決め手段を持ち、また一括現金収納箱側
にもこの案内位置決め手段と共働するガイド４４
（第５図参照）を有する。

したがつて上記一括現金収納箱たとえば窓口入
出金機用の一括現金収納箱４１を自動取引装置３
１及び出納方用現金処理機６に装着して使用する
こともできるし、また自動取引装置用の一括現金
収納箱３１を出納方用現金処理機６に装着して使
用することもできる。

次に上記構成における始業時、終業時の現金取
扱いについて説明する。

始業時に現金を準備する場合は、第４図に示す
ように窓口入出金機４用の一括現金収納箱４１を
出納方用現金処理機６に装着し、出納方用現金処
理機６に操作釦などの押下により始業現金の準備
を指示する。出納方用現金処理機６はこれにより
金種別の収納箱８２，８３，８４から現金を繰り
出し、紙幣鑑別部７８を介して金種判別、計数な
どを行ない一括現金収納箱４１の正券収納箱７６
に集積する。各金種別に所定の枚数の紙幣が一括
現金収納箱４１に収納されると、出納方用現金処
理機６は出金動作を停止し、その旨を表示器又は
音などで報知する。出納方又は運搬係はこの報知
により出納方用現金処理機６から一括現金収納箱
４１を取り出す。このとき一括現金収納箱４１は
その蓋４２を閉めないと取り出せず、また蓋４２
が完全に閉まると自動的に施錠される構成になつ
ているため、装置外へ取り出したときは蓋４２が
施錠され、中の現金に触れることができないよう
になつている。

こうして始業用現金が装填された一括現金収納
箱４１は運搬係などにより窓口入出金機４に運ば
れ、第２図に示すように装着される。一括現金収
納箱４１が正しい位置に装着されると、その蓋４
２の錠が解除され、蓋４２を引き出すことにより
現金出入口が開いて中の現金は取出し可能とな
る。この後窓口係員が窓口入出金機４に操作釦の
押下により始業準備を指示すると、一括現金収納
箱４１の正券収納箱７６から現金を一枚ずつ繰り
出し、簡易型の紙幣鑑別機７７で金種、枚数の判
別、計数などを行なつて金種別の収納箱７２，７
３，７４に分配集積する。途中鑑別機７７で異常
と判別された現金はそのまま一括現金収納箱４１
のリジエクト箱７５に収納する。正券収納箱７６
の空が検出されると、窓口入出金機４は各金種別
の収納箱７２，７３，７４への始業用現金の分配
収納動作を停止し、現金の装填が完了したことを
表示器、音などにより報知する。

以上のようにして窓口入出金機４の始業時の現
金準備作業は完了するが、終業時の場合は一括現
金収納箱４１が窓口入出金機４から出納方へ運搬
される。

終業時の場合、窓口入出金機４は操作釦の押下
などにより内蔵現金の回収が指示されると、金種
別の収納箱７２，７３，７４に収納されている現
金を順に繰り出し、紙幣鑑別機７８に送つて金
種、枚数の判別、計数を行ない、正常と判別され
た現金を一括現金収納箱４１の正券収納箱７６に
収納し、重なり紙幣など異常と判別された現金は
リジエクト箱７５に収納される。各金種別の収納
箱７２，７３，７４が全て空になると窓口入出金
機４は現金の回収動作を停止し、現金回収が完了
したことを表示、音などにより報知する。この後
運搬係又は窓口係員が一括現金収納箱４１の蓋４
２を閉め、装置本体から取り外す。このとき蓋４
２は施錠されて中の現金に手を触れることができ
ない状態となり、運搬係又は窓口係が出納方まで
運搬する。出納方ではこの一括現金収納箱４１を
出納方用現金処理機６に第４図に示すように装着
し、解錠されたその蓋４２を引き出して現金出入
口を開き該現金処理機６が中の現金を取り出すこ
とができる状態にする。次いで操作釦の押下など
により現金回収を指示すると、出納方用現金処理
機６は一括現金収納箱４１の正券収納箱７６から
現金を繰り出し、紙幣鑑別機８７にて金種、枚数
の判別と計数を行ない、各金種別の収納箱７２，
７３，７４に分配集積する。前記正券収納箱７６
の空が検出されると、出納方用現金処理機６は回
収動作を停止し、表示、音などにより動作完了を
報知する。出納方用現金処理機６はこの回収時の
場合及び前述の現金準備時の場合いずれも計数し
た現金の金種別枚数、金額を表示する。

以上のようにして、窓口入出金機４と出納方用
現金処理機６の間で一括現金収納箱４１により始
業現金又は回収現金を移動するとき、別の一括現
金収納箱に現金を移しかえることなく始業現金の
準備処理や終業時の現金回収処理を行なうことが
できる。

これは自動取引装置３の始業準備及び終業時の
現金回収でも一括現金収納箱が自動取引装置用の
ものを用いるだけで全く同じである。

また自動取引装置３のみが稼動している業後あ
るいは業中でも休止している窓口入出金機４があ
つて現金が不足の自動取引装置がある場合など
は、窓口入出金機４から一括現金収納箱４１を外
して自動取引装置３に装着し、中の現金を効率よ
く使用することもできる。

なおこの実施例では、始業時、終業時を例にし
て説明したが、業中に窓口入出金機４や自動取引
装置３に現金の補充や回収が必要となつた場合も
同様に実施できるものである。

更に現金の管理と一括現金収納箱の移動管理を
厳重に行なうため、一括現金収納箱に識別記号を
付け、装着時に装置本体側でこれを機械的に読取
り、装填現金や回収現金の金額データと共に店舗
内の主制御装置に転送したり、一括現金収納箱の
移動先と移動元間で照合し合つたりすることも可
能である。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明によれば、自
動取引装置や窓口入出金機及び出納方の現金処理
機などの現金取扱い量の異なる種々の現金取扱い
装置の一括現金収納箱と装置本体とのインタフエ
ース部を共通の構成とし、現金取扱い量の小なる
装置の一括現金収納箱を現金取扱い量の大なる装
置に装着して使用できるように互換性を持たせた
ため、始業時や現金不足時に自動取引装置や窓口
入出金機に現金を補充したり、終業時に現金を回
収したりする場合は、これら一括現金収納庫に現
金を収納すれば他の現金収納箱に現金を移しかえ
ることなく現金の補充、回収を行なうことができ
る。

したがつて従来直接現金に手を触れるがために
必要な作業であつた鍵の厳重な管理や現金移動に
伴う相互確認、チエツクなどの作業がなくなり、
業務の効率化、省略化が著しく促進され、人的資
源の有効活用がはかれる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体的構成を示す
斜視図、第２図、第３図は第１図中の現金取扱い
装置の概略構成を示す側面図、第４図は本発明の
実施例の一動作態様を説明する側面図、第５図は
第２図中の一括現金収納箱を示す斜視図である。 ３……自動取引装置、４……窓口入出金機、６
……出納方用現金処理機、３１，４１，６１……
一括現金収納箱、７９，８９……インタフエース
部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 自動取引装置、窓口入出金機及び出納方用現
   金処理機などの複数種の現金取扱い装置からなる
   現金取扱いシステムにおいて、前記複数種の現金
   取扱い装置に着脱自在に装着され、必要に応じ装
   置内の現金を一括して収納する施錠可能な一括現
   金収納箱の現金出入口と、この現金出入口の開閉
   及び施錠解錠機構を含む一括現金収納箱と現金取
   扱い装置間のインタフエース機構部とを前記複数
   種の現金取扱い装置の内少なくとも２種類の現金
   取扱い装置について共通に構成し、一括現金収納
   箱に互換性をもたせたことを特徴とする現金取扱
   いシステム。