JP2017134444A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共用化された収納カセットの誤装着防止部品を省略する手段を提供する。
【解決手段】現金処理装置が、紙幣を投入する紙幣入出金口と、前記紙幣入出金口に投入された紙幣を収納する複数の収納カセットと、前記収納カセットに紙幣を集積するときに、紙幣の集積先となる収納カセットを所定枚数毎に振分ける制御部と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、共用化された複数の収納カセットを備えた現金処理装置に関する。
百貨店やスーパーマーケット、量販店等の小売業の店舗のバックヤード等に設置された現金入出金機は、売上金の入金や、営業開始前のレジスタにおける釣銭準備金の出金等のために用いられる。
また、1日分の売上金は、当日の営業終了後に、各レジスタの現金を現金入出金機に投入し、全ての現金を入金した後に締めを行うことにより確定され、売上金を収納した回収カセットの回収は、通常、現金回収業者が請け負って行うシステムになっている。
このような売上金回収システムにおいては、1日分の売上金の金額は、売上金額の確定後に現金回収業者の現金処理センタへ電話回線やインターネット等の通信回線を介して送信され、現金回収業者は、売上金の回収前に、受信した売上金額を店舗の指定口座に振込む。
このため、売上金額が指定口座に振込まれた時点で、店舗の現金入出金機内に存在する売上金に該当する現金は、現金回収業者の現金になり、現金回収業者は、定期的に売上金を収納した回収カセットを空の回収カセットと交換して、現金入出金機からの売上金の回収を行っている。
この売上金回収の効率化のためには回収周期は長い方がよいため、一般に現金入出金機には、共用化された複数の回収カセットが実装され、売上金を構成する大量の紙幣を収納している。
上記したように現金入出金機の回収カセットの取出しは、原則として現金回収業者が行うが、障害発生時等の緊急を要する場合は、回収カセットへのアクセスが許可された保守員等の有資格者が障害の復旧のために回収カセットを取出す場合がある。
このとき、複数の回収カセットの装着位置が入れ替ってしまうと、それぞれの回収カセットの収納枚数の差が大きい場合、特に1つの回収カセットの収納枚数が上限枚数近くになっていた場合は、当該回収カセットに新たに紙幣を収納しようとすると収納ジャムの要因になることがあり、また、装置が管理している収納枚数と、実際に収納されている紙幣枚数とが異なっているとトラブルの要因になることがある。
このため、従来の現金自動預払機は、各回収カセットのカセット装着部に溝パターンの異なる嵌合部を設け、その嵌合部に嵌合する突起状係合部を回収カセットに取付けて、共用化された複数の回収カセットの装着位置の間違いを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2015−40113号公報(段落0057−0073、第4図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、共用化された回収カセット等の収納カセットに、誤装着を防止するための部品を取付けているため、誤装着防止用部品を製作するための費用が生じ現金処理装置のコストが増加するという問題がある。
また、保守部品として誤装着防止用部品を常備しておくことが必要になり、保守部品の種類が増加するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、共用化された収納カセットの誤装着防止部品を省略する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、現金処理装置が、紙幣を投入する紙幣入出金口と、前記紙幣入出金口に投入された紙幣を収納する複数の収納カセットと、前記収納カセットに紙幣を集積するときに、紙幣の集積先となる収納カセットを所定枚数毎に振分ける制御部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、本発明は、誤装着防止用部品の製作およびその保守部品の常備が不要になり、収納カセットとして同じ収納カセットを複数用いることができ、収納カセットの製作費用を低減することができるという効果が得られる。
実施例1の現金入出金機を示すブロック図 実施例1の紙幣入出金部を示す説明図 実施例1の集積紙幣振分処理を示すフローチャート 実施例1の紙幣の集積経路を示す説明図 実施例1の紙幣の集積経路を示す説明図 実施例2の一括回収処理を示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明による現金処理装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図5を用いて本実施例の現金入出金機について説明する。
本実施例の現金処理装置としての現金入出金機1は、小売業の店舗のバックヤード等に設置され、レジスタの担当者(レジ担当者という。)等が操作して店舗の売場に設置されている複数のレジスタへ予め収納する釣銭準備金の出金や、レジスタから回収された売上金等の現金(紙幣および硬貨)の入金を行う機能、締め時に売上金額等を集計する機能等を有しており、図1に示す構成を備えている。
現金入出金機1の制御部3は、現金入出金機1内の各部を制御して出金処理や入金処理、締め処理等を実行する機能等を有している。
記憶部4は、制御部3が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータ、制御部3による処理結果等が格納される。
操作表示部6は、現金入出金機1の前面に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段等を備えており、表示画面に各種の選択画面や入力画面、操作者に対する所定の情報等を表示する機能を有すると共に、入力手段により操作者による選択入力等を受付ける機能を有している。
カードリーダ7は、レジスタの現金を入出金するレジ担当者や売上金の締めを行う管理者、保守を行う有資格者、現金回収業者の回収員等の操作者が携帯する操作者カードからカード情報を読取る機能等を有している。
本実施例のカード情報は、レジ担当者や管理者、保守の有資格者、回収員等の操作者を識別するための操作者識別子、カードを特定するためのカード番号等で構成されている。
硬貨入出金部8は、入金取引時等に硬貨入出金口に投入された売上金等の硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に指定された金額や釣銭等に相当する硬貨を収納庫から繰出して計数し、これを硬貨入出金口に集積して操作者に引渡す機能等を有している。
紙幣入出金部10は、入金取引時等に紙幣入出金口11に投入された売上金等の紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に指定された金額や釣銭等に相当する紙幣を収納庫から繰出して計数し、これを紙幣入出金口11に集積して操作者に引渡す機能等を有しており、図1、図2に示す構成を備えている。
紙幣入出金口11は、レジ担当者等が投入した紙幣を受入れると共に、レジ担当者等へ引渡す釣銭準備金の紙幣を集積する機能等を有している。
鑑別部12は、搬入された紙幣の真偽、正損、金種、重送等の各種の鑑別を行うと共に、鑑別結果を制御部3へ送出する機能等を有している。
一時保留部13は、紙幣の集積機構および繰出機構を備えており、紙幣入出金口11に投入され、鑑別部12で鑑別された紙幣を集積して一時待機させると共に一時待機させていた紙幣を繰出す機能等を有している。
紙幣収納部14は、釣銭準備金等として使用する金種の紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納庫15a〜15cを備えており、各紙幣収納庫15には、入金が確定された紙幣を集積する集積機構、および出金する紙幣等を繰出す繰出機構が設けられている。
本実施例の紙幣収納庫15は、現金入出金機1に着脱可能に装着された金庫であって、紙幣収納庫15aには千円紙幣が収納され(以下、千券収納庫15aともいう。)、紙幣収納庫15bには5千円紙幣が収納され(以下、5千券収納庫15bともいう。)、紙幣収納庫15cには1万円紙幣が収納される(以下、万券収納庫15cともいう。)。
紙幣回収部16は、現金入出金機1に着脱可能に装着された複数の収納カセットとしての回収カセット17a、17bを備えており、それぞれの回収カセット17には、売上金として確定された紙幣を金種混合で収納するための集積機構が設けられている。
また、本実施例の回収カセット17a、17bは同じものであり、どちらにでも装着可能になっている。
リジェクト庫18は、紙幣の集積機構を備えており、入金時に鑑別部12で紙幣収納庫に収納できない紙幣と鑑別された、または、出金時に重送等と鑑別されたリジェクト紙幣が搬送されて収納される。
搬送路21は、上記各部の間を接続する紙幣搬送路であって、ローラ対もしくはベルト対またはローラとベルトの組合せにより紙幣を挟持して搬送する機能を有しており、搬送路21の各分岐部には、紙幣の搬送方向を切替える切替機構が設けられている。
また、紙幣回収部16には、搬送路21により搬送された紙幣の集積先を2つの回収カセット17a、17bのいずれかに振分けるための振分搬送路22が設けられ、その回収カセット17a、17bへの分岐部には搬送方向の切替機構が設けられている。
本実施例の現金入出金機1の記憶部4には、現金入出金機1の出金処理や入金処理、締め処理等を行う通常の業務処理プログラムに、図3を用いて説明する集積紙幣振分処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部3が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金入出金機1の各機能手段が形成される。
また、記憶部4には、1日分の売上金額をレジスタ番号別に格納するための売上金額格納エリア、売上金の前回回収後に売上金として計上された金額を集計する売上金集計エリア、入金処理時等に回収カセット17に、売上金の回収前に収納した紙幣の金種別の枚数を回収カセット17毎に格納するカセット収納枚数格納エリアが予め確保されている。
更に、記憶部4には、紙幣回収部16の各回収カセット17に回収する紙幣の回収枚数Kを計数するための回収枚数カウントエリア、現在集積中の回収カセット17の装着位置を格納するための集積対象カセット格納エリア、集積対象カセット格納エリアに格納されている回収カセット17に集積した紙幣の集積枚数Nを計数するための集積枚数カウントエリアが予め確保される他、2つの回収カセット17a、17bに収納した紙幣枚数の均等化を図るための所定枚数である振分枚数(本実施例では、10枚)が予め設定されて格納されている。
以下に、本実施例の現金入出金機1による出金処理、入金処理、締め処理、回収処理について説明する。
現金入出金機1の制御部3は、業務処理実行プログラムにより操作表示部6の画面に待機画面を表示して待機しており、レジ担当者や管理者、保守の有資格者、現金回収業者の回収員等の操作者が操作者カードをカードリーダ7にかざすと、制御部3は、カードリーダ7によって操作者カードのカード情報を読取る。
カード情報を読取った制御部3は、その操作者識別子によって操作者を認証し、当該操作者に許可された業務を表示した業務選択画面を操作表示部6の画面に表示する。
業務選択画面には、操作者がレジ担当者の場合は「売上入金」「釣銭出金」「両替」等の業務選択ボタンが表示され、操作者が管理者の場合は「入金」「出金」「締め」等の業務選択ボタンが表示され、操作者が保守の有資格者の場合は、保守作業の開始時に紙幣回収部16の扉を解錠するための「扉解錠」、保守作業の開始時に紙幣回収部16の扉を施錠するための「扉施錠」等の業務選択ボタンが表示され、操作者が回収員の場合は「回収」等の業務選択ボタンが表示される。
レジ担当者が、営業開始時等に釣銭準備金を出金するために、操作表示部6の画面から「釣銭出金」ボタンを押下し、釣銭として用いる紙幣の金種別枚数を入力すると、制御部3は入力された金種別枚数を基に、該当する金種の紙幣収納庫15から入力された枚数分の紙幣を搬送路21へ繰出し、鑑別部12で金種を鑑別した後に紙幣入出金口11に集積してレジ担当者に引渡す。
このようにして、本実施例の現金入出金機1による出金処理が行われる。
営業終了後等に売上金等を入金するために、レジ担当者が操作者カードをカードリーダ7にかざした後に、操作表示部6に表示された業務選択画面から「売上入金」ボタンを押下し、レジスタから持参した紙幣を紙幣入出金口11に投入すると、制御部3は、投入された紙幣を搬送路21により鑑別部12へ搬送し、鑑別部12で金種等を鑑別した後に一時保留部13へ搬送して一時待機させる。
投入された紙幣を一時保留部13に一時待機させた制御部3は、鑑別部12による紙幣の鑑別結果(金種別枚数等)を操作表示部6の画面に表示し、売上金として計上する金額の入力を促す。
レジ担当者が売上金額を入力すると、制御部3は、操作者カードから読取ったカード情報の操作者識別子やカード番号を基に当該レジ担当者が担当するレジスタ番号を認識し、記憶部4の売上金額格納エリアの当該レジスタ番号の金額に入力された売上金額を加えて当該レジスタ番号の売上金額を更新すると共に、一時保留部13に集積した紙幣を鑑別部12へ搬送し、鑑別部12で鑑別した金種に応じて千券は千券収納庫15aへ、5千券は5千券収納庫15bへ、万券は万券収納庫15cへ搬送路21により搬送して収納する。
このとき、いずれかの紙幣収納庫15、例えば千券収納庫15aの収納枚数が上限枚数に達した場合、制御部3は一時保留部13に一時待機させた千券の枚数から、千券収納庫15aに既に収納した枚数を減算して回収カセット17に収納する紙幣の枚数である指示枚数を算出し、上限枚数に達した後に鑑別部12で千券と鑑別された紙幣は、後述する集積紙幣振分処理により回収カセット17に売上金の一部として予め収納し、回収カセット17に予め収納した紙幣の金種別枚数を、記憶部4のカセット収納枚数格納エリアに格納されている当該金種の枚数に加算して回収カセット17に予め収納した回収カセット17毎の収納枚数を更新する。
このようにして、本実施例の現金入出金機1による入金処理が行われる。
売上金の入金処理後に当日の売上金を確定するために、管理者が操作者カードをカードリーダ7にかざした後に、操作表示部6に表示された業務選択画面から「締め」ボタンを押下すると、制御部3は、記憶部4の売上金額格納エリアに格納されているレジスタ番号別の売上金額およびそれらの合計額等を操作表示部6の画面に表示する。
管理者が表示されたレジスタ番号別の売上金額および合計額を確認して、表示されている「確定」ボタンを押下すると、制御部3は確定された合計額を記憶部4の売上金集計エリアに格納されている金額に加算して前回回収からの売上金額を更新すると共に、確定された合計額を図示しない通信回線を介して現金回収業者の現金処理センタへ送信する。
このようにして、本実施例の現金入出金機1による締め処理が行われる。
現金入出金機1内の売上金を定期的に回収するために、現金回収業者の回収員が操作者カードをカードリーダ7にかざした後に、操作表示部6に表示された業務選択画面から「回収」ボタンを押下すると、制御部3は、記憶部4の売上金集計エリアに格納されている前回回収後の売上金から、カセット収納枚数格納エリアに格納されている、売上金の回収前に回収カセット17に収納した金種別枚数を基に算出した収納金額を減算して今回処理における回収金額、および回収金額を構成する紙幣の金種別枚数を算出し、算出した金種別枚数を合算して指示枚数を算出する。
そして、後述する集積紙幣振分処理により回収カセット17に売上金を構成する全ての紙幣を収納すると、制御部3は紙幣回収部16の扉を解錠し、回収員が売上金を収納した回収カセット17を空の回収カセット17と交換して扉を閉鎖すると、制御部3は紙幣回収部16の扉を施錠すると共に、カセット収納枚数格納エリアの各金種の収納枚数を「0」に初期化する。
このようにして、本実施例の現金入出金機1による回収処理が行われる。
以下に、図3にSで示すステップに従って本実施例の現金入出金機1による集積紙幣振分処理について説明する。
本実施例の集積紙幣振分処理は、上記のように、回収処理時に売上金を構成する紙幣を回収カセット17へ収納する場合の他、入金処理中にいずれかの紙幣収納庫15の収納枚数が上限枚数に達した場合にも実行され、その処理は、上記した指示枚数に基づいて実行される。
また、記憶部4の集積対象カセット格納エリアには、前回の集積紙幣振分処理の終了時に集積中であった回収カセット17(本説明では、回収カセット17aとする。)が格納され、集積枚数カウントエリアには、前回の集積紙幣振分処理時に回収カセット17aに集積した集積枚数Nが格納されている。
S1:現金入出金機1の制御部3は、回収カセット17に回収する指示枚数を算出すると、これを記憶部4に一時保存し、記憶部4の回収枚数カウントエリアの回収枚数Kを「0」に初期化してステップS2へ移行する。
S2:回収枚数Kを初期化した制御部3は、回収対象の紙幣収納庫15から紙幣を1枚ずつ搬送路21へ繰出し、これを鑑別部12へ搬送して金種を鑑別し、金種別に回収する紙幣枚数を計数して搬送路21により鑑別後の紙幣を振分搬送路22へ搬送する。
S3:鑑別後の紙幣を振分搬送路22へ搬送した制御部3は、集積対象カセット格納エリアに格納されている回収カセット17が回収カセット17aであることによって当該紙幣の集積先を特定し、図4に示すように、振分搬送路22によって特定した集積先の回収カセット17aへ当該紙幣を集積する。
S4:集積先の回収カセット17aに紙幣を集積した制御部3は、回収枚数カウントエリアのカウント値に「1」を加えて回収枚数Kを更新してステップS5へ移行する。
S5:回収枚数Kを更新した制御部3は、集積枚数カウントエリアのカウント値に「1」を加えて集積枚数Nを更新してステップS6へ移行する。
S6:回収枚数Kおよび集積枚数Nを更新した制御部3は、回収枚数カウントエリアに格納されている回収枚数Kが、上記ステップS1で一時保存した指示枚数未満の場合はステップS7へ移行する。
回収枚数Kが指示枚数以上の場合は、今回の集積紙幣振分処理を終了させる。このとき記憶部4の集積対象カセット格納エリアには、今回集積中の回収カセット17(本ステップでは、回収カセット17a)が格納され、集積枚数カウントエリアには、今回回収カセット17aに集積した集積枚数Nが格納されたままになっている。
S7:回収枚数Kが指示枚数未満と認識した制御部3は、集積枚数カウントエリアに格納されている集積枚数Nが、記憶部4に格納されている振分枚数(本実施例では、10枚)以上の場合はステップS8へ移行する。
集積枚数Nが振分枚数未満の場合は、ステップS2に戻って回収カセット17aへの紙幣の集積を継続する。
S8:集積枚数Nが振分枚数以上と認識した制御部3は、集積対象カセット格納エリアの回収カセット17を回収カセット17bに変更して格納しステップS9へ移行する。
S9:集積対象カセット格納エリアの回収カセット17を変更した制御部3は、集積枚数カウントエリアの集積枚数Nを「0」に初期化してステップS2へ戻り、図5に示すように、変更後の回収カセット17bへの紙幣の集積を開始する。
このようにして、本実施例の現金入出金機1による集積紙幣振分処理が実行され、売上金の回収時には、売上金を構成する全ての紙幣が2つの回収カセット17にほぼ均等に収納される。
このように、本実施例では、2つの回収カセット17に紙幣を集積するときに、10枚毎に振分けて集積するので、2つの回収カセット17のそれぞれの収納枚数の差を10枚以内にして、2つの収納カセット17の収納枚数の均等化を図ることができ、例え現金入出金装置1の保守時等に回収カセット17の装着位置が入れ替えられたとしても、上限枚数を超える紙幣の集積を防止することができる。
また、誤装着防止用部品の製作およびその保守部品の常備が不要になり、紙幣回収部16の回収カセット17として同一の回収カセット17を複数用いることができ、回収カセット17の製作費用を低減することができる。
なお、本実施例では、振分枚数は10枚として説明したが、振分枚数は5枚であっても1枚等であってもよい。振分枚数が1枚の場合は2つの収納カセット17に交互に紙幣を集積するようにする。
また、本実施例では、紙幣回収部16に実装する回収カセット17は2つとして説明したが、3以上の場合も同様である。この場合には3以上の回収カセット17を振分枚数毎に順次に変更して集積対象カセット格納エリアに格納し、格納されている回収カセット17を集積先として紙幣を集積するようにするとよい。
更に、本実施例の回収処理における回収作業においては、売上金を収納した回収カセット17を空の回収カセット17に交換するとして説明したが、売上金を収納した回収カセット17から紙幣を抜取って回収作業を行うようにしてもよい。
以下に、図6を用いて本実施例の現金入出金機について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の現金入出金機1の構成は、上記実施例1と同様であるが、本実施例の各回収カセット17には、収納している紙幣を繰出す繰出機構が追加されている。
以下に、図6にSAで示すステップに従って本実施例の現金入出金機1による一括回収処理について説明する。
SA1:現金入出金機1内の売上金を定期的に回収するために、現金回収業者の回収員が操作者カードをカードリーダ7にかざした後に、操作表示部6に表示された業務選択画面から「回収」ボタンを押下すると、制御部3は、その回収指示を受付けてステップSA2へ移行する。
SA2:回収指示を受付けた制御部3は、上記実施例1の回収処理で説明したのと同様にして、記憶部4の売上金集計エリアに格納されている前回回収後の売上金と、カセット収納枚数格納エリアに格納されている、売上金の回収前に回収カセット17に収納した金種別枚数を基に、今回処理における回収金額を構成する紙幣の金種別枚数および指示枚数を算出すると共に、各回収カセット17に収納されている収納枚数と、回収金額を構成する紙幣の金種別枚数とを合算して、売上金を構成する紙幣の総枚数である回収総枚数Tを算出する。
SA3:回収総枚数Tを算出した制御部3は、一つの回収カセット17の収納枚数の上限枚数と回収総枚数Tとを比較し、回収総枚数Tが上限枚数以下の場合はステップSA6へ移行する。回収総枚数Tが上限枚数を超えている場合はステップSA4へ移行する。
SA4:回収総枚数Tが上限枚数を超えていると判定した制御部3は、上記ステップSA2で算出した指示枚数を基に、上記実施例1と同様にして、各回収カセット17への集積紙幣振分処理を実行し、売上金を構成する全ての紙幣を2つの回収カセット17へ収納した後にSA5へ移行する。
SA5:売上金を構成する全ての紙幣の回収カセット17への収納を終えた制御部3は、操作表示部6の画面に、回収カセット17の取出しを促す旨の文言および回収対象の回数カセット17は回収カセット17a、17bである旨の文言を表示したカセット取出依頼画面を表示してステップSA10へ移行する。
SA6:回収総枚数Tが上限枚数以下であると判定した制御部3は、全ての売上金を一つの回収カセット17に収納するために、記憶部4のカセット収納枚数格納エリアに格納されている回収カセット17毎の金種別枚数を読出してそれぞれの合計収納枚数を算出し、合計収納枚数が多い方の回収カセット17を一括回収対象の回収カセット17として選定する(本説明では、回収カセット17aとする。)。
SA7:一括回収対象の回収カセット17として回収カセット17aを選定した制御部3は、他の回収カセット17である回収カセット17bに収納されている紙幣を振分搬送路22へ繰出し、繰出した紙幣を振分搬送路22の切替機構の繰出方向の下流側まで搬送して停止させ、切替機構を回収カセット17aの方向に切替えた後に、集積方向に搬送して回収カセット17bの紙幣を回収カセット17aに集積し、この動作を繰返して回収カセット17bの紙幣を全て回収カセット17aに移動させた後にステップSA8へ移行する。
SA8:回収カセット17bの全紙幣の回収カセット17aへの移動を終えた制御部3は、上記ステップSA2で算出した回収金額を構成する紙幣の金種別枚数を基に、該当する金種の紙幣収納庫15から紙幣を搬送路21へ繰出して鑑別部12で金種を鑑別し、金種別に回収する紙幣枚数を計数しながら鑑別後の紙幣を搬送路21により振分搬送路22へ搬送して回収カセット17aに収納し、回収金額を構成する紙幣を全て回収カセット17aへの収納した後にSA8へ移行する。
SA9:売上金を構成する全ての紙幣の回収カセット17aへの収納を終えた制御部3は、操作表示部6の画面に、回収カセット17の取出しを促す旨の文言および回収対象の回数カセット17は回収カセット17aである旨の文言を表示したカセット取出依頼画面を表示してステップSA10へ移行する。
SA10:カセット取出依頼画面を表示した制御部3は、紙幣回収部16の扉を解錠する。
回収員は、解錠された紙幣回収部16の扉を開いて、回収対象の回収カセット17を取出し、空の回収カセット17と交換して扉を閉鎖する。
SA11:紙幣回収部16の扉の解錠後に、扉の閉鎖を待って待機していた制御部3は、扉の閉鎖を検知したときに、紙幣回収部16の扉を施錠すると共に、カセット収納枚数格納エリアの各金種の収納枚数を「0」に初期化して今回の回収処理を終了させる。
このように、本実施例では、売上金を構成する紙幣の総枚数が一つの回収カセット17の収納枚数の上限枚数以下の場合に、一つの回収カセット17に、他の回収カセット17に収納されていた紙幣を含めて売上金を構成する紙幣の全てを収納するので、回収員は売上金が収納された一つの回収カセット17のみを空の回収カセット17と交換すればよく、交換する回収カセット17の数を減少させて、売上金回収作業の効率化を図ることができる。
このことは、回収カセット17が3以上実装されている場合も同様である。要は、売上金を構成する紙幣の総枚数が一つの回収カセット17の収納枚数の上限枚数以下の場合に、選定した一つの収納カセット17に他の複数の回収カセット17の紙幣を移動させて売上金を構成する紙幣の全てを一つの回収カセット17に収納するようにすればよい。
なお、上記各実施例においては、収納カセットは回収カセット17であるとして説明したが、収納カセットは前記に限らず、紙幣収納庫15等であってもよい。つまり金種混合の紙幣収納庫15が複数存在する場合や、同一金種を収納する紙幣収納庫15が複数存在する場合に本発明を適用すれば、同様の効果を得ることができる。
1 現金入出金機
3 制御部
4 記憶部
6 操作表示部
7 カードリーダ
8 硬貨入出金部
10 紙幣入出金部
11 紙幣入出金口
12 鑑別部
13 一時保留部
14 紙幣収納部
15 紙幣収納庫
15a 千券収納庫
15b 5千券収納庫
15c 万券収納庫
16 紙幣回収部
17、17a、17b 回収カセット
21 搬送路
22 振分搬送路

Claims (2)

  1. 紙幣を投入する紙幣入出金口と、
    前記紙幣入出金口に投入された紙幣を収納する複数の収納カセットと、
    前記収納カセットに紙幣を集積するときに、紙幣の集積先となる収納カセットを所定枚数毎に振分ける制御部と、を備えたことを特徴とする現金処理装置。
  2. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    前記収納カセットが売上金を収納する回収カセットの場合に、
    前記制御部は、前記回収カセットの回収時に、売上金を構成する紙幣の総枚数が、一つの前記回収カセットに収納する紙幣枚数の上限枚数以下の場合は、いずれか一つの収納カセットに、他の回収カセットの収納紙幣を収納することを特徴とする現金処理装置。
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