JPS63178169A - ジスアゾ顔料組成物 - Google Patents

ジスアゾ顔料組成物

Info

Publication number
JPS63178169A
JPS63178169A JP873587A JP873587A JPS63178169A JP S63178169 A JPS63178169 A JP S63178169A JP 873587 A JP873587 A JP 873587A JP 873587 A JP873587 A JP 873587A JP S63178169 A JPS63178169 A JP S63178169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
groups
group
disazo
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP873587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2503468B2 (ja
Inventor
Motokazu Ishimori
石森 元和
Naoki Furukawa
直樹 古川
Norio Nakazawa
中沢 徳生
Hiroto Ando
安藤 浩人
Hidehiko Sakai
阪井 英彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP62008735A priority Critical patent/JP2503468B2/ja
Publication of JPS63178169A publication Critical patent/JPS63178169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503468B2 publication Critical patent/JP2503468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印刷インキ、塗料等に用いた場合、改良された
流動性、着色力、透明性を有するジスアゾ顔料組成物に
関する。
(従来の技術) 従来、ジスアゾ顔料を印刷インキ、塗料等に用いた場合
、当該製品の流動性、透明性を改良する方法として、ジ
スアゾ顔料にそれらのスルホン酸塩を混合したシ(特公
昭45−11026号公報)、カップリング成分として
カルダン酸基及び/又はスルホン酸基を有する極性カッ
プリング成分と非極性カップリング成分との混合物を使
用するジスアゾ顔料の合成法(特公昭55−49087
号公報)が示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの方法では、流動性、着色力、透
明性の改良効果が必ずしも十分ではなく、例えば、イン
キの初期粘度を低下させることができても経時増粘を生
じ実用上問題となることがあるなど、必ずしも満足する
結果を得ることができなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は鋭意研究の結果、特定の構造を有するジス
アゾ化合物をジスアゾ顔料に混合することによシ、これ
らの適性を満足させ得ることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
即ち、本発明は、 ジスアゾ顔料と下記一般式(1)で示されるジスアゾ化
合物とからなるジスアゾ顔料組成物に関するものである
A、−N臆N−B−N軟N−A2    ・・・(1)
ハa fン原子、低級アルキル基、低級ア/l/ ニア
 # シ基、低級アルコ牛シカルゴニル基を示すが、す
べて同時に水素原子をとらない)、A、はCH,C0C
HCONH−Z (Zは置換又は無置換のフェニル基又
はす7チル基を示し、置換基は、低級アルキル基、ハロ
ゲン原子、低級アルコキシ基、カルビンアミド基、スル
ホンアミド基、アセトアミノ基のうち1〜4個で、同種
のものでも異種のものでもよイ)、A2はCH3C0C
HCONH−W (Wはスルホ7 p基及び/又はカル
がン酸基を1〜4個含むフェニル基又はナフチル基を示
し、更に置換基として低級アルキル基、ハロダン原子、
低級アルコキシ基、水酸基、カルビンアミド基、スルホ
ンアミド基、アセトアミノ基のうち1〜4個を含んでも
よく、これらは同種のものでも異種のものでもよい)又
はCH,C0CHCONH−R−V (Rは炭素原子が
1〜4個の冨 脂肪族鎖、■はスルホン酸基又はカルがン酸基を示す)
をそれぞれ示す。ただし、スルホン酸基及び/又はカル
ダン酸基はそれぞれアルカリ土類金属塩又はアルミニ9
ム塩の形であってもよい。〕一般式(1)で示されるジ
スアゾ化合物(以下、本ジスアゾ化合物という)の製造
法としては、いくつかの方法が考えられるが、一般式(
1)中、Bで示す骨格構造を有するジアミンをテトラゾ
化した後、この中に、A2で示す骨格構造を有するアセ
トアセトアミド系化合物(以下、カップリング成分A2
とする)を加えて反応させ、次に、この反応生成物をA
、で示す骨格構造をMするアセトアセトアミド系化合物
(以下、カップリング成分A、とする)と反応させる方
法が、実用上、有利な手段である。
前記の方法によシ、本ジスアゾ化合物を製造する場合、
カップリング成分A、とカップリング成分A2との使用
割合は、原則として1:1(モル比)とするのが好まし
いが、カップリング成分A1の使用割合を多くしておく
ことはさしつかえない。この場合は、顔料組成物を調製
する際に、本ジスアゾ化合物の含有量が、適性を改良す
るのに必要な量になるように混合すればよい。
これに対して、カップリング成分A2の使用割合を多く
すると、両側にカップリング成分A2を持った、下記一
般式(II)で示されるジスアゾ化合物が生成するが、
後述する比較例及び試験例で示すように、このものは顔
料組成物の適性をかえって悪くするので、カップリング
成分A2の使用割合を多くすることは避ける必要がある
A2−N−N−B−N=N−A2     ・・・(1
)(式中、B及びA2は、前記と同じ意義を有す)前述
した、従来公知の方法では、カップリング成分A2に相
当するスルホン酸基及び/又はカルダン酸基を有するカ
ップリング成分が、反応系(水中)に溶解状態で存在す
るために、優先的にテトラゾ成分と反応してしまい、一
般式但)で示されるタイプのジスアゾ化合物が生成し、
十分な改良効果が得られないものと推定される。
一般式(1)中、Bで示される骨格構造を有するジアミ
ンとしては、例えば3.3′−ジクロロペンジジ/、3
,3′−ジブロモベンジジン、2.2′−ジクロロベン
ジジン、3,3′−ジメトキシベンジジン、3.キージ
メチルベンジジン、3 、3’、 6.6’−テトラク
ロロベンジジン、3.3’−ジメトキシカルゲニルペン
ジゾン等があげられる。
カップリング成分A2としては、例えば2−7セトアセ
チルアミノペンゼ/スルホン酸、3−アセトアセチルア
ミノベンゼンスルホン酸、4−アセトアセチルアミノベ
ンゼンスルホン酸、2−7セトアセチルアミノー5−メ
チルベンゼンスルホン酸、2−7セトアセチルアミノー
4−クロロ−5−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセ
トアセチbyミノー5−pロロー4−メチルベンゼンス
ルホン酸、2−7セトアセチルアミノー5−7セチルア
ミノベンゼンスルホン酸、4−7セトアセチルアミノー
2.5−ジクロロベンゼンスルホン酸、3−アセトアセ
チルアミノ−4−カル?キシベンゼンスルホン酸、2−
アセトアセチルアミノナフタレンスルホン酸、アセトア
セチルアミノメタンスルホン酸、アセトアセチルアミノ
エタンスルホン酸、2−アセトアセチルアミノ安息香酸
、3−7セトアセチルアミノ安息香酸、4−アセトアセ
チルアミノ安息香酸、3−アセトアセチルアミノ−4−
クロロ安息香酸、2−アセトアセチルアミノ−5−ブロ
モ安息香酸、3−7セトアセチルアミノー4−メトキシ
安息香酸、2−アセトアセチルアミノ−5−クロロ安息
香酸、2−アセトアセチルアミノ−5−アセチルアミノ
安息香酸、2−7セトアセチルアミノテレフタル酸、3
−アセトアセチルアミノイソフタル酸、4−7セトアセ
チルアミノー2−ヒドロキシ安息香酸、5−アセトアセ
チルアミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、アセトアセチル
アミノグリシン、アセトアセチルアミノ−β−アラニン
等及びこれらのアルカリ金属塩があげられる。
カップリング成分A、としては、例えばアセトアセトア
ニリド、アセトアセト−〇−トルイシド、アセトアセト
−p−)ルイジド、アセトアセト−m−キシリジド、ア
セトアセト−〇−クロロアニリド、アセドア七トーp−
ブロモアニリド、アセトアセ)−0−アニシジド、アセ
トアセト−p−アニシジド、アセトアセト−4−クロロ
−2,5−ジメトキシアニリド、アセトアセト−4−二
チルアニリド、3−アセトアセチルアミノ−4−クロロ
ベンズアミド、4−7セトアセチルアミノベンゼンスル
ホンアミド、4−7セトアセチルアミノアセトアニリド
、1−アセトアセチルアミノナフタレン等があげられる
本ジスアゾ化合物中の水溶性基は酸基のままでも適性改
良効果は十分であるが、アルカリ土類金輌塩又は、アル
ミニウム塩として使用することもできる。これらの塩と
した場合でも、適性改良効果にはほとんど影響がない・ 本ジスアゾ化合物と混合して、顔料組成物として使用で
きるジスアゾ顔料は、とくに限定されないが、下記一般
式(nl)で示されるジスアゾ顔料が好ましい。
A、−N−N−B−N±N−A4     ・・・ (
I[l)〔式中、Bは前記と同じ意義を有し、A3. 
A4はCH3C0CHCONH−Q (Qは置換又は無
置換のフェニル? 基又はナフチル基を示し、置換基は、低級アルキル基、
ハロゲン原子、低級アルコキシ基、アセトアミノ基のう
ち1〜4個で、同種のものでも異種のもの′でもよい)
で互いに同種のものでも異種の°ものでもよい。〕 ジスアゾ顔料の具体例としては、C,1,ピグメントイ
エロー12 、C,1,ピグメント イエロー13、C
,1,ピグメント イエロー14、C,1,ピグメント
イエロー17、C0!、ピグメント イエロー83、C
,1,ピグメント オレンジ16等があげられる。
本ジスアゾ化合物とジスアゾ顔料との混合法としては、
体)本ジスアゾ化合物とジスアゾ顔料とを単に乾式で混
合する方法、(B)本ジスアゾ化合物のスラリーとシス
アゾ顔料のスラリーとを、必要によシ加熱しながら攪拌
混合する方法、C)本ジスアゾ化合物の存在下、ジスア
ゾ顔料を合成する方法、0)ジスアゾ顔料の存在下、本
ジスアゾ化合物を合成する方法等がある。本ジスアゾ化
合物とジスアゾ顔料との混合割合は、適性を改良するの
に必要な任意の割合とすることができるが、通常、ジス
アゾ顔料100N量部に対して本ジスアゾ化合物0.5
重量部〜50重量部である。
(発明の効果) 本発明に係るジスアゾ化合物を混合してなるジスアゾ顔
料組成物は、印刷インキ、塗料等に用いた場合、改良さ
れた流動性、着色力、透明性を有する。
(実施例) 以下、製造例、実施例、比較例及び試験例によシ本発明
を説明する。尚、例中の部およびチは特に断シのない限
シいずれも重量基準である。
製造例1〔ジスアゾ化合物の合成〕 3.3′−ジクロロベンジジン38.2部と35チ塩酸
85部と水800部とを混合、攪拌した後、水浴下、亜
硝酸ナトリウム21.9部からなる水溶液を加えて、3
,3′−ジクロロペンジジ/のテトラゾ溶液を得た。攪
拌しながら、この中に、4−アセトアセチルアミノベン
ゼンスルホン酸カリウム塩44.6部を水250部に溶
解した水溶液を2時間かけて滴下した後、1時間攪拌し
て橙色スラリーを得た。
アセトアセト−〇−)ルイジド28.8部を水酸化ナト
リウム30.6部及び水600部から表る水溶液に溶解
した後、酢酸52.1部を水200部で希釈したものを
1時間かけて滴下し、結晶を析出させた。次いでこれを
5〜10℃に冷却し、攪拌しながら、上記の橙色スラリ
ーを2時間かけて滴下して、本発明に係るジスアゾ化合
物の橙黄色スラリーを得た。これをスラリー(1)とす
る。
スラリー(1)の一部を、濾過、水洗、乾燥した。
このもののFABマススペクトルは、M/Z=723に
分子イオンに由来するピークを有してお)、目的の下記
構造式(■)の化合物が生成していることが確認された
・・・ (R/) 製造例2〜13〔同上〕 それぞれ表−1に示すカップリング成分A2を、Bで示
す骨格構造を有するジアミンのテトラゾ化溶液と反応さ
せた後、この反応液をカップリング成分A、と反応させ
た以外は製造例1と同様にして、ジスアゾ化合物のスラ
リーを得た。これらを順にスラリー(2)〜(至)とす
る。
実施例I C,I、ピグメント イエロー14の黄色スラリー(顔
料固形分100部を含む)の−を8.5〜9.0に調整
した後、攪拌しながら、この中に製造例1で合成したス
ラリー(1)を固形分として3.4部だけ加え、90℃
で30分間加熱した。加熱後、硫酸アルミニウム1.2
8部(htとして0.12部)を加え、30分間攪拌後
、濾過、水洗した。90℃で乾燥し、C,1,ピグメン
ト イエロー14を主成分とする本発明に係る顔料組成
物を得た。
実施例2 硫酸アルミニウム1.28部の代わシに塩化カルシウム
0.70部(Caとして0.18部)を使用した以外は
実施例1と同様にして、C,1,ピグメントイエローを
主成分とする本発明に係る顔料組成物を得た。
実施例3 固形分として3.4部のスラリー(1)の代わ夛に固形
分として5.2部のスラリー(2)を使用した以外は実
施例1と同様にして、C,1,ピグメント イエロー1
4を主成分とする本発明に係る顔料組成物を得たO 実施例4 製造例2で合成したスラリー(2)を乾燥して得たジス
アゾ化合物5.2部とC,1,ピグメント イエロー1
4の固形顔料100部をミキサー中で粉砕、混合し、C
,I、ピグメント イエロー14を主成分とする本発明
に係る顔料組成物を得だ。
実施例5 3.3′−ジクロロベンジジン38.2部と35%塩酸
85部と水800部とを混合、攪拌した後、水浴下、亜
硝酸ナトリウム21.9部からなる水溶液を加えて、3
,3′−ジクロロベンジジンのテトラゾ′溶液を得た。
一方、アセトアセト−〇−トルイシド57.5部を水酸
化す) IJウム30.6部及び水600部からなる水
浴液に溶解した後、製造例1で合成したスラ!7−(1
)を固形分として3.4部だけ加え、15分間攪拌した
。この後、酢酸52.1部を水200部で希釈したもの
を1時間かけて滴下し、結晶を析出させた。次いでこれ
を5〜lO℃に冷却し、攪拌しながら、上記のテトラゾ
溶液を2時間かけて滴下して加えてカッブリングさせた
。カッブリング終了後、スラリーの−を8.5〜9.0
に調整した後、攪拌しながら90℃で30分間加熱した
。加熱後、硫酸アルミニウム1.28部(htとして0
.12部)を加え、30分間攪拌後、濾過、水洗した。
90℃で乾燥し、c、 r、ピグメント イエロー14
を主成分とする本発明に係る顔料組成物を得た。
実施例6〜19 表−2に示す割合で、実施例1と同様にして、従来公知
の顔料スラリーと本発明によるジスアゾ化合物のスラ!
J−(2)〜(至)とを混合して1本発明に係る顔料組
成物を得た。
表−2 比較例1(特公昭45−11026号公報実施例4に準
する方法) 〔ジスアゾ染料の合成〕 3.3′−ジクロロベンジジン38.2部と35チ塩酸
85部と水800部とを混合、攪拌した後、水浴下、亜
硝酸す)+Jウム21.9部からなる水溶液を加えて、
3,3′−ジクロロベンジジンのテトラゾ溶液を得た。
一方、4−アセトアセチルアミノベンゼンスルホン酸カ
リウム塩89.2部を水酸化ナトリウム30.6部、酢
酸52.1部及び水800部からなる水溶液に溶解した
。次いでこれを5〜10℃に冷却した後、攪拌しながら
、上記のテトラゾ溶液を2時間かけて滴下して加えて、
カップリング成分としてスルホン酸基を含むカップリン
グ成分のみからなる、前記一般式Ql)に相当するジス
アゾ染料スラリーを得た。これをスラリー(1りとする
〔ジスアゾ顔料組成物の調製〕
C,!、ピグメントイエロー14の黄色スラリー(顔料
固形分100部を含む)の−を8.5〜9.0に調整し
た後、攪拌しながら、この中にスラリー(1つを固形分
として1.7部加え、90℃で30分間加熱した。加熱
後、硫酸アルミニウム1.28部(htとして0.12
部)を加え、30分間攪拌後、濾過、水洗した。90℃
で乾燥し、C,1,ピグメントイエロー14を主成分と
する顔料組成物を得た。
比較例2(特公昭45−11026号公報実施例3に準
する方法) 〔カップリング成分共沈法によるジスアゾ顔料組成物の
合成〕 3.3′−ジクロロベンジノン38.2部と35チ塩酸
60部と水800部とを混合、攪拌した後、水浴下、亜
硝酸ナトリウム21.9部からなる水溶液を加えて、3
.3′−ジクロロベンジジンのテトラゾ溶液を得た。
一方、アセトアセト−0−)ルイジド56.811及び
4−アセトアセチルアミンベンゼンスルホン酸カリウム
塩1.34部を水酸化ナトリウム30.6部及び水60
0部からなる水溶液に溶解した後、酢酸52.1部を水
200部で希釈したものを1時間かけて滴下し、結晶を
析出させた。次いでこれを5〜10℃に冷却し、攪拌し
ながら、上記のテトラゾ溶液を2時間かけて滴下して加
えてカップリングさせた。カップリング終了後、−を8
.5〜9.0に調整し、攪拌しながら90℃で30分間
加熱した。加熱後、硫酸アルミニウム1.28部(At
として0.12部)を加え、30分間攪拌後、濾過、水
洗した。90℃で乾燥し、C,1,ピグメントイエロー
14を主成分とする顔料組成物を得た。
比較例3(特公昭55−49087号公報実施例12に
準する方法) 〔水溶性カップリング成分逐次添加法によるジスアゾ顔
料組成物の合成〕 3.3′−ジクロロベンジジン38.2部と35チ塩酸
60部と水800部とを混合、攪拌した後、水浴下、亜
硝酸ナトリウム21.9部からなる水溶液を加えて、3
.3′−ジクロロペンジジ/のテトラゾ溶液を得た。
一方、アセトアセト−o−)ルイジド56.8部を水酸
化ナトリウム30.6部及び水600部からなる水溶液
に溶解した後、酢酸52.1部を水200部で希釈した
ものを1時間かけて滴下し、結晶を滴下してカップリン
グさせると共にこれとは別に、第二の滴下ロートから、
4−アセトアセチルアミンベンゼンスルホン酸カリウム
塩1.34 部を水250部に溶解した水溶液を100
分間かけて滴下してカップリングさせた。カップリング
終了後、−を8.5〜9.0に調整し、攪拌しながら9
0℃で30分間加熱した。加熱後、硫酸アルミニウム1
.28部(Atとして0.12部)を加え、30分間攪
拌後、濾過、水洗した。90℃で乾燥し、c、 r。
ピグメントイエロー14を主成分とする顔料組成物を得
た。
比較例4(特公昭55−49087号公報実施例5に準
する方法) 〔カップリング成分共沈法によるジスアゾ顔料組成物の
合成〕 3.3′−ジクロロベンジジン38.2部と35チ塩酸
60部と水800部とを混合、撹拌した後、水浴下、亜
硝酸す) IJウム21.9部から々る水溶液を加えて
、3.3′−ジクロロベンジジンのテトラゾ溶液を得た
一方、アセトアセトアニリド50.8部及び2−アセト
アセチルアミノ安息香酸3.34部を水酸化ナトリウム
30.6部及び水600部からなる水溶液に溶解した後
、酢酸52.1部を水200部で希釈したものを1時間
かけて滴下し、結晶を析出させた。次いでこれを5〜1
0℃に冷却し、攪拌しながら、上記のテトラゾ溶液を2
時間かけて滴下して加えてカップリングさせた。カップ
リング終了後、−を8.5〜9.0に調整し、攪拌しな
がら90℃で30分間加熱した。加熱後、硫酸アルミニ
タム4.74部(htとして0.45部)を加え、30
分間攪拌後、濾過、水洗した。90℃で乾燥し、C,I
、ピグメントイエロー12を主成分とする顔料組成物を
得た。
試験例1 実施例1及び比較例1〜3によシ得たC1!、ピグメン
トイエロー14を主成分とする顔料組成物(いずれもス
ルホン酸基を含むカップリング成分が全カップリング成
分に対して1,5モルチ含まれている)、及びC,1,
ピグメントイエロー14顔料について、ウレタングラビ
アインキを作成し、流動性、着色力、透明性を調べた。
グラビインキは、顔料組成物15部、ウレタンニス13
5部、3φスチ一ルビーズ300部を?リエチレン製び
んにとシ、イイントコンディショナー(東洋精機製作新
製)で30分間分散することによシ調製した。
インキの流動性は、インキ作成直後と50℃で1週間放
置後の粘度(B型粘度計での6 Orpmにおける粘度
)、及びチキソトロビイツクインデックス(TI値: 
6 rpmでの粘度/ 60 rpmでの粘度)で評価
した。着色力は0.15111のパーコーターでアセテ
ートフィルム上に展色したものに°ついて、ダレタグ濃
度計(反射濃度計)でブレタグ濃度を測定して評価し、
また透明性は、C,1,ピグメントイエロー14を用い
たインキの展色フィルムを標準サンプルとして用い、目
視にょシこれよシ透明性が著しく優れるものを◎、優れ
るものをC1同等のものをΔ、劣るものを×として評価
した。
結果は表−3に示したとおシであシ、本発明による顔料
組成物は、流動性、インキ保存性、着色力、透明性に優
れていた。特に注目すべきことは、一般式01)K相当
するジスアゾ染料を混合した比較例1の顔料組成物は、
従来公知のC,1,ピグメントイエロー14顔料よシも
流動性が劣っていることであシ、このことは、混合する
水溶性基を含むカップリング成分を持つジスアゾ化合物
の構造が、適性改良上、極めて重要彦ことを示している
試験例2 実施例2〜5及び実施例7〜11で得九〇、1.ピグメ
ントイエロー14系顔料組成物についても、試験例1と
同様にウレタングラビアインΦを作成し、流動性、着色
力、透明性を調べた。結果は表−4に示したとおりであ
シ、本発明に係る顔料組成物は、流動性、経時安定性、
着色力、透明性に優れていた。
試験例3 実施例12で得たC、1.ピグメントイエロ−83系顔
料組成物、C,1,ピグメントイエロー83、実施例6
と実施例13〜16で得たC、1.ピグメントオレンジ
16系顔料組成物およびC,I、ピグメントオレンジ1
6についても試験例1と同様にウレタングラビアインキ
を作成し、流動性、着色力、透明性を調べた。結果は表
−5に示したとおシであり、本発明に係る顔料組成物は
、流動性、経時安定性、着色力、透明性に優れていた。
尚、透明性の評価は、C,I、ピグメントイエロー83
及びC,I。
ピグメントオレンジ16を用いたインキの展色フィルム
を標準サンプルとして用いた。
試験例4 実施例17〜19及び比較例4によシ生成したC、1.
ピグメントイエロー12を主成分とする顔料組成物(い
ずれもカルデン酸基を含むカップリング成分が全カップ
リング成分に対して約5モルチ含まれている)、及びC
,1,ピグメントイエロー12顔料について、平版イン
キを作成し、流動性、着色力、透明性を調べた。
平版インキは、顔料組成物1部、ロジン変性フェノール
樹脂4部をフーパーマーラーで、荷重150ボンド下、
100回転×3回線肉して調製した。
インキの流動性は、70°でのガラス板における30分
間の流れで評価した。着色力は、上記で調製した黄色イ
ンキ1部、青色基準インキ5部をフーパーマーラーで、
荷重150ポンド下、100回転×3回線肉して調製し
た緑色インキをアート紙上に展色したものについて、ブ
レタグ濃度計でブレタグ濃度を測定して評価した。透明
性は、黄色インキを黒色紙上に展色したものについて。
c、r、ピグメントイエロー12を用いた黄色インキの
展色紙を標準サンプルとして用い、目視によシ試験例1
と同様に評価した。
結果は表−6に示したとおシであシ、本発明に係る顔料
組成物は、流動性、着色力、透明性に優れていた。
表−6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ジスアゾ顔料と下記一般式( I )で示されるジスアゾ
    化合物とからなるジスアゾ顔料組成物。 A_1−N=N−B−N=N−A_2・・・( I )〔
    式中、Bは▲数式、化学式、表等があります▼(X、Y
    は水素原子、 ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
    級アルコキシカルボニル基を示すが、すベて同時に水素
    原子をとらない)、A_1は ▲数式、化学式、表等があります▼(Zは置換又は無置
    換のフェニル基又はナフチル基を示し、置換基は、低級
    アルキル基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、カルボ
    ンアミド基、スルホンアミド基、アセトアミノ基のうち
    1〜4個で、同種のものでも異種のものでもよい)、A
    _2は▲数式、化学式、表等があります▼(Wはスルホ
    ン酸基及び/又はカルボン酸基を1〜4個含むフェニル
    基又はナフチル基を示し、更に置換基として低級アルキ
    ル基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、水酸基、カル
    ボンアミド基、スルホンアミド基、アセトアミノ基のう
    ち1〜4個を含んでもよく、これらは同種のものでも異
    種のものでもよい)又は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼(Rは炭素原子が1〜4個の脂肪族鎖、Vはスルホ
    ン酸基又はカルボン酸基を示す)をそれぞれ示す。ただ
    し、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基はそれぞれア
    ルカリ土類金属塩又はアルミニウム塩の形であってもよ
    い。〕
JP62008735A 1987-01-17 1987-01-17 ジスアゾ顔料組成物 Expired - Lifetime JP2503468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62008735A JP2503468B2 (ja) 1987-01-17 1987-01-17 ジスアゾ顔料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62008735A JP2503468B2 (ja) 1987-01-17 1987-01-17 ジスアゾ顔料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63178169A true JPS63178169A (ja) 1988-07-22
JP2503468B2 JP2503468B2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=11701209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62008735A Expired - Lifetime JP2503468B2 (ja) 1987-01-17 1987-01-17 ジスアゾ顔料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503468B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4981489A (en) * 1986-09-05 1991-01-01 Basf Lacke & Farben Aktiengesellschaft Disazo compounds and formulations containing same
US5803962A (en) * 1996-08-08 1998-09-08 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Disazo pigment composition and printing ink
EP0952191A2 (en) * 1998-04-24 1999-10-27 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Disazo pigment composition, printing ink containing the same and a method for manufacturing the same
EP0957136A2 (en) * 1998-05-11 1999-11-17 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Additive for a pigment containing disazo compounds, and pigment compositions containing it
US6303762B1 (en) 2000-04-10 2001-10-16 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. Method of producing disazo pigment
JP2002179938A (ja) * 2000-12-08 2002-06-26 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd ジスアゾ顔料組成物及び印刷インキ組成物
WO2011052365A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 花王株式会社 インクジェット記録用水分散体
JP2013095871A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd ジスアゾ顔料組成物およびその製造方法、印刷インキ組成物
CN106590016A (zh) * 2016-12-06 2017-04-26 杭州荣彩实业有限公司 一种混晶型c.i.颜料黄12的生产方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110591409B (zh) * 2019-09-21 2021-05-28 龙口佳源颜料有限公司 一种颜料橙16的制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372762A (ja) * 1986-09-05 1988-04-02 バスフ・ラツケ・ウント・フアルベン・アクチエンゲゼルシヤフト 顔料用添加組成物及びジスアゾ顔料組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372762A (ja) * 1986-09-05 1988-04-02 バスフ・ラツケ・ウント・フアルベン・アクチエンゲゼルシヤフト 顔料用添加組成物及びジスアゾ顔料組成物

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4981489A (en) * 1986-09-05 1991-01-01 Basf Lacke & Farben Aktiengesellschaft Disazo compounds and formulations containing same
US5803962A (en) * 1996-08-08 1998-09-08 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Disazo pigment composition and printing ink
EP0952191A2 (en) * 1998-04-24 1999-10-27 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Disazo pigment composition, printing ink containing the same and a method for manufacturing the same
EP0952191A3 (en) * 1998-04-24 2000-02-23 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Disazo pigment composition, printing ink containing the same and a method for manufacturing the same
EP0957136B1 (en) * 1998-05-11 2001-12-05 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Additive for a pigment containing disazo compounds, and pigment compositions containing it
EP0957136A2 (en) * 1998-05-11 1999-11-17 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Additive for a pigment containing disazo compounds, and pigment compositions containing it
EP0957136A3 (en) * 1998-05-11 2000-02-23 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Additive for a pigment containing disazo compounds, and pigment compositions containing it
US6303762B1 (en) 2000-04-10 2001-10-16 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. Method of producing disazo pigment
EP1146088A1 (en) * 2000-04-10 2001-10-17 Toyo Ink Manufacturing Co. Ltd. Method of producing disazo pigment
JP2002179938A (ja) * 2000-12-08 2002-06-26 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd ジスアゾ顔料組成物及び印刷インキ組成物
WO2011052365A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 花王株式会社 インクジェット記録用水分散体
US9133356B2 (en) 2009-10-30 2015-09-15 Kao Corporation Aqueous dispersion for inkjet printing
JP2013095871A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd ジスアゾ顔料組成物およびその製造方法、印刷インキ組成物
CN106590016A (zh) * 2016-12-06 2017-04-26 杭州荣彩实业有限公司 一种混晶型c.i.颜料黄12的生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2503468B2 (ja) 1996-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63178169A (ja) ジスアゾ顔料組成物
JPH0134269B2 (ja)
JP2559758B2 (ja) 顔料用添加組成物及びジスアゾ顔料組成物
JPS59227951A (ja) 顔料分散剤
JPH07126546A (ja) 顔料分散剤
JPS6317102B2 (ja)
JPH04180969A (ja) モノアゾレーキ顔料およびその用途
JP2569702B2 (ja) ジスアゾ顔料組成物
JP2596045B2 (ja) ジスアゾ顔料組成物
US3536502A (en) Copper phthalocyanine pigment compositions
JP3426506B2 (ja) モノアゾレーキ顔料組成物、その製造方法及び印刷インキ組成物
JPH0673302A (ja) 顔料分散剤
JP2825418B2 (ja) ジスアゾ顔料組成物の製造方法
JP4362887B2 (ja) ジスアゾ顔料添加剤および顔料組成物
JP4536912B2 (ja) ジスアゾ顔料組成物及び印刷インキ組成物
JP2002542167A (ja) 色素適用におけるアセトアセチルアリーリドサスペンジョン
JP3914132B2 (ja) アゾレーキ顔料組成物、その製造方法および印刷インキ組成物
JPH0526832B2 (ja)
JPS5821937B2 (ja) アゾレ−キ顔料の製造法
JPS5930862A (ja) アゾ顔料組成物
JP3914133B2 (ja) アゾレーキ顔料組成物、その製造方法および印刷インキ組成物
JPH08231874A (ja) モノアゾ顔料をベ−スとする顔料組成物
JPH0217219B2 (ja)
US2013091A (en) Organic coloring material comprising an azo compound and a petroleum sulphonate as the substratum
US2013075A (en) Organic coloring material comprising an azo compound and an arylated rosin as the substratum

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term