JPH08231874A - モノアゾ顔料をベ−スとする顔料組成物 - Google Patents

モノアゾ顔料をベ−スとする顔料組成物

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JPH08231874A
JPH08231874A JP7298566A JP29856695A JPH08231874A JP H08231874 A JPH08231874 A JP H08231874A JP 7298566 A JP7298566 A JP 7298566A JP 29856695 A JP29856695 A JP 29856695A JP H08231874 A JPH08231874 A JP H08231874A
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JP7298566A
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Joachim Weide
ヨアヒム・ヴアイデ
Ruediger Jung
リユーデイガー・ユング
Hans J Metz
ハンス・ヨアヒム・メッツ
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノアゾ顔料をベ−スとする顔料組成物の提
供 【解決手段】a)一般式(I) 【化1】 (式中、Rはそれぞれ同一または異なる意味を有し、C
1 〜C3 - アルキル、C1 〜C3 - アルコキシ、塩素ま
たは水素であり、そしてnは1ないし3の数である)で
示される少なくとも1種のモノアゾ顔料、 b)一般式(II) 【化2】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異なる意味を有
し、一般式 【化3】 (式中、mは1または2の数であり、そしてXは水素、
アルカリ金属または化学量的当量のアルカリ土類金属で
ある)で示される残基または飽和または不飽和、脂肪族
または芳香族の5員ないし7員複素環──これは窒素、
酸素および硫黄よりなる群から選ばれた1ないし3個の
ヘテロ原子を含有する──である〕で示される少なくと
も1種の化合物および場合により c)別の慣用な成分および添加剤を含有する、印捺イン
キの製造に特に適する顔料組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の技術分野は、モノア
ゾ顔料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】酸基を含有する染料の添加により種々の
バインダ−における顔料の技術的着色上の性質を改善す
ることは公知である。例えば米国特許A第3,725,
101号明細書中には、顔料と2種以上の染料──この
場合若干の染料は極性基、例えばカルボキシル、スル
ホ、カルバモイルまたはスルファモイル基を含有する─
─との混合物が記載されている。これらの酸性染料の含
有率は0.5ないし20モル%、好ましくは1ないし5
モル%である。
【0003】米国特許A第3,759,733号明細書
中には、ジアゾ化アニリンとアセトアセチルアミドとの
カップリング生成物を含有する顔料組成物──その顔料
組成物はカップリング生成物をベ−スとする水溶性染料
を含有する──が記載されている。可溶性染料の含有率
は顔料組成物に対し0.1ないし20重量%であっても
よい。
【0004】米国特許A第3,759,733号明細書
中には、テトラゾ化した3,3′-ジクロロ- 4,4′-
ジアミノビフェニルをアセトアセトアリ−リドまたは
1-アリ−ル- 5- ピラゾロン系の、1種または2種の
異なる非極性および1種または2種の異なる極性カップ
リング成分を含有する混合物と1:2のモル比でカップ
リングさせるジスアゾ顔料の混合物の製法が記載されて
いる。極性成分は1または2個のカルボキシルおよび/
またはスルホ基を有する。極性カップリング成分の含有
率は0.5ないし20モル%である。
【0005】米国特許A第3,775,148号明細書
から、アセトアリ−リドと共に4,4′- ジアミノジフ
ェニルをベ−スとする顔料のほかに1- フェニル- 3-
メチル- 5- ピラゾロンまたは2- ヒドロキシナフタリ
ン- 3- カルボキシアニリドを同一物をベ−スとする水
溶性染料25重量%まで含有する変性ジアリ−リド顔料
が公知である。
【0006】さらに米国特許A第4,474,609号
明細書中には、ジアゾ化アニリンをアセトアセトアリ−
ルアミドとカップリングさせて得られ、その際1種以上
のジアゾおよび/またはカップリング成分を使用し、そ
の際ジアゾおよび/またはカップリング成分0.1ない
し20モル%が酸性基を含有しそしてカップリング生成
物において反応性酸性基を第四カチオン化合物と反応さ
せて得られるモノアゾ顔料の混合物が記載されている。
【0007】米国特許A第4,720,304号明細書
中には、顔料組成物において通常存在するの成分のほか
に、(イミダゾリル)- メチル置換基を有する染料0.
2ないし10%も含有するアゾ顔料組成物が記載されて
いる。前記の全文献中で、顔料の適用技術的および着色
的特性を改善するために変性された着色剤が使用され
る。しかし使用される着色添加剤は、全てのアゾ顔料体
において有効ではなくそしてそれらの固有色のためにそ
の使用範囲が限られている。
【0008】
【発明を解決しようとする課題】本発明の課題は、無色
化合物を見出し、これを用いてそれらの流動性、印捺特
性および着色性が改善されているアゾ顔料組成物を開発
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、驚くべきこ
とにこの課題を下記一般式(I)で示されるモノアゾ顔
料にN,N′- ビス(トリアジニル)- 4,4′- ジア
ミノスチルベン- 2,2′- ジスルホン酸誘導体を添加
して達成することができることを見出した。本発明は、 a)一般式(I)
【0010】
【化9】 (式中、Rはそれぞれ同一または異なる意味を有し、C
1 〜C3 - アルキル、C1 〜C3 - アルコキシ、塩素ま
たは水素であり、そしてnは1ないし3の数である)で
示される少なくとも1種のモノアゾ顔料、 b)一般式(II)
【0011】
【化10】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異り、一般式
【0012】
【化11】 (式中、mは1または2の数であり、そしてXは水素、
アルカリ金属または化学量論的当量のアルカリ土類金属
である)で示される残基または飽和または不飽和、脂肪
族または芳香族の5員ないし7員複素環──これは窒
素、酸素および硫黄よりなる群から選ばれた1ないし3
個のヘテロ原子を含有する──である〕で示される少な
くとも1種の化合物および場合により c)別の慣用な成分および添加剤 を含有する顔料組成物を提供する。
【0013】前記顔料組成物のうちRがそれぞれ同一ま
たは異なる意味を有し、水素、メチル、エチル、メトキ
シ、エトキシおよび塩素であり、R1 およびR2 が同一
または異なり、一般式
【0014】
【化12】 (式中、Xが水素、NaまたはKである)で示される残
基、またはモルホリニル、1- ピペリジル、1- ピロリ
ジニルまたは1- ピロリル残基、好ましくは1- モルホ
リニル残基である顔料組成物が好ましい。
【0015】前記の顔料組成物のうち、モノアゾ顔料が
一般式(Ia)
【0016】
【化13】 (式中、Arは
【0017】
【化14】 である)で示される構造を有する顔料組成物が特に好ま
しい。またN,N′- ビス(トリアジニル)- 4,4′
- ジアミノスチルベン- 2,2′- ジスルホン酸誘導体
が、一般式(IIa)
【0018】
【化15】 〔式中、T1 およびT2 は同一または異なり、好ましく
は同一であり、式
【0019】
【化16】 (式中、Xが水素またはNaである)で示される残基で
ある〕を有する顔料組成物が特に好ましい。該ジアミノ
スチルベン誘導体は、トランス立体配置で使用される。
【0020】本発明による顔料組成物中の成分b)の含
有率は、有利には顔料組成物の重量(100重量%)に
対し0.1ないし8重量%、好ましくは0.4ないし3
重量%である。別の慣用な成分および添加剤c)は、例
えば樹脂、例えばロジンまたはロジン誘導体、例えば水
素化、脱水、不均化または重合ロジン、ト−ル樹脂およ
び別の慣用な分散助剤である。成分c)の含有率は、顔
料組成物の全重量の0ないし30重量%、好ましくは
0.1ないし20重量%である。一般式(I)で示され
るモノアゾ顔料は、62ないし99.9重量%、好まし
くは77ないし99.5重量%の量で存在している。
【0021】また本発明は、前記の顔料組成物を製造す
る方法において、一般式(I)または(Ia)で示され
るモノアゾ顔料を製造するためのカップリング反応を成
分b)の存在下実施するか、あるいは成分b)をカップ
リング反応の終了後、水性顔料懸濁液または水中に懸濁
させたモノアゾ顔料の濾塊(フイルタ−ケ−キ)と一緒
にすることを特徴とする方法を提供する。前記の第一工
程において、成分b)をカップリング前カップリング成
分および/またはジアゾ成分に添加するか、あるいは成
分b)をカップリング反応中水性懸濁液または水溶液の
形で添加する。成分b)を水性懸濁液または水溶液でカ
ップリング反応の終了後、中和した水性顔料懸濁液に添
加しそして混合物を20ないし150℃の温度に加熱す
ることが好ましく、その場合有利に顔料特性が変性され
る(仕上げ処理)。次に配合物を常法で後処理しそして
有利には粉末として単離する。成分c)の添加は、任意
の時点で前記の工程中行うことができる。
【0022】一般式(I)および(Ia)で示されるモ
ノアゾ顔料は、当業者間で慣用の方法で、ジアゾ化3-
アミノ- 4- メトキシ- ベンゾアニリド(ジアゾ成分)
をN- フェニル- 3- ヒドロキシ- 2- ナフタリンカル
ボキシアミド(カップリング成分)とアゾカップリング
させて製造される。このタイプの顔料は、例えばW.H
erbst,K.Hunger,Industriel
le Organische Pigmente [I
ndustrial organic pigment
s],VCH- Verlag,1987中に記載されて
いる。
【0023】一般式(II)で示されるN,N′- ビス
(トリアジニル)- 4,4′- ジアミノスチルベン-
2,2′- ジスルホン酸誘導体は、慣用の方法により、
例えばドイツ特許出願公開第1206296号明細書お
よびドイツ特許出願公開第569912号明細書中に記
載の如く、4,4′- ジアミノスチルベン- 2,2′-
ジスルホン酸を塩化シアヌル2モル当量および残基R1
および/またはR2 に相当するアミン2ないし4モル当
量と反応させて製造される。
【0024】本発明により使用される、一般式(I)お
よび(Ia)で示される化合物は、固有色を有せずそし
て不所望な変色を生じない。しかし一般式(I)および
(Ia)で示されるモノアゾ顔料の良好な溶剤堅牢性
は、本発明による顔料組成物中で保たれている。本発明
による顔料組成物は、印捺インキを製造するためめに特
に適しそして印捺インキ用顔料にとって重要な規準に関
して優れた諸性質、即ち透明度、光沢度および着色力を
示す。
【0025】本発明による顔料組成物を溶剤- 含有凹版
印捺(intaglio)インキおよびフレキソ印捺イ
ンキ、および水をベ−スとするこれらインキを製造する
ために使用することが特に好ましい。また本発明は、印
捺インキを製造するために本発明による顔料組成物を使
用する方法を提供する。
【0026】
【実施例】以下の例において部は重量に関し、そして容
量部と重量部との関係は、リットル対キログラムの関係
である。 例 1 3- アミノ- 4- メトキシベンゾアニリド193.6部
を水2000容量部および31%塩酸360容量部中に
15分間かき混ぜ、氷で10℃に調節する。次に亜硝酸
ナトリウムの38%溶液112容量部を5分間にわたっ
て表面下に流入させる。1時間10ないし15℃におい
て攪拌する。得られるジアゾニウム溶液を濾過により明
澄化しそして過剰の亜硝酸塩をアミドスルホン酸により
分解する。
【0027】N- (5- クロロ- 2- メチルフェニル)
- 3- ヒドロキシ- 2- ナフタリンカルボキシアミド2
05.6部およびN- (4- クロロ- 2,5- ジメトキ
シフェニル)- 3- ヒドロキシ- 2- ナフタリンカルボ
キシアミド58.4部を水1600容量部および比重
1.35を有する水酸化ナトリウム溶液264部中に溶
解しそしてこの溶液を30分間にわたって0ないし10
℃において、水1600容量部中氷酢酸154.4部お
よびアルキルポリグリコ−ルエ−テル──Genapo
l T250(登録商標)──16部の氷で0℃に冷却
した溶液中に流入させ、その際沈澱の最後にpHを5.
6ないし6.0に設定する。その後混合物を30分間攪
拌しそしてヤシ油脂肪アルキルジメチルアミンオキシド
の30%水溶液46部および酢酸ナトリウム40部を沈
澱物に添加する。
【0028】次にジアゾニウム溶液を、沈澱したカップ
リング成分の表面下に40ないし45℃において90分
間にわたって流入させ、その間pHを3.5ないし4.
0に設定する。カップリングの最後にジアゾ過剰が生ず
るが、30分間の70℃におけるその後の攪拌の間に消
失する。カップリング完了後、水200容量部中に溶解
した、C12〜C15- 脂肪アルコ−ル- エチレンオキシド
- プロピレンオキシド付加物(アルコ−ル1モル、エチ
レンオキシド8モルおよびプロピレンオキシド4モルか
らなる)24部および下記式
【0029】
【化17】 で示されるスチルベンジスルホン酸誘導体5.5部を添
加し、その後攪拌を30分間実施する。次に混合物を加
熱下濾過しそして固体生成物を50℃において熱水で洗
浄する。70℃における乾燥および磨砕の後、赤色顔料
粉末518部が得られる。
【0030】前記の通り製造した顔料組成物を溶剤- 含
有ニトロセルロ−ス凹版印捺インキの製造に使用しそし
てこれを用いて形成させた印捺物を本発明によるスチル
ベンジスルホン酸化合物を使用しない、対応する顔料組
成物をベ−スとする印捺インキを用いて形成させた印捺
物と比較して評価すれば、例1により製造した顔料組成
物は、著しく高い透明度および著しく高い光沢度と共に
高い着色力を示す。 例 2 ジアゾニウム溶液を例1において記載した様に製造す
る。
【0031】N- (4- クロロ- 2,5- ジメトキシフ
ェニル)- 3- ヒドロキシ- 2- ナフタリンカルボキシ
アミド290.7部を水1600容量部および比重1.
35を有する水酸化ナトリウム溶液264部中に溶解し
そしてこの溶液を0ないし10℃において30分間にわ
たって、水1600容量部中31%氷酢酸151容量部
およびアルキルポリグリコ−ルエ−テル──Genap
ol T250(登録商標)──13.3部の氷で0℃
に冷却した溶液中に流入させ、その際沈澱の最後にpH
を4.5ないし5.6に設定する。
【0032】次にジアゾニウム溶液を沈澱したカップリ
ング成分の表面下に40ないし45℃において90分間
にわたって流入させ、その際pHを6%水酸化ナトリウ
ム溶液の流入により5.2ないし5.0に保つ。カップ
リングの最後にジアゾ過剰が生ずるが、30分間のその
後の攪拌の間に消失する。カップリング完了後、水20
0容量部中に溶解した、C12〜C15- 脂肪アルコ−ル-
エチレンオキシド- プロピレンオキシド付加物24部、
ヤシ油脂肪アルキルジメチルアミンオキシドの30%水
溶液16.2部および下記式
【0033】
【化18】 で示されるスチルベンジスルホン酸誘導体1.9部を添
加し、その後攪拌を30分間実施する。次に混合物を6
0℃に加熱しそして加熱下濾過しそして固体生成物を5
0℃において熱水で洗浄する。70℃における乾燥およ
び磨砕の後、赤色顔料粉末530部が得られる。
【0034】前記の通り製造した顔料組成物を溶剤- 含
有ニトロセルロ−ス凹版印捺インキの製造に使用しそし
てこれを用いて形成させた印捺物を本発明によるスチル
ベンジスルホン酸化合物を使用しない、対応する顔料組
成物をベ−スとする印捺インキを用いて形成させた印捺
物と比較して評価すれば、例2により製造した顔料組成
物は、著しく高い透明度および著しく高い光沢度と共に
高い着色力を示す。 例 3 ジアゾニウム溶液を例1において記載した様に製造す
る。
【0035】N- (5- クロロ- 2- メトキシフェニ
ル)- 3- ヒドロキシ- 2- ナフタリンカルボキシアミ
ド249.2部を95℃において水1600容量部およ
び比重1.35を有する水酸化ナトリウム溶液217部
中に溶解しそしてこの溶液を氷で50℃に冷却しそして
0ないし10℃において30分間にわたって、水320
0容量部中31%氷酢酸128容量部およびアルキルポ
リグリコ−ルエ−テル──Genapol T250
(登録商標)──16部の氷で0℃に冷却した溶液中に
流入させ、その際沈澱の最後にpHを5.5ないし6.
5に設定する。
【0036】次にジアゾニウム溶液を沈澱したカップリ
ング成分の表面下に40ないし45℃において2時間に
わたって流入させ、カップリングの最後にジアゾ過剰が
生ずるが、15ないし30分間のその後の攪拌の間に消
失する。カップリング完了後、水200容量部に溶解し
た、下記式
【0037】
【化19】 で示されるスチルベンジスルホン酸誘導体5.2部を添
加し、その後攪拌を30分間実施する。次に混合物を濾
過しそして固体生成物を水を用いて洗浄して塩を除去す
る。65℃における乾燥および磨砕の後、赤色顔料粉末
450部が得られる。
【0038】前記の通り製造した顔料組成物を溶剤- 含
有ニトロセルロ−ス凹版印捺インキの製造に使用しそし
てこれを用いて形成させた印捺物を本発明によるスチル
ベンジスルホン酸化合物を使用しない、対応する顔料組
成物をベ−スとする印捺インキを用いて形成させた印捺
物と比較して評価すれば、例3により製造した顔料組成
物は、著しく高い透明度および著しく高い光沢度と共に
高い着色力を示す。 例 4 例1において記載した様に実施するが、使用したスチル
ベンジスルホン酸化合物を例2において使用したスチル
ベンジスルホン酸化合物に換えれば、例1において記載
したのと同一の良好な着色性を有する顔料が得られる。 例 5 例1において記載した様に実施するが、使用したスチル
ベンジスルホン酸化合物を例3において使用したスチル
ベンジスルホン酸化合物に換えれば、例1において記載
したのと同一の良好な着色性を有する顔料が得られる。
【0039】前記の例からなる顔料組成物を下記の方法
により印捺インキに加工し、そしてこれら印捺インキを
用いて印捺を形成させる。ペイント振盪機中における凹
版印捺インキの製造およびその後の印捺媒体への適用。 1.ワニス 30.0%のコロジオンウ−ル A 400 (エタノ
−ル湿分65%) 4.0%の可塑剤、例えばGenomoll 140─
─登録商標──(ジブチルフタレ−ト) 8.0%のメトキシプロパノ−ル58.0% のエタノ−ル(無水) 100.0%(固形分23.5%) 2.溶剤混合物: 50%のエタノ−ル 50%の酢酸エチル 試料および比較に関して次の方法によりそれぞれ2種の
インキを製造する:押込式蓋を有する150ml容プラ
スチックカップにガラス球(直径2mm)および 5.4gの顔料 15.0gのニトロセルロ−ス(NC)ワニス(1.)15.6g の溶剤混合物(2.) 36.0g(15%ミルベ−ス) を充填する。
【0040】試料および対照のそれぞれ2カップを30
分間同時に振盪機で分散させる。 3.次に試料および対照のそれぞれのカップに 9.0gのNCワニス(1.) を添加し、さらに2分間振盪機で振盪させる。これらの
12%濃縮物を篩を介してガラスびん中に導入しそして
粘度を測定するために使用する。 4.試料および対照の残りの2カップにそれぞれ 32.0gのNCワニス(1.)および 4.0gのメトキシプロパノ−ル を添加し、さらに2分間振盪させる。これらの7.5%
既製印捺インキをガラス球から分離しそしてガラスびん
中に導入する。印捺前、気泡を逃がすためにインキを1
0分間放置する。 5.印捺 前記の7.5%印捺インキを試験凹版印捺機を用いて一
度紙上にそして一度ポリプロピレン(PP)フイルム上
に印捺し、その際順次試料および対照を同一の印捺媒体
上に印捺する。
【0041】それぞれの印捺物を、印捺のかぶりを防止
するために、印捺直後数秒間熱板上で60℃において放
置させる。 6.粘度測定 粘度を前記の12%濃縮物で測定する(例えばRoto
visco RV3またはRV1 2またはHaak
e,Karlsruhe社製粘度計VT500を使用し
て)。 7.評価 紙上の印捺物を、着色力、色調および明澄度、および黒
色の上面における印捺に関して透明度を評価するために
使用する。
【0042】PPフイルム(紙による下敷き)またはア
ルミニウム箔上の印捺物を、光沢度および透明度を評価
するために使用する。2種のインキの着色力が5%より
多く異なれば、濃いインキ(試料または対照)をワニス
(1.)で適切に薄め(例えば95部、90部等に)そ
して再び第2インキに関し印捺する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)一般式(I) 【化1】 (式中、Rはそれぞれ同一または異なる意味を有し、C
    1 〜C3 - アルキル、C1 〜C3 - アルコキシ、塩素ま
    たは水素であり、そしてnは1ないし3の数である)で
    示される少なくとも1種のモノアゾ顔料、 b)一般式(II) 【化2】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異なる意味を有
    し、一般式 【化3】 (式中、mは1または2の数であり、そしてXは水素、
    アルカリ金属または化学量論的当量のアルカリ土類金属
    である)で示される残基または飽和または不飽和、脂肪
    族または芳香族の5員ないし7員複素環──これは窒
    素、酸素および硫黄よりなる群から選ばれた1ないし3
    個のヘテロ原子を含有する──である〕で示される少な
    くとも1種の化合物および場合により c)別の慣用な成分および添加剤を含有する顔料組成
    物。
  2. 【請求項2】Rがそれぞれ同一または異なる意味を有
    し、水素、メチル、エチル、メトキシ、 エトキシおよび塩素であり、R1 およびR2 が同一また
    は異なり、一般式 【化4】 (式中、Xが水素、NaまたはKである)で示される残
    基、またはモルホリニル、1- ピペリジル、1- ピロリ
    ジニルまたは1- ピロリル残基、好ましくは1- モルホ
    リニル残基である請求項1記載の顔料組成物。
  3. 【請求項3】 モノアゾ顔料が一般式(Ia) 【化5】 (式中、Arは 【化6】 である)で示される構造を有する請求項1または2記載
    の顔料組成物。
  4. 【請求項4】 成分b)が一般式(IIa) 【化7】 〔式中、T1 およびT2 は同一または異なり、好ましく
    は同一であり、式 【化8】 (式中、Xが水素またはNaである)で示される残基で
    ある〕で示される化合物である請求項1ないし3の少な
    くとも1項に記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】 成分b)の含有率が顔料組成物の重量
    (100重量%)に対し0.1ないし8重量%、好まし
    くは0.4ないし3重量%である請求項1ないし4の少
    なくとも1項に記載の顔料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5の少なくとも1項に記
    載の顔料組成物を製造する方法において、一般式(I)
    または(Ia)で示されるモノアゾ顔料を製造するため
    のカップリング反応を成分b)の存在下実施するか、あ
    るいは成分b)をカップリング反応の終了後、水性顔料
    懸濁液または水中に懸濁させたモノアゾ顔料の濾塊と一
    緒にすることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 反応混合物をカップリング反応の終了
    後、20ないし150℃の温度に加熱する請求項6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5の少なくとも1項に記
    載の顔料組成物を印捺インキを製造するために使用する
    方法。
  9. 【請求項9】 溶剤- 含有または凹版水性印捺インキま
    たはフレキソ印捺インキを製造するために使用する請求
    項8記載の方法。
JP7298566A 1994-11-17 1995-11-16 モノアゾ顔料をベ−スとする顔料組成物 Withdrawn JPH08231874A (ja)

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