JP2001522384A - 染料塩及び高分子材料の着色の際のその使用 - Google Patents

染料塩及び高分子材料の着色の際のその使用

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Abstract

(57)【要約】 繊維反応性基を含有せず、かつ式(I) [式中、Chrは、金属不含又は金属含有フタロシアニン、キナクリドン、モノアゾ染料、ジスアゾ染料、ポリアゾ染料、アントラキノン又は銅ホルマザンの系列からなる発色団の(m+n)価の基を表しArは置換又は非置換のフェニル又は置換又は非置換のナフチルを表し、X+は金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、Y+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、mは1〜6を表し、nは1〜6を表し、その際、mとnとの和は最大7である]で示される染料塩、高分子材料を着色又は印刷する方法並びに染料塩を含有する染料調製物。

Description

【発明の詳細な説明】 染料塩及び高分子材料の着色の際のその使用 本発明は、繊維反応性基を含有せず、式I: [式中、 Chrは、金属不含の又は金属含有のフタロシアニン、キナクリドン、モノアゾ 染料、ジスアゾ染料、ポリアゾ染料、アントラキノン又は銅ホルマザンの系列か らの発色団の(m+n)価の基を表し、 Arは、場合により置換されたフェニル又は場合により置換されたナフチルを表 し、 X+は、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 Y+は、プロトン、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 mは1〜6を表し、 nは1〜6を表し、その際、m及びnの和は最大で7である]で示される新規染 料塩、紙の着色又は印刷方法又は染料塩を含有する染料調製物に関する。 本発明の課題は、大量でも並びにインクジェット法を用いる場合でも、有利に 、高分子材料、特に紙の着色又は印刷のために適している新規染料塩を提供する ことであった。この新規の染料塩はこの場合、有利な適用技術的特性、特に良好 な水堅牢性及び光堅牢性により優れているのが有利である。 従って、冒頭に詳細に記載した式Iの染料塩が見出された。 式Iの染料塩は繊維反応性基を有していない。このことは、前記染料塩が反応 染料において通常であり、例えばセルロースのヒドロキシ基と置換又は付加反応 する基を有していないことを意味する。 本願明細書中に挙げられた式中に生じる全てのアルキル基は直鎖又は分枝鎖で あることができる。 前記の式において、置換フェニル基又は置換ナフチル基が生じる場合、置換基 として例えばC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニト ロ、C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル又はC1〜C6 アルコキシスルホニルを挙げることができる。フェニル基又はナフチル基はこの 場合一般に1〜3個の、有利に1又は2個の置換基を有する。 本願明細書において生じるアルキル基は、例えばメチル、エチル、プロピル、 イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソ ペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプ チル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、デ シル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、テト ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデ シル、エイコシル(イソオクチル、イソノニル、イソデシル及びイソトリデシル の名称は慣用名であり、オキソ合成により得られたアルコールから由来し、これ についてはUllmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry,5th Edition,V ol.A1,paqe 290-293,並びにVol.A 10,page 284 and 285参照)、2−メトキ シエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−イソプロポキシエ チル、2−ブトキシエチル、2−又は3−メトキシプロピル、2−又は3−エト キシプロピル、2−又は3−プロポキシプロピル、2−又は3−ブトキシプロピ ル、2−又は4−メトキシブチル、2−又は4−エトキシブチル、2−又は4− プロポキシブチル、2−又は4−ブトキシブチル、3,6−ジオキサヘプチル、 3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサノニル、3,7−ジオキサオクチ ル、3,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサオクチル、4,7−ジオキサノ ニル、4,8−ジオキサデシル、3,6,8−トリオキサデシル、3,6,9− トリオキサウンデシル、3,6,9,12−テトラオキサトリデシル、3,6, 9,12−テトラオキサテトラデシル、2−ヒドロキシエチル、2−又は3−ヒ ドロキシプロピル又は2−又は4−ヒ ドロキシブチルである。 アルコキシ基は、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、 ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ 、ネオペンチルオキシ、t−ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ又は2−メチルペ ンチルオキシである。 ハロゲンは例えばフルオロ、クロロ又はブロモである。 アルコキシカルボニル基は例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、 プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソ ブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イ ソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル又はヘキシルオキ シカルボニルである。 アルキル−及びアルコキシスルホニル基は、例えばメチル−、エチル−、プロ ピル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチル−、ペンチル−、ヘキシル−、 メトキシ−、エトキシ−、プロポキシ−、イソプロポキシ−、ブトキシ−、イソ ブトキシ−、ペンチルオキシ−又はヘキシルオキシスルホニルである。 基Arは、特に例えばフェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2−、 3−又は4−エチルフェニル、2−、3−又は4−プロピルフェニル、2−、3 −又は4−イソプロピルフェニル、2−、3−又は4 −ブチルフェニル、2,3−、2,4−又は2,6−ジメチルフェニル、2−、 3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は4−エトキシフェニル、2,3 −、2,4−又は2,6−ジメトキシフェニル、2−、3−又は4−エトキシフ ェニル、2,3−、2,4−又は2,6−ジメトキシフェニル、2−、3−又は 4−フルオロフェニル、2−、3−又は4−クロロフェニル、2−、3−又は4 −ブロモフェニル、2−、3−又は4−ニトロフェニル又は2−、3−又は4− シアノフェニルである。 X+及びY+はそれぞれ金属カチオン又はアンモニウムイオンであることができ る。 適当な金属カチオンは、特にリチウムイオン、ナトリウムイオン又はカリウム イオンである。 本発明の範囲内でアンモニウムイオンとは、非置換又は置換されたアンモニウ ムイオンであると解釈される。置換アンモニウムイオンは、例えばモノアルキル −、ジアルキル−、トリアルキル−、テトラアルキル−又はベンジルトリアルキ ルアンモニウムイオン又は窒素含有の5員又は6員の飽和複素環から誘導される ようなカチオン、例えばピロリジニウム−ピペリジニウム−、モルホリニウム− 又はピペラジニウムカチオン又はこれらのN−モノアルキル−又はN,N−ジア ルキル置換された生成物である。アルキルとは、一般に直鎖又は分枝鎖のC1〜 C20アルキルであると解釈 され、これは一般に1又は2個のヒドロキシ基により置換されかつ/又は1〜4 個、有利に1又は2個の酸素原子でエーテル官能基の形に中断されていてもよい 。多数のアルキル基を有するアンモニウムイオンの場合、これらの基は同じ又は 異なることができる。 特に、モノ−C1〜C6アルキルアンモニウム−、ジ−(C1〜C6アルキル)ア ンモニウム−、トリ−(C1〜C6アルキル)アンモニウム−、テトラ−(C1〜 C6アルキル)アンモニウム、ベンジルトリ−(C1〜C6アルキル)アンモニウ ム−、ピロリジニウム−、ピペリジニウム−、モルホリニウム−、ピペラジニウ ム−又はN−(C1〜C4アルキル)ピペラジニウムイオンが挙げられる。 アンモニウムイオンを誘導する適当なアミンは、例えば次のものである: − モノアルキルアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン 、イソプロピルアミン、ブチルアミン、s−ブチルアミン、イソブチルアミン、 1,2−ジメチルプロピルアミン又は2−エチルヘキシルアミン、 − ジアルキルアミン、例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルア ミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ−s− ブチルアミン、ビス(2−エチルヘキシル)アミン、N−メチル−n−ブチルア ミン又はN−エチル−n− ブチルアミン、 − アルコキシアルキルアミン、例えば2−メトキシエチルアミン、ビス(2− メトキシエチル)アミン、3−メトキシプロピルアミン、3−エトキシプロピル アミン又は3−(2−エチルヘキソキシ)プロピルアミン、 − トリアルキルアミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプ ロピルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルエチルアミン、N,N−ジ メチルイソプロピルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン及び − ヒドロキシアミン、例えばモノ−又はジエタノールアミン、モノ−又はジプ ロパノールアミン、モノ−又はジイソプロパノールアミン、N−モノ−又はN, N−ジ−(C1〜C4アルキル)エタノールアミン、−プロパノールアミン又は− イソプロパノールアミン、例えばN−モノ−又はN,N−ジエチルエタノールア ミン、−プロパノールアミン又は−イソプロパノールアミン、N−モノ−又はN ,N−ジエチルエタノールアミン、−プロパノールアミン又は−イソプロパノー ルアミン、N−モノ−又はN,N−ジプロピルエタノールアミン、−プロパノー ルアミン又は−イソプロパノールアミン、N−モノ−又はN,N−ジイソプロピ ルエタノールアミン、−プロパノールアミン又は−イソプロパノールアミン又は N−モノ−又はN,N−ジ ブチルエタノールアミン、−プロパノールアミン又は−イソプロパノールアミン 、N−(C1〜C4アルキル)ジエタノールアミン、−ジプロパノールアミン又は −ジイソプロパノールアミン、例えばN−メチルジエタノールアミン、−ジプロ パノールアミン又は−ジイソプロパノールアミン、N−エチルジエタノールアミ ン、−ジプロパノールアミン又は−ジイソプロパノールアミン、N−プロピルジ エタノールアミン、−ジプロパノールアミン又は−ジイソプロパノールアミン、 N−イソプロピルジエタノールアミン、−ジプロパノールアミン又はジイソプロ パノールアミン又はN−ブチルジエタノールアミン、−ジプロパノールアミン又 は−ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミ ン、トリイソプロパノールアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン、 N−(2−又は3−ヒドロキシプロピル)ピロリジン、N−(2−ヒドロキシエ チル)ピペリジン、N−(2−又は3−ヒドロキシプロピル)ピペリジン、N− (2−ヒドロキシエチル)モルホリン、N−(2−又は3−ヒドロキシプロピル )モルホリン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、N−(2−又は3− ヒドロキシプロピル)ピペラジン又はN,N−ジメチル−又はN,N−ジエチル −N−(5−ヒドロキシ−3−オキサペンチル)アミン。 適当な発色団基は特に金属不含のフタロシアニン又 は銅、亜鉛、ニッケル又は基AlCl又はVClを中心単位として有するフタロ シアニンから誘導され、この場合銅フタロシアニンが特に有利である。 このフタロシアニンは有利に骨格中に置換基を有していない。 Chrが金属不含又は金属含有フタロシアニンの系列からなる発色団の基を表 す場合、mは有利に1〜2を表し、nは有利に2〜3を表し、その際、mとnと の和は最大で4である。 Arが、場合によりC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、シアノ又はニト ロにより置換されたフェニルを表す式Iの染料塩が有利である。 式Iの本発明による染料塩は、自体公知の方法で得ることができる。 例えば、式II [Halはハロゲン、特にクロロを表し、Chr、m及びnはそれぞれ前記した ものを表す]で示されるスルホン酸ハロゲン化物を、まず式III Ar−NH2 (III) [式中、Arは前記の意味を表す]で示されるアリールアミンで処理し、引き続 き金属イオン又はアンモニウムイオン(X+/Y+)の基となる塩基で処理するこ とができる。 有利に8〜12のpH値に調節されたこうして得られた水溶液は、濾過又は遠 心分離後にすぐに使用可能である。 式Iの染料塩は有利に高分子材料の着色に適している。 本発明のもう一つの対象は、従って、式Ia[式中、 Chrは、金属不含又は金属含有フタロシアニン、キナクリドン、モノアゾ染料 、ジスアゾ染料、ポリアゾ染料、アントラキノン又は銅ホルマザンの系列からの 発色団の(m+n)価の基を表し、 Arは、場合により置換されたフェニル又は場合により置換されたナフチルを表 し、 X+は金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 Y+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 mは1〜6を表し、 nは1〜6を表し、この場合、mとnとの和は最大で7である]で示される染料 塩を使用する、高分子材料の着色又は印刷方法であり、この場合、繊維反応性基 を有していない式Iaの染料塩を使用するのが有利である。 この新規の方法の有利な実施態様において、先に詳 説した有利な染料塩が使用される。 この新規の方法は特に有利に染料塩Iaの水溶液を用いて実施され、その際、 この溶液は6〜12、有利に8〜11、特に約10のpH値を有し、1種以上の 式Iaの染料塩をその総重量に対して1〜10重量%、有利に2〜4重量%、並 びに水を80〜99重量%、有利に90〜99重量%含有する。他の成分は例え ば希釈剤であることができる。溶液の成分の合計は100重量%になると解釈さ れる。 本発明のもう一つの対象は、特に上記の重量比で、式Iの1種以上の染色塩並 びに水を含有する調製剤である。 水性調製剤の他の成分は塩及び通常の添加剤であることができる。 本発明により着色又は印刷することができる適当な高分子材料は、特に紙材料 並びにセルロース、綿、皮革、亜麻、サイザル、ジュート、ココナッツ又はワラ である。 紙の着色又は印刷が有利である。紙の着色のために大量の紙の着色並びにイン クジェット印刷法を用いた紙の印刷が特に有利である。 紙の大量着色は、有利にサイズ処理紙又は未サイズ処理紙の場合に有利に適用 される。 インクジェット法(Ink-Jet-verfahren)の場合、小さな液滴の形で基材上に 直接吹き付けられる通常の 水性インキを使用する。この場合、インキを均質にノズルを通してプレスし、印 刷すべき画像に依存して、電場によって基板上へ変向させる連続的方法と、イン キ衝突が有色点があるべき箇所だけで行われる中断インクジェット法又は「ドロ ップ−オン−デマンド(Drop-on-Demand)」法は区別される。後者の方法の場合、 圧電結晶又は加熱カニューレを介して(バブルジェット法又はサーモジェット法 )圧力がインク系にかけられ、インク液滴が押し出される。このような方法は、 例えばText.chem.Color,Band 19(8),page 23‐29,1987,and Band 21(6), page 27‐32,1989の文献中に記載されている。 本発明による染料塩の適用は、この染料塩が基本的な範囲で水溶性であり、か つ中性又は酸性紙上に吹き付け後に印刷画像において良好な水堅牢性及び光り堅 牢性により優れているという利点を有する。 良好な漂白性を有する着色及び印刷された紙は、水だけでなく、同様に牛乳、 石鹸水、塩化ナトリウム溶液、フルーツジュース又は甘味ミネラルウォーターに 対しても濡れ堅牢性であり、そのアルコール堅牢性に基づきアルコール飲料に対 しても良好な耐久性を有する。 次の例は本発明をさらに詳説する。 A) 製造 例1 氷/水(1:1w/w)30gに、0℃で銅フタロシアニンテトラスルホン酸 クロリド23gをペースト(乾燥含有率:38%)として添加した。次いで30 分間分散させた。その後、0℃で撹拌しながらアニリン3.72g(0.04モ ル)を添加し、炭酸水素ナトリウムを添加しながら7のpH値に調節した。1時 間後撹拌し、引き続き25%のアンモニア水溶液で9.2〜9.3のpH値に調 節し、生じた混合物を25℃に加熱した。酢酸ナトリウム3.3gの添加後に、 25℃で1時間撹拌し、その際8.4のpH値に調節した。次いで、少量の市販 の消泡剤を添加した後50〜52℃で2時間(pH値:8.4)撹拌し、引き続 き50重量%の苛性ソーダ液で10.7〜10.9のpH値に調節した。一晩中 撹拌した後、水100ml及び50重量%の苛性ソーダ液をpH値が12になる まで添加した。1時間後撹拌し、濾過し、pH値が10.3の濾液を濃塩酸で1 のpH値に酸性化した。沈殿物が生じ、これを乾燥させた。乾燥後に、粉末3. 6gが得られた。これは水溶液(10のpH値を上回る)中で次の構造を示した 。 例2 同様に次の染料塩を製造した。 B) 紙上でのインクジェット印刷の製造 インク:染料塩0.3gを水及びN−メチルピロリドン(9:1v/v)からの 溶液9.7g中で、室温で2時間撹拌(磁気撹拌機)した。その後、この溶液を それぞれ塩基でアルカリ性にした。場合による残留物は遠心分離により除去した 。 インク1塩基:苛性ソーダ液 インク2塩基:アンモニア水溶液 印刷物の製造は、Hewlett-Packard社の市販のインクジェットプリンター(H P 500)を用いて次の市販の紙に実施した: a) インターコピー(Intercopy)紙(IC) b) クレールフォンテイン(Claire Fontaine)紙(CF) c) Zweckform社のインクジェット紙(ZF) d) エプソン社の被覆紙(EP) 24時間の乾燥時間後に印刷物を次の試験にかけた: 光堅牢性:光堅牢性を、Original Heraeus Suntest装置中で印刷物の露光、及び 時間に関する色彩の深さの低下率の決定により測定した(それぞれ時間数を記載 し、その時間数後に照射の前に存在する光学密度の x%を測定した)。 水堅牢度:印刷物を蒸留水500ml中で5分間200U/minで撹拌した。 残留着色率をパーセンテージで示した。 スプラッシュ試験:文字及びバルク印刷部を水1滴で濡らした。インクのにじみ を評点1から3で視覚的に評価した(1=極めて良好;2=中程度;3=不十分 )。 次の結果が得られた:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 11/00 D06P 5/00 D D06P 5/00 B41J 3/04 101Y (72)発明者 ギュンター ザイボルト ドイツ連邦共和国 D―67141 ノイホー フェン フリードリッヒ―エーベルト―シ ュトラーセ 14 (72)発明者 カール−ハインツ エッツバッハ ドイツ連邦共和国 D―67227 フランケ ンタール ジャン―ガンス―シュトラーセ 46

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 繊維反応性基及びカルボキシル基を有しておらず、並びに式I [式中、 Chrは、金属不含又は金属含有フタロシアニン、キナクリドン、モノアゾ染 料、ジスアゾ染料、ポリアゾ染料、アントラキノン又は銅ホルマザンの系列から なる発色団の(m+n)価の基を表し、 Arは置換又は非置換のフェニル又は置換又は非置換のナフチルを表し、 X+は金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 Y+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 mは1〜6を表し、 nは1〜6を表し、その際、mとnとの和は最大7である]で示される染料塩 。 2. Chrが、金属不含フタロシアニン、又は中心単位として銅、亜鉛、ニッ ケル又は基AlCl又はVClを有するフタロシアニンの系列からなる発色団の 基を表す、請求項1記載の染料塩。 3. Chrが銅フタロシアニン基を表す、請求項1 記載の染料塩。 4. Arが、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、シアノ又はニトロで置 換されていてもよいフェニルを表す、請求項1記載の染料塩。 5. カルボキシル基を有しておらずかつ式Ia [式中、 Chrは、金属不含又は金属含有フタロシアニン、キナクリドン、モノアゾ染 料、ジスアゾ染料、ポリアゾ染料、アントラキノン又は銅ホルマザンの系列から なる発色団の(m+n)価の基を表し、 Arは置換又は非置換のフェニル又は置換又は非置換のナフチルを表し、 X+は金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 Y+はプロトン、金属カチオン又はアンモニウムイオンを表し、 mは1〜6を表し、 nは1〜6を表し、その際、mとnとの和は最大7である]で示される染料塩 を使用することを特徴とする、高分子材料の着色又は印刷方法。 6. 紙を染料塩Iaで、インクジェット法を用いて印刷する、請求項5記載の 方法。 7. 請求項1記載の式Iの1種以上の染料塩並びに 水を含有する染料調製物。
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