JPS63178023A - 複合容器の成形装置 - Google Patents

複合容器の成形装置

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JPS63178023A
JPS63178023A JP1110087A JP1110087A JPS63178023A JP S63178023 A JPS63178023 A JP S63178023A JP 1110087 A JP1110087 A JP 1110087A JP 1110087 A JP1110087 A JP 1110087A JP S63178023 A JPS63178023 A JP S63178023A
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Kazumasa Morioka
一雅 森岡
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、複合容器の成形装置に関し、より詳しくは
、熱可塑性樹脂の発泡シートからなる容器本体の表面に
、紙が積層されている複合容器を成形するための装置に
関する。
〈従来の技術〉 従来より、食品等を収容する発泡シート製の容器におい
ては、その外周面に対して、模様、商標、商品名、商品
の種別や価格等の情報を表示するバーコード等を印刷す
ることが行なわれている。
ところが、発泡シート面に直接印刷を施すと、印刷イン
キの乗りが悪く、鮮明な印刷ができないという不都合が
ある。特に、バーコードについては、印刷が不鮮明であ
ると、光学的に読み取ることか困難となり、その機能を
果たすことができなくなる。
このため、発泡シート製の容器本体の外周に紙を積層し
、その紙面に対して印刷を施す試みがなされている。上
記紙の積層は、容器本体を補強する上でも好適となる。
従来、上記紙と発泡シートとによる複合容器の製造技術
としては、容器本体をシート成形した後、容器本体の外
周に帯状の紙を巻回して接合している。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記した製造技術によると、紙を事後的に貼着するので
、紙によって容器の外周に段差が生じ、一体感に乏しく
外観的に好ましくないとともに、容器本体と紙とを密着
させ難く、充分な一体性を確保できず、補強効果もあま
り発揮できないという問題がある。しかも、製造工程が
複雑化し、製造コストが高くつくという問題もある。
特に、発泡シート製容器として、偏平で側壁に比べて底
部の面積が広い容器の場合、上記帯状の紙を側壁に巻回
するだけでは、補強効果が少なく、発泡シート製容器に
対して、側壁から底部までを含めた広い範囲に、紙を接
合することが要望される。
〈発明の目的〉 この発明は上記諸点に鑑みてなされたものであり、容器
の表面に段差が生じず、外観が良好であると共に、容器
本体と紙との一体性に優れ、補強効果にも優れる複合容
器を、容易かつ安価に製造することができる複合容器の
成形装置を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの発明の複合容器の成形装
置としては、熱可塑性樹脂シートからなる容器本体の外
表面に、紙片が積層されている複合容器を成形する装置
であって、給紙ラインに対して、長尺の熱可塑性樹脂シ
ートを交差させて間欠的に走行させるシート供給手段と
、給紙ラインの給紙ポジション及び、熱可塑性樹脂シー
トと給紙ラインとの交差部の間を往復移動する雌型と、
給紙ポジションにおいて、展開形状に予備カットされた
半打抜き部を有する単板紙の少なくとも上記半打抜き部
を、上記雌型に供給する紙供給手段と、熱可塑性樹脂シ
ートを加熱軟化させる加熱手段と、加熱軟化された熱可
塑性樹脂シートを、交差部にて雌型内に押し込んで所定
形状に成形すると同時に、雌型側に供給されている半打
抜き部よりなる紙片とこの熱可塑性樹脂シートとを接合
して一体化させる成形手段と、紙片とこの熱可塑性樹脂
シートとの一体成形品をトリミングするトリミング手段
とを具備するものである。
く作用〉 上記構成の複合容器の成形装置によれば、雌型を給紙ポ
ジションに移動させたとき、紙供給手段により、単板紙
の少なくとも半打抜き部を雌型に供給することができる
次いで、この雌型を交差部に移動させたとき、加熱手段
により加熱された状態で送られてくる熱可塑性樹脂シー
トを、成形手段により雌型内に沿わせて所定形状に形成
すると同時に、雌型側に供給されている半打抜き部より
なる紙片と熱可塑性樹脂シートとを、底周りから上端部
にかけて一体的に接合することができる。
そして、トリミング手段により、上記成形された紙片と
この熱可塑性樹脂シートとの一体成形品をトリミングし
て、所望の複合容器を得ることができる。
かくして、上記機能を有する雌型が給紙ポジションと交
差部との間を往復することにより、複合容器の成形にお
けるいわゆるサイクル成形が形成される。
〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図はこの発明の複合容器の成形装置を示す概略平面
図であり、矩形(正方形を含む)にて深皿状の複合容器
を成形する場合を例示している。
第2図は一部に断面を含む給紙ラインの側面図である。
第1図及び第2図において、上記成形装置は、概略的に
は、 ■ 容器本体(Al)の表面に積層される所定の紙片(
P3) (第6図参照)を長尺の発泡シート(S)側に
向けて(矢印(A) (A’)方向)送給する給紙ライ
ン(Ll)と、 ■ この給紙ライン(Ll)に対して、長尺の発泡シー
ト(S)を交差させて間欠的に走行させるシート供給ラ
イン(L2)と、 ■ 給紙ライン(Ll)の給紙ポジション(Xl)(X
2)にあって、単板紙(P)を多数枚収納する一対の紙
収納用ホッパ(2)(2’)と、 ■ 単板紙(P)の半打抜き部(PL)を所定形状に成
形すべく成形部(31)(31’) (第2図参照)を
有する2つの雌型■(3′)と、 ■ 単板紙(P)の少なくとも半打抜き部(Pl)を雌
型C3)(3’)に供給する紙供給手段C4″)(4’
) (第2図参照)と、 ■ 発泡シートC8>を加熱軟化させる加熱手段として
の加熱炉■と、 ■ 加熱軟化された発泡シート(S)を、雌型G)(3
′)内に押し込んで所定形状に成形すると同時に、雌型
(3)(3’)に装着された状態で発泡シート(S)の
直下に移送された上記紙片(P3)に対して一体化させ
る成形手段としての雄型(7)等により構成されている
。以下、さらに詳述する。
シート供給ライン(L2)は、第1図及び第3図に示す
ように、チェーンコンベア(20)にて原反ロール(1
)から繰り出した発泡シート(S)を、加熱炉■を通し
て加熱軟化させると共に、給紙ライン(Ll)の所定部
上方へ間欠的に送給すべく、当該給紙ライン(Ll) 
(図中では細線で示す)と交差させである。なお、チェ
ーンコンベア(20)および発泡シート(S)の走行に
ついては、断面コ字状に形成されているガイド部材(2
2)により案内されている。
次いで、給紙ライン(Ll)に沿って、搬送される所定
の紙片(P3)としては、単板紙(P)の半打抜き部(
Pl)よりなり、この半打抜き部(Pl)は、部分的に
非カット部(P2)を設けて予備カットされているもの
である。半打抜き部(PL)の輪郭形状は、罠合容器(
A)(第6図参照)の展開形状をなしている。
紙収納用ホッパ■(2′)は、第1図及び第3図に示す
ように、給紙ライン(LL)とシート供給ライン(L2
)との交差部(N)を挾んでシート供給ライン(L2)
の両側から等距離に配設されている。また上記紙収納用
ホッパ■(2′)の底部には、単板紙(P)を下方向に
取出し可能とする開口部(2a) (2a’)が形成さ
れており、各開口部(2a) (2a’)には、単板紙
(P)の自然落下防止用の爪(13)が取り付けられて
いる。
更に、給紙ライン(Ll)には、このラインに沿って基
台■が設けられており、この基台■には、エアシリンダ
■と、摺動台(9)(第2図中破線で示す)とが取り付
けられている。この摺動台(9)は、エアシリンダ■の
ロッド(8a)に連結されており、給紙ライン(Ll)
の給紙ポジション(Xi)(X2)間を往復移動するこ
とができる。
、摺動台(9)には、この摺動方向に所定の間隔を隔て
て、一対の雌型G)(3’)が設置されている。雌型■
の設置位置としては、この摺動台(9)が一方の給紙ポ
ジション(xl)側に移動したとき、紙収納用ホッパ■
の開口部(2a)の直下となる位置であり、雌型(3′
)の設置位置としては、そのとき同時に、交差部(N)
に合致する位置である。また、摺動台0)が他方の給紙
ポジション(x2)側に移動したとき、雌型0は、交差
部(N)に合致する位置であり、雌型(3′)は、第2
図ウニ点鎖線で示すように、紙収納用ホッパ(2′)の
開口部(2a’)の直下となる位置である。
なお、基台(6)の交差部(N)位置には、この交差部
(N)に移動してきた雌型G)又は(3′)を後に詳説
する雄型(7′)側に進出させるべく、基台(6)を貫
通して進退するロッド(10a)を有したエアシリンダ
(10)が配設されている。
次いで、紙供給手段(4)(4’)は、第2図に示すよ
うに、真空吸着部材(40) (40’)と、この真空
吸着部材(40)(40’)を上記雌型G)(3’)の
内奥部から単板紙(P)側へ進出可能に駆動させるエア
シリンダ(11)(11’)とにより構成されている。
このような真空吸着部材(40)(40’)の先端には
、吸盤状の吸着部(41)(41’)が装備されており
、この吸着部(41)(41’)は、真空吸着部材(4
0)(40’)が後退したときには、雌型C3)(3’
)の成形部(31)(31’)と面一となるように設け
られている。
この紙供給手段(4)(4’)としては、雌型G)(3
’)が紙収納用ホッパ(2)(2’)の開口部(2a)
 (2a’)直下に移動してきたとき、真空吸着部材(
40) (40’)により紙収納用ホッパ(2)(2’
)内の単板紙(P)を吸着して雌型Cり(3’)上に引
き下げ、更に雌型G)(3’)上に供給された単板紙(
P)を吸着しつつ、単板紙(P)の半打抜き部(Pl)
とその余剰部分とを分離し、半打抜き部(PL)のみを
紙片(P3)として雌型Gl’)内に引込み、その周縁
部を折曲させた状態で、雌型G)(3’)の成形部(3
1)(31’)内に装填するものである。
加熱炉■は、チェーンコンベア(20)の送り方向にみ
て、交差部(N)よりも上流側に設けられており、チェ
ーンコンベア(20)により供給されてくる発泡シート
(S)を、成形温度に加熱して軟化させるものである。
この加熱炉■としては、例えば電気ヒータを内臓したも
のが採用される。
雄型(7)は、第2図に示すように、上記交差部(N)
に移動してきた雌型G)又は(3′)に対向すべく、発
泡シート(S)の上方に設けられており、シリンダ等の
駆動機構(12)により、所定のストロークで下降がで
きるようになっている。そして、上記雄型(7)は、雌
型G)(3’)の各成形部(31)(31’)に適合す
る成形部(71)を有しており、上記加熱軟化された発
泡シー1−(S)を各成形部(31)(31’)内に押
し込んで所定の容器(第6図参照)の形状に形成すると
同時に、雌型G)(3’)側に装着されている紙片(P
3)と発泡シート(S)とを接合して一体化させるもの
である。
第3図において、チェーンコンベア(20)の送り方向
にみて、交差部(N)よりも下流側には、トリミング手
段(1G)が装備されている。このトリミング手段(1
6)は、雌型G)又は(3′)と雄型(7)とにより成
形された紙片(P3)と発泡シート(S)との一体成形
界(B)を、発泡シート(S〉から順次打抜くものであ
る。これより、発泡シート(S)は、余剰シー1− (
S’)となって適宜次工程へ送られる。
以」−の構成の成形装置によれば、まず、第1図及び第
2図において、エアシリンダ■を駆動させてロッド(8
a)を進出させることにより、摺動台0)を一方の給紙
ポジション(xl)側に移動させる。これにより、雌型
G)は、紙収納用ホッパ■の開口部(2a)の直下に位
置することとなる。
次いで、エアシリンダ(11)を駆動させて雌型G)の
成形部(31)の内奥部から、真空吸着部材(4o)を
紙収納用ホッパのの開口部(2a)に向けて突き出させ
、紙収納用ホッパ■に収納されている単板紙(P)の半
打抜き部(Pl)に真空吸着させる。
次に、エアシリンダ(11)を逆に駆動させて上記真空
吸着部材(40)を原位置に後退させて、半打抜き部(
Pl)を紙片(P3)として雌型G)の各成形部(31
)の内部に引き込む。これにより、非カット部(P2)
が切断されて、半打抜き部(PI)は、紙片(P3)と
して雌型G)の成形部(31)に装填されることになる
この際、紙片(P3)の周囲部を、成形部(31〉の周
壁に沿わせて起立折曲させることができる(第4図参照
)。
なお、この真空吸着部材(40)により、半打抜き部(
Pi)を単板紙(P)から、紙片(P3)として円滑且
つ確実に抜き取るために、単板紙(P)から半打抜き部
(Pl)を打抜く間、単板紙(P)の余剰部分が引っ張
られて動くことがないように固定しておく機構を設けて
おいてもよい。
このような単板紙固定機構としては、第4図に示すよう
に、雌型■上において、矢印(D)のように回動し、真
空吸着部材(40)により紙収納用ホッパ■の開口部(
2a)から取り出された単板紙(P”)が雌型G)上に
装着された状態で、単板紙(P”)の余剰部分を動かな
いように押圧止定する押圧部材(14)(14) (二
点鎖線で示す)からなるものを挙げることができる。
更にまた、半打抜き部(Pi)が打抜かれた後の単板紙
(P)の余剰部分を除去するために、適当な余剰紙排除
機構が必要となるが、こうした余剰紙排除機構としては
、エアーで吹き飛ばしたり、キツカー等で跳ね飛ばした
りする従来公知のものを所定場所に設置すればよい。
次いで、第2図において、エアシリンダ■を逆に駆動さ
せてロッド(10a)を後退させ、摺動台0)を他方の
給紙ポジション(x2)側に移動させる。これにより、
雌型G)は、紙片(P3)を成形部(31)に装填した
状態で交差部(N)に移動し、雌型(3′)は、紙収納
用ホッパ(2′)の開口部(2a’)の直下に移動する
交差部(N)では、エアシリンダ00を駆動させ、ロッ
ド(10a)を進出させて移動してきた雌型G)を上方
へ進出させると共に、駆動機構(12)を駆動させて雄
型(7)を雌型0側に押出す。そして、雌型G)の上面
を発泡シート(S)に当接させた状態で、発泡シート(
S)の所定部を雌型G)の成形部(31)内に押し込み
、成形部(31)および紙片(P3)に沿わせて深皿形
状に成形する(第5図参照)。
一方、紙収納用ホッパ(2′)の開口部(2a’)の直
下に移動した雌型(3’) (第2図では二点鎖線で示
す)は、雌型G)が紙収納用ホッパ(2)の開口部(2
a)の直下において行なったと同様の機能及び効果を奏
することにつき、ここではその説明を省略する。
次に、上記エアシリンダ(10)と駆動機構(12)と
を逆に駆動させ、雌型G)と雄型(7′)とを離反させ
た後、第3図に示すように、シート供給ライン(1)の
チェーンコンベア(20)を駆動させ、上記のようにし
て得られた紙片(P3)と発泡シート(S)との一体成
形品(B)を、所定ストロークで移動させる。この際、
発泡シー) (S)の未加工部が新しく交差部(N)に
供給される。
そして、交差部(N)に隣設されたトリミング手段(1
6)により、上記成形品(B)を打抜き、トリミングを
行なった後、これを回収して、発泡シート(S)にて形
成された容器本体(A1)の側壁および底部に紙片(P
3)が積層された複合容器(A)を得ることができる(
第6図参照)。
かくして、雌型G)は、その成形部(31)内に装填し
ていた紙片(P3)が除去されたことから、摺動台0)
の給紙ポジション(xl)への次の移動により、紙収納
用ホッパ■の開口部(2a)の直下に位置して、次の新
たな紙片(P3)を装填するべく、待機する。
一方、雌型(8′)は、その成形部(31’)に、新た
に紙片(P3)が装填された状態で、摺動台0)の給紙
ポジション(XI)への次の移動により、交差部(N)
に位置して、上記所定の成形工程を行うべく、待機する
以上の動作・工程を繰り返すことにより、連続的かつ能
率的に複合容器(A)を製造することができる(第6図
参照)。
以上により得られた複合容器(A)は、発泡シート(S
)の成形と同時に紙片(P3)を積層するので、紙片(
P3)の外面が容器本体(A1〉の表面と面一になり、
紙片(P3)による段差が生ぜず、良好な一体感を呈し
、外観上美麗になる。
また、容器本体(AI)によって、従来の発泡シート製
容器と同様の、良好な断熱性、成形性等を発揮できると
ともに、紙片(P3)によって、従来の紙製容器の有す
る、良好な印刷性、耐破断性、耐熱性等をも発揮でき、
従来の発泡シート製容器および紙製容器には見受けられ
ない優れた使用効果を発揮することができる。
しかも、容器本体(A1)と紙片(P3)とが完全に密
着された一体成形品であるので、事後的に紙を積層する
場合と比べて、はるかに接合強度が高く、使用時の耐久
性にも優れたものになる。しかも、複合容器(A)の製
造の容易化も達成することができる。
なお、容器本体(AI)の素材としての発泡シート(S
)は、発泡ポリスチレンシートの他、ポリスチレンと他
の樹脂との共重合体、ハイインパクトポリスチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリM
MA等従来の包装容器と同様に、各種熱可塑性樹脂の発
泡シートが使用でき、また必要に応じて、非発泡シート
が使用されてもよい。
容器本体くAI)の外形としては、図示した矩形の深皿
形状のものの他、六角形状等の種々の容器形状で実施で
きるが、この発明の複合容器の成形装置は、側壁の高さ
に比べて底部の面積が広い、比較的偏平な形状を有する
複合容器(A)の成形装置として特に好適に使用される
一方、単板紙(P)としては、通常の包装用材料に使用
されている、クラフト紙等の各種用紙が使用でき、いず
れにしても、単板紙(P)の片面に接着剤を塗布してお
くのが、容器本体(AI)との一体性を高め得る点から
好ましい。上記接着剤とじては、成形時の熱で接着作用
を発揮する熱接着性の接着剤が好適であるが、このほか
、成形時の加圧力により、接着作用を発揮する感圧タイ
プの接着剤や、その他の接着剤も使用することができる
また、単板紙(P)の折曲部分に凹溝やミシン溝等によ
る折曲溝を形成しておいてもよく、この場合には、より
正確かつ容易に折曲することができる。
第7図に上記紙供給手段の他の実施例を示す。
この紙供給手段では、第2図において示した紙供給手段
に比べて、雌型に装備の吸着部、真空吸着部材及びエア
シリンダ等が省略される一方、基台■の側方に配置され
た単板紙(P)供給用のテーブル(50)の上方位置と
、所定の給紙ポジションまで移動してきた雌型G)の上
方位置との間を往復可能に移動する搬送パッド(51)
を装備している点で異なる。
テーブル(50)上には、多数の単板紙(P)が積み重
ねられており、搬送パッド(51)には、真空吸着部材
(60)と、この真空吸着部材(60)を上記搬送パッ
ド(51)の下面から単板紙(P)側へ進出可能に駆動
させるエアシリンダ(図示せず)等が装備されている。
上記真空吸着部材(60)の下端には、吸盤状の吸着部
(52)が装着されている。
この紙供給手段では、まず、テーブル(50)上から、
真空吸着部材(60〉で単板紙(P)を取り上げ、単板
紙(P)の半打抜き部(PL)を吸着部(52)に吸着
保持させた状態で、給紙ポジション(xl)に移動させ
、そこで待機させる。
次いで、雌型G)が給紙ポジション(xl)に移動して
きたとき、真空吸着部材(60)を降下させ単板紙(P
)を雌型G)上に供給する。そして更に、真空吸着部材
(60)を降下させ、単板紙(P)の半打抜き部(Pl
)とその余剰部分とを分離し、半打抜き部(Pl)のみ
を紙片(P3)として雌型G)内に押し込み、その周縁
部を折曲させた状態で、雌型0の成形部(31)内に装
填する。
次に、吸着部(52)の吸着を解除し、真空吸着部材(
60〉を上昇させる。
一方、紙片(P3)が供給された雌型■は、交差部(N
)(第2図参照)に移動し、上記所定の工程に従って機
能する。
そして、上記上昇した真空吸着部材(60)は、搬送パ
ッド(51)によってテーブル(50〉上に復帰し、新
たに単板紙(P)を取り上げるべく、待機する。
この発明の複合容器の成形装置は、上記実施例に限定さ
れるものでなく、場合により、上記各給紙ポジション(
Xi)(X2)、雌型G)(3’)の何れか一つが省略
される。これによれば、成形装置のコンパクト化が図ら
れる利点がある。
そして、更に、シート供給ライン(1)を、ローラコン
ベアで構成すること、発泡シート(S)の成形に際して
圧空成形を併用すべく雄型(Dにエアー噴射口を設ける
こと、同じ(真空成形を併用すべく雌型G)に真空吸引
口を設けること、雄型(7)を平板で構成すること等、
この発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施
すことができる。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明の複合容器の成形装置によれば
、容器本体の成形と同時に、紙を積層するので、両者が
完全に密着される結果、接合強度が強く、使用時の耐久
性に優れる容器を成形することができる。しかも、外周
に紙による段差が生じず、良好な一体感を呈し、外観上
も好適であると共に、表面の紙により、良好な印刷性、
耐破断性、耐熱性等をも発揮し得る容器を得ることがで
きる。
さらに、事後的に紙を積層する場合よりも、製造が容易
であり、複合容器の製造コストの低減化を達成すること
ができる等、種々優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の複合容器の成形装置を示す概略平面
図、 第2図は第1図に示す成形装置の給紙ラインの側面図、 第3図は複合容器の成形装置の側面図、第4図は紙を装
填した状態を示す要部断面図、第5図は成形工程を示す
要部断面図、 第6図は複合容器の斜視図、 第7図は紙供給手段の他の実施例を示す説明図。 (LL)・・・給紙ライン (L2)・・・シート供給ライン (2)(2’)・・・紙収納用ホッパ ■(3′)・・・N型(4)(4’)・・・紙供給手段
■・・・加熱炉    ■・・・雄型 (P)・・・単板紙   (PL)・・・半打抜き部(
S)・・・発泡シート (N)・・・交差部特許出願人
  積水化成品工業株式会社(ほか3名) 第4図 P 第5図 第6図 Δ1 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性樹脂シートからなる容器本体 の外表面に、紙片が積層されている複合 容器を成形する装置であって、給紙ライ ンに対して、長尺の熱可塑性樹脂シート を交差させて間欠的に走行させるシート 供給手段と、給紙ラインの給紙ポジショ ン及び、熱可塑性樹脂シートと給紙ライ ンとの交差部の間を往復移動する雌型と、 給紙ポジションにおいて、展開形状に予 備カットされた半打抜き部を有する単板 紙の少なくとも上記半打抜き部を、上記 雌型に供給する紙供給手段と、熱可塑性 樹脂シートを加熱軟化させる加熱手段と、 加熱軟化された熱可塑性樹脂シートを、 交差部にて雌型内に押し込んで所定形状 に成形すると同時に、雌型側に供給され ている半打抜き部よりなる紙片とこの熱 可塑性樹脂シートとを接合して一体化さ せる成形手段と、紙片とこの熱可塑性樹 脂シートとの一体成形品をトリミングす るトリミング手段とを具備することを特 徴とする複合容器の成形装置。 2、上記紙供給手段が、単板紙の少なくと も半打抜き部の雌型への供給を真空吸着 により行うものである上記特許請求の範 囲第1項記載の複合容器の成形装置。 3、給紙ポジションが、上記交差部を挾ん で熱可塑性樹脂シートの両側に設置され た第1給紙ポジションと第2給紙ポジシ ョンとを有し、雌型が、第1給紙ポジシ ョンと交差部との間を往復移動する第1 雌型と、この第1雌型に一体連動して、 交差部と第2給紙ポジションとの間を往 復移動する第2雌型とで構成されている ものである特許請求の範囲第1項記載の 複合容器の成形装置。
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