JP3013069B2 - 成形用原紙または成形用パルプ原紙を素材とする深絞り成形品の製造方法 - Google Patents

成形用原紙または成形用パルプ原紙を素材とする深絞り成形品の製造方法

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JP3013069B2 JP5220576A JP22057693A JP3013069B2 JP 3013069 B2 JP3013069 B2 JP 3013069B2 JP 5220576 A JP5220576 A JP 5220576A JP 22057693 A JP22057693 A JP 22057693A JP 3013069 B2 JP3013069 B2 JP 3013069B2
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昌明 岡部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙またはシ−ト状の
パルプを素材とする深絞り成形品の製造方法に関する。
とりわけ、プレス成形において同時に複数の成形品を得
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品用トレ−や包装用緩衝材などの各種
の産業分野にプラスチックス製品が広く使用されている
ことは周知のとおりである。
【0003】これらの製品の製造方法は知られているよ
うに量産性に富んでいることや生産コストが安価である
ことなどの有利性がある。
【0004】しかし、プラスチックス製品の廃棄処分は
大きな社会的問題になっており、現今では世界的に大き
な政治的課題にまで拡がっている。
【0005】そこで、これらの問題解決のためいくつか
の技術的提案がされ、また実施されてきた。
【0006】例えば、プラスチックス製品に代えて廃棄
処分の有利性やいわゆる資源のリサイクル化を図る目的
のため、パルプモ−ルド方法が実施されている。
【0007】この方法は知られているように、古紙を原
料とし、用途に応じて各種の形状に成型、乾燥させる方
法である。この方法は成型工程と乾燥工程に大別され
る。
【0008】成型工程では円筒(または多面体)のドラ
ムの表面に金属性の成形用型が取りつけられ、型表面が
金網で覆われ、それをパルプ液に漬け、ドラム内部から
真空作用を施して型の表面にパルプ原料を積層させ、型
と同型のパルプ成形品を得るものである。
【0009】ついで、未だ湿潤状態にある成形品を成型
ドラムにより乾燥させることにより製品を得ることが実
施されている。
【0010】このパルプモ−ルド製品は、プラスチック
ス製品に比較して、食品衛生上の問題や簡単に焼却でき
る利点があるため、廃棄処分上の問題が少なく一部の産
業分野において採用されている。
【0011】例えば、日常的に知られているように、ス
−パ−マ−ケットなどにおいて見受けられる黒っぽい鶏
卵用の緩衝材、青果物輸送用の緩衝材などである。そこ
で、プラスチックス製品の代替品として広く採用するこ
とが検討されたが、問題が少なくないため産業界では再
検討されている。
【0012】パルプモ−ルド成形方法は、乾燥工程を欠
くことがないため生産性がよくないことや、パルプ溶液
を型表面に積層する方法であるから、成形品の肉厚に制
限があり(約1〜2mm程度)、剛度に強くない問題や
耐水性にも問題があるし、甚だ美観に欠けるなどの問題
があって、結局一部の用途に制限されていることが実情
である。
【0013】また、パルプモ−ルド法とは別に紙を素材
として方形の浅い絞り容器をプレス成形する方法が実施
されているが、せいぜい四隅に溝状の折線を設け、折線
を屈曲させるとともに、屈曲により生ずる隆出条をプレ
スして弧状曲面を構成することが知られている(たとえ
ば、特公昭56−48300号公報参照)。
【0014】ところが、この方法では、紙が本質的に延
伸性も展性もないため、到底深絞り成形品を得ることが
できず、剛度も強くなく、せいぜいピクニックなどに使
用されているように、簡易な皿の代替品に制限されてい
る。したがって、製品に被包装物を載せてラッピングを
施すと成形品(たとえば皿)が変形し、到底使用に耐え
られるものではない。
【0015】さらに、これらの問題を解決するため、特
公昭57−3492号公報に記載された発明がある。こ
の方法は、この発明の先行技術といえるものであり、樹
脂粉末を含有させた紙を素材としコルゲ−ト機により波
形に屈曲させて一枚の成形用原紙を加熱圧搾することに
より、成形品を得る方法であるから、強度にすぐれるな
どの特徴があって、前記した方法に比較して有利であ
る。
【0016】しかし、この方法では、未だ次の点につい
て問題がある。成形品に強度を持たせるため、熱硬化性
もしくは熱可塑性の樹脂粉末を混和したパルブ液を用意
し、抄造して成形用原紙を得る方法であるから、市販品
の原紙を採用できないため、成形用原紙を予め特別に生
産せざるを得ない結果、成形用原紙が甚だ高価になり、
低価格を要求されるこの種の製品用の原紙として適当で
はないという問題点がある。
【0017】また、熱硬化性もしくは熱可塑性の樹脂粉
末を混和するため、焼却処分に問題が少なくないし、同
公報の記載を見ると加熱圧搾成形時に一見亀裂を生ずる
ことなく、同時に成形品の製造が可能に見受けられるも
のの、発明者の実験によれば、一枚の波形紙を加熱圧搾
しても亀裂が発生し、同時に複数の成形品を確実に得る
ことができないことが確認された。
【0018】さらに、金型に屈曲原紙の絞りにより生ず
る密集襞状余端部に相当する空隙を設けておくことによ
りこの余端部を逃がしつつ成形を行ない、原紙の波形部
の延伸を実施すると共に密集襞状余端部の逃げにより原
紙の損傷を防止して箱状の成形品を得るようにしている
ので、成形品に密集部分が発生することは回避できない
ため、製品の美観が悪いし、依然として複数個の製品例
えば同時に3個の箱状の成形品を得ようとすると、3個
のうち1個程度には亀裂が発生するという問題点や成形
が必ずしも容易ではなかった。
【0019】その上、深絞り成形品が得られるというも
のの、その成形品はせいぜい弁当箱程度のものであり、
到底産業包装用製品(例えば小型の音響機器の内装用
箱)を得ることは困難であった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、同時に多数の成形品を製造するに際して成形時に
亀裂が生ずる点のほか成形が容易でない点である。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、成形用パル
プ原紙または成形用原紙を素材としてプレス成形するこ
とにより同時に複数の深絞り成形品を製造する方法にお
いて、成形用パルプ原紙または成形用原紙に常温で復元
しない断面形状において波形部を多数列設させことによ
り、波状部を備えた成形用波状パルプ紙または成形用波
状紙を設け、成形前に成形用波状パルプ紙または成形用
波状紙の隣接する複数の成形予定区画部間に準破断部を
設けた上、準破断部を設けた成形用波状パルプ紙または
成形用波状紙を上型と下型からなる成形型により加熱圧
搾させて成形し、ついで成形することにより得られた成
形部の周縁を切断することを最も主要な特徴とする。
【0022】さらに、前記した波状部を設けない成形用
パルプ原紙をそのまま素材として使用することにより、
成形用パルプ原紙の隣接する複数の成形予定区画部間に
準破断部を設けた上、成形用パルプ紙を上型と下型から
なる成形型により加熱圧搾させて成形し、ついで成形す
ることにより得られた成形部の周縁を切断することもこ
の発明の特徴としている。
【0023】
【実施例1】実施例を説明するに先立ってこの明細書中
に使用する固有の用語について定義する。用語「成形用
パルプ原紙」とは、深絞り成形品の製造に使用するシ−
ト状のパルプのことであり、用語「成形用原紙」とは、
この発明の深絞り成形品の製造に使用する原紙のことで
ある。
【0024】用語「成形用波状パルプ紙」とは、成形用
パルプ原紙にコルゲ−トマシンにより加工される段ボ−
ルに見られるような波状部を多数設けたものであり、用
語「成形用波状紙」とは、成形用原紙にコルゲ−トマシ
ンにより加工される段ボ−ル紙に見られるような波状部
を多数設けたものである。
【0025】用語「成形予定区画部」とは、成形用波状
パルプ紙、成形用波状紙、成形用パルプ原紙を加熱圧搾
して成形品を得るに際して成形が予定される未加工の部
分のことである。
【0026】用語「準破断部」とは、前記した複数の成
形予定区画部の間に設けられるものであり、常態におい
ては繋がっているが、成形時には成形型の圧力による集
中応力を受けて積極的に亀裂される部分であり、部分的
に孔をあけたり、ミシン目として構成されているもので
ある。換言すれば、準破断部は成形予定区画部の周縁に
おいて、加熱圧搾時に結果的に積極的に破断される部分
である。
【0027】用語「成形部」とは、成形型により加熱圧
搾されるも、未だ成形部分の周縁の余剰部分を切断させ
ていないもので、余剰部分が切断されることにより成形
品となる部分である。
【0028】その他の用語について必要ある場合は、以
下にその都度定義して使用する。また、上記の用語「成
形予定区画部」、「準破断部」および「成形部」は成形
用波状パルプ紙、成形用波状紙、成形用パルプ原紙につ
いても共通する用語である。
【0029】この発明は、成形用パルプ原紙を主として
採用することを予定しているが、もちろん成形用原紙の
採用も考慮している。そして、成形用原紙には波状部を
設けたもののみを使用するが、成形用パルプ原紙につい
ては、常温で復元しない断面形状において波形部を多数
列設させた成形用波状パルプ紙と、波形部を設けること
なく成形用パルプ原紙そのままのものとがある。
【0030】この発明は、成形用パルプ原紙または成形
用原紙を成形品の素材とするが、いわゆるリサイル化を
意図し、一定の強度が得られ、安価であって焼却等の廃
棄処分が可能であること、さらに成形型により成形が確
実に得られ、生産工程数を極力少なくすることにより生
産性の向上化や生産コストの逓減化も図っている。
【0031】そこで、素材についても選択している。こ
の発明者の研究実験では商業的に牛乳を包装するいわゆ
るミルクカ−トン紙と指称されている再生紙やその再生
パルプを利用したシ−ト状のものを素材として採用し
た。また、不良品の紙おむつの再生紙、再生パルプそし
てプラスチックスの細片が混在する再生プルプを主体と
するものについても実験を試みた。しかし、もちろん再
生紙や再生パルプシ−トなどを素材に制限する趣旨では
なく、正規の市販品の原紙やパルプを利用することも予
定している。
【0032】再生紙や再生パルプを採用する場合に、不
純物たとえばプラスチックスの細片が残存しているもの
を発明者は採用したが、たとえば50%程度のその細片
が残存しているものであっても成形上の問題はないし、
品質的にも欠点のないことを確認した。また、この発明
が課題としている廃棄処分の容易性についても特に問題
のないことを確認した。むしろ、プラスチックスの細片
は加熱成形時に溶融し、再生紙や再生パルプの繊維群の
結合剤の役目を果たすことを確認した。
【0033】したがって、この発明では従来産業廃棄物
として焼却せざるを得なかったものの有効利用を図るこ
とも意図している。
【0034】成形用原紙を素材とする場合、当然延伸性
や展性に欠けるため、そのまま加熱圧搾しても素材の物
性上、素材が破れたり、亀裂することは回避できない。
また、成形用パルプ原紙についても一部の用途を除き一
般的には延伸性や展性に欠けるため、そのまま加熱圧搾
しても素材の物性上、素材が破れたり、亀裂することは
回避できない。
【0035】そこで、具体例としてまずエンドレスの上
下2枚の成形用パルプ原紙10、10により比較的形態
の小さな食品用トレ−60(長さ200mm、幅100
mm、高さ20mm、図3を参照)を成形プレス26で
加熱圧搾することにより、同時に6個連続的に成形する
場合について説明する。
【0036】成形用パルプ原紙10、10は成形用原紙
を生産する前処理のものであるから、当然製造工程数が
少なく、素材の原価として廉価であるという商業的利点
のあることのほか、成形用原紙と異なり、パルプ繊維が
縦横に存在し、その物性は柔軟であり、成形がし易いと
いう有利性があるので、発明者は素材として採用した。
【0037】実施例では比較的肉薄(例えば2mm)の
成形用パルプ原紙10、10を2枚重ねて成形する例に
ついて説明するが、1枚の成形用パルプ原紙10により
食品用トレ−60を成形することについても発明者は実
験し、発明の本質において2枚の成形用パルプ原紙1
0、10による場合と何ら相違ない成果を得た。
【0038】成形用パルプ原紙10を採用して成形品を
得る場合、比較的肉厚のものにより成形するよりは、2
枚又は2枚以上の薄肉の成形用パルプ原紙10を重合さ
せて成形することが、成形性に優れることを発明者は確
認している。
【0039】その上、再生した成形用パルプ原紙10を
採用する場合、不純物例えばプラスチックスの細片が残
存している場合があるが、このような素材を採用する際
には、裏面に不純物残存再生紙を使用し、表面に不純物
が残存しない再生紙を重ねて成形することにより、成形
物の表面に不純物のが露呈しない成形物が得られる有利
性がある。
【0040】さらにいえば、三層の成形用パルプ原紙1
0を採用する場合、表裏に前記した表面に不純物が残存
しない再生紙を使用し、中間に不純物残存再生紙を採用
することにより、表裏に不純物の一切が露呈しない成形
物が得られる有利性がある。成形用パルプ原紙10を2
枚または3枚以上重ねて成形する理由は以上の利点に負
うものである。
【0041】他方、成形時における絞りが深くない場合
は、1枚の比較的肉厚の成形用パルプ原紙10によって
も目的を達成できる成形物が得られたから、成形物の用
途の種類により、1枚の成形用パルプ原紙10を採用し
て成形できることも発明者は確認している。したがって
成形用パルプ原紙10の積層数の多寡は成形品の種類と
用途による変化として理解できるであろう。
【0042】この発明はもちろん6個の食品用トレ−6
0を同時に成形することを意図するものではなく、少な
くとも2個の食品用トレ−60を同時に成形することを
発明の基本とするもので2個以上の食品用トレ−60を
成形するためには、以下に説明する成形型におけるいわ
ゆる面取りの数の多寡によって決定される生産技術の問
題に過ぎない。
【0043】図1と図2に示されるように、加熱圧搾す
る前に成形用パルプ原紙10、10の成形の容易性を図
るため、断面形状において波状部12を多数列設させる
ことにより、成形用波状パルプ紙14を得る。つまり成
形用パルプ原紙10、10の延伸性や展性を得るためで
ある。
【0044】この波状部12は、段ボ−ル紙の加工に見
られるものと同一のものであり、その加工は一般的には
図示を省略したが、いわゆるコルゲ−トマシンを利用
し、成形用パルプ原紙10、10を屈曲させることによ
り得られる。もちろん、波状部12の加工をコルゲ−ト
マシンに制限する趣旨ではなく、例えば凹凸を設けた成
形型によりプレス成形することによっても得られから、
波状部12を設ける手段をコルゲ−トマシンに制限する
趣旨ではない。
【0045】成形用パルプ原紙10、10に波状部12
を設けることにより、成形用パルプ原紙10、10は縮
小された状態を呈することになり、この縮小状態におい
て加熱圧搾することにより、成形用パルプ原紙10、1
0は延伸性と展性のある紙に変化する。
【0046】エンドレスに巻回された成形用パルプ原紙
10、10が繰り出され、案内ロ−ラ16を介して凹凸
のある一対の段ロ−ラ18、18間に挿入される。
【0047】かくして、段ロ−ラ18、18間を通過し
た成形用パルプ原紙10、10は図2に示されるように
常温では復元しない断面形状において波状部12が多数
列設され、成形用波状パルプ紙14、14に変化する。
【0048】そして、他の実施例においてその詳細を説
明するが、必要に応じてこれらの2枚の成形用波状パル
プ紙14、14のうち1枚の成形用波状パルプ紙14を
糊ロ−ラ20に接触させることにより、波状部12の一
部にその波状部12の方向に沿って接着剤22を塗布さ
せることも予定されている。
【0049】接着剤22の塗布の要領は、回転する糊ロ
−ラ20の下方が接着剤22を収容したのり槽24内に
浸されることにより、糊ロ−ラ20上の接着剤22が成
形用波状パルプ紙14の波状部12に塗布されることに
なる。
【0050】そこで、上下2枚の成形用波状パルプ紙1
4、14は成形プレス26へ搬入され、加熱圧搾される
が、成形に備えていくつかの工夫がされているから説明
する。
【0051】まず、成形時に成形用波状パルプ紙14、
14を緊張状態のまま成形しては亀裂を発生し易いか
ら、成形時に成形用波状パルプ紙14、14に亀裂が発
生しないよう弛緩手段が施されている。図1に示される
ように、成形用波状パルプ紙14、14は一対の案内ロ
−ラ28、28により成形プレス26側へ搬出される
が、成形プレス26側においてテンションロ−ラ30を
介して行われる。
【0052】かくして、成形用波状パルプ紙14、14
の段ロ−ラ18、18側に弛みが生ずる。他方、成形用
波状パルプ紙14、14の搬出ロ−ラ34側においても
成形前に弛みを持たせる手段が施されている。この発明
の例では、搬出ロ−ラ34は図面上右側へ回転すること
により成形用波状パルプ紙14、14を切断機構36側
へ送出するが、送出するに先立って僅かに搬出ロ−ラ3
4は逆回転(左回転)することにより、成形用波状パル
プ紙14、14を成形プレス26側へ戻すようにして成
形用波状パルプ紙14、14の切断機構36側にも弛み
を持たせるようにしている。
【0053】上記のように成形用波状パルプ紙14、1
4に弛みを持たせ成形プレス26内に導入させる。そし
て、上型40と下型42を備えたからなる成形プレス2
6により加熱圧搾することになるが、ここでもさらに工
夫が凝らしてある。
【0054】このままの状態で成形用波状パルプ紙1
4、14を加熱圧搾した場合、未だ亀裂が発生すること
が少なくないから、成形用波状パルプ紙14、14の隣
接する6個の成形予定区画部38(この例では食品用ト
レ−の輪郭に対応する長方形の部分)の間に準破断部4
6を設けるようにしている。
【0055】例えば、成形予定区画部38間の成形用波
状パルプ紙14、14の搬入方向(図面の矢印方向を参
照)と直角方向に準破断部46を小さな孔として数個設
ける(便宜上図面に線として表した)。図2において6
列の成形予定区画部38のうち、中央に位置する2個の
成形予定区画部38の両側(図面上の左右方向)に準破
断部46を設けることになる。他方、成形用波状パルプ
紙14、14の搬入方向には準破断部48がミシン刃に
よりミシン目として設ける(説明の便宜のため図面に線
として表した)。
【0056】もっとも、この成形用波状パルプ紙14、
14の搬入方向の中央部に準破断部48を設ける代わり
に成形用波状パルプ紙14、14を2枚に分断して成形
プレス26へ搬入させ、成形することも発明者は予定し
ている。成形用波状パルプ紙14、14の搬入方向の中
央部に準破断部48を設ける手段は、図示を省略した
が、波状部12を設ける前の成形用波状パルプ紙10、
10の中央部にミシン刃を回転させて準破断部48を設
けてもよいし、波状部12を設けた後の成形用波状パル
プ紙14、14の中央部にミシン刃を利用して準破断部
48を設けてもよい。
【0057】他方、成形用波状パルプ紙14、14の搬
入方向と直角方向に小さな孔として設けられる準破断部
46の加工手段についても工夫がされている。6個の食
品用トレ−60の形態に対応し、凹部を備えた上型40
の下面に、下型42に向けて図示を省略したが、一列に
8本合計16本の穿孔用ピンが突起されている。
【0058】したがって、上型40が下型42に向けて
成形用波状パルプ紙14、14を加熱圧搾するに先立っ
て穿孔用ピンが成形用波状パルプ紙14、14を突き刺
すことにより小さな孔つまり準破断部46が形成され
る。この準破断部46を設ける位置は、成形用波状パル
プ紙の隣接する複数の成形予定区画部38間である。
【0059】下型42の穿孔用ピンに対向する位置に
は、穿孔用ピンの先端を支承するために小さな孔が設け
られいる。
【0060】もちろん、準破断部46、48は繋がって
いる部分が多いから成形前に準破断部46、48が裂け
て成形用波状パルプ紙14、14が分離することはな
い。この例では、上型40から下型42に向けて穿孔用
ピンを垂設させることにより、上型40の作動と併せプ
レス成形直前に準破断部46を設けるようにしたから、
準破断部46の加工を別途の工程によることなく実施で
きる有利性がある。
【0061】成形用波状パルプ紙14、14の搬入方向
と直角方向に小さな孔として設けられる準破断部46の
加工手段は、前記のように上型40に設けた穿孔用ピン
によることなく、成形工程前に予め別途ミシン刃や孔明
け器具などの準破断部46の施工手段を利用して成形用
波状パルプ紙14、14に加工を行うことは自由であ
る。成形用波状パルプ紙14、14の搬入方向と直角方
向に孔を設けることを説明したが、もちろん、搬入方向
にも穿孔用ピンを上型40の下面に設けることにより、
ピン孔を設けるようにしてもよい。
【0062】かくして、成形用波状パルプ紙14、14
には準破断部46、48が設けられているから、成形用
波状パルプ紙14、14の加熱圧搾時に上型40と下型
42による応力の集中過重は前記した準破断部46、4
8によって吸収され、成形部44に過重が及ぶことなく
準破断部46、48が亀裂することになり、その結果、
成形部44に一切亀裂を発生させないようにできる有利
性がある。
【0063】準破断部46、48の輪郭は長方形の食品
用トレ−60の場合では、成形予定区画部38間におい
て直線的でよいが、円形や楕円形などの成形品について
は、その輪郭に沿って設けることが好ましい。
【0064】また、この発明では、上型40の下面には
前記した穿孔用ピンと同様に下型42に向けていわゆる
ノックピンがスプリングにより弾装されている。したが
って、上型40が下型42に向けて降下したとき、この
ノックピンは成形用波状パルプ紙14、14を常時下型
42側に押し付ける機能を奏する。かくして、成形後の
成形用波状パルプ紙14、14の浮き上がりを抑制する
ことができる。つまり、成形プレス26により加熱圧搾
して成形したとき成形された成形用波状パルプ紙14、
14が上型40に付着し、成形された成形用波状パルプ
紙14、14を次工程側へ送出し難くなるのを回避する
ことができる。
【0065】ノックピンにより成形用波状パルプ紙1
4、14を下型42側へ押し付ける場合、ノックピンの
先端により成形用波状パルプ紙14、14に傷が付くお
それがあるから、傷が生じてもよい箇所つまり成形予定
区画部38の外側にノックピンの先端を押し付けるよう
にするとよい。この例では、前記した穿孔用ピンの傍ら
にノックピンを設けて準破断部46の付近をノックピン
が押し付けるように配慮されている。
【0066】このノックピンは、機能上成形用波状パル
プ紙14、14の成形時における浮き上がりを抑制でき
ることのほか、成形時に下型42の表面に馴染ませるこ
とができ、下型42に成形用波状パルプ紙14、14を
押し付けたまま成形することにより一層成形が確実に実
施できる利益がある。
【0067】さらに続けて説明すると、エンドレス状の
成形用波状パルプ紙14、14を連続的に成形する場
合、成形後の成形用波状パルプ紙14、14を次工程
(切断機構36側)に向けて強制的に引き出す必要があ
る。
【0068】そこで、成形予定区画部38を加熱圧搾さ
せ、成形部44を得た後、成形用波状パルプ紙14、1
4を間歇的に引っ張ることになる。引き出す手段として
この実施例では、切断機構36の手前に上下一対の搬出
ロ−ラ34を両側に4組設け(図面上は一側の2組を表
し他側の2組に図面上見ることができない)、これらの
4組の搬出ロ−ラ34の間に成形部44の送出方向の両
側を通過させ、これらの搬出ロ−ラ34を切断機構36
側に回転させる。この場合、成形用波状パルプ紙14、
14を成形型により成形するためには短いが一定の時間
を必要とする(たとえば3秒とする)。したがって、成
形後の成形部44を備えた成形用波状パルプ紙14、1
4を3秒毎の間隔により間歇的に引っ張る必要がある。
そのため、搬出ロ−ラ34はコンピュ−タ制御機50に
より制御され、成形型の作動に呼応して作動されるよう
に制御されている。
【0069】かくして、成形部44を例えば6個備えた
成形用波状パルプ紙14、14が1組の単位により送出
方向と直角方向に切断機構36によって切断される。そ
の後、成形部44の周囲を図示をしていない別の刃物に
よりトリミングすることによって成形品である食品用ト
レ−60が得られる。
【0070】また、この発明では、食品用トレ−60の
被包装物が湿潤状態にあるもの例えば魚介類などの生鮮
食料品を包装するために、該食品用トレ−60の内側を
少なくとも発水性にする必要性がある。
【0071】この場合、プラスチックスフイルムをその
内側にラミネ−ト加工することが簡単ではあるが、ラミ
ネ−ト層が厚くなれば、使用後の焼却に際して問題があ
り、この発明がテ−マとしている環境保全に反する。
【0072】その上、この発明では成形用波状パルプ紙
14、14を加熱圧搾することにより、成形するから、
ラミネ−ト層が加熱により溶融するおそれがある。
【0073】そこで、この発明では、焼却が可能なプラ
スチックスフイルムとして極めて薄い20ミクロン程度
の厚さのものを予め紙にラミネ−トさせ、成形時に熱の
影響を受けないようにラミネ−ト層側に位置する下型4
2を60℃程度に低く保って成形することにより実施し
た。
【0074】波状部12を設けた肉厚が2mmの原紙を
1枚だけで加熱圧搾した場合(特公昭57−3492号
公報参照)、成形が実施できるように見受けられるが、
用途によっては発明者が実際に試みたところ問題が少な
くないことを確認した。
【0075】成形用パルプ原紙10、10に波状部12
を加工した上、加熱圧搾しても成形用パルプ原紙10、
10の肉厚が高くなるにしたがって、成形性が悪くなり
成形時に亀裂が発生した。
【0076】そこで、発明者は例えば、積層状態におい
て2mmの肉厚の成形品を得るについて1枚が1mmの
肉厚の成形用パルプ原紙10、10を2枚用意し、これ
らを積層させた上、加熱圧搾することを実施した。その
結果、成形用パルプ原紙10、10が2枚になるもの
の、全体としては成形が実施し易いという成果を得た。
【0077】このことは、成形用パルプ原紙10、10
が薄くなるにしたがって、縮小された波状部12が一層
延伸され易くなるためである。その上、注目されること
は2枚の成形用パルプ原紙10、10を成形前に積層さ
せたとき、上下方向に位置する多数の波状部12の各波
状部12が正確に積層されることなく、多少上下方向に
対向する波状部12は互いにその位置が搬入方向にずれ
ることになる。
【0078】波状部12の積層位置がわずかながらずれ
ることにより、成形用パルプ原紙10、10を加熱圧搾
したとき、2枚の波状部12は上下方向において積層さ
れたことにならないから、成形型の押圧力を受け易い環
境にあって、結局、延伸性が高く成形性に富んでいるこ
とが判明した。換言すれば、上下に位置している波状部
12が互いに波状部12の表面と裏面において正確に積
層された場合は、成形用パルプ原紙10、10が2枚に
分離されてはいるものの、成形時には実質1枚として見
受けられる成形用パルプ原紙10、10を成形すること
にほかならない。
【0079】なお、波形部を多数列設させた成形用原紙
を採用してこの発明を実施する構成は、素材の相違があ
るものの、その工程はそっくり前記した成形用パルプ原
紙10の場合と共通するから、その説明を援用し、省略
する。成形用原紙を素材として採用する場合は、一般的
には製造コストが高くなる問題があるものの、たとえ
ば、産業廃棄物として廃棄処分される大量な端切れなど
を利用する場合にはコスト上に有利である。
【0080】
【実施例2】この例は成形用パルプ原紙を素材とする場
合である。この例は、前記した例と基本的に相違しない
ものの、次の点で相違するから、特に相違する点につい
て言及し、その他の大部分については実施例1の説明を
援用する。
【0081】成形用パルプ原紙は成形用原紙として加工
する前のものであるから、素材の加工工程数が少なく、
原料コストをより一層逓減化できる利益があることは前
記したとおりである。
【0082】成形用原紙は製紙されたものであるから、
製紙を構成する繊維群は一定の方向に整列され、一定の
方向には引き裂け難い性質を有するものの、他方に向け
て引き裂け易い性質を有する。これに対して、成形用パ
ルプ原紙は、製紙工程の途中のものであるので、繊維群
は縦横に存在するから、波状部12を設けた場合はもち
ろん、その波状部を省略し、波状部がなくても成形品の
用途によっては成形プレス26による加熱圧搾時に亀裂
しないことが判明した。
【0083】少なくとも2枚の成形用パルプ原紙を素材
とする場合も1枚の場合においても用途による変更はあ
るが、製造方法の基本構成は前記した実施例1と共通で
ある。たとえば、絞りが浅く簡易な形態のものについて
は波状部がなくても成形が可能なことを発明者は確認し
た(図3を参照)。
【0084】
【実施例3】この例は、図5に示される深絞りが一層高
いにものについて適用される。この例は、例えば絞りの
高さが50mm程度有する茶缶52を包装するための緩
衝材70である。
【0085】図2に示されるように成形用パルプ原紙1
0に波状部12が設けられていることは先に説明した実
施例1の成形用パルプ原紙10と同じであるが、成形性
の向上化を一層図るため、波状部12を設けた成形用パ
ルプ原紙10をさらに弯曲させて大きな第2波状部54
を設けたものを素材としているものである。
【0086】そしてこの第2波状部54の形態は上型4
0や下型42の凹凸部の形態に倣うように設けることが
一層好ましい。このように第2波状部54を設けた第2
成形用波状パルプ紙56を前記したように成形プレス2
6により加熱圧搾することにより、絞りの一層深いもの
が形成できる有利性がある。
【0087】その他の成形工程は本質的に実施例1の場
合と変化しない。1枚の第2成形用波状パルプ紙56を
採用することのほか、2枚採用することや成形用原紙を
採用することについても発明者は予定している。
【0088】
【実施例4】この例は、図5に示されるいわゆるパン用
トレ−80(量販店において顧客が買い求める際にパン
をのせる簡易な盆)を製造する場合の例である。特に大
きさが長さ350mm、幅250mm、高さ30mmの
ように面積が広いものでは、上下2枚の成形用波状パル
プ紙14、14を積層させて成形する場合、成形用波状
パルプ紙14、14間に空気が入り込むため、成形用波
状パルプ紙14、14が接合できないおそれのあること
が明らかになった。
【0089】そこで、上下2枚の成形用波状パルプ紙1
4、14間に成形時における空気の封入を回避するた
め、実施例1に説明したように波状部12の一部例えば
波状部12の稜線部に接着剤22を塗布させて加熱圧搾
させた。上下2枚の成形用波状パルプ紙14、14の内
側において波状部12の一部に接着剤22を塗布させる
ことにより、上下に位置する波状部12の一部はその稜
線方向に沿って僅かながら接着されることになる。
【0090】かくして上下に接着された波状部12は細
いが稜線方向に両側が開放された筒状部を形成すること
になる。このため、成形プレス26により加熱圧搾した
とき、上下2枚の間に導入される空気は成形用波状パル
プ紙14、14間に封入されることなく、前記した筒状
部の両側から排出されるため成形用波状パルプ紙14、
14間に空気が封入されることがない。
【0091】図1を参照してさらに説明すると、上下2
枚の成形用パルプ原紙10、10のうち上方に位置して
いる成形用パルプ原紙10の内側において前工程によ
り、成形された波状部12に回転する糊ロ−ラ20を介
してのり槽24内の接着剤22が付着される。
【0092】したがって、下方に位置する成形用パルプ
波状紙14が案内ロ−ラ28、28間に導入されると上
方に位置し、接着剤22が塗布された成形用パルプ波状
紙14と圧着されることになり、上下一対の成形用パル
プ波状紙14、14は波状部12が対向した状態で不充
分ながら接着され、波状部12の方向に両側が開放され
た細いが筒状部が形成されることになる。
【0093】ついで、成形プレス26へ送られ、成形型
により加熱圧搾されるが、この場合前工程により接着さ
れた接着部分と一層接着が確実に行われることはもちろ
ん、前記した両側が開放された筒状部が構成されている
から、加熱圧搾時に上下2枚の成形用パルプ波状紙1
4、14間に介在する空気はその筒状部から排出され
る。
【0094】したがって、上下2枚の成形用パルプ波状
紙14、14間は確実に接着され、剥がれるおそれがな
い。
【0095】この実施例のほかに、次の点について念の
ため敷衍する。この実施例の成形用パルプ原紙、成形用
原紙はエンドレスのものについて説明したが、もちろん
いわゆる枚葉(非エンドレス)物についてもこの発明は
適用できる。両者の相違は単に生産技術上の差異に過ぎ
なく、発明の本質的差異ではない。また、上型40が下
型42側に向けて降下する例を説明したが、下型42が
上型40に向けて上昇する場合についても発明者は実験
した。
【0096】
【発明の効果】この発明は、上記の構成であるから、以
下の利点を有する。成形用波状パルプ紙、成形用波状
紙、成形用パルプ原紙の隣接する複数の成形予定区画部
間に準破断部が設けられているから、加熱圧搾時の圧力
荷重は準破断部によって吸収され、成形予定区画部に及
ばないため、成形品に亀裂を発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造工程を示した概略説明図である。
【図2】準破断部と成形予定区画部を備えたエンドレス
の成形用波状パルプ紙を切断して示す一部の斜視図であ
る。
【図3】食品用トレ−の斜視図である。
【図4】パン用トレ−の斜視図である。
【図5】緩衝材の斜視図である。
【図6】波状部を複合状態に設けた成形用波状パルプ紙
の斜視図である。
【符号の説明】
10 成形用パルプ原紙 12 波状部 14 成形用波状パルプ紙 38 成形予定区画部 40 上型 42 下型 44 成形部 46 準破断部 48 準破断部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用パルプ原紙を素材としてプレス成
    形することにより同時に複数の深絞り成形品を製造する
    方法において、 成形用パルプ原紙に常温で復元しない断面形状において
    波形部を多数列設させることにより成形用波状パルプ紙
    を設けると共に成形前に成形用波状パルプ紙の隣接する
    複数の成形予定区画部間に準破断部を設け、準破断部を
    設けた成形用波状パルプ紙を上型と下型からなる成形型
    により加熱圧搾させて成形し、ついで成形することによ
    り得られた成形部の周縁を切断することを特徴とする成
    形用パルプ原紙を素材とする深絞り成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形用パルプ原紙を素材としてプレス成
    形することにより同時に複数の深絞り成形品を製造する
    方法において、 成形前に成形用パルプ原紙の隣接する複数の成形予定区
    画部間に準破断部を設け、準破断部を設けた成形用パル
    プ原紙を上型と下型からなる成形型により加熱圧搾させ
    成形し、ついで成形することにより得られた成形部の周
    縁を切断することを特徴とする成形用パルプ原紙を素材
    とする深絞り成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形用原紙を素材としてプレス成形する
    ことにより同時に複数の深絞り成形品を製造する方法に
    おいて、 成形用原紙に常温で復元しない断面形状において波形部
    を多数列設させることにより成形用波状紙を設けると共
    に成形前に成形用波状紙の隣接する複数の成形予定区画
    部間に準破断部を設け、準破断部を設けた成形用波状紙
    を上型と下型からなる成形型により加熱圧搾させて成形
    し、ついで成形することにより得られた成形部の周縁を
    切断することを特徴とする成形用原紙を素材とする深絞
    り成形品の製造方法。
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