JPS63175033A - 樹脂含浸基材の製造方法 - Google Patents

樹脂含浸基材の製造方法

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JPS63175033A
JPS63175033A JP639287A JP639287A JPS63175033A JP S63175033 A JPS63175033 A JP S63175033A JP 639287 A JP639287 A JP 639287A JP 639287 A JP639287 A JP 639287A JP S63175033 A JPS63175033 A JP S63175033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
impregnated
resin
solvent
varnish
Prior art date
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Pending
Application number
JP639287A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Matsuo
松尾 正人
Yasuo Azumabayashi
泰郎 東林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は樹脂含有量が均一で成形時の位置ずれ及びかす
れを防止でき、耐熱性及び寸法安定性に優れる積NJ@
用のり(脂含浸基材の製造方法に関する。
[背景技術] 従来より、基材に樹脂ワニスを含浸させ乾燥させてU(
脂含浸基材が製造され、この樹脂含浸基材を複数枚加熱
加圧成形することにより積層板が製造されているが、υ
(脂含浸基材には気泡が残存していたり、樹脂ワニスの
未含浸部が存在しており、積層成形に際して樹脂の流動
性が悪くかすれが発生したりしており、透明性が劣るだ
けでなく、耐熱性、耐湿性に6劣ってしまうものであっ
た。このかすれを防止するためにυ(脂含浸量を尚めた
り、樹脂の流動性を大き(したりしているが、この場合
には成形時の位置ずれが発生して成形性に劣ってしまう
又、樹脂含浸基材に気泡及び未含浸部を無くすために加
圧ロールを採用したり超音波で含浸させたりもされてい
るが、効果に乏しいものであった。
更に真空下で含浸されてもいるが、この方法では連続化
が難しく、たとえ連続化がなされても空気の流入が多く
て動力費が大きくなり、シール部品などの消耗が激しく
、しかも基材をロールで圧着するため目ずれが起こり易
くてそり、ねヒれが大きくなってしまい、又装置が大型
で高価となってしまっていた。更に、これらいずれの方
法によっても最も少ないもので未含浸部と気泡の個数が
300個/乎方インチ程度の樹脂含浸基材しか得ること
ができなく、成形時の位置ずれやかすれを防止できない
ものであった。
このため本発明者らは既に基材に樹脂ワニスを含浸させ
る萌に、減圧脱泡処理後の溶剤を予備含浸させる方法を
開発しているが、この方法によれば溶剤と樹脂ワニスの
空気溶解力により基材の残存空気を減少させて得られた
樹脂含浸基材の未含浸部及び気泡の個数を20個/平方
インチ程度にまで減らせることができたが、基材への溶
剤の含校量に幅方向でむらが発生し、)容剤の含浸量が
所定値を超えると、樹脂ワニスを含浸させた場合に基材
に7ニスの粘度分布が生じてしまい、その結果樹脂含浸
基材の樹BYt含有量に幅方向でむらが発生してしまっ
て、成形性を損なうと共に寸法安定性の悪い積層板しか
得られなかった。
[発明の目的1 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、樹脂含浸基材の残存気泡及V樹脂ワ
ニスの未含浸部を無(して、かすれの発生や成形時の位
置ずれを防止でき、しかも樹脂含有量も均一で成形性に
優れる樹脂含浸基材の製造方法を提供することにある。
[発明の開示] 本発明の樹脂含浸基材の製造方法は、基材1に減圧脱泡
処理後の溶剤2を30vol%予備含浸させた後樹脂ワ
ニス3を含浸させ乾燥させることを特徴とするものであ
り、この構成により上記目的が達成されたものである。
以下本発明を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明で用いる基材1としては紙、有8!!繊維により
形成した布、不織布とが、プラス、アスベスト等の無代
繊維の単独もしくは混紡による布、不織布を採用できる
。厚みは0.10〜0.30m+の範囲のものを使用す
る。
この基材1に減圧脱泡後の溶剤2を予備含浸させる。こ
の溶剤2はり(脂ワニス3を調製するための溶剤と相溶
性のあるものであり、メチルセロソルブ、メチルアルコ
ール ルケトン、ジメチルホルムアミドなど種々の樹脂溶剤を
採用できるが、常温における蒸気圧が150+*mHH
以下のものが好ましい.この溶剤2は第1図に示すよう
に減圧室4で攪拌下、150Torr以上で減圧され溶
剤送りポンプ5により溶剤含浸槽6に送られる。この溶
剤2は溶剤含浸槽6から減圧室4へと循環ポンプ7によ
り循環される.この溶剤含浸Wi6に基材1を送り込ん
で溶剤2を含浸させる.含有量(溶剤/(基材+溶剤)
x ioo)は30vol%以下である。30vo 1
%を超えると、基材1への溶剤の含浸量のむらが大き(
なって、抄(脂ワニス3を含浸させた場合には樹脂含有
量にむらが発生してしまう。含浸時間は、基材1の材料
、厚みなどの構成に関係してくるが、10秒以上である
次いで、この減圧脱泡後の溶剤2を含浸させた基材1を
樹脂ワニス槽8へ送って樹脂ワニス3を含浸させる.樹
上ワニス3の樹脂としては、特に制限はなく、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂又はこれらの変性物、7エ〕−ル
It脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂とか
、あるいは熱可塑性樹脂を使用できる.これら樹脂原料
に硬化剤、硬化促進剤、反応性希釈剤、可撓性付与剤な
どを適宜選択させて配合して樹脂ワニス3がi!151
!される.固形分濃度は通常60〜75wt%である。
含浸時間は特に制限はない.樹脂ワニス3を含浸させた
基材1を所定の樹脂含有量となるように加圧ロール9間
で搾った後、乾燥室へ送って、乾燥し、いわゆるBステ
ージの樹脂含浸基材を得る,尚、基材1を樹脂ワニス槽
8に浸漬する前に、キツスロール10により基材1の片
面側から樹脂ワニス3を含浸させて溶剤2と樹脂ワニス
3の置換を行ってもよい。
このようにして得た樹IIlltt浸基材の未含浸部と
気泡の数は20個/平方インチである。このようにボイ
ドの少ない樹脂含浸基材を製造できるのは、減圧脱泡処
理した溶剤2が空気の溶解力をもっており、この溶剤2
を基材1に含浸させることにより基材1中の空気を溶解
して残存空気を減少させることができ、又、この減圧脱
泡処理を行った溶剤2を含浸させた基材1に樹脂ワニス
3を含浸させた段階で、基材1のワニス濃度はその中心
部が外側部よりも低くなるという濃度勾配が形成されて
おり、乾燥時に含浸された0I脂ワニス3は加熱により
低粘度となって濃度差を解消しようとする拡散現象が生
じ、この現象と共に溶剤が蒸発するための対流現象が生
じ、この結果、空気溶解力のある樹脂ワニス3及び溶剤
2が基材1中の残存空気の周囲を通過して空気吸収が加
速されるものと推論できる。
この樹脂′:A″浸基材は、複数枚積み重ねられ、その
両面又は片面にり!箔のような金属箔が重ぬられ、通常
、例えば、温度170°C1圧力40kg/cm2、時
間60分で加熱加圧成形されて金属箔張りmM板が製″
nされる。尚、いわゆるダブルベルトによる積層成形に
も採用できる。
次に本発明の実施例を具体的に説明する。
(実施例) メチルセロソルブを減圧度20〜25Torrで30分
間脱泡処理をし、この処理後のメチルセロソルブに平織
りガラス布(厚み0.181111111重さ200H
/m”、エポキシシラン処理剤付着fio、08wt/
%)を11秒間浸漬して、基材に溶剤を29vo 1%
含浸させた。
次いで、この溶剤を含浸させたガラス布の片面側にキツ
スロールにより固形分濃度70wt%の13(脂ワニス
を含浸させて溶剤と樹脂ワニスの置換を行った。この後
、同様の樹脂ワニスを基材に含浸させ、乾燥後の↑J(
血合有量が45wt%になるように加圧ロールで搾った
後乾燥して樹脂含浸基材を得た。
この樹脂含浸基材の未含浸部及び気泡は合計20個/平
方インチであり、樹脂含有量のむらは1wt%以下であ
った。
この樹脂含浸基材を8枚積み重ね、その両面に銅箔を重
ねて、温度170°C1圧力40kg/cI112、時
間60分で加熱加圧成形したところ、成形時の位置ずれ
もな(、エツチング後の基板にはかすれが生じなく、又
寸法変化率も2%以下であった。
(比較例) 溶剤含浸量を40vo I%以上とした以外は実施例と
同様にして樹脂含浸基材を製造した。
この樹脂含浸基材の米倉12部及び気泡は合計20個7
平方インチであったが、樹脂含有量のむらは3wt%以
上であった。
この樹脂含浸基材により実施例と同様にして加熱加圧成
形を行ったところ、成形時の位置ずれがなく、エツチン
グ後の基板にもかすれが生じなかったが、寸法変化率が
5%以上であった。
[発明の効果1 本発明にあっては、基材に減圧脱泡処理後の溶剤を予備
含浸させた後樹脂ワニスを含浸させ乾燥させるので、溶
剤と樹脂ワニスの空気溶解力により基材中の残存空気を
少なくして、基材の未含浸部と気泡を減少させることが
できるものであり、従って、この樹脂含浸基材による積
層成形に際しては成形時の位置ずれが防止で慇、かすれ
も発生せず、耐熱性、耐湿性に優れた積層板を得ること
ができるものであり、しかも溶剤の基材への含浸量全3
0vol%以下としているので、基材へ樹脂ワニスを含
浸させた場合には基材中にワニスの粘度分布が生じるこ
とがなく、樹脂含有量を均一にでき、寸法安定性にも優
れた積層板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するためのvc置の一例を示す概
略図であって、1は基材、2は溶剤、3は樹脂ワニス、
4は減圧室、5は溶剤送りポンプ、6は溶剤含浸槽、7
は循環ポンプ、8は!f脂ワニス槽、9は加圧ロール、
10はキツスロールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材に減圧脱泡処理後の溶剤を30vol%以下
    予備含浸させた後樹脂ワニスを含浸させ乾燥させること
    を特徴とする樹脂含浸基材の製造方法。
JP639287A 1987-01-14 1987-01-14 樹脂含浸基材の製造方法 Pending JPS63175033A (ja)

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JP639287A JPS63175033A (ja) 1987-01-14 1987-01-14 樹脂含浸基材の製造方法

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JPS63175033A true JPS63175033A (ja) 1988-07-19

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ID=11637091

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