JPH04153229A - ガラス繊維不織布およびその製造法ならびに積層板 - Google Patents

ガラス繊維不織布およびその製造法ならびに積層板

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JPH04153229A
JPH04153229A JP2278755A JP27875590A JPH04153229A JP H04153229 A JPH04153229 A JP H04153229A JP 2278755 A JP2278755 A JP 2278755A JP 27875590 A JP27875590 A JP 27875590A JP H04153229 A JPH04153229 A JP H04153229A
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Masaru Ogata
緒方 優
Mitsutoshi Kamata
満利 鎌田
Kenichi Kariya
刈屋 憲一
Yukihiro Yamashita
幸宏 山下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、積層板の基材として適したガラス繊維不織布
ならびにこのガラス繊維不織布を使用した積層板に関す
る。
従来の技術 ガラス繊維不織布を基材とする積層板は、この基材にエ
ポキシ樹脂などを含浸して、積層成形して得られ、打ち
抜き加工性がよく、電気絶縁用途に使用されている。ガ
ラス繊維不織布に要求される特性としては、積層成形の
工程で基材切れを起さない熱間強度、積層板の寸法安定
性を保てることなどである。
従来用いられているガラス繊維不織布は、ガラス短繊維
を水中に分散させ抄紙機で抄造する湿式法で製造された
ものが殆どである。ガラス繊維自体では、互いに絡み合
う性質がなく熱融着させるのも困難であるため、バイン
ダを用いて繊維同士を結着している。バインダとしては
、アクリル酸樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂など
が用いられ、これらバインダを、抄造したガラス繊維不
織布にスプレーする。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来のガラス繊維不織布は、ガラス短繊
維を樹脂系バインダで結着しているため、熱を受けると
バインダ樹脂が軟化してガラス繊維間の結着が緩む結果
、その強度が低下し、積層板の成形工程で基材切れが起
こりやすい。
また、ガラス繊維不織布は、空隙が多く密度のバラツキ
も大きいので、これに樹脂を含浸した場合、空隙部が樹
脂リッチとなり、樹脂リッチとなる部分も、前記密度の
バラツキに起因して不均一に分布する。積層板は、加熱
処理を受けると樹脂が収縮し、一方、基材は、その収縮
を抑制する働きをする。しかし、ガラス繊維不織布基材
は、加熱処理によりバインダ樹脂が軟化し強度が低下し
てしまうので、樹脂の収縮を十分に抑制できず、しかも
、樹脂リッチとなる部分が不均一に分布しているので、
熱収縮の程度も場所によって異なり、積層板のそりや寸
法変化が大きくなる。
本発明の課題は、熱間強度が大きく、密度のバラツキの
小さい、積層板用の基材として適したガラス繊維不織布
を提供することである。また、ガラス繊維不織布を使用
する基材の一部ないし全部として、そりや寸法変化の小
さい積層板を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明に係るガラス繊維不織布は、アルキルセルロース
を含む無機充填材をガラス繊維不織布に保持させたもの
であり、その量を全体の50重量%以上としたことを特
徴とする。
無機充填材をガラス繊維不織布に保持させる方法は、次
の方法がよい、まず、アルキルセルロースとエポキシ樹
脂を有機溶媒に溶解して無機充填材を分散させた液を用
意する。この分散液にガラス繊維不織布を浸漬し乾燥す
る方法である。
また、本発明に係る積層板は、ガラス繊維不織、布を基
材とし、これに樹脂を含浸して重ね、加熱加圧成形した
ものにおいて、ガラス繊維不織布基材が上記の無機充填
材を含有したものであることを特徴とする。
積層板の基材の層構成は、前記のガラス繊維不織布を芯
層とし、表面層に通常用いられているガラス繊維織布を
配置するものであってもよい。また、前記のガラス繊維
不織布を表面層とし、芯層に通常用いられている紙を配
置するものであってもよい。
作用 本発明に係るガラス繊維不織布は、無機充填材を多量に
保持させていることにより、従来のガラス繊維不織布に
みられた空隙が少なくなり、密度が均一になる。アルキ
ルセルロースは、セルロースの水酸基(−〇H)を、ア
ルキル基 (−C,H,、。1)に置換したもので、その被膜形成
能力により、ガラス繊維不織布に保持させた無\ ・機充填材が脱落するのを防止する作用をもつ。また、
耐湿性に優れ熱時の軟化温度も高いので(エチルセルロ
ースは150〜160℃)、高温においても無機充填材
をガラス繊維不織布に確実に保持させ、熱間強度を高め
ることができる。
上記ガラス繊維不織布を基材とした積層板は、ガラス繊
維不織布の空隙が無機充填材で埋められており、熱間強
度も大きいことから、加熱処理による樹脂の収縮を抑え
ることができ、そりや寸法変化の小さい積層板とするこ
とができる。
ガラス繊維不織布に保持させる無機充填材は、その量が
少ないと積層板のそりや寸法変化を抑えることができな
い。
上記のように、本発明に係るガラス繊維不織布は、多量
の無機充填材を脱落することなく保持させたものである
。無機充填材を多量に含む積層板とするときには、この
ように基材には多量の無機充填材を保持させず、基材に
含浸させる樹脂ワニス中に無機充填材を配合しておいた
り、基材と樹脂ワニスの両方に無機充填材を入れておい
て、見かけ上水発明に係る積層板と同量の無機充填材を
含む積層板とすることもできる。
しかし、樹脂ワニス中に無機充填材を配合してガラス繊
維不織布基材に含浸しても、その空隙には樹脂が選択的
に埋まり、空隙が無機充填材で埋まることはない。無機
充填材は基材の表面近くに偏在することになるので、積
層板のそりや寸法変化を抑える効果は小さい、また、後
者のように、ガラス繊維不織布基材に十分な量の無機充
填材を保持させておかず、樹脂ワニス中に配合した無機
充填材で補う場合も同様である。
実施例 ガラス繊維不織布に無機充填材を保持させるには1次の
ような方法を用いるとよい。アルキルセルロースとエポ
キシ樹脂を有機溶媒に溶解し、これに無機充填材を分散
させる。この分散液にガラス繊維不織布を浸漬し、乾燥
する方法である。アルキルセルロースは、分散液の中で
無機充填材の沈降を防止する作用ももっている。アルキ
ルセルロースは、無機充填材の重量に対して、0.5%
4−2%程度の量で用いるとき、ガラス繊維不織布の強
度および積層板の寸法安定性とも良好な結果が得られる
。エポキシ樹脂は、必ずしも必要ではないが、無機充填
材の重量に対して、15%以下の量で使用すれば、ガラ
ス繊維不織布に保持させた無機充填材の脱落が一層少な
くなり、取扱いが容易となる。
ガラス繊維不織布に保持させる無機充填材の量は、多い
ほどよいが、92〜93重量%を越えると、保持させる
ための作業性が極端に悪くなり。
これ以上の量では実質上保持させることができなくなる
。使用する無機充填材は、水酸化アルミニウム、タルク
(S i O2とMgOの混合物)等である。
実施例1〜6、比較例1 平均径9μ、長さ25IIIIlのEガラス短繊維を水
中に分散し、丸網抄紙機で抄紙したガラス繊維不織布(
バインダ:エポキシ樹脂、付着量10〜11重量%)を
用意した。第1表に示す配合の水酸化アルミニウム分散
液に、前記ガラス繊維不織布を浸漬し乾燥して、第4表
に示すそれぞれの量でガラス繊維不織布に水酸化アルミ
ニウムを保持させた。
水酸化アルミニウムを保持させた各ガラス繊維不織布に
、第2表に示す配合の樹脂ワニスを含浸乾燥してプリプ
レグ(水酸化アルミニウムを除いた樹脂含有量92重量
%)とし、これを所定枚数重ね、両表面には銅箔を載置
して、温度160”C1圧力100kg/−の条件で3
0分間加熱加圧成形して、1.6mm厚さの銅張り積層
板とした。
その特性をガラス繊維不織布基材の特性と共に第4表に
示す。
第1表 第2表 アクリル酸樹脂をバインダとしたガラス繊維不織布基材
(バインダ付着量15重量%)に、第3表の配合の樹脂
ワニスを含浸乾燥してプリプレグ(水酸化アルミニウム
を除いた樹脂含有量92重量%)とし、以下、実施例1
と同様にして1.(m厚さの銅張り積層板とした。
従来例2 エポキシ樹脂をバインダとしたガラス繊維子ネ布基材(
バインダ付着量10〜11重量%)に、第3表の配合の
樹脂ワニスを含浸乾燥してプリ:レグ(水酸化アルミニ
ウムを除いた樹脂含有量12重量%)とし、以下、実施
例1と同様にして6m厚さの銅張り積層板とした。
第4表 チングにより全面除去し、 E−0,5/150加熱処理後に定盤上に載置し、四隅
の浮き上がり量の最大値を測定。
寸法変化:E−0,5/150加熱処理前後の変化率を
測定。
実施例7 実施例3におけるプリプレグを芯層とし、第2表の樹脂
ワニスをガラス繊維織布基材に含浸乾燥して得たプリプ
レグ(樹脂含有量45重量%)1枚を両表面層として、
以下、実施例1と同様にして1.6m厚さの銅張り積層
板とした。
従来例3 従来例2におけるプリプレグを芯層として、以下、実施
例7と同様にして1.6m厚さの銅張り積層板とした。
積層板の特性を第5表に示す。
実施例8〜10 第2表の樹脂ワニスをクラフト紙に含浸したプリプレグ
(樹脂含有量48重量%)を芯層とし、実施例1〜3に
おけるプリプレグ1枚をそれぞれ両表面層として、以下
、実施例1と同様にして1゜6m+厚さの銅張り積層板
とした。
従来例4 実施例8におけるクラフト紙プリプレグだけを使用し、
以下、実施例1と同様にして1.6mm厚さの銅張り積
層板とした。
積層板の特性を第6表に示す。
’C−2気圧−6時間)後の測定値 発明の効果 第4表、第5表、第6表から明かなように、アルキルセ
ルロースを含み無機充填材を多量に保持させたガラス繊
維不織布は、熱間強度が大きく密度も均一である。これ
を基材とし樹脂を含浸して成形した積層板は、ガラス繊
維不織布の空隙が無機充填材で埋められており、樹脂リ
ッチとならないので加熱処理をしたときの樹脂の収縮が
小さく、しかも、基材の熱間強度が大きいので樹脂の収
縮を十分に抑えることができ、そりや寸法変化が小さい
このような効果は、上記のガラス繊維不織布を基材とす
ることにより初めて達成できるものであり、樹脂ワニス
中に無機充填材を配合しておくなどして積層板を製造し
、見かけ上水発明に係る積N板と無機充填材の含有量を
同じにしても、同様の効果を得ることができない。
尚、本発明に係るガラス繊維不織布に表面層としてガラ
ス繊維織布を組合せた積層板は、積層板のそり、寸法変
化を一層小さくできるし、芯層として紙を組合せた積層
板は、同様にそり、寸法変化を一層小さくできるととも
に、紙基材の積層板より耐湿絶縁性が優れている。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキルセルロースを含む無機充填材をガラス繊
    維不織布に保持させて、その量を全体の50重量%以上
    としたガラス繊維不織布。
  2. (2)アルキルセルロースとエポキシ樹脂を有機溶媒に
    溶解して無機充填材を分散させた液を用意し、この分散
    液にガラス繊維不織布を浸漬し乾燥して、無機充填材の
    含有量を全体の50重量%以上とすることを特徴とする
    ガラス繊維不織布の製造法。
  3. (3)樹脂を含浸したガラス繊維不織布を重ねて加熱加
    圧成形した積層板において、 ガラス繊維不織布が、アルキルセルロースを含む無機充
    填材をガラス繊維不織布に保持させてその量を50重量
    %以上としたものであることを特徴とする積層板。
  4. (4)樹脂を含浸したガラス繊維不織布の層を芯層に、
    樹脂を含浸したガラス繊維織布の層を表面層にして加熱
    加圧成形した積層板であって、ガラス繊維不織布が、ア
    ルキルセルロースを含む無機充填材をガラス繊維不織布
    に保持させてその量を50重量%以上としたものである
    ことを特徴とする積層板。
  5. (5)樹脂を含浸した紙の層を芯層に、樹脂を含浸した
    ガラス繊維不織布の層を表面層にして加熱加圧成形した
    積層板であって、 ガラス繊維不織布が、アルキルセルロースを含む無機充
    填材をガラス繊維不織布に保持させてその量を50重量
    %以上としたものであることを特徴とする積層板。
JP2278755A 1990-04-18 1990-10-17 ガラス繊維不織布およびその製造法ならびに積層板 Expired - Lifetime JPH0757808B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002088626A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 積層板用ガラス繊維不織布及びコンポジット積層板
JP2008204945A (ja) * 2007-01-23 2008-09-04 Japan Vilene Co Ltd ガス拡散電極用基材、ガス拡散電極及びその製造方法、並びに燃料電池

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JP2008204945A (ja) * 2007-01-23 2008-09-04 Japan Vilene Co Ltd ガス拡散電極用基材、ガス拡散電極及びその製造方法、並びに燃料電池

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