JPS63174801A - 樹脂系表皮のゴルフボ−ルのバリ取り方法及びバリ取り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂系表皮のゴルフボールの成形に伴って残
るバリを削り取る方法及びこの方法の実施に使用するバ
リ取り機に関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

ゴルフボールは製作の関係から赤道の周りにリング状又
は点状のバリを生ずることを避けられない、従来はこの
ハリをサンドペーパや回転砥石で削り取っているが、大
皿生産されるゴルフボールはその直径に幾分の誤差があ
るので、定寸で研磨すると削り巾に誤差を生じ、この結
果ボールの真球度が損われて製品１１ｉ　１１を悪くし
、良品率の低下を招くことになり、これがゴルフボール
のバリ取り研磨の自動化を妨げる原因になっている。

上記の問題点を解決するものとして、本願出顧大の出願
にかかる特開昭６０−２３２１３６１号公報に示す「ゴ
ルフボールのバリ取り方よ及びバリ取り機」が公知であ
る。該発明は、積極回転する円板状の砥石とゴルフボー
ルの中腹部に添う上下一対のナライローナを定位置に保
持し、ゴルフボールを上下の把持器で挟持して回転させ
つつその中腹部をナライローラに押付け、砥石にゴルフ
ボールの赤道を接触させるから、ゴム系のゴルフボール
に対しその直径に幾分の誤差があってもその真球度を損
うことなくバリのみを削り取ることができ、面倒なバリ
取り作業を能率よく行いつる効果があるが、積極回転す
る砥石をゴムボールに接触させて研磨によりバリ取りを
行うものであるため、ゴム系のゴルフボールに対しては
有効に作用するが樹脂系表皮のゴルフボール（例えば、
プラスチック製ゴルフボール）に対しては目的を達成で
きない、即ち、回転する砥石とゴルフボールとの接触に
ょる発熱により樹脂系表皮のゴルフボールが変形しハリ
削り取りの目的を達成できない問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は１ＭＪ脂系表皮のゴルフボールのバリ取りにあ
っての上記問題点を解決することを目的とするものであ
り、機体適所に固定された完成バイトと樹脂系表皮のゴ
ルフボールの中腹部に添う上下一対のナライローラを定
位置に保持し、ゴルフボールを上下の把持器で挟持して
回転させつつその中腹部をナライローラに押付け、完成
バイトにゴルフボールの赤道を接触させるようにし、こ
れ・によりゴルフボールの直径に幾分の誤差があっても
その真球度を損うことなくバリのみを削り取ることを特
徴とする樹脂系表皮のゴルフボールのハリ取り方法を提
供するものである。

本願第２項発明は、割出しテーブルの周縁部に設けた縦
筒の芯棒に上下の腕片の相対取付け、上腕片の先端に挿
通した上軸に樹脂系表皮のゴルフボールの頂部にかぶせ
る把持器を遊嵌すると共に圧下ばねを設け、下腕片の先
端に遊嵌した下軸にゴルフボールの下部を載せ把持器と
従動輪を取付け、この従動輪に対する駆動輪を支持腕に
承持させて両輪を離接させるカムとばねを設け、積極回
転する円板状の完成バイトとゴルフボールの中腹部に添
う少なくとも上下一対のナライローラを定位置に保持し
、上下の把持器に挟持されて回転するゴルフボールの中
腹部をナライローラに押付け、完成バイトにゴルフボー
ルの赤道を接触させるように構成し、これにより本発明
方法を適確に実施してプラスチックゴルフボールの真球
度を損うことなくハリ取り研磨を自動的に行うことを特
徴とする樹脂系表皮のゴルフボールのバリ取り機を提供
するものである。

〔実施例〕

本発明方法に用いるバリ取り機の実施例を図面に基づい
て説明する。

第１〜３図において、ｌは円板状の割出しテーブルで、
芯軸２に水平に取付けて矢印Ａの時計方向に６０″ずつ
間欠的に旋回させ、周縁部に６つの縦筒３を等分角に配
置してその基片４をボルトで固定する。５は縦ｉＦ！＋
３に遊嵌した芯棒で、上下の突出端に腕片６．７のボス
を取付け、上下の腕片６．７を割出しテーブル１の回転
方向の復側へ向わせてその周縁に沿わせ、上側の腕片６
のボスに引付けばね８を巻いてその両端をビン９．９に
掛け、このばねで腕片６．７を割出しテーブル１の周縁
沿いに保持する。Ｂ１〜Ｂ、は６　ＩｌｌのＩＭ脂系表
皮のゴルフボール（例えば、プラスチックゴルフボール
）で、赤道を巡ってバリＣが残っている。

１０と２０は上下の把持器で、相対する端面凹みにそれ
ぞれゴルフボールＢ４の頂部と下部を納め、赤道のバリ
Ｃを水平にしてゴルフボールＢ４を挟持する。

１１は上側の把持器ｌＯを可転的に保持する上軸で、か
なりの長さに作ってほぼ全長にキー満１２を切り、上腕
片６の先端の筒金１３に挿通してキー（図示なし）で昇
降のみ可能に係合させ、把持器１ｏを上軸１１の下端部
の周りに自由に回転させる。１４は上軸１１の上端の突
出部に固定した座板で、この座板に横軸１５を突設して
転子１６を遊嵌する。１フは上腕片の筒金１３にかぶせ
た縦長のばね岡で、側面に窓孔１８を一杯に切って横軸
１５を通し、内蔵する圧下ばね１９で座板１４を押下げ
て把持器ｌＧをゴルフボールＢ４の頂部に圧接させ、転
子１６を偏心カム（図示なし）で適時に押上げて上側の
把持器１０をゴルフボールＢ４から離す、なお第１図で
は座板１４と転子１６及びばね筒１７を省略した。

２１は下側の把持器に固定した下軸で、下腕片７の先端
の筒金２２に遊嵌して下端に溝付摩擦輪２３を固定する
。なお第１図では切削位置Ｓ４にのみ摩擦輪２３を示し
、これ以外の位置では摩擦車２３を省略した。このよう
にして上下の把持器１０．２−０をそれぞれ上軸１１及
び下軸２１により上下の腕片６，７に支持させ、６組の
把持器１Ｇ、　２０を割出しテーブル１の周縁外に等分
角に配置してゴルフボールＢ、〜Ｂ６を挾持させる。こ
こに各ゴルフボールの位置を割出しテーブル１の右ｆＩ
ＩＩ縁から順次に供給位ＭＳＬ、検査位置Ｓ３、遊び位
置Ｓｓ、左側縁の切削位置Ｓ４、良品排出位置Ｓｓ、不
良品排出位Ｍ　ｓ　ａとし、割出しテーブル１の間欠旋
回によりゴルフボールＢ１〜Ｂ６を順次に各位置Ｓ工〜
Ｓ、へ移す。なお上側の把持器１０を押上げるカムは供
給位ｆｌ！ｓ　ｔと排出位置Ｓ、、Ｓ、に設けられる。

２４は駆動用のｌｉ［振軸で、割出しテーブル１の切削
位Ｍ　Ｓ　４に配置して従動用の摩擦輪２３の右側に臨
ませ、芯軸をＬ字形の支持腕２６の先端の筒金２７に遊
嵌して下端にプーリ２５を取付ける。支持腕２６は割出
しテーブル１の左側縁から手前側へ水平に伸び、封部を
支軸２９に枢着して前腕２６ａを右方へ延ばし、これに
引付けばね８よりも強い押付けばね２８を掛けて摩擦輪
２４を摩擦輪２３に常に圧接させ、前腕の右端に設けた
転子３０を偏心カム３１により適時に手前へ押し、支持
腕２６を矢印りの方向に揺動させて摩擦輪２４を摩擦輪
２３から離す。３２は支持腕２６の封部の直下に設けた
モータで、モータ軸上のブーＩＪ３３と摩擦輪２４の芯
軸上のプーリ２５とにロープ３４を掛け、モータ３２を
駆動源として摩擦輪２４を毎分５００〜１，０００回転
させ、摩擦輪２３を介して把持器２０とこれに載るゴル
フボールＢ４を毎分５００〜１　、０００回転させる。

３５は完成バイトで、割出しテーブルの切削位ｒＩＳ４
の左側に臨ませ、支軸３６を支持＠１ｉ３８の先端のブ
ラケット３７に支持させる。支持盤３８は機体適所に固
定された支持台３９上に長手方向に摺動自在に取り付け
、油圧袋！４Ｇ、スプリング４１により適度の押圧力で
完成バイト３５をゴルフボールＢの赤道部分に押圧させ
た状態で完成バイト３５を定位置に固定する。係止装置
４２および回動装置４３により、完成バイト３５の支軸
３６を回動させて切削作用するバイト片を変更自在とし
、且つ所定位置で固定すべく構成する。４４．４４は一
対のナライローラで、周面をゴルフボールの中腹部に添
う斜面形状に形成し、完成バイト３５の右側縁の上下に
配置して斜面を完成バイトの周面から左側へ突出させ、
ブラケット４５の先端に備える軸４６に遊嵌して自由に
回転させ、上下のナライローラ４４゜４４を定位置で自
由に回転させる。

上述の実施例においては完成バイト３５として円板状の
完成バイトを使用したが、棒状の完成バイトを使用する
こともできる。第４図および第６図は棒状の完成バイト
３５′の一例を示し、支軸３６に固定自在とした多角形
状（正方形状）の取付板３５ａに複数個の棒状のバイト
３５ｂをボルト３５ｃにより着脱自在として完成バイト
３５′を構成し、円板状の完成バイト３５と同様に係止
装置１１４２および回動装置４３によって支軸３６を回
動させること：こより切削作用するバイト片３５ｂを変
更自在とする。

本発明の一実施例は以上の構成がらなり、この実施例を
用いるバリ取り方法は次の通りである。

（１）供給位置ＳＬにおいては上側の把持器１ｏはカム
（図示なし）によりばね１８に抗して上昇しており、樹
脂系表皮のゴルフボールＢＬが赤道のハリＣを水平にし
て下側の把持１２０へ送り込まれると、上側の把持３１
０が降下して上下の把持１）１０゜２０でゴルフボール
Ｂ、を挾持する。

（！■）割出しテーブル１が６０６回転してゴルフボー
ルＢ、を検査位ＭＳｌｌへ移し、ここでゴルフボールＢ
ａを緩く回転させてバリＣが水平がどうかを充電装置で
チェックする。

（ＩＩり割出しテーブルｌが６０″回転し、検査ずみの
ゴルフボールＢ□を遊び位１１　Ｓ　３へ移す、この位
置は割出しテーブルを６０″ずつ回転させるために設け
たもので、ここではゴルフボールＢ３に対して何もしな
い。

（ＩＶ）割出しテーブルｌが６０＠回転しゴルフボール
Ｂ、を切削位ｙｌ　ｓ　ａへ移す。この切削位置には摩
擦輪２４と完成バイト３５及びナライローラ４４．４４
が配置されており、バリＣの水平なゴルフボールＢ４を
挾持した上下の把持器１０．２０が検査位置Ｓ４へ来る
と、摩擦輪２４が支持腕の前腕２６ａに向く押付けばね
２８により摩擦輪２３に接触し、下側の把持器２０とこ
れに載るゴルフボールＢ４を毎分５００〜１，０００回
転させ、上側の把持器ｌＯはゴルフボールに伴われて自
由に回転する。

これと同時に押付けばね２８の弾力が８棒５に谷いた引
付けばね８に打勝って把持器１０．２０を左方へ押し、
ゴルフボールＢ４の上下の中腹部をナライローラ４４．
４４に押付けて自由に回転させ、支軸盤３８で固定支持
される完成バイト３５にゴルフボールの赤道が接触して
バリＣを削り取る。ここに完成バイト３５とナライロー
ラ４４．４４は定位置で回転するから、芯振れを生ずる
ことなく正確に回転し、完成バイト３５がゴルフボール
の周面に喰込んで真球度を損うようなことがなく、赤道
からはみ出すハリＣのみを完全に削り取る。

バリ取りが終るとカム３１が支持腕の前腕２６ａを押し
て摩擦輪ｚ４を摩擦輪２３から離し、上下の把持２３ｔ
ｏ、２ｏは８梓５に捲いた引付けばね８の弾力で右方へ
寄り、ゴルフボールＢ４を完成バイト３５とナライロー
ラ４４．４４から離す。

（Ｖ）割出しテーブル１が６０＠回転してゴルフボール
Ｂ４を良品排出位ＷＩＳ、Ｉへ移し、ここで上側の把持
ＩＦｉｌｏが上昇して切削ずみの良品のゴルフボールＢ
、Ｊを排出する。

（Ｖｌ）割出しテーブル１がさらに６０＠回転し、ここ
でも上側の把持器ｌＯが上昇して不良品のゴルフボール
Ｂ、を排出する。検査位置Ｓａでバリの水平度が不良と
判断されたゴルフボールを切削しても、バリを完全に削
れないだけでなく周面を削ってしまうおそれがある。従
ってこのゴルフボールが切削位ｒＩＩＳ４へ移った場合
は、支持腕の前腕２６ａとカム３１で押して摩擦輪２４
を摩擦輪２３がら離したままとし、ゴルフボールを完成
バイト３５に接触させないでバリを残したまま良品排出
位置Ｓ３を通過させ、不良品排出位ａ　Ｓ　Ｓで排出し
て供給位ｉ！！！ｓ　ｔへ戻す。

これらの操作（１）〜（ｖｌ）を繰返して樹脂系表皮の
ゴルフボールのバリを自動的に開数る。

以上は本発明方法及機械の実施例を説明したもので、本
発明はこの実施例に限定されることなく、発明の要旨内
において設計変更することができる。

〔発明の効果〕

本願第１発明は、樹脂系表皮のゴルフボールのバリ取り
作業にあたり、ゴルフボールの直径に幾分の誤差があっ
てもその真球度を損うことなく、且つ接触加熱による変
形を生じることなく、バリのみを削り取ることができ、
面倒なバリ取り作業を能率よく行いうる効果がある。

本願第２発明は、樹脂系表皮のゴルフボールの真球度を
損うことなく、且つ接触加熱による変形を生じることな
く、バリ研削を自動的に行いつる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るバリ取り機械の一実施例を示すもの
で、第１図はその平面図、第２図はその中央断面図、第
３図は支持腕の側面図である。 第４図および第５図は、棒状の完成バイトを示し、第４
図は正面図、第５図は第４図Ｓ−５線による断面図であ
る。 なおｌは割出しテーブル、ＢＬ−Ｂ、は樹脂系表皮のゴ
ルフボール、Ｃはバリ、３は縦筒、５は８棒、６は上腕
片、７は下腕片、ｌＯは把持器、１１は上軸、１９は圧
下ばね、２０は把持器、２１は下軸、２３は従動用の摩
擦輪、２４は駆動用の摩擦輪、２６は支持腕、２８はば
ね、３１はカム、３５．３５’は完成バイト、４４はナ
ライローラである。 特許出願人　　日ノ出エンジニアリング第２図 第４図 第５図 嬰′

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機体適所に固定された完成バイトと樹脂系表皮の
   ゴルフボールの中腹部に添う少なくとも上下一対のナラ
   イローラを定位置に保持し、ゴルフボールを上下の把持
   器で挟持して回転させつつその中腹部をナライローラに
   押付け、完成バイトにゴルフボールの赤道を接触させる
   ことを特徴とする樹脂系表皮のゴルフボールのバリ取り
   方法。
2. （２）割出しテーブルの周縁部に設けた縦筒の芯棒に上
   下の腕片を相対して取付け、上腕片の先端に挿通した上
   軸に樹脂系表皮のゴルフボールの頂部にかぶせる把持器
   を遊嵌すると共に圧下ばねを設け、下腕片の先端に遊嵌
   した下軸にゴルフボールの下部を載せる把持器と従動輪
   を取付け、この従動輪に対する駆動輪を支持腕に承持さ
   せて両輪を離接させるカムとばねを設け、機体適所に固
   定された完成バイトとゴルフボールの中腹部に添う少な
   くとも上下一対のナライローラを定位置に保持し、上下
   の把持器に挾持されて回転するゴルフボールの中腹部を
   ナライローラに押付け、完成バイトにゴルフボールの赤
   道を接触させるように構成したことを特徴とする樹脂系
   表皮のゴルフボールのバリ取り機。