JPS6317257A - 部分安定化ジルコニア系焼結体の製造方法 - Google Patents

部分安定化ジルコニア系焼結体の製造方法

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Publication number
JPS6317257A
JPS6317257A JP61159816A JP15981686A JPS6317257A JP S6317257 A JPS6317257 A JP S6317257A JP 61159816 A JP61159816 A JP 61159816A JP 15981686 A JP15981686 A JP 15981686A JP S6317257 A JPS6317257 A JP S6317257A
Authority
JP
Japan
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sintered body
partially stabilized
stabilized zirconia
density
temperature
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Pending
Application number
JP61159816A
Other languages
English (en)
Inventor
板倉 洋一
松本 俶博
孝 長谷川
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は理論密度比90%以上に制御された焼結体密度
を持つ部分安定化ジルコニア系焼結体の製造方法に関す
るものである。本明細書において「部分安定化ジルコニ
ア系焼結体」とは「部分安定化ジルコニアまたはこれと
アルミナ、ムライト等地のセラミックス材料とからなる
焼結体」をいう。
(従来の技術) 従来、セラミックスは、粒度の異なる粉末を混合する方
法、添加する助剤或はバインダーの種類、量を変える方
法等により焼結体密度が制御されて来た。又、窒化珪素
、炭化珪素1部分安定化ジルコニア等に代表されるファ
インセラミックスは、高強度、高靭性を目的として焼結
体の密度を上げる方向で研究開発が行われて来た。
(発明が解決しようとする問題点) 元来、密度或は強度、靭性等の機械的性質は、用途に応
じて制御されるべき性質であり、上述の様な方法では特
性劣化或は過剰特性を来たしたり、製造プロセスが複雑
化したりして、経済的利点も損なう可能性がある。
本発明者等は、制御された密度を持つジルコニア焼結体
の製法を求めて研究した結果、粉末の比表面積と焼結時
の昇温速度が密度に相関しているという知見を得、理論
密度比90%以上の密度を持ち優れた別械的特性を持つ
ジルコニア焼結体の製造方法を完成させるに至った。
(問題点を解決するための手段) すなわら、本発明は、部分安定化ジルコニア系焼結体(
以後、PSZ系焼結体と呼ぶ)において、比表面積5〜
30 m/ Qの原料粉末からなる成形体を、1ooo
’c以上における昇温速度を200”C/hr以下の範
囲に調整し、焼結温度まで昇温し焼結することにより、
焼結体密度が理論密度比90%以上に制御されたジルコ
ニア焼結体を製造する方法を提供するものである。
本発明におけるジルコニア焼結体の組成は、部分安定化
ジルコニアを含んでいることが特徴であるため、安定化
剤の割合は部分安定化ジルコニア総量に対しイツトリア
では2〜6モル%、カルシアでは2〜9モル%、マグネ
シアでは8〜10モル%であること、更にアルミナ等の
他成分の割合は部分安定化ジルコニア系焼結体ta量に
対し80重母%以下であることが望ましい。又、原料粉
末は、加水分解共沈法、中和共沈法、ボールミル等の粉
砕機による粉砕混合法等のいずれの方法によってえられ
たものでもよい。焼結温度は、安定化剤或はアルミナ等
の他成分の種類と吊により異なるが、1300℃〜17
00℃の範囲から選ぶのが好ましい。本発明のように比
表面積5〜30TIt2/gの原料粉末を用いる場合、
1300℃未満では未焼結、1700’Cをこえると過
焼結となりがちであるからである。
本発明の焼結体の製造法について以下に説明する。
一般のセラミックスと同様、本発明の製造方法は、バイ
ンダー等を混合する粉末処理工程;ある形状をもたせる
ための成形工程;成形物を修正。
仕上げするための生加工工程:バインダーを除去するた
めの脱バインダ一工程:焼結温度まで昇温保持し冷却す
る焼成工程から成り立っている。本発明の特徴は、原料
粉末の比表面積およびこの工程の最後である焼成工程に
ある。
すなわちそれ以前の工程は一般的な成形法である加圧成
形法、鋳込成形法、射出成形法、ドクターブレード法等
により決まる望ましい方法であれば、どれを用いても何
ら問題はない。以下焼成工程を説明する。
脱バインダ一工程までの工程を経てえられた成形品は、
仮焼品等と呼ばれるものであって、密度も通常理論密度
比30〜70%の範囲である。該仮焼品を焼成工程で処
理する場合、1000℃までは、当該工程以前に同様残
熱履歴を経ていたり。
焼結による体積収縮が始まっていないため、昇温速度は
製品焼結体の特性に格別影響しない。いつぼう1000
℃以上では、焼結過程において体積収縮が起こるため、
昇温速度が焼結体の密度に影響するのである。
本発明者等は、比表面積(5〜30m/g)と昇温速度
の相関の知見より、該ジルコニア焼結体において理論密
度比90%以上の焼結密度を得るにはi ooo℃以上
においての昇温速度を200℃/hr以下にしなければ
ならないことを見い出した。
200℃/hrをこえる昇温速度では該仮焼品の表面と
内部での温度差或は体積収縮の違いにより密度が理論密
度比90%以上にあがらず、場合によっては昇温中に破
損或は亀裂が生じる。ただし、焼結温度に達するまでの
10℃/hr未満の昇温速度は、経済性から判断して好
ましい方法ではない。
又、理論密度比98%以上の高密度のジルコニア焼結体
を得るには、昇温速度を10〜bhrに、理論密度比9
0〜98%の低密度のジルコニア焼結体を得るには昇温
速度を100〜b以後所定の焼結温度まで昇温し、保持
して焼成工程を終える。
(発明の効果) 本発明により製造されるPSZ系焼結体は理論密度比9
0〜100%に制御され、更に部分安定化ジルコニアの
優れた機械的性質を有している。
理論密度比98%以上の高密度量では高強度、高靭性の
特性が、理論密度比90〜98%の低密度量では断熱性
の特性が強調される。
(実施例) 原料粉末は、加水分解共沈法により製造されたものを使
用した。表−1)にはこれら粉末の組成及び比表面積を
示す。表−1)中安定化剤の割合はジルコニアと安定化
剤のモル和に対する百分率であり、他成分の割合は総重
量に対する百分率である。
原料粉末にワックス系のバインダーを0〜1重量%添加
し、金型ブレスとラバープレスを並用し、板状のサンプ
ルを成形した。この時最終の成形圧は21:/Ciであ
った。この成形体を50℃/hrの昇温速度で900℃
で30分間保持して脱脂した。
次いで昇温速度と焼結温度を変えて焼結した。冷却後密
度及び抗折強度を測定した。
以上の結果を表−2)に記載する。
表−1) 表−2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)部分安定化ジルコニア系焼結体の製造において、
    比表面積5〜30m^2/gの原料粉末からなる成形体
    を、1000℃以上における昇温速度を200℃/hr
    以下に調整し、焼結温度まで昇温して焼結することを特
    徴とする部分安定化ジルコニア系焼結体の製造方法。
JP61159816A 1986-07-09 1986-07-09 部分安定化ジルコニア系焼結体の製造方法 Pending JPS6317257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014129234A (ja) * 2014-03-06 2014-07-10 Tosoh Corp 透光性ジルコニア焼結体及びその製造方法及びその用途

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014129234A (ja) * 2014-03-06 2014-07-10 Tosoh Corp 透光性ジルコニア焼結体及びその製造方法及びその用途

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