JPS63171106A - 延焼防止被覆剥離剤および電線・ケ−ブル延焼防止被覆の剥離方法 - Google Patents

延焼防止被覆剥離剤および電線・ケ−ブル延焼防止被覆の剥離方法

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JPS63171106A
JPS63171106A JP62002110A JP211087A JPS63171106A JP S63171106 A JPS63171106 A JP S63171106A JP 62002110 A JP62002110 A JP 62002110A JP 211087 A JP211087 A JP 211087A JP S63171106 A JPS63171106 A JP S63171106A
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fire spread
spread prevention
prevention coating
spread
flame
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中川 真吉
鈴木 静二
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Hitachi Cable Ltd
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は、電線・ケーブル等の外周に設けられた延焼防
止被覆を効率的に剥離できる剥離剤およびこれを使用し
た電線・ケーブル延焼防止被覆の剥離方法に関するもの
である。
[従来の技術] 電線・ケーブルの延焼を防止するための一方法として、
シース外周に延焼防止塗料を塗布し、乾燥させて延焼防
止被覆を形成する方法が採用されてきている。延焼防止
塗料は、一般に、水性エマルジョンをベースに有機難燃
剤、無機充填剤、不燃性繊維、可塑剤等を加えたもので
あり、これらの延焼防止塗料を電線・ケーブルのシース
外周に塗布し乾燥すると、シースと接着した延焼防止被
覆が形成される。電線・ケーブルのシースとしては、ポ
リエチレン、ビニル、クロロプレンゴム、シリコーンゴ
ム等が用いられているが、特にビニルシースと延焼防止
塗料とは良く接着する。このため、電線・ケーブルを撤
去する場合に延焼防止被覆を剥離する作業が困難になっ
ている。
一般に、延焼防止被覆を剥離する方法としては、アルカ
リ性水溶液を用いる方法、あるいはジクロロメタンを主
材料とした剥離液を用いる方法がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、アルカリ性水溶液を用いる方法は、一部の耐ア
ルカリ性に劣るエマルジョンポリマに対しては効果があ
るものの、通常の延焼防止被覆に対しては剥離効果が殆
どない。また、ジクロロメタンを主材料とした剥離液を
用いる方法は延焼防止被覆を膨潤させると共に、ケーブ
ルシースをも膨潤させるという問題がある。すなわち、
電線・ケーブルは複数本がグループとなって布設され、
これらを一括して延焼防止被覆が設けられるが、グルー
プの中の一部の電線・ケーブルのみの撤去および張替え
の場合、全体の延焼防止被覆を剥離してから撤去および
張替えが行われ、再度、延焼防止被覆が設けられること
になる。このように、延焼防止塗料の剥離に際しては、
撤去する電線・ケーブルのみならず、その後も更に使用
される電線・ケーブルにも剥離液の影響が及ぶことにな
るので、電線・ケーブルシースを膨潤させない剥離液が
望まれる。
また、揮発性が少な(、毒性のないものが好ましく、更
に作業の安全性から考えて常温で剥離作業が可能である
ものが望まれる。
本発明は、上記に基いてなされたもので、剥離性、安全
性に優れ、しかも電線・ケーブルシース等の内部プラス
チック材料に悪影響を与えずに常温での剥離が可能であ
る延焼防止被覆剥離剤およびこれを用いた電線・ケーブ
ル延焼防止被覆の剥離方法の提供を目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明の剥離剤は、アルキルグリコールエーテルアセテ
ートにアマイドワックスおよび微粒子の無水珪酸を含有
せしめてなることを特徴とするものである。また、本発
明の剥離方法は、電線・ケーブル外周に上記剥離剤を塗
布することにより延焼防止被覆にアルキルグリコールエ
ーテルアセテートを浸透させ、しかる後延焼防止被覆を
剥離することを特徴とするものである。
本発明が適用される延焼防止被覆を形成する塗料として
は、水性エマルジョンをベースに有機難燃剤、難燃助剤
、無機充填剤、不燃性繊維、可塑剤等を加えたものが代
表例としてあげられる。水性エマルジョンとしては、酢
酸ビニル系エマルジョン、アクリル系エマルジョンなど
が、有機難燃剤としては、塩素化パラフィン、塩素化ナ
フタリン、デカブロモジフェニルオキサイド、ポリりん
酸アンモニウムなどが、難燃助剤としては、三酸化アン
チモン、はう酸亜鉛などが、無機充填剤としては水和ア
ルミナ、炭酸カルシウム、含水ケイ酸マグネシウム、ク
レー、チタン白、タルクなどが、不燃性繊維としては、
セラミック繊維、フェノール繊維、ガラス繊維などが、
可塑剤としては、トリス(β−クロロエチル)ホスフェ
ート、塩素化ビフェニル、フタル酸ジブチルなどがそれ
ぞれあげられる。
アルキルグリコールエーテルアセテートは延焼防止被覆
を膨潤させる機能を有するものであり、その具体例とし
ては、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
といったものがあげられ、単独使用あるいは2種以上の
併用が可能である。これらはいずれも揮発性、毒性が殆
どな(、しかも電線・ケーブルシースに悪影響を及ぼさ
ずに室温での剥離効果を有する。
しかし、アルキルグリコールエーテルアセテート単独で
は粘度が極めて低いため、延焼防止被覆外周に設ける際
のハケ塗りが困難であると共に、付着量が少ないため作
業性に問題がある。本発明ではこれを解決するために、
アルキルグリコールエーテルアセテートにアマイドワッ
クスおよび微粒子の無水珪酸を含有せしめることにより
増粘して塗料化し、これを延焼防止被覆外周に塗布でき
るようにしたものである。
アマイドワックスは、分散を容易とするため、予めキシ
レン、アルコールのような溶剤で溶かしたものを使用す
ることが好ましい。また、アマイドワックスの添加量は
、剥離効果の点からできるだけ少量にすることが好まし
く、アルキルグリコールエーテルアセテート100重量
部に対し0.5〜3重置部程度が好ましい。
本発明では、さらに粘度を高めるために、アマイドワッ
クスに加えて微粒子無水珪酸を添加している。微粒子無
水珪酸は、平均粒径8〜20mμのものであり、アマイ
ドワックスで予め増粘したものに1〜5重量%添加する
ことにより粘度が1.000〜10,000cpsの剥
離剤を得ることができる。
なお、本発明における延焼防止被覆剥離剤には、上記成
分のほかに必要に応じて顔料その他の添加剤を加えても
よい。
[発明の実施例] 第1表に示すように2種類の延焼防止塗料A、Bを調整
し、これをビニルシースケーブル(外径12 m m 
)外周に乾燥後の厚さが1..5mmとなるように塗布
し、塗布後室温で120時間乾燥して延焼防止被覆とし
た。次に、第2表に示すように4種類の剥離剤a1b、
 c、 dを調整し、これら剥離剤をケーブルの延焼防
止被覆外周にハケ塗りにより塗布した。なお、塗布量は
、ケーブル長さ20cm当り14gとした。
延焼防止被覆とビニルシースとの剥離状況およびビニル
シース特性について評価した結果を第3表に示した。
第1表 延焼防止塗料配合   ′ 第三表から明らかな通り、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテ−1・を用いた剥離剤の場合は12時
間、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
トを用いた剥離剤の場合は24時間、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルアセテートを用いた剥離剤の場
合は26時間後に容易に剥離を行えることになる。この
ように剥離までの時間が異るのは、アルキルグリコール
エーテルアセテ−1への種類によって延焼防止被覆への
浸透性が異るためて、一般に分子量の低いもの程浸透速
度が早く、剥離効果に優れることになる。また、本発明
の範囲にある剥離剤を使用した場合(実施例1〜6)は
、延焼防止被覆を剥離した後のビニルシースの溶媒吸収
率は2%以下であり、ビニルシースへの影響は殆どなく
、引張強さおよび伸びの低下は極めて少ない。これに対
し、ジクロロメタンを使用した場合(比較例)、剥離は
容易に行えるがビニルシースを膨潤軟化させることから
、引張強さは大幅に低下し、逆に伸びが太き(なる。
[発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明によれば、延焼防止被覆
への塗布が容易であり、しかもケーブルシース等の側斜
に悪影響を与えることなく延焼防止被覆の剥離を行うこ
とかできる延焼防止被覆剥離剤を実現でき、これを使用
することにより、極めて容易に電線・ケーブルに設けら
れた延焼防止被覆の剥離が可能となる。
また、本発明で使用する剥離剤は、室温で十分な剥離効
果を有すると共に、揮発性、毒性が殆どな・く安全性に
優れたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキルグリコールエーテルアセテートにアマイ
    ドワックスおよび微粒子の無水珪酸を含有せしめてなる
    ことを特徴とする延焼防止被覆剥離剤。
  2. (2)電線・ケーブル上に設けられた延焼防止被覆の外
    周にアルキルグリコールエーテルアセテートにアマイド
    ワックスおよび微粒子の無水珪酸を含有せしめてなる延
    焼防止被覆剥離剤を塗布し、しかる後延焼防止被覆を剥
    離することを特徴とする電線・ケーブル延焼防止被覆の
    剥離方法。
JP62002110A 1987-01-08 1987-01-08 延焼防止被覆剥離剤および電線・ケ−ブル延焼防止被覆の剥離方法 Expired - Lifetime JPH0687618B2 (ja)

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JPS63171106A true JPS63171106A (ja) 1988-07-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01286711A (ja) * 1988-05-10 1989-11-17 Hitachi Cable Ltd 延焼防止被覆剥離剤および電線・ケーブル延焼防止被覆の剥離方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01286711A (ja) * 1988-05-10 1989-11-17 Hitachi Cable Ltd 延焼防止被覆剥離剤および電線・ケーブル延焼防止被覆の剥離方法

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