JPS63169966A - 練製品の弾力強化用組成物 - Google Patents

練製品の弾力強化用組成物

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JPS63169966A
JPS63169966A JP62000150A JP15087A JPS63169966A JP S63169966 A JPS63169966 A JP S63169966A JP 62000150 A JP62000150 A JP 62000150A JP 15087 A JP15087 A JP 15087A JP S63169966 A JPS63169966 A JP S63169966A
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Michihiko Kurihara
栗原 道彦
Atsushi Yoshimura
淳 吉村
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CHIBA SEIFUN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 水産練製品は、魚肉すり身や魚肉落とし身に、食塩、調
味料、澱粉等を加えて混練し、成型後加熱して製造する
ものである。本発明は、その混練する練り肉に加えるこ
とによって、製造された練製品の弾力(あし)を強化す
ることができる練製品の弾力強化用組成物に関するもの
である。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕練製品
の弾力強化剤として、かっては、臭素酸カリウムが使用
されたが、現在は、食品衛生法により、このものの水産
練製品に対する使用は禁止されている。一方、水産練製
品の主要原料である魚肉すり身は、米国、ソ連のスケソ
ウ漁業規制によって、漁獲条件が悪化し、ときとして従
来より品質の悪いものが生産される場合が生じている。
このことから、水産練製品に対するより効果的な弾力強
化剤の開発が要請されている。
また、水産練製品に・は、スケソウすり身のほかに、グ
チ、ハモ、エソ、グチ、メルルーサ、ホキ、イワシ、サ
バ、アジ等のすり身や落とし身が使用されるが、これら
においても、添加物としての弾力強化剤の出現が朋待さ
れて(・る。
以上にかんがみ、本発明者等は、水産練製品の製造時に
、魚肉すり身や魚肉落とし身を混練する際に、その練り
肉に添加することにより、製品の弾力を強化することの
できる練製品の弾力強化用組成物を掃供せんとして、本
発明に到達した。
〔問題を解決するための手段〕
本発明を行うに当たって、冷凍すり身、または/および
、水さらし魚肉を、サイレントカックーや擢、貴機で1
東る際に、有機酸塩であるクエン酸、コハク酸、酢酸、
酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸のナトリウム
塩、または/および、カリウム塩と、水酸化カルシウム
、酸化カルシウム等のカルシウム化合物と、食塩、必要
ならば調味料、澱粉等を添加、混練して練製品を製造す
ると、弾力の著しく良い練製品が得られることを発見し
、本発明を完成したのである。即ら、本発明は、クエン
酸、コハク酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸およ
びアジピン酸のナトリウム塩ならびにカリウム塩から選
ばれる1種以上の有機a塩に対し、その0゜3〜60重
量%に相当する、水酸化カルシウムおよび酸化カルシウ
ムのうちから選ばれる1種以上のカルシウム化合物を配
合したことを特徴とする練製品の弾力強化用組成物に係
るものである。
以下、本発明を完成させるために行った実験の結果の一
部を示して、さらに詳細に説明をする。
冷凍スケソウすり身を半解凍して、その100部をサイ
レントカンタ−に入れ、第1表では、その0.2部の有
機酸塩と、該すり身に対して、表記した部数をもつ水酸
化カルシウムまたは酸化カルシウムとを添加、混合した
後、食塩3部を加えてよく混練した。これを複数のケー
シングに充填した後、2群に分け、一つは85℃で45
分間ボイルする一段加熱を行い、他の群は、40℃で2
0分間すわらせた後、85℃で45分間ボイルする二段
加熱を行った。対照とした現行のすり身のみを使用する
試験とし一部は、同スケソウすり身をサイレント力・/
ターに入れ、食塩3部を加えて十分に混練し、ケージン
グに充填して、前者と同様に2群に分かち一段加熱と二
段加熱とを行った。これらの試料について、その弾力の
強さをレオメータ−で測定したが、その際、直径5酊の
球形プランジャーを使用して、破断強度(g)×凹みの
大きさくCII+)をもって、ゼリー強度とし、その結
果を表にまとめた。
また、第2表では、スケソウすり身100部に対し、有
機酸塩を2種以上組合わせたものを合計で0.2部、水
酸化カルシウムを0.03部加えて、第1表における前
記実験と同様に、サイレントカックーで混練し、ケーシ
ングに充1i3t i&、二段加熱を行った試料につき
弾力試験を行い、その結果を示している。これらの実験
の結果を表示するに際し、何れの場合も、略記号「%a
Jは、ナトリウムを意味し、同rKJは、カリウムを意
味している。さらに、「添加部数」とは、試験に使用し
たすり身を100部としたときに添加した、有機酸塩も
しくはカルシウム化合物の添加部数を示している。
第   1   表 第   2 1表 注  水酸化カルシウムの添加部数は、何れも0.03
部とした。
第1表において明らかな如く、本発明の添加物をすり身
に加えたものは、対照とした現行すり身のみを使用した
場合に比べ、一段加熱、二段加熱ともに高いゼリー強度
を示した。特に、二段加熱では著しく弾力が強化され、
且つ、ここに使用した有りa酸塩の間には、その効果に
大差はなかった。
第2表の結果は、本発明による有機酸塩を組合わせたも
のおよび水酸化カルシウムを添加したものは、試作練製
品において、何れも、対照に比べ弾力が強化されたこと
を示している。
さらに、第3衷には、有a酸塩の添加量について検討′
した結果について記した。本試験においては、各試料と
もスケソウすり身100部に対し、水酸化カルシウムを
それぞれ0.03部の等量を添加したうえ、クエン酸ナ
トリウムを、表に示す0.05部から2.0部の範囲の
星を添加して練り試験を行い、それぞれの弾力を測定し
た。その結果、有りa酸塩としては、0゜1部から1.
5部の添加が、練製品の弾力強化第   3   表 第4表 注  加熱条件は二段−λ に効果のあることを明らかにした。ここで、第3表およ
び第4表において、略記号rNaJはナトリウムを、同
r Ca Jはカルシウムを意味している。
第4表には、水酸化カルシウムの添加量について検討し
た結果をまとめた。即ち、スケソウ  1すり身100
部に、有機酸塩としてクエン酸ナトリウムの0.2部と
水酸化カルシウムを表の如くその0.005部から0.
3部の星とを添加して練り試験を行い、試料の弾力を測
定した、その結果、表から明らかなように水酸化カルシ
ウムの添加は、0.005部から0.15部の範囲で効
果が認められた。
以上により、本発明の弾力強化用組成物の配合を検討す
ると、有機酸塩の魚肉すり身100部に対する、有効最
大添加量は1.5部であり、一方、水酸化カルシウムま
たは酸化カルシウムの有効最少添加量は0.005部で
あることから、有機酸塩に対するカルシウム化合物の比
率は0.3重量%となる。また、カルシウム化)物の有
効最大添加量は0.15部であり、有幾酸塩の有効最少
添加量は0.1部であるごといら、この場合、有機酸塩
に対するカルシウム七合物の比率は60重■%となる。
従って、零セ明による練製品の弾力強化用組成物は、有
機浚塩に対し、その0.3〜60重量%に相当すら水酸
化カルシウムまたは酸化カルシウムあるハはそれらの混
合物を配合してなるものである二とが必要である。
また、本発明におけるカルシウム化合物として、水酸化
カルシウムおよび酸化カルシウムをφげたが、その酸化
カルシウムには、貝殻、魚吠骨、卵殻を焼成して作られ
た、酸化カルシウムを主体とした天然物も含まれている
本発明の練製品の弾力強化用組成物は、魚肉tり身や落
とし身等の練り肉に対し、0.005%より多く、1.
5%より少ない添加量で使mされるものである。
以下に実施例を挙げて、さらに詳細に説明をする。
(実 施 例〕 実施例 l。
クエン酸ナトリウム90gと水酸化カルシウムlOHの
混合物を作り、スケソウすり身100gに食塩25g、
砂tyrt、 25 g 、グルタミン酸ナトリウム4
g、澱粉80gおよび水200gを加えてよく混練し、
この練り肉を600g宛に2分し、一方はそのままかま
ぼこ型に成型し、蒸上げて対照品とした。他の一方の練
り肉600[に、上記混合物1.8gを加えて再び混練
し、かまぼこ型に成型して蕩上げ、かまぼこを作った。
これらのかまぼこのゼリー強度を測定したところ、対照
品は478 g−cmであったのに対し、本発明の混合
物を添加したものは665g−CIllであって明らか
に弾力が強化された実施例 2゜ まず、コハク酸ナトリウム40g1フマル酸−ナトリウ
ム40g、酸化カルシウム20gの混合物を作り、練製
品の弾力強化用組成物とした。次いで、スケソウすり身
1000gに食塩25gおよび水100gを加え混練し
てケーシングに充填し、40℃、20分間加熱してすわ
らせた後、85℃、45分間ボイルしたものを対照品と
した。また、スケソウすり身に対し、食塩、水を同様に
混合したものに上記弾力強化用組成物を1g添加して混
練し、ケーシングに充填し、対照品と同様に処理してか
まぼこを作ったものを試験品とした。この両者のゼリー
強度を測定して比較したところ、対照品は626g’a
であったのに対し、本発明の練製品の弾力強化用組成物
を添加した試験品は972g・0であって、弾力は著し
く強化された。
実施例 3゜ 酒石酸ナトリウム34g1酢酸ナトリウム20g、酒石
酸水素カリウム30gとかき殻焼成物(酸化カルシウム
95%)16gの混合物を作り、練製品の弾力強化用組
成物とした。次いで、スケソウすり身1000gに食塩
25gおよび水100gを加え混練してケーシングに充
填し、85℃、45分間ボイルしたものを対照品とした
。また、スケソウすり身に対し、食塩、水を同様に混合
したものに上記弾力強化用組成物を3g添加して混練し
、ケーシングに充填し、対照品と同様に処理してかまぼ
こを作ったものを試験品とした。この両者のゼリー強度
を測定して比較したところ、対照品は406g・1であ
ったのに対し、本発明の練製品の弾力強化用組成物を添
加した試験品は640g−amであって、弾力は強化さ
れていた。
〔発明の効果〕
以上、とくに前述第1表乃至第4表の結果から明らかな
如く、本発明の、有機酸塩にカルシウム化合物等を配合
することにより得た組成物は、練製品の弾力強化を極め
て効果的になしうるちのであって、水産加工業界に資す
るところが大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クエン酸、コハク酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、
    リンゴ酸およびアジピン酸のナトリウム塩ならびにカリ
    ウム塩から選ばれる1種以上の有機酸塩に対し、その0
    .3〜60重量%に相当する、水酸化カルシウムおよび
    酸化カルシウムのうちから選ばれる1種以上のカルシウ
    ム化合物を配合したことを特徴とする練製品の弾力強化
    用組成物。
JP62000150A 1987-01-06 1987-01-06 練製品の弾力強化用組成物 Granted JPS63169966A (ja)

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