JPH01153065A - すりみ組成物 - Google Patents

すりみ組成物

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JPH01153065A
JPH01153065A JP62308583A JP30858387A JPH01153065A JP H01153065 A JPH01153065 A JP H01153065A JP 62308583 A JP62308583 A JP 62308583A JP 30858387 A JP30858387 A JP 30858387A JP H01153065 A JPH01153065 A JP H01153065A
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龍太郎 小澤
Sunao Ishida
石田 直
Akiko Kurose
黒瀬 明子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、赤身魚すりみ組成物。
〔従来の技術〕
魚肉に食塩を加えてすり潰した肉糊に調味料やデンプン
などを加えて混和し、成型、加熱ゲル化させて製造され
るかまぼこ、ちくわ、魚肉ソーセージなどの魚肉ねり製
品は、古くから汎用されてきている。
そして魚肉ねり製品には、従来からスケトウダラのよう
な白身魚が、魚肉の変質のしにくさ、加工のしやすさ、
食感等の点から主として使用されてきたが、200力イ
リ漁業水域時代に入すスケトウダラなどの白身魚の充分
な量の確保に不安が生じており、また価格も高いものに
なってきている。このため近年になって、イワシやサバ
などの多獲性赤身魚を魚肉ねり製品に利用することが試
みられている。そして、魚肉ねり製品の製造に際しては
、白身魚および赤身魚のいずれを用いる場合にも、ねり
製品の色や臭い等の品質の向上、足の増強、耐凍性の付
与などの点から、原料魚から分離した魚肉を水でよく洗
って精製するいわゆる水晒し処理がすり潰し工程の前に
行われており、特に血合肉や油分等の含有量が多く、肉
の変質も速い赤身魚を用いる場合には水晒し処理が重要
である。しかしながら、この水晒し処理は多量の水を必
要とし、またそこから排出される廃水は血液や油脂等を
多量に含有し悪臭もあるために環境汚染等の問題が生じ
ている。しかもこの水晒し処理およびそれに伴うその後
の脱水処理はねり製品の製造工程を複雑にし、また多く
の装置やスペース等をも必要とする。
一方で、イワシ、サンマ、サバ等の赤身魚に多量に含ま
れるエイコサベンクエン酸(以後、rEPAJという)
、ドコサへ牛すエン酸(以1麦、rDHAJという)な
どの高級不飽和脂肪酸が成人病の予防に有効であること
か近年注目されており、この点からも赤身魚の食品への
有効利用が試みられている。しかしながら、その場合に
はEPASDHAなどの高度不飽和脂肪酸を含む脂質の
酸化による品質の低下が問題になっている。
〔発明の構成〕
本発明者等は、イワシ、サバ、サンマ等の赤身魚の食品
への有効利用を目的として赤身魚ねり製品の品質や製造
方法等を改良すべ(種々研究を続けてきた。その結果、
赤身魚すりみ中に特定のグルテンを含有させると、魚肉
を水晒し処理せずにそのまますりみに利用でき、しかも
魚肉の脂質中に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防止でき
、品質、食感がよく耐凍性のある魚肉すりみを非常に簡
単に製造しうろことを見出し本発明を完成させるに至っ
た。
すなわち本発明は、ペースト状グルテンを含有すること
を特徴とする赤身魚すりみ組成物である。
本発明においては、赤身魚として、イワシ、サバ、サン
マ、カツオ、マグロ、ブリ等を使用することができる。
そのうちでもイワシ、サバ、サンマのような多獲性赤身
魚かEPASDHA等の高度不飽和脂肪酸の含有量、す
りみへのしやすさ、価格等の点から望ましく、特にイワ
シが望ましい。
本発明で用いるペースト状グルテンとは、小麦グルテン
の粘弾性を低下させてペースト状にしたグルテンをいい
、小麦グルテンを還元剤で処理してペースト状にしたも
の、小麦グルテンをアルカリ処理または酸処理したのち
中和し、ついで還元処理してペースト状にしタモノ、小
麦グルテンに還元剤とともに脂質分解酵素または蛋白質
分解酵素を作用させてペースト状にしたものまたは、小
麦グルテンにアスコルビン酸、エリソルビン酸またはこ
れらの塩、油および水を混合してペースト状にしたもの
が使用できる。
ペースト状グルテンは、魚肉すりみ組成物の全重量を基
準にして通常5〜40%の割合で含有させる。5%より
低いと脂質中の不飽和脂肪酸の酸化防止に効果がな(,
40%より高いとグルテンの粘弾性が出て魚肉自体の風
味が失われるので望ましくない。
本発明のすりみ組成物を製造するにあたっては、赤身魚
を丸ごとあるいはドレスカットまたはテイルカットした
赤身魚を使用して、水晒し処理することなくそのままペ
ースト状グルテンと混合して砕細、捕潰する方法が採用
される・それによりEPA、DHA等の高度不飽和脂肪
酸を含む脂質がそのまま多量にすりみ組成物中に含有さ
れることになり栄養価の高いすりみ組成物が得られる。
色や臭いのより改善されたすりみ組成物を得たい場合に
は、ドレスカットした魚を更に三枚におろしてからすり
み用に使用してもまた、水晒し処理を行ってからすりみ
用に使用してもよいが、水晒し処理をした場合には、有
効不飽和脂肪酸の含有量は低下する。
魚肉の砕細、儒漬時の温度は魚肉の変性を防止し、雑菌
の繁殖等を防止する意味からも15℃以下に保つことが
望ましい。
砕細、捕潰には、魚肉の砕細、捕潰に常用されている種
々の方法、装置が採用できる。
本発明のすりみ組成物には、この種の製品において通常
用いられている食塩のほかにでん粉、他の植物性タンパ
ク、重合リン酸塩などの弾力増強剤、砂糖、ミリン、化
学調味料などの調味料、食用色素や卵白などの色調、光
沢改良剤、保存料などを必要に応じて適宜添加してもよ
い。
本発明のすりみ組成物は、生の状態のままにしておいて
も、また加熱を施しておいてもよい。
生の状態のままにしておく場合は、冷蔵または冷凍して
おくのがよく、特に、−18℃以下に急速冷凍した冷凍
すりみ組成物は、脂質中の不飽和脂肪酸の酸化がなく、
高品質のまま長期間保存可能である。加熱を施す場合に
は、加熱法としては、蒸し、油煤1.焼成、電子レンジ
等による加熱法が採用できる。加熱はゲル化の程度や殺
菌等の点から通常品温約60〜100℃で約5〜30分
間行うとよい。しかしながら、赤身魚の種類、組成物の
組成、目的とする最7終製品の形態等により、加熱条件
は当然変わり得る。
また、本発明のすりみ組成物は任意の形に成型しておく
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明では赤身魚のすりみ中にペースト状グルテンを配
合したことによって魚肉中の脂質に含まれる不飽和脂肪
酸の酸化が階下”c M、 7−に面間にわたって食味
、色、臭い等の品質における低下のない赤身魚のすりみ
組成物が得られる。
また、本発明では、ペースト状グルテンの使用によって
赤身魚の魚肉を水晒しせずにそのまますりみ組成物に用
いることができ、しかもその結果得られた組成物は、品
質、足の強さ、耐凍性等の諸性質においても優れており
且っEPA、DHAなどの有用な不飽和脂肪酸を多量に
含有する。
〔実施例〕
以下に本発明を例を用いて説明するが、本発明はそれら
に限定されるものではない。
対照例 1 ドレスカットマイワシ5kgを5xxφ目ダイスのチョ
ッパーで砕細し、このものを儒潰機で10分間摺り上げ
た。その時の摺り上げ温度は7°Cであった。得られた
イワシペーストをブロック状にトレイ詰めを行い−30
’Cにて凍結した。
実施例 lおよび2 小麦生グルテン5J9に次亜硫酸ナトリウム1500u
を加えて8°Cで30分間混合して還元処理ペースト状
グルテン5kgを製造した。
ドレスカットしたマイワシ9&9に上記の還元処理ペー
スト状グルテン1kgを加えて対照例1と同様に砕細、
捕潰、ブロック詰め、凍結して冷凍生すりみ組成物を得
た(実施例1)。
また別に、ドレスカットマイワシ7kgに対して上記の
還元処理ペースト状グルテン3に9を加えた外は、実施
例1と同様にして冷凍生すりみ組成物を得た(実施例2
)。
実施例 3および4 小麦生グルテン5kyに6N NaOH190m12を
加えてホモミキサーにより均一に混合してpH12とし
た。約60分後、当量の6N HC(!により中和して
I)Ha、 8とした。つぎに次亜硫酸ナトリウム15
00Hを加えて10’Cで20分間混合してアルカリ処
理/還元処理ペースト状グルテン5kgを得た。
ドレスカットしたマイワシ9kyに上記のアルカリ処理
/還元処理ペースト状グルテン1kgを加えて対照例1
と同様に砕細、捕潰、ブロック詰め、凍結して冷凍生す
りみ組成物を得た(実施例3)。
また別に、ドレスカットマイワシ7に9に対して上記の
アルカリ処理/還元処理ペースト状グルチン3kgを加
えた外は、実施例3と同様にして冷凍生すりみ組成物を
得た(実施例4)。
実施例 5および6 生グルテン(pH6)1kgにIN酢酸50xCを加え
て、ホモミキサーにより均一に混合してI)114.5
とした。約60分後、当量の水酸化カルシウムにより中
和してpH6とした。次に次亜硫酸ナトリウム400 
mg(360ppm)を加えて10°Cで20分間混合
して酸処理/還元処理ペースト状グルテンlayを得た
ドレスカットしたマイワシ9に9に上記の還元処理ペー
スト状グルテン1kgを加えて対照例1と同様に砕細、
捕潰、ブロック詰め、凍結して冷凍生すりみ組成物を得
た(実施例5)。
また別に、ドレスカットマイワシ7kgに対して上記の
酸処理/還元処理ペースト状グルテン3kgを加えて外
は、実施例5と同様にして冷凍生すりみ組成物を得た(
実施例6)。
上記の対照例および実施例1〜6の冷凍マイワシすりみ
組成物を一30’Cで1ケ月間冷凍保存した後に95°
Cで15分間加熱したものの過酸化物価(POV)を測
定したところ、下記の表−1に示すとおりであった。
〔表−1] 対照例1                   13
6実施例1 還元処理ペースト状グ   10   5
2ルチン 実施例2              30    5
2実施例4              30    
52実施例6  −〃         30   3
2上記の結果から、ペースト状グルテンを含有する実施
例1〜6の本発明のすりみ組成物が、ペースト状グルテ
ンを含有しない対照例のすりみ組成物に比べて、非常に
酸化されにくいことがわかる。
実施例 7 テイルカツトしたマイワシ4.15に9に実施例1で用
いたのと同じ還元処理ペースト状グルテン250gをス
テファンカッターを用いて10℃で10分間混和した。
このものを−口火の大きさにして95℃で30分間加熱
してつみれを製造した。
対照例 2 還元処理ペースト状グルテンのかわりに未処理グルテン
を使用した以外は実施例7と同様にしてつみれを製造し
た。
対照例 3 還元処理ペースト状グルテンのかわりにグルテンをアル
カリに溶解して噴霧乾燥して得たペースト状でないアル
カリ処理グルテン809および水170gを使用した以
外は実施例7と同様にしてつみれを製造した。
対照例 4 還元処理ペースト状グルテンのかわりにでん粉を使用し
た以外は実施例7と同様にしてつみれを製造した。
実施例7および対照例2〜4で得られたつみれの食感は
下記の表−2に示すとおりであった。
〔表−2〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ペースト状グルテンを含有することを特徴とする赤身魚
    すりみ組成物。
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