JPH02295466A - 魚肉ねり製品の製造法 - Google Patents

魚肉ねり製品の製造法

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JPH02295466A
JPH02295466A JP1115185A JP11518589A JPH02295466A JP H02295466 A JPH02295466 A JP H02295466A JP 1115185 A JP1115185 A JP 1115185A JP 11518589 A JP11518589 A JP 11518589A JP H02295466 A JPH02295466 A JP H02295466A
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JP
Japan
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protein
added
calcium
value
surimi
Prior art date
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Pending
Application number
JP1115185A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tsuruta
鶴田 武
Shunichi Kashiwagi
柏木 俊一
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CHIYODA KAGAKU KOGYOSHO KK
Original Assignee
CHIYODA KAGAKU KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は品質の改良された魚肉ねり製 品,tIに弾力及びテクスチャーのすぐれた魚肉ねり製
品の製造法に関する. [従来技術及び発明が解決しようとする課題] 従来,スケソウタラなどの弱足魚を使 川レて魚肉ムリ製品を!!遣する場合,弾力を増強する
ために化学的方法としてポリリン酸塩.臭素酸カリウム
.アスコルビン酸ナトリウム.アルカリ剤,高分子粘質
物.勅.wi物蛋白などを添加し.また物理的方法とし
て坐りや二段加熱などの方法を単独または化学的方法と
併用するなどして品質改良に努めてきた. 近年に到ってアスコルピン酸とアスコルビン酸オキシダ
ーゼを併用する弾力増強方法ら行なわれている. 化学的方法として行なわれる方法のうちアルカリ剤の添
加はpl+の上昇により蛋白の可溶化を促進し.゛均貢
なゾルを形成させ.加熱により安定なゲルを得る事を目
的とする. しかしこの場合のρ11値の限度は7,3前後で.これ
より高くするとゲル強度は逆に低下するとされてきた(
例えば.食品資材研究会刊『蒲鉾技術1増補改訂版,第
50ページ第11〜第14行参照)。
しかし一般にねり製昂原料に使用する 白味の魚類おとしみまたはスケソウタラなどの冷凍スリ
身は赤身魚に比し比較的pH値が高く,従ってアルカリ
朋の添加量は限定される. 弾力の増強などの目的で大豆.小麦. とうもろこしなどの植物蛋白.或は卵白乳しよう蛋白.
1種Lようプラズマのよな!IJ物蛋白,及びこれらの
部分加水分解物の使用も行なわれ.テクスチャー及び香
味の改良.及び蛋白含量の強化などの効果を挙げている
. しかし,弾力及びテクスチャーに関し ては必ずしも満足できるものではない.上記アルカリ剤
や動物蛋白及び/また は植物蛋白の使用はそれぞれ有効性があるとはいえ.欠
点ら存する. 例えば従来技術によればアルカリ剤の 使用は製品のpl+を常に73以下に抑えることが必要
であり.また酸性保存料の効果保持に対する考慮も必要
であるため アルカリ剤の使用1が限定され.蛋白の可溶化の達成に
は必ずしも充分ではな1Aa物及び/または植物蛋白の
使用はゲ ル強度の増加に対し有効性はあるが,魚肉蛋白のような
筋原m維蛋白とは異質であり,ゲルの性質が魚肉ゲルの
性質とは異る欠点がある. さらに魚肉スリ身中ヘの混和も必ずし も十分とは言えず.従って使用量の限定及び製品の均質
性に欠く面も生ずる. [課題を解決するための手段] 本発明者らは種々試験の結果アルカリ 剤として塩基性カルシウムを添加するとρ11が7.3
以上であっても尚ねり製品の弾力が増加することを見出
した. さらにこのような高PRのスリ身に対しては動物及び/
または植物蛋白は魚肉スリ身と一層なじみが良くなり.
一層均質な製品が得られ.さらに弾力も相刺的に高くな
ることがわかった. 従って,本発明は塩基性カルシウムと 動物及び/または植物蛋白とを併用するねり製品の品質
改良法に関する. 本発明方法によれば塩基性カルシウム はスリ身のpH値が.7.3より高くなるような量で使
用され.さらに動物及び/ま たは植物蛋白併用により弾力の増強及びテクスチャー.
香味の一層すぐれた1品を形成する. 本明lI書で「塩基性カルシウム』とは水酸化カルシウ
ム.11!化カルシウムおよび貝殻,卵殻などを高温で
焼成した焼成カルシウムを含む. 本明m書で[動物及び/または植物蛋 白Jとは,例えば卵白,乳蛋白.乳しよう蛋白,及び血
しようプラズマのような動物蛋白及び大豆.小麦.とう
もろこし及び豆類蛋白のような植物蛋白で通常魚肉ねり
製品に添加されるような蛋白質であり.蛋白含量が60
%より高い蛋白材料を意味する. 塩基性カルシウムの使用量はスリ身に 対し一最に0.Ol〜Ol重量%であるが.個々のスリ
身によるpH及び$11性の変動により添加Iも変動し
.スリ身のp■が約7.3〜約8.5,特に約7.4〜
約8.2の範囲にあるような添加量が好ましい. 勿論最終製品のpH値は初めの塩基性カルシウムの添加
量が上記範囲のpHifl内であれば,カッターまたは
らい潰時に蛋白 を変性させないような.そして塩基性カルシウムと中和
反応を生じないような不@態形の酸またはラクトンを添
加して最終製品のρ11値を7以下に下げることも可能
である.このような操作により本発明による製品の弾力
増強効果を損なうことはない. 蛋白の添加量は約0.5〜5%重量%で1〜2重量%が
好ましい.fft白の使用量が多いと一般にbgIが上
昇し.色調が劣化するからである. 塩基性カルシウム及び蛋白は単独で, または個々に,または通常ねり製品の製造に使用する食
塩 澱粉.糖アルコール糖,カルシウム塩類などと予め
混合し て添加してもよい 以下に例を挙げて説明する. 例 l 蒲鉾の製造は次のように行なった. 塩基性カルシウムとして焼成カルシウ ム(焼繻殻末, CaO含量として90%以上)を使用
したが,水酸化カルシウム,及び酸化カルシウムを使用
した場合も同様な結果が得られた. 〔原料処方〕 スゲソウタラ冷凍スリ身《特級)  50部スケソウタ
ラ冷凍スリ身(2級)50部食      塩    
                         
 3 部コーンスターチ         8部水氷9
             40部(Ilia条件〕 冷凍スリ身を解凍しこれに食塩を添加し15分間カッタ
ー処理し,次にコーンスターチを添加してさらに5分間
カッター処理をした. すり上がり温度はlO〜120Cであった.得たスリ身
3κgを6分割し焼成カルシウムを添加しミキサーで混
合した. 試料はそれぞれクレハロンケーシング (折り径47cAm)ニ詰め,室温(20’ C前後)
に1時間放M f& 85 〜900 C テ50分間
加熱し,水で急冷後冷蔵庫に一夜保存し測定用試料とし
た. (測定) 坐り度( 7mmφプランジャー使用)はアルミニウム
カップにすり上がりスリ身を入れ各時問毎に測定した. ジェリー強度( 7m+sφ》及び凹みの大きさは冷蔵
庫に一夜保存した製品についてレオメーターにより.ま
たpHは試料に9倍の水を添加してホモゲナイズした後 ρ1Iメーターで測定した. 焼成カルシウム添加による坐り度.p11ジェリー強度
の結果を第1表に示す. 実験の結果から焼成カルシウム0. 03%及び005
%添加試料は加熱前のスリ身のpl1671が7.41
及び7.月で.加熱後の製品pH値が7.50及び8.
01と従来の限界値より高いにもかかわらず非常に高い
ジエリー強 度を表わすことがわかる. 第l表 (注)焼成カルシウム添加量はすり上がりスリ身に対す
る重量%を示す. ()内の数字は凹みの大きさを示 す. 例2 例1のように処理して得たすり上がり スリ身を5分割し焼成カルシウム及び,カッター時に不
n態形のフマール#(2マール酸55.5部を油脂45
.5部中に埋蔵)を添加し影響を調査した. 第2表 弾力に及ぼす影響を調査した. 第3表 上記の結果から埋蔵フマール酸の添加 は最終製品のpH値低下を招来するが,ジ工り一強度に
はほとんど影響を与えない ことがわかる. rIA3 例1のように処理して得たすり上がり スリ身を5分割して蛋白のみ1%添加し(注)大豆蛋白
:不二製油(株) rNew FujiproNF1,
蛋白合量85χ プラズマ蛋白:三栄化学工業《株》 [エスプローゲンJ.蛋白含 量76x 乳清蛋白二三栄化学工業(株》 「ミルプロMJ,。蛋
白含量73X 乾燥卵白:太陽化学(株)r粉末卵白 NO,8J ,蛋白含量80蓄 例4 例1のようにして得たすり上がりスリ 身を6分荊し焼成カルシウムと蛋白の併用効果を調べた
. 第4表 少なく,良好な製品であったが乾燥卵白を除いて白度及
び明度が僅かに低下することが観察された. 第5表 例 5 例1のようにして得たすり上がりスリ 身を6分割し焼成カルシウムと蛋白の併用効果を調べた
. 試@製品は官能的にも強い弾力.ftらかなテクスチャ
ーと有し.特異的″I4奥も例 6 !31lのように処理して得たすり上がりスリ身を7分
割し焼成カルシウム.蛋白及び埋蔵フマール酸を添加し
た結果を第6表に示す. 第6表 はV1物蛋白を単独で添加した場合より一層高い弾力及
び均質なテクスチャーを有するねり習品を製造できた. 特許出願人株式会社千代田化学工業所 [発明の効果]

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 魚肉ねり製品の製造方法に於て、少なくとも1種の塩基
    性カルシウム及び少なくとも1種の動物及び/または植
    物蛋白をスリ身に添加して、すり上がりスリ身のpH値
    を約7.3より高く、約8.5より低いpH値に調整し
    、次いで常法によりねり製品を製造する事を特徴とする
    、上記魚肉ねり製品の製造方法。
JP1115185A 1989-05-10 1989-05-10 魚肉ねり製品の製造法 Pending JPH02295466A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010928A1 (fr) * 1994-10-06 1996-04-18 Kabushiki Kaisha Katayama Procede de production d'une substance alimentaire proteique en pate et non blanchie, substance alimentaire proteique ainsi produite, et aliment proteique produit a partir de cette substance
JPH11243921A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Tetsuya Sugino 魚介類、甲殻類又は畜肉類すり身の製造法
JP2014050354A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Wakamatsuya Kk 冷凍赤身魚を原材料とした水産練り製品

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010928A1 (fr) * 1994-10-06 1996-04-18 Kabushiki Kaisha Katayama Procede de production d'une substance alimentaire proteique en pate et non blanchie, substance alimentaire proteique ainsi produite, et aliment proteique produit a partir de cette substance
JPH11243921A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Tetsuya Sugino 魚介類、甲殻類又は畜肉類すり身の製造法
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