JPS63168232A - 絞り加工法 - Google Patents

絞り加工法

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JPS63168232A
JPS63168232A JP61315656A JP31565686A JPS63168232A JP S63168232 A JPS63168232 A JP S63168232A JP 61315656 A JP61315656 A JP 61315656A JP 31565686 A JP31565686 A JP 31565686A JP S63168232 A JPS63168232 A JP S63168232A
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Tatsuo Hiramatsu
辰夫 平松
Seiji Ikegami
池上 誠二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はプレス加工のうちの絞り加工法およびその方
法を実施するためのプレス型に関するものである。
従来の技術 周知のように絞り加工は、上下のブランクホルダで挟み
付けて保持した素材(ブランク)を、ポンチによってダ
イスのキャビティ内に絞り込み、それに伴う塑性変形に
よって目的とする形状を得る加工方法である。この絞り
加工においては素材に圧、縮応力や剪断応力がWKに発
生するため、成形途中における素材の移動を適正にして
しわや割れ等の不良現象を防ぐ必要がおり、そのための
重要な対策として素材の周辺を上下方向から拘束するこ
とが挙げられる(以後この素材周辺の拘束をしり押えと
呼、S;)。これは、上下のブランクホルダによって素
材の周辺を押え付けることにより絞り成形時にしり押え
面に生じる座屈しわ等を防止するばかりでなく、素材の
周辺に引張力を生じせしめ、成形過程での素材の伸びと
移動とを制御し、ダイキャビティ内で生じる割れやしわ
等の成形不良のほか、パネル精度の低下を回避すること
を目的とするものである。望ましい伸びと材料移動が生
じるように、成形過程で適正な引張力が素材周辺に与え
られることか重要である。
そのため従来、各種のしわ押えの手段が考えられており
、例えば特開昭59−215300号では、絞り成形過
程での各部の圧力や荷重を検出するとともに、それに基
づいてアウタラムすなわちしわ押え部の圧力を制御する
技術が開示されている。またしり押えは素材との間の摩
擦力によって素材に生じる引張力を発生させるものであ
るが、一般のプレス成形ではこの摩擦力だけでは不充分
なので、しわ押え面に絞りビードを設けて素材の変形に
伴う抵抗力をも利用することが行なわれており、その例
が実開昭58−125623号公報や特開昭59−20
6120号公報に記載されている。特に、特開昭59−
206120号に記載された技術は、絞りビード高さが
高いほど素材に生じる引張力が増すという傾向を利用し
、ポンチの下降に同期して絞りビード高さが制御される
よう、カム機構もしくはシリンダ機構をプレス型に組み
入れたものである。
ところで、しり押えが完了するタイミングは、通常ポン
チが板を成形開始するより以前であり、上記の各公報に
記載されたダブルアクション絞り場合には、上型のうち
ポンチの外側に位置するブランクホルダをポンチに先行
して下降させることにより行なうが、このように素材に
接触するタイミングを部分的に異ならせたプレス型が、
例えば実願昭58−60129号によって提案されてい
る。これはビードを設けたブランクホルダによって素材
を拘束するとともに、ポンチによって素材を絞り込むキ
ャビティのうちの周辺部所定箇所に、支持体を上下動自
在に設け、かつその支持体をその下側に配置した弾性体
によってキャビテイ面より上側に突出するよう保持した
ものである。そしてその支持体は、絞り成形初期におけ
る素材の折れ曲り角度を大きく維持し、もってショック
ラインの発生を防ぐものであり、したがって支持体を支
える弾性体による押し上げ力は、支持体が所期通りの作
用を行なう程度の小さい力に設定されている。
上述したそれぞれの技術は、いずれもダイキャビティの
外側で素材を拘束するものであるが、このようなしね押
えに替る手段が特開昭56−50727Qに記載されて
いる。これは、ポンチとダイスとのそれぞれの側面に、
絞り方向に伸びる縦ビードすなわち凹凸嵌合部を形成し
、この凹凸嵌合部の絞り方向先端部形成された段部部分
によって素材に引張り抵抗を与えるものである。したが
ってこの手段によれば、上下のブランクホルダによって
拘束させるべき素材の部分が不要になるので、材料歩留
りを向上させることができる。
発明が解決しようとする問題点 前述したように絞り加工にあたっては、素材のダイキャ
ビティへの流入と同時に引張力の維持を行なう必要があ
り、上記の従来の手段ではそのような要請を満し、所期
通りの成形を行なうことができる。しかしながら特開昭
59−215300号や特開昭58−125623号あ
るいは特開昭59−206120号などの各公報に記載
された手段では、しり押え面での摩擦力と、絞りビード
による変形抵抗力とにより、素材に引張力を与えるもの
であるから、成形途中、素材端は常に絞りビードより外
周に位置する必要が必り、従って、成形完了時において
もしわ押え面にある絞りビードより外周に素材端は位置
する必要がおる。そのため、素材の形状は前述の条件を
満す大きざでなければならず、絞り成形した素材の製品
となる部分より外周側すなわちトリミングラインより外
周側に大きく拡がる周辺部分を有したものを必要とし、
その結果、素材のうちスクラップとされるその周辺部分
の割合いが大きくなるために、材料歩留りが悪いという
問題があった。
このような問題はダイキャビティ内に支持体を設けた実
願昭56−60129号の装置でも存在する。すなわち
その装置における支持体は、絞り成形初期における素材
の折れ曲り角度が小さくなることを防止するものであっ
て、その支持体を押し上げる弾性体の力は弱く、したが
って支持体によって素材を拘束することは実質的に不可
能であり、そのために成形完了時までブランクホルダに
よって素材を拘束しておく必要があるからである。
これに対しポンチとダイスとの側面に凹凸嵌合部を設け
、それに伴う段部で引張力を発生させる特開昭56−5
0727号の技術によれば、従来の絞りビードによる変
形抵抗力に替って、この凹凸嵌合部を通過する材料の延
び変形により引張力を与えることができるため、素材端
はしわ押え面におる絞りビードより外周に位置する必要
はなく、成形完了時に、しわ押え面とダイキャビティと
の境界線(以後これをしわ押え線と呼ぶ)の付近に位置
すれば良いことになる。従って、従来の成形では必要で
あったしね押え線と絞りビードの間の素材が不要となり
、その分だけ材料歩留りを向上させることができる。し
かしながら従来の成形においても材料歩留りの低下の原
因となるしね押え線と絞りビードとの距離は、できるだ
け小さくしており、本技術による材料歩留りの改善量は
少ないものであり、大幅な材料歩留りの向上を図ること
は困難である。またポンチおよびダイスの側壁に凹凸嵌
合部を設けた構成では絞りビードのように引張力の調整
を行なうことができず、かつプレス型の製造性や保守性
が極めて悪くなる問題があるため、一般的な成形には、
あまり用いられていない。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、成形不
良を生じることなく材料歩留りを向上させることのでき
る絞り加工法およびその方法を実施するためのプレス型
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明の方法およびプレス型は、上記の目的を達成す
るために、素材をポンチによって絞り込むダイキャビテ
ィ内においても素材を拘束して引張力を発生させるよう
にしたことを特徴とするものであり、より具体的には、
この発明の方法は、ポンチの外周側とダイキャビティの
外周側とに、素材を上下方向から挟み付けて押えるブラ
ンクホルダを設けるとともに、ポンチの周辺部とダイキ
ャビティ内でその周辺部に相当する部分との一方に、ポ
ンチによる素材の絞り込みに伴って上下方向で対向する
部分に素材の一部を押し付けて挟持しかつ挟持力の可変
な可動ブロックを上下方向へ移動自在に配置しておき、
前記ブランクホルダで素材を挟持した状態でポンチによ
って素材の絞り込みを行なうとともに、ポンチによる素
材の絞り込みに伴って前記可動ブロックによって素材の
うちブランクホルダによる挟持部より内側の部分を挟持
し、さらに素材の端縁がブランクホルダの間からダイキ
ャピテイ側に流入し、かつ素材の端縁がブランクホルダ
から外れた後は前記可動ブロックによって素材を押え付
けることにより素材に引張力を与えることを特徴とする
方法である。なおこの発明の方法においては、可動ブロ
ックによる素材の押し付け力を、ポンチによる素材の絞
り込みに同期して変えることができる。
またこの発明のプレス型は、ポンチの外周側とポンチに
よって素材を絞り込むダイキャビティの外周側とに、素
材を上下方向から挟み付(プて押えるブランクホルダを
設けたプレス型において、ポンチの周辺部と前記ダイキ
ャビティのうちその周辺部に相当する部分との一方に、
ポンチによる素材の絞り込みに伴って上下方向で対向す
る部分に素材の一部を押し付けて挟持する可動ブロック
を上下方向へ移動自在に配置し、かつ可動ブロックによ
る素材の挟持力を調整可能な押圧力発生機構を設けたこ
とを特徴とするものである。
作  用 絞り加工の開始当初においてはこの発明の方法およびプ
レス型においてもブランクホルダによって素材を挟み付
けて拘束する。この状態でポンチが素材に作用すること
により素材の中央部分がダイキャビティ内に絞り込まれ
、同時に素材に引張力がかかるとともにダイキャビティ
に向けた流入が生じる。このような絞り込みの過程にお
いて可動ブロックがこれと対向する部分との間に素材を
挟み付けて拘束し、したがって絞り込みの進行に伴う素
材の流入によってその端縁部がブランクホルダの間から
外れても、素材には可動ブロックが挟み付けていること
による引張力が作用し、その適正な絞り成形が行なわれ
る。すなわちこの発明の方法あよぴレス型によれば、素
材には絞り加工の最終段階までブランクルダによって拘
束しておくための周辺部分が不要になる。
実施例 つぎにこの発明の実施例について説明する。
まずこの発明の絞りプレス型について説明すると、第1
図および第2図はこの発明をダブルアクション絞りプレ
ス型に適用した例を示す略解断面図であって、下型1は
その中央部に、索材2に所定の形状を付与するダイキャ
ビティ3を有し、かつそのダイキャビティ3の外周側に
、素材2を拘束するためのロアブランクホルダ4が設け
られている。これに対し上型はポンチ5と上型リング(
アッパブランクホルダ)6と有しており、ポンチ5はイ
ンナラム(図示せず)によって、また上型リング6はア
ウタラム(図示せず)によってそれぞれ上下動させられ
るようになっている。ポンチ5は、前記ダイキャビティ
3の上方に位置し、素材2をダイキャどティ3の内面に
倣うよう絞り込むものであって、このポンチ5の周辺部
には可動ブロックとしての先行ポンチ7が上下動自在に
設けられている。すなわち先行ポンチ7はポンチ5の一
部をなすものであって、上限位置に押し上げられること
によりポンチ5の他の部分と共にダイキャビティ3に合
致する形状を形成するものであり、この先行ポンチ7は
ポンチ5を上下方向に貫通するガイドピン8によって懸
吊されるとともにそのガイドピン8によって上下方向に
案内されるようになっている。またポンチ5のうち先行
ポンチ7の上側の部分には上下方向に向けて穿孔した孔
が形成され、その孔内には先行ポンチ7を押圧するため
のバネやウレタンゴム等の弾性体9とその弾性体9の上
側に位置する上下動カム10とが収容されており、その
上下動カム10の上面は、横方向力を下方向力に変換す
るよう傾斜したカム面とされている。さらにポンチ5に
は、上下動カム10の上端のカム面に摺接する横動カム
11が、前記上型リング6の内側面に向けて突出・退入
するよう配置されており、この横動カム11はポンチ5
の外側面に取付けたストッパー12によって扱は止めさ
れている。
他方、上型リング6はロアブランクホルダ4と共に素材
2を押え付けて拘束するためのものであって、その下面
には絞りビード13が突設されており、これにより素材
2の流入量の調整や引張力の付加を行なうようになって
いる。また上型リング6の内側面には、ポンチ5が上型
リング6に対して相対的に下降するに伴って前記横動カ
ム11を横方向に押圧する駆動カム14が固定されてお
り、そのカム面は、素材2の端縁がビード13から外れ
る以前に横動カム11および上下動カム10ならびに弾
性体9を介して先行ポンチ7を押し下げて先行ポンチ7
により素材2の拘束を行なわせる形状に設定されている
。すなわちこれらの各カム10.11,14および弾性
体9は押圧力発生機溝を構成している。
つぎに上記のプレス型の作用すなわちこの発明の絞り加
工法を説明すると、先ずポンチ5および上型リング6を
充分高く引き上げておき、その状態で平板状の素材2を
下型1の上面すなわちロアブランクホルダ4の上面にセ
ットする。この場合、先行ポンチ7は第1図に示すよう
に自重によって下側に下がり、ガイドピン8によって懸
吊されている。そしてプレス機を動作させると、アウタ
ラムによって上型リング6が先行して下降させられ、そ
の結果、ポンチ5ヤ先行ポンチ7が素材2に接触するに
先立って素材2の周辺部分がロアブランクホルダ4と上
型リング6との間に挟み付けられて拘束される。しかる
後、インナラムによってポンチ5が下降させられて素材
2をダイキャビティ3内に次第に絞り込む。ポンチ5が
このように素材2を変形させることに伴って素材2には
引張力が作用し、その引張力によりしわの発生が防止さ
れるとともに、ロアブランクホルダ4および上型リング
6との間の摩擦力や絞りビード13での変形抵抗を受け
つつ素材2がダイキャビティ3側に流入して割れが防止
される。
先行ポンチ7は前述したようにポンチ5から懸吊されて
いるので、ポンチ5の下降に伴って素材2により相対的
に押し上げられるが、ポンチ5が所定の位置まで下降す
ると、横動カム11が駆動カム14により横方向力(第
1図および第2図の左方向の力)を受けるので、先行ポ
ンチ7は上下動カム10および弾性体9を介して押し下
げるカを受ける。したがって先行ポンチ7は弾性体9の
発生する力によって押し下げられて素材2の絞り込みを
行ない、ポンチ5よりも先行して素材2のうちダイキャ
ビティ3内での周辺部をダイキャビティ3の内面との間
に挾み付けて拘束する。この先行ポンチ7による素材2
の拘束のタイミングおよび圧力は、前記駆動カム14の
形状によって設定でき、したがって素材2の端縁が絞り
ビード13から外れる以前に先行ポンチ7が充分な拘束
力を生じるよう駆動カム14の形状を設定しておくこと
により、ポンチ5の下降に同期して先行ポンチ7による
拘束力が増大し、絞りビード13に代って先行ポンチ7
がしわ押えを行なった状態で素材2の絞り込みを継続す
ることができる。そしてポンチ5が更に下降し、最終的
には第2図に示すように先行ポンチ7がポンチ5に当接
して加圧するとともに、ポンチ5が素材2をダイキャビ
ティ3の内面に押圧し、素材2が所期の形状に成形され
る。この時点では素材2の端縁はダイキャビティ3内に
入り込んでいる。
したがって上記の方法では、絞り成形がある程度進行し
た後はロアブランクホルダ4と上型リング6とに代って
先行ポンチ7がしわ押えを行なうから、得られる成形品
にはしわ押え面に位−する部分が残っていず、そのため
トリミングによって切断廃棄する部分が少なくなるので
材料歩留りが向上する。換言すれば、絞り成形の最終段
階で端縁部がブランクホルダから外れてダイキャビティ
内に入ってしまう程度の小ざい素材を用いて絞り成形を
行なうことができるため、材料費を削減することができ
る。
ところでこの発明の方法を実施するためのプレス型すな
わちこの発明の絞りプレス型は、ダイキャビティ3内の
周辺部に位置しかつブランクホルダに代って素材を拘束
するとともにその拘束力を変えることのできる可動ブロ
ックを有していれば良いのであり、したがって第3図に
示す構成とすることもできる。
すなわち第3図に示すプレス型は、押圧力発生機構を油
圧シリンダ16によって構成するとともに、この油圧リ
シンク16によって上下動させる可動ブロックとしての
局部ポンチ17を上型リング6側に設けたものでおって
、上型リング6の上端部には、ポンチ5側に延びたプレ
ート18が固定されており、そのプレート18の突出端
の下面に油圧シリンダ16が下向きに取付けられ、その
油圧シリンダ16のロンドの先端部に局部ポンチ17が
取付けられている。この局部ポンチ17は前述した実施
例における先行ポンチ7と同様に、索材2をダイキャビ
ティ3内に絞り込んで成形を行なうポンチの一部をなす
ものであって、ダイキャピテイ3の周辺部に相当する部
分の上方に位置するよう配置されており、そのポンチ5
側の側面には上下方向への案内性を高めるためにスライ
ドプレート19が取付けられている。そして前記油圧シ
リンダ16は、ポンチ5の下降動作に同期して局部ポン
チ17を下降動作させかつその押圧力を設定する所定の
油圧コントロールユニット(図示せず)に接続されてい
る。
したがって第3図に示すプレス型においても、索材2の
端縁が絞りビード13から外れる以前に局部ポンチ17
を油圧シリンダ16によって下降させて素材2をダイキ
ャごティ3の内面に押し付ければ、素材2に適当な引張
力を与え、しわや割りなどのない絞り成形を行なうこと
ができる。
またこの発明の方法およびプレス型は、上述したダブル
アクション絞り加工に限らずシングルアクション絞り加
工にも適用することができ、その例を第4図に示す。
すなわち上型20はその中央部に上側に窪んだダイキャ
ビティ21を有するとともに、その外周側にアッパブラ
ンクホルダ22を有し、かつそのアッパブランクホルダ
22に絞りビード23を形成した構成である。これに対
し下型はポンチ24、局部ポンチ25ならびにロアブラ
ンクホルダ26を有しており、これらのうちポンチ24
は前記ダイキャビティ21の中央部に対向する位置に立
設されている。また局部ポンチ25はポンチ24と共に
索材2をダイキャビティ21内に絞り込むもので必って
、ダイキャビティ21のうちその周辺部分に対向する位
置に上下動自在に配置されており、この局部ポンチ24
の下側には、局部ポンチ25を押し上げるバネやゴムな
どの弾性体あるいは油圧シリンダなどからなる押圧力発
生機構27が設けられ、局部ポンチ25はこの押圧力発
生機@27により通常時は所定位置に押し上げられてい
る。さらにロアブランクホルダ26は前記アッパブラン
クホルダ22と対向する位置に82けられ、非動作時に
はポンチ24より上方に突出するようダイクッションな
どの弾性機構(図示せず)によって保持されている。
このようなシングルアクション絞り型によれば、上型2
0を下降することにより、そのアッパブランクホルダ2
2がロアブランクホルダ26と共に素材2を挟持・拘束
し、上型20が更に下降することにより素材2が各ブラ
ンクホルダ22.26に挟持・拘束されたまま押し下げ
られ、その結果、素材2がポンチ24および局部ポンチ
25によってダイキャビティ21内に絞り込まれる。そ
の場合、前述したダブルアクション絞り加工の場合と同
様に、素材2に引張力が生じるとともに、索材2がダイ
キャビティ21側に流入し、かつ素材2の端縁が絞りビ
ード23から外れる以前に局部ポンチ25が素材2をダ
イキャビティ21の内面に押し付けて拘束する。したが
って素材2を小型化してスクラップとなる部分を少なく
できるので、材料歩留りを向上することができる。
なお、シングルアクション絞り型にこの発明を適用する
場合、ブランクホルダに代って素材を拘束する可動ブロ
ック30は、第4図に示す形状に限定されず、例えば第
5図(A>に示すようにビード31を設けた形状として
もよく、あるいは第5図(B)に示す形状であってもよ
く、さらに可動ブロック30の配置位置は、第5図(C
)に示すようにポンチ24と対向する部分(具体的には
上型20)に設けてもよい。この第5図(C)の場合、
成形品のノックアウトを行なうまで可動ブロック30を
上限位置に引き上げておくロッキング機構を設けること
が好ましい。
発明の効果 以上の説明から明らかなようにこの発明の絞り加工法お
よび絞りプレス型によれば、成形途中に素材の端縁がブ
ランクホルダから外れても素材に所定の形状を与えるダ
イキャビティ内に位置する可動ブロックが素材を押え付
けて挟持・拘束するので、素材のしり押えを継続して維
持し、しわや割れなどの品質不良を生じることなく絞り
成形を行なうことができる。したがって素材としては成
形完了段階までブランクホルダで拘束させるべき所謂周
辺部を有した大ぎざを必要とせず、従来以  。
上に小寸法の素材が使用可能となり、言い換えればスク
ラップとなる部分が少なくなるので歩留りの向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のプレス型の一例を示す略解断面図、
第2図はその動作状態を示す略解断面図、第3図はこの
発明の他のプレス型を示す略解断面図、第4図はシング
ルアクション絞りプレス型にこの発明を適用した例の略
解断面図、第5図(A)〜(C)はこの発明における可
動ブロックの他の形状および配置位置を示す説明図であ
る。 2・・・素材、 3,21・・・ダイキャビティ、 4
゜26・・・ロアブランクホルダ、 5・・・ポンチ、
 6・・・上型リング、 7・・・先行ポンチ、 9・
・・弾性体、10・・・上下動カム、 11・・・横動
カム、 13゜23・・・絞りビード、 14・・・駆
動カム、 16・・・油圧シリンダ、 17・・・局部
ポンチ、 20・・・上型、 22・・・アッパブラン
クホルダ、 27・・・押圧力発生機構、 30・・・
可動ブロック。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンチの外周側とダイキャビティの外周側とに、
    素材を上下方向から挟み付けて押えるブランクホルダを
    設けるとともに、ポンチの周辺部とダイキャビティ内で
    その周辺部に相当する部分との一方に、ポンチによる素
    材の絞り込みに伴つて上下方向で対向する部分に素材の
    一部を押し付けて挟持しかつ挟持力の可変な可動ブロッ
    クを上下方向へ移動自在に配置しておき、前記ブランク
    ホルダで素材を挟持した状態でポンチによつて素材の絞
    り込みを行なうとともに、ポンチによる素材の絞り込み
    に伴つて前記可動ブロックによつて素材のうちブランク
    ホルダによる挟持部より内側の部分を挟持し、さらに素
    材の端縁をブランクホルダの間からダイキャビティ側に
    流入させ、かつ素材の端縁がブランクホルダから外れた
    後は前記可動ブロックによって素材を押え付けることに
    より素材に引張力を与えることを特徴とする絞り加工法
  2. (2)前記可動ブロックによる素材の押し付け力をポン
    チによる素材の絞り込みに同期して変えることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の絞り加工法。
  3. (3)ポンチの外周側とポンチによつて素材を絞り込む
    ダイキャビティの外周側とに、素材を上下方向から挟み
    付けて押えるブランクホルダを設けたプレス型において
    、ポンチの周辺部と前記ダイキャビティのうちその周辺
    部に相当する部分との一方に、ポンチによる素材の絞り
    込みに伴つて上下方向で対向する部分に素材の一部を押
    し付けて挟持する可動ブロックを上下方向へ移動自在に
    配置し、かつ可動ブロックによる素材の挟持力を調整可
    能な押圧力発生機構を設けたことを特徴とする絞りプレ
    ス型。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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