JPS63160912A - コンテナ用シヤ−シの格納設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はトラックの運転部（キャブ）に着脱される車両
の貨物搭載部、即ちシャーシ、特に、コンテナを積載す
るシャーシを多数格納する設備に関する。

〔従来技術〕

例えば、コンテナの集荷場や多数のコンテナを扱う埠頭
、あるいはトランクの車庫等においてはトラックの運転
部より切り離され、積載されたコンテナを降したシャー
シの保管場所が問題となる。

従来は積載していたコンテナを降したシャーシを広場に
単に並べて置き、再び使用する際に引き出しており、コ
ンテナ等の貨物を積載しないシャーシの置き場にかなり
の面積が占存されると云う問題があった。

〔発明の目的〕

コンテナの集荷場は、一般に比較的交通に便利な場所に
設置されており、その場所は高度に利用される価値のあ
る場所であることが多い。

従ってこのような場所を単にシャーシの置き場とするこ
とには問題があり、利用することが検討されている。

本発明は前記多数のシャーシの置き場の問題点を解消す
るものであって、その目的とするところは、高密度にシ
ャーシを格納することが可能な設備を提供することにあ
る。

更に別の目的は、シャーシの置き場を縮小させることに
よって交通に便利な場所を高度に利用できる設備を提供
するものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するための本発明は、シャーシを転動状
態と吊り下げ状態とに姿勢を変更して案内するハンガー
レールと、このハンガーレール上を移動する前記シャー
シと連結するカプラーを有する吊り具と、この吊り具を
駆動する手段と、前記ハンガーレールの下方の床面上に
位置しするシャーシの姿勢を変更する部分とからなるコ
ンテナ用シャーシの格納設備である。

即ち、本発明はシャーシを従来の方法のように単に平面
的に置くのではな（、ハンガーレールによって吊り下げ
て多数のシャーシを、恰も多数の洋服を陳列棚に吊すよ
うに、吊り下げるのである。

コンテナは、例えば２０フイート、４０フイートがあり
、これを積載するシャーシはコンテナに合わせて製作さ
れており、このシャーシをハンガーレールに吊り下げる
ためには転動状態より吊り下げ状態に、あるいはその逆
にその姿勢を変更する必要があるが、本考案においては
転動状態と吊り下げ状態とにシャーシの姿勢を変更する
姿勢変更部と、この姿勢変更部においてトロり状の吊り
具とシャーシのカプラーとを連結あるいは離脱するよう
に構成している。

前記姿勢変更部は、シャーシの保合部をハンガーレール
上を移動する吊り具に設けたカプラに保合あるいは離脱
させるためにシャーシとハンガーレールとが接近し、好
ましくは自動的に前記係合部とカプラとが係合する。

なお、発明の名称、特許請求の範囲、明細書の詳細な説
明において、シャーシをコンテナ用として便宜的に限定
して発明を理解し易く説明しているが、本発明はこれに
限定するものではなく、一般貨物用シャーシにも適用で
きるものであることは明らかである。

〔実施例〕

次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図はシャーシ格納装置の概要を示す図であって、水
平な床面１の一部を盛り上げて姿勢変更部２が形成され
ている。そして上部にハンガーレール３が架設され、こ
のハンガーレール３には吊り具４が移動可能に設けられ
ている。

前記吊り具４の先端部にはシャーシ６の先端に設けられ
ている保合部が係合するカプラ５が設けられている。

床面１上のハンガーレール３の高さＨは最も長いシャー
シ６を吊り下げた場合でもシャーシ６と床面１との間に
空間があるような距離とし、姿勢変更部２上のハンガー
レール３の高さｈは、このハンガーレール３に設けられ
た吊り具４の先端のカプラ５がシャー、シロの係合部に
係合できる高さとする。なお、この実施例においては、
ハンガーレール３の一部は姿勢変更部２上において下げ
て吊り具４がシャーシ６に接近するように架設されてい
る。

シャーシ６を吊り上げる場合には、ハンガーレール３は
矢印の方向に移動してこれに固定されている吊り具４が
、姿勢変更部２上に載置されているシャーシ６を自動的
（あるいは手動で係合させて）に吊り上げて移動するが
、シャーシ６は姿勢変更部２の曲面上を移動する際に徐
々に直立して遂には垂直に吊り下げた状態となる。この
ように吊り下げられたシャーシ６は、ハンガーレール３
上にほぼ密間隔に吊り下げられて格納される。

第２図は、別の実施例を示すものであって、建物７の内
部にハンガーレール３が架設されているが、このハンガ
ーレール３は入口部７ａは低く、吊り具４の進行方向に
上昇部３ａが形成されいてる。そして前記上昇部３ａの
終端部よりハンガーレール３は水平に架設されている。

この実施例においては、床面■にビット８が設けられ、
このビット８が姿勢変更部２を形成している。このビッ
ト８にはシャーシ６が吊り上げられるにしたがって車輪
６ａを案内し、シャーシ６の後部をビット８内に案内す
るための案内面２ａが設けられている。

シャーシ６は建物７の入口部７ａにおいてハンガーレー
ル３上を移動する吊り具４のカプラ５に連結され、前記
吊り具４の移動に伴なって矢印のように移動し、ピット
８が設けられている姿勢変更部２において次第に直立状
態となる。

ハンガーレール３の上昇部３ａで前部を上昇させられ、
姿勢変更部２において後部がビット８内に収容された状
態で移動し、ハンガーレール３の水平部３ｂにおいて完
全に直立状態にされたシャーシ６は密間隔で吊り下げら
れ、格納される。

第２図においては長いシャーシ６　（４０フイートコン
テナ用シヤーシ）と短いシャーシ６Ａ　（２０フイート
コンテナ用シヤーシ）とがハンガーレール３の水平部３
ｂに適宜混合状態で格納されている状態を示している。

第３図はハンガーレール３の配置の一例を示す平面図で
あって、ハンガーレール３はＡ、Ｂ。

Ｃ，Ｄ及びＥの５つの独立駆動のチェンコンベアライン
と吊り具４を支持するレールの組合わせたものより構成
されている。

Ａラインは、吊り具格納ラインであって、例えば、０．
５〜０．６ｍの間隔で吊り具４を案内するように構成さ
れている。

Ｂラインは、シャーシ吊り上げラインである。

ＣラインとＥラインは、シャーシ格納ラインであり、例
えば１．５ｍピッチにシャーシが格納されるように構成
されている。

Ｄラインは、シックを示し、ＣラインよりＥラインへの
取り次ぎの役目をする部分である。

次に、前記第３図の装置の作動状態を簡単に説明する。

■　空吊り具４５台を０．５ｍあるいは０．６ｍ間隔で
端詰めに吊り下げて格納し、シャーシが所定の位置に搬
入されてくると、Ａラインから１台の吊り具が送り出さ
れてＢラインの始点で停止する。

■　シャーシと吊り具をカプラを介して連結し、吊り具
がＢラインを上昇することによりシャシ−を吊り上げ、
Ｃラインの始点で停止する。

■　実持ちの吊り具を１．５ｎ＋ピツチでＤラインの始
点まで順送りする。

■　このＤラインは、実持ち吊り具を平行移動させＥラ
インの始点まで送る役目をするものである。

■　Ｄラインより送られた実持ち吊り具を１．５＋＋＋
ピツチで順送りする。

次に、駆動方式について簡単に説明する。

第４図（ａ）は、第３図のＡラインである吊り具格納ラ
インを簡単に示す図である。

駆動スプロケット１２をモータ１３で駆動することによ
り、スプロケット１１で支持されたアタッチメント付き
の環状のローラーチェーン１０が前後に移動するように
構成されている。

第４図（ｂ）は吊り具４とこれを駆動するローラーチェ
ーン１０とを示す図である。

吊り具４の上部構造は、枠体４ａと、この枠体４ａの内
部に設けられ、ハンガーレール３上を転動するローラ４
ｂと、前記枠体４ａの下方に延長された吊り棒４ｃより
構成され、この枠体４ａの上面と側面には連結穴４ｄ、
４ｅが設けられている。前記連結穴４ｄにはローラーチ
ェーン１０に所定の間ＫＡｐ　　（例えば０．５〜０．
６ｍ）で設けたアタッチメント１４が矢印のように係合
し、ローラーチェーン１０の移動に伴なって移動する。

第５図は第３図のＣライン及びＥラインである吊り具格
納ラインを簡単に示す図である。

駆動スプロケット２２をモータ２３で駆動することによ
り、スプロケット２１で支持された、アタッチメント付
の環状のローラーチェーン２０が前後に移動するように
構成されている。

ローラーチェーン２０には所定の間隔ｐ（例えば１．５
ｍ）にてアタッチメント２４が設けられており、吊り具
４の枠体４ａの上面に設けた連結穴４ｅに係合し、ロー
ラーチェーン２０の移動に伴なって移動する。

第６図及び第７図はハンガレール３上を移動する吊り具
４の構造とその動作を示す図であって、ローラー４ｂを
内蔵する枠体４ａの下方に吊り棒４ｃが揺動可能に枢支
され、この吊り棒４ｃの中央部に横棒４ｆが枢支され、
この、横棒４ｆの端部にはカプラー５が設けられている
。

吊り棒４ｃと横棒４ｆとの間にはオイルダンパー４ｇ、
バネ４ｈ、４ｊが設けられ、横棒４ｒはシャーシ６が連
結されていない状態ではカプラー５が連結可能な状態に
なるように水平に維持されている。なお、現実の装置に
おいては第６図のように横棒４ｆが姿勢を水平に保持す
る耐荷重は約１トン程度である。

第７図はシャーシ６の保合部がカプラー５に係合された
状態を示す図であって、この状態でシャーシ６は吊り具
４を介してハンガーレール３に吊り下げられて格納され
る。

〔発明の効果〕

本発明にかかるシャーシ格納設備は、シャーシを転動状
態と吊り下げ状態とに姿勢を変更して案内するハンガー
レールと、このハンガーレール上を移動する前記シャー
シと連結するカプラーを有する吊り具と、この吊り具を
駆動する手段と、前記ハンガーレールの下方の床面上に
位置しするシャーシの姿勢を変更する部分とから構成さ
れており、次の如き効果を奏することができる。

貨物を搭載しないシャーシをハンガーレール上を移動す
る吊り具を介して直立状態で吊り下げてこのハンガーレ
ール上に、高密度に収納することができるために、従来
の平面的なシャーシの収納方法に比較して収納面積が著
しく縮小する。

本発明にかかるシャーシの格納設備は、シャーシを立体
的に格納することができるために設備費が安価であり、
低コストで大量のシャーシを格納することができる上に
、場所を取らないのでシャーシの格納設備を小面積で建
造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシャーシ収納設備の概念図、第２図は
シャーシ収納設備の具体的な構造を簡単に示す図、第３
図はハンガーレールの配置図、第４図（ａ）は吊り具格
納ラインの駆動装置の概念図、第４図山）は吊り具の上
部構造とこれの駆動装置の概略図、第５図（ａ）は吊り
上げ及びシャーシ格納ラインの駆動装置の概念図、第５
図（ｂ）は吊り具の上部構造と、これの駆動装置の概略
図、第６図及び第７図は吊り具の一例を示す概略図であ
る。 １・・・床面、２・・・姿勢変更部、２ａ・・・案内面
、３・・・ハンガーレール、３ａ・・・上昇部、４・・
・吊り具、４ａ・・・枠体、４ｂ・・・ローラ、４Ｃ・
・・吊り棒、４ｄ、４ｅ・・・連結穴、４ｆ・・・横棒
、４ｇ・・・オイルダンパー、５・・・カプラー６・・
・シャーシ、６ａ・・・車輪、７・・・建物、７ａ・・
・入口部、８・・・ピット、１０・・・ローラーチェー
ン、１１・・・スプロケット、１２・・・駆動スプロケ
ット、１３・・・モータ、１４・・・アタッチメント、
２０・・・ローラーチェーン、２１・・・スプロケット
、２２・・・駆動スプロケット、２３・・・モータ、２
４・・・アタッチメント。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シャーシを転動状態と吊り下げ状態とに姿勢を変更して
   案内するハンガーレールと、このハンガーレール上を移
   動する前記シャーシと連結するカプラーを有する吊り具
   と、この吊り具を駆動する手段と、前記ハンガーレール
   の下方の床面上に位置しするシャーシの姿勢を変更する
   部分とからなるコンテナ用シャーシの格納設備。