JPH0635073Y2 - 立体駐輪装置 - Google Patents

立体駐輪装置

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JPH0635073Y2
JPH0635073Y2 JP16983388U JP16983388U JPH0635073Y2 JP H0635073 Y2 JPH0635073 Y2 JP H0635073Y2 JP 16983388 U JP16983388 U JP 16983388U JP 16983388 U JP16983388 U JP 16983388U JP H0635073 Y2 JPH0635073 Y2 JP H0635073Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rail portion
loading platform
chain
bicycle parking
rail
Prior art date
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JP16983388U
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JPH0289154U (ja
Inventor
潔 大溝
誠 宮本
Original Assignee
株式会社ケイハン
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自転車の立体駐輪装置に関する。特に、本考
案は、駅前、銀行及び官庁周辺等における自転車の整理
と僅かなスペースで立体空間の有効利用による立体駐輪
場に関する。
従来の技術 従来、このような駐輪場としては、(1)下段及び最上
段の左右に軸着して設けられた大型チェーンホイールを
チェーンで連結し、このチェーンに積載台を連結せし
め、廻面に12ブロック(1ブロック約10台収容)程度で
構成されたものを、チェーン駆動により回転させ、所定
場所で1ブロックのものを出し入れする方式のもの、
(2)各階の収容部屋が左右に分かれ、中央をロボット
が上下、左右に走行して、自転車をつかんで所定場所に
出し入れする方式のもの、(3)各階をスロープ路で結
び、自転車を手押しで上階へ運び駐輪する方式のもの等
が知られている。
考案が解決しようとする問題点 上述した方式のものでは、次のような欠点があった。
方式(1)は、積載台数の全負荷を受けるために設備動
力が大きくなり、又最下段と最上段の立体空間利用が有
効でなく、しかも管理員を必要とする。
方式(2)は、ロボットの中央走行部分の立体空間利用
が有効でなく、更には、設備費が高く、又管理員を要す
る。
方式(3)では、上階へのスロープ路及び前後に駐輪車
間に出し入れ用の通路が必要となり、この部分の敷地利
用が有効でなく、又管理員を要する。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、敷地、
即ち空間の有効利用と無人化及び安価な設備費で建設で
きる立体駐輪装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するために、垂直レール部
分と左下がりに傾斜した下部傾斜レール部分及び右下が
りに傾斜した上部傾斜レール部分とを有するループ状搬
送レールと、該搬送レールに沿って走行するトロリーチ
ェーンと、該トロリーチェーンから吊下げられた載置台
と、前記下部傾斜レール部分を自走して最前位に移動し
た積載台を上段へ上昇させる上昇装置と、上段移動後、
再び前記上部傾斜レール部分を自走して最前位に移動し
た積載台を下段へ下降させ、所定位置にて停止せしめる
下降装置とからなることを特徴とする立体駐輪装置を提
供する。
作用 自転車を積載すると、積載台は下部傾斜レール部分を自
走して並ぶ。その終端部で積載台は上昇装置により1台
ずつ上段へ上昇される。上段移動後、積載台は下降装置
により下段へ下降され、所定位置にて停止し、自転車の
出し入れが行われる。以上の動作は連続的に又は断続的
に行わせることができ、またコインにて操作するように
すれば、管理員は不要になる。
実施例 次に、添付図面を参照して本考案による立体駐輪装置を
詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第1の実施例による立体
駐輪装置を示し、一対の搬送レール1が左右対称に配置
され、第4図に詳細に示すように骨組6に取付ブラケッ
ト6′によつて固定されている。搬送レール1は垂直レ
ール部分2、3と、左下がりに傾斜した下部傾斜レール
部分及び右下がりに傾斜した上部傾斜レール部分4、5
とで構成されている。搬送レール1には、収容台数に応
じた積載装置が装入され、この装置は、搬送レール1を
越えて突出した移送用ドッグ7の付いたトロリーチェー
ン8に装着され、かつ衝突防止具を兼ねる前位への押し
出し具9を有するハンガー10と、このハンガー10で上部
の左右両端耳軸10′が回動自在に支持された積載台11と
からなる。
上昇、下降装置は搬送レール1の垂直レール部分2、3
に隣接して配設され、そして骨組6の下部水平ビームに
取付つけた軸受で支承されている軸12に軸着されたチェ
ーンホイール13、14と、同じく骨組6の上部水平ビーム
に取付けた軸受で支承されている軸17、18に軸着された
上部チェーンホイール19、20と、これらのチェーンホイ
ール13と19、14と20間にそれぞれ掛け渡され、一定ピッ
チで設けられた係合片15′、16′を有するチェーン15、
16とからなる。上昇、下降装置はまた軸12の一方の端部
に軸着されたチェーンホイール21、21をチェーン22で連
結することによって互いに同時運転、同時停止されるよ
うになっている。これらの上昇、下降装置は、電動機M
から軸12の他方の端部に軸着されたチェーンホイール23
とチェーン24によつて駆動されるようになっている。
搬送レール1の下部、上部傾斜レール部分4、5の終端
部に隣接して可撓性ストッパー25が設けられ、上昇、下
降のタイミングの調整を計り、又上部傾斜レール部分5
の始端部に隣接して可撓性ストッパー26(第1図参照)
が設けられ、上部傾斜レール部分に沿って並んだ積載台
11の後退防止を計っている。
以下、本考案の立体駐輪装置の作動を説明する。
積載台11を出し入れ位置にて停止させ、これに自転車を
積載する。しかる後、積載台11は下部傾斜レール部分4
を自走して並ぶ。前位の積載台11は後位より押され、上
昇装置のチェーン係合片15′がトロリーチェーン8のド
ッグ部分7に接触し、上部へ持ち上げ移動される。上部
へ達した積載台11は、さらに上部傾斜レール部分5を自
走して並ぶことになる。
上部で前位の積載台11は後位より押され下降装置のチェ
ーン係合片16′とトロリーチェーン8とドッグ部分7と
の接触により上部終短部最前位の積載台11を受けて下部
へ移動させる。
この上昇、下降装置は同時運転、同時停止されるように
なっており、さらにチェーン係合片が前後積載台と干渉
しないピッチで設けてあるため、各1台ずつ積載台を上
昇、下降させることができる。又任意の積載台を選定し
たい場合は、連続運転により循環させ、所定位置にきた
とき、手動にて停止させる。尚、これら積載台を自動的
に選定したい場合には、必要なセンサーを設けることに
よりこれを実施することができる。
第5図及び第6図は同一機構を有する本考案による3段
式立体駐輪装置を示している。
積載台11が2段目始端部に達すると、これをリミットス
イッチ27で検知し、電動機Mを停止させ、これによりチ
ェーン15、16からなる上昇、下降装置を停止させる。次
に、3段目へのチェーン式上昇装置28によりその係合片
28′を介して上部へ持ち上げ移動される。3段目始端部
に達すると、その積載台をリミットスイッチ29で検知
し、上昇装置28を停止させた後、電動機Mが再起動し、
チェーン33でチェーン15と連動されたドッグ付ホイール
31により積載台11を傾斜レール30に案内する。案内され
た積載台は傾斜レール部分を自走し、前位に並ぶ、3段
目終短部前位のものは後位より押され、チェーン式下降
装置35により、その係合片35′を介して積載台11を受け
て下部へ移動させる。2段目終端部に達すると、その積
載台をリミットスイッチ36で検知し、下降装置35を停止
させた後、2段目の下降装置16により積載台11を受けて
下部へ移動させ、出入口の所定位置にて停止させる。
任意の積載台を選定したい場合は、リミットスイッチ27
を制御することにより、2段目若しくは3段目を連続的
に循環させ、所定位置にて停止させる。尚、本考案の機
構により多段駐輪装置も実施することができる。
考案の効果 本考案により立体駐輪装置は、上部、下部に自走用傾斜
レールを設けたことにより、各1台分を上昇、下降させ
るだけの設備動力を必要とするに過ぎないので建設費が
安価となる。又、通路がない等を含めて他機構の駐輪装
置よりも多くの台数を収容できる。同量を置くとすれ
ば、20乃至30パーセントスペースが少なくてすむことに
なり、効果絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の2段式駐輪装置を示す側面図、 第2図はその正面図、 第3図は搬送レールとトロリーチェーンの関係を示す拡
大図、 第4図はその正面図、 第5図は本考案の3段式駐輪装置の側面図、 第6図はその正面図である。 1……搬送レール、2、3……垂直レール部分、 4、5……下部、上部傾斜レール部分、 7……ドッグ、8……トロリーチェーン、 28……上昇装置、35……下降装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直レール部分と左下がりに傾斜した下部
    傾斜レール部分及び右下がりに傾斜した上部傾斜レール
    部分とを有するループ状搬送レールと、該搬送レールに
    沿って走行するトロリーチェーンと、該トロリーチェー
    ンから吊下げられた積載台と、前記下部傾斜レール部分
    を自走して最前位に移動した積載台を垂直レール部分に
    沿って上段へ上昇させる上昇装置と、上段移動後、再び
    前記上部傾斜レール部分を自走して最前位に移動した積
    載台を垂直レール部分に沿って下段へ下降させ、所定位
    置にて停止させる下降装置とからなることを特徴とする
    立体駐輪装置。
JP16983388U 1988-12-28 1988-12-28 立体駐輪装置 Expired - Lifetime JPH0635073Y2 (ja)

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JP16983388U JPH0635073Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 立体駐輪装置

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JP16983388U JPH0635073Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 立体駐輪装置

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Publication Number Publication Date
JPH0289154U JPH0289154U (ja) 1990-07-16
JPH0635073Y2 true JPH0635073Y2 (ja) 1994-09-14

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