JPH04105380U - 立体駐車装置における車両受渡装置 - Google Patents

立体駐車装置における車両受渡装置

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JPH04105380U
JPH04105380U JP789191U JP789191U JPH04105380U JP H04105380 U JPH04105380 U JP H04105380U JP 789191 U JP789191 U JP 789191U JP 789191 U JP789191 U JP 789191U JP H04105380 U JPH04105380 U JP H04105380U
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JP
Japan
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vehicle
parking
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shelf
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Application number
JP789191U
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English (en)
Inventor
睦雄 福澤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 大きな揺れによる車両の移動防止および駐車
棚の高さの低減を可能とする。 [構成] 各駐車階に車両5の前輪15および後輪16
を受ける前後一組の車両受19を有する駐車棚6および
その車両受19との間で車両5の受渡しを行うフォーク
アーム20を有する台車2を設け、上記前後の車両受1
9の上面を互いに内側に傾斜させると共にこれらの傾斜
に対応させてフォークアーム20の両端部下面を傾斜さ
せたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、台車上のフォークアームにより駐車棚の車両受との間で車両の受渡 しを行うようにした立体駐車装置における車両受渡装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パレット式駐車装置の欠点を解消するために、各駐車階に走行路を介して台車 を設けると共に走行路の両側に複数の駐車棚を設け、駐車棚の一つを車両用エレ ベータの昇降台の昇降空間とした立体式駐車場が提案されている(特開平2-7477 0 号)。この駐車場によれば、パレット式のように入庫の際にその都度空のパレ ットを出入庫口まで移動する必要がなく、車両をエレベータおよび台車により直 接運搬できるため、入出庫時間を短縮できるという利点を有する。
【0003】 しかしながら、上記駐車場は、車両の受渡しを行うために、エレベータは勿論 、台車および全ての駐車棚にローラコンベアを設けているため、構造が大掛かり であり、コスト高となり、メンテナンスも大変である。
【0004】 そこで、この問題を解決するために、本出願人は駐車棚に固定式の車両受を設 けると共に台車に車両受との間で車両の受渡しを行うフォークアームを有する車 両受渡装置を設けた立体駐車装置を先に出願した。この立体駐車装置によれば、 各駐車棚にはローラコンベアが不要になるため、構造が簡素化され、コスト低減 およびメンテナンスの容易化が図れる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記立体駐車装置においては、図6に示すように各駐車棚に車両の 前輪および後輪を受ける前後一組の車両受が設けられ、車両5の受渡しができる ようフォークアーム20の両端部20a,20bおよび車両受19が上下方向に 通過可能な櫛歯状に形成されている。そして、前後の車両受19の上面が水平に なっており、車両5を拘束する手段を何等有していないため、地震等により大き な揺れが発生した場合、車両5が前後に移動する虞れがある。また、フォークア ーム20のリフト量S1 を多くとる必要があることから、その分だけ駐車棚6の 高さH1 が高くなり、駐車装置全体として格納効率が抑制され、経済的にも不利 である。
【0006】 そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、大きな揺れによる車両の移動を 防止できると共に、駐車棚の高さも低くできる安全性および経済性の高い立体駐 車装置の車両受渡装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、各駐車階に車両の前輪および後輪を受け る前後一組の車両受を有する駐車棚およびその車両受との間で車両の受渡しを行 うフォークアームを有する台車を設け、上記前後の車両受の上面を互いに内側に 傾斜させると共にこれらの傾斜に対応させてフォークアームの両端部下面を傾斜 させたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
駐車棚における前後の車両受の上面が互いに内側に傾斜しているので、大きな 揺れが発生した場合でも車両が移動し難く、安全である。
【0009】 また、車両受上面の傾斜に対応してフォークリフトの両端部下面が傾斜してい るので、フォークリフトのリフト量を小さくすることができ、その分だけ駐車棚 の高さを低くすることがで、駐車装置全体として格納効率を上げることができ、 経済性が向上する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】 図1において、1は地下式立体駐車装置で、地下室内における各駐車階の中央 空間部にはその長手方向(図1の紙面垂直方向)に台車2の走行路3が設けられ ている。この走行路3は左右一対のレール4からなり、台車2はそのレール4上 を走行するようになっている。
【0012】 上記走行路3の両側には図4に示すように走行路3に沿って車両5を一台ずつ 格納するための駐車棚6が隣接して複数配設され、これら駐車棚6のうち少なく とも一つが車両用エレベータ7の昇降空間8とされている。
【0013】 上記エレベータ7は地上に設けた昇降装置9によりワイヤロープ10を介して 昇降空間8を昇降移動される昇降台11を有している。駐車装置1の出入庫口1 2として地上に形成されたエレベータ7の出入口に対応した床面には車両5を横 移動により昇降台11に対して搬出入するためのベルトコンベア等から車両搬出 入装置13が設置されている。
【0014】 昇降台11上には図2に示すように上記車両搬出入装置13との共同作動によ り車両5を搬出入するための前後一組のローラコンベア14が設けられている。 ローラコンベア14は車両5の前輪15と後輪16をそれぞれ載置して横送りす る複数のローラ17と、これらローラ17を駆動する駆動部を収容した駆動ボッ クス18とから主に構成され、ローラ17は前後の駆動ボックス18の対向壁に それぞれ所定の間隔で平面櫛歯状に配設されている。
【0015】 各駐車棚6には車両5の前輪15および後輪16を受ける前後一組の車両受1 9が設けられ、台車2にはその車両受19との間あるいは昇降台11上のローラ コンベア14との間で車両5の受渡しを行うフォークアーム20を有する車両受 渡装置21が設けられている。
【0016】 車両受19は図4ないし図5に示すように格納すべき車両5の前輪15よりも 前方および後輪16よりも後方で駐車棚6の床面からそれぞれ垂直に立上がった 垂直部22と、両垂直部22の上端から前輪15または後輪16を支持できる範 囲で相対向して水平に延出した水平部23とからなり、両水平部23にはローラ コンベア14のローラ17の配置と同一平面形状になるよう櫛歯状に形成されて いる。すなわち、車両受19の歯24の部分とローラコンベア14のローラ17 の部分が同一の配列になっている。特に、前後の車両受19の水平部23の上面 は互いに内側に傾斜した傾斜面33になっている。
【0017】 一方、車両受渡装置21は図3ないし図4に示すように台車2上にその車巾方 向に配置されると共にジャッキ25を介して昇降自在に設けられたガイドビーム 26と、このガイドビーム26上にシャトルビーム27を介して車巾方向に移動 自在に支持された移動体28とを備え、この移動体28上にフォークアーム20 が固定されている。ガイドビーム26にはシャトルビーム27を左右に移動させ るための図示しない移動装置が設けられ、シャトルビーム27の移動力で移動体 28を移動させるためにガイドビーム26のほぼ中央には二本のチェーン(ある いはワイヤ)29,30の一端が固定され、両チェーン(あるいはワイヤ)29 ,30の他端はシャトルビーム27の両端のスプロケット(あるいは滑車)31 を経由して移動体28に固定されている。
【0018】 フォークアーム20の車長方向両端部20a,20bは車両受19の歯24あ るいはローラコンベア14のローラ17と干渉を避けて上下方向に通過できるよ うに櫛歯状に形成され、これらの歯32列の上面に前輪15および後輪16をそ れぞれ載置して車両5の受渡しを行うようになっている。特に、フォークアーム 20の両端部20a,20b下面は図5に示すように車両受19の傾斜面33に 対応した傾斜面34になっている。
【0019】 次に実施例の作用を述べる。
【0020】 車両5を入庫する場合、車両5を車両搬出入装置13上に停車させ、運転者は 降車する。次いで、車両搬出入装置13および予め車両搬出入装置13の高さで 待機している車両用エレベータ7の昇降台11上のローラコンベア14を作動さ せ、これらの共同作動により図2のように車両5を昇降台11上に移載する。
【0021】 車両5を昇降台11上に移載したら、昇降台11を所定の駐車階に降下し、予 め昇降空間8に横付けして待機している台車2の車両受渡装置21を作動させ、 昇降台11上のローラコンベア14のローラ17上から車両5を受取る。
【0022】 この場合、先ず車両受渡装置21のフォークアーム20を昇降台11上のロー ラコンベア14のローラ17下に水平移動させた後、フォークアーム20をその 歯32がローラ17間を通過するように上昇させることにより車両5を受取り、 台車2上に水平移動させる。
【0023】 台車2は車両5を積載した状態で所定の駐車棚6の位置まで走行し、車両受渡 装置21を作動させて車両5を駐車棚6の車両受19に受渡す。この場合、先ず 車両受渡装置21のフォークアーム20を駐車棚6上の車両受19の水平部23 上に水平移動させた後、フォークアーム20をその歯32が水平部23の歯24 の間を通過するように下降させることにより車両5を車両受19に受渡し、入庫 が完了する。なお、出庫は、上記の逆の手順により行えばよい。
【0024】 特に、駐車棚6における前後の車両受19の上面が互いに内側に傾斜した傾斜 面33になっているため、大きな揺れが発生した場合でも車両5が移動し難く、 安全である。
【0025】 また、車両受19上面の傾斜面33に対応してフォークリフト20の両端部2 0a,20b下面も傾斜面34とされているため、フォークリフト20が車両受 19の水平部23をその下面から上面へあるいは上面から下面へ通過するための のリフト量S2 を小さくすることができ、その分だけ駐車棚6の高さH2 を低く することができる。従って、図6に示した先願の駐車装置と比較すれば、装置全 体の高さが同じでも駐車階を1階でも増やすことができるので、駐車装置1全体 として格納効率を上げることができ、また駐車階の階数が同じ場合には装置全体 の高さを低くすることができるので、建設コスト上経済的である。
【0026】 なお、実施例では、車両受19の歯24が車長方向に形成されている場合につ いて説明したが、歯24が車巾方向に形成されている場合でも本考案を適用でき ることは勿論である。また、実施例では、地下式の駐車装置について説明したが 、地上式のものであってもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0028】 (1) 駐車棚における前後の車両受の上面が互いに内側に傾斜しているので、大き な揺れが発生した場合でも車両が移動し難く、安全である。
【0029】 (2) 車両受上面の傾斜に対応してフォークリフトの両端部下面が傾斜しているの で、フォークリフトのリフト量を小さくすることができ、その分だけ駐車棚の高 さを低くすることがで、駐車装置全体として格納効率を上げることができ、経済 性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す立体駐車装置の断面図
である。
【図2】図1における車両用エレベータの昇降台を示す
側面図である。
【図3】図1における台車上の車両受渡装置の概略的構
成を示す正面図である。
【図4】図1の立体駐車装置の内部平面図である。
【図5】本考案の要部である車両受渡装置と駐車棚との
関係を示す側面図である。
【図6】先に出願した駐車装置における車両受渡装置と
駐車棚との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
2 台車 5 車両 6 駐車棚 15 前輪 16 後輪 19 車両受 20 フォークアーム 21 車両受渡装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各駐車階に車両の前輪および後輪を受け
    る前後一組の車両受を有する駐車棚およびその車両受と
    の間で車両の受渡しを行うフォークアームを有する台車
    を設け、上記前後の車両受の上面を互いに内側に傾斜さ
    せると共にこれらの傾斜に対応させてフォークアームの
    両端部下面を傾斜させたことを特徴とする立体駐車装置
    における車両受渡装置。
JP789191U 1991-02-21 1991-02-21 立体駐車装置における車両受渡装置 Pending JPH04105380U (ja)

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