JP2907030B2 - 容器等の搬送設備 - Google Patents

容器等の搬送設備

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JP2907030B2
JP2907030B2 JP27955394A JP27955394A JP2907030B2 JP 2907030 B2 JP2907030 B2 JP 2907030B2 JP 27955394 A JP27955394 A JP 27955394A JP 27955394 A JP27955394 A JP 27955394A JP 2907030 B2 JP2907030 B2 JP 2907030B2
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修 寺井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行レールに支持案内
されて走行する搬送車から容器等の荷を保持する荷保持
装置を昇降可能に吊下げた吊下搬送装置とそれに付帯す
る荷役装置とからなる搬送設備に係わり、さらに詳しく
は、コンテナー、貯蔵箱(bin)等の容器を前記荷保
持装置と受渡し、その容器の内容物の荷役等のために所
定位置に位置決めする搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナー、貯蔵箱等の容器から粉粒
体、液体、小物品の内容物を排出したり、これらを容器
に充填したりする荷役のために、該容器を所定位置に位
置決め搬送する設備として、従来は、走行クレーンにこ
れら容器を吊下げて荷役設備の上方に移動し該容器を降
下させていた。前記のように荷を吊下げて走行する吊下
搬送装置を所定の位置に精度良く停止させなければ、容
器を安全円滑に荷役設備に対して位置決めすることがで
きないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チェン
やベルトなどの複数本の吊下げ具で吊下げられた荷昇降
保持装置の停止レベル精度を高めることは、ロープやワ
イヤ等の吊下げ具の揺れもあって容易ではない。さら
に、サイロやタンク下部から容器に粉粒体、液体、小物
品を充填する荷役設備においては、サイロやタンクの下
部に該荷役設備があることから、荷を吊下げて走行する
吊下搬送装置にとっては、サイロやタンク自体が障害物
となり、該吊下装置を直接使用することが困難であっ
た。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、荷昇降保持装置から荷をホーク上の所定位置に精度
良く受け渡し、該ホークを単に上方または下方に移動す
ることによりその荷を荷役設備等の所定位置に位置決め
できる容器等の搬送設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
容器等の搬送設備は、上記の目的を達成するためになさ
れたものであって後述する実施例の参照符号を括弧付き
で付して説明すると、走行レール(1)に支持案内され
て走行する搬送車(2)に昇降駆動装置(3)によって
昇降自在に吊下げられると共に、荷水平受渡手段(A)
が設けられ荷(W)を保持する荷昇降保持装置(4)
と、ホーク昇降装置(6)に設けられ荷台を形成するホ
ーク(63,63)との間で荷(W)を受け渡す容器等
の搬送設備において、前記荷昇降保持装置(4)に、前
記ホーク昇降装置(6)のホーク受渡位置に対応して備
えられた支持部材(5,5,5,5)に係合し該荷昇降
保持装置(4)を位置決めする係合手段(E)を設け、
前記ホーク昇降装置(6)に、ホーク受渡位置から該ホ
ーク(63,63)を上方または下方に移動させるホー
ク昇降手段(65)を設け、前記係合手段(E)を、水
平支軸(24)で軸支されて先端部が略下方に向く退避
姿勢と先端部が略水平方向に向き外側へ突出する支持姿
勢とに切り換え自在とし、その先端部に、支持姿勢の際
に下方に突出した形状でその側面が前記支持部材(5,
5,5,5)に外側から係合する係合部(38)が設け
られた支持用アーム(21)と、該支持用アーム(2
1)が支持姿勢の際に、該支持用アーム(21)の上辺
に接して該支持用アーム(21)の先端部が前記略水平
方向から上方に回動するのを阻止するストッパ(37)
とで構成し、それぞれ荷昇降保持装置(4)の両側に設
けた構成とした。
【0006】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、支持用アーム(21)先端部に設けられた
係合部(38)の前記支持部材(5,5,5,5)に外
側から係合する前記側面に、荷昇降保持装置(4)を前
記ホーク昇降装置(6)のホーク受渡位置に対応して備
えられた支持部材(5,5,5,5)間の所定位置に導
き位置決めする案内傾斜面(38a)を設けると共に、
支持姿勢で降下する支持用アーム(21)を所定位置に
導く傾斜ガイド板(52,52または53,53)を支
持部材(5,5,5,5)に設けた構成とした。
【0007】請求項記載の発明は、走行レール(1)
に支持案内されて走行する搬送車(2)に昇降駆動装置
(3)によって昇降自在に吊下げられると共に、荷水平
受渡手段(A)が設けられ荷(W)を保持する荷昇降保
持装置(4)と、ホーク昇降装置(6)に設けられ荷台
を形成するホーク(63,63)との間で荷(W)を受
け渡す容器等の搬送設備において、前記荷昇降保持装置
(4)に、前記ホーク昇降装置(6)のホーク受渡位置
に対応して備えられた支持部材(5,5,5,5)に係
合し該荷昇降保持装置(4)を位置決めする係合手段
(E)を設け、前記ホーク昇降装置(6)に、ホーク受
渡位置から該ホーク(63,63)を上方または下方に
移動させるホーク昇降手段(65)を設け、荷(W)の
底部に前記ホーク昇降装置(6)のホーク(63,6
3)が挿入される環状部材(Wa,Wa)を形成すると
共に、前記支持部材(5,5,5,5)は、係合手段
(E)を、荷昇降保持装置(4)に収容される荷(W)
の該環状部材内壁上面とホーク昇降装置(6)のホーク
(63,63)上面とが同一レベルとなる高さで受け止
める構成とした。
【0008】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記荷(W)の環状部材(Wa,Wa)を
方形とし、前記ホーク昇降装置(6)のホーク(63,
63)の先端外側面に、荷昇降保持装置(4)から該荷
昇降保持装置(4)の荷水平受渡手段(A)により荷
(W)を受け渡された際に、荷(W)を所定位置に導く
ガイド傾斜面(63b,63c)を形成した構成とし
た。
【0009】また、請求項記載の発明は、請求項
たは記載の発明において、前記ホーク昇降装置(6)
のホーク(63,63)外側面に、滑動可能に案内する
ローラ(82,82)を設けた構成とした。
【0010】請求項記載の発明は、走行レール(1)
に支持案内されて走行する搬送車(2)に昇降駆動装置
(3)によって昇降自在に吊下げられると共に、荷水平
受渡手段(A)が設けられ荷(W)を保持する荷昇降保
持装置(4)と、ホーク昇降装置(6)に設けられ荷台
を形成するホーク(63,63)との間で荷(W)を受
け渡す容器等の搬送設備において、前記荷昇降保持装置
(4)に、前記ホーク昇降装置(6)のホーク受渡位置
に対応して備えられた支持部材(5,5,5,5)に係
合し該荷昇降保持装置(4)を位置決めする係合手段
(E)を設け、前記ホーク昇降装置(6)に、ホーク受
渡位置から該ホーク(63,63)を上方または下方に
移動させるホーク昇降手段(65)を設け、前記支持部
材(5,5,5,5)は、係合手段(E)を、荷昇降保
持装置(4)の荷台(22)上面とホーク昇降装置
(6)のホーク(63,63)上面とが同一レベルとな
る高さで受け止める構成とした。
【0011】請求項記載の発明は、請求項1〜の何
れかに記載の発明において、荷水平受渡手段(A)は、
荷(W)を前記ホーク(63,63)と平行な水平方向
に滑動可能に支持する2列のローラレール(25,2
5)で形成された荷台(22)と、荷移動手段(B)と
を備え、該荷移動手段(B)は、ホーク昇降装置(6)
のホーク(63,63)間内へ進出移動自在な横動体
(26)と、この横動体(26)の移動方向両端に上向
きに突出した荷押出し引き込み用突起(27)と、横動
体(26)を荷昇降保持装置(4)のフレーム(20)
に対して、荷押出し引き込み用突起(27)が荷台(2
2)の荷支持レベルよりも下側に位置する降下位置と該
突起(27)が荷台(22)の支持レベルよりも上方に
突出する上昇位置との間で昇降させる昇降駆動手段
(C)とを有する構成とした。
【0012】
【作用】走行レール(1)に沿って移動してきた搬送車
(2)は、支持部材(5,5,5,5)の真上で停止
し、昇降駆動装置(3)で荷昇降保持装置(4)を支持
部材(5,5)の上に下降させる。この際係合手段
(E)が支持部材(5,5,5,5)に係合し、荷昇降
保持装置(4)を所定の位置に位置決めする。荷水平受
渡手段(A)は、ホーク昇降手段(65)によってホー
ク受渡位置につけられたホーク(63,63)に荷
(W)を受け渡す。これにより、荷昇降保持装置(4)
から荷(W)がホーク(63,63)上の所定位置に精
度良く受け渡しされ、その結果、該ホーク(63,6
3)を単に上方または下方に移動することにより、その
荷(W)が荷役設備等の所定位置に正確に位置決めされ
る。
【0013】ホーク(63,63)に設けられたストッ
パ部材(85,89)は、荷昇降保持装置(4)から該
荷昇降保持装置(4)の荷水平受渡手段(A)により荷
(W)を受け渡された際に荷(W)の先端部を当接さ
せ、またホーク(63,63)に荷(W)が受け渡され
た後に突出したストッパ片(94,94)は、荷(W)
がホーク(63,63)先端から落下するのを阻止す
る。
【0014】また、係合手段(E)を、支持用アーム
(21)とストッパ(37)とで構成するとともに、退
避姿勢と支持姿勢とに切換え自在とした場合は、係合手
段(E)の不使用時にはこれを退避姿勢にして搬送車
(2)を走らせる。
【0015】更に、支持用アーム(21)先端部の係合
部(38)に設けられた案内傾斜面(21c)は、荷昇
降保持装置(4)を支持部材(5,5)間の支持アーム
(21)の突出方向の所定位置に導き位置決めするとと
もに、支持部材(5,5,5,5)に設けられた傾斜ガ
イド板(52,52または53,53)は、支持姿勢で
降下する支持用アーム(21)を該支持アーム(21)
の突出方向と直交する方向の所定位置に導く。
【0016】横動体(26)は、昇降駆動手段(C)に
よって上に突出された荷押出し引き込み用突起(27)
でローラレール(25,25)上の荷(W)をホーク
(63,63)に向けて押し出し、或いはホーク(6
3,63)上の荷(W)をローラレール(25,25)
の上に引き込む。荷台(22)の2列のローラレール
(25,25)と、ホーク(63,63)上面に設けら
れたローラ(82,82)は、荷(W)の移動を円滑に
する。
【0017】また、荷(W)の環状部材(Wa,Wa)
内壁上面とホーク昇降装置(6)のホーク(63,6
3)上面とが同一レベルとされている場合は、底部に環
状部材(Wa,Wa)が形成さた、コンテナー、貯蔵箱
等の容器を搬送対象とすることができる。その際、荷
(W)の環状部材(Wa)を方形とする場合は、通常の
角パイプで環状部材(Wa)を形成することができる。
ホーク昇降装置(6)のホーク(63,63)の先端外
側面に形成されたガイド傾斜面(63b,63b)は、
荷昇降保持装置(4)から該荷昇降保持装置(4)の荷
水平受渡手段(A)により荷(W)を受け渡される際
に、荷(W)を所定位置に導き、ホーク(63,63)
の外側面に設けられたローラ(83,83)は、荷
(W)の移動を円滑にする。また荷昇降保持装置(4)
の荷台(22)上面とホーク昇降装置(6)のホーク
(63,63)上面とが同一レベルとされている場合
は、底部が平面とされた、コンテナー、貯蔵箱等の容
器、或いは容器以外の通常の荷(W)を搬送対象とする
ことができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1と図2は本発明に係る容器等の搬送設備の概略
構成を示すものであり、本搬送設備は、走行レール1
と、搬送車2、昇降駆動装置3、荷昇降保持装置4、支
持部材5、及びホーク昇降装置6を主体とする。
【0019】走行レール1は生産ラインの天井等に設置
されている。搬送車2は、モータ11で駆動される駆動
車輪12を有するパワートロリー13と、遊転車輪14
を有する複数のフリートロリー15とを備えており、走
行レール1に支持案内され、走行レール1に沿って自走
するものである。
【0020】搬送車2には昇降駆動装置3によって荷昇
降保持装置4が昇降自在に吊り下げられている。昇降駆
動装置3は、搬送車2に設けられた巻上機17と、該巻
上機17によって巻き上げられるチェーンやベルトなど
の4本の吊下具18とから成る。4本の吊下具18は搬
送車2の四隅に垂下されており、巻上機17の作動によ
り互いに同期して上下に動く。
【0021】図3ないし図10は荷昇降保持装置4を示
すもので、荷昇降保持装置4は、吊下具18により吊り
下げられたフレーム20と、このフレーム20に設けら
れた荷水平受渡手段Aとを備えている。フレーム20の
四隅には4つの支持用アーム21が、荷昇降保持装置4
の進行方向と平行な(走行レール1と平行な)水平支軸
24によって上下に回動自在に軸支され、該水平支軸2
4から垂下する退避姿勢と水平支軸24から水平横向き
に突出する支持姿勢とに切換え自在となっている。
【0022】荷水平受渡手段Aは荷台22と荷移動手段
Bとを備える。荷台22は、走行レール1と平面視にお
いて直交する方向に荷Wを滑動可能に支持する2列の荷
支持用ローラレール25,25と、各荷支持用ローラレ
ール25の外側に上方に突出して設けられた位置出し用
ローラレール23,23とから構成されている。位置出
し用ローラレール23,23は、その先端の互いに向き
合う内面を外広り状に傾斜させており、荷Wを荷支持用
ローラレール25,25の上に正しく導くものである。
【0023】荷移動手段Bは、図3で左右に進出移動自
在な横動体26と、この横動体26の移動方向両端に上
向きに突設された荷押出し引き込み用突起27,27
と、横動体26をフレーム20に対して、突起27が荷
支持用ローラレール25の荷支持レベルよりも下側に位
置する下降位置と、突起27がローラレール25の荷支
持レベルよりも上方に突出する上昇位置との間で昇降さ
せる後述の昇降駆動手段Cとを有する。
【0024】支持用アーム21の姿勢切換え用駆動手段
Dを図4および図5に基づいて説明すると、荷台22の
下側に位置するフレーム20上には、モータ等のアクチ
ュエータ28が設置されるとともに、このアクチュエー
タ28にチェン伝動手段29を介して連動連結された駆
動軸30が水平支軸24と平行に支承されている。この
駆動軸30の両端には、レバー31,32の中央部が固
定され、一方のレバー31の両端と同一側にある左右一
対の支持用アーム21,21とがリンク33,34によ
って、両支持用アーム21,21が同時に退避姿勢また
は支持姿勢に回動するように連動連結され、他方のレバ
ー32の両端と同一側にある左右一対の支持用アーム2
1,21とがリンク35,36によって、両支持用アー
ム21,21が同時に退避姿勢または支持姿勢に回動す
るように連動連結されている。
【0025】従って、アクチュエータ28により駆動軸
30を正転方向に回転駆動することにより、レバー3
1,32を介して各リンク33〜36が押し出され、各
支持用アーム21が、図4に仮想線で示すように水平支
軸24から外側へ水平横向きに突出する支持姿勢に切り
換えられ、アクチュエータ28により駆動軸30を逆転
方向に回転駆動することにより、レバー31,32を介
して各リンク33〜36が引き込まれ、各支持用アーム
21が、図4に実線で示すように水平支軸24から垂下
する退避姿勢に切り換えられる。なお、支持姿勢に切り
換えられた各支持用アーム21は、水平支軸24を介し
てこれら各アームを軸支するフレーム20に取り付けら
れたストッパ37に当接し、それ以上の上動を阻止され
る。
【0026】各支持用アーム21の先端部には、図6と
図7等に示すように支持姿勢の際に下方に突出した形状
の係合部38が設けられている。この係合部38は、水
平状態の支持用アーム21をその長さ方向に見た正面視
において、楔状(下窄り状)に形成され(図6)、その
内側の面は、各支持用アーム21に対応してそれぞれ配
設された支持部材5に外側から係合する案内傾斜面38
aとされている。支持姿勢における前後(図1では左
右)一対の支持用アーム21,21の案内傾斜面38
a,38aは下広り状に傾斜しており、支持部材5,5
との係合により荷昇降保持装置4を前後(図1では左
右)の支持部材5,5の中央の所定位置にセンタリング
して固定する機能を持つ。また支持姿勢の際に、支持ア
ーム21の下面の支持部材5に実際に触れる(載り上げ
る)部分には、硬質合成ゴム等の緩衝材21aが取り付
けられている。なお、図6の荷押出し引き込み用突起2
7と荷Wの位置は、支持アーム21が支持部材5に係合
したときの位置である。
【0027】荷移動手段Bの横動体26は、図3に示す
ように基台39に対し前後(図3では左右)水平横方向
に横動可能に支持された中間横動体40上に、さらに前
後水平横方向に横動可能に支持されており、基台39に
対して中間横動体40を前後何れかへ進出移動させる
と、該中間横動体40に対し横動体26が同一方向へさ
らに進出移動して、横動体26が荷昇降保持装置4上の
ホームポジションからホーク昇降装置6へ進入する。基
台39に対して中間横動体40を元のホームポジション
まで後退移動させると、該中間横動体40に対し横動体
26も同一方向へ後退移動して、横動体26が荷昇降保
持装置4上のホームポジションに戻る。このような動作
をする荷移動手段Bそのものは、スタッカークレーンの
昇降キャレッジ上に設置される荷移載用ランニングフォ
ークとして従来周知であるから、その駆動機構の図示お
よび説明は省略する。
【0028】本発明では、ランニングフォークとして従
来周知の荷移動手段Bの横動体26を、先に説明した如
く昇降駆動手段Cにより昇降させる。この昇降駆動手段
Cを図8〜図10に基づいて説明すると、荷移動手段B
の基台39の両端近傍底部には昇降部材42,42が取
り付けられ、荷昇降保持装置4のフレーム20上には、
前記昇降部材42,42を介して基台39を昇降可能に
支持する昇降ガイドレール41,41が立設されてい
る。そして両昇降部材42,42間のフレーム20上に
は駆動軸43が支承され、この駆動軸43の両端にクラ
ンクアーム44,44が同一向きに取り付けられ、これ
らクランクアーム44,44と昇降部材42,42とが
リンク45,45によって連動連結されている。そして
駆動軸43は、フレーム20上に設置されたモータ等の
アクチュエータ46にチェン伝動手段47を介して連動
連結されている。48はクランクアーム44とリンク4
5とを連結するクランクピンであり、49はリンク45
と昇降部材42とを連結する連結ピンである。
【0029】上記の昇降駆動手段Cによれば、アクチュ
エータ46により駆動軸43を回転駆動して左右一対の
クランクアーム44,44を上向き姿勢から下向き姿勢
まで180度回転させることにより、リンク45,45
を介して左右一対の昇降部材42,42を昇降ガイドレ
ール41,41に沿って一定ストロークだけ下降させる
ことができる。また、左右一対のクランクアーム44,
44を下向き姿勢から上向き姿勢まで180度回転させ
ることにより、左右一対の昇降部材42,42を一定ス
トロークだけ上昇させることができる。この作用によ
り、左右一対の昇降部材42,42で支持されている基
台39を一定範囲内で昇降させることができる。基台3
9は、図3に示すように荷台22の2列の荷支持用ロー
ラレール25,25の中間位置にあり、横動体26は、
2列の荷支持用ローラレール25,25と位置出し用ロ
ーラレール23,23の間を前後水平方向に出退移動す
ることになる。
【0030】上記支持用アーム21,21,21,21
に対応して配設される支持部材5,5,5,5は、走行
レール1の真下にあり、固定座51に固定されている。
支持部材5,5,5,5は走行レール1と平行であり、
図1、図3、図6、及び図7に示すように、それぞれ一
対の傾斜ガイド板52,53を有する。各対の傾斜ガイ
ド板52,53は、後述するホーク昇降装置6のホーク
受渡位置と荷昇降保持装置4の荷位置とが対応する位置
に上広り状(V字状)に配設されており、荷昇降保持装
置4の下降時に各支持用アーム21を支持部材5の所定
の位置に導くものである。支持用アーム21とストッパ
37は係合手段Eを構成している。
【0031】ホーク昇降装置6は、荷昇降保持装置4を
固定座51上に支持する支持部材5の前に配設されてい
る。ホーク昇降装置6は、図11と図12に示すよう
に、一対の支柱61,61と、昇降部材62と、一対の
ホーク63,63と、シリンダ等のホーク昇降手段65
と、上限ストッパ66及び下限ストッパ67を備える。
【0032】一対の支柱61,61は、脚69の上に走
行レール1の方向に並べて垂直に立設され、その支柱6
1,61上部と下部それぞれに架け渡された梁70,7
1によって互いに一体的に組み立てられている。支柱6
1,61の互いに向き合う内側の面には、図14に示す
ように、横断面形状が鳩尾状(外広り状)のレール72
が取り付けられている。昇降部材62は、その両端に固
定された案内部材73,73のあり溝73a,73a
(図14)をレール72,72に嵌合させて支柱61,
61間に昇降自在に水平に架設されている。
【0033】一対のホーク63,63は、コンテナー、
貯蔵箱(bin)等の容器である荷Wの下部に一体に設
けられた一対の環状部材Wa,Waに挿入されて荷Wを
支持するものであり、昇降部材62の支持部材5側の面
に互いに平行かつ水平に片持ち的に支持部材5に向けて
取り付けられている。各ホーク63,63は、図13に
示すように昇降部材62に水平に固定された鳩尾状のレ
ール75,75にあり溝63a,63aを嵌合して昇降
部材62の長さ方向に移動自在に取り付けられている。
【0034】各ホーク63.63は逆ねじ構造のタイロ
ッド76,77(図14)を個々に備え、両ロッド7
6,77に連結ナット78を螺着して互いに一体に連結
されていると共に、その連結ナット78が、昇降部材6
2に固定された固定部材79とこの固定部材79にボル
トナットを介して設けられた押え部材80とにより挟持
されて固定されており、各ホーク63,63がレール7
5,75に沿って勝手に移動するのを防止している。両
ホーク63,63は荷台を形成し、押え部材80のボル
トナットの締付けを緩めて連結ナット78を回転するこ
とによって、互いの間隔を環状部材Wa,Waの間隔に
一致するように調節することができる。両ホーク63,
63の先端部の外側面には、ガイド傾斜面63b,63
bが形成され、先端内側面には、ガイド傾斜面63c,
63cが形成され、先端が先窄り状のとされている。環
状部材Waは横断面形状が方形の通常の角パイプによっ
て形成されている。
【0035】各ホーク63の上面には、複数の水平ロー
ラ82が昇降部材62と平行に設けられ、また各ホーク
63の外側の面には複数の垂直ローラ83が設けられて
いる。水平ローラ82は図15に示すように環状部材W
aの内壁上面(上側の内面)を案内し、また垂直ローラ
83は環状部材Waの外側の内面を案内して、環状部材
Waに対するホーク63の挿入と引抜きを円滑にするも
のである。
【0036】各ホーク63の基端部には取付部材84が
上に突き出して固定されている。この取付部材84に
は、ストッパ85がねじ86を介して取り付けられ、ね
じ86は該ねじ86に螺着されたナット87,88の挟
付けによって取付部材84に取り付けられている。そし
てストッパ85の図13と図14において右側の面に
は、硬質合成ゴム等の緩衝材89がビス90によって着
脱自在に取り付けられている。ストッパ85は、荷Wの
環状部材Waに対するホーク63の挿入時に、緩衝材8
9に環状部材Waの先端を当接させて環状部材Waに対
するホーク63の挿入を所定の状態にするものであり、
ナット87,88を緩めてホーク63の長さ方向の位置
を調節することができる。ストッパ85と緩衝材89は
ストッパ部材を構成している。
【0037】各ホーク63にはロッド92がホーク63
の長さ方向に沿って軸支されている。このロッド92の
昇降部材62寄りの端部にはプーリ93が取り付けら
れ、またホーク63の先端部側の端部にはストッパ片9
4が取り付けられている。上記プーリ93とモータ等の
アクチュエータ95のプーリ96とにはチェン伝動手段
97が巻き掛けられており、アクチュエータ95の作動
でロッド92を90度回動させて、ストッパ片94を、
図16において2点鎖線で示す水平状態から、同図実線
で示す起立状態に、また、その逆に回動させることがで
きるように構成されている。
【0038】ストッパ片94は、水平状態において環状
部材Waに対するホーク63の挿入、及び引抜きを自由
にし、また、起立状態において環状部材Waを係止し、
ホーク63に対する環状部材Waの抜出しを防止する。
ストッパ片94の自由端の昇降部材62側の面94a
は、図17に示すように、ストッパ片94が水平状態に
された場合において上側となる円弧状の角部94bに向
けてその対角位置から徐々にストッパ片94が薄くなる
ように形成されている。これは、ストッパ片94が上に
回動する際に、最も薄い角部94bから環状部材Waの
端面に触れさせることにより、ストッパ片94の起立作
動を円滑にすると共に、荷Wをホーク63基端側に押入
れるためである。
【0039】ホーク昇降手段65は昇降部材62をホー
ク63,63と一緒に上下させるものであり、その下端
をブラケット101で梁71に結合され、またピストン
ロッド65aを昇降部材62に結合して設けられてい
る。
【0040】上限ストッパ66は支柱61に固定された
ブラケット103にねじ軸104を介して取り付けられ
ている。ねじ軸104は該ねじ軸104に螺着されたナ
ット105,106の挟付けよってブラケット103に
固定され、下端に取り付けられた上限ストッパ66をナ
ット105,106の操作によって上下に調節すること
ができる構成となっている。下限ストッパ67はねじ軸
104の上端に取り付けられている点が上限ストッパ6
6と違うだけで他は同じである。
【0041】上限ストッパ66は、ホーク63,63の
上面が環状部材Waの上側の内面に一致する上昇位置で
昇降部材62を停止させるものである。これを換言する
と、上限ストッパ66は、ホーク63,63に挿入され
た環状部材(Wa,Wa)の外側底面と荷台(22)の
荷支持用ローラレール上面とが一致する上昇位置で昇降
部材62を停止させるものである。また、下限ストッパ
67は、ホーク63,63に支持された荷Wの排出口W
bがホッパ108(図12)に少し嵌め込まれて環状部
材Wa,Waが台109の上板110上に載せられた下
降位置で昇降部材62を停止させるものである。
【0042】ホッパ108は、図12と図19〜図21
に示すように、台109の上板110にその上縁部10
8aを上板110から上方に少し突出させて取り付けら
れている。そしてこのホッパ108の内部にはバルブ開
閉装置111が設けられている。
【0043】バルブ開閉装置111は、筒体112と、
エアシリンダ113と、押上部材114及びベローズ1
15を備える。筒体112はホッパ108の中心に棒状
の取付具116によって垂直に固定され、その上部をベ
ローズ115の下端に連結している。筒体112内には
シリンダ113が垂直に固定されている。押上部材11
4は、円錐状に形成されており、その中央部をシリンダ
113のピストンロッド113aによって支えられてい
る。ベローズ115の上部は押上部材114の周縁部に
連結されている。バルブ開閉装置111は、荷Wの排出
口Wbに上下に開閉自在に設けられた円錐状のバルブW
cをシリンダ113によって上下させられる押上部材1
14で押し上げて排出口Wbを開くものである。符号S
(図1)はホーク昇降装置6の上方に存在しているサイ
ロやタンク等の構造物である。
【0044】次に上記の構成とされた本発明に係る容器
等の搬送設備の作用を説明する。荷昇降保持装置4の荷
支持用ローラレール25,25の上に荷Wを載せる場合
は、走行レール1に沿って搬送車2を走らせ、また昇降
駆動装置3を作動させて目的とする荷Wが置かれた棚等
(図示せず)の前に荷昇降保持装置4を移動させ、棚等
に設けられているローラレールなどで構成された荷台上
面と荷昇降保持装置4の荷支持用ローラレール25,2
5上面とのレベルを一致させる。そして、基台39を下
降させて突起27を下に没した状態で横動体26を前進
させて荷Wの下に入れ、アクチュエータ46の作動で基
台39を上昇させることにより突起27を荷支持用ロー
ラレール25,25の上に突出させて荷Wに係合させ
る。この状態のまま横動体26を後退させて荷Wを荷支
持用ローラレール25,25上に引き込む。この際、位
置出しローラレール23,23が荷Wを荷支持用ローラ
レール25,25上に正しく導く。
【0045】次に搬送車2を走らせて荷昇降保持装置4
を支持部材5,5の真上につけ、アクチュエータ28の
作動で各支持用アーム21を支持姿勢にした状態で昇降
駆動装置3を作動させて荷昇降保持装置4を支持部材
5,5の上に下降させる。この際、傾斜ガイド板52,
53はそれらに接触した支持用アーム21を所定の位置
に導き、また支持用アーム21はその案内傾斜面38a
に支持部材5が触れた場合に案内傾斜面38aの傾斜に
従って荷昇降保持装置4を移動させる。この結果、荷昇
降保持装置4は支持部材5,5上の所定の位置に正確に
支持されるようになる。緩衝材21aは支持用アーム2
1が支持部材5上に降りた際の衝撃を吸収する。なお、
荷押出し引き込み用突起27は荷Wの滑止めとして機能
し、荷支持用ローラレール25,25上の荷Wの横滑り
を防ぐ。
【0046】次に、横動体26を上昇位置のホーク6
3,63に向けて前進させる。この作動により荷Wが前
進してその環状部材Wa,Waにホーク63,63が挿
入される。このようにして環状部材Waの端部がストッ
パ85の緩衝材39に当接したら、横動体26の前進を
停止させ、アクチュエータ95を作動させてストッパ片
94を回動起立させる。ストッパ片94が上に回動する
際に、最も薄い角部94bから環状部材Waの端面に触
れるので、荷Wをホーク63基端側に押入れる。これに
より、ストッパ85とストッパ片94によって環状部材
Waが挟まれ、ホーク63上の所定位置に環状部材Wa
が極めて高い精度で位置決めされたことになる。緩衝材
39が当接の緩衝を吸収することは言うまでもない。ま
た、ホーク63先端のガイド傾斜面63b,63cは、
ホーク63と環状部材Waの相対的なホーク63幅方向
の微小な位置ずれを吸収してホーク63の環状部材Wa
への挿入を円滑にする。
【0047】上記の終了後、アクチュエータ46を作動
させて基台39を下降させ、横動体26を再び後退させ
て荷Wの下から引き抜く。
【0048】次いで、ホーク昇降手段65を作動させて
ホーク63,63を下降させ、荷Wを上板110の上に
降ろして荷Wの排出口Wbをホッパ108に嵌挿する。
この状態でシリンダ113を伸長させることにより押上
部材114でバルブWcを押し上げる。これによって排
出口Wbが開かれるので、荷W内の内容物はホッパ10
8に排出されるようになる。上記で空になった荷Wを棚
等に戻す場合は上記の逆に操作する。
【0049】上記実施例は、コンテナー、貯蔵箱(bi
n)等の容器である荷Wをホーク63上の所定位置に精
度良く受け渡し、そのホーク63を下方に移動する構成
としにより、荷Wの排出口Wbをホッパ108に嵌挿
し、これによって排出口Wbから荷W内の内容物をホッ
パ108に排出する排出ステーションに用いたが、荷W
をホーク63上の所定位置に精度良く受け渡し、そのホ
ーク63を上方に移動する構成とにより、その荷Wをサ
イロやタンク等の内容物供給装置の供給口にセットして
容器上部の投入口Wdから粉粒体等の内容物を充填する
供給充填ステーションに用いることができる。この場合
は、ホーク63,63の上面が環状部材Waの上側の内
面に一致する位置で昇降部材62を停止させるように下
限ストッパ67の位置を調整し、ホーク63,63に支
持された荷Wの投入口Wdがサイロやタンク等の内容物
供給装置の供給口に嵌め込まれる位置で昇降部材62を
停止させるように上限ストッパ66の位置を調整する。
【0050】係合手段Eは、特公平62−25597公
報、実公平4−8082公報、実開平3−15807公
報などに記載されている構成とすることができる。すな
わち、特公昭62−25597公報の荷昇降保持装置4
を位置決めする出退自在の係合手段Eは、図22に示す
ように、支持部材5に取り付けられた係止部材120に
対し水平横方向から係脱自在の係合部材121を荷昇降
保持装置4側に設け、該係合部材121は、リンク12
2を介して連動連結された操作レバー123とロック用
バネ124とによって係止部材120に係合するように
付勢し、適当なアクチュエータ(図示せず)によって操
作レバー123を回動させて係合部材121を係止部材
120から外す構成となっている。
【0051】また、実公平4−8082公報記載の荷昇
降保持装置4を位置決め出退自在の係合手段Eは、図2
3に示すように支持部材5に突設された垂直な円柱状の
被クランプ部130を左右両側からクランプする一対の
開閉自在なクランプアーム131,131を荷昇降保持
装置側に設け、この両クランプアームをトグルリンク1
32,132を介して開閉駆動するスライド体133
を、歯車機構134,135を介してモータ136に連
動連結された螺軸137により往復駆動するようにした
ものである。
【0052】さらに、実開平3−15807公報記載の
荷昇降保持装置4を位置決めする出退自在の係合手段E
は、図24に示すように、荷昇降保持装置4の左右両側
に電動シリンダ140,140によって水平に出退駆動
されるプレート141,141を設け、これらプレート
141,141を突出された状態で荷昇降保持装置4が
下降することにより、該プレート141,141に形成
したスリット141a,141aが支持部材5の丸パイ
プ142に嵌合するように構成したものである。
【0053】また、バルブ開閉装置111は、図25の
構成とすることができる。すなわち、このバルブ開閉装
置111が対象とする荷WのバルブWcは、中心に操作
ロッド150を備え、誤操作ロッド150を、荷Wの排
出口の中心に固定された筒部材151にコイルスプリン
グ152で下に付勢して設けられている。この実施例の
バルブ開閉装置111はホッパ108の中心に固定され
たシリンダから成り、操作ロッド150の下端に上下に
調節自在に螺着された調節部材153をシリンダで上に
押してバルブWcを開く構成となっている。
【0054】なお、本発明ににおいて、搬送車2は、一
定走行経路上を走行させて所定位置で停止させることが
でき、そして荷昇降保持装置4を昇降可能に吊り下げる
ことができるものであれば、一般に搬送用電車と呼称さ
れるものや走行クレーンと呼称されるものなど、如何な
る形態、構造のものであってもよい。また、荷水平受渡
手段Aとして、荷台22と荷移動手段Bとから成るもの
を例示したが、従来周知の上下動可能なプッシュプルフ
ォーク(実開平3−15807号、特公昭52−401
12号、実公平4−8082号などに記載のもの)や、
特公昭62−25597号の荷扱台車など、如何なる構
造のものであってもよい。
【0055】さらに、支持用アーム21の先端部に形成
する係合部38の側面は、傾斜面38aでなくて垂直な
平面でも凹凸面でもよいし、また案内傾斜面38aの上
部は該案内傾斜面38aと反対方向(かみこむ方向)に
傾斜していてもよい。勿論、図示例のように側面の下半
部が案内傾斜面38aであってもよいし、側面の全部が
案内傾斜面38aであってもよい。また、荷Wを前後水
平方向(ホーク63と平行な水平方向に)滑動可能に支
持する荷台22を使用する場合、荷台22は、荷支持用
ローラレール25,25と位置出し用ローラレール2
3,23に代えて、上面と内側の面が荷Wの摺動し易い
合成樹脂で形成された板状のもので構成することもでき
る。また、係合部38を設けた支持用アーム21は、該
支持アーム21本体と係合部38とを同一部材で一体に
形成してもよく、また係合部38を支持アーム21本体
に溶接等により取付けてもよく、さらには複数の部材で
構成してもよい。
【0056】以上の図の実施例の係合手段Eは、退避姿
勢と支持姿勢とに切換え自在となっているが、切換え自
在である必要はない。
【0057】上記支持用アーム20とストッパ37とか
らなる上記実施例の係合手段Eは、荷昇降保持装置4の
四隅に設けたが、荷昇降保持装置4は昇降駆動装置3の
吊下具18によって吊り下げられているので、四隅に設
ける必要はなく、両側に一つづつ設けた構成とすること
ができる。また、支持用アーム21の姿勢切換え用駆動
手段Dは、図4および図5のものに変えて、各支持用ア
ーム21の水平支軸24にモータ等のアクチュエータを
設置して、各支持用アーム21の回動が電気的に同期す
るようにしてもよい。
【0058】また、支持部材5に設けられた左右二対の
傾斜ガイド板52,53、52,53のうちの内側の傾
斜ガイド板53,53、或いは外側の傾斜ガイド板5
2,52を省くことができる。環状部材Waは、荷Wの
前から後まで連続している必要はなく、中間部が切除さ
れていてもよい。さらに環状部材Waは、方形でなくと
も差し支えなく、円環状でもよい。
【0059】さらに、支持部材5は、走行レール1と平
行に、荷昇降保持装置4の前後両側(図1では左右)に
配し、支持用アーム21が支持姿勢の際に前後両側(図
1では左右)に突出するようにし、支持用アーム21の
案内傾斜面38aが荷昇降保持装置4の前後方向の位置
ずれをなくし、また支持部材5の傾斜ガイド板52,5
3が荷昇降保持装置4の左右方向の位置ずれをなくすよ
うにしたが、支持部材5を走行レール1と直交するよう
に、荷昇降保持装置4の左右両側(図1では前後)に配
し、支持用アーム21が支持姿勢の際に左右両側(図1
では前後)に突出するようにし、支持用アーム21の案
内傾斜面38aが荷昇降保持装置4の左右方向の位置ず
れをなくし、また支持部材5の傾斜ガイド板52,53
が荷昇降保持装置4の前後方向の位置ずれをなくすよう
にしてもよい。
【0060】また、ホーク昇降装置6の各ホーク63の
上面に設けられた複数の水平ローラ82と、外側の面に
設けられた複数の垂直ローラ83に代えて、上面と外面
の面が荷Wの摺動し易い合成樹脂で形成された板状のも
ので構成することもできる。その場合、ホーク63上に
載置された荷Wが振動等で動くことがなければ、各ホー
ク63に上基端部側に進むのを阻止するストッパ85や
先端から落下するのを阻止する出没自在なストッパ片9
4を設ける必要はなく、また設けた場合であっても、ス
トッパ85とストッパ片94とで挟み込むようにストッ
パ85の位置を正確に調整する必要がない。
【0061】ホーク63,63の互いの間隔を調整する
機構としては、固定部材79を廃して連結ナット78を
固定しない代わりにホーク63,63の一方を昇降部材
62に固定し他方のホーク63を移動自在に構成するよ
うにしてもよい。ホーク63,63の上面に荷Wの底面
を直接触れさせて荷Wをホーク63,63に支持する構
成とすることができる。この場合は、荷昇降保持装置4
の荷台22上面とホーク63,63の上面とが同一レベ
ルとなるように上限ストッパ66の位置を調節する。そ
の場合、ホーク63,63外側面に該ホーク63,63
の上面より突出するガイド板を設けてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、荷昇降保持装置から荷がホーク上の所定位
置に精度良く受け渡しされ、その結果、該ホークを単に
上方または下方に移動することにより、その荷を荷役設
備等の所定位置に正確に位置決めできる。これにより、
例えば、コンテナー、貯蔵箱(bin)等の容器をホー
ク上の所定位置に精度良く受け渡し、そのホークを下方
に移動する構成とにより、その容器をホッパ等からなる
排出装置にセットして容器下部から粉粒体等の内容物を
排出する排出ステーションに用いたり、あるいは容器を
ホーク上の所定位置に精度良く受け渡し、そのホークを
上方に移動する構成とにより、その容器をサイロやタン
ク等の内容物供給装置の供給口にセットして容器上部の
投入口から粉粒体等の内容物を充填する供給充填ステー
ションに用いたり、位置決めに高い精度が要求される荷
役設備に利用できる。特に、吊下装置を直接使用するこ
とが困難なサイロやタンク自体が障害物となる荷役設備
においては、その障害物を回避して荷を問題なく搬送し
て荷役することができるメリットがある。また、荷昇降
保持装置から荷がホーク上の所定位置に精度良く受け渡
しされ、その結果、該ホークを単に上方または下方に移
動することにより、その荷を荷役設備等の所定位置に正
確に位置決めできる上、支持用アームの不使用時にはこ
れを退避姿勢にすることによって荷を載せた棚等の他の
部材に対する支持用アームの衝突や接触事故等を防ぐこ
とができる。
【0063】請求項に記載の構成とした場合は、支持
用アームの案内傾斜面が荷昇降保持装置の支持アームの
突出方向(係合する支持部材間の方向)の位置ずれをな
くし、また傾斜ガイド板が荷昇降保持装置の上記方向
(支持アームの突出方向)と直交する方向の位置ずれを
なくすので、荷昇降保持装置を支持部材の所定の位置に
精度良く支持することができる。
【0064】請求項記載の発明によれば、荷昇降保持
装置から荷がホーク上の所定位置に精度良く受け渡しさ
れ、その結果、該ホークを単に上方または下方に移動す
ることにより、その荷を荷役設備等の所定位置に正確に
位置決めできる上、底部に環状部材が形成された、コン
テナー、貯蔵箱等の容器を安全に自由に搬送することが
できる。
【0065】請求項に記載のように環状部材を方形と
する場合は、通常の角パイプで環状部材を簡単に形成す
ることができる。また、ガイド傾斜面によってホークの
先端外側部が先窄り状になっているので、環状部材にホ
ークを円滑に挿入することができる。また、請求項
載の構成とすると、ホーク外側面に設けたローラは上記
荷の移動を円滑にする。
【0066】請求項記載の発明によれば、荷昇降保持
装置から荷がホーク上の所定位置に精度良く受け渡しさ
れ、その結果、該ホークを単に上方または下方に移動す
ることにより、その荷を荷役設備等の所定位置に正確に
位置決めできる上、上記容器以外の通常の荷までも搬送
することができるようになる。請求項に記載の構成と
した場合は、出没自在な突起によりローラレール上の荷
をホークに向けて的確に押し出し、またホーク上の荷を
ローラレール上に的確に引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る容器等の搬送設備の概略構成図
である。
【図2】 走行レールと搬送車の側面図である。
【図3】 荷昇降保持装置の平面図である。
【図4】 姿勢切換え用駆動手段の正面図である。
【図5】 同じく平面図である。
【図6】 支持アームと傾斜ガイド板等の関係を示す正
面図である。
【図7】 同じく側面図である。
【図8】 昇降駆動手段の側面図である。
【図9】 同じく平面図である。
【図10】 同じく正面図である。
【図11】 ホーク昇降装置の正面図である。
【図12】 同じく側面図である。
【図13】 ホークの取付け構造を示す側面図である。
【図14】 同じく平面図である。
【図15】 環状部材に対するホークの挿入状態を示す
正面図である。
【図16】 ホークを長さ方向に見た正面図である。
【図17】 ストッパ片の外観図である。
【図18】 昇降部材の上昇状態を示す側面図である。
【図19】 バルブ開閉装置と荷の関係を示す一部破断
の正面図である。
【図20】 上板上に降ろされた荷とバルブ開閉装置の
関係を示す断面図である。
【図21】 バルブ開閉装置の作動状態を示す断面図で
ある。
【図22】 係合手段の他の例を示す側面図である。
【図23】 係合手段の別の例を示す平面図である。
【図24】 係合手段の更に他の例を示す側面図であ
る。
【図25】 バルブ開閉装置の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行レール 2 搬送車 3 昇降駆動装置 4 荷昇降保持装置 5 支持部材 6 ホーク昇降装置 20 フレーム 21 支持用アーム 21a 緩衝材 22 荷台 24 水平支軸 26 横動体 27 突起 37 ストッパ 38 係合部 38a 案内傾斜面 52 傾斜ガイド板 53 傾斜ガイド板 63 ホーク 63b ガイド傾斜面 63c ガイド傾斜面 65 ホーク昇降手段 82 水平ローラ 83 垂直ローラ 85 ストッパ 89 緩衝材 94 ストッパ片 A 荷水平受渡手段 B 荷移動手段 C 昇降駆動手段 E 係合手段 W 荷 Wa 環状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−291302(JP,A) 特開 昭60−82574(JP,A) 特開 平3−205208(JP,A) 実開 平6−65310(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/52 101

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レールに支持案内されて走行する搬
    送車に昇降駆動装置によって昇降自在に吊下げられると
    共に、荷水平受渡手段が設けられ荷を保持する荷昇降保
    持装置と、ホーク昇降装置に設けられ荷台を形成するホ
    ークとの間で荷を受け渡す容器等の搬送設備であって、 前記荷昇降保持装置には、前記ホーク昇降装置のホーク
    受渡位置に対応して備えられた支持部材に係合し該荷昇
    降保持装置を位置決めする係合手段が設けられ、 前記ホーク昇降装置には、ホーク受渡位置から該ホーク
    を上方または下方に移動させるホーク昇降手段が設けら
    れ、 前記係合手段は、水平支軸で軸支されて先端部が略下方
    に向く退避姿勢と先端部が略水平方向に向き外側へ突出
    する支持姿勢とに切り換え自在であって、その先端部
    に、支持姿勢の際に下方に突出した形状でその側面が前
    記支持部材に外側から係合する係合部が設けられた支持
    用アームと、該支持用アームが支持姿勢の際に、該支持
    用アームの上辺に接して該支持用アームの先端部が前記
    略水平方向から上方に回動するのを阻止するストッパと
    で構成され、それぞれ荷昇降保持装置の両側に設けられ
    ていることを特徴とする容器等の搬送設備。
  2. 【請求項2】 支持用アーム先端部に設けられた係合部
    の前記支持部材に外側から係合する前記側面には、荷昇
    降保持装置を前記ホーク昇降装置のホーク受渡位置に対
    応して備えられた支持部材間の所定位置に導き位置決め
    する案内傾斜面が設けられていると共に、支持姿勢で降
    下する支持用アームを所定位置に導く傾斜ガイド板が支
    持部材に設けられていることを特徴とする請求項記載
    の容器等の搬送設備。
  3. 【請求項3】 走行レールに支持案内されて走行する搬
    送車に昇降駆動装置によって昇降自在に吊下げられると
    共に、荷水平受渡手段が設けられ荷を保持する荷昇降保
    持装置と、ホーク昇降装置に設けられ荷台を形成するホ
    ークとの間で荷を受け渡す容器等の搬送設備であって、 前記荷昇降保持装置には、前記ホーク昇降装置のホーク
    受渡位置に対応して備えられた支持部材に係合し該荷昇
    降保持装置を位置決めする係合手段が設けられ、 前記ホーク昇降装置には、ホーク受渡位置から該ホーク
    を上方または下方に移動させるホーク昇降手段が設けら
    れ、 荷の底部に前記ホーク昇降装置のホークが挿入される環
    状部材が形成されていると共に、前記支持部材は、係合
    手段を、荷昇降保持装置に収容される荷の該環状部材内
    壁上面とホーク昇降装置のホーク上面とが同一レベルと
    なる高さで受け止めることを特徴とする容器等の搬送設
    備。
  4. 【請求項4】 前記荷の環状部材が方形であり、前記ホ
    ーク昇降装置のホークの先端外側面には、荷昇降保持装
    置から該荷昇降保持装置の荷水平受渡手段により荷を受
    け渡された際に、荷を所定位置に導くガイド傾斜面が形
    成されていることを特徴とする請求項記載の容器等の
    搬送設備。
  5. 【請求項5】 前記ホーク昇降装置のホーク外側面に
    は、滑動可能に案内するローラが設けられていることを
    特徴とする請求項3または4記載の容器等の搬送設備。
  6. 【請求項6】 走行レールに支持案内されて走行する搬
    送車に昇降駆動装置によって昇降自在に吊下げられると
    共に、荷水平受渡手段が設けられ荷を保持する荷昇降保
    持装置と、ホーク昇降装置に設けられ荷台を形成するホ
    ークとの間で荷を受け渡す容器等の搬送設備であって、 前記荷昇降保持装置には、前記ホーク昇降装置のホーク
    受渡位置に対応して備えられた支持部材に係合し該荷昇
    降保持装置を位置決めする係合手段が設けられ、 前記ホーク昇降装置には、ホーク受渡位置から該ホーク
    を上方または下方に移動させるホーク昇降手段が設けら
    れ、 前記支持部材は、係合手段を、荷昇降保持装置の荷台上
    面とホーク昇降装置のホーク上面とが同一レベルとなる
    高さで受け止めることを特徴とする容器等の搬送設備。
  7. 【請求項7】 荷水平受渡手段は、荷を前記ホークと平
    行な水平方向に滑動可能に支持する2列のローラレール
    で形成された荷台と、荷移動手段とを備え、該荷移動手
    段は、ホーク昇降装置のホーク間内へ進出移動自在な横
    動体と、この横動体の移動方向両端に上向きに突出した
    荷押出し引き込み用突起と、横動体を荷昇降保持装置の
    フレームに対して、荷押出し引き込み用突起が荷台の荷
    支持レベルよりも下側に位置する降下位置と該突起が荷
    台の支持レベルよりも上方に突出する上昇位置との間で
    昇降させる昇降駆動手段とを有することを特徴とする請
    求項1〜の何れかに記載の容器等の搬送設備。
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