JP2958680B2 - 枝肉懸垂運搬車 - Google Patents

枝肉懸垂運搬車

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JP2958680B2
JP2958680B2 JP8479396A JP8479396A JP2958680B2 JP 2958680 B2 JP2958680 B2 JP 2958680B2 JP 8479396 A JP8479396 A JP 8479396A JP 8479396 A JP8479396 A JP 8479396A JP 2958680 B2 JP2958680 B2 JP 2958680B2
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22BSLAUGHTERING
    • A22B7/00Slaughterhouse arrangements
    • A22B7/001Conveying arrangements
    • A22B7/002Devices for hanging animal carcasses while being conveyed or stored, e.g. gambrels, hooks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
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  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有す
る枝肉懸垂運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。従来枝肉は食肉屠畜施設の懸
垂レールにより工場外迄搬出し、人力により荷台に重ね
積みされ、各加工工場まで搬出、以後加工工場の懸垂レ
ールフックに人力により懸垂する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.人力による作業のため人の手を媒体とする菌の伝染
及び繁殖を増加せしめると共に、荷台床面と直接接する
ため非衛生的である。 2.枝肉(平均200kg)の重ね積みにより肉汁が発
生し、鮮度の低下、また、肉質の低下により歩留を低下
させるため販売コスト上昇の原因となる。 3.重量物作業で床面油膜状のため非常に危険な状況に
あり、事故の確率を高めている。 4.嫌がる(3K)運搬作業の性質上作業者の確保が困
難である。 5.重ね積みのため積載量に限度があり、運搬コストを
上昇させている。 6.上記1および2に記載の通り菌保有肉部の削除によ
る歩留の低下、肉汁発生による肉質、鮮度などの低下に
よる歩留の低下はすべて価格に影響する。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、枝肉懸垂運搬車における車体2A上に設
けられた覆体2と、この覆体内に配設された左右の枝肉
懸垂レール装置3と、振れ止め部4と荷役装置5から構
成され、覆体2は、床2Bと、この床の前面に起立され
た正面壁2Cと、床の左右辺に起立された左右壁2D
と、上面に張設された天井2Eと、背面開口部に開閉自
在に取付けられた扉2Fとから構成され、左右の枝肉懸
垂レール装置3は、天井2E下面に添着された前後方向
に長い楕円形のトロリーレール部3Aと、このトロリー
レール部に対して移動自在に吊下げられた適数個の懸垂
フック部3Bと、この懸垂フック部を所定間隔を保持し
た状態で間欠及び連続移動させるチェン部3Cとから構
成され、トロリーレール部3Aは、断面横向きH状に構
成された型材で構成され、懸垂フック部3Bは、トロリ
ーレール部3Aにおける下方フランジに係合移動するよ
う構成された正面上向きコ字状の上方金物3B1と、こ
の上方金物の下面中央に垂下させた短い連結軸3B2
と、この連結軸の下端に下方に向け回転自在に連結され
た縦板3B3と、この縦板3B3に水平に連結されたフ
ック3B4とから構成され、フック3B4は、当該フッ
クの回動によりフック屈曲先端3B41が上方あるいは
下方を向いた状態で固定できるよう構成され、チェン部
3Cは、トロリーレール部3Aの内側に配設された前方
駆動スプロケット3C1と、後方従動スプロケット3C
2と、これらに掛架させたチェン3C3と、このチェン
に当該チェンの進行方向と直交方向をもつと共に、所定
間隔をもって取付けられた爪3C4から構成され、かつ
この爪3C4は懸垂フック部3Bの連結軸3B2と係脱
するよう構成され、振れ止め部4は、覆体における床2
Bの上面に当該覆体の前後方向に向け左右の枝肉懸垂レ
ール装置3に対応するよう敷設された左右のレール4A
と、これら左右のレール4A内に前後に移動自在、かつ
着脱自在に嵌込まれた適数個の移動杆4Bと、移動杆4
Bの上面に突設された前後のフック4Cと、これら前後
のフック4Cに係止されるチェン4Dと、チェンに連結
された枝肉Mの下端に係脱するフック4D1から構成さ
れ、左右のレール4Aは断面横向きH状に構成された型
材で構成された一対のレール単体4A1で構成され、こ
れら一対のレール単体間の先端は密閉されていると共
に、後端にはストッパ4A2が開閉自在に取付けられ、
移動杆4Bは所定長さの角柱材4B1をもって構成さ
れ、側面には一対のレール単体間を転動する車輪4B2
が設けられ、荷役装置5は、走行レール部5Aと、走行
枠部5Bと、荷役部5Cから構成され、走行レール部5
Aは、覆体における天井2Eの下面に設けた梁を利用し
て、左右の枝肉懸垂レール装置3,3の間において、か
つこれらより少しく下方位置に前後方向をもって取付け
られた左右一対の走行レール単体5A1と、走行レール
単体5A1の下面に添着したチェン5A2から構成さ
れ、走行枠部5Bは、左右の走行レール単体5A1の下
面に対応する左右一対の角パイプでなる左右枠5B1
と、これらの前後を連結する前後枠5B2からなり、こ
の走行枠部5Bの前方には走行レール単体5A1の下面
に当接しながら回動する前方車輪5B3が、また、走行
枠部5Bのやや後方上面には走行レール単体5A1の下
面に係止しながら回動する後方車輪5B4が設けられ、
左右枠5B1のやや前方部に設けた走行駆動ギヤードモ
ータ5B51の左右軸端にはギヤ5B5が取付けられ、
このギヤの刃先はチェン5A2に噛合うよう構成され、
また、走行枠部5Bへは覆体2の正面壁2Cに設けたリ
ール5B6と電線5B7により電気が供給され、荷役部
5Cは、旋回軸5C1と、ガイドレール5C2と、作業
台5C3と、グリップハンド5C4から構成され、旋回
軸5C1は、後枠5B2の下面に回転自在に垂下され、
この旋回軸に取付けられたギヤ5C11は走行枠部5B
側に設けた旋回モータで作動するギヤ5B8とチェンで
連結され、ガイドレール5C2は、一対のガイドレール
単体5C21からなり、作業台5C3は、作業支持フレ
ーム5C30に支持され、作業支持フレームはガイドレ
ール5C2に昇降自在に支持され、これらは昇降ウイン
チ5C22で昇降するよう構成され、グリップハンド5
C4は、旋回軸5C1の途中に水平状態で取付けられた
伸縮アーム5C5と、グリップハンド昇降支持具5C6
と、グリップハンド体5C7から構成され、伸縮アーム
5C5は、旋回軸に対して回動自在に連結されたパイプ
5C51と、このパイプに対して進退できる状態で挿入
された軸5C52から構成され、グリップハンド昇降支
持具5C6は、軸5C52の先端に直交状態で連結され
た縦パイプ5C61と、この縦パイプに対して昇降でき
る状態で挿入されたガイド軸5C63と、このガイド軸
を上下方向に作動させるシリンダ5C62が設けられ、
グリップハンド体5C7は、ガイド軸5C63の先端に
固着したフレーム5C71と、このフレームの先端に垂
直なピンを介して開閉自在に取付けられた左右の挟持爪
5C72と、フレームに設けられたこれら挟持爪を開閉
するシリンダ5C73とから構成されている枝肉懸垂運
搬車である。
【0005】この場合、下記のようにすることができ
る。 第1.食肉屠畜施設6の懸垂レール先端部に送られた枝
肉Mを、荷役部5Cにより懸垂フック6Bから外し、荷
役部5Cは前進・旋回して枝肉懸垂運搬車の天井部に位
置する吊下ポイントでフック3B4に懸垂させ、荷役部
が再度の作業のため、食肉屠畜施設の懸垂レールに向か
って動作を開始すると同時に、枝肉懸垂運搬車のフック
3B4に懸垂された枝肉は1ピッチ自動的に移動するよ
う構成されている。第2.枝肉懸垂運搬車より食肉加工
工場への搬出のため、枝肉懸垂運搬車の吊下ポイント
で、フック3B4で懸垂された枝肉Mを外し、荷役部5
Cを旋回・後進させ、当該枝肉を食肉加工工場レール6
Aにおける懸垂フックに移行させ、荷役部が再度の作業
のため前進・旋回すると、枝肉懸垂運搬車内で懸垂され
た枝肉は1ピッチ自動的に移動して、枝肉懸垂運搬車の
吊下ポイント位置まで枝肉が進行するよう構成すること
ができる。
【0006】本発明のものは下記のように作用する。 1.食肉屠畜施設6の懸垂レール6Aの先端部(工場外
プラットホーム)に懸垂フック6Bで送られた枝肉M
を、荷役部5Cのグリップハンド5C4で挟持して懸垂
フック6Bから外す。その状態で荷役部を前進・旋回さ
せ、当該枝肉を枝肉懸垂運搬車の天井部に位置する吊下
ポイント7でフック3B4に懸垂させる。この後、図9
を参照して、振れ止め部4の移動杆4Bを差込みフック
4D1で枝肉Mの左右の下端部分を係止し、チェン4D
を枝肉長さに合わせてフック4Cに係止する。荷役部5
Cは再度の作業のため、食肉屠畜施設の懸垂レール6A
に向かって動作する場合、枝肉懸垂運搬車のフック3B
4に懸垂された枝肉は1ピッチPずつ自動的に移動す
る。当然、振れ止め部4を構成する各移動杆4Dも移動
する。以下繰返し作業となる。 2.枝肉懸垂運搬車より食肉加工工場への搬出は、枝肉
懸垂運搬車の吊下ポイント(受渡ポイント)で、枝肉M
の左右の下端部分から振れ止め部4のフック4D1を外
し、移動杆4Bを抜き去る。この後、フック3B4で懸
垂された枝肉Mをグリップハンド5C4で挟持し、当該
枝肉を外す。その状態で荷役部5Cを旋回・後進させ、
食肉加工工場レールにおける公知の懸垂フックに移行さ
せる。この場合、荷役部が旋回・後進すると、枝肉懸垂
運搬車内で懸垂された枝肉は1ピッチ自動的に移動し
て、枝肉懸垂運搬車の吊下ポイント(受渡ポイント)位
置まで枝肉を進行する。以下繰返し作業となる。このた
め、車両内枝肉懸垂レールは枝肉自動間欠送りシステム
となっていることになる。枝肉の運搬走行時における前
後左右振れは、トロリーフック部3B4と振れ止め部4
で防止できる。この場合、トロリーフック部3B4は前
後方向に移動しないよう固定されている。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。1は本発明の枝肉懸垂運搬車であ
る。2はこの枝肉懸垂運搬車における車体2A上に設け
られた覆体で、床2Bと、この床の前面に起立された正
面壁2Cと、床の左右辺に起立された左右壁2Dと、上
面に張設された天井2Eと、背面開口部に開閉自在に取
付けられた観音開きの扉2Fとから構成されている。3
は覆体における天井2Eの下面に設けた梁(図示略)を
利用して、当該覆体の前後方向に向け左右に振分けた状
態で取付けられた左右の枝肉懸垂レール装置で、天井2
E下面に添着された前後方向に長い楕円形のトロリーレ
ール部3Aと、このトロリーレール部に対して移動自在
に吊下げられた適数個の懸垂フック部3Bと、この懸垂
フック部を所定間隔を保持した状態で間欠及び連続移動
させるチェン部3Cとから構成されている。トロリーレ
ール部3Aは、断面横向きH状に構成された型材で構成
されている。また、懸垂フック部3Bは、トロリーレー
ル部3Aにおける下方フランジに係合移動するよう構成
された正面上向きコ字状の上方金物3B1と、この上方
金物の下面中央に垂下させた短い連結軸3B2と、連結
軸の下端に下方に向け回転自在に連結された縦板3B3
と、縦板3B3に水平に連結されたフック3B4とから
構成されている。この場合、フック3B4は、当該フッ
クの回動によりフック屈曲先端3B41が上方あるいは
下方を向いた状態で固定できるよう構成されている。チ
ェン部3Cは、トロリーレール部3Aの内側に配設され
た前方駆動スプロケット3C1と、後方従動スプロケッ
ト3C2と、これらに掛架させたチェン3C3と、この
チェンに当該チェンの進行方向と直交方向をもつと共
に、所定間隔をもって取付けられた爪3C4から構成さ
れ、かつこの爪3C4は懸垂フック部3Bの連結軸3B
2と係脱するよう構成されている。上記両スプロケット
はトロリー駆動ギヤードモータ3C11で駆動される。
トロリーレール部3A、前方駆動スプロケット3C1、
後方従動スプロケット3C2、トロリー駆動ギヤードモ
ータ3C11は、天井2Eの下面に設けた梁(図示略)
を利用して取付けられている。
【0008】4は振れ止め部で、覆体における床2Bの
上面に当該覆体の前後方向に向け左右の枝肉懸垂レール
装置3に対応するよう敷設された左右のレール4Aと、
これら左右のレール4A内に前後に移動自在、かつ着脱
自在に嵌込まれた適数個の移動杆4Bと、移動杆4Bの
上面に突設された前後のフック4Cと、これら前後のフ
ック4Cに係止されるチェン4Dと、チェンに連結され
た枝肉Mの下端に係脱するフック4D1から構成されて
いる。左右のレール4Aは断面横向きH状に構成された
型材で構成された一対のレール単体4A1で構成され、
これら一対のレール単体間の先端は密閉されていると共
に、後端にはストッパ4A2が開閉自在に取付けられて
いる。移動杆4Bは所定長さの角柱材4B1をもって構
成され、側面には一対のレール単体間を転動する車輪4
B2が設けられている。
【0009】5は荷役装置で、走行レール部5Aと、走
行枠部5Bと、荷役部5Cから構成されている。走行レ
ール部5Aは、覆体における天井2Eの下面に設けた梁
(図示略)を利用して、左右の枝肉懸垂レール装置3,
3の間において、かつこれらより少しく下方位置に前後
方向をもって取付けられた左右一対の走行レール単体5
A1と、走行レール単体5A1の下面に添着したチェン
5A2から構成されている。この場合、走行レール単体
は断面横向きH状の型材で構成されている。走行枠部5
Bは、左右の走行レール単体5A1の下面に対応する左
右一対の角パイプでなる左右枠5B1と、これらの前後
を連結する前後枠5B2からなり、この走行枠部5Bの
前方には走行レール単体5A1の下面に当接しながら回
動する前方車輪5B3が、また、走行枠部5Bのやや後
方上面には走行レール単体5A1の下面に係止しながら
回動する後方車輪5B4が設けられている。左右枠5B
1のやや前方部に設けた走行駆動ギヤードモータ5B5
1の左右軸端にはギヤ5B5が取付けられ、このギヤの
刃先はチェン5A2に噛合うよう構成されている。ま
た、走行枠部5Bへは覆体2の正面壁2Cに設けたリー
ル5B6と電線5B7により電気が供給されている。荷
役部5Cは、旋回軸5C1と、ガイドレール5C2と、
作業台5C3と、グリップハンド5C4から構成されて
いる。旋回軸5C1は、後枠5B2の下面に回転自在に
垂下され、この旋回軸に取付けられたギヤ5C11は走
行枠部5B側に設けた旋回モータで作動するギヤ5B8
とチェンで連結されている。ガイドレール5C2は、一
対のガイドレール単体5C21からなり、作業台5C3
は、作業台支持フレーム5C30に支持され、作業台支
持フレームはガイドレール5C2に昇降自在に支持さ
れ、これらは昇降ウインチ5C22で昇降するよう構成
されている。グリップハンド5C4は、旋回軸5C1の
途中に水平状態で取付けられた伸縮アーム5C5と、グ
リップハンド昇降支持具5C6と、グリップハンド体5
C7から構成されている。伸縮アーム5C5は、旋回軸
に対して回動自在に連結されたパイプ5C51と、この
パイプに対して進退できる状態で挿入された軸5C52
から構成されている。グリップハンド昇降支持具5C6
は、軸5C52の先端に直交状態で連結された縦パイプ
5C61と、この縦パイプに対して昇降できる状態で挿
入されたガイド軸5C63と、このガイド軸を上下方向
に作動させるシリンダ5C62から構成されている。グ
リップハンド体5C7は、ガイド軸5C63の先端に固
着したフレーム5C71と、このフレームの先端に垂直
なピンを介して開閉自在に取付けられた左右の挟持爪5
C72と、フレームに設けられたこれら挟持爪を開閉す
るシリンダ5C73とから構成されている。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.一般保冷車あるいは一般コンテナ車として使用でき
る。すなわち、荷役装置を覆体前方へ自走移動して格納
することにより、後部開口部を有効に使用でき、荷物の
搬出入を一般車と同様に行うことができるため、枝肉懸
垂運搬専用車としてのみならず一般輸送車としても効率
的に運行できる。 2.輸送量が増大し、コストの低減につながる。すなわ
ち、枝肉懸垂レールを左右に配置することにより、コー
ナー空間を有効に使用でき、より多くの枝肉積載が可能
である。また、一般輸送車として使用する場合、荷役装
置を覆体前方へ自走移動して格納することにより、覆体
内部の有効容積が増大し、より多くの荷物を積載するこ
とができる。また、枝肉と他の荷物との混載輸送も容易
となる。 3.振れ止め装置が簡便かつ有効である。すなわち、枝
肉懸垂レール装置を左右に配置することにより、枝肉は
直線レール部のみに懸垂されるため、コーナー部の振れ
止め装置が不要である。また、枝肉は直線的に懸垂され
ているので、簡便な振れ止め装置が有効的に働く。 4.トロリーレール装置が簡略化され、保守も容易とな
る。すなわち、従来、トロリーレール装置は、チェンの
伸び代を補正するために、テークアップ装置と称する装
置を必要とし、これはチェンとレールの双方を調整する
ものであったが、設置スペース及び機構上に難点があっ
た。 本装置はフックとチェンを係脱式とすることにより、レ
ールを固定したままチェンのみの張り調整でテークアッ
プ装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】略図的平面図である。
【図2】枝肉懸垂レール装置と荷役装置の関係を示す斜
視図である。
【図3】荷役装置を中心とした使用方法を示す斜視図で
ある。
【図4】枝肉の懸垂状態を示す1部を切欠いた背面図で
ある。
【図5】枝肉懸垂レール装置を説明する要部拡大縦断面
図である。
【図6】A−A線拡大断面図である。
【図7】枝肉懸垂レール装置におけるトロリーレール部
と、懸垂フック部と、チェン部の関係を示す分解斜視図
である。
【図8】1部を切欠いた同上の要部拡大図である。
【図9】振れ止め部を説明する分解斜視図である。
【図10】荷役装置を説明する分解斜視図である。
【図11】B位置における拡大断面図である。
【図12】C位置における拡大断面図である。
【図13】D位置における拡大断面図である。
【図14】荷役装置におけるグリップハンドを中心とし
た1部を切欠いた要部拡大側面図である。
【図15】E−E線拡大断面図である。
【図16】荷役装置における荷役部の昇降状態を説明す
る1部を切欠いた分解斜視図である。
【符号の説明】
1 枝肉懸垂枝肉懸垂運搬車 2 覆体 3 枝肉懸垂レール装置 4 振れ止め部 5 荷役装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 17/20 B65G 17/20 A 67/04 67/04 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/05 B60P 1/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枝肉懸垂運搬車における車体(2A)上
    に設けられた覆体(2)と、この覆体内に配設された左
    右の枝肉懸垂レール装置(3)と、振れ止め部(4)と
    荷役装置(5)から構成され、覆体(2)は、床(2
    B)と、この床の前面に起立された正面壁(2C)と、
    床の左右辺に起立された左右壁(2D)と、上面に張設
    された天井(2E)と、背面開口部に開閉自在に取付け
    られた扉(2F)とから構成され、左右の枝肉懸垂レー
    ル装置(3)は、天井(2E)下面に添着された前後方
    向に長い楕円形のトロリーレール部(3A)と、このト
    ロリーレール部に対して移動自在に吊下げられた適数個
    の懸垂フック部(3B)と、この懸垂フック部を所定間
    隔を保持した状態で間欠及び連続移動させるチェン部
    (3C)とから構成され、トロリーレール部(3A)
    は、断面横向きH状に構成された型材で構成され、懸垂
    フック部(3B)は、トロリーレール部(3A)におけ
    る下方フランジに係合移動するよう構成された正面上向
    きコ字状の上方金物(3B1)と、この上方金物の下面
    中央に垂下させた短い連結軸(3B2)と、この連結軸
    の下端に下方に向け回転自在に連結された縦板(3B
    3)と、この縦板(3B3)に水平に連結されたフック
    (3B4)とから構成され、フック(3B4)は、当該
    フックの回動によりフック屈曲先端(3B41)が上方
    あるいは下方を向いた状態で固定できるよう構成され、
    チェン部(3C)は、トロリーレール部(3A)の内側
    に配設された前方駆動スプロケット(3C1)と、後方
    従動スプロケット(3C2)と、これらに掛架させたチ
    ェン(3C3)と、このチェンに当該チェンの進行方向
    と直交方向をもつと共に、所定間隔をもって取付けられ
    た爪(3C4)から構成され、かつこの爪(3C4)は
    懸垂フック部(3B)の連結軸(3B2)と係脱するよ
    う構成され、振れ止め部(4)は、覆体における床(2
    B)の上面に当該覆体の前後方向に向け左右の枝肉懸垂
    レール装置(3)に対応するよう敷設された左右のレー
    ル(4A)と、これら左右のレール(4A)内に前後に
    移動自在、かつ着脱自在に嵌込まれた適数個の移動杆
    (4B)と、移動杆(4B)の上面に突設された前後の
    フック(4C)と、これら前後のフック(4C)に係止
    されるチェン(4D)と、チェンに連結された枝肉
    (M)の下端に係脱するフック(4D1)から構成さ
    れ、左右のレール(4A)は断面横向きH状に構成され
    た型材で構成された一対のレール単体(4A1)で構成
    され、これら一対のレール単体間の先端は密閉されてい
    ると共に、後端にはストッパ(4A2)が開閉自在に取
    付けられ、移動杆(4B)は所定長さの角柱材(4B
    1)をもって構成され、側面には一対のレール単体間を
    転動する車輪(4B2)が設けられ、荷役装置(5)
    は、走行レール部(5A)と、走行枠部(5B)と、荷
    役部(5C)から構成され、走行レール部(5A)は、
    覆体における天井(2E)の下面に設けた梁を利用し
    て、左右の枝肉懸垂レール装置(3,3)の間におい
    て、かつこれらより少しく下方位置に前後方向をもって
    取付けられた左右一対の走行レール単体(5A1)と、
    走行レール単体(5A1)の下面に添着したチェン(5
    A2)から構成され、走行枠部(5B)は、左右の走行
    レール単体(5A1)の下面に対応する左右一対の角パ
    イプでなる左右枠(5B1)と、これらの前後を連結す
    る前後枠(5B2)からなり、この走行枠部(5B)の
    前方には走行レール単体(5A1)の下面に当接しなが
    ら回動する前方車輪(5B3)が、また、走行枠部(5
    B)のやや後方上面には走行レール単体(5A1)の下
    面に係止しながら回動する後方車輪(5B4)が設けら
    れ、左右枠(5B1)のやや前方部に設けた走行駆動ギ
    ヤードモータ(5B51)の左右軸端にはギヤ(5B
    5)が取付けられ、このギヤの刃先はチェン(5A2)
    に噛合うよう構成され、また、走行枠部(5B)へは覆
    体(2)の正面壁(2C)に設けたリール(5B6)と
    電線(5B7)により電気が供給され、荷役部(5C)
    は、旋回軸(5C1)と、ガイドレール(5C2)と、
    作業台(5C3)と、グリップハンド(5C4)から構
    成され、旋回軸(5C1)は、後枠(5B2)の下面に
    回転自在に垂下され、この旋回軸に取付けられたギヤ
    (5C11)は走行枠部(5B)側に設けた旋回モータ
    で作動するギヤ(5B8)とチェンで連結され、ガイド
    レール(5C2)は、一対のガイドレール単体(5C2
    1)からなり、作業台(5C3)は、作業支持フレーム
    (5C30)に支持され、作業支持フレームはガイドレ
    ール(5C2)に昇降自在に支持され、これらは昇降ウ
    インチ(5C22)で昇降するよう構成され、グリップ
    ハンド(5C4)は、旋回軸(5C1)の途中に水平状
    態で取付けられた伸縮アーム(5C5)と、グリップハ
    ンド昇降支持具(5C6)と、グリップハンド体(5C
    7)から構成され、伸縮アーム(5C5)は、旋回軸に
    対して回動自在に連結されたパイプ(5C51)と、こ
    のパイプに対して進退できる状態で挿入された軸(5C
    52)から構成され、グリップハンド昇降支持具(5C
    6)は、軸(5C52)の先端に直交状態で連結された
    縦パイプ(5C61)と、この縦パイプに対して昇降で
    きる状態で挿入されたガイド軸(5C63)と、このガ
    イド軸を上下方向に作動させるシリンダ(5C62)が
    設けられ、グリップハンド体(5C7)は、ガイド軸
    (5C63)の先端に固着したフレーム(5C71)
    と、このフレームの先端に垂直なピンを介して開閉自在
    に取付けられた左右の挟持爪(5C72)と、フレーム
    に設けられたこれら挟持爪を開閉するシリンダ(5C7
    3)とから構成されていることを特徴とする枝肉懸垂運
    搬車。
  2. 【請求項2】 食肉屠畜施設(6)の懸垂レール先端部
    に送られた枝肉(M)を、荷役部(5C)により懸垂フ
    ック(6B)から外し、荷役部(5C)は前進・旋回し
    て枝肉懸垂運搬車の天井部に位置する吊下ポイントでフ
    ック(3B4)に懸垂させ、荷役部が再度の作業のた
    め、食肉屠畜施設の懸垂レールに向かって動作を開始す
    ると同時に、枝肉懸垂運搬車のフック(3B4)に懸垂
    された枝肉は1ピッチ自動的に移動するよう構成された
    請求項1記載の枝肉懸垂運搬車。
  3. 【請求項3】 枝肉懸垂運搬車より食肉加工工場への搬
    出のため、枝肉懸垂運搬車の吊下ポイントで、フック
    (3B4)で懸垂された枝肉(M)を外し、荷役部(5
    C)を旋回・後進させ、当該枝肉を食肉加工工場レール
    (6A)における懸垂フックに移行させると同時に、枝
    肉懸垂運搬車内で懸垂された枝肉は1ピッチ自動的に移
    動して、荷役部(5C)が再度の作業のため前進・旋回
    すると、枝肉懸垂運搬車の吊下ポイント位置まで枝肉が
    進行するよう構成された請求項1あるいは請求項2記載
    の枝肉懸垂運搬車。
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