JP2583612B2 - ケーブルバンドの架設装置 - Google Patents

ケーブルバンドの架設装置

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JP2583612B2
JP2583612B2 JP1199752A JP19975289A JP2583612B2 JP 2583612 B2 JP2583612 B2 JP 2583612B2 JP 1199752 A JP1199752 A JP 1199752A JP 19975289 A JP19975289 A JP 19975289A JP 2583612 B2 JP2583612 B2 JP 2583612B2
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cable band
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正幸 穐山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吊橋のケーブルバンドの架設装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、吊橋においては、路面となる橋桁がメインケー
ブルによりハンガロープを介して吊持ち支持され、この
ハンガロープとメインケーブルとはケーブルバンドによ
り連結されている。
このケーブルバンドは、連結フランジを備えた半円筒
体から成り、この半円筒体をメインケーブルの両側から
嵌め込み、連結フランジをボルト締めしてメインケーブ
ルに固定する。
このケーブルバンドをメインケーブルへ取付ける従来
の架設方法としては、メインケーブル上を走行するケー
ブルバンド架設台車により、ケーブルバンドを運搬、架
設する方法がある(例えば、実公昭51−46344号公報、
実開昭62−38909号公報参照)。
前記従来の架設作業としては、 (a)塔頂クレーンでケーブルバンド架設台車にケーブ
ルバンドを積み込み、 (b)塔頂ウインチを駆動し、ケーブルバンド架設台車
によりケーブルバンド取付位置までケーブルバンドを運
搬し、 (c)ケーブルバンドをメインケーブルに取付け、 (d)ケーブルバンド架設台車を塔頂へ移動させる。と
言う4つの作業から成っていた。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来のケーブルバンドの架設は、1台のケーブル
バンド架設台車を用いて、ケーブルバンドの運搬および
取付けを行うため、長大スパン吊橋においては、架設台
車の走行距離が長くなり、運搬のための時間が長くな
り、その結果、ケーブルバンドの架設時間が長くなると
言う問題があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解決したケーブルバ
ンドの架設装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的達成のため、本発明は次の手段を講じた。即
ち、本発明の特徴とする処は、吊橋のメインケーブル上
を走行してケーブルバンドを運搬する運搬台車と、 前記メインケーブル上で且つケーブルバンド架設位置
近傍に移動可能に配置され、前記運搬台車で運搬されて
きた前記ケーブルバンドを積み替えて、該ケーブルバン
ドをメインケーブルの架設位置に取付ける取付台車とを
具備した点にある。
(作用) 本発明によれば、運搬台車はメインケーブル上の塔頂
付近に配置され、取付台車はメインケーブル上のケーブ
ルバンド架設位置上方に配置されている。
まずケーブルバンド運搬台車に積み込まれる。そして
運搬台車はメインケーブル上を走行して取付台車まで移
動する。そして運搬台車のケーブルバンドが取付台車に
積み替えられ、取付台車においてケーブルバンドがメイ
ンケーブルに取付けられる。
この取付作業中、運搬台車はメインケーブル上を走行
して元の塔頂付近まで移動し、新しいケーブルバンドを
積み込み、その後取付台車まで移動する。
一方、前記ケーブルバンドの取付が終わった取付台車
は、次のケーブルバンド架設位置まで移動し、運搬台車
から新たなケーブルバンドを積み替えて、取付け作業を
行う。
即ち、本発明によれば、ケーブルバンドの運搬作業
と、取付け作業が並行して行われる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、1は吊橋のメインケーブルであり、
該メインケーブル1の下方にキットウォーク2が配置さ
れている。前記メインケーブル1には所定位置にケーブ
ルバンド3が取付けられ、このケーブルバンド3にハン
ガロープ(図示省略)が連結され、該ハンガロープの下
端に橋桁(図示省略)連結される。
前記ケーブルバンド3をメインケーブル1に取付ける
ための架設装置4は、運搬台車5と取付台車6とに分割
構成されている。
第2図乃至第4図に、前記運搬台車5の詳細が示され
ている。この運搬台車5は、メインケーブル1の下方で
且つキャットウォーク2の上方に位置する載置台7と、
メインケーブル1の上方に位置する上部水平枠体8と、
該水平枠体8と前記載置台7とを連結する縦枠体9とを
有する。前記縦枠体9にローラ支持枠10が枢支され、該
ローラ支持枠10に、メインケーブル1の上面を転動する
走行ローラ11が回転自在に支持されている。
前記載置台7の左右両側にガイドポスト12が立設さ
れ、このガイドポスト12に転倒防止ローラ13が取付けら
れている。この転倒防止ローラ13は、キャットウォーク
2の手摺14の上面を転動する。
前記構成の運搬台車5は塔頂ウインチ(図示省略)の
ワイヤ15に連結され、該ワイヤ15の巻き上げ巻き戻しに
より、メインケーブル1上を走行する。
第5図乃至第7図に、前記取付台車6の詳細が示され
ている。この取付台車6は、メインケーブル1の下方で
且つキャットウォーク2の上方に位置する下部フレーム
16と、メインケーブル1の上方に位置する上部フレーム
17と、これら上・下部フレーム17,16を連結する縦フレ
ーム18から成り、この取付台車6は、メインケーブル1
の上面を転動する支持ローラ19によってメインケーブル
1に支承されている。
前記上部フレーム17には、八の字形のガイドレール20
が設けられ、このガイドレール20にチエンブロック21が
移動自在に取付けられている。
また、前記下部フレーム16には小移動用のウインチ22
が取付けられている。また、この下部フレーム16には、
メインケーブル1の下面に当接する台車浮き上り防止ロ
ーラ23が設けられている。更に、この下部フレーム16の
前部に取付作業台24が設けられている。
この取付台車6にも前記運搬台車5と同様、ガイドポ
スト25と転倒防止ローラ26が設けられている。
前記構成のケーブルバンド架設装置4を用いた架設要
領を第8図乃至第11図により説明する。
まず第8図に示すように運搬台車5は塔頂ウインチに
より塔頂付近まで引き上げられている。そして、この位
置において、塔頂クレーン27によって吊り上げられたケ
ーブルバンド3が、運搬台車5の載置台7上に積み込ま
れる。
次に第9図に示すように、塔頂ウインチのワイヤ15が
繰り出され、運搬台車5は自重によりメインケーブル1
上を下方へ移動する。そして、メインケーブル1のケー
ブルバンド架設位置上方に配置された取付台車6まで移
動して、その位置で停止する。
次に、第10図に示す如く、取付台車6のチエンブロッ
ク21により運搬台車5上のケーブルバンド3が吊り上げ
られ、該ケーブルバンド3は取付台車6に積み替えられ
る。
この積み替えが完了すると、運搬台車5は塔頂ウイン
チにより引き上げられ、元の第8図の位置において新た
なケーブルバンド3の積み込みが行われる。
一方、前記積み替えられたケーブルバンド3は、第11
図に示す如く、ガイドレール20に沿って前方へ移動し、
ガイドレール20が八の字に形成されているため、左右の
ケーブルバンド3は、メインケーブル1に嵌合し、ボル
ト締めされてメインケーブル1に固定される。
しかして、ケーブルバンド3の取付けが完了すると、
小移動用ウインチ22から延ばしたウィンチロープをキャ
ットウォーク2に固定し、ウィンチ22を作動させて、取
付台車6を次のケーブルバンド架設位置まで移動させ
る。
そして、この移動終了時、前記新たなケーブルバンド
3を積載した運搬台車5が、この取付台車6まで移動し
て来ており、ケーブルバンド3の積み替えが行われ、以
下、前記作業が繰り返えされる。
尚、本発明は前記実施例のものに限定されるものでは
ない。
(発明の効果) 本発明によれば、ケーブルバンド架設作業において、
ケーブルバンドの運搬と、取付作業が、夫々運搬台車と
取付台車で別個に行われるため、両作業を並行して行う
ことができる。
従って、ケーブルバンドの架設作業時間の短縮を図る
ことができる。
次表は、中央径間スパン2,000mの長大吊橋を例に効果
を試算したものであり、従来の架設装置に比べて本発明
装置を用いた作業時間が大巾に短縮されていることが判
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すケーブルバンドの架設装
置の正面図、第2図は運搬台車の正面図、第3図は運搬
台車の右側面図、第4図は運搬台車の平面図、第5図は
取付台車の正面図、第6図は取付台車の右側面図、第7
図は取付台車の平面図、第8図乃至第11図はケーブルバ
ンドの架設要領図であり、各図の(a)は正面図、同
(b)は右側面図である。 1…メインケーブル、3…ケーブルバンド、5…運搬台
車、6…取付台車。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊橋のメインケーブル上を走行してケーブ
    ルバンドを運搬する運搬台車と、 前記メインケーブル上で且つケーブルバンド架設位置近
    傍に移動可能に配置され、前記運搬台車で運搬されてき
    た前記ケーブルバンドを積み替えて、該ケーブルバンド
    をメインケーブルの架設位置に取付ける取付台車とを具
    備したことを特徴とするケーブルバンドの架設装置。
JP1199752A 1989-07-31 1989-07-31 ケーブルバンドの架設装置 Expired - Lifetime JP2583612B2 (ja)

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JPH0363304A JPH0363304A (ja) 1991-03-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102381247B1 (ko) * 2020-12-30 2022-04-01 (주)관수이앤씨 케이블밴드 보수장치를 이용한 현수교 케이블밴드 보수방법
KR102381241B1 (ko) * 2020-12-30 2022-04-04 (주)관수이앤씨 현수교용 케이블밴드 보수장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102381247B1 (ko) * 2020-12-30 2022-04-01 (주)관수이앤씨 케이블밴드 보수장치를 이용한 현수교 케이블밴드 보수방법
KR102381241B1 (ko) * 2020-12-30 2022-04-04 (주)관수이앤씨 현수교용 케이블밴드 보수장치

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