JPS63144821A - 強圧下矯正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、ローラ・レベラ（矯正機）によって、極厚鋼
材または高合金鋼材等の圧延材を強圧下矯正をする方法
に関するものである。

（ロ）従来技術 極厚鋼材、高合金鋼材等の圧延材の矯正には、強圧下が
必要な場合がある。この場合にはローラ・レベラの最大
許容矯正反力にて矯正することが望まれる。従来では、
矯正前に圧延材の材質、温度等により、変形抵抗を求め
、最大許容矯正反力になるように、ローラ・レベラの圧
下量を決定していた。しかしながら、この方法では、矯
正反力の予測誤差が生じ、実際の矯正反力が最大許容矯
正反力以下、またはそれ以上となる不都合が生じ、結局
十分な矯正ができなかった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、極厚材等の強圧下
矯正にさいして、圧下量分ダイナミックに制御すること
により、矯正能力を向上させることにある。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明の強圧下矯正方法は、極厚鋼材または高合金鋼材
等の圧延材を強圧下矯正をするローラ・レベラにおいて
、通常の圧下設定ａｍに加えて矯正中に圧下変更のでき
る機構を設けること、矯正中の実矯正反力（ＰＡ）を検
出すること、該実矯正□反力（ＰＡ）と前記ローラ・レ
ベラの最大許容矯正反力（Ｐｏ）との差を求めること、
誤差にもとづいて前記ローラ・レベラの圧下量を制御す
ることによって、上記問題点を解決している。

（ホ）実施例 第１図から第３図までを参照して、本発明の強圧下矯正
方法について説明する。

まず、第１図において、本発明の方法が適用されるロー
ラ・レベラ１においては、ハウジング１１、上レベラ・
ローラ１２、下レベラ・ローラ１３、上ローラ・チョッ
ク１４、下ローラ・チョック１５、流体圧シリンダ１６
、荷重計１７、圧下スクリュ・ユニット１８、制御装置
１９から主として構成されている。

ハウジング１１内に上下ローラ・チョック１４　、１５
が装着され、各チョック１４．１５にレベラ・ローラ１
２．１３が支持される。上ローラ・チョック１４はトッ
プフレーム２１をかいしてバランス力２０を付加するよ
うに慣用の流体圧シリンダ（図示せず）に支持されてい
る。

圧延材２は上下レベラ・ローラ１２，１３間を通過する
さいに圧下矯正を受ける。

制御装置１９には荷重計１７からの検出信号（ＰＡ）が
入力され、また、圧延材２の強度、ローラ・レベラ１の
剛性（Ｇ）等が予め設定値として入力される。制御装置
１９からの出力は圧下スクリュ・ユニット１８および流
体圧シリンダ１６にそれぞれ送られる。

最初の圧下設定には、圧下スクリュ・ユニット１８で行
う。矯正中にはスクリューナツト間に負荷がかかり、圧
下調節が不能となるので、流木圧シリンダ１６により矯
正中でも圧下調節可能となる。

また、矯正反力は流体圧シリンダ１６と圧下スクリュ・
ユニット１８との間の荷重計１７または流体圧シリンダ
１６の流体圧力により検出する。ローラ・レベラ１の圧
下量ΔＳを下記（１）式にもとづいてダイナミック制御
をする。

本発明の方法では、 ＰＡ−Ｐ。

Δ５＝ＫＸ　　□　・・・（１） ただし ＰＡ：荷重計１７で検出された実矯正反力Ｐｏ：ローラ
・レベラ１の最大許容矯正反力Ｇ　：ローラ・レベラ１
の剛性 Ｋ　：比例定数 （１）式を実施するブロック・ダイヤグラムを第２図に
示す。

本発明の方法を実施した結果を第４図および第５図に示
す。使用したローラ・レベラの仕様および圧延材２の寸
゛法を第１表および第２表にそれぞれ示す。

第　　１　　表 第　　２　　表 なお、第４図（Ａ）において、Ｓｏは圧下設定値、ＳＡ
は実圧下量をそれぞれ示す。これを図示すれば第３図の
ようになる。

圧延材２がローラ・レベラ１に噛み込んだ時に制御が開
始され、圧下量を変更することにより、最大許容矯正反
力が一定（３０００ｔｏｎ））となっている。

第５図に板厚１００〜１５０１１の極厚鋼材を従来法（
Ａ）と本発明法（Ｂ）で矯正した結果の平坦度（’２　
ｘ当りの反り量）の比較を示す。本発明法では反り量が
約１八に減少しており、効果を上げている。

（へ）効　　果 本発明の方法によれば、矯正反力予測に誤差が生じたと
して′も、常にローラ・レベラの最大許容矯正反力にて
矯正が可能となり、極厚鋼材、硬質鋼材等の矯正能がい
ちじるしく向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の強圧下矯正方法の説明図。第２図は圧
下量制御の説明図。第３図はレベラ・ローラのギャップ
設定の説明図。第４図は本発明の方法の実施例の圧下量
制御結果を示すグラフ。第５図は本発明法の効果を従来
法の効果と比較して示すグラフ。 １：ローラ・レベラ　　　２・圧延材 １１：ハウジング　　　　　１２：上レベラ・ローラ１
３：下レベラ・ローラ １４：上ローラ・チョック １５：下ローラ・チョック １６：流体圧シリンダ　　　１７：荷重計１８：圧下ス
クリュ・ユニット ２０：バランス力　　　　　２１ニドツブフレ一ム特許
出願人　　　住友金属工業株式会社（外５名） 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極厚鋼材または高合金鋼材等の圧延材を強圧下矯正をす
   るローラ・レベラにおいて、通常の圧下設定機構に加え
   て矯正中に圧下変更のできる機構を設けること、矯正中
   の実矯正反力（Ｐ＿Ａ）を検出すること、該実矯正反力
   （Ｐ＿Ａ）と前記ローラ・レベラの最大許容矯正反力（
   Ｐ＿ｏ）との差を求めること、該差にもとづいて前記ロ
   ーラ・レベラの圧下量を制御することからなる強圧下矯
   正方法。